JP5967810B2 - 遠心バレル研磨機 - Google Patents
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本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、太陽ロータの小径化を図ることを目的とする。
太陽軸を中心として相対回転するターレットと、
前記ターレットを回転駆動する公転用駆動手段と、
前記ターレットの偏心位置に相対回転可能に設けた複数のバレル槽と、
前記バレル槽と一体回転可能な遊星ロータとを備えた遠心バレル研磨機であって、
前記太陽軸を回転可能に支持する支持部材と、
前記太陽軸を回転駆動する自転用駆動手段と、
前記太陽軸に一体回転可能に設けた太陽ロータと、
前記太陽ロータの回転力を減速して前記遊星ロータに伝達する回転力伝達手段とを備え、
前記回転力伝達手段は、
前記ターレットに固定された減速用支持軸と、
前記減速用支持軸に相対回転し得るように取り付けられ、前記遊星ロータに噛み合わされた小径ギヤと、
ピッチ径が前記小径ギヤよりも大きく、前記小径ギヤに一体回転し得るように結合され、前記減速用支持軸に相対回転し得るように取り付けられ、前記太陽ロータに噛み合わされた大径ギヤとを備えているところに特徴を有する。
前記自転用駆動手段が、
前記ターレット及び前記バレル槽の下方に配された自転用モータと、
前記自転用モータの出力軸に一体回転可能に設けた自転用駆動プーリと、
前記太陽軸に一体回転可能に設けた自転用従動プーリと、
前記自転用駆動プーリと前記自転用従動プーリとの間に掛け渡された自転用ベルトとを備えて構成されていてもよい。
この構成によれば、自転用モータをターレット及びバレル槽の下方に配置したので、太陽軸の延長線上に自転用モータを配置した場合に比べて、太陽軸の軸方向に関して小型化することができる。
前記自転用駆動手段が、
前記太陽軸の軸方向における端部に配置されて、前記太陽軸に直結された自転用モータを備えていてもよい。
この構成によれば、プーリの間にベルトを掛け渡す構造のものに比べて部品点数が少なくて済む。また、ベルトの交換や張力調整等のメンテナンスも不要である。
以下、本発明を具体化した実施例1を図1を参照して説明する。本実施例1の遠心バレル研磨機Aは、太陽軸10を中心として一対のターレット11を回転させ、ターレット11の偏心位置に配した複数のバレル槽12を遊星回転させることによって、研磨を行うようにしたものである。遠心バレル研磨機Aは、太陽軸10を回転駆動することでバレル槽12を自転させるための自転用駆動手段15と、ターレット11を回転駆動するための公転用駆動手段21と、バレル槽12と一体回転可能な遊星ギヤ28(本発明の構成要件である遊星ロータ)と、太陽軸10に一体回転可能に設けた太陽ギヤ29(本発明の構成要件である太陽ロータ)と、太陽ギヤ29の回転力を遊星ギヤ28に伝達するための減速機構30(本発明の構成要件である回転力伝達手段)とを備えている。
次に、本発明を具体化した実施例2を図2を参照して説明する。本実施例2の遠心バレル研磨機Bは、太陽軸10と太陽ギヤ29を回転駆動するための自転用駆動手段40を上記実施例1とは異なる構成としたものである。その他の構成については上記実施例1と同じであるため、同じ構成については、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。
次に、本発明の参考例1を図3を参照して説明する。本参考例1の遠心バレル研磨機Cは、太陽軸10の回転力をバレル槽12に伝達するための手段を、上記実施例1とは異なる構成としたものである。その他の構成については上記実施例1と同じであるため、同じ構成については、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。
次に、本発明の参考例2を図4を参照して説明する。本参考例2の遠心バレル研磨機Dは、上記参考例1の遠心バレル研磨機Cにおいて、太陽軸10と太陽プーリ50を回転駆動するための自転用駆動手段60を、実施例2の自転用駆動手段40と同じ構成としたものである。その他の構成については上記参考例1と同じであるため、同じ構成については、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施例1,2において、減速機構を設けずに、太陽ギヤと遊星ギヤを直接噛み合わせてもよい。
<参考例>
(1)上記参考例1,2において、太陽プーリと遊星プーリとの間に、プーリとベルトを用いた減速手段を介在させる構成も考えられる。
(2)上記参考例1,2では、太陽プーリの外径を遊星プーリの外径よりも小さくしてバレル槽の公転速度よりも自転速度を遅くしたが、これに限らず、太陽プーリの外径を遊星プーリの外径と同じ寸法にしてバレル槽の公転速度と自転速度を同じ速度にする構成や、太陽プーリの外径を遊星プーリの外径よりも大きくしてバレル槽の公転速度より自転速度を速くする構成も考えられる。
10…太陽軸
11…ターレット
12…バレル槽
13…支持部材
15,40…自転用駆動手段
16,41…自転用モータ
17…自転用出力軸(出力軸)
18…自転用駆動プーリ
19…自転用従動プーリ
20…自転用Vベルト(自転用ベルト)
21…公転用駆動手段
27…遊星ギヤ(遊星ロータ)
29…太陽ギヤ(太陽ロータ)
30…減速機構(回転力伝達手段)
50…太陽プーリ(太陽ロータ)
51…遊星プーリ(遊星ロータ)
52…減速用Vベルト(回転力伝達手段)
Claims (3)
- 太陽軸を中心として相対回転するターレットと、
前記ターレットを回転駆動する公転用駆動手段と、
前記ターレットの偏心位置に相対回転可能に設けた複数のバレル槽と、
前記バレル槽と一体回転可能な遊星ロータとを備えた遠心バレル研磨機であって、
前記太陽軸を回転可能に支持する支持部材と、
前記太陽軸を回転駆動する自転用駆動手段と、
前記太陽軸に一体回転可能に設けた太陽ロータと、
前記太陽ロータの回転力を減速して前記遊星ロータに伝達する回転力伝達手段とを備え、
前記回転力伝達手段は、
前記ターレットに固定された減速用支持軸と、
前記減速用支持軸に相対回転し得るように取り付けられ、前記遊星ロータに噛み合わされた小径ギヤと、
ピッチ径が前記小径ギヤよりも大きく、前記小径ギヤに一体回転し得るように結合され、前記減速用支持軸に相対回転し得るように取り付けられ、前記太陽ロータに噛み合わされた大径ギヤとを備えていることを特徴とする遠心バレル研磨機。 - 前記自転用駆動手段が、
前記ターレット及び前記バレル槽の下方に配された自転用モータと、
前記自転用モータの出力軸に一体回転可能に設けた自転用駆動プーリと、
前記太陽軸に一体回転可能に設けた自転用従動プーリと、
前記自転用駆動プーリと前記自転用従動プーリとの間に掛け渡された自転用ベルトとを備えて構成されていることを特徴とする請求項1記載の遠心バレル研磨機。 - 前記自転用駆動手段が、
前記太陽軸の軸方向における端部に配置されて、前記太陽軸に直結された自転用モータを備えていることを特徴とする請求項1記載の遠心バレル研磨機。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012136338A JP5967810B2 (ja) | 2012-06-15 | 2012-06-15 | 遠心バレル研磨機 |
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Family Applications (1)
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JP2012136338A Expired - Fee Related JP5967810B2 (ja) | 2012-06-15 | 2012-06-15 | 遠心バレル研磨機 |
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- 2012-06-15 JP JP2012136338A patent/JP5967810B2/ja not_active Expired - Fee Related
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