JP2006279733A - テンポ信号出力装置、オーディオミキシング装置 - Google Patents

テンポ信号出力装置、オーディオミキシング装置 Download PDF

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Abstract

【課題】テンポまたはタイミングの異なる2つのオーディオ信号を切り換える際に、出力信号に同期したテンポ信号を出力する。
【解決手段】2つのオーディオ信号からそれぞれテンポを検出するテンポ検出手段30と、フェーダ位置情報に応じたチャンネルを選択する旨の選択信号を出力する情報解析手段41と、選択信号に応じたチャンネルを選択しテンポ信号を出力する選択手段40を備える。

【選択図】図7

Description

この発明は複数のオーディオ信号より検出したテンポを選択して出力する装置に関する。
近年、クラブやディスコ等において、踊りに適した音楽を、レコードプレーヤやコンパクトディスクプレーヤ等のオーディオ再生装置を操作して再生するディスク・ジョッキー(DJ)に加えて、再生中の音楽に合わせて映像を編集し、編集した映像を会場内の鑑賞用表示装置に表示させる操作を行うビジュアル・ジョッキー(VJ)と呼ばれる映像編集者が存在する。
DJ(以下操作者と呼ぶ)は図1に示すようなシステムを使用し、テンポ変更機能を備える2つのオーディオ再生装置と、2つのオーディオ再生装置から出力されたオーディオ信号をミキシングして出力するオーディオミキサ(以下単にミキサと呼ぶ)を操作して、左右のオーディオ再生装置の出力を切り換えながら連続して音楽の再生を行う。
特にダンスミュージックでは、常に一定のテンポを保つために、2つのオーディオ再生装置の切替を行う際に予め2つのオーディオ再生装置で再生される曲のテンポを手動で合わせ、ミキサ操作によりクロスフェードさせて切り換えることにより、一定のテンポを保ったまま次の曲への切り換えを行う「テンポ合わせ」という行為がなされる。
「テンポ合わせ」は、例えば、ミキサのクロスフェーダ12を操作してチャンネルA(オーディオ再生装置2a)からチャンネルB(オーディオ再生装置2b)へ曲を切り換える場合、操作者はチャンネルA側の曲のテンポにチャンネルB側の曲のテンポ及びタイミングを、オーディオ再生装置2bのテンポ変換手段を操作して合わせておく。こうしてチャンネルA、Bの曲のテンポを合わせてからクロスフェーダ12をチャンネルA側からチャンネルB側へ操作して曲の切り換えを行うことにより行う。
また、映像編集者は、指定したテンポに応じて映像が生成・再生される映像再生装置を使用して会場内に映像の表示を行う。この際、操作者が再生している曲に合ったテンポを手動で設定することにより、再生中の音楽に同期した映像の表示を行うことができる。
ところで、楽曲のテンポに応じた画像を表示するものは、カラオケ装置などで代表されるように従来から知られている。また、オーディオ信号より抽出したテンポに同期した映像エフェクト処理を行うものとして、特許文献1が提案されている。これらの技術を上述の環境で使用することにより、ミキサでミキシング出力されたオーディオ信号から曲のテンポを抽出し、このテンポに同期したタイミングで映像を映像DBより読み出すことにより、会場内で再生される曲と表示される映像を同期させることができる。
特開2002−112113号公報
しかしながら、上述の例では操作者がテンポ合わせを正確に行えることを前提としており、初心者のようにうまくテンポ合わせを行うことの出来ない場合には、次のような問題点が生じる。
図2はテンポ合わせが上手くいった場合において検出されるテンポの様子を示したものであり、図3はテンポ合わせが上手くいかなかった場合に検出されるテンポの様子を示したものである。
図2、図3の左側には、チャンネルA、チャンネルBそれぞれのオーディオ信号から検出したテンポ(ピークのタイミング)を示し、右側にはチャンネルA、チャンネルBのオーディオ信号に点線で示す重み付け係数を付与して加算した信号から検出したテンポを示している。
図2のような場合では、チャンネルAとチャンネルBのテンポが正確に合っているので、クロスフェード時にミキシングされても、出力されるオーディオ信号から検出されるテンポは変わらず、ミキシング信号からでも正確なテンポを検出することができる。
しかし、テンポ・タイミング合わせが上手ではない使用者の場合、図3に示すような状態になる。これは、Aのテンポに合わせたつもりだが、若干ずれている状態であり、この状態のままクロスフェードさせてしまうと、ミキサ出力信号は図3の加算器の右側のようなテンポが検出されてしまう。これは、オーディオ信号の所定値以上の値をピークとして検出してテンポ検出を行うため、クロスフェーダの位置が中央付近のような場所にあるとチャンネルA、B両方が大体同じレベルで加算されるため、両方のオーディオ信号がピークとして残ってしまうために生じるものである。このため、最終的に検出されるテンポはオーディオ信号A、Bのどちらにも合わない、誤ったテンポが検出されることになる。
このように誤ったテンポが映像再生装置に入力されてしまうと、会場内に再生されている曲と同期されない映像が表示されることとなり、非常に不快なものとなってしまう。
本願発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、操作者のテンポ合わせが上手くいかない状態でクロスフェードされる場合に、出力されるテンポをスムーズに切り換えることを目的とする。
請求項1に記載の本発明のテンポ信号出力装置は、
複数チャンネルのオーディオ信号を入力し、該複数チャンネルのオーディオ信号からチャンネル毎にテンポを検出する複数のテンポ検出手段と、
操作子と、
前記操作子の状態を解析することにより、前記複数のテンポ抽出手段で抽出された複数のテンポを出力するチャンネルを選択し、該選択されたチャンネルに応じた選択信号を出力する情報解析手段と、
前記複数のテンポ検出手段で検出されたテンポを入力し、前記情報解析手段から出力された選択信号に応じたチャンネルのテンポを出力する選択手段と
を有することを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、上記発明において、
前記操作子は、位置に応じてチャンネル毎に重み付け係数を設定するチャンネルフェーダであり、
前記情報解析手段は、前記チャンネル毎に設定された重み付け係数を比較することにより、前記複数のテンポ検出手段で検出されたテンポを出力するチャンネルを選択する
ことを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、上記発明において、
前記操作子は、位置に応じて前記複数チャンネルのオーディオ信号を加算する割合を示す重み付け係数を設定するクロスフェーダであり、
前記情報解析手段は、前記重み付け係数をチャンネル毎に比較することにより、前記複数のテンポ検出手段で検出されたテンポを出力するチャンネルを選択する
ことを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、上記発明において、
前記操作子は、位置に応じてチャンネル毎に重み付け係数を設定するチャンネルフェーダと、位置に応じて前記複数チャンネルのオーディオ信号を加算する割合を示す重み付け係数を設定するクロスフェーダであり、
前記情報解析手段は、前記チャンネルフェーダで決定される重み付け係数と前記クロスフェーダとによりそれぞれ設定される重み付け係数をチャンネル毎に加算し、該加算した重み付け係数をチャンネル毎に比較することにより、前記テンポ検出手段で検出されたテンポを出力するチャンネルを選択する
ことを特徴としている。
請求項5に記載の本発明のテンポ信号出力装置は、
複数チャンネルのオーディオ信号を入力し、該複数チャンネルのオーディオ信号からチャンネル毎にテンポを検出する複数のテンポ検出手段と、
位置に応じた係数が設定される操作子と、
前記操作子の位置に基づいた係数を取得して出力する情報解析手段と、
前記複数のテンポ検出手段より検出されたテンポに対し、前記情報解析手段より出力された係数をチャンネル毎に付与して平均して外部に出力する重み付け平均手段と
を有することを特徴としている。
請求項6に記載の本発明のオーディオミキシング装置は、
複数チャンネルのオーディオ信号を入力し、該複数チャンネルのオーディオ信号からチャンネル毎にテンポを検出する複数のテンポ検出手段と、
位置に応じてチャンネル毎に重み付け係数を設定する操作子と、
前記操作子に応じて設定されたチャンネル毎の重み付け係数を比較し、前記複数のテンポ抽出手段で抽出された複数のテンポのうち、出力するチャンネルを選択し、該選択されたチャンネルに応じた選択信号を出力する情報解析手段と、
前記複数のテンポ検出手段で検出されたテンポを入力し、前記情報解析手段から出力された選択信号に応じたチャンネルのテンポを出力する選択手段と、
前記複数チャンネルのオーディオ信号に対し、前記操作子に応じて設定された重み付け係数をチャンネル毎に付与し、該重み付けされた複数のオーディオ信号を加算して出力する重み付け加算手段と
を有することを特徴としている。
請求項7に記載の本発明は、上記発明において、
前記操作子は位置に応じてチャンネル毎に独立して重み付け係数を設定する複数のチャンネルフェーダと、位置に応じて前記複数チャンネルのオーディオ信号を加算する割合を示す重み付け係数を設定するクロスフェーダであり、
前記重み付け加算手段では、前記複数のオーディオ信号に対し、前記複数のチャンネルフェーダで設定された重み付け係数を付与した後に前記クロスフェーダで設定された重み付け係数を付与する
ことを特徴としている。
請求項8に記載の本発明は、上記発明において、
前記重み付け加算手段で出力された信号に対して所定の効果を付与するエフェクト手段を更に有し、
前記選択手段で出力されたテンポ信号に応じて前記エフェクト手段の所定のパラメータの制御を行う
ことを特徴としている。
本願発明によれば、テンポが完全に同期しないオーディオ信号を切り換える場合であっても、操作子の位置に応じて選択された方のオーディオ信号に同期したテンポ信号を出力することができるので、余分な操作をせずに常に会場内で再生されているオーディオ信号に同期したテンポを出力することができる。
以下、図面を参照し、本発明の実施の形態について説明する。
図4は本発明に係るシステムの全体構成を示している。図4において、このシステムは2つのオーディオ再生装置2(2a、2b)、ミキサ1、放音手段4(アンプ5、スピーカ6)、映像再生装置7から構成される。
オーディオ再生装置2は例えばアナログレコードプレーヤ、CDプレーヤ、ハードディスクオーディオプレーヤ等であり、各媒体に記憶されたオーディオ信号を再生し出力する装置であり、再生されるオーディオ信号のテンポ(ピッチ/回転数を含む)を調整するテンポ調整手段3を備える。ミキサ1はステレオ2系統のオーディオ信号(オーディオ再生装置2aからのオーディオ信号をチャンネルA、オーディオ再生装置2bからのオーディオ信号をチャンネルBとする)に複数のミキサ操作子(フェーダ)の位置に応じた重み付けを行って加算し外部へ出力する。ミキサ操作子はチャンネルフェーダ11(11a、11b)、クロスフェーダ12、マスタフェーダ13からなり、各チャンネルに入力されたオーディオ信号は図5に示す順に各フェーダの位置に対応した重み付けがされ、加算されてミキシング信号として出力される。各フェーダで重み付けられる係数は0(最小)〜1(最大)の値で設定される。チャンネルフェーダ11、マスタフェーダ13はフェーダ位置が上にあるほど大きな重み係数「1」が掛かり、一番下の位置では係数「0」がかけられる。また、クロスフェーダの重み付け係数は図6に示すように、フェーダ位置が左にあるほどチャンネルAに大きい重み「1」が掛かるとともに、チャンネルBには小さい重み「0」が掛かり、フェーダ位置が右にあるほどチャンネルBに大きい重み「1」が掛かるとともに、チャンネルAには小さい重み「0」が掛けられる。本実施例においては、重み付け係数のカーブは図6に示すように線形になっているが、これに限られず指数関数のようなカーブであってもかまわない。
ミキサ1から出力されたミキシング信号は放音手段4(アンプ5、スピーカ6)により放音される。
また、ミキサ1の内部には同期信号生成装置20を備え、オーディオ信号より検出したテンポに基づきテンポ信号を生成して外部へ出力する。同期信号生成装置20については後述する。7は映像再生装置であり、内部に記憶された動画像・静止画像をミキサ1から出力された同期信号に同期して読み出して出力し、図示せぬプロジェクタやモニタなど表示装置により映像が表示される。
(第1実施形態)
図7は本発明の同期信号生成手段20の機能ブロック図を示している。
ミキサ1の内部に備えられた同期信号生成手段20には2つのオーディオ再生装置から出力されたオーディオ信号がチャンネルA、チャンネルBの2系統でそれぞれ入力され、各系統にA/D変換器21、フィルタ22、テンポ検出手段30が備えられ、各系統から検出されたテンポを選択手段40により選択し、外部へテンポ信号を出力する。A/D変換器21は入力されたアナログオーディオ信号をディジタル信号に変換する。フィルタ22はA/D変換器21から出力されたディジタル信号を入力しフィルタ処理を行い出力する。フィルタ処理は信号のリズムを検出し易い帯域の周波数を通過させる帯域フィルタからなり、例えばバスドラムのような中低域のみを通過させるバンドパスフィルタから構成される。テンポ検出手段30はピーク検出器31、カウンタ32、テンポ算出器33から構成され、ピーク検出器31はフィルタ22から出力された信号のレベルが所定値以上であった場合にピークとして検出し、ピーク検出信号を出力する。クロック33は一定周波数のクロック信号(例えば20MHz、50nsごとに1クロック出力)をカウンタに出力する。カウンタ32はクロック33から出力されたクロック信号の数をカウントすることにより、ピーク検出信号間の時間間隔を計測する。
テンポ算出器33はカウンタ32から出力されたカウント値を入力し、BPM(Beat Per Minute)の算出を行い、テンポ信号として選択回路に出力する。BPMは一分間に含まれる4分音符の数により曲のテンポを表すもので、例えばピーク検出器で4分音符のタイミングにピークが検出され、カウンタ32から出力されるカウント値が0.5sであるとき、BPM=120と算出される。
チャンネルフェーダ11、クロスフェーダ12はミキサに備えられ、各フェーダの位置に応じて重み付け係数が設定される。チャンネルフェーダ11はチャンネル毎にチャンネルフェーダ11a、チャンネルフェーダ12bが備えられ、チャンネル毎に独立して重み付け係数の設定を行う。クロスフェーダ12はチャンネルAのオーディオ信号とチャンネルBのオーディオ信号を加算する割合を示す係数が設定される。
情報解析手段41はミキサ1に備えられたチャンネルフェーダ11、クロスフェーダ12からそれぞれのフェーダの位置に応じて設定された重み付け係数を取得して解析し、選択回路40に選択信号を出力する。
情報解析手段41では、次の条件のいずれかで各フェーダの位置に応じて設定された重み付け係数を解析し、選択情報を出力する。
1.チャンネルフェーダ11で設定された重み付け係数により選択
2つのチャンネルフェーダ(11a、11b)で設定された重み付け係数を比較し、チャンネルAの係数がチャンネルBの係数より大きければチャンネルAを選択する旨の選択信号を出力し、チャンネルAの係数がチャンネルBの係数より小さければチャンネルBを選択する旨の選択信号を出力する。
2.クロスフェーダ12の位置により選択
クロスフェーダ12が中央より左側(チャンネルA寄り)にある場合、選択回路にてチャンネルAを選択する旨の選択信号を出力し、中央より右側(チャンネルB寄り)にある場合、チャンネルBを選択する旨の選択信号を出力する。
3.チャンネルフェーダ11、クロスフェーダ12の両方により選択
チャンネルフェーダ11、クロスフェーダ12各々の位置により設定される重み付け係数をチャンネルごとに加算し、大きいほうのチャンネルを選択信号として出力する。
例えば、チャンネルフェーダ11aに係数0.4、チャンネルフェーダ11bに0.8、クロスフェーダ位置が中央よりやや左の位置でチャンネルAに係数0.4、チャンネルBに係数0.6が設定されている場合、
チャンネルA:0.4+0.4=0.8
チャンネルB:0.8+0.6=1.4
となり、チャンネルBの方が大きいため、チャンネルBを選択する旨の選択信号を出力する。
以上のように情報解析手段41から出力された選択信号に応じて、選択回路40ではチャンネルAまたはチャンネルBのテンポ信号を外部へ出力する。
これにより外部の映像再生手段(図示せず)はテンポ信号を受け取り、このテンポ信号に同期した映像を再生することができる。
(第2実施形態)
上述の実施例では、ミキサ操作子(チャンネルフェーダ11、クロスフェーダ12)の位置に応じてテンポ信号を出力するチャンネルの選択を行ったが、選択回路40の替わりに重み付け平均手段50を備え、チャンネルA、チャンネルBそれぞれのテンポ信号を重み付け平均してもよい。図8には第2実施形態に係る機能ブロック図を示している。
図8に示す機能ブロック図は、選択回路40に替わって重み付け平均手段50が備えられている他は、上述の実施例と同様の構成である。
上述の実施例における、情報解析手段41は条件1〜3によりチャンネルAまたはチャンネルBを選択する旨の選択信号を出力するものであったが、本実施例では条件判断に用いる係数そのものを重み付け平均手段50へ出力し、この係数に基づいてチャンネルA、チャンネルBそれぞれのテンポ信号に重み付けを行い平均することにより平均テンポ信号を出力する。
たとえば、チャンネルAでBPM=120.0のテンポが検出され、チャンネルBでBPM=120.5のテンポが検出されたとする。ここで、クロスフェーダ位置が中央よりやや左側にあって、情報解析手段41からチャンネルAに0.4、チャンネルBに0.6の重み付け係数が出力されたとき、出力される平均テンポ信号は
120×0.4+120.5×0.6=120.3
となる。これによれば、テンポ合わせが完全に出来なくとも、概ね曲のテンポにあったテンポ信号が出力される。
(第3実施形態)
上述の形態では、ミキサ1より出力したテンポ信号を外部の映像再生装置に入力することにより、ミキサ1から出力するオーディオ信号と映像再生装置から出力される映像のテンポの同期を行ったが、ミキサ1から出力されるオーディオ信号と同期させるものは映像再生装置に限るものではない。
図9に第3の実施形態における機能ブロック図を示す。上述の実施形態にエフェクト手段60を備え、エフェクト手段60はチャンネルA、チャンネルBのオーディオ信号を重み付け加算手段(11、12)により各フェーダ位置に応じた重み付け加算された信号に対して所定のエフェクト処理を行う。エフェクトの種類はディレイ、コーラス、フェイザー、ワウ、フィルター、トレモロなどから所定のエフェクトが設定される。
上述の実施例と同様にチャンネルA、チャンネルBそれぞのオーディオ信号からテンポを検出し、選択手段により選択されたテンポ信号をエフェクト手段60に出力する。エフェクト手段60では入力したテンポ信号に応じて、エフェクトのパラメータの制御を行う。例えば、設定されたエフェクトの種類がディレイであればテンポ信号に応じたテンポでディレイタイムを設定し、コーラス等のエフェクトであればエフェクト手段に内蔵された図示しないLFO(Low Frequency Oscilator)の周波数をテンポ信号に応じて設定することにより、テンポ信号のテンポに応じたエフェクト処理を行う。
(その他の実施形態)
本願の実施形態は上述の実施例に限られるものではない。
上述の実施形態では、テンポ算出器33によりピークの時間間隔をBPMに変換して出力したが、ピーク検出器でピークが検出されるたびにピーク検出信号をテンポ信号としてそのまま選択手段40に出力してもよい。また、本願ではA/D変換器21でアナログオーディオ信号をディジタル信号へ変換したが、ピーク検出手段でピークが検出できればA/D変換器21は無くてもよい。また、本願のテンポ検出手段30ではピーク間の時間間隔をテンポとして検出する方法であったが、周知の各種テンポ検出方法を利用することができる。
従来のDJシステムを示した図である。 従来のクロスフェード切替時のテンポを表した図である。(テンポ合わせ成功時) 従来のクロスフェード切替時のテンポを表した図である。(テンポ合わせ失敗時) 本願発明に係る同期信号生成装置を内蔵したミキサの適用例を表した図である。 ミキサ操作子の重み付けの順を表した図である。 クロスフェーダ12に設定される重み付け係数を表した図である。 本願発明の第1実施形態に係る同期信号生成手段20の機能ブロックを表した図である。 本願発明の第2実施形態に係る同期信号生成手段20の機能ブロックを表した図である。 本願発明の第3実施形態に係る同期信号生成手段20の機能ブロックを表した図である。
符号の説明
1・・・オーディオミキサ、2(2a、2b)・・・オーディオ再生装置、3・・・テンポ制御手段、4・・・放音手段、5・・・アンプ、6・・・スピーカ、7・・・映像再生装置、11(11a、11b)・・・チャンネルフェーダ、12・・・クロスフェーダ、13・・・マスタフェーダ、20・・・同期信号生成手段、21・・・A/D変換器、22・・・フィルタ、30・・・テンポ検出手段、31・・・ピーク検出器、32・・・カウンタ、33・・・クロック、34・・・テンポ算出器、40・・・選択回路、41・・・情報解析手段、50・・・重み付け平均手段、60・・・エフェクト手段

Claims (8)

  1. 複数チャンネルのオーディオ信号を入力し、該複数チャンネルのオーディオ信号からチャンネル毎にテンポを検出する複数のテンポ検出手段と、
    操作子と、
    前記操作子の状態を解析することにより、前記複数のテンポ抽出手段で抽出された複数のテンポを出力するチャンネルを選択し、該選択されたチャンネルに応じた選択信号を出力する情報解析手段と、
    前記複数のテンポ検出手段で検出されたテンポを入力し、前記情報解析手段から出力された選択信号に応じたチャンネルのテンポを出力する選択手段と
    を有するテンポ信号出力装置。
  2. 前記操作子は、位置に応じてチャンネル毎に重み付け係数を設定するチャンネルフェーダであり、
    前記情報解析手段は、前記チャンネル毎に設定された重み付け係数を比較することにより、前記複数のテンポ検出手段で検出されたテンポを出力するチャンネルを選択する
    ことを特徴とする請求項1記載のテンポ信号出力装置。
  3. 前記操作子は、位置に応じて前記複数チャンネルのオーディオ信号を加算する割合を示す重み付け係数を設定するクロスフェーダであり、
    前記情報解析手段は、前記重み付け係数をチャンネル毎に比較することにより、前記複数のテンポ検出手段で検出されたテンポを出力するチャンネルを選択する
    ことを特徴とする請求項1記載のテンポ信号出力装置。
  4. 前記操作子は、位置に応じてチャンネル毎に重み付け係数を設定するチャンネルフェーダと、位置に応じて前記複数チャンネルのオーディオ信号を加算する割合を示す重み付け係数を設定するクロスフェーダであり、
    前記情報解析手段は、前記チャンネルフェーダで決定される重み付け係数と前記クロスフェーダとによりそれぞれ設定される重み付け係数をチャンネル毎に加算し、該加算した重み付け係数をチャンネル毎に比較することにより、前記テンポ検出手段で検出されたテンポを出力するチャンネルを選択する
    ことを特徴とする請求項1記載のテンポ信号出力装置。
  5. 複数チャンネルのオーディオ信号を入力し、該複数チャンネルのオーディオ信号からチャンネル毎にテンポを検出する複数のテンポ検出手段と、
    位置に応じた係数が設定される操作子と、
    前記操作子の位置に基づいた係数を取得して出力する情報解析手段と、
    前記複数のテンポ検出手段より検出されたテンポに対し、前記情報解析手段より出力された係数をチャンネル毎に付与して平均して外部に出力する重み付け平均手段と
    を有するテンポ信号出力装置。
  6. 複数チャンネルのオーディオ信号を入力し、該複数チャンネルのオーディオ信号からチャンネル毎にテンポを検出する複数のテンポ検出手段と、
    位置に応じてチャンネル毎に重み付け係数を設定する操作子と、
    前記操作子に応じて設定されたチャンネル毎の重み付け係数を比較し、前記複数のテンポ抽出手段で抽出された複数のテンポのうち、出力するチャンネルを選択し、該選択されたチャンネルに応じた選択信号を出力する情報解析手段と、
    前記複数のテンポ検出手段で検出されたテンポを入力し、前記情報解析手段から出力された選択信号に応じたチャンネルのテンポを出力する選択手段と、
    前記複数チャンネルのオーディオ信号に対し、前記操作子に応じて設定された重み付け係数をチャンネル毎に付与し、該重み付けされた複数のオーディオ信号を加算して出力する重み付け加算手段と
    を有するオーディオミキシング装置。
  7. 前記操作子は位置に応じてチャンネル毎に独立して重み付け係数を設定する複数のチャンネルフェーダと、位置に応じて前記複数チャンネルのオーディオ信号を加算する割合を示す重み付け係数を設定するクロスフェーダであり、
    前記重み付け加算手段では、前記複数のオーディオ信号に対し、前記複数のチャンネルフェーダで設定された重み付け係数を付与した後に前記クロスフェーダで設定された重み付け係数を付与する
    ことを特徴とする請求項5記載のオーディオミキシング装置。
  8. 前記重み付け加算手段で出力された信号に対して所定の効果を付与するエフェクト手段を更に有し、
    前記選択手段で出力されたテンポ信号に応じて前記エフェクト手段の所定のパラメータの制御を行う
    ことを特徴とする請求項5または6に記載のオーディオミキシング装置。
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