JP5928401B2 - コンバータ装置 - Google Patents
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Description
上記設定手段が上記不連続モード用フィードフォワード値と上記連続モード用フィードフォワード値とを切り替えたときに、上記連続モード用フィードフォワード値と上記判定基準値との差分を、上記フィードバック項の積分項として加算するフィードバック項設定手段と、を備えたコンバータ装置である。
本形態にかかるコンバータ装置は、フィードフォワード制御によるデューティー比制御を実行する際に、コンバータのリアクトルに電流が流れ続ける連続モードと、リアクトルに電流が断続的に流れる不連続モードとに分けて制御することにより、連続モードと不連続モードとの各々のモードの応答性などに適したデューティー比制御を実行する。
連続モードと不連続モードとの切替判定は、不連続モード用フィードフォワード値と判定基準値とに基づいて行なわれる。判定基準値は、リアクトルの電圧を測定することにより得られる電圧測定値であるから、連続モードと不連続モードとを、リアクトルの現在の電圧に反映した基準にて、適切な領域で切り替えることができる。
連続モードと不連続モードとの切替の際に、連続モード用フィードフォワード値と判定基準値Refとの差分が演算され、その差分がフィードバック項の積分項に加算されているから、切替時に電圧指令値と実際の電圧とのズレがあっても、そのズレがフィードバック項の積分項で補償される。よって、リアクトルに流れる電流と制御の電流値との過不足が生じるのを防止し、フィードフォワード制御を精度よく行なうことができる。
上記不連続モード用フィードフォワード値が上記判定基準値より大きいときに、上記連続モード用フィードフォワード値を選択する、コンバータ装置である。
以下、各図を参照しながら本発明にかかる一実施例について説明する。図1は本発明の一実施例にかかる車両に搭載された燃料電池自動車システムの構成を示す。なお、以下の説明では車両の一例として燃料電池自動車(FCHV;Fuel Cell Hybrid Vehicle)を想定するが、電気自動車などにも適用可能である。また、車両のみならず各種移動体(例えば、船舶や飛行機、ロボットなど)や定置型電源、さらには携帯型の燃料電池システムにも適用可能である。
コントローラ160は、FCコンバータ150を構成するリアクトルL1に対応するスイッチング素子SW1をON、オフするタイミングをデューティー比として設定して電圧を制御する。また、コントローラ160は、リアクトルL1に電流が流れ続ける不連続モード用フィードフォワード値と、該リアクトルL1に電流が断続的に流れる不連続モードとを分けて、FCコンバータ150をデューティー比により制御するとともに、フィードフォワード制御を行なうためのフィードフォワード項とフィードバック制御を行なうためのフィードバック項とを算出してデューティー比制御する。
DffB = 1−VLreq/VH … (2)
VLreq: 低圧側の電圧指令値
Ref = 1−VLs/VH … (3)
VLs:低圧側の電圧指令値
ΔDff =Ref − DffB … (4)
そして、差分△Dは、図5(B)のフィードバック項の積分項の加算値FBinadに加算される。このとき、連続モード用フィードフォワード値DffB(1)が判定基準値Refより小さいときには、差分△D(1)[=Ref−DffB(1)]がフィードバック制御における積分項の加算値FBinadに加算される。連続モード用フィードフォワード値DffB(2)が判定基準値Refより大きいときには、差分△D(2)[=Ref−DffB(2)]がフィードバック制御における積分項加算値に加算される。
図7および図8はコントローラ160により実行されるデューティー比制御処理を示すフローチャートである。本処理は、フィードバック制御にフィードフォワード制御を加えた制御であり、所定時間毎に繰り返し実行される。
図7において、ステップS102にて、上述した数式(1)〜数式(4)によりデータが演算される。すなわち、数式(1)により不連続モード用フィードフォワード値DffAが算出され、数式(2)により連続モード用フィードフォワード値DffBが算出され、さらに数式(3)により判定基準値Refが算出される。さらに、数式(4)により、差分ΔDが算出される。
続くステップS112にて、連続状態フラグFgが「OFF」にセットされる。連続状態フラグFgは、連続モードにあるときに「ON」にセットされ、不連続モードにあるときに「OFF」にセットされるフラグである。続くステップS113にて、フィードフォワード項のデューティー比Dffに、数式(1)により演算された不連続モード用フィードフォワード値DffAがセットされる。
FBpr=Kp(VH−VL) …(5)
Kp:フィードバック制御の比例定数
ステップS130にて、連続状態フラグFg−bおよび連続状態フラグFgの判定が実行される。ステップS130にて、前回の連続状態フラグFg−bが「OFF」であり、今回の処理における連続状態フラグFgが「ON」であると判定されたときには、つまり、不連続モードから連続モードへ切り替えられたと判定されたときには、ステップS134へ進む。一方、ステップS130にて、否定判定されたときには、ステップS132に進み、前回の連続状態フラグFg−bが[ON]であり、現在の連続状態フラグFgが「OFF」であると判定されたとき、つまり、連続モードから不連続モードへ切り替えられたと判定されたときには、ステップS136へ進む。ステップS132にて、否定判定されたとき、つまり、連続モードが維持されているとき、または不連続モードが維持されているときには、ステップS138へ進む。
FBinad= VH*△D … (6)
同様に、ステップS130およびステップS132の判定により、連続モードから不連続モードへ切り替えられたと判定されてステップS136へ進んだときには、フィードバック積分項の加算値FBinadが演算される。ステップS136では、ステップS134と同様に、フィードバック積分項の加算値FBinadが式(6)にて演算される。
FBinad = ΔA*積分ゲイン … (7)
ΔA:目標電圧と測定電圧との差分
FBin(n)=FBin(n−1)+FBinad …(8)
FB=FBpr + FBin(n) …(9)
Duty=Dff+Dfb/VH …(10)
(4)−1 実施例にかかるコンバータ装置は、フィードフォワード制御によるデューティー比制御を実行する際に、バッテリコンバータ180のリアクトルL1に電流が流れ続ける連続モード(図4)と、リアクトルL1に電流が断続的に流れる不連続モード(図3)とに分けて制御することにより、連続モードと不連続モードとの各々のモードの応答性などに適したデューティー比制御が実行される。
本発明は、上述の実施例、変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。
120…バッテリ
130…負荷
140…インバータ
150… FCコンバータ
160…コントローラ
170…センサ群
180…DC/DCコンバータ
L1…リアクトル
SW1…スイッチング素子
DffA…不連続モード用フィードフォワード値
DffB… 連続モード用フィードフォワード値
Ref… 判定基準値
Claims (3)
- リアクトルを備え、上記リアクトルへの電流を断続することにより電源装置と負荷装置との間で電圧変換が可能なように構成されたコンバータと、
上記リアクトルに電流が流れ続ける連続モードと、該リアクトルに電流が断続的に流れる不連続モードとを分けて上記コンバータをデューティー比制御するとともに、フィードフォワード制御を行なうために設定されるフィードフォワード項とフィードバック制御を行なうために設定されるフィードバック項とを用いて上記リアクトルを上記デューティー比制御する制御部と、
を備え、
上記制御部は、
(1)上記リアクトルに流す電流値を指令するための電流指令値に基づいて上記不連続モードのためのデューティー比の値として算出された不連続モード用フィードフォワード値と、
(2)上記リアクトルにより電圧変換される電圧を指令するための電圧指令値に基づいて上記連続モードのためのデューティー比の値として算出された連続モード用フィードフォワード値と、
(3)上記リアクトルの電圧を測定することにより得られる電圧測定値に基づいて上記連続モードのためのデューティー比の値として算出された判定基準値と、
を算出する算出手段と、
上記不連続モード用フィードフォワード値と上記判定基準値とに基づいて、上記不連続モード用フィードフォワード値と上記連続モード用フィードフォワード値とを択一的に選択して、該選択された値を上記フィードフォワード項に設定する設定手段と、
を有するフィードフォワード項設定手段と、
上記設定手段が上記不連続モード用フィードフォワード値と上記連続モード用フィードフォワード値とを切り替えたときに、上記連続モード用フィードフォワード値と上記判定基準値との差分を、上記フィードバック項の積分項として加算するフィードバック項設定手段と、
を備えたコンバータ装置。 - 請求項1に記載のコンバータ装置において、
上記設定手段は、
上記不連続モード用フィードフォワード値が上記判定基準値より小さいときに、上記不連続モード用フィードフォワード値を選択し、
上記不連続モード用フィードフォワード値が上記判定基準値より大きいときに、上記連続モード用フィードフォワード値を選択する、
コンバータ装置。 - 請求項1または請求項2に記載のコンバータ装置において、
上記コンバータは、上記リアクトルに流れる電流を入り切りするスイッチング素子を有し、
上記制御部は、上記スイッチング素子の入り切りにより上記デューティー比を制御する、コンバータ装置。
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