JP5929594B2 - 車体の側部構造 - Google Patents

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    • B62D25/00Superstructure or monocoque structure sub-units; Parts or details thereof not otherwise provided for
    • B62D25/04Door pillars ; windshield pillars

Description

本発明は、フロントドアで開閉される乗降用開口とリヤドアで開閉される乗降用開口とを前後に仕切るセンターピラーを備える車体の側部構造に関する。
自動車の車体塗装では、フロントドア及びリヤドアを開放した状態で、センターピラーを含む車体内板部の塗装が行なわれ、次いで、フロントドア及びリヤドアを閉じた状態にして、それらドアのアウタパネルを含む車体外板部の塗装が行なわれている。特許文献1には、車体外板部の塗装を行なう前に、ドアを開放状態にして車体内部に残る浮遊塗料ミストを外部に排出させ、その後にドアを閉じた状態にして車体外板部の塗装を行なうことが記載されている。
上記車体外板部の塗装では、例えば、メタリックベース塗膜と着色ベース塗膜と透明クリヤー塗膜とよりなる積層塗膜を形成するようになされている。このような積層塗膜に関し、特許文献2には、膜厚のバラツキによる色ムラの発生、エッジ部における額縁現象の発生、ポリッシュ補修による色相の変化を抑制し、彩かさと深み感を得るべく、メタリックベース塗膜の明度L*値と、着色ベース塗膜の可視光線透過率を特定の範囲に設定することが記載されている。
特開2006−272165号公報 特開2007−167720号公報
ところで、上記車体塗装においては一つの問題がある。以下、具体的に説明する。図11は、車体のセンターピラー部分の横断面図である。上下方向に延びるセンターピラー74は、ピラーアウタパネル71とピラーレインフォースメント72とピラーインナパネル73とを備えて構成されている。センターピラー74が車体のフロントドア75で開閉される乗降用開口とリヤドア77で開閉される乗降用開口とを前後に仕切っている。なお、本発明の課題との関連性はないが、フロントドア75のドアサッシュ部76とリヤドア77のドアサッシュ部78には、両ドア75,77の閉時に車体前後方向の連続感が得られるようにガーニッシュ79,80が設けられている。
同図において、81はボディ側のウエザストリップ、82はドア側のウエザストリップ、83はドアサッシュ部76,78にランチャンネルホルダ84を介して設けられたガラスランチャンネル、85はドアガラス、86はトリム部材である。矢印Fは車体前方を示し、矢印Rは車両後方を示し、矢印INは車体内方を示し、矢印OUTは車体外方を示す。これら矢符の意味は他の図面でも同じである。
さて、車体塗装は、先に説明したように、ドア75,77を開放した状態での車体内板部の塗装後、ドア75,77を閉じた状態での車体外板部の塗装が行なわれる。この車体外板部の塗装時に、図12に矢符Pで示すように、ドアサッシュ部76,78の隙間αから塗料ミストが車体内方側に入り、センターピラー74のピラーアウタパネル71に付着することがある。
図12には、ウエザストリップ81,82、ガラスランチャンネル83、ドアガラス85及びトリム部材86を描いているが、実際には、図13に示すように、ガーニッシュ等が車体に装着されていない状態で塗装が行なわれる。例えば、ドア75,77を車体本体部との間にスペーサを挟んで閉じ状態にして塗装が行なわれる。このとき、ピラーアウタパネル71に塗料ミスト87の付着部88を生じ、車体外観(見栄え)の低下を招くことがある。
すなわち、一般に、車体塗装は、防錆等のための下塗り(電着塗装)、塗装の仕上がり性や耐チッピング性を高めるための中塗り、耐候性や意匠性を高めるための上塗り(ベース塗装及びクリヤ塗装)が行なわれる。しかし、車体外板部とは違って、車体内板部の塗装においては、仕上がり性や耐チッピング性について要求度が低いことから、上記中塗りが省略されることがあり、また、意匠性についての要求度も低いことから、車体外板部とは異なる上塗り塗装が施されることがある。この中塗りの省略又は上塗り塗装の違いによって、車体内板部としてのピラーアウタパネル71と車体外板部としてのドア75,77のアウタパネルとでは、彩度、明度、或いは色相のうちの少なくとも一つが多少異なる仕上がりとされる場合がある。
その場合、ピラーアウタパネル71に上記車体外板塗装時の塗料ミストが付着すると、このピラーアウタパネル71は、色調が部分的に違う塗装外観を呈する結果となる。
また、車体外板部に車体内板部と同じ色調になるように塗装を行なうようにした場合でも、その塗装に、配向性によって彩度、明度、又は質感に影響が出るフレーク状光輝材を含有する塗料を用いたときには同様の問題がある。
すなわち、図13に示すように、静電塗装ガン89からの塗料ミスト87が浮遊してピラーアウタパネル71に付着したときは、図14に示すように、ミスト付着部88の光輝材90の配向性が低くなる。その結果、ピラーアウタパネル71のミスト付着部88は光輝材90による光の乱反射の影響で白っぽい外観を呈することになる。図14において、91は電着塗膜、92はベース塗膜、93はクリヤ塗膜である。
ここに、本発明が問題にするのは、ピラーアウタパネル71に対する塗料ミストの付着は、図1に示すドア本体部上縁ラインUL付近より上側において生じ、その下側では塗料ミストの付着量が少ない、又は殆ど付着しない点である。ドア75,77が閉じられた状態では、ドアサッシュ部76,78の隙間αは広いが、ドア本体部間の隙間は狭いためである。その結果、ピラーアウタパネル71の塗料ミストが多く付着した上側とその付着量が少ない又は零となる下側とでは、塗膜の色調ないしは質感が異なることになる。そのため、フロントドア75又はリヤドア77を開けたときに、上記色調ないしは質感の違いが目立ち、看者に違和感を与えることになる。
そこで、本発明は、ドアを開いたときでもピラーアウタパネルの塗膜の色調ないしは質感に関して看者が違和感を覚えないようにする。
本発明は、塗料の配合やマスキング等の塗装方法での対策ではなく、ピラーアウタパネルの形状を工夫して上記課題に対策した。
以下、具体的に説明すると、ここに提示する車体は、フロントドアで開閉される乗降用開口とリヤドアで開閉される乗降用開口とを前後に仕切って上下方向に延びるセンターピラーを備えている。上記フロントドア及びリヤドア各々のドア本体部上縁ラインは車体前後方向に一直線状に延びている。上記フロントドア及び上記リヤドア各々のドアアウタパネルには、上記センターピラーのピラーアウタパネルの塗装とは彩度、明度及び色相のうちの少なくとも1つが異なる塗装が施され、或いは配向性によって彩度、明度、又は質感に影響が出るフレーク状光輝材を含有する塗料による塗装が施されている。
そうして、当該車体の側部構造では、上記ピラーアウタパネルは、その上下方向の中間においてパネル面が隆起して下側の少なくとも一部が上側よりも車体外側に出っ張っており、当該隆起の起端がピラー幅の少なくとも中央部では上記ドア本体部上縁ラインと略同じ高さに、具体的には上記ドア本体部上縁ラインから下方に15mmまでの範囲に位置付けられている。
すなわち、先に説明したように、塗料ミストの付着の有無又は付着量の違いにより、ピラーアウタパネルのドア本体部上縁ライン付近より上側と下側とでは塗膜の色調ないしは質感が異なる場合がある。これに対して、上記車体の側部構造では、ピラーアウタパネルのパネル面の隆起の起端がドア本体部上縁ラインと略同じ高さに位置付けられている。そのため、ドア本体部上縁ライン付近を境にして、ピラーアウタパネルの上側とパネル面が隆起した下側とでは光の反射方向が異なるため明度が違ってくる。例えば、上記ラインよりも上側に比べて下側の明度が高くなる。その結果、ドアを開けたときでも、上記塗膜の色調ないしは質感の違いが上記明度の違いの影響で目立たなくなり、違和感を覚えなくなる。換言すれば、車体側部の見栄えが良くなる。
本発明の好ましい態様では、上記パネル面の隆起の起端は、上記ピラーアウタパネルのピラー幅中央部では、車体前後方向に延びる水平起端ラインを形成している。
すなわち、塗料ミストは、ピラーアウタパネルのドア本体部上縁ライン付近より上側に主として付着するから、塗膜の色調ないしは質感が変化する境界ラインは、ドア本体部上縁ラインに沿って車体前後方向に延びることになる。これに対して、当該態様では、上記色調ないしは質感が変化する境界ラインに対応してピラーアウタパネルの隆起の起端ラインが車体前後方向に延びているから、塗膜の色調ないしは質感の違いが更に目立ちにくくなる。
本発明の好ましい態様では、上記ピラーアウタパネルは、上記ピラー幅中央部の上記隆起の起端から下方に延びる中央隆起面と、該中央隆起面の両側において下方に延びる両側隆起面とを備え、上記両側隆起面はそれぞれ車体前側と後側とに下降傾斜し、上記中央隆起面と上記両側隆起面とが上下方向に延びる稜線を形成している。
これにより、ピラーアウタパネルの中央隆起面と両側隆起面とでは、上記稜線を境として光の反射方向が異なり、そのため、明度差を生ずる。その結果、当該中央隆起面が視覚的に顕在化する。よって、ドア本体部上縁ライン付近より上側のピラー幅中央部に塗料ミストが付着したときの、塗膜の色調ないしは質感の違いが更に目立ちにくくなる。また、ドア本体部上縁ライン付近より下側においてピラー幅の中央部に塗料ミストが付着することがあっても、当該中央部の隆起面とその両側の隆起面との明度の違いにより、塗膜の色調ないしは質感の違いが目立ちにくくなる。
本発明の好ましい態様では、上記ピラーアウタパネルは、上記ピラー幅中央部の上記隆起の起端から上方に延びる中央外面と、該中央外面の両側において上方へ延びる両側外面とを備えている。上記両側外面はそれぞれ車体前側と後側とに下降傾斜し、上記中央外面と上記両側外面とが上下方向に延びる稜線を形成している。そうして、上記ピラーアウタパネル上側の上記中央外面と上記両側外面とがなす稜線と、上記ピラーアウタパネル下側の上記中央隆起面と上記両側隆起面とがなす稜線とが連続している。
すなわち、先に説明したように、ドア本体部上縁ラインよりも上側では、ピラーアウタパネルのピラー幅中央部に塗料ミストが付着しやすい。上記態様によれば、ドア本体部上縁ラインよりも上側では、ピラー幅中央部の外面とその両側の外面とは上記稜線を境として光の反射方向が異なるため、両者間に明度差を生ずる。従って、ピラー幅中央部への塗料ミストの付着により、上記ピラー幅の中央外面と両側外面とで塗膜の色調ないしは質感の違いを生じても、その違いが上記明度差の影響で目立ちにくくなる。
そうして、ピラーアウタパネル上側の中央外面と両側外面とがなす稜線と、ピラーアウタパネル下側の中央隆起面と両側隆起面とがなす稜線とが連続しているから、ドア本体部上縁ライン付近より下側においてパネル面が隆起していても、ピラーアウタパネル全体としての上下方向の連続感が強くなり、見栄えの確保に有利になる。
上記フロントドアと上記リヤドアとは、共に車体本体に対してヒンジで取付けられたヒンジドアとすることができる。
本発明によれば、ピラーアウタパネルは、中間においてパネル面が隆起して下側の少なくとも一部が上側よりも車体外側に出っ張っており、当該隆起の起端がピラー幅の少なくとも中央部ではドア本体部上縁ラインから下方に15mmまでの範囲に位置付けられているから、ドア本体部上縁ライン付近を境にしてピラーアウタパネルの上側と下側とで塗膜の色調ないしは質感に違いを生じても、その違いが当該上側と下側との上記隆起に伴う明度の違いによって目立ちにくくなり、マスキング等の塗料ミスト対策をしなくても、車体側部の見栄えを良くすることができる。
自動車の一部を示す側面図である。 ドアを外した車体の一部を示す斜視図である。 図1のA−A線断面図である。 図1のB−B線断面図である。 センターピラーアウタパネルの一部を示す斜視図である。 図5のC−C線断面図である。 図2のD−D線断面図である。 図2のE−E線断面図である。 図5のF−F線における車体の断面図である。 前方且つ斜め上方から光りが当たっているときの、ピラーアウタパネル35の各面の明度の違いを陰影線によって表現した斜視図である。 従来例を示す、図4と同様の図である。 同例のガーニッシュを外した断面図である。 塗料ミストがセンターピラーアウタパネルに付着する様子を示す説明図である。 従来のセンターピラーアウタパネルの塗膜構造の一例を示す断面図である。
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
<車体の概要>
図1に一部を示す自動車において、1はフロントドア、2はリヤドア、3はセンターピラーである。ドア1,2は、ドア本体部14,15と、ドア本体部14,15より上方に延びるドアサッシュ部16,17と、ドアサッシュ部16,17に沿って昇降するドアガラス18,19とを備えている。ドア本体部14,15の上縁ラインULは車体前後方向
に一直線状に延びている。
図2にドア1,2を取外して示すように、センターピラー3は、フロントドア1で開閉される前側の乗降用開口4とリヤドア2で開閉される後側の乗降用開口5とを前後に仕切って上下方向に延びている。
車体は左右対称に形成されていて、前側の乗降用開口4は、ヒンジピラー6、フロントピラー7、ルーフサイドレール8、センターピラー3及びサイドシル9によって形成されている。後側の乗降用開口5は、センターピラー3、ルーフサイドレール8、リヤピラー又はクォータピラー(図示省略)及びサイドシル9によって形成されている。フロントドア1は車体前部のヒンジピラー6にヒンジにて開閉動自在に支持されている。リヤドア2はセンターピラー3にヒンジにて開閉動自在に支持されている。なお、図2において、11は車室12のフロアパネル、13はルーフパネルである。
図3(図1のA−A線断面図)に示すように、ドア本体部14,15は、アウタパネル21,22とインナパネル23,24とを接合して形成されている。図4(図1のB−B線断面図)に示すように、ドアサッシュ部16,17も、アウタパネル25,26とインナパネル27,28とを接合して形成されている。ドア本体部14,15からドアサッシュ部16,17にわたってランチャンネルホルダ29,30が設けられ、このホルダ29,30にガラスランチャンネル31,32が嵌められている。ドアガラス18,19はガラスランチャンネル31,32に昇降自在に嵌められている。ドアサッシュ部16,17の外面側にはガーニッシュ33,34が装着されている。
図3及び図4に示すように、センターピラー3は、ピラーアウタパネル35、レインフォースメントパネル36及びピラーインナパネル37を備えてなる。これらパネル35〜37は、各々の前後のフランジ同士が接合されている。ピラーアウタパネル35とピラーインナパネル37とが上下方向に延びるピラー閉断面を形成しており、レインフォースメントフォースメント36はピラー閉断面を車幅方向の左右に仕切っている。ピラーインナパネル37の車室側にはセンターピラートリム38が配設されている。
センターピラー3の前後の接合フランジ部にはウェザストリップ41,42が嵌められている。ウェザストリップ41,42は、ドア1,2を閉じたときにこのドア1,2に当接するシール部と、センターピラートリム38の側縁部に当接するリップ部とを備えている。また、ドア1,2の周縁部には、ドア本体部14,15からドアサッシュ部16,17にわたってウェザストリップ43,44が設けられている。ウェザストリップ43,44はドア1,2を閉じたときに車体の乗降用開口4,5の周縁部に当接する。
<センターピラー3のピラーアウタパネル35>
図3及び図4に示すように、ピラーアウタパネル35は、水平断面視で略コ字状に形成されている。図5に示すように、ピラーアウタパネル35の車体外側に向いたパネル部45は、その上下方向の中間においてパネル面が隆起して下側が上側よりも車体外側に出っ張っている。パネル部45の車体外側に出張った下側部分にリヤドア2のための取付孔を有するヒンジ取付部46が設けられている。ヒンジ取付部46よりも下側にはハーネスを通す孔47が開口している。
上記アウタパネル部45のパネル面の隆起の起端は、ピラーアウタパネル35のピラー幅の少なくとも中央部では上記ドア本体部上縁ラインULと略同じ高さに位置付けられている。以下、具体的に説明する。
上記パネル面の隆起の起端は、ピラーアウタパネル35のピラー幅中央部では、ドア本体部上縁ラインULに沿って車体前後方向に延びる水平起端ラインHLを形成している。上記パネル面の隆起の起端は、ピラーアウタパネル35のピラー幅の前後両側では、ピラー幅中央部の水平起端ラインHLに続いて斜め下方に延びる傾斜起端ラインSLを形成している。水平起端ラインHLは、ドア本体部上縁ラインULと同じ高さにするか、又はラインULから下方に所定距離(例えば、15mm程度)の範囲に形成する。本例の場合、水平起端ラインHLはドア本体部上縁ラインULの若干下側に形成されている。
アウタパネル部45は、上記ピラー幅中央部の水平起端ラインHLから下方に延びる漸次隆起した中央隆起面45aと、上記ピラー幅の前後両側の傾斜起端ラインSL各々から下方に延びる前後両側の隆起面45b,45cとを備えている。中央隆起面45a及び両側の隆起面45b,45cは、車体外側に出張ったヒンジ取付部46に続いている。中央隆起面45aは車体前後方向においては殆ど勾配なく平坦に形成され、両側の隆起面45b,45cはそれぞれ車体前側と後側とに下降傾斜している。従って、中央隆起面45aと両側隆起面45bとは上下方向に延びる稜線RLを形成している。
また、アウタパネル部45は、上記ピラー幅中央部の水平起端ラインHLから上方に延びる中央外面45dと、該中央外面45dの前後両側において傾斜起端ラインSL各々から上方へ延びる前後両側の外面45e,45fとを備えている。中央外面45dは車体前後方向においては殆ど勾配なく平坦に形成され、両側の外面45e,45fはそれぞれ車体前側と後側とに下降傾斜している。従って、中央外面45dと両側外面45e,45fとは上下方向に延びる稜線QLを形成している。
中央隆起面45aと両側隆起面45b,45cとがなす稜線RLと中央外面45dと両側外面45e,45fとがなす稜線QLとは、上下に連続している。
図6に示すように、アウタパネル部45の中央隆起面45aと前側隆起面45bとがなす角度θ1、並びに中央隆起面45aと後側隆起面45cとがなす角度θ2は、20°〜60°程度にすればよい。本例では、θ1が約30°、θ2が約45°に設定されている。
図7に示すように、ドアサッシュ部16,17の上下方向上部に対応する位置における、アウタパネル部45の中央外面45dと前側外面45eとのなす角度θ3、並びに、図8に示すように、ドアサッシュ部16,17の中間部に対応する位置における、中央外面45dと前側外面45eとのなす角度θ4は、いずれも5°〜10°程度にすればよい。本例では、θ3及びθ4は8°に設定されている。
また、図7に示すように、ドアサッシュ部16,17の上下方向上部に対応する位置における、中央外面45dと後側外面45fとのなす角度θ5、並びに、図8に示すように、ドアサッシュ部16,17の中間部に対応する位置における、中央外面45dと後側外面45fとのなす角度θ6は、いずれも8°〜10°程度にすればよい。本例では、θ5及びθ6は8°に設定されている。
ここで、上述の各角度θ1〜θ6は5°以上で陰影効果(隣接パネル面に明度差を生ずる効果)を発揮する。
<塗装>
カチオン電着塗装が施された車体は、ドア1,2を開放した状態でピラーアウタパネル35を含む車体内板部に内板部用のベース塗装が施される。次に、ドア1,2を閉じた状態でドア1,2を含む車体外板部に外板部用の中塗り塗装及びベース塗装(例えば、メタリックベース塗装及びカラーベース塗装)が施される。次に、ドア1,2を開放した状態で車体内板部にクリヤ塗装が施され、さらに、ドア1,2を閉じた状態にして車体外板部にトップクリヤ塗装が施される。これら中塗り塗装、ベース塗装及びクリヤ塗装にはエアスプレー塗装機、エアレススプレー塗装機、回転霧化塗装機等が用いられる。
図9は塗装ガン51にて車体外板部にベース塗装を行なっている状態を示す。図3に示すように、ドア1,2のドア本体部14,15間には隙間が殆どない。しかも、フロント側のドア本体部14とリヤ側のドア本体部15とがオーバーラップしている。一方、図4に示すように、ドアサッシュ部16,17の隙間は比較的広い(図11及び図12の隙間α参照)。このため、車体外板部の中塗り、ベース及びクリヤの塗装時に、ドア本体部14,15間から内側への塗料ミストの侵入は殆どないが、ドアサッシュ部16,17の隙間αからは塗料ミストが内側に侵入してセンターピラー3のピラーアウタパネル35に付着する。
すなわち、塗料ミストは、ピラーアウタパネル35のドア本体部上縁ラインULより上側の、特に中央外面45dに比較的多く付着し、また、図13に示すように塗料ミストが前側に回り込んで前側外面45eにも多少付着し、後側外面45fには殆ど付着しないことがある。また、ドア本体部上縁ラインULより下側には塗料ミストは殆ど付着しない。
車体内板部と車体外板部とは、中塗りの有無及びベース塗料の違いによって、ピラーアウタパネル35とドアアウタパネル21,22とでは塗色の色調が多少異なる。このため、上述の如くピラーアウタパネル35の中央外面45dに塗料ミストが多く付着すると、この中央外面45dは、ドア本体部上縁ラインULより下側や両側外面45e,45fとは違った色調になる。また、車体外板部のメタリックベース塗装時の塗料ミストがピラーアウタパネル35の中央外面45dに付着するとき、この塗料ミストに含まれるフレーク状光輝材の配向性が低くなる(図14参照)。このため、中央外面45dは光輝材による光の乱反射の影響で白っぽい外観を呈することになる。
<ピラーアウタパネル35の形状効果>
上述の如く、ピラーアウタパネル35の中央外面45dはドア本体部上縁ラインULより下側や両側外面45e,45fとは違った色調ないし質感になる。しかし、ピラーアウタパネル35のパネル面に変化を持たせたことにより、看者は違和感を殆ど受けなくなる。
すなわち、図10はピラーアウタパネル35に対して前方且つ斜め上方から光りが当たっているときの、ピラーアウタパネル35の各面の明度の違いを陰影線によって表現した図である。この各面の明度の違いにより、中央外面45dへの塗料ミストの付着による上記色調ないし質感の違いが目立ちにくくなっている。以下、具体的に説明する。
まず、ピラーアウタパネル35では、パネル面の隆起の起端がドア本体部上縁ラインULと略同じ高さに位置付けられている。そのため、ドア本体部上縁ラインUL付近を境にして上側の中央外面45dと下側の中央隆起面45aとでは光の反射方向が異なるため明度が違ってくる。図10では、中央外面45dに比べて中央隆起面45aの明度が高くなっている。その結果、ドア本体部上縁ラインUL付近を境とする上側と下側の塗膜の色調ないしは質感の違いが上記明度の違いの影響で目立たなくなる。すなわち、看者は違和感を覚えなくなる。
特に、中央隆起面45aと中央外面45dとがドア本体部上縁ラインULに沿った水平起端ラインHLで区切られた状態になっているから、上記明度の違いが明りょうになる。また、中央隆起面45aと両側隆起面45b,45cとでは、稜線RLを境として光の反射方向が異なるため、明度差を生ずる。その結果、当該中央隆起面45aが視覚的に顕在化する。このため、ドア本体部上縁ラインUL付近を境とする上側と下側の色調ないしは質感の違いが更に目立ちにくくなっている。
次に、ドア本体部上縁ラインULより上側の中央外面45dと両側外面45e,45fとは、稜線QLを境として光の反射方向が異なるため、両者間に明度差を生ずる。従って、上記塗料ミストの付着による中央外面45dと両側外面45e,45fとの色調ないしは質感の違いが上記明度の違いの影響で目立たなくなる。
また、ドア本体部上縁ラインUL付近より下側の上記中央隆起面45aに塗料ミストが若干付着して色調ないし質感に影響が出ることがあっても、当該中央部隆起面45aと両側隆起面45b,45cとの明度の違いにより、色調ないしは質感の違いは目立ちにくくなる。
また、ドア本体部上縁ラインUL付近より上側の中央外面45dと両側外面45e,45fとがなす稜線QLと、下側の中央隆起面45aと両側隆起面45b,45cとがなす稜線RLとが連続しているから、ピラーアウタパネル35のパネル面が下側で隆起していても、ピラーアウタパネル35全体としての上下方向の連続感が強くなり、見栄えの向上に有利になる。
1 フロントドア
2 リヤドア
3 センターピラー
4,5 乗降用開口
14,15 ドア本体部
16,17 ドアサッシュ部
21,22 ドア本体部のアウタパネル
25,26 ドアサッシュ部のアウタパネル
35 ピラーアウタパネル
45a 中央隆起面
45b,45c 両側隆起面
45d 中央外面
45e,45f 両側外面
UL ドア本体部上縁ライン
HL 水平起端ライン
SL 傾斜起端ライン
RL,QL 稜線

Claims (5)

  1. フロントドアで開閉される乗降用開口とリヤドアで開閉される乗降用開口とを前後に仕切って上下方向に延びるセンターピラーを備え、上記フロントドア及びリヤドア各々のドア本体部上縁ラインが車体前後方向に一直線状に延びており、上記フロントドア及び上記リヤドア各々のドアアウタパネルに、上記センターピラーのピラーアウタパネルの塗装とは彩度、明度及び色相のうちの少なくとも1つが異なる塗装が施され、或いはフレーク状光輝材を含有する塗料による塗装が施されている車体の側部構造であって、
    上記ピラーアウタパネルは、その上下方向の中間においてパネル面が隆起して下側の少なくとも一部が上側よりも車体外側に出っ張っており、当該隆起の起端がピラー幅の少なくとも中央部では上記ドア本体部上縁ラインから下方に15mmまでの範囲に位置付けられていることを特徴とする車体の側部構造。
  2. 請求項1において、
    上記パネル面の隆起の起端は、上記ピラーアウタパネルのピラー幅中央部では、車体前後方向に延びる水平起端ラインを形成していることを特徴とする車体の側部構造。
  3. 請求項1又は請求項2において、
    上記ピラーアウタパネルは、上記ピラー幅中央部の上記隆起の起端から下方に延びる中央隆起面と、該中央隆起面の両側において下方に延びる両側隆起面とを備え、
    上記両側隆起面はそれぞれ車体前側と後側とに下降傾斜し、上記中央隆起面と上記両側隆起面とが上下方向に延びる稜線を形成していることを特徴とする車体の側部構造。
  4. 請求項3において、
    上記ピラーアウタパネルは、上記ピラー幅中央部の上記隆起の起端から上方に延びる中央外面と、該中央外面の両側において上方へ延びる両側外面とを備え、
    上記両側外面はそれぞれ車体前側と後側とに下降傾斜し、上記中央外面と上記両側外面とが上下方向に延びる稜線を形成しており、
    上記ピラーアウタパネル上側の上記中央外面と上記両側外面とがなす稜線と、上記ピラーアウタパネル下側の上記中央隆起面と上記両側隆起面とがなす稜線とが連続していることを特徴とする車体の側部構造。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか一において、
    上記フロントドアと上記リヤドアとが共にヒンジドアであることを特徴とする車体の側部構造。
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