JP5926157B2 - 冷却庫 - Google Patents

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Description

本発明は、冷凍サイクルを備えた冷却庫に関するものである。
冷却庫は、筐体及び扉で囲まれた空間に食品等を低温で保管する内部空間(冷凍室、冷蔵室等)の内部を冷却する冷却装置を備えている。一般的な冷却庫に用いられている冷却装置は、冷凍サイクルを利用した冷凍機であり、圧縮機、凝縮器、キャピラリー管、蒸発器を備えている。そして、前記冷凍機は、これらの各機器を配管で接続し、冷媒を封入した閉回路を形成している。
前記圧縮機は、気体状態の冷媒を圧縮する。圧縮された冷媒は、高温高圧の気体であり、前記凝縮器に流入する。前記凝縮器では、内部に流入した冷媒の熱を外部に放出し、冷媒の温度を下げるとともに、冷媒を液化(凝縮)させる。液化された冷媒は、キャピラリー管で絞られる。
冷媒は前記キャピラリー管で絞られ、流量が制限された冷媒は、キャピラリー管から流出するとき一気に膨張し霧状に変化し、前記蒸発器に流入する。前記蒸発器において、霧状の冷媒は、前記蒸発器の外部(主に空気)から熱を奪い気化する。このとき、前記蒸発器の周囲の空気は前記冷媒に気化熱を奪われ、冷却され、冷気となる。そして、前記冷却庫は、この冷気を前記内部空間の内部に循環させることで、前記内部空間の内部を冷却している。
従来の冷却庫において、前記筐体は正面が開口した断熱箱体で形成されており、前記圧縮機は、前記内部空間に対し断熱されている(断熱壁で仕切られている)機械室の内部に配置されている。このように形成された前記機械室に前記圧縮機を配置することで、前記圧縮機の駆動により発生する熱が前記内部空間に侵入しにくく、前記内部空間の温度が上昇するのを抑制することが可能となっている。
また、前記冷却庫では前記凝縮器として、前記筐体の両側面板及び背面板の内部に、外面に近接して配置された冷媒配管を有する、壁面凝縮器を用いる場合が多い。そして、この壁面凝縮器に高温の冷媒を流すことで、前記高温の冷媒の熱が外部に放出される。前記壁面凝縮器では、自然放熱によって、内部を流れる冷媒の熱を放出しており、冷媒の放熱量が小さくなる場合がある。冷凍サイクルでは、冷却能力がこの冷媒の放熱量によって決まり、冷媒の放熱量が小さいと、冷却能力が低くなる。
そのため、冷却庫では、前記壁面凝縮器とは別の凝縮器を配置し、この凝縮器を利用して冷媒の放熱量を大きくし、冷凍サイクルの冷却能力の低下を抑制している。前記冷却庫において、前記凝縮器は機械室に設置されている。そして、前記冷媒の放熱量を確保するため、複数のフィンを平行に配置し、前記複数のフィンを貫通するパイプを備えたフィン型の熱交換器であることが多い。
前記機械室内部には、外部からの空気を取り込む、或いは、外部に放出するための送風機が配置されている。前記送風機を駆動することで、前記機械室に外部の空気が取り込まれる。このとき、前記機械室に流入した空気が前記凝縮器の前記フィンの隙間を通過するとき、前記凝縮器(パイプ)の内部を流れる冷媒と熱交換し(熱を奪い)、前記冷媒の放熱量を確保している(例えば、特開平8−285439号公報等参照)。
特開平8−285439号公報
通常、冷却庫の機械室に用いられる送風機は、ファンを回転させて空気の流れを発生させるものがほとんどである。そして、前記送風機でファンが回転するとき、空気は前記ファンの表面でせん断され、静電気が発生する。この静電気によって、空気に含まれる塵埃等の異物が帯電する。そして、特開平8−285439号公報等のように凝縮器を送風機の吐出口側に配置する場合、吐出される空気に含まれる帯電した塵埃が電気的にフィンに吸い寄せられ、塵埃等の異物がフィンに堆積しやすい。
前記機械室の内部に設置される凝縮器において、前記フィンに塵埃等の異物が堆積すると、前記フィンの間の隙間が埋まってしまう、すなわち、目詰まりが発生する。前記凝縮器が目詰まりを起こすと、前記凝縮器のフィンの間に空気が流れにくくなり、前記凝縮器での冷媒の放熱量が小さくなる。これにより、前記冷凍サイクルの冷却能力が低下する。
前記凝縮器のフィンの目詰まりは定期的に清掃することで解消されるが、前記冷却庫は常時運転する機器であるとともに、前記機械室の内部の機器は高温であり、危険性が高いことから前記機械室の内部を清掃することは容易ではない。
前記フィン型の熱交換器を凝縮器として備えた冷却庫では、運転開始後、一定期間は、フィンの効果によって冷媒配管だけの凝縮器に比べて熱交換効率が高くなる。しかしながら、連続運転時間が長くなると、前記複数のフィンの間が塵埃等の異物によって目詰まりを起こし、前記凝縮器及び前記送風装置の劣化が促進される。
以上のことより、前記冷却庫全体としてみた場合、フィン型の熱交換器を含む凝縮器を追加したことで、前記冷凍サイクルの生涯性能が低下する場合があり、前記凝縮器を備えていない冷却庫よりも低くなる場合もある。
そこで、本発明は上記のような課題を解決するものであり、簡単な構成で、長期間に渡り、物品を低温保存する内部空間を効率よく冷却することができる冷却庫を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、筐体の内部に、物品を低温保存する内部空間に対して断熱された機械室を有する冷却庫であって、前記機械室の内部には、複数個のフィンが並んだフィン型の熱交換器である凝縮器と、送風装置とが配置されており、前記凝縮器と前記送風装置とが電気的に導通状態であることを特徴とする冷却庫を提供する。
この構成によると、前記凝縮器と前記送風装置とを電気的に接続することで、前記凝縮器と前記送風装置とを同電位とすることができる。これにより、前記送風装置を通過する空気に含まれる塵、埃等の異物が、静電気によって帯電しても、前記異物と前記凝縮器との極性が同じになるので、前記異物が電気的に前記凝縮器に引っ張られるのを抑制することができる。
これにより、前記凝縮器の目詰まりを抑制し、前記凝縮器における冷媒の凝縮時の温度差を確保し、長期間にわたり、効率よく内部空間を一定の温度以下になるように冷却することが可能である。
上記構成において、前記凝縮器と前記送風装置とを電気的に接続する接続部材を備えていてもよい。
上記構成において、前記機械室の内壁は導電性を有しており、前記凝縮器及び前記送風装置が前記機械室の内壁に電気的に接続されていてもよい。
上記構成において、前記機械室の内壁が接地されていてもよい。
上記構成において、前記機械室には、蒸発器の除霜水を貯めるドレン皿が配置されており、前記凝縮器は、前記複数個のフィンの空気の流れの下流側が、前記ドレン皿の上方に配置されていてもよい。
本発明によると、簡単な構成で、長期間に渡り、物品を低温保存する内部空間を効率よく冷却することができる冷却庫を提供することができる。
冷却庫の断面図である。 冷却装置の概略配管図である。 本発明にかかる冷却庫の機械室を示す斜視図である。 図3に示す機械室内の配置を示す概略図である。 本発明にかかる冷却庫の他の例の機械室の概略配置を示す図である。 本発明にかかる冷却庫の他の例の機械室の概略配置を示す図である。
以下に本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1は冷却庫の断面図であり、図2は冷却装置の概略配管図であり、図3は本発明にかかる冷却庫の機械室を示す斜視図であり、図4は図3に示す機械室の内部の配置を示す概略図である。
図1に示すように、冷却庫Rfは、断熱箱体である筐体1と、筐体1の正面に開閉可能に取り付けられたドア2と、冷却装置3とを備えている。筐体1は、正面側が開いた凹形状の内部空間(凹形状部)を上下に3個備えている。なお、上段空間R1が物品を外部よりも低温で保管するための冷蔵室であり、中段空間R2及び下段空間R3が物品を冷凍状態で保管するための冷凍室である。なお、内部の空間はこれに限定されるものではなく、これら以外にも、製氷室、野菜室、保温室等を備えていてもよい。
そして、ドア2は、上段空間R1、中段空間R2及び下段空間R3の正面に独立して開閉可能に取り付けられている。なお、上段空間R1に対応するドア21はヒンジドアであり、中段空間R2及び下段空間R3に対応するドア22、23はスライド式ドアである。また、ドア2にはパッキンPkが取り付けられており、パッキンPkが筐体1と当接することで、筐体1とドア2とが密閉される。
また、筐体1は、金属製の外箱11と、各内部空間の内壁となる内箱12と、外箱11及び内箱12とを組み合わせ、外箱11と内箱12との間に充填された断熱体13とを備えている。
外箱11は、金属板(たとえば、鋼板)を折り曲げて箱体に形成したものである。外箱11は、正面側が開いた箱形である。内箱12は外箱11の開口部に取り付けられるものであり、外箱11に取り付けられたとき、外側から見て、いわゆる、ドーム形状を有している。なお、筐体1では、上段空間R1、中段空間R2及び下段空間R3はそれぞれ独立した内箱12で形成されている。
内箱12は、主に食品を保管する空間を囲む壁となる部分を含むため、ABS、PP、PS等の樹脂の真空成型にて製造されている。本実施形態の場合、内箱12はABS樹脂の成型体である。
断熱体13は、筐体1の外側と内側とで熱の移動を抑制する断熱部材であるとともに、筐体1の構造強度を保つための強度部材でもある。断熱体13は、発泡ポリウレタンが採用されている。なお、発泡ポリウレタン以外にも、発泡スチロール樹脂、発泡フェノール樹脂、発泡ユリア樹脂等を採用することも可能である。断熱体13は、外箱11と内箱12とを組み合わせて箱体を形成したときに形成される空間に発泡断熱材の原液を注入し、この空間内部で発泡充填することで形成されている。
断熱体13(発泡ポリウレタン)の成型には、ポリオールとイソシアネートの混合液に発泡剤としてシクロペンタンを加えた原液を用いている。そして、断熱体13は、この原液を外箱11と内箱12とで形成される空間に注入し、発泡反応(脱水反応)を生じさせることで形成される。なお、詳細は省略するが、ドア2も同様に内箱と外箱を組み合わせた箱体の内箱と外箱の間に断熱体が配置された構造を有している。冷却庫Rfは筐体1及びドア2が以上の構成を有することで、上段空間R1、中段空間R2及び下段空間R3は断熱体13に囲まれており、外部からの熱の進入が抑制されている。
また、筐体1は、背面の下部(下段空間R3の背面側)に冷却装置3の一部が配置される機械室14を備えている。ここで冷却装置について図面を参照して説明する。図2に示すように、冷却装置3は、圧縮機31、凝縮器32、壁面凝縮器33、ドライヤ34、キャピラリー管35及び蒸発器36を備えている。そして、冷却装置3はこの順番で環状に接続され、内部に冷媒を封入することで冷凍サイクルを構成している。
冷却装置3についてさらに説明する。冷却装置3は、封入された冷媒を気体と液体とで相変化させることで、冷熱を取り出すためのヒートポンプである。冷却装置3では、気体である冷媒は圧縮機3で圧縮され、高温高圧のガス冷媒(気体)の状態で、凝縮器32及び壁面凝縮器33に送られる。凝縮器32及び壁面凝縮器33は設置場所、構造は異なるが、熱を外部に放出し、内部を流れる冷媒を気体から液体に変化させる(凝縮させる)機器である。
そして、冷媒は冷却庫Rfの内部空間で熱を吸収することで、内部空間を冷却しており、壁面凝縮器33から放出される熱が内部空間に伝わりにくく、外部に放出されることが好ましい。そのため、冷却庫Rfでは、凝縮器32は内部空間と断熱体13で分離された機械室14の内部に配置されている(図3、図4等参照)。
図2に示すように、本発明の冷却庫Rfに用いられる冷却装置3では、冷媒の放熱量を大きくし、冷却能力を向上するため、圧縮機31と壁面凝縮器33との間、換言すると、冷媒が高温高圧のガス冷媒である領域に、凝縮器32を配置している。
凝縮器32は、平行に並んで配置された複数枚のフィン321と、フィン321を貫通するとともに折り返し配置322された配管とを備えるフィンアンドパイプ方式の熱交換器を備えている。そして、凝縮器32の近くには、空気の流れを発生するファン5(送風装置)が配置されている。凝縮器32は複数個のフィン321を備えていることで、熱交換を行うための表面積を大きくすることができ、熱交換効率を高めている。なお、ファン5は、後述するが、機械室14に外部の空気(低温の空気)を取り入れるためのファンとしても利用されている。
凝縮器32が複数のフィン321と折り返し配管322を備えているため外部からの力で破損しやすい。また、配管322の内部に高温の冷媒が流れることから配管及びフィン321の表面が高温になりやすい。このことから、冷却庫Rfでは、凝縮器32は機械室14の内部に配置されている。なお、機械室14の詳細については、後述する。
凝縮器32は複数個のフィン321を備えていることで、熱交換を行うための表面積を大きくすることができ、熱交換効率を高めている。そして、凝縮器32の近くには、空気の流れを発生するファン5(送風装置)が配置されている。ファン5は凝縮器32が吐出側となるように、機械室14に配置されている。凝縮器32はファン5から吐出される空気が吹き付けられることで、内部を流れる冷媒の熱が空気に伝達される(熱交換される)。なお、凝縮器32とファン5との詳細については、後述する。
また、壁面凝縮器33は筐体1の外箱11と隣接する位置に冷媒配管を配置した構造としている。詳しく説明すると、壁面凝縮器33は筐体1の両側面及び背面の外壁と接触するように、配管が配置されている。壁面凝縮器33は、右側面凝縮器33R、背面凝縮器33B、左側面凝縮器33Lがこの順番に配管で接続されている。なお、図1では、背面凝縮器33Bを示しているが、右側面凝縮器33R及び左側面凝縮器33Lも同様に配置されている。
壁面凝縮器33は金属製の外箱11と接触しており、壁面凝縮器33に高温の冷媒が流れることで、壁面凝縮器33からの熱は外箱11を介して外部に放出される。逆に、壁面凝縮器33と内部空間(R1、R2、R3)との間には断熱体13が配置されており、壁面凝縮器33からの熱は、内部空間に伝達されにくくなっている。壁面凝縮器33は、高温高圧のガス冷媒の熱を冷却装置3の外部に放出する。冷媒は、凝縮器32及び壁面凝縮器33とで冷却され液化(凝縮)する。
凝縮器32及び壁面凝縮器33で凝縮された冷媒は、ドライヤ34に送られる。ドライヤ34では、冷媒に混入している水、異物等を冷媒から分離する。冷媒はドライヤ34を通過した後、キャピラリー管35に送られる。キャピラリー管35は、細管であり冷媒の流量を絞る絞りである。冷媒はキャピラリー管35の出口から流出するとき急激に膨張する。このとき、冷媒は冷却されるとともに、霧状に変化(霧化)する。なお、霧状の冷媒は、液相である。そして、低温の霧状の冷媒は蒸発器36に送られる。
冷媒は蒸発器36で気化する。冷媒は気化するときに周囲から気化熱を奪う。この気化熱によって、蒸発器36の表面は冷却される。冷却装置3は、蒸発器36の周囲に発生する冷気(蒸発器を流れる冷媒によって吸収される気化熱)によって、冷却庫Rfの内部空間を冷却する。
冷却装置3は、圧縮機31、凝縮器32及び壁面凝縮器33が外部に熱を放出する機器であり、蒸発器36が内部空間を冷却する機器である。また、圧縮機31には、電力を供給するための装置等が必要である。そのため、図1に示すように、圧縮機31及び凝縮器32は機械室14の内部に配置されている。また、蒸発器36は冷却庫Rfの内部空間を冷却する機器であるため、中段空間R2の奥に配置されている。
なお、冷却庫Rfには、蒸発器36に近接して送風機(不図示)が配置されており、蒸発器36に送風している。この蒸発器36に送風されている空気は、蒸発器36の内部の冷媒と熱交換し、低温の空気(冷気)となる。そして、この冷気が中段空間R2内で循環することで、中段空間R2が冷却される、すなわち、中段空間R2の内部に収納された物品が冷凍される。
また、中段空間R2と上段空間R1とはダクト(不図示)を介してつながっており、中段空間R2内を循環するときの熱交換によって、少し暖められた冷風が、ダクトを介して上段空間R1内に流れ込む。これにより、上段空間R1の内部に収納された物品は中段空間R2よりも高いが外気よりも低い温度に冷却される(冷蔵される)。また、下段空間R3も同様に、中段空間R2と連通しており、冷風が流れることで内部の物品が冷凍される。以上のような方法で、冷却装置3は、冷却庫Rfの内部空間の空気及び物品を冷却する。
(第1実施形態)
以下に本発明にかかる冷却庫の機械室14の内部について図面を参照して説明する。図1に示すように、機械室14は筐体1の背面下部に形成されている。そして、機械室14は、外箱11と同じ材料(一部一体)で形成されたカバー部で囲まれている。図3、図4に示すように、機械室14の内部には、圧縮機31と、圧縮機31から吐出された冷媒が流入する凝縮器32と、蒸発器36の除霜時に発生する除霜水を貯めるドレン皿15と、送風装置であるファン5とが配置されている。
機械室14の側壁には、外部の冷えた空気を取り入れる取込口141と、内部に溜まっている温められた空気を外部に排出する排出口142とを備えている。図4に示すように、機械室14では、取込口141は機械室14の左側壁(図4は背面図であるので右側)に形成されており、排出口142は取込口141と反対側、つまり、機械室14の右側壁(図4では左側)に形成されている。
図3、図4に示すように、排出口142は、機械室14の側壁を貫通する矩形(例えば、正方形)の貫通孔である。そして、排出口142には、貫通孔からの異物の混入を抑制するためのグリル140が取り付けられている。また、取込口141も反対側の面に形成された貫通孔であり、図示を省略した、同様のグリル140が取り付けられている。図3では、グリル140として複数個の小さい孔が形成された板状の部材としているが、これに限定されるものではなく、メッシュ状の部材等、大きな異物の混入を抑制する構造のものを広く採用することが可能となっている。
そして、機械室14の内部の取込口141の近傍には、空気の流れを発生させ、取込口141からの空気の流入を促進するファン5が取り付けられている。そして、図3、図4に示すように、ファン5の空気を吐出する側に、凝縮器32、ドレン皿15、圧縮機31がこの順番で配置されている。
ファン5が駆動することで、取込口141から強制的に空気が取り込まれる。このとき、取込口141から取り込まれた空気は、ファン5で空気の流れとして、凝縮器32に吹き付けられる。このファン5から吐出された空気は、凝縮器32の全体に吹き付けられることが好ましい。そのため、凝縮器32はファン5から吐出される空気がフィン321全体に吹き付けられる位置に配置される。
凝縮器32は、多数のフィン321が横向けに配置されており、上下方向に隙間を空けて並んで配置されている。そして、フィン321を貫通するように冷媒配管322が配置されており、冷媒配管322は、折り返して1つのフィン321を複数の箇所で貫通している。そして、凝縮器32では、フィン321と冷媒配管322とがかしめ等の固定方法で固定されている。
機械室14の取込口141には、グリル140が取り付けられており、取り込まれる空気はグリル140を通過するので、大きな異物はグリル140で捕集され、機械室14に流入しない。しかしながら、塵、埃等の細かい異物は、グリル140をすり抜けて機械室に流入する。
機械室14では、取込口141の近くにファン5が配置されており、取り込まれた空気はファン5で機械室14の内部に送られる。ファン5は、回転するときに空気の層をせん断し静電気が発生する。このとき、空気に含まれる塵、埃等の異物が静電気によって帯電する。そして、帯電した塵、埃等の異物を含む空気が凝縮器32に吹き付けられる。
凝縮器32のフィン321は金属で形成されていることから、凝縮器32は導電性を有している。このような凝縮器32に帯電した塵、埃等の異物を含む空気が吹き付けられると、帯電した塵、埃等の異物が、導電体であるフィン321に静電誘導により電気的にひきつけられ、塵、埃等の異物がフィン321に付着する。フィン321に塵、埃等が付着すると、これらがバインダーとなり、より大きな異物が絡みつきやすくなり、異物の堆積が進行し、フィン321とフィン321の間の隙間が塞がれる(目詰まりする)。
そこで、本発明にかかる冷却庫Rfでは、帯電した塵、埃等の異物がフィン321に引き寄せられるのを抑制するため、凝縮器32とファン5とを電気的に接続する接続部材51を取り付けている。接続部材51でファン5と凝縮器32とを電気的に接続することで、ファン5と凝縮器32とを同じ電位にしている。なお、図面では、ファン5を矩形で囲んでおり、この部分に接続部材51を接続させて表示しているが、実際には、接続部分はファン5と同電位になる部分で、しっかり取り付けが可能な部分に取り付けられる。
接続部材51について説明する。接続部材51は導電性を有する金属製の板状の部材であり、一方の端部がファン5の不図示のファンモータと接触しており、他方の端部が凝縮器32のフィン321と接触している。ファン5は、ファンモータの回転軸と接続されているので、軸受けや導電性グリス等を介してファンモータと凝縮器32とが接続され、凝縮器32とファン5とを電気的に接続することができる。なお、ファン5は金属等の導電性を有した素材であるか、もしくはメッキ等導電性表面処理が施されている。また、接続部材51は金属の板状部材としているが、これに限定されるものではなく、導線等、凝縮器32とファン5とを導通状態とすることができるものを広く採用することができる。
また、全てのフィン321が金属で形成された冷媒配管322と固定されているので、フィン321の一つに接続部材51を取り付けることで、凝縮器32全体を、ファン5と同電位とすることが可能である。なお、接続部材51のファンモータへの固定、及び、凝縮器32への固定はねじ止め、溶接、接着等の容易に外れないとともに、通電状態を維持できる固定方法を広く採用することができる。
そして、ファン5は回転体する装置であり、駆動中は振動する。凝縮器32とファン5とを接続部材51で接続する場合、接続部材51を介して振動が凝縮器32に伝達される。この振動の伝達を抑制することが好ましい。そのため、接続部材51自体が振動を伝達しない或いはしにくいもの(例えば、蛇腹状に形成されたものや、変形可能であるとともに、長さに余裕を持たせたもの等)であってもよいし、接続部材51のファンモータとの接続部分に導電ゴム等の導電性を有するとともに、防振性を有する部材を介在させてもよい。
以上のように、凝縮器32とファン5とを電気的に接続し、凝縮器32とファン5とを同電位とすることで、塵、埃等の異物のフィン321への付着を抑制し、目詰まりの発生を抑制できる。これにより、凝縮器32を通過する空気の量の減少を抑制し、冷媒の放熱量を大きくすることができ、長期間に渡り冷却装置3の冷却能力が低下するのを抑制することが可能である。
(第2実施形態)
本発明にかかる冷却庫の他の例について図面を参照して説明する。図5は本発明にかかる冷却庫の他の例の機械室の概略図である。図5に示すように、冷却庫Rf2は凝縮器32とファン5との接続方法が異なる以外は、冷却庫Rfと同じ構成であり、実質上同じ部分には同じ符号を付すとともに、同じ部分の詳細な説明は省略する。
冷却庫Rf2では、機械室14が外箱11と同じ金属で形成されている。そして、冷却装置3のドライヤ34が機械室14の内部に配置されており、ドライヤ34が接続部材341を介して機械室14に接続されている。接続部材341は導電性を有しており、冷却装置3が、導電性を有する配管30で接続されていることから、冷却装置3、すなわち、凝縮器32と機械室14とは同電位となっている。
そして、図5に示すように、ファン5を接続部材52で機械室14に電気的に接続している。これにより、ファン5と機械室14及び凝縮器32とが同電位となっている。このように、ファン5と凝縮器32とが同電位となっていることで、ファン5を通過するときに塵、埃等の異物が帯電した場合でも、凝縮器32のフィン321に付着しにくい。なお、接続部材52は、ファン5と機械室14の天面とを接続しているが、図示の便宜上このように表示しているだけであり、機械室14の内面で、ファン5に近い面に接続するようにすればよい。
これにより、凝縮器32を通過する空気の量を確保することが可能である。そして、凝縮器32での冷媒の放熱量が小さくなるのを抑制し、冷却装置3の冷却能力の低下を長期間にわたって抑制することが可能である。
また、機械室14の表面を接地していてもよい。機械室14に流入した空気に含まれる塵、埃等の異物は、流入した段階で帯電している場合もある。その場合、凝縮器32とファン5とを同電位にしても、凝縮器32のフィン321に塵、埃等の異物が付着することがあり得る。
そこで、機械室14を接地しておくことで、凝縮器32も接地される。これにより、凝縮器32に付着した塵、埃等の異物の電荷は地絡され中和される。これにより、塵、埃等の異物が電気的にフィン321に引きつけられなくなる。そして、凝縮器32には、ファン5からの空気が吹き付けられているので、その空気によって、塵、埃等の異物は吹き飛ばされる。これにより凝縮器32の目詰まりを抑制し、冷却装置3の冷却能力の低下を抑制することが可能である。
(第3実施形態)
本発明にかかる冷却庫のさらに他の例について図面を参照して説明する。図6は本発明にかかる冷却庫のさらに他の例の機械室の概略図である。図6に示すように、冷却庫Rf3は凝縮器32の位置が異なる以外は、冷却庫Rfと同じ構成であり、実質上同じ部分には同じ符号を付すとともに、同じ部分の詳細な説明は省略する。
図6に示すように、機械室14の内部には、蒸発器35の除霜運転時に発生する除霜水を貯めるためのドレン皿15が配置されている。そして、冷却庫Rf3では、凝縮器32の空気が流入する側が、ドレン皿15の外側に配置されている。静電気は、空気が乾燥しているほど発生しやすいため、凝縮器32の一部をドレン皿15の上部に配置し、凝縮水によって空気の湿度を上げ、静電気の発生を抑制している。
一方で、塵、埃等の異物は水分を含むと重くなり、フィン321に付着しやすくなる。そのため、冷却庫Rf3では、凝縮器32に空気が流入する部分では、塵、埃等の異物が水分を含まないように、ドレン皿15の外に配置している。このように配置することで、凝縮器32に流入する空気に含まれる塵、埃等の異物は水分を含まないようにし、フィン321に付着しにくくしている。一方で、ドレン皿15の上部では、空気が水分を含んでいるため、塵、埃等に帯電した電荷は放電され、フィン321に付着しにくくなっている。
これにより、凝縮器32を通過する空気の量を確保することが可能である。そして、凝縮器32での冷媒の放熱量が小さくなるのを抑制し、冷却装置3の冷却能力の低下を長期間にわたって抑制することが可能である。
なお、ドレン皿15の上部に配置して、空気の湿度を上げ、静電気による塵、埃等の異物の付着を抑制する場合、ドレン皿15から湿度が高い空気が上がるので、凝縮器32のフィン321を縦に配置し、横方向に並べて配置したものが好ましい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこの内容に限定されるものではない。また本発明の実施形態は、発明の趣旨を逸脱しない限り、種々の改変を加えることが可能である。
本発明の冷却庫は、消費電力を減らすことができるとともに、冷却能力の低下を抑制することができる。
Rf 冷却庫
1 筐体
11 外箱
12 内箱
13 断熱体
14 機械室
141 取込口
142 排出口
15 ドレン皿
16 蓋
2 ドア
3 冷却装置
31 圧縮機
32 凝縮器
321 フィン
322 冷媒配管
33 壁面凝縮器
33R 右側面凝縮器
33L 左側面凝縮器
33B 背面凝縮器
34 ドライヤ
341 接続部材
35 キャピラリー管
36 蒸発器
5 ファン
51 接続部材
52 接続部材

Claims (5)

  1. 筐体の内部に、物品を低温保存する内部空間に対して断熱された機械室を有する冷却庫であって、
    前記機械室の内部には、
    複数個のフィンが並んだフィン型の熱交換器である凝縮器と、
    送風装置とが配置されており、
    前記送風装置は、回転することで送風するファンと、ファンを回転駆動するファンモータとを有し、前記ファンは表面が導電性を有しており、前記ファンの表面が前記ファンモータと電気的に接続されるとともに、前記ファンモータと前記凝縮器の前記フィンとが電気的に接続されていることを特徴とする冷却庫。
  2. 前記凝縮器と前記ファンモータとを電気的に接続する接続部材を備えている請求項1に記載の冷却庫。
  3. 前記機械室の内面は導電性を有しており、
    前記凝縮器及び前記ファンモータが前記機械室の内面に電気的に接続されている請求項1に記載の冷却庫。
  4. 前記機械室の内面が接地されている請求項3に記載の冷却庫。
  5. 筐体の内部に、物品を低温保存する内部空間に対して断熱された機械室を有する冷却庫であって、
    前記機械室の内部には、
    複数個のフィンが並んだフィン型の熱交換器である凝縮器と、
    送風装置と
    前記機械室には、蒸発器の除霜水を貯めるドレン皿とが配置されており、
    前記凝縮器と前記送風装置とが導通状態であり、
    前記凝縮器は、前記複数個のフィンの空気の流れの下流側が前記ドレン皿の上方に配置されており、上流側が前記ドレン皿の上方から外れていることを特徴とする冷却庫。
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