JP3257789B2 - 記録方式 - Google Patents

記録方式

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JP3257789B2
JP3257789B2 JP20204190A JP20204190A JP3257789B2 JP 3257789 B2 JP3257789 B2 JP 3257789B2 JP 20204190 A JP20204190 A JP 20204190A JP 20204190 A JP20204190 A JP 20204190A JP 3257789 B2 JP3257789 B2 JP 3257789B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、例えばバイノーラル録音するのに適用して
好適な記録方式に関する。
【0002】
【発明の概要】 本発明は、例えばバイノーラル録音するのに適用して
好適な記録方式に関し、録音空間に配置された複数の音
源の音声信号がマルチ記録された記録媒体を再生する再
生手段と、この録音空間におけるこの複数の音源の配置
位置と同一の配置位置に設置され、この再生手段よりの
複数の音声信号を夫々拡声する複数のスピーカとを設
け、この複数のスピーカより夫々拡声された音を2チャ
ンネル録音するようにしたことにより、実際に楽器や人
声によるアンサンブルの音を録音するときよりも、簡
単、且つ、各種の音の処理が簡単に行えるようにし、そ
の録音によって得た記録媒体を再生したときに、臨場感
の高い音を得ることができる。
【0003】
【従来の技術】
従来、図4に示す如き例えば、人間の頭の形をした模
型の両耳部分にマイクロフォンを夫々設置して録音する
バイノーラル録音が提案されている。
【0004】 この図4において、11aはピアノ、11bはドラムスのハ
イハット、11cはスネアドラム、11dはバスドラム、11e
はタムタムドラム、11fはシンバル、11gはコントラバ
ス、11hはビブラフォン、11iはクラシックギター、11j
はサキソフォンである。これら音源(この例においては
楽器)11を図示は省略した演奏者に夫々演奏させてアン
サンブルを行い、その音を録音する如くする。
【0005】 13は、人間の頭の形をした模型及びこの模型の両耳部
分に夫々設置されたマイクロフォン13L,13R(図1参
照)より構成されたバイノーラル・マイクロフォンで、
このバイノーラル・マイクロフォン13によって、各音源
11より演奏した音を音声信号になし、この音声信号をVT
R等の記録機14に供給する如くする。そして、この記録
機14によって音声信号が記録される。この記録された音
声信号を再生し、その再生音をヘッドフォンで聴くよう
にする。これによって、聴感上、あたかも演奏が目前で
行われているような臨場感を得るようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述の従来のバイノーラル録音による記録
方式では、実際に複数の人が各自の楽器を演奏または歌
ったりして1つの曲をアンサンブルした音をバイノーラ
ルマイクロフォン13でその音を音声信号にし、この音声
信号を記録機14に供給し、記録媒体に記録するようにし
ている。
【0007】 従って、例えば、演奏者のうち1人が演奏を失敗した
り、録音する側が録音を失敗したり、演奏音以外の音が
録音されてしまったりした場合は録音のやり直しを行っ
たりしなければならなくなり、1曲分毎の演奏の音を録
音するために時間が掛かると共に、作業過程が複雑とな
る不都合がある。
【0008】 また、各楽器11a,11b‥‥11jより奏でられる音の音量
バランスをとったり、加工(いわゆるエフェクト処理
等)を行ったりすることが十分にできない。従って、バ
イノーラル録音した後にその記録媒体を再生した場合に
十分な臨場感が得られないといった不都合があった。
【0009】 本発明はかかる点に鑑みてなされたもので、実際に楽
器や人声によるアンサンブルの音を録音するときより
も、簡単、且つ、各種の音の処理が簡単に行えるように
し、その録音によって得た記録媒体を再生したときに、
臨場感の高い音を得ることのできる記録方式を提案しよ
うとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明記録方式は例えば図1〜図2に示す如く、録音
空間に配置された複数の音源11a,11b‥‥11jの音声信号
がマルチ記録された記録媒体を再生する再生手段10と、
この録音空間におけるこの複数の音源11a,11b‥‥11jの
配置位置と同一の配置位置に設置され、この再生手段10
よりの複数の音声信号を夫々拡声する複数のスピーカ5
a,5b‥‥5lとを設け、この複数のスピーカ5a,5b‥‥5l
より夫々拡声された音を2チャンネル録音するようにし
たものである。
【0011】
【作用】
上述せる本発明によれば、複数のスピーカより夫々拡
声された音を2チャンネル録音するようにしたので、実
際に楽器や人声によるアンサンブルの音を録音するとき
よりも簡単、且つ、各種の音の処理が簡単に行えるよう
にし、その録音によって得た記録媒体を再生したとき
に、臨場感の高い音を得ることができる。
【0012】
【実施例】
以下に、図1を参照して、本発明記録方式の例につい
て詳細に説明する。
【0013】 この図1において、1a,1b‥‥1lは夫々音声信号が供
給される入力端子で、これら入力端子1a,1b‥‥1lより
の音声信号は夫々増幅器2a,2b‥‥2lを介して記録再生
回路3に供給される。この記録再生回路3は、いわゆる
例えば8ミリビデオテープを用いたPCMマルチ・トラッ
ク・レコーダで、例えば同時に12チャンネル分の音声信
号をディジタル信号にして8ミリビデオテープに記録
し、この8ミリビデオテープに記録したディジダル音声
信号を夫々再生し、夫々アナログ音声信号になし、これ
らアナログ音声信号を夫々増幅器4a,4b‥‥4lを介して
スピーカ5a,5b‥‥5lに供給する。
【0014】 さて、各音源の音の記録は例えば図2に示す如く行
う。即ち、ピアノ11aの高域発生部付近に設置したマイ
ク12aを入力端子1aに接続し、このピアノ11aの中域から
低域発生部付近に設置したマイクロフォン12bを入力端
子1bに接続し、ドラムスのハイハット11bに設置したマ
イクロフォン12cを入力端子1cに接続し、このドラムス
のスネアドラム11cに設置したマイクロフォン12dを入力
端子1dに接続し、このドラムスのバスドラム11dに設置
したマイクロフォン12eを入力端子1eに接続し、このド
ラムスのタムタムドラム11eに設置したマイクロフォン1
2fを入力端子1fに接続し、このドラムスのシンバル11f
に設置したマイクロフォン12gを入力端子1gに接続し、
コントラバス11gに設置したマイクロフォン12hを入力端
子1hに接続し、ビブラフォン11hの高域発生部分に設置
したマイクロフォン12iを入力端子1iに接続し、このビ
ブラフォン11hの低域発生部分に設置したマイクロフォ
ン12jを入力端子1jに接続し、クラシックギター11iに設
置したマイクロフォン12kを入力端子1kに接続し、サキ
ソフォーン11jに設置したマイクロフォン12lを入力端子
1lに接続する。
【0015】 尚、演奏者及び各マイクロフォン12a,12b‥‥12l及び
記録再生機10の各入力端子1a,1b‥‥1l間を夫々接続す
るコードについてはそれらの図示は省略する。
【0016】 上述のように各楽器に夫々設置されたマイクロフォン
12a,12b‥‥12lを夫々記録再生機10の各入力端子1a,1b
‥‥1lに接続した後に、各楽器を奏でる演奏者によっ
て、アンサンブルを行うようにすると共に、各入力端子
1a,1b‥‥1lよた各増幅器2a,2b‥‥2lを介して夫々供給
される音声信号を記録再生回路3によって例えば8ミリ
ビデオテープに、いわゆるマルチ記録する如くする。
尚、各音源11の記録は同時でなくとも、各音源毎に順次
記録するようにしても良い。
【0017】 13はバイノーラルマイクロフォンで、このバイノーラ
ルマイクロフォン13を構成するマイクロフォン13L及び1
3Rによって、スピーカ5a,5b‥‥5lよりの音を音声信号
にし、記録機14に供給し、この音声信号を記録媒体に記
録する如くする。
【0018】 このようにしてマルチ記録された8ミリビデオテープ
を図3に示す如く、記録再生機10によって再生する。こ
の図3においては、図2に示した各楽器11a,11b‥‥11j
が設置されていた位置と略同じ位置に例えば同じ大きさ
のフルレンジスピーカ5a,5b‥‥5lを設置する。即ち、
スピーカ5a,5bは、図2におけるピアノ11aの位置にし、
スピーカ5cは図2におけるハイハット11bの位置にし、
スピーカ5dは図2におけるスネアドラム11cの位置に
し、スピーカ5eは図2におけるバスドラム11dの位置に
し、スピーカ5fは図2におけるタムタムドラム11eの位
置にし、スピーカ5gは図2におけるシンバル11fの位置
にし、スピーカ5hは図2におけるコントラバス11gの位
置にし、スピーカ5i及び5jは図2におけるビブラフォン
11hの位置にし、スピーカ5kは図2におけるクラシック
ギター11iの位置にし、スピーカ5lは図2におけるサキ
ソフォーン11jの位置にする。
【0019】 上述の如く各スピーカ5a,5b‥‥5lをアンサンブル時
の各楽器の位置に配置し、更に記録再生機10によって、
上述の如き記録した8ミリビデオテープより各音源11の
音声信号を再生する。そして、図に示す如く設置したバ
イノーラルマイクロフォン13を介して記録機14にその音
声信号を供給し、その音声信号を記録媒体に記録する如
くする。
【0020】 かくすると、上述の記録媒体を再生し、ヘッドフォン
等でその再生音を聴いた聴者は、聴感上、音が頭の上部
に集まって鳴ることがなく、あたかも目の前で、アンサ
ンブルが行われている如き感じを得ることができ、非常
に臨場感の高い音楽鑑賞を行うことができる。また、実
際に楽器や人によるアンサンブルを行わなくて済むの
で、録音過程が簡単となる。
【0021】 尚、上述の例においては、記録媒体として8ミリビデ
オテープを挙げたが、光ディスクや、他の磁気テープを
使用し、また、音源を本物の楽器とせずに例えばシンセ
サイザーやいわゆるサンプラーの如き機器によって得ら
れる種々の音を音源としても良い。
【0022】 また、上述の例においては、バイノーラルマイクロフ
ォン13にて録音する場合について説明したが、一般のマ
イクロフォンを2本用い、2チャンネル記録を行っても
よい。
【0023】 尚、本発明は上述の実施例に限ることなく、本発明の
要旨を逸脱することなく、その他種々の構成が採り得る
ことは勿論である。
【0024】
【発明の効果】
上述せる本発明によれば、複数の音源の音声信号がマ
ルチ記録された記録媒体を再生する再生手段よりの複数
の音声信号を複数のスピーカにて夫々拡声し、この複数
のスピーカより夫々拡声された音を2チャンネル録音す
るようにしたので、実際に楽器や人声によるアンサンブ
ルの音を録音するときよりも簡単、且つ、各種の音の処
理が簡単に行えるようにし、その録音によって得た記録
媒体を再生したときに、臨場感の高い音を得ることがで
きる利益がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明記録方式の例を示す構成図である。
【図2】 各音源の音の記録方法の例を示す説明図である。
【図3】 各音源の音の再生及びそのバイノーラル録音の例を示す
説明図である。
【図4】 従来の記録方式による記録の例を示す図である。
【符号の説明】
5a,5b‥‥5l……スピーカ、10……記録再生機、11a,11b
‥‥11j……音源、13……バイノーラルマイクロフォ
ン、14……記録機

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】録音空間に配置された複数の音源の音声信
    号がマルチ記録された記録媒体を再生する再生手段と、 上記録音空間における上記複数の音源の配置位置と同一
    の配置位置に設置され、上記再生手段よりの複数の音声
    信号を夫々拡声する複数のスピーカとを設け、 該複数のスピーカより夫々拡声された音を2チャンネル
    録音するようにしたことを特徴とする記録方式。
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