JP5927967B2 - 蓄電装置、車両、蓄電装置の製造方法 - Google Patents

蓄電装置、車両、蓄電装置の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、蓄電装置、この蓄電装置を搭載した車両、及び蓄電装置の製造方法に関する。
従来から、蓄電装置としては、リチウムイオン二次電池やニッケル水素二次電池がよく知られている。例えばリチウムイオン二次電池は、金属シート表面に活物質が塗布された電極シートを積層、又は捲回して電極シートが層状をなす電極体を備えているとともに、当該電極体には、電極シートにおいて活物質が塗布されていない未塗工部が積層された積層部(所謂、電極リード群)が形成されている。そして、リチウムイオン二次電池では、積層部と、ケースの外部に露出する外部端子とを集電端子(集電部材)により接続した構成とされている(例えば特許文献1)。
特許文献1の二次電池では、抵抗溶接用の電極棒(電極部)により積層部及び集電端子を挟持しつつ通電することにより、積層部と集電端子とを接合し、電気的に接合させている。
特開2010−205469号公報
しかしながら、抵抗溶接により積層部や集電端子を接合しようとする場合には、溶融した積層部や集電端子と、これに接する電極棒(電極部)とが癒着(凝着)してしまう可能性がある。このような場合には、積層部や集電端子が破損する虞がある。
この発明は、上記従来技術に存在する問題点に着目してなされたものであり、その目的は、未塗工部が積層された積層部と集電部材とを抵抗溶接により接合する場合に癒着することを抑制できる蓄電装置、車両、及び蓄電装置の製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、少なくとも一方の面に活物質が塗布された正極シート及び負極シートがシート状のセパレータを間に挟んだ状態で層状をなす電極体を備え、前記正極シート及び前記負極シートにおける活物質が塗布された面には活物質が塗布されていない未塗工部が形成され、前記未塗工部が積層された積層部と集電部材とが積層方向に隣接して被接合部が構成され、前記被接合部を構成する前記積層部と前記集電部材とが前記積層部の積層方向に接合された状態をなし、前記被接合部を構成する前記積層部には、溶融した前記積層部が固化してなる溶接部が前記積層方向に延びるように形成されている蓄電装置であって、前記被接合部における前記積層方向の一方の端面である第1端面と、他方の端面である第2端面のうち少なくとも一方の端面には、導電性を有する材料からなる被膜層が形成されているとともに、前記被膜層は前記被膜層が形成された端面を形成する材料の融点よりも高い融点を有する材料からなることを要旨とする。
これによれば、被接合部における積層方向の一方の端面である第1端面と、他方の端面である第2端面のうち少なくとも一方の端面には、導電性を有する材料からなる被膜層が形成されている。そして、この被膜層は、当該被膜層が形成された端面を形成する材料の融点よりも高い融点を有する材料からなる。このため、被膜層を間に挟んだ状態で抵抗溶接用の電極部を接触させ、積層部及び集電部材を接合することにより、溶融した積層部や集電部材が電極部に付着し難くなる。したがって、未塗工部が積層された積層部と集電部材とを抵抗溶接により接合する場合に癒着することを抑制できる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の蓄電装置であって、前記被膜層は、前記第1端面及び前記第2端面の両端面に形成されていることを特徴とすることを要旨とする。
これによれば、抵抗溶接用の電極部により、被接合部の第1端面及び第2端面の両側から積層部及び集電部材を挟持して通電する場合であっても、何れの端面においても癒着が発生することを抑制することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の蓄電装置であって、前記被膜層は、ダイヤモンドライクカーボン膜であることを要旨とする。これによれば、被膜層がダイヤモンドライクカーボン膜からなることから、容易に被膜層を形成できるとともに、積層部と集電部材とを抵抗溶接により接合する場合に癒着することをより好適に抑制できる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の蓄電装置であって、前記第1端面及び前記第2端面の少なくとも一方は前記未塗工部により構成されており、前記被膜層は、前記未塗工部に形成されていることを要旨とする。これによれば、積層部を構成する未塗工部が抵抗溶接時における癒着によって破損することを好適に抑制できる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の蓄電装置であって、前記正極シート、前記負極シート、及び前記集電部材は、アルミニウムまたはアルミニウム合金からなることを特徴とする。これによれば、積層部及び集電部材の電気抵抗を低く且つ熱伝導率を高くすることができる。その一方で、溶融したアルミニウムまたはアルミニウム合金は、抵抗溶接用の電極部に付着しやすく、電極部との癒着が発生しやすい。しかしながら、被接合部の端面に形成した被膜層により、積層部と集電部材とを抵抗溶接により接合する場合に癒着することを抑制できる。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の蓄電装置であって、前記被接合部における前記積層方向の端面であって、前記積層部側の端面には、凹状をなす溶接痕が形成されていることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、車両において、請求項1〜のいずれか1項に記載の蓄電装置を搭載したことを要旨とする。これによれば、蓄電装置としての歩留りが向上される結果、車両としてのコスト増加を抑制することができる。
請求項に記載の発明は、少なくとも一方の面に活物質が塗布された正極シート及び負極シートがシート状のセパレータを間に挟んだ状態で層状をなす電極体を備え、前記正極シート及び前記負極シートにおける前記活物質が塗布された面には活物質が形成されていない未塗工部が形成され、前記未塗工部が積層された積層部と集電部材とが積層方向に隣接して被接合部が構成され、前記被接合部を構成する前記積層部と前記集電部材とが抵抗溶接により前記積層部の積層方向に接合された蓄電装置の製造方法であって、前記被接合部における前記積層方向の少なくとも一方の端面に、導電性を有し、且つ前記端面を構成する材料の融点よりも高い融点を有する材料からなる被膜層を形成する形成工程と、前記被膜層を間に挟んで前記抵抗溶接用の電極部を接触させ、前記積層部及び前記集電部材を接合する接合工程と、を含むことを要旨とする。
これによれば、被接合部における積層方向の一方の端面に、導電性を有し且つ端面を構成する材料の融点よりも高い融点を有する材料からなる被膜層を形成し、当該被膜層を間に挟んで抵抗溶接用の電極部を接触させ、積層部及び集電部材を接合する。このため、溶融した積層部や集電部材が電極部に付着し難くなる。したがって、未塗工部が積層された積層部と集電部材とを抵抗溶接により接合する場合に癒着することを抑制できる。
本発明によれば、未塗工部が積層された積層部と集電部材とを抵抗溶接により接合する場合に癒着することを抑制できる。
二次電池を模式的に示す斜視図。 分解した電極体を模式的に示す斜視図。 (a)は、正極集電部と正極集電端子との被接合部を模式的に示す正面図、(b)は、同じく背面図。 図3に示すA−A線断面図。 別の実施形態における正極集電部と正極集電端子との被接合部を模式的に示す断面図。 別の実施形態における正極集電部と正極集電端子との被接合部を模式的に示す断面図。 別の実施形態における二次電池を模式的に示す斜視図。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図4にしたがって説明する。
図1に示すように、車両(例えば産業車両や乗用車両)に搭載される蓄電装置としての二次電池10は、全体として扁平な略直方体状をなすケース11を備えている。ケース11は、有底筒状(本実施形態では四角筒状)に形成された本体部材12、及び本体部材12の開口部12aを密閉するように、本体部材12に組み付けられる平板状(本実施形態では矩形平板状)をなす蓋部材13から形成されている。本体部材12、及び蓋部材13は、何れも金属(例えばステンレスやアルミニウムなど)から形成されている。以下の説明では、矢印Y1に示すケース11の長手方向を左右方向と示し、矢印Y2に示すケース11の高さ方向を上下方向と示し、図3で矢印Y3に示すケース11の短手方向を前後方向と示す。
蓋部材13の外面(上面)には、円柱状(略円柱状)をなす正極端子15、及び負極端子16が突出形成されている。なお、正極端子15及び負極端子16は、ケース11(本体部材12及び蓋部材13)と絶縁された状態とされている。
また、ケース11(本体部材12)には、正極シート21及び負極シート22がシート状のセパレータ(隔膜)23を間に挟んだ状態(介在させた状態)で層状(積層構造)をなす電極体25が収容(収納)されている。電極体25は、全体として左右方向に扁平な立方体状(略直方体状)をなしている。なお、電極体25は、絶縁材料からなる図示しない絶縁袋に覆われた状態でケース11に収容されている。また、ケース11内には、例えばリチウムイオン二次電池や、ニッケル水素二次電池というように、二次電池10の種類に応じた電解質(電解液)が充填されている。
図2に示すように、正極シート21及び負極シート22は、矩形のシート状をなす金属シート(金属薄板)としての金属箔26を備えている。金属箔26は、例えばリチウムイオン二次電池や、ニッケル水素二次電池というように、二次電池10の種類に応じた金属により形成される。また、金属箔26に用いられる金属は、正極シート21と、負極シート22とでも異なる。本実施形態において、正極シート21の金属箔26は、アルミニウムからなる一方で、負極シート22の金属箔26は、銅からなる。
各金属箔26の両面(前面及び後面)には、各金属箔26の上辺26aから左右方向の全幅にわたって一定幅で設定された未塗工部としての非塗布領域26bを除き、その全面に活物質が塗布され、活物質層27が形成されている。即ち、非塗布領域26bは、活物質が塗布された面において、金属箔26の上辺26aに沿って形成(延設)されている。なお、金属箔26には、二次電池10の種類に応じた活物質が塗布される。また、金属箔26に塗布される活物質は、正極シート21と、負極シート22とでも異なる。
また、各正極シート21における上辺26aの左側には、非塗布領域26bを打ち抜き加工して矩形(略矩形)をなす正極リード21aが上方(蓋部材13)に向かって延出形成されている。各負極シート22における上辺26aの右側には、非塗布領域26bを打ち抜き加工して矩形(略矩形)をなす負極リード22aが上方(蓋部材13)に向かって延出形成されている。このため、正極リード21a、及び負極リード22aの表面には、活物質層27が形成されていない。
また、セパレータ23は、絶縁性を有する樹脂材料からなり、極めて微細な空孔構造をなす矩形の多孔性シートとされている。詳しく説明すると、本実施形態のセパレータ23は、ポリプロピレンからなる多孔性シートを、ポリエチレンからなる多孔性シートで挟むように積層した多層構造(本実施形態では3層構造)とされている。セパレータ23は、多孔性シートを構成するポリエチレンの融点(本実施形態では135℃〜140℃)に達すると、空孔構造が崩壊して細孔が塞がれる。この場合、セパレータ23は、正極シート21と負極シート22との間のイオンの通過を遮断して二次電池10の内部抵抗を高め、二次電池10の温度上昇を抑制するようになっている。以下の説明では、セパレータ23を構成するポリエチレンの融点を特に遮断温度と示す。
そして、電極体25は、正極シート21及び負極シート22の間にセパレータ23を間に挟んだ状態で、正極シート21及び負極シート22を前後方向(厚さ方向)に積層して形成されている。詳しく言えば、電極体25において、正極シート21及び負極シート22は、…→正極シート21→負極シート22→正極シート21…のように、交互に配置されている。本実施形態では、矢印Y3に示す前後方向が電極体25(正極シート21及び負極シート22)の積層方向となる。
図1に示すように、電極体25において上辺26aの左側には、複数の正極リード21aがセパレータ23を間に挟まない状態で積層された(層状をなす)正極集電部28が上方に向かって延出形成されている。また、電極体25において上辺26aの右側には、複数の負極リード22aがセパレータ23を間に挟まない状態で積層された(層状をなす)負極集電部29が形成されている。即ち、正極集電部28及び負極集電部29は、それぞれ非塗布領域26bが積層された積層部となる。
そして、図1に示すように、正極集電部28(正極リード21a)と、前述した正極端子15とは、集電部材としての正極集電端子30によって電気的に接続されている。また、負極集電部29(負極リード22a)と、負極端子16とは、集電部材としての負極集電端子31によって電気的に接続されている。以下、電極体25に形成された正極集電部28(正極リード21a)及び負極集電部29(負極リード22a)と、各集電端子30,31とを各々接合して電気的に接続するための接合構造(接続構造)について詳しく説明する。
なお、本実施形態の負極集電端子31は、正極集電端子30と同一構成(形状)であるとともに、負極集電端子31と負極集電部29との接合構造は、正極集電端子30と正極集電部28との接合構造と左右対称である。したがって、以下の説明では、主に正極集電端子30の構成、及び正極集電端子30と正極集電部28との接合構造について詳しく説明し、負極集電端子31の構成、及び負極集電端子31と負極集電部29との接合構造については、同一符号を付すなどしてその説明を省略又は簡略する。
図3に示すように、正極集電端子30は、金属(本実施形態ではアルミニウム)からなり、全体として上下方向(正極集電部28の延出方向)に沿って延びる平板状に形成されている。正極集電端子30の上端部(基端部)は、正極端子15において蓋部材13の上面から突出する上端部とは反対側の下端部に接合され、電気的に接続されている。正極集電端子30は、ケース11から絶縁された状態で蓋部材13の下面に固定されている。
また、正極集電端子30の下端部(先端部)は、正極集電部28の面方向に沿って配置され、正極集電端子30と正極集電部28とは対向している。そして、正極集電部28は、当該正極集電部28を構成する複数の正極リード21aを、正極集電端子30に対して寄せ集めた状態で接合されている。このため、正極集電部28と正極集電端子30とは、厚さ方向(前後方向)に積層された状態で相互に接合され、被接合部33を形成している。
また、本実施形態において、正極集電部28と正極集電端子30とは、抵抗溶接のうち特にスポット溶接を用いて接合されている。図4に示すように、スポット溶接は、棒状(本実施形態では円柱状)をなす電極棒34によって、正極集電部28及び正極集電端子30を積層方向(前後方向)から加圧しながら挟持し、その状態のまま通電することで正極集電部28及び正極集電端子30にジュール熱を発生させて溶接する溶接方法である。なお、本実施形態の電極棒34は、銅よりなる。
このため、被接合部33において正極集電部28には、溶融した正極集電部28(正極リード21a)が固化したブロック状の溶接部28aが積層方向(前後方向)に延びるように形成されている。また正極集電部28において、正極集電端子30との対向面とは反対面となる第1端面35aには、正面視で円形の凹状をなす溶接痕34aが形成されている。この溶接痕34aは、電極棒34がスポット溶接によって溶融した正極集電部28に押し込まれることによって生じる痕跡である。
そして、正極集電端子30において、正極集電部28との対向面とは反対面となる第2端面35bには、抵抗溶接用の電極棒34との癒着を抑制し、且つ導電性材料からなる被膜層(癒着抑制層、硬質炭素膜)としてのダイヤモンドライクカーボン(Diamond-like Carbon)膜36が形成されている。以下、「ダイヤモンドライクカーボン」を単に「DLC」と省略して示す。また正極集電部28の第1端面35aには、第2端面35bと同様にDLC膜36が形成されている。即ち、本実施形態の被接合部33において、正極集電部28及び正極集電端子30の積層方向の両端面には、DLC膜36が形成されている。
ここでDLCは、導電性を有し、その融点が3650℃である。一方、負極シート22の金属箔26や、電極棒34に用いられる銅の融点は1200℃である。また、正極シート21の金属箔26に用いられるアルミニウムの融点は、660℃である。このため、DLCは、金属箔26や電極棒34をなす金属材料と比較して融点が高く、これら金属材料との癒着性(凝着性)が低い材料である。したがって、DLC膜36は、DLC膜36が形成された第1端面35a、及び第2端面35bを形成する材料の融点よりも高い融点を有する材料からなる。
図3(a)に示すように、第1端面35aに形成されたDLC膜36は、正極集電端子30と正極集電部28との積層方向において、正極集電端子30の先端部と重なる領域に形成されている。また、第1端面35aにおいてDLC膜36は、第1端面35aの一部であって、電極棒34の先端面より大きい(広い)面積にわたって形成されている。また、図3(b)に示すように、第2端面35bに形成されたDLC膜36は、正極集電端子30の先端(下端)から、電極棒34の先端面より大きい(広い)面積にわたって形成されている。
なお、負極集電部29において、負極集電端子31との対向面とは反対面(前面)である第1端面35aには、正極集電部28と同様にDLC膜36が形成されている。また、負極集電端子31において、負極集電部29との対向面と反対面(後面)である第2端面35bには、正極集電端子30と同様にDLC膜36が形成されている。
以上のように、正極集電部28と正極集電端子30、及び負極集電部29と負極集電端子31によってそれぞれ被接合部33が形成されている。そして、第1端面35a、及び第2端面35bは、各被接合部33の端面と把握することもできる。即ち、本実施形態では、正極集電部28と正極集電端子30とが積層方向に隣接して被接合部33が構成され、被接合部33を構成する正極集電部28と正極集電端子30とが抵抗溶接により正極集電部28の積層方向に接合されている。負極集電端子31と負極集電部29との接合構造についても同様である。
次に、本実施形態の二次電池10の製造方法について、その作用を併せて説明する。
まず、正極シート21、負極シート22、及びセパレータ23をそれぞれ用意する。次に、セパレータ23を間に挟んだ状態で、正極シート21、及び負極シート22を積層し、電極体25を形成する積層工程を行う。これにより、電極体25における上辺26aの左側には、正極集電部28が上方に向かって延出形成される。同様に、電極体25における上辺26aの右側には、負極集電部29が上方に向かって延出形成される。
次に、正極集電部28、負極集電部29、正極集電端子30、及び負極集電端子31にDLC膜36を形成する形成工程(蒸着工程)を行う。この形成工程では、まず正極集電部28の第1端面35aにおいてDLC膜36を形成する領域、及び負極集電部29の第1端面35aにおいてDLC膜36を形成する領域を除いて、電極体25の全面にマスキングを施す。
続けて、マスキングを施した電極体25を真空容器(蒸着装置)内に格納するとともに、例えば化学蒸着法などによって蒸着を行い、正極集電部28の第1端面35a及び負極集電部29の第1端面35aにおいて、マスキングがなされていない領域にDLC膜36を形成(成膜)する。
本実施形態の形成工程では、例えばプラズマCVD法、イオン化蒸着法、スパッタ法、及びアークイオンプレーティング法など、セパレータ23の遮断温度よりも低い温度(例えば80℃〜100℃)で蒸着を行い、DLC膜36を形成する。したがって、本実施形態では、電極体25を形成してから、正極集電部28の第1端面35a、及び負極集電部29の第1端面35aにDLC膜36を形成することができる。
また、形成工程では、金属板を打ち抜き加工するなどして得られた正極集電端子30の第2端面35b、及び負極集電端子31の第2端面35bにおいて、DLC膜36を形成する先端側領域を除いてマスキングを施す。そして、正極集電部28や負極集電部29と同様にして、正極集電端子30の第2端面35b、及び負極集電端子31の第2端面35bに対して蒸着によりDLC膜36をそれぞれ形成する。即ち、形成工程では、被接合部33における積層方向の少なくとも一方の端面(本実施形態では第1端面35a及び第2端面35b)に、導電性を有し且つ前記端面を構成する材料の融点よりも高い融点を有する材料からなる被膜層を形成する。
次に、正極集電部28と正極集電端子30、及び負極集電部29と負極集電端子31をそれぞれ接合する接合工程を行う。接合工程では、図4に示すように、まず正極集電部28において第1端面35aの反対面、及び正極集電端子30の第2端面35bの反対面が相互に対向するように、正極集電部28及び正極集電端子30を配置する。次に、正極集電部28の第1端面35a、及び正極集電端子30の第2端面35bに形成されたDLC膜36を間に挟んだ状態(介した状態)で、一対の電極棒34を正極集電部28及び正極集電端子30に接触(当接)させ、挟持する。
そして、一対の電極棒34により加圧しつつ、両電極棒34の間で通電を行って、正極集電部28をなす正極リード21a、及び正極集電端子30を溶融させ、溶接部28aを形成して接合する。これにより、正極集電部28(正極リード21a)と正極集電端子30との被接合部33が形成される。
このとき、電極棒34と、正極集電部28及び正極集電端子30との間には、DLC膜36が介在される。このため、本実施形態では、DLC膜36によって電極棒34と、通電により溶融したアルミニウムとが接触することが抑制され、これにより溶融したアルミニウムが電極棒34に癒着(凝着)することを好適に抑制している。
特に、正極集電部28をなす各正極リード21aは、薄い金属箔26より形成されていることから比較的強度が低く、電極棒34との間で癒着が生じた場合には破損し易い。しかしながら、本実施形態では正極集電部28(正極リード21a)と電極棒34との癒着がDLC膜36によって抑制されることから、癒着によって正極集電部28(正極リード21a)が破損することを好適に抑制することができる。
同様に接合工程では、負極集電部29において第1端面35aの反対面、及び負極集電端子31の第2端面35bの反対面が相互に対向するように、負極集電部29及び負極集電端子31を配置する。次に、DLC膜36を間に挟んだ状態(介した状態)で、一対の電極棒34を負極集電部29及び負極集電端子31に接触(当接)させて挟持する。そして、一対の電極棒34により加圧しつつ、両電極棒34の間で通電を行って、負極集電部29をなす負極リード22a、及び負極集電端子31を溶融させ、溶接部28aを形成して接合する。
これにより、負極集電部29と負極集電端子31との被接合部33が形成される。このため、負極集電部29と負極集電端子31との接合においても、負極集電部29や負極集電端子31と、電極棒34とが癒着してしまうことが抑制される。なお、接合工程では、正極集電部28の第1端面35a、及び負極集電部29の第1端面35aにおいて、電極棒34との接触部位に溶接痕34aが形成される。
そして、正極集電端子30の上端部(基端部)を、正極端子15の下端部と接合し、電気的に接続する。同様に、負極集電端子31の上端部(基端部)を、負極端子16において蓋部材13の上面から突出する上端部とは反対側の下端部に接合し、電気的に接続する。続けて、電極体25を本体部材12に収納するとともに、この本体部材12には、正極端子15及び負極端子16を上面から突出させつつ蓋部材13が組み付けられる。そして、ケース11に電解質(電解液)が充填され、二次電池10が完成される。
したがって、本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)被接合部33における積層方向の一方の端面である第1端面35a、及び第2端面35bに、導電性材料からなるDLC膜36が形成されている。そして、このDLC膜36は、当該DLC膜36が形成された端面を形成する材料の融点よりも高い融点を有する材料からなる。このため、DLC膜36を間に挟んだ状態で抵抗溶接用の電極棒34を接触させ、正極集電部28及び正極集電端子30を接合して被接合部33を形成することにより、溶融した正極集電部28や正極集電端子30が電極棒34に付着し難くなる。したがって、正極集電部28(正極リード21a)と正極集電端子30とを抵抗溶接により接合する場合に癒着することを抑制できる。なお、負極集電部29と負極集電端子31との接合についても同様である。
(2)特に、本実施形態では、DLC膜36が第1端面35a及び第2端面35bの両端面に形成されている。したがって、抵抗溶接用の電極棒34により、第1端面35a及び第2端面35bとなる両側から正極集電部28及び正極集電端子30を挟持して通電する場合であっても、何れの端面においても癒着が発生することを抑制することができる。負極集電部29と負極集電端子31との接合についても同様である。
(3)癒着抑制層はDLC膜36であることから、容易にDLC膜36を形成できるとともに、正極集電部28と正極集電端子30とを抵抗溶接により接合する場合に癒着することをより好適に抑制できる。負極集電部29と負極集電端子31との接合についても同様である。
(4)また、正極集電部28及び負極集電部29の第1端面35aにDLC膜36を形成している。このため、正極集電部28を構成する正極リード21aや、負極集電部29を構成する負極リード22aが抵抗溶接時における癒着によって破損することを好適に抑制できる。
(5)正極集電部28を構成する正極リード21a(金属箔26)、及び正極集電端子30はアルミニウムからなる。このため、正極集電部28及び正極集電端子30の電気抵抗を低く且つ熱伝導率を高くすることができる。その一方で、溶融したアルミニウムは、抵抗溶接用の電極棒34に付着しやすく、癒着が発生しやすい。しかしながら、本実施形態では、第1端面35a及び第2端面35bに形成したDLC膜36により、正極集電部28と正極集電端子30とを抵抗溶接により接合する場合に癒着することを抑制できる。
(6)正極集電部28と正極集電端子30とを抵抗溶接により接合する場合に癒着することを抑制できることから、二次電池10としての歩留りを向上させることができる。
(7)正極集電部28の第1端面35a及び正極集電端子30の第2端面35bに、導電性を有し且つ各端面35a,35bを構成する材料の融点よりも高い融点を有する材料からなるDLC膜36を形成し、当該DLC膜36を間に挟んで抵抗溶接用の電極棒34を接触させて接合する。このため、溶融した正極集電部28や正極集電端子30が電極棒34に付着し難くなる。したがって、正極集電部28と正極集電端子30とを抵抗溶接により接合する場合に癒着することを抑制できる。負極集電部29と負極集電端子31との接合についても同様である。
実施形態は上記のように限定されるものではなく、例えば以下のように具体化してもよい。
○ 図5に示すように、電極体25に複数の正極集電部28を設け、複数の正極集電部28のうち隣り合う正極集電部28の間に正極集電端子30を挟んだ状態で各正極集電部28と正極集電端子30とを抵抗溶接し、被接合部33を形成してもよい。この場合、各正極集電部28は、それぞれ正極集電端子30との対向面とは反対面が被接合部33の第1端面35a、及び第2端面35bをなす。そして、正極集電部28の第1端面35a、及び正極集電部28の第2端面35bにDLC膜36を形成する。負極集電部29と負極集電端子31との接合についても同様に変更できる。
○ 図6に示すように、正極集電端子30には、相互に対向配置される一対の平板部30aを設け、この平板部30aの間に正極集電部28を挟んだ状態で正極集電端子30(各平板部30a)と正極集電部28とを抵抗溶接し、被接合部33を形成してもよい。この場合、各平板部30aは、正極集電部28との対向面とは反対面が被接合部33の第1端面35a、及び第2端面35bをなす。そして、平板部30aの第1端面35a、及び平板部30aの第2端面35bにDLC膜36を形成する。なお、平板部30aは、別体に形成されていてもよい。また、負極集電部29と負極集電端子31との接合についても同様に変更できる。
○ 図7に示すように、電極体25は、正極シート21、負極シート22、及びセパレータ23を長尺のシート状(帯状)に形成するとともに、セパレータ23を間に挟んだ状態で、正極シート21及び負極シート22を渦まき状に捲回し、正極シート21及び負極シート22が層状(積層構造)をなすように形成してもよい。この場合、正極シート21において幅方向(左右方向)の一方の端部(本別例では左端部)には、正極シート21の長さ方向に沿って延びるように、幅方向の外側(左側)へ突出する正極リード21aを設ける。その一方で、負極シート22において幅方向の他方の端部(本別例では右端部)には、負極シート22の長さ方向に沿って延びるように、幅方向の外側(右側)へ突出する負極リード22aを設ける。
これにより、電極体25の左端部(左辺)には、正極リード21aが層状をなす2つの正極集電部28が形成される。また、電極体25の右端部(右辺)には、負極リード22aが層状をなす2つの負極集電部29が形成される。
また、正極集電端子30は、電極体25における左右方向の外側(左側)から正極集電部28の間に挿入されるとともに、正極集電端子30には、各正極集電部28をなす正極リード21aが寄り合わせるようにして抵抗溶接により接合される。そして、各正極集電部28には、正極集電端子30との対向面とは反対面となる第1端面35a、及び第2端面35bに対してDLC膜36を形成する。負極集電部29と負極集電端子31との接合についても同様に変更できる。
○ 被接合部33の第1端面35a、及び第2端面35bのうち、一方の端面におけるDLC膜36を省略してもよい。即ち、被接合部33における第1端面35a、及び第2端面35bのうち少なくとも一方の端面にDLC膜36が形成されておればよい。
○ 正極シート21の金属箔26(正極リード21a)、及び正極集電端子30は、アルミニウム合金から形成されていてもよい。ない、DLC膜36の融点は、アルミニウム合金の融点より高い。
○ 被接合部33の第1端面35a、又は第2端面35bを構成する正極リード21aにDLC膜36を形成してから積層し、電極体25を形成してもよい。負極リード22aについても同様に変更できる。
○ 被接合部33の第1端面35a、及び第2端面35bに代えて、又は加えて電極棒34における先端部の表面にDLC膜36を形成してもよい。この場合、上述した接合工程において、DLC膜36を表面に形成した抵抗溶接用の電極棒34を接触させ、正極集電部28及び正極集電端子30を接合して被接合部33を形成するとよい。負極集電部29と負極集電端子31との接合についても同様に変更できる。
○ 電極棒34は、円柱状に限られず楕円柱状や角柱状に形成してもよい。
○ DLC膜36に代えて、例えばモリブデンなどの金属メッキを癒着抑制層として形成してもよい。
○ 正極集電部28、及び負極集電部29は2つ以上形成してもよい。
○ 正極集電端子30、及び負極集電端子31の形状は適宜変更してもよい。
○ 電極体25は、セパレータ23を間に挟んだ状態で正極シート21及び負極シート22を蛇腹状に折り曲げて積層してもよい。
○ 電極体25を構成する正極シート21、及び負極シート22の数は適宜変更してもよい。例えば、正極シート21、及び負極シート22をそれぞれ1つ備えた電極体25としてもよい。
○ 正極シート21及び負極シート22には、金属箔26の片面のみに活物質を塗布して活物質層27を形成してもよい。即ち、正極シート21及び負極シート22には、少なくとも一方の面に活物質を塗布して活物質層27が形成されておればよい。
○ ケース11の形状は、円柱状や、左右方向に扁平な楕円柱状に形成してもよい。
○ 本発明は、蓄電装置としての電気二重層キャパシタにおける被接合部33として具体化してもよい。
○ 上記実施形態の二次電池10を車両(例えば産業車両や乗用車両など)に搭載し、車両に装備された発電機により充電する一方で、二次電池10から供給する電力によりエアコン用のコンプレッサや、車輪を駆動するための電動モータ、或いはカーナビゲーションシステムなどの電装品を駆動してもよい。これによれば、正極集電部28と正極集電端子30、及び負極集電部29と負極集電端子31を抵抗溶接により接合する場合に癒着することを抑制できることから、車両としての歩留りを向上させ、コストの増加を抑制できる。
10…二次電池(蓄電装置)、21…正極シート、22…負極シート、23…セパレータ、25…電極体、26b…非塗布領域(未塗工部)、28…正極集電部(積層部)、29…負極集電部(積層部)、30…正極集電端子(集電部材)、31…負極集電端子(集電部材)、33…被接合部、34…電極棒(電極部)、35a…第1端面、35b…第2端面、36…ダイヤモンドライクカーボン膜(被膜層)。

Claims (8)

  1. 少なくとも一方の面に活物質が塗布された正極シート及び負極シートがシート状のセパレータを間に挟んだ状態で層状をなす電極体を備え、前記正極シート及び前記負極シートにおける活物質が塗布された面には活物質が塗布されていない未塗工部が形成され、前記未塗工部が積層された積層部と集電部材とが積層方向に隣接して被接合部が構成され、前記被接合部を構成する前記積層部と前記集電部材とが前記積層部の積層方向に接合された状態をなし、前記被接合部を構成する前記積層部には、溶融した前記積層部が固化してなる溶接部が前記積層方向に延びるように形成されている蓄電装置であって、
    前記被接合部における前記積層方向の一方の端面である第1端面と、他方の端面である第2端面のうち少なくとも一方の端面には、導電性を有する材料からなる被膜層が形成されているとともに、前記被膜層は前記被膜層が形成された端面を形成する材料の融点よりも高い融点を有する材料からなることを特徴とする蓄電装置。
  2. 前記被膜層は、前記第1端面及び前記第2端面の両端面に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の蓄電装置。
  3. 前記被膜層は、ダイヤモンドライクカーボン膜であることを特徴とする請求項1または2に記載の蓄電装置。
  4. 前記第1端面及び前記第2端面の少なくとも一方は前記未塗工部により構成されており、
    前記被膜層は、前記未塗工部に形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の蓄電装置。
  5. 前記正極シート、前記負極シート、及び前記集電部材は、アルミニウムまたはアルミニウム合金からなることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の蓄電装置。
  6. 前記被接合部における前記積層方向の端面であって、前記積層部側の端面には、凹状をなす溶接痕が形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の蓄電装置。
  7. 請求項1〜のいずれか1項に記載の蓄電装置を搭載したことを特徴とする車両。
  8. 少なくとも一方の面に活物質が塗布された正極シート及び負極シートがシート状のセパレータを間に挟んだ状態で層状をなす電極体を備え、前記正極シート及び前記負極シート
    における前記活物質が塗布された面には活物質が塗布されていない未塗工部が形成され、前記未塗工部が積層された積層部と集電部材とが積層方向に隣接して被接合部が構成され、前記被接合部を構成する前記積層部と前記集電部材とが抵抗溶接により前記積層部の積層方向に接合された蓄電装置の製造方法であって、
    前記被接合部における前記積層方向の少なくとも一方の端面に、導電性を有し、且つ前記端面を構成する材料の融点よりも高い融点を有する材料からなる被膜層を形成する形成工程と、
    前記被膜層を間に挟んで前記抵抗溶接用の電極部を接触させ、前記積層部及び前記集電部材を接合する接合工程と、を含むことを特徴とする蓄電装置の製造方法。
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