JP5928671B1 - 低遊離ホルムアルデヒドアミノ樹脂及びその製造方法 - Google Patents

低遊離ホルムアルデヒドアミノ樹脂及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

遊離ホルムアルデヒドの含有率を効果的に下げることができ、更に保存中でもホルムアルデヒド含有率の上昇がみられないアミノ樹脂の製造方法と、当該製法で得られる低遊離ホルムアルデヒドアミノ樹脂を提供すること。(1)アミノ系化合物とアルデヒド類とを溶剤中で重縮合反応させて、アミノ樹脂を含む反応混合物を得る工程、(2)前記工程の反応混合物を80〜150℃に加温し、有機相を還流又は脱溶剤させる工程を有することを特徴とする低遊離ホルムアルデヒドアミノ樹脂の製造方法、及び当該製造方法で得られる低遊離ホルムアルデヒドアミノ樹脂。

Description

本発明は、アミノ樹脂に関するものであり、詳しくは、遊離ホルムアルデヒド含有率を低減させたアミノ樹脂及びその製造方法に関するものである。
塗料用樹脂等として広く使用されている、尿素樹脂、メラミン樹脂、ベンゾグアナミン樹脂等のアミノ樹脂には、その原料として使用するホルムアルデヒドの未反応成分やアミノ樹脂製造時に生成する副生成物の分解物として、遊離ホルムアルデヒドが数質量%程度含まれることが知られている。
この遊離ホルムアルデヒドは、塗料として用いた時の表面硬度や耐水性等に悪影響を及ぼすことが知られており、又近年のシックハウス症候群の原因物質としての注目もあり、アミノ樹脂に含まれる遊離ホルムアルデヒドは極力低減させることが重要な課題となっている。
アミノ樹脂中の遊離ホルムアルデヒドの低減方法としては、例えば、塗料用組成物とする際にヒドラジン誘導体や結晶性層状リン酸化合物に金属をインターカレートした化合物、あるいは活性アルミナなどのホルマリン捕捉剤を含有させる方法(例えば、特許文献1参照)や、アミノ樹脂に、分子中に1級アミンと水酸基とを有し、かつ炭素数が3以上10未満であるアミノアルコールを含有させる方法(例えば、特許文献2参照)等が提供されている。
しかしながら、特許文献1で提供されているような、塗料用組成物中への未反応成分の導入は、硬化塗膜の強度等に影響を与えることがあり、更に塗料用組成物としての保存安定性が不良になることがあり、根本的な解決方法とは言い難い。一方、特許文献2で提供されている方法では、確かにアミノ樹脂としての低遊離ホルムアルデヒドという点での一定の効果は有するものの、その低減効果は実用レベルには到達しておらず、更に当該アミノ樹脂の長期保存においてもその効果が持続できるかどうかについての検証はなされていない。
特開2005−298694号公報 特開平11−335521号公報
上記実情に鑑み、本発明の課題は、遊離ホルムアルデヒドの含有率を効果的に下げることが出来るアミノ樹脂の製造方法の確立と、当該製法で得られる低遊離ホルムアルデヒドアミノ樹脂を提供することにある。
本発明者らは、鋭意検討した結果、アミノ樹脂を得る工程の後、当該アミノ樹脂を含む反応混合物を、特定範囲の温度領域に加温し、還流又は脱溶剤を行うことで、樹脂中に含まれる未反応ホルムアルデヒド、及び保管中に分解しホルムアルデヒドを発生させる可能性のある副生成物を効果的に除去し、もって、低遊離ホルムアルデヒドアミノ樹脂を得ることができることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、(1)アミノ系化合物とアルデヒド類とを溶剤中で重縮合反応させて、アミノ樹脂を含む反応混合物を得る工程、
(2)前記工程の反応混合物を80〜150℃に加温し有機相を還流又は除去する工程、
を有することを特徴とする低遊離ホルムアルデヒドアミノ樹脂の製造方法、及び当該製造方法にて得られる低遊離ホルムアルデヒドアミノ樹脂を提供するものである。
本発明の製造方法で得られるアミノ樹脂は、従来のアミノ樹脂と比較し、その中に含まれる遊離ホルムアルデヒドがきわめて少ない。したがって、近年のホルムアルデヒド規制にも対応できる塗料用組成物として好適に用いることができる。
本発明で製造するアミノ樹脂は、アミノ系化合物とアルデヒド類とを重縮合させてなるアミノ樹脂であればよく、アミノ系化合物として2種以上を併用してなる共重縮合体であってもよい。
前記アミノ系化合物としては、例えば、メラミン、尿素、ベンゾグアナミン、アセトグアナミン、スピログアナミン、シクロヘキサンカルボグアナミン、シクロヘキセンカルボグアナミン、安息香酸グアナミン、2ジシアンジアミド等が挙げられる。これらの中でもアミノ樹脂としての汎用性の観点から、メラミン、尿素、ベンゾグアナミンを用いることが好ましい。
前記アルデヒド類としては、アミノ系化合物と重縮合するものであれば良く、例えば、ホルムアルデヒド、パラホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、ベンズアルデヒド等が挙げられ、本発明の効果が高く、汎用性に優れる観点より、ホルムアルデヒドを用いることが好ましい。
又、アミノ樹脂としては、アミノ系化合物とアルデヒド類との反応によって得られるメチロール化アミノ樹脂をアルコールによってエーテル化したものであってもよい。特に得られる低遊離ホルムアルデヒドアミノ樹脂を塗料用樹脂組成物として用いる時の、得られる塗膜硬度や加工性の観点より、メチロール化アミノ樹脂中のメチロール基の一部または全部をアルコールによってエーテル化したものであることが好ましい。
本発明の製造方法における工程(1)は、通常のアミノ樹脂を製造する工程であり、特に限定されるものではなく、前述のアミノ系化合物とアルデヒド類を溶剤中で反応させるものである。ここで、溶剤としては、アルコールを含むものであることが好ましく、特に炭素原子数1〜8のアルコールを用いることが好ましい。
アミノ系化合物とアルデヒド類との反応において、更に縮合を進めるために酸触媒を使用することが好ましい。酸触媒としては、溶剤に均一に溶解するものであることが好ましく、例えば、ギ酸、燐酸、フタル酸、塩酸、硝酸、硫酸等を用いることができる。
工程(1)におけるアミノ系化合物とアルデヒド類との使用割合としては、作業性、硬化性、塗膜物性の観点から、アミノ系化合物中のアミノ基1.0モルに対し、アルデヒド類中のアルデヒド基(モル比)が0.1〜5.0の範囲であることが好ましく、特に0.8〜3.2の範囲であることが好ましい。
前記酸触媒の反応系への仕込み時期としては、特に限定されるものではないが、作業性、硬化性、塗膜物性の観点より、メチロール化反応がある程度進行してからの投入が好ましく、例えば、アミノ系化合物とアルデヒド類とを溶剤中80〜100℃で0.1〜3.0時間反応させた後、添加することが好ましい。
酸触媒の使用割合としては、反応が良好に進行する観点と、官能基の制御の観点より、アミノ化合物に対して0.001〜0.1質量%の範囲で用いることが好ましい。
工程(1)の反応終点としては、例えば、ガードナー粘度、トレランスを測定し、目標値到達時点とすることで、容易に判断することが可能である。
本発明の製造方法としては、工程(1)で得られたアミノ樹脂を含有する反応混合物をそのまま工程(2)に供してもよいが、より低遊離ホルムアルデヒドのアミノ樹脂とすることが容易である観点より、脱溶剤の工程を経ることが好ましい。脱溶剤の方法としては特に限定されるものではないが、40〜80Torr(5.3329×10〜1.0665×10Pa)程度の減圧下で除去することが好ましい。
脱溶剤のレベルとしては、反応混合物のガードナー粘度によって判断することができ、Z1〜Z6程度になった段階で終了することが好ましい。
本発明の製造方法における工程(2)は、前記で得られた反応混合物を80〜150℃で還流又は脱溶剤する工程である。この時、減圧条件でも可能である。
脱溶剤後の反応混合物は粘度が高くなっており、このまま加温すると混合物中で温度のムラが生じやすい。したがって、加温する前に、反応混合物を均一に溶解できる溶剤を添加してから、工程(2)を行うことが好ましい。この時使用できる溶剤としては、加温する温度である80〜150℃で還流する溶剤であることが好ましく、例えば、トルエン、キシレン、酢酸エチル、酢酸ブチル、メチルイソブチルケトン等が挙げられ、単独でも、混合溶剤として使用してもよい。
工程(2)で溶剤を用いる場合の使用割合としては、特に限定されるものではないが、工程(2)の前段階での反応混合物の質量に対し、0〜200%質量部用いることが、遊離ホルムアルデヒド低減化の点で好ましい。
工程(2)における加温は、前述のように80〜150℃であることを必須とする。80℃未満では、反応混合物からのホルムアルデヒド(未反応分)及び副生成物であって分解してホルムアルデヒドになる可能性の物を効果的に除去することが困難であり、目的とする低遊離ホルムアルデヒドアミノ樹脂を得ることができない。また、150℃を超えると、アミノ樹脂の変質が起こりやすくなり、目的とするアミノ樹脂の分子量分布等に影響を与えやすくなるため、好ましくない。工程(2)における加温の温度としては、80〜130℃の範囲であることがより好ましい。
工程(2)の終点の判断は、例えば、遊離ホルムアルデヒドの測定によって行うことができる。目安として、加温の時間としては、0.5〜6.0時間程度である。
工程(2)の後、アミノ樹脂の精製(単離)を行うが、この方法としては特に限定されるものではなく、通常のアミノ樹脂の合成の後に行う作業をそのまま使用することができる。例えば、室温まで冷却の後、必要に応じて触媒調整を行い、目的とする溶剤で不揮発分の調製を行えばよい。
上記工程を経て得られるアミノ樹脂は、オクチルアミン法で測定する遊離ホルムアルデヒドの含有率として1質量%以下、特に、0.5質量%以下のものとなる。この値は、例えば、不揮発分60%で、25℃、12か月保存した後においても、上昇することはなく、長期保管によっても分解物としてのホルムアルデヒドが生じないことが大きな特徴となっている。
本発明の低遊離ホルムアルデヒドアミノ樹脂の用途としては、特に限定されるものではなく、従来アミノ樹脂が使用される用途において好適に用いることができる。例えば、ポリエステル樹脂、アルキド樹脂、アクリル樹脂と組み合わせて組成物とし、焼付け一般塗料の用途に用いることができる。
以下、実施例を挙げて本発明をさらに説明するが、本発明はこれら実施例に何ら限定されるものではない。特に断りのない限り、部及び%はいずれも質量基準である。
実施例1
攪拌棒、温度センサー、デカンタを有するフラスコに、ノルマルブタノール847.4部、92%パラホルム329.4部、水142.3部、メラミン230.0部を仕込み、攪拌しながら93〜98℃に加熱したのち、蟻酸にてpH6.0〜6.2に調整した。続けて95〜110℃にてn−ブタノール還流反応を行なった。ノルマルヘキサントレランスが500%以上、メタノール/水=9/1トレランス400%以下となったところで反応を停止し、減圧脱溶剤を行なった。ガードナー粘度がZ1になったところで減圧をブレイクし工業用キシレン650.0部を添加し、120〜140℃にて脱溶剤を行った。遊離ホルムアルデヒド量が0.1%以下であることを確認し冷却後、不揮発分を58〜62%に調整した。遊離ホルムアルデヒド0.09%、不揮発分が60.2%、重量平均分子量(Mn)が1,350、酸価が1以下である、ブチル化メラミン樹脂(1)を得た。
実施例2
攪拌棒、温度センサー、デカンタを有するフラスコに、92%パラホルム900.0部、メタノール976.1部、水81.2部、25%苛性ソーダ水溶液0.56部及びメラミン400.0部を仕込み、攪拌しながら70〜80℃に加熱しメチロール化反応を行った。1時間後、メタノール1000.0部を仕込み40℃以下に冷却した。98%硫酸を添加しpH4以下に調整後、30〜50℃にて反応させた。9%NaCLトレランスが200%以下となったところで反応を停止し、25%苛性ソーダ水溶液にてpH10.0〜10.5に調整後、減圧脱溶剤を行った。ガードナー粘度がZ6〜Z7になったところで減圧をブレイクし工業用キシレン950部を添加し、130〜140℃にて脱溶剤を行った。遊離ホルムアルデヒド量が0.5%以下であることを確認し、冷却後、不揮発分を58〜62%に調整した。得られたアミノ樹脂は、遊離ホルムアルデヒド0.3%、不揮発分が60.1%、重量平均分子量(Mn)が515、酸価が1以下のメチル化メラミン樹脂(1)を得た。
実施例3
攪拌棒、温度センサー、デカンタを有するフラスコに、ノルマルブタノール847.4部、92%パラホルム329.4部、水142.3部、メラミン230.0部を仕込み、攪拌しながら93〜98℃に加熱したのち、蟻酸にてpH6.0〜6.2に調整した。続けて95〜110℃にてn−ブタノール還流反応を行なった。ノルマルヘキサントレランスが500%以上、メタノール/水=9/1トレランス400%以下となったところで反応を停止し、減圧脱溶剤を行なった。ガードナー粘度がZ1になったところで減圧をブレイクし工業用キシレン650.0部を添加し、80〜120Torr減圧下、60〜100℃にて脱溶剤を行った。遊離ホルムアルデヒド量が0.6%以下であることを確認し冷却後、不揮発分を58〜62%に調整した。遊離ホルムアルデヒド0.5%、不揮発分が60.2%、重量平均分子量(Mn)が1,250、酸価が1以下である、ブチル化メラミン樹脂(2)を得た。
実施例4
攪拌棒、温度センサー、デカンタを有するフラスコに、ノルマルブタノール847.4部、92%パラホルム329.4部、水142.3部、メラミン230.0部を仕込み、攪拌しながら93〜98℃に加熱したのち、蟻酸にてpH6.0〜6.2に調整した。続けて95〜110℃にてn−ブタノール還流反応を行なった。ノルマルヘキサントレランスが500%以上、メタノール/水=9/1トレランス400%以下となったところで反応を停止し、減圧脱溶剤を行なった。ガードナー粘度がZ1になったところで減圧をブレイクし工業用キシレン650.0部を添加し、250〜350Torr減圧下、80〜120℃にて脱溶剤を行った。遊離ホルムアルデヒド量が0.2%以下であることを確認し冷却後、不揮発分を58〜62%に調整した。遊離ホルムアルデヒド0.09%、不揮発分が60.2%、重量平均分子量(Mn)が1,230、分子量分布(Mw/Mn)が3.0、酸価が1以下である、ブチル化メラミン樹脂(3)を得た。
比較例1
攪拌棒、温度センサー、デカンタを有するフラスコに、ノルマルブタノール847.4部、92%パラホルム329.4部、水142.3部、メラミン230.0部を仕込み、攪拌しながら93〜98℃に加熱したのち、蟻酸にてpH6.0〜6.2に調整した。続けて95〜110℃にてn−ブタノール還流反応を行なった。ノルマルヘキサントレランスが500%以上、メタノール/水=9/1トレランス400%以下となったところで反応を停止し、減圧脱溶剤を行なった。ガードナー粘度がZ1になったところで減圧をブレイクし冷却後、キシレンにて不揮発分を58〜62%に調整した。得られたアミノ樹脂は遊離ホルムアルデヒド3.0%、不揮発分59.8%、重量平均分子量(Mn)が1,200、酸価が1以下のブチル化メラミン樹脂(4)であった。
比較例2
攪拌棒、温度センサー、デカンタを有するフラスコに、92%パラホルム900.0部、メタノール976.1部、水81.2部、25%苛性ソーダ水溶液0.56部及びメラミン400.0部を仕込み、攪拌しながら70〜80℃に加熱しメチロール化反応を行った。1時間後、メタノール1000.0部を仕込み40℃以下に冷却した。98%硫酸を添加しpH4以下に調整後、30〜50℃にて反応させた。9%NaCLトレランスが200%以下となったところで反応を停止し、25%苛性ソーダ水溶液にてpH10.0〜10.5に調整後、減圧脱溶剤を行った。ガードナー粘度がZ6〜Z7になったところで減圧をブレイクし、冷却後、キシレン、イソブタノールにて不揮発分を58〜62%に調整した。得られたアミノ樹脂は、遊離ホルムアルデヒド4.6%、重量平均分子量(Mw)が500、酸価が1以下のメチル化メラミン樹脂(2)であった。
なお、アミノ樹脂の分析、反応経過の確認は、以下の方法で行っている。
<ノルマルヘキサントレランス>
100ml三角フラスコに上皿天秤で試料5.00gを採取する。
フラスコ内容物にノルマルヘキサンをビュレットで滴下しよく混合する。
フラスコ内を温度計にて正確に25.0℃に調整し診察物の上に置き上から覗き、三角フラスコの液層を透して活字が読めなくなる迄滴下し、溶剤の滴下量を測定する。
トレランス(%)=溶剤の使用量ml×20
<メタノール/水=9/1トレランス>
100ml三角フラスコに上皿天秤で試料5.00gを採取する。
フラスコ内容物にメタノール/水=9/1溶液をビュレットで滴下しよく混合する。
フラスコ内を温度計にて正確に25.0℃に調整し診察物の上に置き上から覗き、三角フラスコの液層を透して活字が読めなくなる迄滴下し、溶剤の滴下量を測定する。
トレランス(%)=溶剤の使用量ml×20
<9%NaCLトレランス>
100ml三角フラスコに上皿天秤で試料5.00gを採取する。
フラスコ内容物に9%NaCL水溶液をビュレットで滴下しよく混合する。
フラスコ内を温度計にて正確に25.0℃に調整し診察物の上に置き上から覗き、三角フラスコの液層を透して活字が読めなくなる迄滴下し、溶剤の滴下量を測定する。
トレランス(%)=溶剤の使用量ml×20
<遊離ホルムアルデヒド量>
100ml三角フラスコに上皿天秤で試料1.50gを採取する。
100mlメスシリンダーで混合溶剤(キシレン(工業用)/イソブチルアルコール=1/1wt)70mlを加え溶解する。
これに、1mol/L 2−エチルヘキシルアミン混合液(2−エチルヘキシルアミン/混合溶剤=70/430mL)10mlをホールピペットで加える。
栓をして1時間撹拌する。
電位差計を用い、1mol/Lサリチル酸溶液でPH7.0を終点する。
同様に空試験を行う。
遊離ホルムアルデヒド含有率(%)=((B−T)×F×3)/S
B:空試験における1mol/Lサリチル酸溶液の使用量(ml)
T:本試験における1mol/Lサリチル酸溶液の使用量(ml)
F:1mol/Lサリチル酸溶液の力価
S:試料採取量(g)
<重量平均分子量(Mn)>
測定装置 ;東ソー株式会社製 HLC−8120GPC
カラム ;東ソー株式会社製 TSK−GUARDCOLUMN HXL−H
+東ソー株式会社製 TSK−GEL G5000HXL
+東ソー株式会社製 TSK−GEL G4000HXL
+東ソー株式会社製 TSK−GEL G3000HXL
+東ソー株式会社製 TSK−GEL G2000HXL
検出器 ;RI(示差屈折計)
データ処理;東ソー株式会社製 マルチステーションGPC−8020modelII
測定条件 ;カラム温度 40℃
溶媒 テトラヒドロフラン
流速 1.0ml/分
標準 ;単分散ポリスチレン(東ソー株式会社製 A−500、F−2、F−20、F−80、F−288、A−2500、F−10、F−40、F−128、F−380)を用いて検量線を作成した。
試料 ;樹脂固形分換算で0.5質量%のテトラヒドロフラン溶液をマイクロフィルターでろ過したもの(100μl)
<酸価>
100ml三角フラスコに上皿天秤で試料10.0gを採取する。
100mlメスシリンダーで混合溶剤(トルエン/メタノール=7/3wt)30mlを加え溶解する。
フェノールフタレイン指示薬を2〜4滴加える。
0.1molのアルコール性KOHで滴定し、変色が30秒間持続するところまで滴定する。
酸価(mgKOH/g)=(V×F×5.61)/S
V:0.1mol/Lアルコール性KOHの使用量(ml)
F:0.1mol/Lアルコール性KOHの力価
S:試料採取量(g)
<不揮発分>
金属シャーレの質量を上皿天秤で秤量する。
シャーレに上皿天秤で試料1.00gを採取する。
混合溶剤(トルエン/メタノール=7/3wt)5mlを加え溶解する。
107.5℃に調整された熱風循環乾燥機内で60分乾燥させる。
乾燥後、シャーレをデシケーターに入れ、常温まで法令後、上皿天秤で秤量する。
不揮発分(%)=(B−C)/(A−C)×100
A:金属シャーレ+乾燥前の試料質量(g)
B:金属シャーレ+乾燥後の試料質量(g)
C:金属シャーレの質量(g)
応用例1
表1に従い主剤を調製し、フィラーを添加後ビーズミルにて練肉後、硬化剤を加えて塗料用組成物を調製した。粘度は、キシレン/n−ブタノール/ブチルセロソルブ=75/15/10(質量比)を用いてイワタカップで20秒(25℃)に調整した。基材には、ボンデ処理鋼板#144ダルを用い、スプレー塗装後150℃×20分にて焼き付けた。(養生25℃×50%RH×1日)以上のようにして得られた塗装金属板について、光沢、エリクセン、デュポン衝撃、鉛筆硬度、碁盤目試験の測定を実施した。
応用例2
表1に示されるような組成比(配合割合)に変更する以外は、応用例1と同様にして、塗料を調製し、塗装評価を実施した。
応用例3
表1に従い主剤を調製、フィラーを添加後ビーズミルにて練肉後、硬化剤を加えて塗料用組成物を調製した。粘度は、キシレン/n−ブタノール/ブチルセロソルブ=75/15/10(質量比)を用いてフォードカップで100秒(25℃)に調整した。基材には、ボンデ処理鋼板#144ダルを用い、バーコーター塗装後250℃×40秒にて焼き付けた。(養生25℃×50%RH×1日)以上のように得られた塗装金属板について、光沢、エリクセン、デュポン衝撃、鉛筆硬度、碁盤目試験の測定を実施した。
比較応用例1、2
表1に示されるような組成比(配合割合)に変更した以外は、応用例1と同様にして、塗料を調製し、塗装評価を実施した。
比較応用例3
表1に示されるような組成比(配合割合)に変更した以外は、応用例3と同様にして、塗料を調製し、塗装評価を実施した。
各評価判定項目ならびにその評価判定要領は、次の通りである。
(1) 光沢:60度鏡面反射率を測定した。
(2) エリクセン・テスト:エリクセン試験器で以て押し出して、剥離するまでの押し出し長さ(mm)を測定した。
(3) デュポン衝撃値:デュポン衝撃試験器を使用し、荷重を1.0kgとし、1/2インチ・ノッチ付きで、所定の高さから、塗膜上に、此の重りを落下させて、塗面に割れを生じない、最大の高さを測定値とした(JISK−5460)。
(4) 硬度(エンピツ硬度):鋼板の塗面を、JIS S−6006に規定された高級鉛筆を用い、JIS K−5400に従って測定した。
(5)碁盤目試験:鋼板の塗面を、JIS K 5600−5−6に定められている碁盤目試験に従って測定した。
Figure 0005928671
なお、応用例で用いた各原料は以下の通りである。
※1希釈シンナー:キシレン/n−ブタノール/ブチルセロソルブ=75/15/10(質量比)
アクリディックA−405:アクリル樹脂 不揮発分50% DIC株式会社製
M−6201−40−IM:変性ポリエステル樹脂 不揮発分40% DIC株式会社製
CR−95:酸価チタン

Claims (6)

  1. (1)アミノ系化合物とアルデヒド類とを溶剤中で重縮合反応させて、アミノ樹脂を含む反応混合物を得る工程、
    (2)前記工程の反応混合物に、トルエン、キシレン、酢酸エチル、酢酸ブチル、メチルイソブチルケトンからなる群から選択される一種類以上の溶媒を添加し、これを80〜150℃に加温し、有機相を還流又は脱溶剤させる工程、を有することを特徴とする低遊離ホルムアルデヒドアミノ樹脂の製造方法。
  2. 前記工程(1)で用いる溶剤がアルコールを含むものである請求項1記載の低遊離ホルムアルデヒドアミノ樹脂の製造方法。
  3. 前記アルコールが炭素原子数1〜8のアルコールである請求項3記載の低遊離ホルムアルデヒドアミノ樹脂の製造方法。
  4. 前記工程(1)の後、工程(1)で用いた溶剤を除去してから、工程(2)の反応混合物として供するものである、請求項1〜3の何れか1項記載の低遊離ホルムアルデヒドアミノ樹脂の製造方法。
  5. 前記アミノ系化合物が、メラミン、尿素、又はベンゾグアナミンである請求項1〜の何れか1項記載の低遊離ホルムアルデヒドアミノ樹脂の製造方法。
  6. 前記アルデヒド類が、ホルムアルデヒドである請求項1〜の何れか1項記載の低遊離ホルムアルデヒドアミノ樹脂の製造方法。
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