JP5927001B2 - 防煙垂れ幕装置及び該防煙垂れ幕装置の施工方法 - Google Patents

防煙垂れ幕装置及び該防煙垂れ幕装置の施工方法 Download PDF

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Description

本発明は、火災時等の生じる煙の拡散を防ぐために天井等に設置される防煙垂れ幕装置及び該防煙垂れ幕装置の施工方法に関するものである。
従来、建築・構造物の室内における天井側に設けられる防煙垂れ幕は、視野を妨げないことや、室内灯の光を遮らないこと、意匠性が良好なこと等の観点から、板ガラスが用いられることが多かった。しかし、板ガラスは、高重量で破損のおそれがあるため、運搬や施工、保管の際に注意を要する上、万が一、地震等の災害により落下した場合に衝撃が大きい。
そこで、近年では、可撓性のシート材を用いた防煙垂れ幕がある。例えば、特許文献1に記載される防煙垂れ幕では、可撓性のシート材(5)と、このシート材(5)の左端側を巻取るように両端側がベアリングによって支持されたシート材巻体(4)と、該シート材巻取体(4)を収納するボックス(3)と、シート材(5)の右端側を止着する枠体(8)とを具備し、シート材巻体(4)の巻取り力によってシート材(5)を張るようにしている。
しかしながら、上記従来の防煙垂れ幕装置では、シート材巻体(4)の軸方向の両端をベアリングによって支持しているため、シート材巻体(4)を収納するボックス(3)の上下方向寸法が大きくなってしまう。
また、シート材巻体(4)を巻取り回転させてシート材(5)を引張った際には、シート材(5)の張力によって、シート材巻体(4)の軸方向の中央寄りが、シート材(5)側へ撓み、シート材(5)に撓みや弛み、皺等を生じてしまうおそれがある。
特開2007−29109号公報
本発明は、上記従来事情に対処することを課題の一例とするものである。すなわち、垂れ幕本体を巻き取る機構によって装置全体の上下方向寸法が大きくなるのを防ぐこと、垂れ幕本体の張力によって該垂れ幕本体を巻き取る巻取体が撓むのを防ぐこと、垂れ幕本体に撓みや弛み、皺等を生じるのを防ぐこと、防煙効果を向上すること等、が本発明の目的である。
上記課題を解決するための一手段は、天井部に対し垂下状に配置される左右の支持基体と、これら支持基体の間に延設される可撓性の垂れ幕本体と、該垂れ幕本体を巻取り可能な略円柱状の巻取体と、該巻取体の外周部、又は該巻取体に巻かれる前記垂れ幕本体の外周部に摺接してこの外周部を回転可能に覆い支持する筒状支持部とを備え、前記巻取体を巻取り方向へ回転させることで前記垂れ幕本体を張るようにした防煙垂れ幕装置において、前記垂れ幕本体の左右両端部に、それぞれ、係合部が止着固定され、前記巻取体の外周部に、前記係合部を嵌め合せて係止可能な第1の被係合凹部が設けられ、前記筒状支持部の内周部には、同じ係合部を嵌め合せて係止可能な第2の被係合凹部が設けられ、前記筒状支持部は、左右の前記支持基体の両方にそれぞれ固定され、前記巻取体は、左右の前記筒状支持部のうち、その一方又は両方に支持され、前記垂れ幕本体の左右の前記係合部は、その一方が前記第1の被係合凹部に係止され、その他方が、前記第1の被係合凹部又は前記第2の被係合凹部に係止されていることを特徴とする
本発明は、以上説明したように構成されているので、垂れ幕本体を巻き取る機構によって装置全体の上下方向寸法が大きくなるのを防ぐこと、垂れ幕本体の張力によって該垂れ幕本体を巻き取る巻取体が撓むのを防ぐこと、垂れ幕本体に撓みや弛み、皺等を生じるのを防ぐこと、防煙効果を向上すること等、本発明の目的を達成することができる。
本発明に係る防煙垂れ幕装置の一例を示す正面図である。 同防煙垂れ幕装置の構造図である。 図2の(III)−(III)線断面図である。 図2の(IV)−(IV)線断面図である。 図2の(V)−(V)線断面図である。 一方向回転手段の一例を示す要部切欠構造図である。 本発明に係る防煙垂れ幕装置の一例を示す正面図である。 図7の防煙垂れ幕装置の構造図である。 図7の防煙垂れ幕装置の部分拡大図である。
本実施の形態の第一の特徴は、天井部に対し垂下状に配置される左右の支持基体と、これら支持基体の間に延設される可撓性の垂れ幕本体とを備えた防煙垂れ幕において、前記左右の支持基体のうち、少なくとも一方に、前記垂れ幕本体を巻取り可能な略円柱状の巻取体と、該巻取体の外周部、又は該巻取体に巻かれる垂れ幕本体の外周部に摺接して該外周部を回転可能に覆い支持する筒状支持部と、を具備し、前記巻取体を巻取り方向へ回転させることで前記垂れ幕本体を張るようにした。
この構成によれば、巻取体を巻取り方向へ回転させると、該巻取体及び該巻取体に巻かれた垂れ幕本体の外周部に、筒状支持部が摺接して、巻取体の回転が継続する。巻取体の外周部を筒状支持部によって回転可能に覆い支持しているため、巻取体の上下側にベアリングを用いる必要がなく、支持基体の上下方向寸法を比較的小さく設定することができる。その上、巻取体の胴を覆い支持する構造であるため、垂れ幕本体の張力によって巻取体の中央側が撓むようなことを防ぐことができる。また、巻取体の周囲に隙間が生じ難い構造であるため、垂れ幕本体内外の気密性が良好である。よって、巻取体の撓みに起因して、垂れ幕本体に撓みや弛み、皺を生じるのを防ぐことができる上、垂れ幕本体による防煙効果を向上することができる。
第二の特徴としては、前記筒状支持部には、前記垂れ幕本体を挿通する開口部が設けられ、前記筒状支持部は、前記開口部に沿う縁部を、前記垂れ幕本体の表裏面のうちの一方のみに当接させている。
この構成によれば、垂れ幕本体の厚さ方向の位置が安定するとともに、垂れ幕本体を同じ厚さ方向位置にて横幅方向へ引っ張ることができる。また、縁部を垂れ幕本体の表裏面のうちの一方のみに当接するようにしているため、その当接部分の気密性が良好であり、防煙効果をより向上することができる。
第三の特徴としては、より効果的に巻取体の撓みを防ぐ具体的態様として、前記筒状支持部は、前記垂れ幕本体の上下方向の全長にわたって連続するとともに、その外周部に、前記垂れ幕本体を挿通するように上下方向へ連続する前記開口部を有する。
第四の特徴としては、より具体的な態様として、前記巻取体の軸方向の一端側に、前記巻取体を巻取り回転方向のみに回転させる一方向回転手段を設けた。
第五の特徴としては、巻取体の巻取り操作を良好に行えるように、前記巻取体の下端部に、前記巻取体を治具によって回転可能にする治具係合部を設けるとともに、この治具係合部を露出可能にした。
第六の特徴としては、より具体的な態様として、前記左右の支持基体の両方に、前記筒状支持部を設けるとともに、これら両筒状支持部のうち、その片方のみに前記巻取体を設け、巻取体を内在しない一方の前記筒状支持部に前記垂れ幕本体の横幅方向の一端側を止着し、他方の前記筒状支持部内の前記巻取体によって前記垂れ幕本体の他端側を巻き取るようにした。
第七の特徴としては、垂れ幕本体を張る際の施工性を向上するために、前記垂れ幕本体の上端に沿うように、ガイドレールを設け、該ガイドレールには、左右方向へ移動自在に挟持部を設け、前記垂れ幕本体の上端側を前記挟持部によって厚さ方向に挟持するようにした。
また、第八の特徴は、特に施工性の良好な防煙垂れ幕装置の施工方法であって、前記垂れ幕本体の横幅方向の一端側を一方の支持基体に止着する工程と、前記垂れ幕本体の横幅方向の他端側を横方向へ引き延ばしながら、前記垂れ幕本体の上端側を前記挟持部に挟持させる工程と、前記垂れ幕本体の前記他端側を他方の支持基体の前記巻取体の外周部に止着する工程と、を含む。
また、上記した一部の特徴は、先に記載した特徴を含まない独立した発明とすることが可能である。
すなわち、この独立した発明の一つは、天井部に対し垂下状に配置される左右の支持基体と、これら支持基体の間に延設される可撓性の垂れ幕本体とを備えた防煙垂れ幕において、前記垂れ幕本体の上端に沿うように、ガイドレールを設け、該ガイドレールには、左右方向へ移動自在に挟持部を設け、前記垂れ幕本体の上端側を前記挟持部によって厚さ方向に挟持するようにしたことを特徴とする。
この発明によれば、垂れ幕本体を延設する作業を、垂れ幕本体の上端部を挟持部に挟持しなら行えるので、作業性が良好である。しかも、垂れ幕本体を左右方向へ引き張った際には、挟持部がガイドレールに沿って移動するため、垂れ幕本体に皺や撓み、弛み等を生じ難い。
次に、上記形態の特に好ましい実施例を、図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明に係る防煙垂れ幕及び該防煙垂れ幕の設置構造を示している。
この防煙垂れ幕装置1は、天井部aに対し垂下状に配置される左右の支持基体10,20と、これら支持基体10,20の間に左右方向へ連続して延設される垂れ幕本体30と、垂れ幕本体30の上端に沿うガイドレール40とを備え、一方(図1によれば右側)の支持基体10内の巻取体12を巻取り方向へ回転させることで垂れ幕本体30を張るようにしている。
一方(図1によれば右側)の支持基体10は、図3及び図6に示すように、収納ケース11と、該収納ケース11内で垂れ幕本体30の一端側を巻き取る巻取体12と、該巻取体12を回転可能に支持する支持部材13と、収納ケース11及び支持部材13の基端側(図示の右端側)を支持して壁面bに固定する固定部材14と、巻取体12を巻取り方向のみへ回転させる一方向回転手段15(図6参照)と、を具備している。
収納ケース11は、垂れ幕本体30厚さ方向の一方側と他方側に設けられる第一パネル11aと第二パネル11bと、これら第一パネル11aと第二パネル11bの間の空間を下方から塞ぐカバー部材11dとからなる。
第一パネル11aは、断面略L字状(図3参照)のパネルであって上下方向へ連続するとともに垂れ幕本体30の上下幅よりも若干長めに形成される。この第一パネル11aの基端側における内側面には、固定部材14に嵌合させるための突起11a1が形成される。この突起11a1は、先端側が広がった断面形状(図示例によれば略円形状)であって、上下方向へ連続して形成され、後述する固定部材14に対し、上端部又は下端部から挿入されて嵌合する。
第二パネル11bは、第一パネル11aに対し、垂れ幕本体30を間にして対称形状に設けられた部材であり、第一パネル11a同様に突起11b1を有する。
これら第一パネル11a及び第二パネル11bは、後述する固定部材14を挟むようにして一体化されている(図3参照)。そして、これら第一パネル11aと第二パネル11bの間には、垂れ幕本体30を遊挿させるスリット11cが形成される。
カバー部材11dは、第一パネル11a及び第二パネル11bの下端部に対し、ネジ等の止着具によって着脱可能に止着される。
巻取体12は、上下方向へ連続する円筒状の部材であり、その中心線に沿う上端側に、後述する一方向回転手段15を係合するための雌ネジ孔12a(図3及び図6参照)を有し、下端側には、該巻取体12を治具によって回転させるための治具係合部12b(図2及び図3参照)を露出可能に具備する。また、この巻取体12の外周部には、垂れ幕本体30の一端側を嵌め合せる被係合凹部12c(図3参照)が設けられる。この巻取体12は、垂れ幕本体30の上下方向高さと略同長さに形成される。
治具係合部12bは、回転操作治具100(例えば六角レンチ)を挿入可能な六角穴である。
また、被係合凹部12cは、内部が広がった断面形状(図示例によれば略円形状)であって巻取体12の軸方向の全長にわたる溝状に形成される。この被係合凹部12cには、その下端部から、垂れ幕本体30一端側に止着された係合部31が挿入される。
支持部材13は、巻取体12又は該巻取体12に巻かれた垂れ幕本体30の外周部を回転可能に覆い支持する筒状支持部13aと、該筒状支持部13aに連設され固定部材14に接続される接続部13bとを具備し、筒状支持部13aと接続部13bの間に、後述する一方向回転手段15を係合するための空間13dを確保している。
筒状支持部13aは、巻取体12の外周部、又は巻取体12に巻かれる垂れ幕本体30の外周部に摺接するように、巻取体12の外径よりも若干大きい内径の断面略C字状に形成され、垂れ幕本体30の上下方向の全長にわたって連続している。そして、この筒状支持部13aの外周部には、垂れ幕本体30を挿通するように上下方向へ連続する開口部13a1を有する。また、筒状支持部13aの内周部には、被係合凹部13a2が形成される。
開口部13a1は、筒状支持部13aの上下方向の全長にわたって設けられ、垂れ幕本体30を下方側から挿通する。この開口部13a1は、垂れ幕本体30厚さ方向の一方寄り(図3によれば下寄り)に配置される。そして、この開口部13a1の中心位置は、垂れ幕本体30に対し、筒状支持部13a周方向の一方へずれた位置にある。
そして、筒状支持部13aは、開口部13a1を周方向に挟む一方側と他方側に、該開口部13a1の上下方向に沿って縁部13a3と縁部13a5を有し、その一方(図3中の上側)の縁部13a3を、垂れ幕本体30の前記一方側の面に対し、その厚さ方向側から略直角に当接させ、垂れ幕本体30の逆側の面(図3中の下側の面)には当接するものがないようにしている。
この構成によれば、垂れ幕本体30の厚さ方向の位置が安定するとともに、垂れ幕本体30を同じ厚さ方向位置にて横幅方向へ引っ張ることができ、ひいては、垂れ幕本体30の外観上の体裁を向上するとともに、垂れ幕本体30の撓み、弛み及び皺の発生を抑制することができる。また、縁部13a3を垂れ幕本体30の表裏面のうちの一方のみに圧接するようにしているため、該圧接部分の気密性が良好であり、ひいては、防煙効果を向上することができる。
また、被係合凹部13a2は、内部が広がった断面形状(図示例によれば略円形状)であって支持部材13の上下方向の全長にわたる溝状に形成される。この被係合凹部13a2には、巻取体12を介さずに、垂れ幕本体30一端側に止着された係合部31を挿入し係止することが可能である。
また、接続部13bは、筒状支持部13aに接続された断面略L字状の部位であり、固定部材14に対し、ボルトやネジ、リベット等の止着具13c(図示例によればボルト)によって止着される。
固定部材14は、壁面bに対し止着具14cによって止着される止着部材14aと、前記接続部13b側の止着具が螺合される受け部材14bとを具備し、上下方向へ連続している。
止着部材14aは、断面凹字状の部材であり、止着具14cによって壁面bに止着される。この止着部材14aの垂れ幕本体30厚さ方向における外側の一端側面と他端側面には、収納ケース11の突起11a1(又は11b1)を嵌合するための被嵌合凹部14a1が形成される。各被嵌合凹部14a1は、内部が広がった断面形状(図示例によれば略円形状)であって固定部材14の上下方向の全長にわたる溝状に形成される。この被嵌合凹部14a1には、その下端部又は上端部から、第一パネル11aの突起11a1、又は第二パネル11bの突起11b1が挿入される。
また、受け部材14bは、止着部材14aにおける支持部材13側に嵌合される。詳細に説明すれば、断面略凹字状の止着部材14aの内側には、垂れ幕本体30厚さ方向に対向するとともに上下方向へ連続する二つの溝14a2,14a2が設けられる。受け部材14bは、上下方向へ長尺な矩形板状に形成され、前記二つの溝14a2,14a2間に嵌り合っている。この受け部材14bには、止着具13cを螺合するための雌ネジが設けられている。
また、一方向回転手段15は、図6に示すように、ラチェット装置15aと、該ラチェット装置15aに嵌り合って一方向(巻取体12の巻取り方向)へ回転する軸状部材15bとから構成される。
ラチェット装置15aは、支持部材13の上端部に載置される基部15a1と、該基部15a1内で一方向のみへ回転する環状係合部15a2と、基部15a1に対し折れ曲がるようにして回動するように接続された杆状の回止め係合部15a3とを有する。
基部15a1は、内部に、爪歯車機構や、ワンウェイクラッチ機構等の機構(図示せず)を具備することで、環状係合部15a2を一方向のみへ回転させるように支持している。
環状係合部15a2は、その内周面に、軸状部材15bの外周部に嵌合する嵌合部を有する。該嵌合部は、図示例によれば六角孔である。
回止め係合部15a3は、基部15a1に対し上下方向へ回動するように枢支され、下方へ回動した際に、支持部材13における筒状支持部13aと接続部13bとの間の断面略凹状の空間13d(図3参照)に嵌り合う。
よって、この回止め係合部15a3は、回転方向の一方(図示例によれば反時計方向)において支持部材13の接続部13bに当接し、また回転方向の他方においては筒状支持部13aの外周部から突出する突片部13a4に当接するため、周方向の何れにも回転しないように保持される。
また、軸状部材15bは、下部側のネジ軸部15b1と、該ネジ軸部15b1の上端に連結された第一ナット部15b2と、該第一ナット部15b2の上端に連結された座金部15b3と、該座金部15b3の上端に連結された第二ナット部15b4と、を具備する一体の略ボルト状に形成される(図6参照)。
ネジ軸部15b1は、巻取体12上端側の雌ネジ孔12aに螺合する雄ネジ状に形成された軸である。
第一ナット部15b2は、一方向回転手段15の環状係合部15a2に嵌合する六角ナット状に形成された部位である。
座金部15b3は、一方向回転手段15の環状係合部15a2の上端面に当接するように形成された座金状の部位である。
第二ナット部15b4は、最上端部に位置する六角頭状の部位であり、スパナ等に治具が嵌め合せられるようになっている。
本実施例の軸状部材15bでは、座金部15b3及び第一ナット部15b2からなる座金付ナットを、第二ナット部15b4及びネジ軸部15b1からなるボルトに螺合し溶着することで構成される。
上記構成の軸状部材15bは、第一ナット部15b2を巻取体12の上端側に螺合させて締め付けられる。よって、この構成によれば、回転不能な支持部材13、及び一方向回転手段15の基部15a1及び回止め係合部15a3等に対し、軸状部材15b及び環状係合部15a2が、一方向(巻取体12の巻取り方向)へのみ回転することになる。
また、支持基体20は、図4に示すように、収納ケース21と、該収納ケース21内で垂れ幕本体30の他端部(図示例によれば左端側)を支持する支持部材23と、収納ケース21及び支持部材23の基端側(図示の左端側)を支持して壁面cに固定する固定部材24と、を具備している。
収納ケース21、支持部材23及び固定部材24は、それぞれ、上述した収納ケース11、支持部材13及び固定部材14(図3参照)と左右対称に構成された部材である。
すなわち、収納ケース21は、収納ケース11と同様にして、第一パネル21aと第二パネル21bを具備し、これらの間に垂れ幕本体30を挿通するスリット21cを有する。また、第一パネル21aと第二パネル21bの下端側の開口部を、着脱可能なカバー部材21dによって塞いでいる。
支持部材23は、支持部材13と同様にして、筒状支持部23a、開口部23a1、被係合凹部23a2、縁部23a3、接続部23b等を有し、止着具23cによって固定部材24に固定されている。
固定部材24は、固定部材14と同様にして、止着部材24a、受け部材24b等を備え、止着具24cによって壁面cに止着固定される。
そして、上記構成の支持基体20は、巻取体12を介在することなく、筒状支持部23a内の被係合凹部23a2に、直接、垂れ幕本体30他端側の係合部31を嵌合固定している。
また、垂れ幕本体30は、例えば、ガラスクロスやシリカクロス等の難燃性布地や、フッ素加工を施した塩化ビニル樹脂シート材、ガラス繊維を含んだ合成樹脂シート材等、遮煙性、必要に応じ耐火性(難燃性を含む)を有する可撓性シート材料によって構成される。この垂れ幕本体30は、視野を妨げないことや、室内灯の光を遮らないこと、意匠性が良好なこと等の観点から、特に好ましくは、半透明のシート材から横幅方向へ長尺な平面視略矩形状に形成される。
この垂れ幕本体30の左右端部には、係合部31,31が止着固定される。各係合部31は金属材料や合成樹脂材料等からなる略丸棒状の部材であり、垂れ幕本体30の端部に止着固定される。
上記構成の垂れ幕本体30は、上端側の部分が後述するガイドレール40に挟まれて吊るされる(図5参照)。
ガイドレール40は、左右の支持基体10,20間にわたる長尺状の部材であり、図5に示すように、天井部aに固定された長尺状の天井側固定部材a1に対し、止着具a2(例えば、ネジやボルト等)によって止着固定される。
このガイドレール40は、前記天井側固定部材a1に固定される固定部材41と、固定部材41に対し着脱される着脱片42と、固定部材41と着脱片42の間の内部空間で左右方向へ移動自在な単数もしくは複数(図示例によれば2つ)の挟持部43とを具備し、垂れ幕本体30の上端側を前記挟持部43によって厚さ方向に挟持する。
固定部材41は、左右の支持基体10,支持基体20間に連続する断面略コ字枠状の部材であり、その内部には、後述するスライド片43aを左右方向へ移動可能に支持するように、左右方向へ連続する凹溝41aが設けられる。また、この固定部材41における垂れ幕本体30厚さ方向の一方側(図5によれば右方向側)には、挟持部43を外部に露出する開口部41bが形成される。
着脱片42は、固定部材41の前記開口部41bを閉鎖する部材であって、前記左右方向へ連続する断面L字状に形成され、止着具42a(例えばネジやボルト等)によって固定部材41に対し着脱可能に固定される。
挟持部43は、固定部材41の凹溝41aに対しスライド可能に嵌り合うスライド片43aと、該スライド片43aとの間で垂れ幕本体30の上端部を挟む挟持片43bと、これらスライド片43aと挟持片43bを止着する止着具43cとを具備してなる。
スライド片43aは、図示例によれば下方を開口した断面凹字状に形成され、下方へ突出する一片部を凹溝41aに嵌め合せている。
挟持片43bは、スライド片43aの他片部側に重なり合う断面逆L字状に形成された部材である。
止着具43cは、図示例によれば、スライド片43a及び挟持片43bに挿通されるチョウネジと、該チョウネジの先端側に螺合されるナットとからなる。
なお、スライド片43a及び挟持片43bは、長尺状の固定部材41及び着脱片42に対し、横幅方向の一部に設けられる短尺状の部材である。
次に、上記構成の防煙垂れ幕装置1について、施工手順の一例を詳細に説明する。
まず、天井部aに対しガイドレール40が装着され、左右の壁面b,cに対して支持基体10,20が装着される。これらの装着順序は任意である。
次に、支持基体20内の支持部材23に対し垂れ幕本体30の端部側(図示例によれば左端側)の係合部31が止着される。この際、垂れ幕本体30の端部側は、カバー部材21dが外された状態の収納ケース21に対し、下方側から挿入される。そして、第一パネル21aと第二パネル21b間のスリット21cに垂れ幕本体30が挿通されるとともに、垂れ幕本体30端部側の係合部31が筒状支持部23a内の被係合凹部23a2内に下方から挿入される。そして、カバー部材21dが装着される。
次に、垂れ幕本体30の逆端部側を支持基体20側へ引き延ばしながら、垂れ幕本体30の上端側を挟持部43に挟持させる。
詳細に説明すれば、着脱片42が外され、挟持部43を露出した状態のガイドレール40に対し、下方側から垂れ幕本体30の上端部を接近させ、該上端部を挟持部43におけるスライド片43aと挟持片43bとの間に挟み、止着具43cを締め付け、その後で、着脱片42が装着される。垂れ幕本体30は、固定部材41と挟持部43の間に挿通されるとともに、上端部が挟持部43に挟まれることで下方へ落下しなくなる。
次に、垂れ幕本体30の前記端部側(図示例によれば右端側)が、支持基体10側へ引き延ばされる。この際、挟持部43がガイドレール40内を自在にスライドするため、垂れ幕本体30に無理な張力が加わったり皺が生じたりするのを防ぐことができる。
そして、垂れ幕本体30の前記端部側は、カバー部材11dが外された状態の収納ケース11に対し、下方側から挿入される。そして、第一パネル11aと第二パネル11b間のスリット11cに垂れ幕本体30が挿通されるとともに、垂れ幕本体30端部側の係合部31が巻取体12外周部の被係合凹部12c内に下方から挿入される。
次に、巻取体12下端の治具係合部12bに対し回転操作治具100が嵌め合せられ、該回転操作治具100を回動することによって、巻取体12が巻取り方向のみへ回転し、垂れ幕本体30が引き張られた状態になる。
そして、収納ケース21の下端には、カバー部材21dが装着される。
また、垂れ幕本体30を緩める必要が生じた場合には、カバー部材11dと第一パネル11a又は第二パネル11bを外し、ラチェット装置15aの回止め係合部15a3を上方へ揺動し(図6参照)、軸状部材15bを緩めればよい。
よって、上記構成の防煙垂れ幕装置1によれば、巻取体12の上下側にベアリングを用いない構造であるため、支持基体10,20の上下方向寸法を比較的小さく設定することができる。その上、巻取体12又は巻取体12に巻かれた垂れ幕本体30を覆い支持する構造であるため、垂れ幕本体30の張力によって巻取体12の中央側が撓むようなことを防ぐことができ、ひいては、巻取体12の撓みに起因して、垂れ幕本体30に撓みや弛み、皺を生じるのを防ぐことができる。
また、巻取体12の周囲に隙間が生じ難い構造であるため、気密性が良好で、防煙効果が比較的高い。
さらに、施工時には、垂れ幕本体30の上端部を簡単に吊り下げることができ、作業性が良好な上、垂れ幕本体30を挟持した挟持部43が自在にスライドするため、施行中においても、撓みや弛み、皺等を生じ難い。
次に、図7〜9に示す実施例について説明する。この実施例の防煙垂れ幕装置2は、上記防煙垂れ幕装置1の構成を一部変更したものであるため、その変更部分について主に詳細に説明し、重複する説明は省略する。
この防煙垂れ幕装置2は、上記構成の防煙垂れ幕装置1に対し、垂れ幕本体30を垂れ幕本体30’に置換し、垂れ幕本体30’の下端側に可撓性長尺部材50を設け、さらに、該可撓性長尺部材50に、垂れ幕本体30’の横幅方向の張力よりも高い張力を生じさせる張力発生手段60を設けている。
垂れ幕本体30’は、上記構成の垂れ幕本体30における下端側の部分に、横幅方向へわたる貫通孔状の被挿通部32を設けてなる。
この被挿通部32は、垂れ幕本体30’の下端側を上方へ折り返し止着することで、断面袋状に形成され、可撓性長尺部材50を横幅方向へ移動自在であって且つ上下方向へ移動しないように挿通する。
可撓性長尺部材50は、本実施例によれば、金属製のワイヤーが用いられる。
この可撓性長尺部材50は、垂れ幕本体30’の被挿通部32に挿通され、その少なくとも一端側が張力発生手段60を介して不動部位(図示例によれば支持基体10,20)に止着される。なお、図示例によれば、両端側に張力発生手段60を介在しているが、一方のみに張力発生手段60を介在し、他方は直接不動部位に止着するようにしてもよい。
被挿通部32から露出した可撓性長尺部材50の端部側は、張力発生手段60の被止着部材62に挿通され、その先端側に、被止着部材62からの抜けを防ぐ抜止め部材51(例えば、ワイヤースリーブ等)が止着される。
張力発生手段60は、図9に示すように、不動部位に固定される軸状部材61と、該軸状部材61に環状に遊挿されて可撓性長尺部材50の端部が止着される被止着部材62と、該被止着部材62の垂れ幕本体30側において軸状部材61に環状に螺合された螺合部材63とを具備している。
軸状部材61は、図示例によれば頭部に六角孔を有するとともに軸部に雄ネジ部を有するボルトであり、可撓性長尺部材50と略平行になるように配置され、先端側を不動部位である固定部材14内の受け部材14bに螺合している。
被止着部材62は、軸状部材61の軸部を遊挿する貫通状の大径孔62aと、可撓性長尺部材50を挿通する貫通状の小径孔62bとを有する板状の部材である。この被止着部材62は、軸状部材61の軸部に環状に装着され、小径孔62bに可撓性長尺部材50を挿通した状態に保持される。
螺合部材63は、図示例によれば六角ナットであり、軸状部材61の軸部における被止着部材62よりも垂れ幕本体30側に螺合される。
上記構成の防煙垂れ幕装置2は、上記防煙垂れ幕装置1と同様にして、両支持基体10,20間に設置された後、左右の張力発生手段60が、それぞれ支持基体10,20に螺合される。
そして、巻取体12の巻取りにより垂れ幕本体30’に張力を加えた後、張力発生手段60の螺合部材63を締め付けることで、被止着部材62を移動し、可撓性長尺部材50に、巻取体12の巻取りによる垂れ幕本体30’の張力よりも高い張力を生じさせる。
よって、上記構成の防煙垂れ幕装置2によれば、張力発生手段60によって可撓性長尺部材50に張力を生じさせると、可撓性長尺部材50を挿通している垂れ幕本体30’の下端側が、厚み方向へ撓み難くなり、ひいては、火災時の熱風や圧力差により垂れ幕本体30’の下端側が捲り上がり防煙機能を損ねてしまうようなことを防ぐことができる。
特に、防煙垂れ幕装置2は、横幅方向の寸法が比較的長い場合に上記作用効果を効果的に奏する。
なお、上記実施例によれば、左右の支持基体10,20を左右の壁面b,cに装着したが、他例としては、一方又は双方の支持基体10,20を、天井部aに垂下状に止着する構造とすることも可能である。
また、上記実施例によれば、筒状支持部13aを、開口部13a1を有する断面略円筒状(換言すれば断面C字状)に形成したが、筒状支持部材の他例としては、開口部を有する断面角筒状(例えば、断面略三角筒形状や、断面略四角筒形状、断面略六角筒形状等)に形成することも可能である。
また、上記防煙垂れ幕装置1では、左右の支持基体10,20のうちの一方(図示例によれば支持基体10)のみに、巻取体12を設けたが、他例としては、両側に巻取体12を設け、それぞれ巻取体12に対し垂れ幕本体30の端部を止着するようにすることも可能である。
また、上記防煙垂れ幕装置2では、張力発生手段60を可撓性長尺部材50の延長線上に直線的に配設したが、他例としては、可撓性長尺部材50を不動部位に支持された滑車状部材やU字状部材に掛けて上方へ方向変換し、該可撓性長尺部材50の上方向きの端部と天井部aとの間に張力発生手段60を設けるようにすることも可能である。
さらに、他例としては、張力発生手段を、可撓性長尺部材50の長さ方向の中途部分に設けることも可能である。
また、上記張力発生手段の他例としては、可撓性長尺部材50の端部と不動部位との間にターンバックルを設けた態様や、可撓性長尺部材50と不動部位との間にゴムや引っ張りバネ等の弾性体を設けた態様等とすることが可能である。
また、上記防煙垂れ幕装置2では、張力発生手段が可撓性長尺部材の長さ方向に接続される態様としたが、張力発生手段の他例としては、可撓性長尺部材自体をゴムや引張りバネ等の長尺状弾性体により形成することも可能である。
また、上記防煙垂れ幕装置2では、可撓性長尺部材50を横方向へ連続する貫通孔状の被挿通部32に挿通したが、他例としては、垂れ幕本体の下端側に厚み方向へ貫通する貫通孔を間隔を置いて設け、これら複数の貫通孔に、可撓性長尺部材50を波縫い状に挿通し、その両端を引っ張るようにすることも可能である。
上記実施例では、当該垂れ幕本体30(又は30’)を平坦面状に構成したが、他例としては、垂れ幕本体を、曲面状や折曲状に構成することも可能である。
また、上記防煙垂れ幕装置2では、垂れ幕本体30’に一体に被挿通部32を形成したが、他例としては、垂れ幕本体に対し別体の被挿通部を装着することも可能である。
また、上記防煙垂れ幕装置2では、被挿通部32を垂れ幕本体30’の横幅方向の略全長にわたって連続的に設けたが、他例としては、略同様の断面形状の被挿通部を垂れ幕本体の横幅方向の一部分に設けたり、略同様の断面形状の被挿通部を垂れ幕本体の横幅方向へ間隔を置いて複数設けたり等することも可能である。
また、上記防煙垂れ幕装置1(又は2)を横幅方向へ複数連装することも可能であり、この場合、隣り合う防煙垂れ幕装置1,1(又は2,2)の間における支持基体10と支持基体20を止着具等により接続するようにしてもよいし、隣り合う防煙垂れ幕装置1,1(又は2,2)を、中柱のような仲介部材(図示せず)を介して接続することも可能である。あるいは、防煙垂れ幕装置1,1(又は2,2)を、支持基体10と支持基体20を背中合わせに接合した形状の部材(図示せず)を介して接続するようにしてもよい。
1,2 防煙垂れ幕装置 10,20 支持基体
30,30” 垂れ幕本体 31 係合部
12 巻取体 12b 治具係合部
12c 被係合凹部(第1の被係合凹部) 13 支持部材
13a 筒状支持部 13a1 開口部
13a2 被係合凹部(第2の被係合凹部) 13a3 縁部
15 一方向回転手段 40 ガイドレール
41 固定部材 42 着脱片
41b 開口部 43 挟持部
a 天井部 b,c 壁面

Claims (6)

  1. 天井部に対し垂下状に配置される左右の支持基体と、これら支持基体の間に延設される可撓性の垂れ幕本体と、該垂れ幕本体を巻取り可能な略円柱状の巻取体と、該巻取体の外周部、又は該巻取体に巻かれる前記垂れ幕本体の外周部に摺接してこの外周部を回転可能に覆い支持する筒状支持部とを備え、前記巻取体を巻取り方向へ回転させることで前記垂れ幕本体を張るようにした防煙垂れ幕装置において、
    前記垂れ幕本体の左右両端部に、それぞれ、係合部が止着固定され、
    前記巻取体の外周部に、前記係合部を嵌め合せて係止可能な第1の被係合凹部が設けられ、前記筒状支持部の内周部には、同じ係合部を嵌め合せて係止可能な第2の被係合凹部が設けられ、
    前記筒状支持部は、左右の前記支持基体の両方にそれぞれ固定され、
    前記巻取体は、左右の前記筒状支持部のうち、その一方又は両方に支持され、
    前記垂れ幕本体の左右の前記係合部は、その一方が前記第1の被係合凹部に係止され、その他方が、前記第1の被係合凹部又は前記第2の被係合凹部に係止されていることを特徴とする防煙垂れ幕装置。
  2. 前記第1及び第2の被係合凹部は、それぞれ、内部が広がった断面形状であって上下方向にわたる溝状に形成され、その下端部から、前記垂れ幕本体の一端側に止着された略丸棒状の前記係合部が挿入されるようにしていることを特徴とする請求項1記載の防煙垂れ幕装置。
  3. 前記両方の筒状支持部のうち、その片方のみに前記巻取体が設けられ、
    前記垂れ幕本体の左右の前記係合部は、その一方が、前記片方の筒状支持部に内在された前記巻取体における前記第1の被係合凹部に係止され、その他方が、前記巻取体を内在しない方の筒状支持部における前記第2の被係合凹部に係止されていることを特徴とする請求項1又は2記載の防煙垂れ幕装置。
  4. 前記垂れ幕本体の上端に沿うように、ガイドレールを設け、該ガイドレールに、左右方向へ移動自在に挟持部を設け、前記垂れ幕本体の上端側を前記挟持部によって厚さ方向に挟持するようにした防煙垂れ幕装置であって、
    前記ガイドレールは、固定部材と、該固定部材に対し着脱される着脱片とを具備し、
    前記固定部材は、その内部の凹溝によって前記挟持部を左右方向へ移動可能に支持するとともに、垂れ幕本体厚さ方向の一方側に、前記挟持部を外部に露出する開口部を有し、
    前記着脱片は、前記開口部を閉鎖するように設けられていることを特徴とする請求項1乃至3何れか1項記載の防煙垂れ幕装置。
  5. 前記垂れ幕本体の下端側に可撓性長尺部材を設け、該可撓性長尺部材に、前記垂れ幕本体の横幅方向の張力よりも高い張力を生じさせる張力発生手段を設けていることを特徴とする請求項1乃至4何れか1項記載の防煙垂れ幕装置。
  6. 前記垂れ幕本体の横幅方向の一端側を一方の支持基体側の前記筒状支持部に止着する工程と、前記垂れ幕本体の横幅方向の他端側を横方向へ引き延ばしながら、前記垂れ幕本体の上端側を前記挟持部に挟持させる工程と、前記垂れ幕本体の前記他端側を他方の支持基体側の前記巻取体の外周部に止着する工程と、を含むことを特徴とする請求項5記載の防煙垂れ幕装置の施工方法。
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