JP5930901B2 - エポキシ樹脂の加工方法 - Google Patents

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Description

本発明は、エポキシ樹脂の加工方法に関する。
WL−CSP(Wafer−level Chip Size Package)とは、ウエーハの状態で再配線層や電極(金属ポスト)を形成後、表面側を樹脂封止し、切削ブレード等で各パッケージに分割する技術であり、ウエーハを個片化したパッケージの大きさが半導体デバイスチップの大きさになるため、小型化及び軽量化の観点からも広く採用されている。
WL−CSPの製造プロセスでは、複数のデバイスが形成された半導体ウエーハのデバイス面側に再配線層を形成し、更に再配線層を介してデバイス中の電極に接続する金属ポストを形成した後、金属ポスト及びデバイスを樹脂で封止する。
次いで、封止剤を薄化するとともに金属ポストを封止剤表面に露出させた後、金属ポストの端面にバンプと呼ばれる外部端子を形成する。その後、切削装置等で切削して個々のCSPへと分割する。
半導体デバイスを衝撃や湿気等から保護するために、封止剤で封止することが重要である。通常、封止剤として、エポキシ樹脂中にSiCからなるフィラーを混入した封止剤を使用することで、封止剤の熱膨張率を半導体デバイスチップの熱膨張率に近づけ、熱膨張率の差によって生じる加熱時のパッケージの破損を防止している。
一方、WL−CSPウエーハの封止剤を薄化して金属ポストの高さを揃えるとともに封止剤表面に金属ポストを露出させるには、ダイアモンドをガラスや樹脂等で固めた研削砥石を有するグラインダと呼ばれる研削装置が利用される。
特開2009−59771号公報
しかし、WL−CSPで封止樹脂として広く使用されているエポキシ樹脂を研削砥石で研削すると、シリコンウエーハを研削するよりも過度に研削砥石が摩耗してしまう。エポキシ樹脂の種類によっては、樹脂の研削除去量と砥石の摩耗量が同等となるものもある。
砥石が摩耗する都度、新しい研削砥石に交換するという手間が掛かる上、セルフグラインドやセットアップ等の作業も必要となるため、研削砥石の摩耗量が多いと生産性が落ちるという問題がある。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、研削砥石の摩耗量を低減して過度に生産性が落ちることを低減可能なエポキシ樹脂の加工方法を提供することである。
本発明によると、エポキシ樹脂の加工方法であって、エポキシ樹脂の外周縁に到達しない複数の溝をエポキシ樹脂の被研削面に形成する溝形成ステップと、該溝形成ステップを実施した後、該複数の溝にエポキシ樹脂と反応してエポキシ樹脂を脆弱化させる薬液を充填して所定時間経過させる薬液充填ステップと、該薬液充填ステップを実施した後、該複数の溝から該薬液を除去する薬液除去ステップと、該薬液除去ステップを実施した後、エポキシ樹脂の被研削面を研削砥石で研削する研削ステップと、を含むことを特徴とするエポキシ樹脂の加工方法が提供される。
本発明によると、溝中に薬液を充填してエポキシ樹脂を脆弱化させた後エポキシ樹脂を研削するため、研削時の研削砥石の摩耗が低減され、過度に生産性が落ちることを防止できる。
溝形成ステップを説明するWL−CSPの斜視図である。 エポキシ樹脂の被研削面に形成する溝の他の例を示すWL−CSPの平面図である。 薬液充填ステップを示すWL−CSPの斜視図である。 薬液除去ステップを示す洗浄装置の縦断面図である。 研削ステップを示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。図1を参照すると、WL−CSP11の斜視図が示されている。WL−CSP11はシリコンウエーハ13上に再配線層及び電極(金属ポスト)を形成した後、その表面側をエポキシ樹脂15で封止して構成されている。好ましくは、エポキシ樹脂15中にはSiCからなるフィラーが混入されている。
本発明の加工方法では、まずエポキシ樹脂15の表面(被研削面)にエポキシ樹脂15の外周縁に到達しない複数の溝17を形成する。これらの溝17は、好ましくは切削ブレードによる切削で形成する。代替実施形態として、エポキシ樹脂15に対して吸収性を有する波長のレーザービームを照射して、アブレーション加工により溝17を形成するようにしてもよい。
溝17のパターンは、図1に示した形態に限定されるものではなく、例えば図2(A)及び図2(B)に示すようなパターンの複数の溝17を形成するようにしてもよい。要するに、エポキシ樹脂15の外周縁に到達しない任意のパターンで複数の溝17を形成すればよい。
溝形成ステップを実施した後、図3に示すように、薬液供給ノズル10から硫酸又は硝酸等のエポキシ樹脂15を脆弱化させる薬液12を供給して溝17中に薬液12を充填する。そして十分な時間このまま放置する。
その結果、溝17中に充填された薬液12によりエポキシ樹脂15が脆弱化される。エポキシ樹脂15を十分脆弱化させるためには、例えば図2(B)に示すように、多数の溝17をエポキシ樹脂15の被研削面に形成するのが好ましい。
薬液充填ステップを実施した後、複数の溝17中から薬液を除去する薬液除去ステップを実施する。この薬液除去ステップは、図4に示すようなスピンナ洗浄装置14を用いて実施する。
スピンナ洗浄装置14のスピンナテーブル16は、電動モータ18の出力軸20に連結されている。スピンナテーブル16は、多孔質材料から形成された吸引保持部を有しており、吸引保持部は図示しない真空吸引源に接続されている。従って、スピンナテーブル16は、その上に載置されたWL−CSP11を吸引保持する。
22は液体受け容器であり、円筒状側壁22aと、底壁22bと、円筒状内壁22cとを有している。24は洗浄水供給アームであり、その先端に洗浄水供給ノズル26が形成されている。
洗浄水供給アーム24の基端部は正転・逆転可能なモータ28に連結されており、モータ28を駆動すると洗浄水供給ノズル26がWL−CSP11上を揺動する。洗浄水供給アーム24は純水等の洗浄水供給源に接続されている。
次に、このように構成されたスピンナ洗浄装置14の作用について説明する。薬液充填ステップを実施した後、WL−CSP11はスピンナ洗浄装置14のスピンナテーブル16上に載置され、スピンナテーブル16の吸引保持部を真空吸引源に接続することにより、スピンナテーブル16により吸引保持される。
この状態で電動モータ18を駆動して、スピンナテーブル16を矢印a方向に回転させながら洗浄水供給ノズル26から純水等の洗浄水をエポキシ樹脂15上に供給して溝17中から薬液を洗い流して除去する。この洗浄中にはモータ28を正転・逆転して、洗浄液ノズル26を揺動させながら洗浄水をエポキシ樹脂15表面に供給するのが望ましい。
スピンナ洗浄装置14により溝17中の薬液を洗い流した後、好ましくは、洗浄水の供給を絶ってから電動モータ18を駆動してスピンナテーブル16を高速回転させてWL−CSP11をスピン乾燥する。このスピン乾燥時には、図示しないエア供給ノズルからエポキシ樹脂15表面にエアを供給するようにしてもよい。
薬液除去ステップを実施した後、エポキシ樹脂15の被研削面を研削砥石で研削する研削ステップを実施する。この研削ステップでは、図5に示すように、WL−CSP11のシリコンウエーハ13側を研削装置のチャックテーブル30で吸引保持し、溝17を有するエポキシ樹脂15を露出させる。
図5において、研削装置の研削ユニット32は、回転駆動されるスピンドル34と、スピンドル34の先端部に固定されたホイールマウント36と、ホイールマウント36に複数のねじ40で着脱可能に装着された研削ホイール38を含んでいる。研削ホイール38は、環状基台42と、環状基台42の自由端部に固着された複数の研削砥石44とから構成される。
この研削ステップでは、チャックテーブル30を矢印a方向に例えば300rpmで回転しつつ、研削ホイール38をチャックテーブル30と同一の方向に、即ち矢印b方向に例えば6000rpmで回転させるとともに、図示しない研削ユニット送り機構を作動して研削砥石44をWL−CSP11のエポキシ樹脂15に接触させる。
そして、研削ホイール38を所定の研削送り速度で下方に所定量研削送りして、エポキシ樹脂15の研削を実施する。エポキシ樹脂15は溝17中に充填された薬液により脆弱化されているため、比較的容易に研削することができ、研削砥石44の摩耗量も低減することができる。エポキシ樹脂15の研削は、エポキシ樹脂15表面に金属ポストの端面が露出する寸前まで実施する。
11 WL−CSP
12 薬液
13 シリコンウエーハ
14 スピンナ洗浄装置
15 エポキシ樹脂
16 スピンナテーブル
17 溝
32 研削ユニット
38 研削ホイール
44 研削砥石

Claims (1)

  1. エポキシ樹脂の加工方法であって、
    エポキシ樹脂の外周縁に到達しない複数の溝をエポキシ樹脂の被研削面に形成する溝形成ステップと、
    該溝形成ステップを実施した後、該複数の溝にエポキシ樹脂と反応してエポキシ樹脂を脆弱化させる薬液を充填して所定時間経過させる薬液充填ステップと、
    該薬液充填ステップを実施した後、該複数の溝から該薬液を除去する薬液除去ステップと、
    該薬液除去ステップを実施した後、エポキシ樹脂の被研削面を研削砥石で研削する研削ステップと、
    を含むことを特徴とするエポキシ樹脂の加工方法。
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