JP5933729B2 - 内燃機関制御回路及び内燃機関制御方法 - Google Patents
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Description
本発明は、エンジン等の内燃機関を制御する内燃機関制御回路と、内燃機関制御回路を用いた内燃機関制御方法に関する。
従来の内燃機関制御回路としては、図8に記載したようなものを挙げることができる。図8に示すように、バッテリBに接続された内燃機関制御回路は、負荷131を制御する負荷制御回路130と、発電機141で生成された電流から整流電流を生成する整流回路140と、セルモータ146を駆動させる駆動回路145と、これら負荷制御回路130、整流回路140及び駆動回路145に接続されてこれらを制御する制御部150とを備えている。なお、図8に示した態様では、バッテリBと内燃機関制御回路との間に、メインスイッチ170及びヒューズ175が接続されている。より具体的には、バッテリBとヒューズ175の第二端子175bが接続され、ヒューズ175の第一端子175aとメインスイッチ170の第二端子170bが接続され、メインスイッチ170の第一端子170aと内燃機関制御回路が接続されている。
また、特開2005−188444号公報では、始動電源装置において、バッテリと蓄電体とを電気的に直列に接続し、これらバッテリ及び蓄電体とスタータとをスタータスイッチを介して電気的に接続することが開示されている。この特開2005−188444号公報では、バッテリと蓄電体とを電気的に直列に接続することで、バッテリの補助電源としての蓄電体の容量を小さくすることができ、蓄電体を小型化し軽量化しコストを低減させることができるとされている。また、この特開2005−188444号公報では、バッテリと蓄電体を常時直列接続し、これらの接続を解除したり並列接続に切り換えたりしないことから、信頼性が向上しコストが低下することも開示されている。
しかしながら、特開2005−188444号公報で開示されているように常にキャパシタ等の蓄電体を接続した状態にしておくと、いわゆる暗電流がバッテリと蓄電体との間で流れてしまい、バッテリに蓄積されている電力及び蓄電体に蓄積されている電力の各々が減少してしまう。
このような点に鑑み、本発明は、バッテリ及びキャパシタに蓄積されている電力が暗電流で減ってしまうことを防止し、かつ、装置構成をコンパクトにすることができる内燃機関制御回路及び内燃機関制御方法を提供することを目的とする。
本発明による内燃機関制御回路は、
内燃機関を制御する内燃機関制御回路であって、
セルモータ及び発電機とバッテリ及びキャパシタとの間で接続されたメインスイッチ、前記メインスイッチと前記バッテリの一端との間で接続された第一スイッチ、及び、前記第一スイッチと前記キャパシタの一端との間で接続された第二スイッチの各々を制御する制御部を備え、
前記キャパシタの他端が、前記第一スイッチと前記メインスイッチとの間に接続され、
前記第一スイッチは、前記バッテリと前記メインスイッチとを接続する状態と、前記バッテリの前記一端と前記第二スイッチとを接続する状態とを切り換え、
前記第二スイッチが、前記キャパシタの前記一端と前記第一スイッチとを接続する状態と、前記キャパシタの前記一端と前記第一スイッチとを遮断する状態とを切り換え、
前記制御部が、
前記メインスイッチがOFF状態のときには、前記第二スイッチにより前記キャパシタの前記一端と前記第一スイッチとを接続し、かつ、当該第一スイッチにより前記バッテリの前記一端と前記第二スイッチとを遮断し、
前記メインスイッチをON状態にして前記セルモータを始動させるときには、前記第二スイッチにより前記キャパシタの前記一端と前記第一スイッチとを接続し、かつ、当該第一スイッチにより前記バッテリの前記一端と前記第二スイッチとを接続することで、前記バッテリと前記キャパシタとを直列に接続し、
前記内燃機関が始動した後で、前記第二スイッチにより前記キャパシタの前記一端と前記第一スイッチとを接続し、かつ、当該第一スイッチにより前記バッテリの前記一端と前記第二スイッチとを遮断する。
内燃機関を制御する内燃機関制御回路であって、
セルモータ及び発電機とバッテリ及びキャパシタとの間で接続されたメインスイッチ、前記メインスイッチと前記バッテリの一端との間で接続された第一スイッチ、及び、前記第一スイッチと前記キャパシタの一端との間で接続された第二スイッチの各々を制御する制御部を備え、
前記キャパシタの他端が、前記第一スイッチと前記メインスイッチとの間に接続され、
前記第一スイッチは、前記バッテリと前記メインスイッチとを接続する状態と、前記バッテリの前記一端と前記第二スイッチとを接続する状態とを切り換え、
前記第二スイッチが、前記キャパシタの前記一端と前記第一スイッチとを接続する状態と、前記キャパシタの前記一端と前記第一スイッチとを遮断する状態とを切り換え、
前記制御部が、
前記メインスイッチがOFF状態のときには、前記第二スイッチにより前記キャパシタの前記一端と前記第一スイッチとを接続し、かつ、当該第一スイッチにより前記バッテリの前記一端と前記第二スイッチとを遮断し、
前記メインスイッチをON状態にして前記セルモータを始動させるときには、前記第二スイッチにより前記キャパシタの前記一端と前記第一スイッチとを接続し、かつ、当該第一スイッチにより前記バッテリの前記一端と前記第二スイッチとを接続することで、前記バッテリと前記キャパシタとを直列に接続し、
前記内燃機関が始動した後で、前記第二スイッチにより前記キャパシタの前記一端と前記第一スイッチとを接続し、かつ、当該第一スイッチにより前記バッテリの前記一端と前記第二スイッチとを遮断する。
本発明による内燃機関制御回路において、
前記バッテリの他端は接地され、
前記第二スイッチは、前記キャパシタの前記一端と前記第一スイッチとを遮断するときに前記キャパシタの前記一端を接地してもよい。
前記バッテリの他端は接地され、
前記第二スイッチは、前記キャパシタの前記一端と前記第一スイッチとを遮断するときに前記キャパシタの前記一端を接地してもよい。
本発明による内燃機関制御回路は、
前記発電機が発電する電圧を検出する電圧検出回路をさらに備え、
前記メインスイッチがON状態であり、かつ、前記発電機が発電する電圧が前記バッテリの満充電時の電圧以上となった場合に、前記制御部が、前記第二スイッチにより前記キャパシタの前記一端を接地し、かつ、前記第一スイッチにより前記バッテリの前記一端と前記メインスイッチとを接続することで、前記バッテリ及び前記キャパシタを並列に接続してもよい。
前記発電機が発電する電圧を検出する電圧検出回路をさらに備え、
前記メインスイッチがON状態であり、かつ、前記発電機が発電する電圧が前記バッテリの満充電時の電圧以上となった場合に、前記制御部が、前記第二スイッチにより前記キャパシタの前記一端を接地し、かつ、前記第一スイッチにより前記バッテリの前記一端と前記メインスイッチとを接続することで、前記バッテリ及び前記キャパシタを並列に接続してもよい。
本発明による内燃機関制御回路において、
前記メインスイッチがON状態であり、かつ、前記発電機が発電する電圧が、所定時間の間、前記バッテリの満充電時の電圧以上となった場合に、前記制御部が、前記第二スイッチにより前記キャパシタの前記一端を接地し、かつ、前記第一スイッチにより前記バッテリの前記一端と前記メインスイッチとを接続することで、前記バッテリ及び前記キャパシタを並列に接続してもよい。
前記メインスイッチがON状態であり、かつ、前記発電機が発電する電圧が、所定時間の間、前記バッテリの満充電時の電圧以上となった場合に、前記制御部が、前記第二スイッチにより前記キャパシタの前記一端を接地し、かつ、前記第一スイッチにより前記バッテリの前記一端と前記メインスイッチとを接続することで、前記バッテリ及び前記キャパシタを並列に接続してもよい。
本発明による内燃機関制御回路は、
前記内燃機関の回転数を検出する回転数検出回路をさらに備え、
前記メインスイッチがON状態であり、かつ、前記内燃機関の回転数が閾値回転数以上となった場合に、前記制御部が、前記第二スイッチにより前記キャパシタの前記一端を接地し、かつ、前記第一スイッチにより前記バッテリの前記一端と前記メインスイッチとを接続することで、前記バッテリ及び前記キャパシタを並列に接続してもよい。
前記内燃機関の回転数を検出する回転数検出回路をさらに備え、
前記メインスイッチがON状態であり、かつ、前記内燃機関の回転数が閾値回転数以上となった場合に、前記制御部が、前記第二スイッチにより前記キャパシタの前記一端を接地し、かつ、前記第一スイッチにより前記バッテリの前記一端と前記メインスイッチとを接続することで、前記バッテリ及び前記キャパシタを並列に接続してもよい。
本発明による内燃機関制御回路において、
前記メインスイッチがON状態であり、かつ、前記内燃機関の回転数が、所定時間の間、閾値回転数以上となった場合に、前記制御部が、前記第二スイッチにより前記キャパシタの前記一端を接地し、かつ、前記第一スイッチにより前記バッテリの前記一端と前記メインスイッチとを接続することで、前記バッテリ及び前記キャパシタを並列に接続してもよい。
前記メインスイッチがON状態であり、かつ、前記内燃機関の回転数が、所定時間の間、閾値回転数以上となった場合に、前記制御部が、前記第二スイッチにより前記キャパシタの前記一端を接地し、かつ、前記第一スイッチにより前記バッテリの前記一端と前記メインスイッチとを接続することで、前記バッテリ及び前記キャパシタを並列に接続してもよい。
本発明による内燃機関制御回路は、
少なくとも前記第二スイッチにより前記キャパシタの前記一端と前記第一スイッチとを接続し、かつ、当該第一スイッチにより前記バッテリの前記一端と前記第二スイッチとを接続した際に前記バッテリの他端と前記キャパシタの他端との間の電圧を検出する電圧検出回路をさらに備え、
前記第二スイッチにより前記キャパシタの前記一端と前記第一スイッチとを接続し、かつ、当該第一スイッチにより前記バッテリの前記一端と前記第二スイッチとを接続した際に、前記電圧検出回路が前記バッテリの他端と前記キャパシタの他端との間の電圧を検出した結果、当該電圧が前記内燃機関を始動させるのに必要な始動可能電圧未満である場合に、前記第二スイッチにより前記キャパシタの前記一端と前記第一スイッチとを接続し、かつ、当該第一スイッチにより前記バッテリの前記一端と前記第二スイッチとを遮断してもよい。
少なくとも前記第二スイッチにより前記キャパシタの前記一端と前記第一スイッチとを接続し、かつ、当該第一スイッチにより前記バッテリの前記一端と前記第二スイッチとを接続した際に前記バッテリの他端と前記キャパシタの他端との間の電圧を検出する電圧検出回路をさらに備え、
前記第二スイッチにより前記キャパシタの前記一端と前記第一スイッチとを接続し、かつ、当該第一スイッチにより前記バッテリの前記一端と前記第二スイッチとを接続した際に、前記電圧検出回路が前記バッテリの他端と前記キャパシタの他端との間の電圧を検出した結果、当該電圧が前記内燃機関を始動させるのに必要な始動可能電圧未満である場合に、前記第二スイッチにより前記キャパシタの前記一端と前記第一スイッチとを接続し、かつ、当該第一スイッチにより前記バッテリの前記一端と前記第二スイッチとを遮断してもよい。
本発明による内燃機関制御回路において、
前記第二スイッチにより前記キャパシタの前記一端と前記第一スイッチとを接続し、かつ、当該第一スイッチにより前記バッテリの前記一端と前記第二スイッチとを接続した際に、前記電圧検出回路が前記バッテリの他端と前記キャパシタの他端との間の電圧を検出した結果、当該電圧が前記内燃機関を始動させるのに必要な始動可能電圧未満である場合に、前記制御部が、前記キャパシタを外部電源で充電するよう促す指令を報知部に出力してもよい。
前記第二スイッチにより前記キャパシタの前記一端と前記第一スイッチとを接続し、かつ、当該第一スイッチにより前記バッテリの前記一端と前記第二スイッチとを接続した際に、前記電圧検出回路が前記バッテリの他端と前記キャパシタの他端との間の電圧を検出した結果、当該電圧が前記内燃機関を始動させるのに必要な始動可能電圧未満である場合に、前記制御部が、前記キャパシタを外部電源で充電するよう促す指令を報知部に出力してもよい。
本発明による内燃機関制御回路において、
前記内燃機関に外部駆動部が連結され、当該外部駆動部を駆動することで前記内燃機関が始動可能となっており、
前記第二スイッチにより前記キャパシタの前記一端と前記第一スイッチとを接続し、かつ、当該第一スイッチにより前記バッテリの前記一端と前記第二スイッチとを接続した際に、前記電圧検出回路が前記バッテリの他端と前記キャパシタの他端との間の電圧を検出した結果、当該電圧が前記内燃機関を始動させるのに必要な始動可能電圧未満である場合に、前記制御部が、前記外部駆動部を駆動することで前記内燃機関を始動するよう促す指令を報知部に出力してもよい。
前記内燃機関に外部駆動部が連結され、当該外部駆動部を駆動することで前記内燃機関が始動可能となっており、
前記第二スイッチにより前記キャパシタの前記一端と前記第一スイッチとを接続し、かつ、当該第一スイッチにより前記バッテリの前記一端と前記第二スイッチとを接続した際に、前記電圧検出回路が前記バッテリの他端と前記キャパシタの他端との間の電圧を検出した結果、当該電圧が前記内燃機関を始動させるのに必要な始動可能電圧未満である場合に、前記制御部が、前記外部駆動部を駆動することで前記内燃機関を始動するよう促す指令を報知部に出力してもよい。
本発明による内燃機関制御回路において、
前記内燃機関に外部駆動部が連結され、当該外部駆動部を駆動することで前記内燃機関が始動可能となってもよい。
前記内燃機関に外部駆動部が連結され、当該外部駆動部を駆動することで前記内燃機関が始動可能となってもよい。
本発明による内燃機関制御回路において、
前記外部駆動部はキックであってもよい。
前記外部駆動部はキックであってもよい。
本発明による内燃機関制御方法は、
内燃機関を制御する内燃機関制御回路であって、セルモータ及び発電機とバッテリ及びキャパシタとの間で接続されたメインスイッチ、前記メインスイッチと前記バッテリの一端との間で接続された第一スイッチ、及び、前記第一スイッチと前記キャパシタの一端との間で接続された第二スイッチの各々を制御する制御部を備えた内燃機関制御回路を用いた内燃機関制御方法であって、
前記キャパシタの他端は、前記第一スイッチと前記メインスイッチとの間に接続され、
前記第一スイッチは、前記バッテリと前記メインスイッチとを接続する状態と、前記バッテリの前記一端と前記第二スイッチとを接続する状態とを切り換え、
前記第二スイッチは、前記キャパシタの前記一端と前記第一スイッチとを接続する状態と、前記キャパシタの前記一端と前記第一スイッチとを遮断する状態とを切り換えるようになっており、
前記メインスイッチがOFF状態のときに、前記第二スイッチにより前記キャパシタの前記一端と前記第一スイッチとを接続し、かつ、当該第一スイッチにより前記バッテリの前記一端と前記第二スイッチとを遮断し、
前記メインスイッチをON状態にして前記セルモータを始動させるときに、前記第二スイッチにより前記キャパシタの前記一端と前記第一スイッチとを接続し、かつ、当該第一スイッチにより前記バッテリの前記一端と前記第二スイッチとを接続することで、前記バッテリと前記キャパシタとを直列に接続し、
前記内燃機関が始動した後で、前記第二スイッチにより前記キャパシタの前記一端と前記第一スイッチとを接続し、かつ、当該第一スイッチにより前記バッテリの前記一端と前記第二スイッチとを遮断する。
内燃機関を制御する内燃機関制御回路であって、セルモータ及び発電機とバッテリ及びキャパシタとの間で接続されたメインスイッチ、前記メインスイッチと前記バッテリの一端との間で接続された第一スイッチ、及び、前記第一スイッチと前記キャパシタの一端との間で接続された第二スイッチの各々を制御する制御部を備えた内燃機関制御回路を用いた内燃機関制御方法であって、
前記キャパシタの他端は、前記第一スイッチと前記メインスイッチとの間に接続され、
前記第一スイッチは、前記バッテリと前記メインスイッチとを接続する状態と、前記バッテリの前記一端と前記第二スイッチとを接続する状態とを切り換え、
前記第二スイッチは、前記キャパシタの前記一端と前記第一スイッチとを接続する状態と、前記キャパシタの前記一端と前記第一スイッチとを遮断する状態とを切り換えるようになっており、
前記メインスイッチがOFF状態のときに、前記第二スイッチにより前記キャパシタの前記一端と前記第一スイッチとを接続し、かつ、当該第一スイッチにより前記バッテリの前記一端と前記第二スイッチとを遮断し、
前記メインスイッチをON状態にして前記セルモータを始動させるときに、前記第二スイッチにより前記キャパシタの前記一端と前記第一スイッチとを接続し、かつ、当該第一スイッチにより前記バッテリの前記一端と前記第二スイッチとを接続することで、前記バッテリと前記キャパシタとを直列に接続し、
前記内燃機関が始動した後で、前記第二スイッチにより前記キャパシタの前記一端と前記第一スイッチとを接続し、かつ、当該第一スイッチにより前記バッテリの前記一端と前記第二スイッチとを遮断する。
本発明によれば、メインスイッチがOFF状態のときには、第二スイッチによりキャパシタの一端と第一スイッチとを接続し、かつ、当該第一スイッチによりバッテリの一端と第二スイッチとを遮断することで、キャパシタの一端とバッテリの一端とを遮断する。このため、メインスイッチがOFF状態となっている際に暗電流がバッテリとキャパシタとの間で流れてしまうことを防止し、バッテリに蓄積されている電力及びキャパシタに蓄積されている電力が減少することを防止することができる。
また、本発明によれば、メインスイッチをON状態にしてセルモータを始動させるときに、第二スイッチによりキャパシタの一端と第一スイッチとを接続し、かつ、当該第一スイッチによりバッテリの一端と第二スイッチとを接続することで、バッテリとキャパシタとを直列に接続する。このため、セルモータを始動する際に流れる電流を低減することができる。
また、本発明によれば、内燃機関が始動した後で、第二スイッチによりキャパシタの一端と第一スイッチとを接続し、かつ、当該第一スイッチによりバッテリの一端と第二スイッチとを遮断することで、キャパシタの一端とバッテリの一端とを遮断する。このため、発電機で発電する電力が安定する前にキャパシタの充電が行われることを防止することができ、その結果、発電機で発電する電力が安定していないにもかかわらずキャパシタの充電が行われることにより内燃機関制御回路に供給される電力が低下してしまい不安定となってしまうことを未然に防止することができる。
第1の実施の形態
《構成》
以下、本発明に係る内燃機関制御回路の第1の実施の形態について、図面を参照して説明する。ここで、図1乃至図6は本発明の実施の形態を説明するための図である。
《構成》
以下、本発明に係る内燃機関制御回路の第1の実施の形態について、図面を参照して説明する。ここで、図1乃至図6は本発明の実施の形態を説明するための図である。
本実施の形態の内燃機関制御回路100は例えばエンジン等の内燃機関60を制御するための回路であり、その一例としては二輪車のエンジンを制御するための回路である。後述するように、本実施の形態の内燃機関60は、キック等の外部駆動部65を駆動することで始動可能となっている。また、内燃機関60を始動する際にこのような外部駆動部65を利用することなく、例えば二輪車を勢いよく押すことで内燃機関60を始動させてもよい(いわゆる「押しがけ」を利用することもできる)。図1に示すように、本実施の形態の内燃機関制御回路100は、電力を蓄えることができるキャパシタC、電力を蓄えることができるバッテリB、発電することができる発電機41、内燃機関60を始動させるセルモータ46、ランプ等の負荷31及びインジケータ等の報知部80に接続されている。発電機41で発電される電力はキャパシタC及びバッテリBに充電可能となっている。他方、キャパシタC及びバッテリBに充電された電力は、後述するメインスイッチ70及びヒューズ75を介して、内燃機関制御回路100、負荷31、セルモータ46、報知部80等に供給可能となっている。
内燃機関制御回路100は、発電機41が発電する電圧、バッテリBの電圧、バッテリB及びキャパシタCを並列に接続した際の電圧、バッテリB及びキャパシタCを直列に接続した際の電圧を検出する電圧検出回路20と、電圧検出回路20で検出された電圧に基づいて、発電機41で発電された電力のキャパシタC及びバッテリBに対する供給を制御し、かつ、キャパシタC及びバッテリBからセルモータ46、負荷31、報知部80等に対する電力の供給を制御するECU等の制御部50と、を備えている。なお、電圧検出回路20及び制御部50にはキャパシタC及びバッテリBが接続されており、これら電圧検出回路20及び制御部50にはキャパシタC及び/又はバッテリBから電力を供給することができるようになっている。
本実施の形態では、キャパシタCと内燃機関制御回路100との間に、メインスイッチ70及びヒューズ75が接続されている。より具体的には、キャパシタCの第二端子Cb(キャパシタCの他端)とヒューズ75の第二端子75bが接続され、ヒューズ75の第一端子75aとメインスイッチ70の第二端子70bが接続され、メインスイッチ70の第一端子70aと内燃機関制御回路100が接続されている。
図1に示すように、メインスイッチ70は、セルモータ46及び発電機41とバッテリB及びキャパシタCとの間で接続されている。より具体的には、メインスイッチ70の第一端子70aが内燃機関制御回路100に接続され、この内燃機関制御回路100がセルモータ46及び発電機41に接続されている。他方、メインスイッチ70の第二端子70bが、ヒューズ75を介してキャパシタCの第二端子Cbに接続され、かつ、後述する第一スイッチ10を介してバッテリBの第一端子Ba(バッテリBの一端)に接続されている。
図1に示すように、メインスイッチ70の第二端子70bとバッテリBの第一端子Baとの間に第一スイッチ10が接続され、第一スイッチ10とキャパシタCの第一端子Ca(キャパシタCの一端)との間に第二スイッチ15が接続されている。また上述したように、キャパシタCの第二端子Cbは、第一スイッチ10とメインスイッチ70との間に接続されており、より具体的には第一スイッチ10とヒューズ75の第二端子75bとの間に接続されている。なお、バッテリBの第二端子Bb(バッテリBの他端)は接地されている。
第一スイッチ10は、バッテリBの第一端子Baとメインスイッチ70の第二端子70bとを接続する状態と、バッテリBの第一端子Baと第二スイッチ15とを接続する状態とを切り換える。また、第二スイッチ15は、キャパシタCの第一端子Caと第一スイッチ10とを接続する状態と、キャパシタCの第一端子Caと第一スイッチ10とを遮断する状態とを切り換える。なお、本実施の形態では、このようにキャパシタCの第一端子Caと第一スイッチ10とを遮断するときに、キャパシタCの第一端子Caが接地されることとなる(図5参照)。
図1に示すように、負荷31には負荷31を制御する負荷制御回路30が接続されている。また、この負荷制御回路30には制御部50が接続されており、制御部50が、動作指令を送ることで負荷制御回路30は制御される。また、負荷制御回路30はキャパシタC及びバッテリBに接続されており、キャパシタC及び/又はバッテリBに充電された電力で駆動可能となっている。
発電機41には、発電機41で生成された電流から整流電流を生成する整流回路40が接続されている。そして、この整流回路40はキャパシタC及びバッテリBに接続されており、整流回路40で生成された整流電流がキャパシタC及び/又はバッテリBに供給されてキャパシタC及び/又はバッテリBを充電する。
セルモータ46には、セルモータ46を駆動させる駆動回路45が接続されている。そして、この駆動回路45はキャパシタC及びバッテリBに接続されており、キャパシタC及び/又はバッテリBに充電された電力で駆動可能となっている。
なお、整流回路40及び駆動回路45の各々には制御部50が接続されており、当該制御部50が、動作指令を送ることで整流回路40及び駆動回路45を制御する。ところで、キャパシタCの一例としては、スーパーキャパシタを挙げることができる。なお、スーパーキャパシタとは、電気二重層キャパシタの総称である。
本実施の形態では、発電機41とセルモータ46は別体になった態様を用いて説明しているが、これに限られることはなく、発電機41がセルモータ46を兼ねてもよい。また、本実施の形態の発電機41は単相発電機であってもよいし三相発電機等の多相発電機であってもよい。また、本実施の形態のセルモータ46は単相モータであってもよいし三相モータ等の多相モータであってもよい。
なお、内燃機関60が始動されて駆動している際には、負荷31、報知部80、並びに、内燃機関制御回路100の電圧検出回路20、負荷制御回路30、整流回路40、駆動回路45及び制御部50等は、発電機41で発電される電力によって駆動されることとなる。
上述した制御部50は、第一スイッチ10及び第二スイッチ15の各々も制御するようになっている。具体的な制御態様の一例を挙げると、本実施の形態の制御部50は、メインスイッチ70がOFF状態のときには、図1に示すように、第二スイッチ15によりキャパシタCの第一端子Caと第一スイッチ10とを接続し、かつ、当該第一スイッチ10によりバッテリBの第一端子Baとメインスイッチ70の第二端子70bとをヒューズ75を介して接続することで第一スイッチ10によりバッテリBの第一端子Baと第二スイッチ15とを遮断している。その結果、メインスイッチ70がOFF状態のときには、キャパシタCの第一端子CaとバッテリBの第一端子Baとは遮断されている。
また、例えば二輪車の運転者がキーを回す等して図2に示すようにメインスイッチ70をON状態にし、スタータを押下する等してセルモータ46を始動するときには、制御部50は、図3に示すように、第二スイッチ15によりキャパシタCの第一端子Caと第一スイッチ10とを接続し、かつ、当該第一スイッチ10によりバッテリBの第一端子Baと第二スイッチ15とを接続することで、バッテリBとキャパシタCとを直列に接続する。なお、このようにバッテリBとキャパシタCとが直列に接続された際には、これらバッテリB及びキャパシタCによる電圧(バッテリBの第二端子BbとキャパシタCの第二端子Cbとの間の電圧)は例えば24Vとなっている。
また、制御部50は、内燃機関60が始動した後で、図4に示すように、第二スイッチ15によりキャパシタCの第一端子Caと第一スイッチ10とを接続し、かつ、当該第一スイッチ10によりバッテリBの第一端子Baとメインスイッチ70の第二端子70bとをヒューズ75を介して接続する。その結果、発電機41で生成された電流がキャパシタCに流れ込むことが防止される。
また、制御部50は、メインスイッチ70がON状態であり、かつ、発電機41が発電する電圧がバッテリBの満充電時の電圧以上となった場合には、図5に示すように、第二スイッチ15によりキャパシタCの第一端子Caを接地し、かつ、第一スイッチ10によりバッテリBの第一端子Baとメインスイッチ70の第二端子70bとをヒューズ75を介して接続することで、バッテリB及びキャパシタCを並列に接続し、これらバッテリB及びキャパシタCの両方を充電できるようにする。なお、この態様において、発電機41が発電する電圧がバッテリBの満充電時の電圧以上となったらすぐにこのような接続態様とするのではなく、発電機41が発電する電圧が、所定時間(例えば数秒)の間、バッテリBの満充電時の電圧以上となった場合にのみ、第二スイッチ15によりキャパシタCの第一端子Caを接地し、かつ、第一スイッチ10によりバッテリBの第一端子Baとメインスイッチ70の第二端子70bとをヒューズ75を介して接続することで、バッテリB及びキャパシタCを並列に接続するようにしてもよい。なお、本願における「所定時間」とは、例えば内燃機関制御回路100によって制御されるのが二輪車である場合には、スロットルをあけて二輪車が走り始めるまでの時間を除いた時間である。
上述したように、電圧検出回路20は、図3に示すようにバッテリB及びキャパシタCを直列に接続した際の電圧を検出する。より具体的には、電圧検出回路20は、図3に示すように、第二スイッチ15によりキャパシタCの第一端子Caと第一スイッチ10とを接続し、かつ、当該第一スイッチ10によりバッテリBの第一端子Baと第二スイッチ15とを接続した際に、バッテリBの第二端子BbとキャパシタCの第二端子Cbとの間の電圧を検出する。なお、バッテリBの第二端子Bbは接地されていることから、電圧検出回路20はキャパシタCの第二端子Cbの電圧を検出することとなる。
そして、上述のようにバッテリB及びキャパシタCを直列に接続した際に電圧検出回路20がバッテリBの第二端子BbとキャパシタCの第二端子Cbとの間の電圧を検出した結果、当該電圧がセルモータ46を始動して内燃機関60を始動するのに必要な始動可能電圧未満である場合には、制御部50は、図2に示すように、第二スイッチ15によりキャパシタCの第一端子Caと第一スイッチ10とを接続し、かつ、当該第一スイッチ10によりバッテリBの第一端子Baとメインスイッチ70の第二端子70bとをヒューズ75を介して接続して第一スイッチ10によりバッテリBの第一端子Baと第二スイッチ15とを遮断する。
また、図3に示すようにバッテリB及びキャパシタCを直列に接続した際に電圧検出回路20がバッテリBの第二端子BbとキャパシタCの第二端子Cbとの間の電圧を検出した結果、当該電圧がセルモータ46を始動して内燃機関60を始動するのに必要な始動可能電圧未満である場合には、制御部50が、キャパシタCを外部電源90で充電するよう促す指令をインジケータ等の報知部80に出力してもよいし、キック等の外部駆動部65を駆動することで内燃機関60を始動するよう促す指令を報知部80に出力してもよい。
また、図3に示すようにバッテリB及びキャパシタCを直列に接続した際に電圧検出回路20がバッテリBの第二端子BbとキャパシタCの第二端子Cbとの間の電圧を検出した結果、当該電圧がセルモータ46を始動して内燃機関60を始動するのに必要な始動可能電圧未満である場合であって、バッテリBに十分に電力が充電されているときには、図3に示した状態でバッテリBに充電された電力によってキャパシタCを充電するようにしてもよい。なお、バッテリBに電力が十分に充電されているか否かについては、図2に示すように、第二スイッチ15によりキャパシタCの第一端子Caと第一スイッチ10とを接続し、かつ、当該第一スイッチ10によりバッテリBの第一端子Baとメインスイッチ70の第二端子70bとをヒューズ75を介して接続した状態で、電圧検出回路20がバッテリBの第一端子Baの電圧を検出すればよい。
《方法》
次に、上述した内燃機関制御回路100を用いた内燃機関制御方法について説明する。
次に、上述した内燃機関制御回路100を用いた内燃機関制御方法について説明する。
図1に示すように、メインスイッチ70がOFF状態のときには、第二スイッチ15がキャパシタCの第一端子Caと第一スイッチ10とを接続し、かつ、当該第一スイッチ10がバッテリBの第一端子Baとメインスイッチ70の第二端子70bとをヒューズ75を介して接続することで、第一スイッチ10によりバッテリBの第一端子Baと第二スイッチ15とを遮断し、その結果、キャパシタCの第一端子CaとバッテリBの第一端子Baとを遮断している。
例えば二輪車の運転者がキーを回す等して図2に示すようにメインスイッチ70をON状態にし、続いて、当該運転者がスタータを押下する等してセルモータ46を始動させ、内燃機関60を始動させるときには、セルモータ46を始動するのに先立ち、図3に示すように、第二スイッチ15がキャパシタCの第一端子Caと第一スイッチ10とを接続し、かつ、当該第一スイッチ10がバッテリBの第一端子Baと第二スイッチ15とを接続することで、バッテリBとキャパシタCとを直列に接続する。そして、バッテリB及びキャパシタCの両方の電力によってセルモータ46が始動され、その結果、内燃機関60が始動される。
なお、このようにバッテリBとキャパシタCとが直列に接続された際には、電圧検出回路20がバッテリBの第二端子BbとキャパシタCの第二端子Cbとの間の電圧を検出し、より具体的には、(バッテリBの第二端子Bbが接地されていることから)キャパシタCの第二端子Cbの電圧を検出する。そして、測定した電圧がセルモータ46を始動して内燃機関60を始動するのに必要な始動可能電圧未満である場合には、図2に示すように、第二スイッチ15がキャパシタCの第一端子Caと第一スイッチ10とを接続し、かつ、当該第一スイッチ10がバッテリBの第一端子Baとメインスイッチ70の第二端子70bとをヒューズ75を介して接続することで、発電機41で生成された電流がキャパシタCに流れ込むことを防止する。
また、このように測定した電圧がセルモータ46を始動して内燃機関60を始動するのに必要な始動可能電圧未満である場合には、キャパシタCを外部電源90で充電するよう促す指令をインジケータ等の報知部80に出力してもよいし、キック等の外部駆動部65を駆動することで内燃機関60を始動するよう促す指令を報知部80に出力してもよい。
上述したようにキャパシタCを外部電源90で充電するよう促す指令をインジケータ等の報知部80に出力した際には、例えば二輪車のメータ部分等に設置された所定のインジケータが点灯、点滅等し、二輪車の運転者等にキャパシタCへの充電が必要であることを認識させることができる。その結果、例えば図6に示すように二輪車の運転者等がキャパシタCを外部電源90に接続することで、キャパシタCへの充電が行われることとなる。なお、このようにキャパシタCへ充電する際には、図6に示すように、第二スイッチ15がキャパシタCの第一端子Caと第一スイッチ10とを接続し、かつ、当該第一スイッチ10がバッテリBの第一端子Baとメインスイッチ70の第二端子70bとをヒューズ75を介して接続する。
また、上述したようにキック等の外部駆動部65を駆動することで内燃機関60を始動するよう促す指令をインジケータ等の報知部80に出力した際には、例えば二輪車のメータ部分等に設置された所定のインジケータが点灯、点滅等し、二輪車の運転者等にキック等の外部駆動部65を駆動することで内燃機関60を始動することが必要であることを認識させることができる。その結果、二輪車の運転者等がキック等の外部駆動部65を駆動し、エンジン等の内燃機関60が始動される。
上述のようにして内燃機関60が始動した後は、図4に示すように、第二スイッチ15がキャパシタCの第一端子Caと第一スイッチ10とを接続し、かつ、当該第一スイッチ10がバッテリBの第一端子Baとメインスイッチ70の第二端子70bとをヒューズ75を介して接続することで、発電機41で生成された電流がキャパシタCに流れ込むことを防止する。なお、この際には、負荷31、報知部80、並びに、内燃機関制御回路100の電圧検出回路20、負荷制御回路30、整流回路40、駆動回路45及び制御部50等は、発電機41で発電される電力によって駆動されることとなるが、発電機41が発電する電圧はバッテリBの満充電時の電圧未満となっている。
メインスイッチ70がON状態であり、かつ、発電機41が発電する電圧がバッテリBの満充電時の電圧以上となった場合には、図5に示すように、第二スイッチ15がキャパシタCの第一端子Caを接地し、かつ、第一スイッチ10がバッテリBの第一端子Baとメインスイッチ70の第二端子70bとをヒューズ75を介して接続することで、バッテリB及びキャパシタCを並列に接続する。この際、発電機41が発電する電圧がバッテリBの満充電時の電圧以上となったらすぐにこのような接続態様とするのではなく、所定時間(例えば数秒)の間、発電機41が発電する電圧がバッテリBの満充電時の電圧以上となった段階で、このような接続態様を取るようにしてもよい。
《効果》
次に、上述した構成からなる本実施の形態によって達成される効果であって、まだ述べていない効果又はとりわけ重要な効果について説明する。
次に、上述した構成からなる本実施の形態によって達成される効果であって、まだ述べていない効果又はとりわけ重要な効果について説明する。
本実施の形態によれば、図1に示すように、メインスイッチ70がOFF状態のときには、第二スイッチ15がキャパシタCの第一端子Caと第一スイッチ10とを接続し、かつ、当該第一スイッチ10がバッテリBの第一端子Baとメインスイッチ70の第二端子70bとをヒューズ75を介して接続することで、第一スイッチ10によりバッテリBの第一端子Baと第二スイッチ15とを遮断し、その結果、キャパシタCの第一端子CaとバッテリBの第一端子Baとを遮断する。このため、メインスイッチ70がOFF状態となっている際に暗電流がバッテリBとキャパシタCとの間で流れてしまうことを防止し、バッテリBに蓄積されている電力及びキャパシタCに蓄積されている電力が減少することを防止することができる。
また、本実施の形態によれば、例えば二輪車の運転者がキーを回す等して図2に示すようにメインスイッチ70をON状態にし、続いて、スタータを押下する等してセルモータ46を始動させるときには、図3に示すように、第二スイッチ15がキャパシタCの第一端子Caと第一スイッチ10とを接続し、かつ、当該第一スイッチ10がバッテリBの第一端子Baと第二スイッチ15とを接続することで、バッテリBとキャパシタCとを直列に接続する。このため、セルモータ46を始動して内燃機関60を始動する際に流れる電流を低減することができ、ひいては、内燃機関制御回路100の装置構成を小型化することができる。
また、本実施の形態によれば、内燃機関60が始動した後には、図4に示すように、第二スイッチ15がキャパシタCの第一端子Caと第一スイッチ10とを接続し、かつ、当該第一スイッチ10がバッテリBの第一端子Baとメインスイッチ70の第二端子70bとをヒューズ75を介して接続することで、第一スイッチ10によりバッテリBの第一端子Baと第二スイッチ15とを遮断し、その結果、発電機41で生成された電流がキャパシタCに流れ込むことを防止する。このため、内燃機関60を駆動することで発電機41によって発電される電力が安定する前にキャパシタCの充電が行われることを防止することができる。その結果、発電機41で発電する電力が安定していないにもかかわらずキャパシタCの充電が行われることにより内燃機関制御回路100に供給される電力が急激に低下してしまい、不安定な状態となることを未然に防止することができる。
また、本実施の形態によれば、メインスイッチ70がON状態であり、かつ、発電機41が発電する電圧がバッテリBの満充電時の電圧以上となった場合に、図5に示すように、第二スイッチ15がキャパシタCの第一端子Caを接地し、かつ、第一スイッチ10がバッテリBの第一端子Baとメインスイッチ70の第二端子70bとをヒューズ75を介して接続することで、バッテリB及びキャパシタCを並列に接続する。このため、内燃機関60を駆動することで発電機41によって発電される電力が安定した後でキャパシタCへの充電を行うことができる。その結果、発電機41で発電する電力が安定していないにもかかわらずキャパシタCの充電が行われることにより内燃機関制御回路100に供給される電力が急激に低下してしまい、不安定な状態となることを未然に防止することができる。なお、発電機41が発電する電圧がバッテリBの満充電時の電圧以上となったらすぐにこのような接続態様とするのではなく、所定時間(例えば数秒)の間、発電機41が発電する電圧がバッテリBの満充電時の電圧以上となった場合にのみ、このような接続態様を取るようにしてもよい。この場合には、発電機41で発電する電力が確実に安定した状態となった後でキャパシタCへの充電を行うことができる。その結果、より確実に、発電機41で発電する電力が安定していないにもかかわらずキャパシタCの充電が行われることにより内燃機関制御回路100に供給される電力が急激に低下してしまい、不安定な状態となることを未然に防止することができる。
また、本実施の形態では、図3に示すようにバッテリB及びキャパシタCを直列に接続した際に、電圧検出回路20がバッテリBの第二端子BbとキャパシタCの第二端子Cbとの間の電圧を検出し、より具体的にはキャパシタCの第二端子Cbの電圧を検出する。そして、電圧検出回路20が測定した電圧がセルモータ46を始動して内燃機関60を始動するのに必要な始動可能電圧未満である場合には、図2に示すように、第二スイッチ15がキャパシタCの第一端子Caと第一スイッチ10とを接続し、かつ、当該第一スイッチ10がバッテリBの第一端子Baとメインスイッチ70の第二端子70bとをヒューズ75を介して接続することで、発電機41で生成された電流がキャパシタCに流れ込むことを防止する。その結果、仮にキック等の外部駆動部65を駆動して内燃機関60を始動したり、例えば二輪車の押しがけをしたりする際に、例えば二輪車の運転者等にかかる労力を低減することができる。
この点について説明する。図3に示すように発電機41で生成された電流がキャパシタCに電流が流れ込む状態となっていると、外部駆動部65又は押しがけで内燃機関60を始動しようとしても、例えばキック等の外部駆動部65を駆動することにより発電機41で生成した電流や例えば二輪車を押すことにより発電機41で生成した電流がキャパシタCに吸われてしまい、内燃機関60を始動することができないことがある。この点、本実施の形態では、図3に示すようにバッテリB及びキャパシタCを直列に接続した状態で電圧検出回路20がバッテリBの第二端子BbとキャパシタCの第二端子Cbとの間の電圧を検出し、電圧検出回路20が測定した電圧がセルモータ46を始動して内燃機関60を始動するのに必要な始動可能電圧未満である場合には、図2に示すように発電機41で生成された電流がキャパシタCに供給されないようにすることができる。このため、キック等の外部駆動部65を駆動して内燃機関60を始動したり二輪車の押しがけをしたりする際に、例えば二輪車の運転者等にかかる労力を低減することができる。
上述したように本実施の形態では、メインスイッチ70をON状態にしてセルモータ46を始動させるときであって、図3に示すように、バッテリB及びキャパシタCを直列に接続した際に電圧検出回路20がバッテリBの第二端子BbとキャパシタCの第二端子Cbとの間の電圧を検出した結果、当該電圧がセルモータ46を始動して内燃機関60を始動するのに必要な始動可能電圧未満である場合に、キャパシタCを外部電源90で充電するよう促す指令をインジケータ等の報知部80に出力する態様を採用することができる。この場合には、例えば二輪車の運転者に外部電源90によってキャパシタCを充電する必要があることを認識させることができる。
また、上述したように本実施の形態は、メインスイッチ70をON状態にしてセルモータ46を始動させるときであって、図3に示すように、バッテリB及びキャパシタCを直列に接続した際に電圧検出回路20がバッテリBの第二端子BbとキャパシタCの第二端子Cbとの間の電圧を検出した結果、当該電圧がセルモータ46を始動して内燃機関60を始動するのに必要な始動可能電圧未満である場合に、キック等の外部駆動部65を駆動することで内燃機関60を始動するよう促す指令をインジケータ等の報知部80に出力する態様を採用することもできる。この場合には、例えば二輪車の運転者にキック等の外部駆動部65を駆動することで内燃機関60を始動する必要があることを認識させることができる。
ちなみに、報知部80により外部電源90でキャパシタCを充電する旨が報知されたり報知部80により外部駆動部65を駆動することで内燃機関60を始動する旨が報知されたりした場合には、外部電源90でキャパシタCを充電したり外部駆動部65で内燃機関60を始動したりする代わりに、押しがけすることによって内燃機関60を始動してやってもよい。
なお、報知部80において、キャパシタCを外部電源90で充電するよう促す指令を出力する態様と、キック等の外部駆動部65を駆動することで内燃機関60を始動するよう促す指令を報知部80に出力する態様とを組み合わせることもできる。この場合には、キャパシタCに充電された電力の残量に応じて出力する内容を変えてもよく、一例としては、ある閾値未満の電力しかキャパシタCに充電されていない場合には、キャパシタCを外部電源90で充電するよう促す指令を報知部80に出力し、キャパシタCに充電されている電力が上記閾値以上となっているがキャパシタCに充電されている電力ではセルモータ46を始動して内燃機関60を始動することができない場合には、外部駆動部65を駆動することで内燃機関60を始動するよう促す指令を報知部80に出力する態様を採用することもできる。
第2の実施の形態
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、図7は、本発明の第2の実施の形態による内燃機関制御回路100を示した概略構成図であり、図5に対応する態様を示している。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、図7は、本発明の第2の実施の形態による内燃機関制御回路100を示した概略構成図であり、図5に対応する態様を示している。
第1の実施の形態では、メインスイッチ70がON状態であり、かつ、発電機41が発電する電圧がバッテリBの満充電時の電圧以上となった場合に、図5に示すように、第二スイッチ15によりキャパシタCの第一端子Caを接地し、かつ、第一スイッチ10によりバッテリBの第一端子Baとメインスイッチ70の第二端子70bとをヒューズ75を介して接続することで、バッテリB及びキャパシタCを並列に接続し、これらバッテリB及びキャパシタCの両方を充電する態様であった。この点、第2の実施の形態では、内燃機関60の回転数を検出する回転数検出回路95が設けられている。そして、メインスイッチ70がON状態であり、かつ、内燃機関60の回転数が閾値回転数以上となった場合に、図7に示すように、制御部50が、第二スイッチ15によりキャパシタCの第一端子Caを接地し、かつ、第一スイッチ10によりバッテリBの第一端子Baとメインスイッチ70の第二端子70bとをヒューズ75を介して接続することで、バッテリB及びキャパシタCを並列に接続し、これらバッテリB及びキャパシタCの両方を充電する態様となっている。なお、本実施の形態でも第1の実施の形態と同様、内燃機関60の回転数が閾値回転数以上となったらすぐにこのような接続態様とするのではなく、所定時間(例えば数秒)の間、内燃機関60の回転数が閾値回転数以上となった場合にのみ、第二スイッチ15がキャパシタCの第一端子Caを接地し、かつ、第一スイッチ10がバッテリBの第一端子Baとメインスイッチ70の第二端子70bとをヒューズ75を介して接続することで、バッテリB及びキャパシタCを並列に接続するようにしてもよい。ところで、上述した「閾値回転数」とは、例えばアイドリング時の内燃機関60の回転数の1.5倍〜2.0倍程度の回転数となっている。
ところで、第2の実施の形態でも、第1の実施の形態と同様、発電機41が発電する電圧を電圧検出回路20で検出してもよく、内燃機関60の回転数が閾値回転数以上となり、かつ、発電機41が発電する電圧がバッテリBの満充電時の電圧以上となった場合に、第二スイッチ15がキャパシタCの第一端子Caを接地し、かつ、第一スイッチ10がバッテリBの第一端子Baとメインスイッチ70の第二端子70bとをヒューズ75を介して接続することで、バッテリB及びキャパシタCを並列に接続し、これらバッテリB及びキャパシタCの両方を充電するようにしてもよい。
第2の実施の形態において、その他の構成は、第1の実施の形態と略同一の態様となっている。第2の実施の形態において、第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
本実施の形態でも、第1の実施の形態と同様の効果を奏することができる。第1の実施の形態で詳細に説明したことから、本実施の形態における効果の説明は、本実施の形態に固有のものに留める。
本実施の形態によれば、メインスイッチ70がON状態であり、かつ、エンジン等の内燃機関60の回転数が閾値回転数以上となった場合に、図7に示すように、第二スイッチ15がキャパシタCの第一端子Caを接地し、かつ、第一スイッチ10がバッテリBの第一端子Baとメインスイッチ70の第二端子70bとをヒューズ75を介して接続することで、バッテリB及びキャパシタCを並列に接続する。このため、内燃機関60を駆動することで発電機41によって発電される電力が安定する前にキャパシタCの充電が行われることを防止することができる。その結果、発電機41で発電する電力が安定していないにもかかわらずキャパシタCの充電が行われることにより内燃機関制御回路100に供給される電力が急激に低下してしまい、不安定な状態となることを未然に防止することができる。
なお、第1の実施の形態と同様、エンジン等の内燃機関60の回転数が閾値回転数以上となったらすぐにこのような接続態様とするのではなく、所定時間(例えば数秒)の間、発電機41が発電する電圧がバッテリBの満充電時の電圧以上となった場合にのみ、第二スイッチ15がキャパシタCの第一端子Caを接地し、かつ、第一スイッチ10がバッテリBの第一端子Baとメインスイッチ70の第二端子70bとをヒューズ75を介して接続することで、バッテリB及びキャパシタCを並列に接続するようにしてもよい。この場合には、発電機41で発電する電力が確実に安定した状態となった後でキャパシタCへの充電を行うことができる。その結果、より確実に、発電機41で発電する電力が安定していないにもかかわらずキャパシタCの充電が行われることにより内燃機関制御回路100に供給される電力が急激に低下してしまい、不安定な状態となることを未然に防止することができる。
最後になったが、上述した各実施の形態の記載及び図面の開示は、請求の範囲に記載された発明を説明するための一例に過ぎず、上述した実施の形態の記載又は図面の開示によって請求の範囲に記載された発明が限定されることはない。
10 第一スイッチ
15 第二スイッチ
20 電圧検出回路
30 負荷制御回路
31 負荷
40 整流回路
41 発電機
45 駆動回路
46 セルモータ
50 制御部
60 内燃機関
65 外部駆動部
70 メインスイッチ
80 報知部
95 回転数検出回路
100 内燃機関制御回路
B バッテリ
Ba バッテリの第一端子(バッテリの一端)
Bb バッテリの第二端子(バッテリの他端)
C キャパシタ
Ca キャパシタの第一端子(キャパシタの一端)
Cb キャパシタの第二端子(キャパシタの他端)
15 第二スイッチ
20 電圧検出回路
30 負荷制御回路
31 負荷
40 整流回路
41 発電機
45 駆動回路
46 セルモータ
50 制御部
60 内燃機関
65 外部駆動部
70 メインスイッチ
80 報知部
95 回転数検出回路
100 内燃機関制御回路
B バッテリ
Ba バッテリの第一端子(バッテリの一端)
Bb バッテリの第二端子(バッテリの他端)
C キャパシタ
Ca キャパシタの第一端子(キャパシタの一端)
Cb キャパシタの第二端子(キャパシタの他端)
Claims (12)
- 内燃機関を制御する内燃機関制御回路であって、
セルモータ及び発電機とバッテリ及びキャパシタとの間で接続されたメインスイッチ、前記メインスイッチと前記バッテリの一端との間で接続された第一スイッチ、及び、前記第一スイッチと前記キャパシタの一端との間で接続された第二スイッチの各々を制御する制御部を備え、
前記キャパシタの他端は、前記第一スイッチと前記メインスイッチとの間に接続され、
前記第一スイッチは、前記バッテリと前記メインスイッチとを接続する状態と、前記バッテリの前記一端と前記第二スイッチとを接続する状態とを切り換え、
前記第二スイッチは、前記キャパシタの前記一端と前記第一スイッチとを接続する状態と、前記キャパシタの前記一端と前記第一スイッチとを遮断する状態とを切り換え、
前記制御部は、
前記メインスイッチがOFF状態のときには、前記第二スイッチにより前記キャパシタの前記一端と前記第一スイッチとを接続し、かつ、当該第一スイッチにより前記バッテリの前記一端と前記第二スイッチとを遮断し、
前記メインスイッチをON状態にして前記セルモータを始動させるときには、前記第二スイッチにより前記キャパシタの前記一端と前記第一スイッチとを接続し、かつ、当該第一スイッチにより前記バッテリの前記一端と前記第二スイッチとを接続することで、前記バッテリと前記キャパシタとを直列に接続し、
前記内燃機関が始動した後で、前記第二スイッチにより前記キャパシタの前記一端と前記第一スイッチとを接続し、かつ、当該第一スイッチにより前記バッテリの前記一端と前記第二スイッチとを遮断することを特徴とする内燃機関制御回路。 - 前記バッテリの他端は接地され、
前記第二スイッチは、前記キャパシタの前記一端と前記第一スイッチとを遮断するときに前記キャパシタの前記一端を接地することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関制御回路。 - 前記発電機が発電する電圧を検出する電圧検出回路をさらに備え、
前記メインスイッチがON状態であり、かつ、前記発電機が発電する電圧が前記バッテリの満充電時の電圧以上となった場合に、前記制御部が、前記第二スイッチにより前記キャパシタの前記一端を接地し、かつ、前記第一スイッチにより前記バッテリの前記一端と前記メインスイッチとを接続することで、前記バッテリ及び前記キャパシタを並列に接続することを特徴とする請求項2に記載の内燃機関制御回路。 - 前記メインスイッチがON状態であり、かつ、前記発電機が発電する電圧が、所定時間の間、前記バッテリの満充電時の電圧以上となった場合に、前記制御部が、前記第二スイッチにより前記キャパシタの前記一端を接地し、かつ、前記第一スイッチにより前記バッテリの前記一端と前記メインスイッチとを接続することで、前記バッテリ及び前記キャパシタを並列に接続することを特徴とする請求項3に記載の内燃機関制御回路。
- 前記内燃機関の回転数を検出する回転数検出回路をさらに備え、
前記メインスイッチがON状態であり、かつ、前記内燃機関の回転数が閾値回転数以上となった場合に、前記制御部が、前記第二スイッチにより前記キャパシタの前記一端を接地し、かつ、前記第一スイッチにより前記バッテリの前記一端と前記メインスイッチとを接続することで、前記バッテリ及び前記キャパシタを並列に接続することを特徴とする請求項2に記載の内燃機関制御回路。 - 前記メインスイッチがON状態であり、かつ、前記内燃機関の回転数が、所定時間の間、閾値回転数以上となった場合に、前記制御部が、前記第二スイッチにより前記キャパシタの前記一端を接地し、かつ、前記第一スイッチにより前記バッテリの前記一端と前記メインスイッチとを接続することで、前記バッテリ及び前記キャパシタを並列に接続することを特徴とする請求項5に記載の内燃機関制御回路。
- 少なくとも前記第二スイッチにより前記キャパシタの前記一端と前記第一スイッチとを接続し、かつ、当該第一スイッチにより前記バッテリの前記一端と前記第二スイッチとを接続した際に前記バッテリの他端と前記キャパシタの他端との間の電圧を検出する電圧検出回路をさらに備え、
前記第二スイッチにより前記キャパシタの前記一端と前記第一スイッチとを接続し、かつ、当該第一スイッチにより前記バッテリの前記一端と前記第二スイッチとを接続した際に、前記電圧検出回路が前記バッテリの他端と前記キャパシタの他端との間の電圧を検出した結果、当該電圧が前記内燃機関を始動させるのに必要な始動可能電圧未満である場合に、前記第二スイッチにより前記キャパシタの前記一端と前記第一スイッチとを接続し、かつ、当該第一スイッチにより前記バッテリの前記一端と前記第二スイッチとを遮断することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の内燃機関制御回路。 - 前記第二スイッチにより前記キャパシタの前記一端と前記第一スイッチとを接続し、かつ、当該第一スイッチにより前記バッテリの前記一端と前記第二スイッチとを接続した際に、前記電圧検出回路が前記バッテリの他端と前記キャパシタの他端との間の電圧を検出した結果、当該電圧が前記内燃機関を始動させるのに必要な始動可能電圧未満である場合に、前記制御部が、前記キャパシタを外部電源で充電するよう促す指令を報知部に出力することを特徴とする請求項7に記載の内燃機関制御回路。
- 前記内燃機関に外部駆動部が連結され、当該外部駆動部を駆動することで前記内燃機関が始動可能となっており、
前記第二スイッチにより前記キャパシタの前記一端と前記第一スイッチとを接続し、かつ、当該第一スイッチにより前記バッテリの前記一端と前記第二スイッチとを接続した際に、前記電圧検出回路が前記バッテリの他端と前記キャパシタの他端との間の電圧を検出した結果、当該電圧が前記内燃機関を始動させるのに必要な始動可能電圧未満である場合に、前記制御部が、前記外部駆動部を駆動することで前記内燃機関を始動するよう促す指令を報知部に出力することを特徴とする請求項7又は8のいずれかに記載の内燃機関制御回路。 - 前記内燃機関に外部駆動部が連結され、当該外部駆動部を駆動することで前記内燃機関が始動可能となっていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の内燃機関制御回路。
- 前記外部駆動部はキックであることを特徴とする請求項9又は10のいずれかに記載の内燃機関制御回路。
- 内燃機関を制御する内燃機関制御回路であって、セルモータ及び発電機とバッテリ及びキャパシタとの間で接続されたメインスイッチ、前記メインスイッチと前記バッテリの一端との間で接続された第一スイッチ、及び、前記第一スイッチと前記キャパシタの一端との間で接続された第二スイッチの各々を制御する制御部を備えた内燃機関制御回路を用いた内燃機関制御方法であって、
前記キャパシタの他端は、前記第一スイッチと前記メインスイッチとの間に接続され、
前記第一スイッチは、前記バッテリと前記メインスイッチとを接続する状態と、前記バッテリの前記一端と前記第二スイッチとを接続する状態とを切り換え、
前記第二スイッチは、前記キャパシタの前記一端と前記第一スイッチとを接続する状態と、前記キャパシタの前記一端と前記第一スイッチとを遮断する状態とを切り換えるようになっており、
前記メインスイッチがOFF状態のときに、前記第二スイッチにより前記キャパシタの前記一端と前記第一スイッチとを接続し、かつ、当該第一スイッチにより前記バッテリの前記一端と前記第二スイッチとを遮断し、
前記メインスイッチをON状態にして前記セルモータを始動させるときに、前記第二スイッチにより前記キャパシタの前記一端と前記第一スイッチとを接続し、かつ、当該第一スイッチにより前記バッテリの前記一端と前記第二スイッチとを接続することで、前記バッテリと前記キャパシタとを直列に接続し、
前記内燃機関が始動した後で、前記第二スイッチにより前記キャパシタの前記一端と前記第一スイッチとを接続し、かつ、当該第一スイッチにより前記バッテリの前記一端と前記第二スイッチとを遮断する、
ことを特徴とする内燃機関制御方法。
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