JP5929463B2 - メンテナンス対象機器、携帯端末、システム - Google Patents

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Description

本発明は、サービスマン等によりメンテナンスされるメンテナンス対象機器に関する。
MFP(複合機)や自動車など複雑な機器をユーザが良好な状態で使用するには、教育された専門家(例えば、サービスマン)によるメンテナンスを定期的に実施することが好ましいとされている。これらの各種の機器はコンピュータ制御化が進んでおり、サービスマン等が設定値を設定することで、少なくとも部分的なメンテナンスが可能になっている。
また、機器をネットワークに接続させ連携して動作するようになると尚更メンテナンスの必要性が高まる。
そこで、機器にインターネットや電話網への接続機能を搭載し、センターから(サーバ経由の)遠隔診断を実施し、予防や早期発見によりメンテナンスの手間を最小限におさえようとする試みが行われている。
しかしながら、センターからの遠隔診断は、外部と社内の機器の通信を可能にする必要がある。このため十分な対策を施しても、ユーザによってはセキュリティホールとなるおそれがあるとして、導入が困難となる場合がある。
機器のメンテナンスにおける外部との通信を低減する点について、機器にQRコード(登録商標、以下省略)を表示させる技術が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1には、保守情報を含んだステータスシートを印刷またはQRコードとして操作部に表示させ、それをカメラで撮影させた端末がサポートセンタに送信する保守システムについて開示されている。サポートセンタは、機器と通信することなく、機器の保守情報を解析することが可能になる。
また、この他、サービスマン等が行うメンテナンスにおいて、サービスマン等が持っている端末を機器に接続させるため、対象の機器の操作パネルなどの表示部に機器のアドレス(IPアドレス、MACアドレス)などの接続情報を表示させることも行われている。表示の際、アドレスの入力が容易になるように、二次元バーコード(QRコード)にして表示させ、カメラやスキャナの付いた端末が読み取り、入力支援することも可能である。
しかしながら、特許文献1に記載された保守システムでは、機器がサポートセンタと通信することなく保守情報を送信できても、保守結果に基づきどのようにメンテナンスを行うかについて記載されていないという問題がある。保守情報の解析の結果、メンテナンスが必要であると判明した場合、サポートセンタが機器にアクセスするため、セキュリティが低下するおそれがある。
また、ユーザによっては保守情報さえも外部に送信することを好ましくないと考える場合があり、この場合、どのように保守情報を解析するかも問題となる。
例えば、機器の表示部から保守操作することが考えられるが、機器の小さな表示部で保守操作することは操作性が低下してしまう。また、サービスマン等が機器を占有すると、その間ユーザが使用できない。また、保守操作の方法も機器間で統一されていないので、保守のための教育やツールの開発に多大なコストがかかるという不都合がある。また、機器の機能が複雑化しているため、メンテナンスモード自体の開発に多大なコストがかかってしまう。
本発明は、上記課題に鑑み、機器を外部と接続することなく、統一された手法で機器のメンテナンスが可能なメンテナンス対象機器を提供することを目的とする。
本発明は、メンテナンス対象機器のメンテナンス時に参照される保守情報を取得する保守情報取得手段と、前記保守情報を第一の画像コードに変換する画像コード変換手段と、スクリーンセーバとして、起動時のロゴの一部に、又は、アバウト画面の一部に前記第一の画像コードを表示する表示手段と、他の端末に表示された第二の画像コードを光学的に読み取る読み取り手段と、前記読み取り手段が読み取った前記第二の画像コードをデコードして前記保守情報の設定値に変換する設定値取得手段と、前記設定値により自機に設定されている前記保守情報を更新する保守情報更新手段と、を有することを特徴とする。
機器を外部と接続することなく、統一された手法で機器のメンテナンスを可能とするメンテナンス対象機器を提供することができる。
保守方法の概略的な特徴を説明する図の一例である。 保守システムの概略構成図の一例である。 携帯端末のハードウェア構成図の一例である。 MFPのハードウェア構成図の一例である。 携帯端末がMFPの保守情報をどのよう取得するかを説明する図の一例である。 MFPと携帯端末が有する機能の機能ブロック図の一例である。 携帯端末の表示部に表示されるいくつかの画面例を示す図の一例である。 携帯端末からMFPへの設定値の設定について模式的に説明する図の一例である。 MFPの表示部に表示されるいくつかの画面例の一例を示す図である。 画像コードの一例を示す図である。 スクリーンセーバとして表示部に表示される画像コードの一例を示す図である サービスマン等が携帯端末で保守情報を読み出す手順を示すシーケンス図の一例である。 サービスマン等が携帯端末で、設定値を編集してメンテナンスする場合のシーケンス図の一例である。 サービスマン等が携帯端末で編集した設定値を、MFPに設定するシーケンス図の一例である。 サーバのハードウェア構成図の一例である。 保守システムの機能ブロック図の一例である。 サービスマン等が携帯端末で保守情報を読み出す手順を示すシーケンス図の一例である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら実施例を挙げて説明する。
図1は、本実施形態の保守方法の概略的な特徴を説明する図の一例である。サービスマン等がユーザを訪問した場合、サービスマン等は以下の作業を行う。
(1)サービスマン等は、スマートフォンやタブレットなどの携帯端末100を携帯している。
(2)サービスマン等は、まず、MFP(Multifunction Peripheral)200を操作して、保守情報を表示部に表示させる。保守情報は、バーコードやQRコード(以下、単に画像コード11という)にコード化されている。これにより、第三者が見ていても保守情報が漏洩することを防止できる。サービスマン等は、携帯端末100を操作して、携帯端末100のカメラで画像コード11を撮影する。
(3)サービスマン等は、携帯端末100で動作する保守用のアプリケーション(以下、単に保守アプリという)を操作して、保守情報の解析、保守情報の最適な設定値の編集を行う。保守アプリは、最適な設定値を画像コード12に変換して、ディスプレイに表示する。この設定値は、保守情報の一部であるので、一部の設定値のみを画像コード12に変換してもよいし、保守情報の全体を画像コード12に変換してもよい。
(4)サービスマン等は、画像コード12が表示されたディスプレイをMFP200のスキャナに読み取らせる。MFP200は、画像コード12を設定値に変換して、自機に設定する。
このように、MFP200に画像コード11を表示させ、また、画像コード12にて設定値を読み取らせることで、保守情報を一度も外部に送信することなく、MFP200をメンテナンスすることが可能である。
さらに、サービスマン等は、MFP200の表示部でなく、携帯端末100の保守アプリで設定値を編集できるので、MFP200を占有することも、MFP200の小さい表示部を操作する必要もない。保守アプリは各種のMFP200に対応しており、MFP200のメンテナンスモードの開発コストを低減できる。
〔構成例〕
図2は、本実施形態の保守システム500の概略構成図の一例を示す。サーバ300、PC330、MFP200、及び、プロジェクタ230は予めLAN1,2に接続されている据え置き型の装置(区別しない場合、機器という)である。いずれの機器もLAN1又は2に有線で接続されているが、アクセスポイント400を介して無線で接続されていてもよい。
保守システム500は2つのLAN1,2を有し、LAN同士はルータ401を介して接続されている。LAN1,2にはそれぞれアクセスポイント400が配置されており、携帯端末100はアクセスポイント400を介してLAN1,2に接続する。なお、アクセスポイント400はLAN1又はLAN2のいずれかにあればよいが、1つのLANに複数のアクセスポイント400が設けられてもよい。
ルータ401は、LAN1とLAN2を分割するとともに、LAN1,2間の通信を制御する。すなわち、LAN1に接続した機器が送信するイーサネット(登録商標)フレーム又はMACフレーム(以下、単にフレームという)は、ルータ401を含むLAN1の全ての機器が受信可能であり、各機器は宛先MACアドレスが自機宛のフレームを選択的に受信する。ルータ401は、フレームの宛先MACアドレスが自機宛の場合、宛先のIPアドレスを参照してネットワークアドレスを特定し、例えばLAN2にフレームを中継する。また、ルータ401にはインターネットが接続されており、宛先のIPアドレスによってはインターネット側にIP層のパケットを送信するなどの経路制御を行う。
また、ルータ401は、LAN1とLAN2を1つのLANとして扱ったり、LAN1の一部の機器とLAN2の一部の機器を同一のLANに接続されているとして扱うVLAN(Virtual LAN)の機能を有していてもよい。
携帯端末100として、タブレット及びスマートフォンが図示されているが、携帯端末100はカメラの機能を備えた情報処理装置であればよく、ノートPC、PDA(Personal Digital Assistants)、ネットブック、携帯電話なども携帯端末100となりうる。携帯端末100は、LANに接続するための通信装置を予め有しているか、又は、LANに接続するためのアダプタを装着可能になっておりMACアドレスを有している。
サーバ300は、DHCPサーバ及びDNSサーバの機能を有している。これらの機能が別々の情報処理装置に搭載されていてもよい。DHCPサーバとしてのサーバ300は、LAN1又はLAN2に接続されている機器に一意のIPアドレスを与える。図示するように、2つのLAN1,2にDHCPサーバが一台しかない場合、ルータ401がDHCPクライアント(例えば、MFP200)からのブロードキャスト要求を中継するように予め設定されている(リレーエージェント機能)。DHCPサーバはDHCPクライアントからの要求に応答する形でIPアドレスなどを配信する。その他の機器に対しても予めIPアドレスが与えられているものとする。
DNSサーバとしてのサーバ300は、LAN1又はLAN2に接続されている機器のホスト名とIPアドレスを対応づけている。DNSサーバとしてのサーバ300は、機器からIPアドレスを受信するとそのIPアドレスに対応づけられたホスト名を返し、機器からホスト名を受信するとそのホスト名に対応づけられたIPアドレスを返す。
なお、サーバ300は、文書管理サーバと一体又は文書管理サーバへのアクセスが許可されているサーバ300であることが好ましい。文書管理サーバは、ユーザの文書が蓄積されたサーバ300であり、ユーザはLAN1又はLAN2を経由して文書管理サーバにアクセスし、文書をMFP200で印刷するなどの使い方が可能になる。
MFP200は、プリンタ、スキャナ、ファクシミリ、複写機、などの機能を備えており、複合機と呼ばれることも多い。MFP200は、これらの全ての機能を有する必要はなく、少なくとも1つ以上の機能を有していればよい。本実施形態では、スキャナの機能が搭載されていることが好ましいが、スキャナ機能はネットワークに接続されたカメラなどで代用できる。
プロジェクタ230は、D−Subなどの画像送信ケーブルで接続された機器の画面をそのまま投影する装置であるが、本実施形態のプロジェクタ230は文書のファイルを画像に変換し投影することができる。すなわち、携帯端末100が例えばJpegフォーマットやPDFの文書のファイルをプロジェクタ230に送信すると、プロジェクタ230は受信したファイルの文書の画像を投影することができる。また、プロジェクタ230が保守対象の場合、プロジェクタ230は画像コード11を投影する。
PC330は、本実施形態では機器の一例であり、例えば、携帯端末100からの要求により文書のOCRや圧縮などのサービスを提供することも可能である。
〔ハードウェア構成〕
図3は、携帯端末100のハードウェア構成図の一例を示す。携帯端末100は、上記のように可搬型の情報処理装置である。携帯端末100は、無線LANに接続する無線LAN通信部108の他、キャリア通信部109を有することが多い。本実施形態では無線LAN通信部とキャリア通信部109は特に使用しない。
無線LAN通信部108は、IEEE802.11b/11a/11g/11nに基づき変調方式、伝送速度、周波数等を制御し、受信した電波をデジタル信号に変換する。また、CPU101から送信要求されたデータを規格に従って変調等して電波として送信する。
キャリア通信部109は、携帯端末100のユーザが契約している電気通信事業者によって様々な通信を行う。電気通信事業者は、例えば、CDMAやLTEなどの通信規格で通信する携帯電話事業者、WiMax事業者、などである。キャリア通信部109にはSIM(Subscriber Identity Module Card)カードが装着されている。SIMカードは、電気通信事業者が契約者に発行する契約者情報が記憶されたICカードであり、主にIMSI(International Mobile Subscriber Identity)と呼ばれる固有の番号及び携帯電話番号等が記憶されている。
キャリア通信部109は、電気通信事業者が定める通信方式に従い変調等を行い、インターネットに接続されている不図示の基地局と通信する。基地局は電気通信事業者の事業者サーバと接続されており、事業者サーバは携帯端末100に一時的なIPアドレスを与える(本実施形態では使用しない)。なお、携帯端末100は、インターネットを介してサーバ300と通信することも可能である。
携帯端末100は、この他、CPU101、ROM102、RAM103、フラッシュROM104、表示部105、操作部106、メディアI/F部107及びカメラ110を有する。CPU101は、フラッシュROM104に記憶されたプログラム111を実行して携帯端末100の全体の動作を制御する。ROM102は、IPL(Initial Program Loader)や静的なデータを記憶している。RAM103は、CPU101がプログラム111を実行する際のワークエリアとして使用される。
フラッシュROM104にはCPU101が実行するプログラム111が記憶されている。プログラム111は、OS(例えば、Andoroid(登録商標)、iOS(登録商標)、Windows(登録商標))、ミドルウェア、及び、携帯端末100の下記の機能を提供するプログラムが含まれる。
表示部105は、液晶や有機ELなどのUI画面を表示する。不図示のグラフィック制御部は、CPU101がビデオRAMに書き込んだ描画コマンドを解釈して表示部105にウィンドウ、メニュー、カーソル、文字又は画像などの各種情報を表示する。なお、表示部105はタッチパネルを一体に有している。
操作部106は、ユーザの操作を受け付けるハードキーやボタン、及び、タッチパネルである。操作内容はCPU101に通知される。
メディアI/F107は、フラッシュメモリ等の記録メディアに対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御する。
プログラム111は、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、コンピュータで読み取り可能な記録メディアに記録して配布される。また、プログラム111は、不図示のサーバからインストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで携帯端末100に配布される。プログラム111には、保守アプリが含まれている。
図4は、MFP200のハードウェア構成図の一例を示す。MFP200は、コントローラ240、操作パネル214、FCU(ファクシミリコントロールユニット)211、スキャナエンジン212及びプロッタエンジン213を有する。
コントローラ240は、CPU201と、ASIC205と、NB(ノースブリッジ)202と、SB(サウスブリッジ)206と、MEM−P(システムメモリ)203と、MEM−C(ローカルメモリ)204と、HDD(ハードディスクドライブ)218と、メモリカードスロット216と、NIC(ネットワークインタフェースコントローラ)207と、USBデバイス208と、IEEE1394デバイス209と、セントロニクスデバイス210とを有する。
CPU201は、種々の情報処理を実行するためのICであり、アプリやサービスを提供するプログラムをUNIX(登録商標)、Linux(登録商標、以下省略)等のOSによりプロセス単位で並列的に実行する。ASIC205は、画像処理用のICである。NB202は、CPU201とASIC205を接続するためのブリッジである。SB206は、NB202と周辺機器等を接続するためのブリッジである。ASIC205とNB202は、AGP(accelerated Graphics Port)を介して接続されている。
MEM−P203は、NB202に接続されたメモリである。MEM−C204は、ASIC205に接続されたメモリである。HDD220は、ASIC205に接続されたストレージであり、画像データ蓄積・文書データ蓄積・プログラム蓄積・フォントデータ蓄積・フォームデータ蓄積等を行うために使用される。
メモリカードスロット216は、SB206に接続され、メモリカード217をセット(挿入)するために使用される。メモリカード217は、USBメモリ等のフラッシュメモリであり、プログラム220を配布するために使用される。
NIC207は、ネットワーク等を介してMACアドレス等を使用したデータ通信を行うためのコントローラである。USBデバイス208は、USB規格に準拠したシリアルポートを提供するためのデバイスである。IEEE1394デバイス209は、IEEE1394規格に準拠したシリアルポートを提供するためのデバイスである。セントロニクスデバイス210は、セントロニクス仕様に準拠したパラレルポートを提供するためのデバイスである。NIC207と、USBデバイス208と、IEEE1394デバイス209と、セントロニクスデバイス210は、PCI(Peripheral Component Interconnect)バスを介してNB202とSB206に接続されている。
プログラム220には、OS、ミドルウェア、及び、下記の機能を提供するプログラムが含まれる。プログラム220は、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、コンピュータで読み取り可能な記録メディアに記録して配布される。また、プログラム220は、不図示のサーバからインストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで配布される。
操作パネル214は、ユーザがMFP200に入力を行うためのハードウェア(操作部)であると共に、MFP200がユーザに可視情報を提供するためのハードウェアである表示部215を有する。操作パネル214は、ASIC205に接続されている。FCU211と、スキャナエンジン212と、プロッタエンジン213は、PCIバスを介してASIC205に接続されている。
スキャナエンジン212は、コンタクトガラスに載置された原稿を光学的に走査して、その反射光をA/D変換して画像処理を施し、所定の解像度のデジタルデータ(以下、画像データという)を生成する。
プロッタエンジン213は、例えばタンデム型の感光ドラムを有し、画像データやPC330から受信したPDLデータに基づきレーザビームを変調し感光ドラムを走査して潜像を形成する。潜像にトナーを付着して現像した1ページ毎の画像を用紙に熱と圧力で転写する。このような電子写真方式のプロッタに限られず、液滴を吐出して画像を形成するインクジェット型のプロッタエンジンでもよい。
FCU211は、NIC207を介してネットワークに接続し例えばT.37,T.38の規格に対応した通信手順、又は、公衆通信網に接続し例えばG3、G4規格に対応した通信手順、に従い画像データの送受信を行う。また、MFP200の電源がOFFのときに画像データを受信しても、プロッタエンジン213を起動して画像データを用紙に印刷することができる。
〔携帯端末による保守情報の取得方法〕
図5は、携帯端末がMFPの保守情報をどのよう取得するかを説明する図の一例である。図5において図2と同一部には同一の符号を付しその説明は省略する。携帯端末100が無線LANのアクセスポイント400と通信可能な距離に進入しても、通信するためには無線LANのための接続設定が必要である。例えば、SSID、暗号化キー(WEP-KEYなどであり、パスワードでもよい)を、無線LANのアクセスポイント400と一致させる必要がある。
しかし、携帯端末100は、サービスマン等が外部から持ち込んだものであるため、セキュリティが厳しい場合にはアクセスが許されない場合が多い。このため、携帯端末100がアクセスポイント400を介してMFP200と通信することで保守情報を取得することは困難である。
そこで、本実施形態では、MFP200の保守情報を携帯端末100で読み取り可能な2次元コードなどにして、表示部215に表示させる。プロジェクタ230の場合、画像コード11を投影させればよい。
サービスマン等が、携帯端末100のカメラ110により画像コードを読み取らせることで、アクセスポイント400を介してMFP200と通信することなく保守情報を取得できる。なお、保守情報には、例えば、各設定値、アクセス履歴、操作履歴、エラー情報、消耗品情報、カウンタ情報などが含まれる。設定値には、例えば、2次転写基準電流、定着器温度、線速補正値等がある。この他、画像品質に影響する電圧値、電流値など多くの情報が設定値となる。
〔MFPと携帯端末が有する機能について〕
図6は、MFP200と携帯端末100が有する機能の機能ブロック図の一例を示す。各機能はそれぞれの携帯端末100のCPU101,MFP200のCPU301がプログラムを実行し、ハードウェアと協働することで実現される。
MFP200は、保守情報収集部25、画像コード生成部26(以下、区別するため画像コード生成部2という)、設定値設定部27、及び、コード解読部28(以下、区別するためコード解読部2という)を有している。また、保守情報記憶部29には保守情報を記憶している。
・保守情報収集部25は、MFP200のファイルやレジスタに記憶されている保守情報を保守情報記憶部29から収集する。図では保守情報記憶部29に保守情報が記憶されているが、必ずしも一箇所に保守情報が記憶されている必要はなく、図は概念図である。
・画像コード生成部2は、保守情報をエンコードして画像コード11を生成する。
・コード解読部2は、スキャナエンジン212が読み取った画像コード12を解読して(デコードして)保守情報の全体又は編集された一部の設定値を取得する。以下、単に設定値を取得するという。
・設定値設定部27は、コード解読部2が解読した保守情報の全体又は設定値をMFP200に設定する。以下、単に設定値を設定するという。
携帯端末100は、コード解読部21(以下、区別するためコード解読部1という)、保守情報解析部22、設定値受け付け部23、及び、画像コード生成部24(以下、区別するため画像コード生成部1という)を有している。
・コード解読部1は、カメラ110が読み取った画像コード11を解読して(デコードして)保守情報を取得する。
・保守情報解析部22は、保守情報を解析してメンテナンスが必要か否かを判定したり、保守情報に基づき最適な設定値を算出する。
・設定値受け付け部23は、サービスマン等が操作部106を操作することで新たな設定値を受け付ける。すなわち、保守情報解析部22の解析対象外の設定値を編集したり、新たな設定値の入力を受け付けるなどする。
・画像コード生成部1は、設定値をエンコードして画像コード12を生成し、表示部105に表示させる。
〔携帯端末による保守情報の取得の概略〕
図7は、携帯端末の表示部105に表示されるいくつかの画面例を示す図の一例である。
図7(a)は、携帯端末100のメインメニューの一例を示す図である。携帯端末100には、保守アプリがダウンロードされている、又は、ダウンロードされていなければサービスマン等は保守アプリを不図示のサーバからダウンロードすることができる。図7(a)の「設定」というアプリが保守アプリである。
図7(b)は携帯端末100のカメラ110が撮影している画像コード11の一例を示す図である。ユーザがメインメニューで保守アプリを起動させると、携帯端末100はまず、カメラ110を起動させ、画像コード11の撮影モードにする。すなわち、画像データから白黒のエッジ情報や形状などから画像コード11を探し出し、規格に従って文字データに変換する。これが保守情報となる。保守情報には、現在の設定値も含まれる。
図7(c)は、携帯端末100の設定画面の一例を示す図である。保守アプリにはいくつかの設定項目があり、サービスマン等は設定項目の中から編集したいものを選び、携帯端末100の操作部(タッチパネル)106から編集を行う。
図7(d)は、具体的な編集画面の一例を示す図である。この編集画面では、WI-FIの設定としてパスワードが設定可能になっている。サービスマン等は、この他、各種の設定値を設定することができる。
また、MFP200が画像コード11を生成するのでなく、ネットワーク上の他の機器が生成し、それをMFP200が利用することもできる。この場合、保守情報収集部25は画像コード11の作成機能を持った機器に保守情報を送信し、該機器から画像コード11を受信する。画像コード11の生成手段をネットワーク上の他の類似の装置と共有することができるので、画像コード11の生成手段を有さないMFP200でも画像コードによる保守が可能になる。
〔携帯端末からMFPへの設定値の設定〕
保守アプリは、設定値をMFP200に設定するため、表示部105に画像コード12を表示する。サービスマン等はMFP200を操作してスキャナで読み取らせる。すなわち、コンタクトガラスに表示部105を向けて、MFP200のスキャナエンジン212に画像コード12を読み取らせる。
図8は、携帯端末100からMFP200への設定値の設定について模式的に説明する図の一例である。携帯端末100は図7で編集した設定値を画像コード12にエンコードする。サービスマン等が表示部105をコンタクトガラス側に向けてコンタクトガラス上に載置する。
また、サービスマン等は、MFP200を画像コード12の読み取りモードに設定して、スキャンを開始する。MFP200は単に画像コード12を用紙に複写するのでなく、画像コード12をデコードして設定値に変換することができる。
なお、プロジェクタ230のように、スキャナを備えていない機器の場合、画像コード12を読み取ることが困難になる。この場合、以下のような方法がある。
・サーバなどに接続されたカメラ600に画像コード11を読み取らせる
・プロジェクタ230にUSBなどアダプタ装着が可能なカメラ600を装着する
携帯電話が殆ど備えているようなバーコードリーダ機能をアダプタ状のカメラ600に搭載することは容易である。なお、バーコードリーダ機能はカメラ600が有していても、機器側が有していてもよい。
この場合、カメラ600はプロジェクタ230のようなスキャナのない機器に同報的に画像コード11を送信する。プロジェクタ230は、例えば、サービスマン等が予め保守モードに設定しておくことで、画像コード12を受信する。
スキャナやカメラなどの入力手段を備えられない装置でも、画像コード12から設定値を取得することが可能になる。また、スキャナやカメラなどの入力手段を搭載している場合でも、画像コード12の入力方法に柔軟性を持たせることができる。
〔MFPの画面例〕
図9は、MFP200の表示部215に表示されるいくつかの画面例の一例を示す。
図9(a)はメンテナンス開始時の画面例を示す図である。図9(a)では以下のソフトキーが表示されている
「保守情報を取得する」ボタン901:MFP200の保守情報を画像コード11に変換して表示部215に表示させるためのボタンである。
「設定値を設定する」ボタン902:携帯端末100が表示する画像コード12をスキャンして設定値を設定するためのボタンである。
「履歴情報を取得する」ボタン903:操作ログ(過去の保守情報の表示や設定値の設定の履歴を含む)、カウンタ等を表示するためのボタンである。
図9(a)にてサービスマン等が「保守情報を取得する」ボタン901を選択した場合、図9(b)の画面が表示される。図9(b)では画像コード11としてQRコードとバーコードが表示されている。QRコードとバーコードが共に表示されることで、携帯端末100が一方の画像コードしか解読できない場合でも保守情報を取得できる。なお、QRコードとバーコードを同時に表示するのでなく、自動的又はサービスマン等の操作により交互にQRコード又はバーコードを表示してもよい(同時には1つの画像コードのみが表示される)。
また、操作ガイダンス904として「右のコードにカメラをかざして、現在の保守情報を取得してください(全4ページ)。」が表示されている。
サービスマン等は、画像コード11を携帯端末100のカメラ110で読み取り、「次ページへ」ボタン905を押下する。以降、サービスマン等は残りの3ページの操作ガイダンスにしたがって操作することで、設定値をMFP200に設定するための準備を行うことができる。具体的には、携帯端末100の表示部105に画像コード12を表示させる。
図9(a)にてサービスマン等が「設定値を設定する」ボタン902を選択した場合、図9(c)の画面が表示される。図9(c)、操作ガイダンス906として「携帯端末をスキャナにセットして設定値を読み取らせてください。」が表示されている。
サービスマン等が携帯端末100をスキャナのコンタクトガラスに載置して、「スタート」ボタン907を押下すると、MFP200が設定値の設定まで自動的に行う。この間、MFP200は、
「スキャン中」→「コード解析中」→「設定を設定中」→「設定完了」
などのメッセージを、設定値の設定の進捗にあわせて表示部215に表示させることが好適である。
また、MFP200が設定値を設定する前に、「以下の設定値を設定します」などのメッセージと共に設定値を表示してもよい。または、MFP200が設定値を設定した後、「以下の設定値を設定しました」などのメッセージと共に設定値を表示してもよい。
図9(a)にてサービスマン等が「履歴情報を取得する」ボタン903を選択した場合、図10の画面が表示される。図10では、画像コード11としてQRコードが表示されている。また、操作ガイダンス908として「右のコードにカメラをかざして、履歴情報(全2ページ)を取得してください。」が表示されている。
図10の画像コード11には、履歴情報(操作ログ、カウンタ等)が含まれている。 サービスマン等は、画像コード11を携帯端末100のカメラ110で読み取り、「次ページへ(1/2)」ボタン909を押下する。以降、サービスマン等は残りの2ページの操作ガイダンスにしたがって操作することで、履歴情報を携帯端末100に取得することができる。
なお、図9(a)の「保守情報を取得する」ボタン901が押下されて初めて図9(b)の画面が表示されるのでなく、MFP200は予め図9(b)の画面を表示させておくこともできる。
図11は、表示部215に表示される画像コード11の一例を示す図である。MFP200は例えばスクリーンセーバのように表示部215に画像コード11を表示している。サービスマン等が図9(b)の画面を表示させるための操作が不要になるので、利便性が向上する。
MFP200は一般ユーザが操作してMFP200から離れると、画像コード11の表示を開始する。これにより、サービスマン等は特別な操作をしなくても、保守情報が含まれる画像コード11を表示させ、携帯端末100で撮影することができる。MFP200は、画像コード11の位置を定期的(1分程度)に変えることで焼き付きを防止している。
スクリーンセーバの他、起動時ロゴの一部に画像コード11を表示したり、アバウト画面に表示したり、して表示してもよい。このように、既存の情報の一部として表示することで、特別な画面を生成しなくても画像コード11を表示できる。
〔動作手順〕
図12は、サービスマン等が携帯端末で保守情報を読み出す手順を示すシーケンス図の一例である。
S1:まず、サービスマン等はMFP200を使用開始するため、ログインする。サービスマン等は、保守操作に必要なIDとパスワードをMFP200に入力する、又は、ICカードをMFP200に読み取らせる。MFP200にはユーザを識別するための機能が備わっている。
S2:MFP200はIDとパスワードの組み合わせが、予め登録されているか否かに応じて、サービスマン等の認証が成立するか否かを判定する。認証が成立した場合、MFP200はログインを許可する。
S3:ログインを許可すると、MFP200は図9(a)の画面を表示部215に表示する。このように、ログインを契機に図9(a)の画面が表示されるので、サービスマン等の操作負担を軽減できる。
S3.1:サービスマンは図9(a)の画面から、ソフトキーを押下して必要な設定情報を要求する。
S4:操作パネル214はサービスマン等が押下したソフトキーを受け付け、保守情報収集部25が保守情報を収集し、画像コード生成部2が画像コード11を生成する。画像コード生成部2は表示部215に画像コード11を表示する。サービスマン等が「保守情報を取得する」ボタン901を押下した場合、図9(b)の画面が表示される。
S5:サービスマン等は、図9(b)の操作ガイダンス904を見て、携帯端末100を操作し保守アプリを起動させる。これにより、保守アプリがカメラ110をバーコード撮影モードで起動する。
S6:携帯端末100のカメラ110は保守情報がエンコードされた画像コード11を撮影する。必要であれば、複数の画像コード11を撮影する。保守情報の情報量が増えた場合でも繰り返し操作で多くの保守情報を取得できる。
S7:コード解読部1は画像コード11から保守情報を取得する。これにより、携帯端末100は、保守情報をMFP200から取得できたことになる。
S8:サービスマン等は携帯端末100を操作して設定値を編集する。設定値受け付け部23はサービスマン等が設定する設定値を受け付け、サービスマン等が操作することで画像コード生成部1が画像コード12を表示する。
S9:サービスマン等は図9(a)の画面から、「設定値を設定する」ボタン902を押下する。なお、必要な情報があればソフトキーを押下することで、MFP200にさらに保守情報や履歴情報を要求することができる。
S10:サービスマン等が図9(c)の「スタート」ボタン907を押下すると、スキャナエンジン212が画像コード12を読み取り、コード解読部2が設定値を取得する。設定値設定部27は新たな設定値を、対応する保守情報の設定地としてファイルやレジスタなどに設定する。これにより、MFP200の保守情報の設定値が更新され、メンテナンスすることができた。
S11:携帯端末100はMFP200から取得した保守情報の取得結果や設定結果を表示する。
なお、MFP200の表示部215に十分な解像度がなく画像コード11の表示が困難な場合、MFP200は画像コード11を用紙に印刷してもよい。携帯端末100は、用紙に印刷された画像コード11から保守情報を読み取ることができる。ただし、常に画像コード11を印刷する場合、プロッタエンジン213などの印刷機能が壊れている場合に保守が困難になるので、表示部215による表示と印刷の両方が可能であることが好ましい。
図13は、サービスマン等が携帯端末100で、設定値を編集してメンテナンスする場合のシーケンス図の一例である。すなわち図12のS8の処理を詳細に示した図である。
S1:サービスマン等は図7(a)のメインメニューから保守アプリを起動する。そして、カメラ110で画像コード11を撮影する。
S2:携帯端末100は例えば図7(c)の画面を表示する。
S3:サービスマン等は携帯端末100が表示する画面から編集したい項目として編集設定項目を選ぶ。
S4:携帯端末100の設定値受け付け部23は、編集項目を表示する。
S5:サービスマン等は編集項目において設定値を選択するなどして、所望の設定値に編集する。
S6:設定値受け付け部23は編集結果を表示する。
サービスマン等は、ステップS4〜S6を編集項目毎に繰り返す。
S7:編集が終わったら、設定値の画像コード12による設定を画像コード12の数分繰り返す。すなわち、編集した設定値が含まれる画像コード12を、必要な数だけ生成させる。
S8:携帯端末100の画像コード生成部1は、画像コード12を生成する。
S9:表示部105は画像コード12を表示する。
サービスマン等と携帯端末100は、S7〜S9の処理を必要な画像コード12の数だけ繰り返す。生成した画像コード12はMFP200に読み取られる。
S10:サービスマン等は、設定が終わったら、保守アプリを終了する。
図14は、サービスマン等が携帯端末100で編集した設定値を、MFP200に設定するシーケンス図の一例である。すなわち図12のS10の処理を詳細に示した図である。
S1〜S3.1までの処理は、図12と同じなので省略する。ここでは、サービスマン等が図9(a)で「設定値を設定する」ボタン902を選択したものとする。
サービスマン等は、すでに図13の処理により、携帯端末100に画像コード12を表示させている。図14の「ref」は図13の処理が相当する。
S5:サービスマン等は、携帯端末100をコンタクトガラス上に載置して、図9(c)の「スタート」ボタン907を押下する。図14では「設定開始送信」としている。
S6:MFP200は設定値を画像コード12から読み取る操作を検出し、スキャナエンジン212に読み取りを開始させる。コード解読部2は、スキャナエンジン212が読み取った画像コード12から設定値を取得する。
S7:設定値設定部27は、設定値を自機にセットする。一度のスキャンでは、設定すべき全ての設定値を取得できない場合、必要なだけS5〜S7の処理を繰り返す。
S8:携帯端末100は、全ての画像コード12を表示すると、設定結果を表示して処理を終了する。例えば、最後の画像コード12に最後である旨の情報を含めておけば、携帯端末100もMFP200も全ての画像コード12を読み取ったことを検出できる。
以上説明したように、本実施例の保守システム500は、MFP200に画像コード11を表示させ、また、画像コード12にて設定値を読み取らせることで、保守情報を一度も外部に送信することなく、MFP200をメンテナンスすることが可能である。さらに、サービスマン等は、MFP200の表示部215でなく、携帯端末100の保守アプリで最適な設定値の決定に必要な操作を行うので、MFP200を占有することも、MFP200の小さい表示部215を操作する必要もない。
本実施例では、サーバにメンテナンス機能がある保守システムについて説明する。このサーバは図2のサーバ300であるとする。
図15は、サーバ300のハードウェア構成図の一例を示す。サーバ300は、一般的な情報処理装置の構成を有していればよい。
サーバ300は、CPU301、ROM302、RAM303、HDD304、グラフィックボード305、キーボード・マウス306、メディアドライブ307、及び、通信装置308を有する。CPU301は、RAM303を作業メモリにしてHDD304に記憶されたプログラム310を実行し、サーバ300の全体を制御する。キーボード・マウス306はユーザの操作を受け付ける入力装置である。メディアドライブはCD、DVD及びブルーレイディスクなどの光学メディアにデータを読み書きする。通信装置308は例えばLAN1又は2に接続するためのイーサネット(登録商標)カードである。
プログラム310には、OS(Windos Linux等)、ミドルウェア、及び、下記の機能を提供するプログラムが含まれる。プログラム310は、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、コンピュータで読み取り可能な記録メディアに記録して配布される。また、プログラム310は、不図示のサーバからインストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで配布される。
図16は、保守システム500の機能ブロック図の一例を示す。図16において図6と同一部について説明を省略する。図16では、サーバ300の機能ブロック図が追加されている。サーバ300は、保守情報収集部25、設定値設定部27、保守情報DB32、及び、サーバ機能部31を有している。このうち、保守情報収集部25と設定値設定部27は、図6でMFP200が有していたものと同様のものである。
・サーバ機能部31は、ウェブサーバとしての機能を提供する。例えば、HTMLやXMLで記述されたウェブページをMFP200に送信する。
・保守情報DB32はMFP200の識別情報に対応づけて、保守情報を記憶したデータベースである。
・保守情報収集部25は、MFP200の識別情報に基づき保守情報DB32から保守情報を読み出し、サーバ機能部31に送出する。
・設定値設定部27は、サーバ機能部31がMFP200から受信した設定値を保守情報DB32に設定する。
また、MFP200は、新たにブラウザ機能部33を有する。
・ブラウザ機能部33は、ウェブページを解釈して表示部215に表示するブラウザと同等の機能を提供する。
図17は、サービスマン等が携帯端末100で保守情報を読み出す手順を示すシーケンス図の一例である。
S1:まず、サービスマン等はMFP200を使用開始するため、ログインする。サービスマン等は、保守操作に必要なIDとパスワードをMFP200に入力する、又は、ICカードをMFP200に読み取らせる。MFP200にはユーザを識別するための機能が備わっている。
S2:MFP200はIDとパスワードの組み合わせが、予め登録されているか否かに応じて、サービスマン等の認証が成立するか否かを判定する。認証が成立した場合、MFP200はログインを許可する。
S3:ログインを許可すると、MFP200のブラウザ機能部33はブラウザを起動させると共に、サーバ300にアクセスする。サーバ300のIPアドレスは予め登録されている。
S3.1:サーバ300のサーバ機能部31はメインメニュー用のウェブページをMFP200に送信する。
S4:MFP200のブラウザ機能部33は、ウェブページを解釈してメインメニューを表示する。このように、ログインを契機に図9(a)の画面が表示されるので、サービスマン等の操作負担を軽減できる。
S5:サービスマンは図9(a)の画面から、ソフトキーを押下して必要な設定情報を要求する。
S5.1:ブラウザ機能部33はサービスマン等が押下したソフトキーを受け付ける。サービスマン等は「設定情報を取得する」ボタン901を押下したものとする。サーバ300に対し設定情報を要求する。
S5.1.1:保守情報収集部25は、保守情報DB32から保守情報を収集し、サーバ機能部31に送出する。サーバ機能部31は、保守情報をMFP200に送信する。
S6:MFP200の画像コード生成部2は画像コード11を生成する。画像コード生成部2は表示部215に画像コード11を表示する。これにより図9(b)の画面が表示される。なお、画像コード11はサーバ300が生成してもよい。
S7:サービスマン等は、図9(b)の操作ガイダンス904を見て、携帯端末100を操作し保守アプリを起動させる。これにより、保守アプリがカメラ110をバーコード撮影モードで起動する。
S8:携帯端末100のカメラ110は保守情報がエンコードされた画像コード11を撮影する。
S9:コード解読部1は保守情報を取得する。これにより、携帯端末100は、保守情報をMFP200から取得できたことになる。
S10:サービスマン等は携帯端末100を操作して設定値を編集する。設定値受け付け部23はサービスマン等が設定する設定値を受け付け、サービスマン等が操作することで画像コード生成部1が画像コード12を表示する。
S11:サービスマン等は図9(a)の画面から、「設定値を設定する」ボタン902を押下する。なお、必要な情報があればソフトキーを押下することで、MFP200にさらに保守情報や履歴情報を要求することができる。
S12:サービスマン等が図9(c)の「スタート」ボタン907を押下すると、スキャナエンジン212が画像コード12を読み取り、コード解読部2が設定値を取得する。ブラウザ機能部33は設定値をサーバ300に送信する。
S12.1:サーバ300の設定値設定部27は新たな設定値を保守情報DB32に設定する。これにより、MFP200をメンテナンスすることができた。
S13:携帯端末100はMFP200から取得した保守情報の取得結果や設定結果を表示する。
このように、サーバ側にメンテナンス機能を搭載することで、サーバにメンテナンス機能を集約できるので、過去に販売された機器を含め多く種類の機器に対する対応が容易になる。
21、28 コード解読部
22 保守情報解析部
23 設定値受け付け部
24、26 画像コード生成部
25 保守情報収集部
27 設定値設定部
29 保守情報記憶部29
31 サーバ機能部
32 保守情報DB
33 ブラウザ機能部
100 携帯端末
200 MFP
230 プロジェクタ
300 サーバ
400 アクセスポイント
401 ルータ
500 保守システム
特開2006−285456号公報

Claims (11)

  1. メンテナンス対象機器のメンテナンス時に参照される保守情報を取得する保守情報取得手段と、
    前記保守情報を第一の画像コードに変換する画像コード変換手段と、
    スクリーンセーバとして、起動時のロゴの一部に、又は、アバウト画面の一部に前記第一の画像コードを表示する表示手段と、
    他の端末に表示された第二の画像コードを光学的に読み取る読み取り手段と、
    前記読み取り手段が読み取った前記第二の画像コードをデコードして前記保守情報の設定値に変換する設定値取得手段と、
    前記設定値により自機に設定されている前記保守情報を更新する保守情報更新手段と、を有することを特徴とするメンテナンス対象機器。
  2. 当該メンテナンス対象機器と前記読み取り手段がネットワークを介して接続されており、
    前記設定値取得手段は、前記読み取り手段から前記ネットワークを介して前記第二の画像コードを取得する、ことを特徴とする請求項1記載のメンテナンス対象機器。
  3. 当該メンテナンス対象機器と前記画像コード変換手段はネットワークを介して接続されており、
    前記保守情報取得手段は前記画像コード変換手段に前記保守情報を送信し、
    前記表示手段は、前記画像コード変換手段からネットワークを介して受信した前記第一の画像コードを表示する、ことを特徴とする請求項1又は2記載のメンテナンス対象機器。
  4. 前記画像コード変換手段は、前記保守情報を複数個に分けて複数個の前記第一の画像コードに変換し、
    前記表示手段は、複数個の前記第一の画像コードを時分割してそれぞれ表示する、
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のメンテナンス対象機器。
  5. 前記画像コード変換手段は、1つの前記保守情報を異なる形状の複数の前記第一の画像コードに変換し、
    前記表示手段は、異なる形状の複数の前記第一の画像コードを時分割又は同時にそれぞれ表示する、ことを特徴とする請求項1又は2記載のメンテナンス対象機器。
  6. 前記表示手段は、投影面に前記第一の画像コードを投影することで表示する投影型ディスプレイである、ことを特徴とする請求項1〜4いずれか1項記載のメンテナンス対象機器。
  7. メンテナンス担当者を認証する認証手段を有し、
    前記認証手段による認証が成立した場合にのみ、前記表示手段は、前記第一の画像コードを表示する、ことを特徴とする請求項1〜5いずれか1項記載のメンテナンス対象機器。
  8. 機器のメンテナンス時に参照される保守情報を記憶する保守情報記憶手段と、
    前記保守情報記憶手段から読み出した保守情報を前記機器に送信する送信手段と、
    前記機器から前記保守情報の設定値を受信する受信手段と、
    前記受信手段が受信した前記設定値により前記保守情報記憶手段に記憶されている前記保守情報を更新する保守情報更新手段と、を有するサーバとネットワークを介して接続されたメンテナンス対象機器であって、
    前記保守情報から生成した第一の画像コード、又は、前記サーバから受信した前記保守情報が含まれる前記第一の画像コードを、スクリーンセーバとして、起動時のロゴの一部に、又は、アバウト画面の一部に表示する表示手段と、
    他の端末に表示された第二の画像コードを光学的に読み取る読み取り手段と、
    前記読み取り手段が読み取った前記第二の画像コードをデコードして前記保守情報の設定値に変換する設定値取得手段と、
    前記設定値又は前記設定値が含まれる前記保守情報を前記サーバに送信する第二の送信手段と、有することを特徴とするメンテナンス対象機器。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載されたメンテナンス対象機器の前記表示手段が表示した前記第一の画像コードを撮影する撮影手段と、
    前記撮影手段が撮影した前記第一の画像コードをデコードして前記保守情報を取得する保守情報取得手段と、
    前記保守情報の設定値の編集を受け付ける編集手段と、
    前記編集手段が編集した設定値又は該設定値を含む前記保守情報を前記第二の画像コードに変換する第二の画像コード変換手段と、
    前記第二の画像コードを表示する第二の表示手段と、を有する携帯端末。
  10. ンテナンス対象機器のメンテナンス時に参照される保守情報を取得する保守情報取得手段と、
    前記保守情報を第一の画像コードに変換する画像コード変換手段と、
    スクリーンセーバとして、起動時のロゴの一部に、又は、アバウト画面の一部に前記第一の画像コードを表示する表示手段と、
    他の端末に表示された第二の画像コードを光学的に読み取る読み取り手段と、
    前記読み取り手段が読み取った前記第二の画像コードをデコードして前記保守情報の設定値に変換する設定値取得手段と、
    前記設定値により自機に設定されている前記保守情報を更新する保守情報更新手段と、を有するメンテナンス対象機器、及び、
    前記メンテナンス対象機器の前記表示手段が表示した前記第一の画像コードを撮影する撮影手段と、
    前記撮影手段が撮影した前記第一の画像コードをデコードして前記保守情報を取得する保守情報取得手段と、
    前記保守情報の設定値の編集を受け付ける編集手段と、
    前記編集手段が編集した設定値又は該設定値を含む前記保守情報を前記第二の画像コードに変換する第二の画像コード変換手段と、
    前記第二の画像コードを表示する第二の表示手段と、を有する携帯端末、を有するシステム。
  11. 機器とサーバがネットワークを介して接続されたシステムであって、
    前記サーバは、
    前記機器のメンテナンス時に参照される保守情報を記憶する保守情報記憶手段と、
    前記保守情報記憶手段から読み出した保守情報を前記機器に送信する送信手段と、
    前記機器から前記保守情報の設定値を受信する受信手段と、
    前記受信手段が受信した前記設定値により前記保守情報記憶手段に記憶されている前記保守情報を更新する保守情報更新手段と、を有し
    前記機器は、
    前記保守情報から生成した第一の画像コード、又は、前記サーバから受信した前記保守情報が含まれる前記第一の画像コードを、スクリーンセーバとして、起動時のロゴの一部に、又は、アバウト画面の一部に表示する表示手段と、
    他の端末に表示された第二の画像コードを光学的に読み取る読み取り手段と、
    前記読み取り手段が読み取った前記第二の画像コードをデコードして前記保守情報の設定値に変換する設定値取得手段と、
    前記設定値又は前記設定値が含まれる前記保守情報を前記サーバに送信する第二の送信手段と、を有することを特徴とするシステム。
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