JP5935340B2 - 防潮構造物 - Google Patents

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本発明は、防潮構造物に関し、特に、高潮や津波等による災害の発生を防止するのに有効な防潮構造物に関する。
海に面した地域においては、高潮や津波による災害を防止するために、防潮堤等の各種の防潮構造物が設置されている。しかし、既設の防潮構造物は、従来の防災基準に基づいて設置されたものであるため、基準を超えるような想定外の高潮や津波が発生した場合には対応しきれない。
このため、従来の防災基準を超えるような想定外の高潮や津波にも対応できるように、既設の防潮構造物を嵩上げするか、或いは、想定外の高潮や津波に対応可能な高さの防潮構造物を新設する等、何らかの対策を早急に採る必要がある。
特許文献1には、防潮構造物としての顎付壁体が開示されている。この顎付壁体は、移動型枠装置を用いて構築するように構成したものである。移動型枠装置は、一対の型枠体からなる型枠と、顎付壁体を構築する部分の両外側に設置される軌条と、型枠を軌条上を走行移動可能に支持する車輪とを備え、型枠を軌条上を走行移動させながら、型枠の両型枠体間にコンクリートを打設することにより、所定の高さの顎付壁体を構築することができる。
しかし、このような構成の移動型枠装置を用いて防潮堤としての顎付壁体を構築する場合、装置が大掛かりになるため、装置の設置に多大な労力と時間がかかり、想定外の高潮や津波に対する災害対策を早急に採ることができない。
一方、上記のような問題に対処するため、特許文献2に記載のような防潮堤を設置することが考えられる。特許文献2に記載の防潮堤は、折畳式の防潮堤であって、地面に固定される基台と、基台の上面で倒伏した状態から倒立可能な支柱と、支柱の前面で展開可能に畳まれた蛇腹状の壁体とを備えたものである。
このような構成の防潮堤は、簡易な構造のものであるので、災害対策が必要な場所に簡易に、かつ迅速に設置することができる。
しかし、想定を超えるような高潮や津波が発生した場合には、簡易な構造であるために、それらを十分に受け止めることができず、高潮や津波による災害の発生を完全に防止することができないおそれがある。
特公昭63−51233号公報 特開2011−117236号公報
本発明は、上記のような従来の問題に鑑みなされたものであって、簡易に、かつ迅速に設置することができ、かつ、想定を超えるような高潮や津波にも十分に対応することができる防潮構造物を提供することを目的とする。
本発明は、上記のような課題を解決するために、以下のような手段を採用している。
すなわち、本発明は、防潮構造物であって、防潮対象場所に所定の間隔ごとに設置される複数本の鋼管杭と、該複数本の鋼管杭の隣接する2本の鋼管杭間にそれぞれ取り付けられる複数のプレキャスト部材と、前記各プレキャスト部材と前記各鋼管杭との間に充填されて、前記各プレキャスト部材と前記各鋼管杭との相対変位によって、前記プレキャスト部材が損傷するより前に先行して変形又は破壊する遮水性緩衝材とを備え、前記複数のプレキャスト部材は、前記複数本の鋼管杭に複数段に、かつ、上下段のプレキャスト部材が交互に配置されるように、又は上下段のプレキャスト部材が1段又は複数段おきに交互に配置されるように千鳥状に、前記複数本の鋼管杭に取り付けられ、前記各プレキャスト部材は、左右両端面が曲面に形成されるとともに、各段の隣接するプレキャスト部材の端面同士が互いに接触していることを特徴とする。
本発明の防潮構造物によれば、防潮対象場所に所定の間隔ごとに複数本の鋼管杭を設置し、隣接する2本の鋼管杭間にそれぞれプレキャスト部材を取り付け、各プレキャスト部材と各鋼管杭との間に遮水性緩衝材を充填することにより、防潮構造物を設置することができる。従って、防災対策が必要な場所に、簡易に、かつ、迅速に設置することができる。
また、プレキャスト部材と鋼管杭との間には、プレキャスト部材と鋼管杭との相対変位によって変形又は破壊する遮水性緩衝材が充填されているので、プレキャスト部材が高潮や津波による外力を受けた場合に、遮水性緩衝材が変形又は破壊することにより、両者間の相対変位が許容される。これにより、プレキャスト部材が損傷するのを防止できる。
また、隣接するプレキャスト部材は、互いに接触する端面が曲面状に形成されていることで、プレキャスト部材に高潮や津波による過大な外力が作用した場合に、プレキャスト部材の端面同士が接触した状態を保ったまま、両プレキャスト部材が鋼管杭を中心として回転することで、過大な外力を吸収して、プレキャスト部材が損傷するのを防止しつつ、プレキャスト部材間に隙間が生じずるのを防止できる。
また、複数のプレキャスト部材は、複数段に、かつ、上下段のプレキャスト部材が交互に配置されるように、又は上下段のプレキャスト部材が1段又は複数段おきに交互に配置されるように千鳥状に、複数本の鋼管杭に取り付けられているので、各段の隣接するプレキャスト部材間、上下に隣接するプレキャスト部材間に隙間が形成されるのを防止でき、高潮や津波が内陸側に浸入するのを防止できる。
また、上記のように端面が曲面状に形成されているので、複数本の鋼管杭が一直線上に配置されていなくても、プレキャスト部材の端面同士を接触させたまま、隣接する鋼管杭間にプレキャスト部材を取り付けることができ、これにより、鋼管杭の施工上の誤差を吸収できる。また、各段の隣接するプレキャスト部材間に隙間が形成されるようなことはないので、内陸側に高潮や津波が浸入するのを防止できる。
さらに、本発明において、前記プレキャスト部材は、平面視長円形状をなすブロックであって、左右両端面が曲面に形成されるとともに、両側に2つの挿通孔が貫通した状態で設けられ、各挿通孔内に隣接する2本の鋼管杭の各々が挿通されるように構成されていることとしてもよい。
本発明の防潮構造物によれば、左右両端面が曲面状に形成されているので、複数本の鋼管杭が一直線上に配置されていなくても、プレキャスト部材の端面同士を接触させたまま、隣接する鋼管杭間にプレキャスト部材を取り付けることができ、これにより、鋼管杭の施工上の誤差を吸収できる。また、各段の隣接するプレキャスト部材間に隙間が形成されるようなことはないので、内陸側に高潮や津波が浸入するのを防止できる。
以上、説明したように、本発明の防潮構造物によれば、簡易に、かつ迅速に設置することができるとともに、想定を超えるような高潮や津波にも十分に対応することができることになる。
本発明による防潮構造物の一実施の形態を示した概略図である。 図1のプレキャスト部材の斜視図である。 図2の平面図である。 プレキャスト部材と鋼管杭との関係を示した説明図である。 本発明による防潮構造物の適用例を示した説明図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
図1〜図3には、本発明による防潮構造物の一実施の形態が示されている。本実施の形態の防潮構造物1は、台風等による高潮や地震による津波による災害の発生を防止するのに有効なものであって、高潮や津波による災害対策が必要な場所(例えば、海岸、護岸等、本実施の形態では海岸10とする。)に設置される。
すなわち、本実施の形態の防潮構造物1は、図1に示すように、複数本の鋼管杭2と、隣接する2本の鋼管杭2、2間を連結するプレキャスト部材3と、プレキャスト部材3と鋼管杭2との間に充填される遮水性緩衝材9とから構成されている。
なお、図1においては、説明の便宜上、一列に並んだ複数本の鋼管杭2のうちの一部(同図では8本)の鋼管杭2のみを示している。
鋼管杭2は、所定の機械的性質を有するものであれば特に制限はなく、例えば、JIS A 5525(鋼管ぐい)に規定される鋼管杭を使用することができる。本実施の形態においては、外径2000mm、厚さ25mmの鋼管杭2を使用している。
複数の鋼管杭2は、対象の海岸10の海岸線に沿うように所定の間隔ごとに一列に設置される。各鋼管杭2は、公知の鋼管杭工法により、下端が支持層11に達し、上端が所定の高さに達するように、対象の海岸10に設置される。各鋼管杭2は、1本の単管により、或いは2本以上の単管を溶接することにより、所定の長さに形成される。本実施の形態においては、従来の防災基準を超える高潮や津波にも十分に対応できるように、各鋼管杭2の高さを設定している。
プレキャスト部材3は、図2及び図3に示すように、前面4及び後面5が平面に形成され、両端面6が曲面に形成される平面視長円形状のプレキャストコンクリート製のブロックであって、鋼管杭2のピッチに対応するように、2つの円形状の挿通孔7が貫通した状態で設けられている。プレキャスト部材3の両端面6は、鋼管杭2の中心を中心とする円弧面が好ましい。
プレキャスト部材3の各挿通孔7内に、隣接する2本の鋼管杭2、2のそれぞれを挿通させることより、これら隣接する2本の鋼管杭2、2がプレキャスト部材3により連結される。
図2及び図3に示すように、プレキャスト部材4の各挿通孔7は、各挿通孔7内に鋼管杭2を挿通させたときに、各挿通孔7の内面と鋼管杭2の外面との間に環状の隙間8が形成されるように、内径寸法が設定されている。本実施の形態においては、幅50mmの環状の隙間8が形成されるように、各挿通孔7を内径2100mmに設定している。この環状の隙間8内に後述する遮水性緩衝材9が充填される。
プレキャスト部材3は、図1に示すように、複数段に、かつ、上下のプレキャスト部材3が取り付けられる鋼管杭3が交互に1本ずれるように千鳥状に、隣接する2本の鋼管杭2、2間にそれぞれ取り付けられる。
具体的には、第1段目については、第1鋼管杭2aと第2鋼管杭2bとの間、第3鋼管杭2cと第4鋼管杭2dとの間、第5鋼管杭2eと第6鋼管杭2fとの間、第7鋼管杭2gと第8鋼管杭2hとの間に、順次プレキャスト部材3を取り付ける。また、第2段目については、第1段目の隣接する2つのプレキャスト部材3、3間にプレキャスト部材3がそれぞれ配置されるように、第2鋼管杭2bと第3鋼管杭2cとの間、第4鋼管杭2dと第5鋼管杭2eとの間、第6鋼管杭2fと第7鋼管杭2gとの間に、順次プレキャスト部材3を取り付ける。同様に、3段目〜7段目についても、下段の隣接する2つのプレキャスト部材3、3間に上段のプレキャスト部材3がそれぞれ配置されるように、隣接する鋼管杭2間に順次プレキャスト部材3を取り付ける。なお、プレキャスト部材3の寸法は、各段の隣接する2つのプレキャスト部材3、3の端面6、6同士が互いに接触するように設定されている。
最上段のプレキャスト部材3には、各挿通孔7の上端開口が閉塞されたものを使用し、このプレキャスト部材3の各挿通孔7内に各鋼管杭2の上端を挿入させることにより、このプレキャスト部材3で各鋼管杭2の上端を覆うものとする。
上下段のプレキャスト部材3、3の目地の部分には、シール材、止水材、ゴム材等の弾性を有する材料からなる目地材(図示せず)が介装され、この目地材によって上下のプレキャスト部材3、3間がシールされる。
このように、各段の隣接するプレキャスト部材3、3の端面6、6同士を互いに接触させ、かつ、複数のプレキャスト部材3を上下に積み重ねることにより、各段の隣接するプレキャスト部材3、3間、及び上下に隣接するプレキャスト部材3、3間に隙間が形成されるのを防止できる。
なお、図1には、第2段目の第1鋼管杭2aに相当する部分、第3段目の第1鋼管杭2a及び第2鋼管杭2bに相当する部分、第4段目の第1鋼管杭2a〜第3鋼管杭2cに相当する部分、第5段目の第1鋼管杭1a〜第4鋼管杭2dに相当する部分、第6段目の第1鋼管杭2a〜第5鋼管杭2eに相当する部分、第7段目の第1鋼管杭1a〜第6鋼管杭2fに相当する部分に、プレキャスト部材3を図示していないが、説明の便宜上、省略したものであって、実際には、これらの部分にも同様にプレキャスト部材3がそれぞれ取り付けられている。
各プレキャスト部材3の各挿通孔7の内面と各鋼管杭2との間の隙間8内には、遮水性緩衝材9がそれぞれ充填されている。遮水性緩衝材9は、剛性或いは強度が小さく、高潮や津波による外力を受けた場合に容易に変形又は破壊するとともに、隙間8の充填性と止水性を確保することができる材料により構成されている。
つまり、ここで言う止水性緩衝材9とは、弾性変形を期待したものではなく、高潮や津波による外力を受けて、プレキャスト部材3と鋼管杭2とが相対変位した場合に、変形又は破壊することにより両者の相対変位を許容するものを意味している。
遮水性緩衝材9としては、例えば、低強度モルタル、発泡ウレタン、ソイルセメント等が挙られる。但し、これに限定することなく、同様の剛性或いは強度を有するものであればよい。
このような機能を有する遮水性緩衝材9を隙間8内に充填することにより、高潮や津波による外力がプレキャスト部材3に対して偏在的に応力を発生させた場合でも、特定部位の遮水性緩衝材9が変形又は破壊することで、特定のプレキャスト部材3に発生する応力集中を緩和し、プレキャスト部材3が損傷するのを防止できる。
また、被災の後に、プレキャスト部材3と鋼管杭2とが健全な状態で残っていれば、破壊した部分の遮水性緩衝材9を修復することで、容易に機能を復元できる。
上記のように構成した本実施の形態の防潮構造物1にあっては、高潮や津波が発生した場合、その高潮や津波をプレキャスト部材3の前面4側で受けることにより、それらが内陸側に浸入するのを防止できる。
この場合、上述のように、各プレキャスト部材3の各挿通孔7と各鋼管杭2との間には、それぞれ遮水性緩衝材9が充填され、この遮水性緩衝材9が高潮や津波による外力を受けて変形又は破壊することにより、各プレキャスト部材3と各鋼管杭2との相対変位が許容されることになるので、各プレキャスト部材3が損傷するのを防止できる。
また、地盤の状態によって複数の鋼管杭2の各々の支持状態が異なるような場合には、高潮や津波による外力を受けた場合に、各々の鋼管杭2の挙動が異なることがあるが、そのような場合には、図4に示すように、変位量の少ない鋼管杭2を中心として、変位量の大きい鋼管杭2の方向にプレキャスト部材3が回転したり、鋼管杭2とプレキャスト部材3との間の隙間が不規則に変形することにより、特定のプレキャスト部材3に応力が集中するのを回避してプレキャスト部材3が損傷するのを防止できる。
また、各段の隣接するプレキャスト部材3は、曲面からなる端面6同士が互いに接触していることにより、各プレキャスト部材3が回転しても、隣接するプレキャスト部材3同士が互いに競るようなことはないので、各段の隣接するプレキャスト部材3同士が互いに競り合って損傷するのを防止できる。
また、プレキャスト部材3は、2つの挿通孔7、7内に隣接する2本の鋼管杭2、2の各々を挿通させることにより、隣接する2本の鋼管杭2、2間に取り付けられる構成となっているので、複数の鋼管杭2が直線上から多少ずれていても、隣接する2本の鋼管杭2、2間に容易に取り付けることができる。これにより、鋼管杭2の施工上の誤差を吸収できる。
また、図5に示すように、対象の海岸10の海岸線の線形が複雑な形状に折れ曲がったり、湾曲した形状等であっても、1種類のプレキャスト部材3で柔軟に対応することができる。この場合、線形が複雑な形状に折れ曲がったり、湾曲した形状等に対応させても、各プレキャスト部材3の両端面6は曲面に形成されているので、各段の隣接するプレキャスト部材3は曲面からなる端面6同士が互いに接触した状態を維持することができ、これにより、隣接するプレキャスト部材3間に隙間が形成されるのを防止できる。
また、複数の鋼管杭2に複数のプレキャスト部材3を取り付けることにより、各鋼管杭3の表面を覆った状態としているので、各鋼管杭2に海水が直接に接触するのを防止でき、各鋼管杭2が海水で腐食するのを防止できる。
また、対象の海岸10に海岸線に沿うように複数の鋼管杭2を設置し、隣接する2本の鋼管杭2、2間にプレキャスト部材3を取り付ければよいので、簡易に、かつ迅速に施工することができ、防災対策が必要な場所に早急に施工することができる。
さらに、海岸10に新設する場合だけでなく、既設の防潮堤等の防潮構造物に対しても、容易に削孔して鋼管杭2を打設することができるので、既存の防潮構造物の嵩上げを行うような場合にも柔軟に対応することができる。
なお、前記の説明においては、上下のプレキャスト部材3、3が交互に配置されるように、プレキャスト部材3を複数段に配置したが、1段又は複数段おきに上下のプレキャスト部材3、3が交互に配置されるように、プレキャスト部材3を複数段に取り付けてもよい。
なお、前記の説明においては、プレキャスト部材3にプレキャストコンクリート製のブロックを使用したが、現場打ちによってプレキャスト部材3と同一構造のものを製造して使用してもよい。
1 防潮構造物
2 鋼管杭
2a 第1鋼管杭
2b 第2鋼管杭
2c 第3鋼管杭
2d 第4鋼管杭
2e 第5鋼管杭
2f 第6鋼管杭
2g 第7鋼管杭
2h 第8鋼管杭
3 プレキャスト部材
4 前面
5 後面
6 端面
7 挿通孔
8 隙間
9 遮水性緩衝材
10 海岸
11 支持層

Claims (2)

  1. 防潮構造物であって、
    防潮対象場所に所定の間隔ごとに設置される複数本の鋼管杭と、
    該複数本の鋼管杭の隣接する2本の鋼管杭間にそれぞれ取り付けられる複数のプレキャスト部材と、
    前記各プレキャスト部材と前記各鋼管杭との間に充填されて、前記各プレキャスト部材と前記各鋼管杭との相対変位によって、前記プレキャスト部材が損傷するより前に先行して変形又は破壊する遮水性緩衝材とを備え、
    前記複数のプレキャスト部材は、前記複数本の鋼管杭に複数段に、かつ、上下段のプレキャスト部材が交互に配置されるように、又は上下段のプレキャスト部材が1段又は複数段おきに交互に配置されるように千鳥状に、前記複数本の鋼管杭に取り付けられ、
    前記各プレキャスト部材は、左右両端面が曲面に形成されるとともに、各段の隣接するプレキャスト部材の端面同士が互いに接触していることを特徴とする防潮構造物。
  2. 前記プレキャスト部材は、平面視長円形状をなすブロックであって、左右両端面が曲面に形成されるとともに、両側に2つの挿通孔が貫通した状態で設けられ、各挿通孔内に隣接する2本の鋼管杭の各々が挿通されるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の防潮構造物。
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