JP5931673B2 - Dj用再生システム - Google Patents

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Description

本発明は、ディスクジョッキー等がヘッドホン装置を装着して再生装置及びミキシング装置を操作してオーディオ信号をミキシングするDJ用再生システムに関する。
従来、ディスコやダンスクラブにおいてディスクジョッキー(DJ)がダンスミュージックを再生する場合に複数の曲を断続的に再生させるために用いられるDJ用再生システムが知られている。
従来のDJ用再生システムの主な組み合わせとして、再生させる曲のテンポを変化させることが可能なピッチコントロール機能を備える2台のCD(Compact Disc)等から成る再生装置とミキシング装置を用いて、2台の再生装置からそれぞれ出力されたオーディオ信号をミキシング装置に入力し、ミキシング装置を操作して2台の再生装置から入力されたオーディオ信号をミキシングした音源をアンプ装置を介してスピーカから出力するものがある。
前述したDJ用再生システムを用いてDJがダンスミュージックを再生する通常の操作方法としては、例えば、一方の再生装置で第1の曲を再生中に他方の再生装置にて予め第2の曲の頭出しを行い、第1の曲のテンポと第2の曲のテンポを一致させた状態でミキシング装置に備えるフェーダを操作して第1の曲をフェードアウトさせながら第2の曲をフェードインさせることによって、第1の曲のテンポを保った状態でスピーカから出力されている曲のテンポを一定に保ちながら第1の曲から第2の曲に違和感なく切換える奏法が行われている。
このような従来のDJ用再生システムにおいては、例えば、DJがヘッドホン装置を装着した状態でミキシング装置を操作し、一方の再生装置で再生する第1の曲がスピーカから出力されている状態で他方の再生装置で第2の曲の再生を開始し、ヘッドホン装置のLチャンネル側で第1の曲を聴取すると共にRチャンネル側で第2の曲を聴取しながら、第2の曲の拍が第1の曲の拍と同じとなるように他方の再生装置のピッチコントロールを操作して第2の曲のテンポを変化させ、第2の曲のテンポを第1の曲のテンポに一致させた後、ミキシング装置のフェーダを操作してスピーカから出力している第1の曲をフェードアウトさせながら第2の曲をフェードインさせることによって、第1の曲のテンポを保った状態で第2の曲に切換える。このように、DJは、ヘッドホン装置で現在スピーカから出力している曲とこれから切換えようとする曲をヘッドホン装置で聞きながら、2台の再生装置のピッチコントロールを操作することによって、曲のテンポを一定に保った状態で再生する曲を次々に切換えて断続的に再生する。
前述したように、DJが2台の再生装置とミキシング装置を操作して一定の拍を保った状態で複数の曲を断続的に再生するためには、ヘッドホン装置のLチャンネル側及びRチャンネル側からそれぞれ第1の曲及び第2の曲を聴取しながら、第2の曲の拍と第1の曲の拍が合うように再生装置のピッチコントロールを操作する必要があるため、DJにとっては、ヘッドホン装置から再生される曲のそれぞれの曲の拍を正確に把握する必要があるため、高度な技術と熟練した経験が必要となる。
従来のDJ用再生システムにおいては、再生している曲の単位時間当たりの拍数(BPM:Beat Per Minute)を表示することができる再生装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−201542号公報
DJが複数の曲を断続的に再生する場合は、再生中の曲のテンポとこれから切換えて再生する曲のテンポがズレてしまうのを防止するために、再生中の曲の拍のタイミングとこれから切換えて再生する曲の拍のタイミングを合致させる必要がある。このため、前述したような曲のBPMを表示する再生装置を用いた場合でも、再生中の曲の拍のタイミングと、これから切換えて再生する曲の拍のタイミングを合致させるためには、ヘッドホン装置によって第1の曲と第2の曲の双方を聞きながら、それぞれの曲の拍のタイミングが同じとなるように再生装置のピッチコントロールを調整する必要がある。
前述したように、DJがダンスミュージックを再生するディスコやダンスクラブでは、通常、スピーカから大音量の音楽が出力され、また、多くの聴衆が集まって歓声をあげることが多いため、DJは複数の曲の拍のタイミングを合わせるために、ヘッドホン装置によって第1の曲と第2の曲の双方を聞いて再生装置のピッチコントロールを調整しようとする場合、スピーカから出力される大音量の音楽及び周囲の聴衆の歓声によって、ヘッドホン装置から出力される曲が聞き取り辛くなることがある。
このように、DJは、スピーカから出力される大音量の音楽及び周囲の聴衆の歓声によってヘッドホン装置から出力される曲が聴き取り辛くなってしまうと、ヘッドホン装置のLチャンネル側で聴取している曲とRチャンネル側で聴取している曲の拍を正確に認識することができなくなり、それぞれの曲の拍を正確に合わせることができなくなってしまう。
本発明は、DJ用再生システムにおいて、再生装置が再生しているオーディオ信号をヘッドホン装置によって聴取する場合、ヘッドホン装置から出力されるオーディオ信号が周囲の音によって聴き取り辛くなった場合でも、再生装置が再生しているオーディオ信号の拍を正確に把握することができるDJ用再生システムを提供することを目的とする。
本願の請求項1記載の発明は、複数のオーディオ信号をミキシングしたオーディオ信号を出力するミキシング装置と、当該ミキシング装置が出力したオーディオ信号を出力するヘッドホン装置を備えるDJ用再生システムにおいて、前記ミキシング装置は、オーディオ信号及び当該オーディオ信号における拍の位置となるタイミングで拍信号を出力し、前記ヘッドホン装置は、前記ミキシング装置から出力されたオーディオ信号を出力するドライバーユニットと、前記ミキシング装置から出力された拍信号を振動として出力する振動部を備え、前記ミキシング装置は、第1の再生装置及び第2の再生装置によって再生したオーディオ信号をミキシングし、前記第1の再生装置は、第1のオーディオ信号及び当該第1のオーディオ信号における拍の位置となるタイミングで第1の拍信号を出力し、前記第2の再生装置は、第2のオーディオ信号及び当該第2のオーディオ信号における拍の位置となるタイミングで第2の拍信号を出力し、前記ミキシング装置は、前記第1の再生装置から出力された第1のオーディオ信号及び第1の拍信号を出力すると共に前記第2の再生装置から出力された第2のオーディオ信号及び第2の拍信号を出力し、前記ヘッドホン装置は、前記ミキシング装置から出力された第1のオーディオ信号及び第2のオーディオ信号をそれぞれ出力するLchホーン部及びRchホーン部を備え、前記Lchホーン部及び前記Rchホーン部は、前記ミキシング装置から出力された第1の拍信号及び第2の拍信号をそれぞれ振動として出力する振動部を備えることを特徴とする。

本願の請求項2記載の発明は、請求項1記載のDJ用再生システムにおいて、前記Lchホーン部及び前記Rchホーン部は、それぞれフランジ及びヘッドパッドを備え、前記振動部は、前記フランジに固定されると共に先端部分が前記ヘッドパッドの表面に近接するように配設されていることを特徴とする。
本願の請求項3記載の発明は、請求項1または2記載のDJ用再生システムにおいて、前記ヘッドホン装置は、前記振動部による振動の強さを調節可能な振動調節部を備えることを特徴とする。


本発明によれば、DJ用再生システムにおいて、再生装置が再生しているオーディオ信号をヘッドホン装置によって聴取する場合、ヘッドホン装置から出力されるオーディオ信号が周囲の音によって聴き取り辛くなった場合でも、再生装置が再生しているオーディオ信号の拍を正確に把握することができるDJ用再生システムを提供することができる。
本発明の一実施例のDJ用再生システムを示すブロック図。 本実施例のヘッドホン装置400を示す概略構成図。 本実施例のヘッドホン装置400のLchホーン部10を示す断面図。 本実施例のヘッドホン装置400をユーザが装着した状態を示す図。
本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。なお、従来技術で示した構成要素と同一の部分については同符号を用いる。
図1は、本発明の一実施例のDJ用再生システムを示すブロック図である。
DJ用再生システム1は、第1の再生装置100、第2の再生装置200、ミキシング装置300及びヘッドホン装置400のそれぞれの装置から構成される。
第1の再生装置100は、操作部1001、オーディオ信号出力部1002、拍信号出力部1003、再生部1004及び制御部1005を備える。
操作部1001は、図示しない再生開始釦、再生停止釦及びピッチコントロール部等を備え、ユーザによる操作に応じて再生開始指示信号、再生停止指示信号及びピッチコントロール指示信号を出力する。制御部1005は、操作部1001からの指示信号に応じて再生部1004による再生の開始、再生の停止及び再生するオーディオ信号のピッチコントロールをするよう再生部1004を制御する。また、制御部1005は、再生部1004が再生するオーディオ信号から当該オーディオ信号の拍の位置を検出するよう再生部1004を制御する。
再生部1004は、制御部1005の制御に基づいて、CDに記録されているオーディオ信号を読み取り、読み取ったオーディオ信号をオーディオ信号出力部1002に出力する。また、再生部1004は、制御部1005の制御に基づいて、CDに記録されているオーディオ信号から当該オーディオ信号の拍の位置を検出し、オーディオ信号出力部1002に出力するオーディオ信号における拍の位置となるタイミングで拍信号を拍信号出力部1003に出力する。オーディオ信号出力部1002は、再生部1004から出力されたオーディオ信号をミキシング装置300に出力する。拍信号出力部1003は、再生部1004から出力された拍信号をミキシング装置300に出力する。
第2の再生装置200は、操作部2001、オーディオ信号出力部2002、拍信号出力部2003、再生部2004及び制御部2005を備える。第2の再生装置200に備える操作部2001、オーディオ信号出力部2002、拍信号出力部2003、再生部2004及び制御部2005は、それぞれ第1の再生装置100の操作部1001、オーディオ信号出力部1002、拍信号出力部1003、再生部1004及び制御部1005と同じ構成であるため、説明を省略する。
ミキシング装置300は、第1のオーディオ信号入力部3001、第2のオーディオ信号入力部3002、操作部3003、ミキシング部3004、マスター出力部3005、ヘッドホン出力部3006、制御部3007、第1の拍信号入力部3011及び第2の拍信号入力部3012を備える。
第1のオーディオ信号入力部3001及び第1の拍信号入力部3011は、それぞれ第1の再生装置100のオーディオ信号出力部1002及び拍信号出力部1003とケーブル等によって電気的に接続され、オーディオ信号出力部1002及び拍信号出力部1003からそれぞれ第1のオーディオ信号及び第1の拍信号を入力する。
第2のオーディオ信号入力部3002及び第2の拍信号入力部3012は、それぞれ第2の再生装置200のオーディオ信号出力部2002及び拍信号出力部2003とケーブル等によって電気的に接続され、オーディオ信号出力部2002及び拍信号出力部2003からそれぞれ第2のオーディオ信号及び第2の拍信号を入力する。
操作部3003は、図示しない出力信号切換え部、フェーダ部を備え、ユーザの操作に応じて出力信号切換え指示信号、フェーダコントロール指示信号を出力する。制御部3007は、操作部3003からの指示信号に応じて、ミキシング部3004によるオーディオ信号によるミキシングを制御する。
ミキシング部3004は、第1のオーディオ信号入力部3001及び第2のオーディオ信号入力部3002からそれぞれ入力した第1のオーディオ信号及び第2のオーディオ信号をミックスしてマスター出力部3005に出力する。また、ミキシング部3004は、制御部3007によるフェーダコントロールの制御に応じて、マスター出力部3005に出力する第1のオーディオ信号と第2のオーディオ信号の音量の比率をコントロールする。
マスター出力部3005は、ミキシング部3004から出力されたオーディオ信号をAVアンプ装置に出力する。AVアンプ装置は、マスター出力部3005から出力されたオーディオ信号を増幅して図示しないスピーカ装置に出力する。スピーカ装置は、AVアンプ装置が増幅したオーディオ信号を放音する。
ミキシング部3004は、制御部3007の制御に応じて、第1のオーディオ信号入力部3001から入力した第1のオーディオ信号と第2のオーディオ信号入力部3002から入力した第2のオーディオ信号の内、いずれかのオーディオ信号をLチャンネルのオーディオ信号としてヘッドホン出力部3006に出力し、他方のオーディオ信号をRチャンネルのオーディオ信号としてヘッドホン出力部3006に出力する。本実施例においては、ミキシング部3004は、第1のオーディオ信号入力部3001から入力した第1のオーディオ信号をLチャンネルのオーディオ信号として出力し、また、第2のオーディオ信号入力部3002から入力した第2のオーディオ信号をRチャンネルのオーディオ信号として出力するものとする。
ミキシング部3004は、第1の拍信号入力部3011及び第2の拍信号入力部3012が入力した第1の拍信号及び第2の拍信号を入力し、ヘッドホン出力部3006に出力する。ミキシング部3004は、第1の拍信号を第1のオーディオ信号と同じチャンネルの信号として出力し、第2の拍信号を第2のオーディオ信号と同じチャンネルの信号として出力する。本実施例においては、第1の拍信号をLチャンネルの拍信号として出力し、第2の拍信号をRチャンネルの拍信号として出力する。
ヘッドホン出力部3006は、ミキシング部3004から出力されたLチャンネルのオーディオ信号とRチャンネルのオーディオ信号をヘッドホン装置400に出力する。また、ヘッドホン出力部3006は、ミキシング部3004から出力されたLチャンネルの拍信号とRチャンネルの拍信号をヘッドホン装置400に出力する。
図2は、本実施例のヘッドホン装置400を示す概略構成図である。
ヘッドホン装置400は、ヘッドバンド部9、ケーブル6及び入力端子8を備える。入力端子8は、図1に示すミキシング装置300のヘッドホン出力部3006に接続される。
ヘッドバンド部9は、左右の端部にそれぞれLchホーン部10及びRchホーン部11を保持する。Lchホーン部10及びRchホーン部11は、ヘッドバンド部9を中心として左右対称な構造を形成する。ケーブル6は、内部に後述するリード線を備え、Lchホーン部10及びRchホーン部11に接続される。Lchホーン部10及びRchホーン部11は、それぞれハウジング2及びヘッドパッド4を備える。
図3は、本実施例のヘッドホン装置400のLchホーン部10を示す断面図である。
Lchホーン部10は、前述したハウジング2及びヘッドパッド4の他に、フランジ3、基板5、ドライバーユニット7、振動部15、信号処理部16及びボス17を備える。
図3に示すLchホーン部10においては、左方向をヘッドホン装置400の内側とし、上方をヘッドホン装置400の上方とする。
本実施例においては、Lchホーン部10とRchホーン部11は左右対称の構造であるものとし、Rchホーン部11の説明は省略する。
図3に示すように、ハウジング2は、内部が空洞で前方が開口した円筒型を形成し、後方に前後に貫通する孔201を備える。フランジ3は、中央部が窪んだ円盤型を形成し略中央に前後に貫通する孔301を備える。フランジ3は、後面の外周部分が接着剤等によりハウジング2の前端に固着される。
ヘッドパッド4は、軟性の高いゴム部材等の弾性体により中央が開口した円筒型に形成され、裏面がフランジ3の前方の外周部分に接着剤等により固着される。
ドライバーユニット7は、前方に図示しない振動板を備え、前面がフランジ3の後面の孔301の外周部分に接着剤等により固着される。このときドライバーユニット7は、フランジ3の孔301から露呈した状態となる。基板5は、板状を形成し、ドライバーユニット7の後方に配設される。基板5は、フランジ3の後面に図示しないネジ等によって固定されたボス17に図示しないネジ等によって固定され、このことにより、フランジ3に保持された状態となる。ドライバーユニット7は、リード線701によって基板5に電気的に接続される。信号処理部16は、基板5の後面に半田付け等により固定され、基板5と電気的に接続される。
ケーブル6は、一端がハウジング2の孔201を介してハウジング2の内部に挿入され、このハウジング2の内部で結び目601を形成する。ケーブル6は、この結び目601によってハウジング2の内部から下方に脱落しないように成されている。ハウジング2の内部で結び目601が形成されたケーブル6の一端からは、リード線602が突出した状態となる。リード線602は、基板5に電気的に接続される。
振動部15は、フランジ3の上方部分に備える前後に貫通する孔302の内壁に接着剤等により固着され、先端部分がヘッドパッド4の内部に突出して当該ヘッドパッド4の表面に近接するように配設される。振動部15は、リード線602によって基板5に電気的に接続される。
ヘッドホン装置400は、図1に示すミキシング装置300のヘッドホン出力部3006から出力されるオーディオ信号を入力端子8によって入力する。図1に示すヘッドホン出力部3006から出力されたLチャンネルのオーディオ信号及びLチャンネルの拍信号は、ケーブル6を介してLchホーン部10の基板5に入力され、また、ヘッドホン出力部3006から出力されたRチャンネルのオーディオ信号及びRチャンネルの拍信号は、ケーブル6を介してRchホーン部11の基板5に入力される。
信号処理部16は、基板5に入力されたLチャンネルのオーディオ信号をリード線602を介してドライバーユニット7に出力する。ドライバーユニット7は、信号処理部16から出力されたLチャンネルのオーディオ信号を放音する。なお、図2に示すRchホーン部11においては、Rchホーン部11のドライバーユニット7からRチャンネルのオーディオ信号が放音される。
信号処理部16は、基板5に入力されたLチャンネルの拍信号をリード線602を介して振動部15に出力する。振動部15は、図示しない振動素子を備え、信号処理部16から入力したLチャンネルの拍信号が出力されると当該振動素子を振動させる。なお、図2に示すRchホーン部11においては、Rchホーン部11の振動部15が信号処理部16からRチャンネルの拍信号が出力されると振動素子を振動させる。
図4は、本実施例のヘッドホン装置400をユーザが装着した状態を示す図である。
図4においては、左方向をユーザの右側とし、右側をユーザの左側とする。
ユーザ20は、図4に示すように、ヘッドホン装置400のLchホーン部10を右耳22に装着し、Rchホーン部11を左耳21に装着した状態で、図1に示すミキシング装置300のヘッドホン出力部3006から出力されたLチャンネルのオーディオ信号を左耳21で聴取し、ヘッドホン出力部3006から出力されたRチャンネルのオーディオ信号を右耳22で聴取する。このとき、Lchホーン部10のドライバーユニット7から放音されるLチャンネルのオーディオ信号の拍のタイミングに同期してLchホーン部10の振動部15から振動が発生し、また、Rchホーン部11のドライバーユニット7から放音されるRチャンネルのオーディオ信号の拍のタイミングに同期してRchホーン部11の振動部15から振動が発生する。
ユーザ20は、Lchホーン部10の振動部15から振動が発生すると、当該振動がヘッドパッド4を介して左耳21の周囲に伝達することにより、Lchホーン部10の振動部15から生じた振動を左の側頭部で体感し、また、Rchホーン部11の振動部15から振動が発生すると、当該振動がヘッドパッド4を介して右耳22の周囲に伝達することにより、Rchホーン部11の振動部15から生じた振動を右の側頭部で体感する。
このため、ユーザ20は、Lchホーン部10からLチャンネルのオーディオ信号である第1のオーディオ信号を左耳21で聴取し、Rchホーン部11からRチャンネルのオーディオ信号である第2のオーディオ信号を右耳22で聴取する場合、第1のオーディオ信号の拍を振動によって左の側頭部で体感し、第2のオーディオ信号の拍を振動によって右の側頭部で体感する。
このことにより、本実施例のDJ用再生システム1は、ユーザ20がヘッドホン装置400を装着し、例えば、第1の再生装置100が再生している第1のオーディオ信号がヘッドホン装置400のLchホーン部10から出力され、第2の再生装置200が再生している第2のオーディオ信号がヘッドホン装置400のRchホーン部11から出力されている場合に、スピーカから出力される大音量の音楽及び周囲の聴衆の歓声によって、Lchホーン部10及びRchホーン部11から出力される第1のオーディオ信号及び第2のオーディオ信号が聴き取り辛くなってしまっても、ユーザ20は、第1のオーディオ信号の拍をLchホーン部10を装着した左の側頭部で把握し、第2のオーディオ信号の拍をRchホーン部11を装着した右の側頭部で把握することができる。このため、Lchホーン部10及びRchホーン部11から出力される第1のオーディオ信号及び第2のオーディオ信号が聴き取り辛くなった場合でも、ユーザ20は、右の側頭部で把握する振動と左の側頭部で把握する振動が同じテンポとなるように、第1の再生装置100及び第2の再生装置200のそれぞれのピッチコントロールを操作することによって、第1のオーディオ信号と第2のオーディオ信号のテンポを容易に合わせることができる。
本実施例のDJ用再生システム1のヘッドホン装置400は、Lchホーン部10及びRchホーン部11にそれぞれ備える振動部15が第1の拍信号及び第2の拍信号を入力したときに振動を発生させる構成としたが、振動部15が発生させる振動の強さを調節可能な振動調節部を備える構成としても良い。この場合、例えば、ヘッドホン装置400のLchホーン部10及びRchホーン部11のそれぞれのハウジング2の表面に回転可能なダイヤルを備え、当該ダイヤルを回転操作することによってそれぞれのホーン部に備える振動部15の振動の強さが変化する構成とする。このことによって、ヘッドホン装置400を装着したユーザ20は、スピーカから出力される音楽及び周囲の聴衆の歓声の大きさに応じて振動部15から拍のタイミングで発生される振動の強さを調節することができ、第1のオーディオ信号の拍及び第2のオーディオ信号の拍を更に正確に把握することができる。
本実施例のDJ用再生システム1は、振動部15がヘッドホン装置400のフランジ3に固着され、先端部分がヘッドパッド4の内部に突出して当該ヘッドパッド4の表面に近接するように配設される構成としたが、ユーザ20がオーディオ信号の拍のタイミングを把握することができるのであれば、例えば、振動部15をヘッドバンド部9の両側部分にそれぞれ備える構成としたり、また、ヘッドホン装置400と異なる位置であって、ユーザ20が振動を把握できる箇所に振動部15を備える構成としても良い。
本実施例のDJ用再生システム1は、Lchホーン部10から第1のオーディオ信号及び第1のオーディオ信号に同期した拍を振動として発生し、Rchホーン部11から第2のオーディオ信号及び第2のオーディオ信号に同期した拍を振動として発生する構成としたが、ヘッドホン装置400によって2つのオーディオ信号を聴き比べる必要がない場合は、Lchホーン部10またはRchホーン部11のどちらか一方のホーン部のみからオーディオ信号及び振動を発生する構成としても良いし、また、Lchホーン部10及びRchホーン部11から同じオーディオ信号及び振動を発生する構成としても良い。
本実施例のDJ用再生システム1は、第1の再生装置100、第2の再生装置200及ミキシング装置300を備えるシステム構成としたが、これらの構成に限らず、例えば、再生装置の構成とミキシング装置の構成が1つの装置で構成されている一体型のDJ用装置を用いて、当該DJ用装置からオーディオ信号と拍信号をヘッドホン装置に出力する構成としても良い。また、これらのDJ用装置に限らず、例えば、パーソナルコンピュータ(Personal Computer(PC))と専用のソフトウェアによって、DJが行うパフォーマンスと同じようにオーディオデータをアレンジして再生を行うPCDJと言われるシステムを用いて、当該PCDJからオーディオ信号と拍信号をヘッドホン装置に出力する構成としても良い。
本発明は、ディスクジョッキー等がヘッドホン装置を装着して再生装置及びミキシング装置を操作してオーディオ信号をミキシングするDJ用再生システムに有用に用いることができる。
1 DJ用再生システム、
2 ハウジング、201 孔、
3 フランジ、301 孔、302 孔、4 ヘッドパッド、5 基板、
6 ケーブル、601 結び目、602 リード線、
7 ドライバーユニット、701 リード線、8 入力端子、
9 ヘッドバンド部、901 孔、
10 Lchホーン部、11 Rchホーン部、
15 振動部、16 信号処理部、17 ボス、
20 ユーザ、21 左耳、22 右耳
100 第1の再生装置、
1001 操作部、1002 オーディオ信号出力部、
1003 拍信号出力部、1004 再生部、1005 制御部、
200 第2の再生装置、
2001 操作部、2002 オーディオ信号出力部、
2003 拍信号出力部、2004 再生部、2005 制御部、
300 ミキシング装置、
3001 第1のオーディオ信号入力部、3002 第2のオーディオ信号入力部、
3003 操作部、3004 ミキシング部、3005 マスター出力部、
3006 ヘッドホン出力部、3007 制御部、
3011 第1の拍信号入力部、3012 第2の拍信号入力部、
400 ヘッドホン装置

Claims (3)

  1. 複数のオーディオ信号をミキシングしたオーディオ信号を出力するミキシング装置と、当該ミキシング装置が出力したオーディオ信号を出力するヘッドホン装置を備えるDJ用再生システムにおいて、
    前記ミキシング装置は、オーディオ信号及び当該オーディオ信号における拍の位置となるタイミングで拍信号を出力し、
    前記ヘッドホン装置は、前記ミキシング装置から出力されたオーディオ信号を出力するドライバーユニットと、前記ミキシング装置から出力された拍信号を振動として出力する振動部を備え、
    前記ミキシング装置は、第1の再生装置及び第2の再生装置によって再生したオーディオ信号をミキシングし、
    前記第1の再生装置は、第1のオーディオ信号及び当該第1のオーディオ信号における拍の位置となるタイミングで第1の拍信号を出力し、
    前記第2の再生装置は、第2のオーディオ信号及び当該第2のオーディオ信号における拍の位置となるタイミングで第2の拍信号を出力し、
    前記ミキシング装置は、前記第1の再生装置から出力された第1のオーディオ信号及び第1の拍信号を出力すると共に前記第2の再生装置から出力された第2のオーディオ信号及び第2の拍信号を出力し、
    前記ヘッドホン装置は、前記ミキシング装置から出力された第1のオーディオ信号及び第2のオーディオ信号をそれぞれ出力するLchホーン部及びRchホーン部を備え、
    前記Lchホーン部及び前記Rchホーン部は、前記ミキシング装置から出力された第1の拍信号及び第2の拍信号をそれぞれ振動として出力する振動部を備えることを特徴とするDJ用再生システム。
  2. 請求項1記載のDJ用再生システムにおいて、
    前記Lchホーン部及び前記Rchホーン部は、それぞれフランジ及びヘッドパッドを備え、
    前記振動部は、前記フランジに固定されると共に先端部分が前記ヘッドパッドの表面に近接するように配設されていることを特徴とするDJ用再生システム。
  3. 請求項1または2記載のDJ用再生システムにおいて、
    前記ヘッドホン装置は、前記振動部による振動の強さを調節可能な振動調節部を備えることを特徴とするDJ用再生システム。
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