JP5925734B2 - 情報通知装置、情報通知装置の制御方法、および携帯端末 - Google Patents

情報通知装置、情報通知装置の制御方法、および携帯端末 Download PDF

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Description

本発明は、ユーザに情報を通知する情報通知装置などに関する。
ネットワークに接続された機器に異常が生じた場合に、これらの機器の状態に関する情報をユーザに通知する技術が知られている。
例えば、特許文献1には、印刷ジョブを出力したPCと実使用ユーザの通知先メールアドレスなどの対応を取得する手段、印刷ジョブと出力機器の対応を取得する手段、印刷ジョブからジョブに付加されている情報を取得する手段、デバイスのエラーおよび復帰状態を取得するための手段、使用ユーザへの情報通知のためのファイリングを行うための手段および、使用ユーザへデバイスの状態を通知するための手段を有する、デバイス障害およびデバイス障害復帰情報の通知管理装置が開示されている。
また、特許文献2には、デバイスに生じた異常を解決する対策をWebページで提供する、デバイスの異常解決を支援する支援方法が開示されている。
特開2007−087041号公報(2007年 4月 5日公開) 特開2001−344203号公報(2001年12月14日公開)
しかしながら、上述のような従来技術は、以下のような問題がある。
特許文献1に開示されている支援方法では、ユーザに機器の状態を通知するが、機器に生じた異常などを解決する解決策までは通知しない。そのため、ユーザが通知を受け取るだけでは、通知された機器の異常の解決策がわからないので、ユーザへの通知が有効に活用されるとは限らない。
特許文献2に開示されている通知管理方法では、ユーザは、通知された異常を解決する対策を得るために、ユーザが当該異常に関する情報を入力してwebページを検索する必要がある。さらに、ユーザがwebページから対策を取得しても、その対策がユーザの属性を考慮したものではないため、ユーザが当該対策を正しく理解して実行できるとは限らない。ユーザが対策を正しく理解できなかった場合、機器の異常は解決されないまま残されたり、対策が正しく実行されず、故障してしまったりする可能性がある。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、関連情報を関連付けたメッセージを、受け取ったユーザによってメッセージおよび関連情報が有効活用されるように送信することのできる情報通知装置、および情報通知装置の制御方法を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る情報通知装置は、メンバが書き込んだメッセージを時系列に沿って表示するコミュニケーションサービスを利用して情報を送信する情報通知装置であって、上記メンバに対する第1通知を上記コミュニケーションサービスに入力する第1通知書き込み手段と、上記第1通知に関連付けられた関連情報の送信が上記メンバに含まれるユーザによって要求された場合、上記ユーザのユーザ属性に応じて、上記ユーザの携帯端末4に送信する上記関連情報を決定する関連情報決定手段とを備えていることを特徴としている。
また、本発明の一態様に係る情報通知装置の制御方法は、メンバが書き込んだメッセージを時系列に沿って表示するコミュニケーションサービスを利用して情報を送信する情報通知装置の制御方法であって、上記メンバに対する第1通知を上記コミュニケーションサービスに入力する第1通知書き込みステップと、上記第1通知に関連付けられた関連情報の送信が上記メンバに含まれるユーザによって要求された場合、上記ユーザのユーザ属性に応じて、上記ユーザの携帯端末に送信する上記関連情報を決定する関連情報決定ステップと、を含むことを特徴としている。
また、本発明の一態様に係る情報通知装置は、メンバが書き込んだメッセージを時系列に沿って表示するコミュニケーションサービスを介して情報を通知する情報通知装置であって、上記メンバに対する第1通知を上記コミュニケーションサービスに入力する第1通知書き込み手段と、上記第1通知に関連付けられた関連情報の送信が上記メンバに含まれるユーザによって要求された場合、上記ユーザの携帯端末に送信する上記関連情報を送信する関連情報送信手段と、を備え、上記第1通知書き込み手段は、上記メンバの中から指定された指定ユーザに関連付けられた上記第1通知を、当該指定ユーザによる上記コミュニケーションサービスへ書込みが行われてから所定の時間以内に書き込むことを特徴としている。
また、本発明の一態様に係る情報通知装置の制御方法は、メンバが書き込んだメッセージを時系列に沿って表示するコミュニケーションサービスを介して情報を通知する情報通知装置の制御方法であって、上記メンバに対する第1通知を上記コミュニケーションサービスに入力する第1通知書き込みステップと、上記第1通知に関連付けられた関連情報の送信が上記メンバに含まれるユーザによって要求された場合、上記ユーザの携帯端末へ上記関連情報を送信する関連情報送信ステップと、を含み、上記第1通知書き込みステップは、メンバの中から指定された指定ユーザに関連付けられた上記第1通知を、当該指定ユーザによる上記コミュニケーションサービスへの書き込みが行われてから所定の時間以内に書き込むことを特徴としている。
本発明の一態様によれば、第1通知に関連付けられている関連情報の送信を要求するユーザに対して、該ユーザによって活用される関連情報を送信することができるという効果を奏する。
また、本発明の別の一態様によれば、第1通知によって通知される内容に対応可能な所定のユーザに対して、効果的なタイミングで第1通知を通知することができるという効果を奏する。
本発明の実施形態1に係るエージェントサーバの構成例を示すブロック図である。 図1のエージェントサーバを用いて構成される家族伝言板システムの概略構成例を示す図である。 図2に示す家族伝言板システムにおいて、エージェントサーバが家族SNSに書き込むメッセージの例を示す説明図である。 家庭内機器に生じたエラーを通知するエラーメッセージとユーザ属性とに対応付けられた解決策表示用URLを規定するメッセージ−URL対応テーブルのデータ構造および具体例を示す図である。 図1のエージェントサーバの処理の流れを示すフローチャートである。 図1のエージェントサーバが書き込むエラーメッセージ、および、そのエラーメッセージに関連付けられた解決策を要求したユーザの携帯端末に表示される表示画面の例を示す図である。 図1のエージェントサーバが書き込むエラーメッセージ、およびそのエラーメッセージに関連付けられた解決策を要求した、ユーザの携帯端末に表示される画面表示の例を示す図である。 図1のエージェントサーバが、ユーザでは解決できないエラーを通知するエラーメッセージを書き込み、そのエラーメッセージに関連付けられた情報を要求したユーザの携帯端末に表示される画面表示の例を示す図である。 本発明の実施形態2に係るエージェントサーバを用いて構成される家族伝言板システムの一例を示す図である。 本発明の実施形態2に係るエージェントサーバの概略構成例を示すブロック図である。 図10のエージェントサーバの処理の流れを示すフローチャートである。 図10のエージェントサーバが書き込むエラーメッセージ、および、そのエラーメッセージに関連付けられた解決策を要求したユーザの携帯端末に表示される表示画面の例を示す図である。 本発明の実施形態3に係るエージェントサーバを用いて構成される家族伝言板システムの一例を示す図である。 本発明の実施形態3に係るエージェントサーバの概略構成例を示すブロック図である。 家庭内機器に生じたエラーとユーザ属性とに対応付けられた解決策を規定するメッセージ−解決策対応テーブルのデータ構造および具体例を示す図である。 本発明の実施形態4に係るエージェントサーバの概略構成例を示すブロック図である。 家庭内機器に生じたエラーを通知するエラーメッセージとユーザ属性とに対応付けられた解決策表示用URL、およびエラーメッセージに対応付けられた担当者を規定するメッセージ−URL対応テーブルのデータ構造および具体例を示す図である。 図16のエージェントサーバの処理の流れを示すフローチャートである。 図16のエージェントサーバが、エラーメッセージに関連付けられた担当者に向けて家族SNSに書き込んだエラーメッセージを表示する、携帯端末の画面表示例を示す図である。 (a)は、担当者が複数設けられているエラーメッセージを家族SNSに書き込むためにエージェントサーバが備えるメッセージ−URL対応テーブルのデータ構造の要部を抜粋して示す図であり、(b)および(c)は、そのエラーメッセージを表示する携帯端末の画面表示例を示す図である。 エラー解決後のメッセージを表示する携帯端末の画面表示例を示す図である。 エラーメッセージを表示する携帯端末の画面表示例を示す図である。
〔実施形態1〕
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図8に基づいて説明すれば、以下の通りである。ここでは、本発明の情報通知装置を、家族伝言板システム100に適用した例について説明する。家族伝言板システム100とは、家族伝言板サーバ2が提供する家族伝言板(家族SNS)を介して、1世帯の家族が1つのコミュニティを形成し、家族の各メンバ(例えば、お父さん、お母さん、子供)が、それぞれの携帯端末4を用いて、会話(メッセージの書き込みおよび閲覧)を行うためのコミュニケーションシステムである。各メンバは、それぞれの携帯端末4以外にも、家庭にあるネットワーク対応テレビおよびタブレット等の共有端末を用いて会話を行うこともできる。本発明の一態様に係る情報通知装置は、家族伝言板システム100において、エージェントサーバ1a(情報通知装置)として実現される。なお、ここでは、本発明の情報通知装置をエージェントサーバ1aなどとして適用する例について説明するが、これに限定されず、エージェントサーバ以外の他の装置に適用してもよい。詳細は後述するが、エージェントサーバ1aは、上記家族の家庭内で稼働する家庭内機器5(外部機器)に対して、家族の一員としての疑似人格を付与し、その擬人化された家庭内機器5の代理として、当該家族SNSにメッセージを書き込む(発言する)権限を有する装置である。
本発明の一態様に係るエージェントサーバ1aの理解を容易にするため、以下にまず、家族伝言板システム100の概要について、以下に説明する。
(家族伝言板システム100の概要)
ここでは、本発明の一態様に係る家族伝言板システム100の概要を図2および図3に基づいて説明する。図2は、図1のエージェントサーバ1aを用いて構成される家族伝言板システム100の概略構成例を示す図である。
家族伝言板システム100は、登録されたコミュニティのメンバ間におけるコミュニケーションのための電子伝言板を提供するシステムである。また、詳細は後述するが、家族伝言板システム100では、家庭内に配置された機器(以下、家庭内機器5と呼ぶ)のエラー情報など、家庭内機器5の状況情報に関するメッセージが、家族伝言板サーバ2が提供する家族SNSに書き込まれるようになっている。
図2に示すように、家族伝言板システム100は、エージェントサーバ1a、家族伝言板サーバ2、ホームサーバ3、および情報提供サーバ6を含む。また、家族SNSを利用するメンバは、メンバに含まれる各ユーザ(例えば、父、母、子供)が所持する携帯端末4a、4b、および4cを用いて家族伝言板サーバ2へアクセスすれば、家族SNSへの書き込み、および家族SNSの閲覧ができるようになっている。また、ホームサーバ3には、掃除ロボット51、空調装置52、照明装置53、冷蔵庫54、およびPC(Personal Computer)55などの家庭内機器5が有線または無線にて通信接続されている。なお、図2に示された携帯端末4および家庭内機器5について、これらの種類および数には特に限定されない。家庭内機器5としては、この他にも、テレビ、録画装置、空気清浄機、洗濯機、ファクシミリ、火災報知器、監視カメラなどさまざまな機器が含まれていてもよい。
家族伝言板サーバ2は、携帯端末4a、4b、および4cに対する家族SNSの表示画面の提示、および書き込みの管理等の、家族SNSに関する処理全般を行う。なお、家族SNSへの書き込みは、携帯端末4a、4b、および4cを用いて行われる他に、エージェントサーバ1aによっても行われる。エージェントサーバ1aが行う書き込みについては、後に詳述する。
ホームサーバ3は、家庭内機器5と、エージェントサーバ1aとの間の情報の送受信を統括して制御する。具体的には、ホームサーバ3は、家庭内機器5から取得した状況情報をエージェントサーバ1aに送信する。なお、図2に示すように、家庭内機器5から取得される状況情報としては、家庭内機器5に生じたエラーに関する情報、家庭内機器5が検知したセンシングデータおよび家庭内機器5が撮影した画像データなどが挙げられる。このようにホームサーバ3が家庭内機器5から取得した状況情報は、ホームサーバ3からエージェントサーバ1aへと提供される。エージェントサーバ1aは、上記状況情報を利用することにより、コミュニティ内(ここでは、図2に示す家族または家宅)の状況を把握することができる。なお、家族伝言板システム100の構成は、ホームサーバ3を設けずに、家庭内機器5がエージェントサーバ1aへ状況情報を直接送受信する構成としてもよい。以下では、状況情報が家庭内機器5に生じたエラーに関するエラー情報である場合を例に挙げて説明するが、状況情報はこれに限定されない。例えば、家族(コミュニティ)の家宅に配置されている家庭内機器5から収集される、コミュニティ内の状況を示す状況情報を家族SNSに書き込むものであってもよい。これらの状況情報とは、家庭内機器5によって検知または取得され得る情報であり、ホームサーバ3によって保持される。なお、状況情報の保持先はホームサーバ3に限定されず、エージェントサーバ1aでもよい。
情報提供サーバ6は、家庭内機器5に生じ得るさまざまなエラーの解決策を提示する解決策ページの管理、および解決策ページへのアクセス要求に応じた当該解決策ページの提供など、家族SNSに関する処理全般を行う。なお、解決策ページへのアクセスは、エージェントサーバ1aが家族SNSに書き込んだメッセージに紐付けられたURL(解決策表示用URL)を用いて行われる。
エージェントサーバ1aは、各家庭内機器5に関するエラー情報をホームサーバ3から取得し、該エラー情報を通知するメッセージ(以下では、エラーメッセージと記す)を、家族SNSに書き込む。この際、例えば、エージェントサーバ1aは、家庭内機器5の各機器を擬人化したキャラクタとして書き込みを行ってもよい。以下の説明では、掃除ロボット51は「ロボット掃除機くん」、空調装置52は「エアコンちゃん」として、家族SNSにエラーメッセージが書き込まれる例を用いて説明する。なお、エージェントサーバ1aの構成、およびエージェントサーバ1aにより書き込まれるエラーメッセージについては、後に詳述する。
エージェントサーバ1aが家族SNSに書き込むエラーメッセージには、家庭内機器5のエラー情報に関連する関連情報が紐付けられている。例えば、エージェントサーバ1aが家庭内機器5にエラーが発生したことを通知するエラーメッセージを家族SNSに書き込む場合、そのエラーメッセージには、以下の(a)または(b)が関連情報として関連付けられ得る。
(a)情報提供サーバ6(情報提供装置)から当該エラーの解決策(目的情報)を取得するための解決策表示用URL
(b)当該エラーの解決策を取得するための解決策。
ここでは、上記(a)の場合について説明し、上記(b)の場合については、後に他の実施形態として詳述する。
エージェントサーバ1aは、家庭内機器5に生じ得るさまざまなエラーに対応するエラーコードと、情報提供サーバ6から各エラーの解決策(目的情報)を取得するための解決策表示用URL(関連情報)とを記憶している。ユーザは携帯端末4a、4b、および4cから、受け取った解決策表示用URLに従って、情報提供サーバ6から解決策を取得することができる。
携帯端末4は、インターネットなどを介してさまざまなウェブサイトの情報を閲覧したりダウンロードしたりすることが可能な通信機能を備え、家族SNSの閲覧および書き込みを行うために、ユーザが用いる通信装置である。携帯端末4は、スマートフォンや携帯電話などの携帯機器に限定されず、家族SNSの閲覧および書き込みを行うことができるものであれば何であってもよい。ただし、携帯端末4は、家族伝言板サーバ2によって個々の携帯端末4が識別されうる携帯端末識別情報を有する装置であることが望ましい。この構成によれば、家族伝言板サーバ2は、各メッセージを書き込んだユーザを、用いられた携帯端末4の携帯端末識別情報に基づいて特定することができる。これにより、各メッセージを書き込んだユーザを示す情報をメッセージに添えて示すことができる。すなわち、家族SNSに書き込まれるメッセージには、そのメッセージの発信者を示す情報が表示される。以下では、メッセージを家族SNSに書き込むユーザを示す情報として、父親を「パパ」、母親を「ママ」、および子供を「花子」と表記する家族SNSの例を用いて説明する。
なお、家族伝言板システム100を利用して、携帯端末4から家庭内機器5の動作を遠隔制御するための指示を送信できるように構成してもよい。この場合、家庭内機器5の動作を遠隔制御するための指示が携帯端末4から家族伝言板サーバ2に送信されると、該指示は家族伝言板サーバ2からエージェントサーバ1aへ、そしてエージェントサーバ1aからホームサーバ3へ伝えられる。ホームサーバ3は、受信した該指示を当該家庭内機器5に発信する。なお、ホームサーバ3の構成については、本発明と直接関係がないので、詳細な説明を省略する。
掃除ロボット51は、自動で掃除を行う自走式の掃除機である。また、掃除ロボット51は、自走する機能および掃除のための機能の他に、例えば、自装置の姿勢を検知する機能、動作ログの記憶機能、充電残量の検知機能、画像撮影機能、音声認識機能、音声出力機能などを備えることも可能である。具体的には、自走中に段差のある場所に乗り上げたために自装置の姿勢が大きく傾き、自力で姿勢を戻すことが不可能となったことを検知して該当するエラーコードを特定する機能を備えている。さらに、掃除ロボット51は、掃除ロボット51以外の家庭内機器に制御信号を送信し、これを操作する機能も有してもよい。
空調装置52は、冷暖房等の空調を行う装置であり、いわゆるエアコンである。また、空調装置52は、空調を行うための機能の他に、フィルター交換が必要となった時期または状況を検知して、該当するエラーコードを特定する機能を備えている。また、空調装置52は、例えば温度センサを備え、室温を検知してホームサーバ3に送信するようにしてもよい。
照明装置53は、発光ダイオード(LED、light-emitting diode)などの光源を備え、周囲の空間などに光を照射する装置である。また、照明装置53は、周囲を照らすための機能の他に、電球の交換が必要となった時期または状況を検知して、該当するエラーコードを特定する機能を備えている。また、照明装置53は、例えば照度センサを備え、室内の照度を検知してホームサーバ3に送信するようにしてもよい。さらに、ホームサーバ3の制御によって点灯および消灯することができるように構成してもよい。
冷蔵庫54は、食品などを最適な温度で保存する保存庫である。また、冷蔵庫54は、食品を適当な温度で保存する機能の他に、フィルター掃除が必要となった時期または状況を検知して、該当するエラーコードを特定する機能を備えている。また、冷蔵庫8は、例えば、カメラ、重量センサ、ICタグリーダなどのセンシング機器を備えており、庫内の在庫の状況を状況情報として取得する機能と、その状況情報をホームサーバ3にアップロードする通信機能とを備えてもよい。
PC9は、いわゆるパソコンである。PC9は、家族の各メンバが共用するために1または複数台設けられていてもよいし、各メンバがそれぞれ所有するために複数台設けられていてもよい。PC9は、デスクトップパソコン、ノートパソコン、タブレットPCなどで実現される。PC9は、自装置の状況を診断する機能を有し、不具合が検知された場合、該当するエラーコードを特定する機能を備えている。
こうして、家族伝言板システム100において、エージェントサーバ1aは、ホームサーバ3から、家庭内機器5の状況情報を取得して、このエラー情報についてのエラーメッセージを家族SNSへ書き込む。
次に、家庭内機器5に生じたエラーを通知する場合の具体的な例について、図3を用いて説明する。図3は、図2に示す家族伝言板システム100において、エージェントサーバ1aが家族SNSに書き込むエラーメッセージの例を示す説明図である。図3では、空調装置52に、フィルター詰まりのエラー(エラーコードE−300)が生じたときに、エージェントサーバ1aが家族SNSに該エラーを通知するエラーメッセージを書き込む例が示されている。
空調装置52は、フィルター交換をすべき状況であることを検知し、フィルターを取り出して新しいフィルターと交換すること、あるいは取り出されたフィルターを洗浄することが必要であることを示すエラーコードE−300を決定する。空調装置52の機種番号などの機器情報と、空調装置52が決定したエラーコードとを含むエラー情報がホームサーバ3に送信される(図示せず)。ホームサーバ3は受信したエラー情報をエージェントサーバ1aに送信する。
エージェントサーバ1aは、受信したエラー情報の機器情報に基づいて、空調装置52の擬人化したキャラクタの名称である「エアコンちゃん」を決定する。また、エージェントサーバ1aは、受信したエラー情報のエラーコードに基づいて、家族SNSに書き込むエラーを通知する文言など、を決定する。エージェントサーバ1aは、決定されたキャラクタ名と、エラーを通知する文言とを組み合わせて家族SNSに実際に書き込むエラーメッセージを生成する。エージェントサーバ1aは、生成したエラーメッセージを家族伝言板サーバ2に送信して、家族伝言板サーバ2が提供する家族SNSに書き込ませる。
図3に示す例では、エージェントサーバ1aは、「パパ」、「ママ」、および「花子」が利用している家族SNSに対して「エアコンちゃん」からのメッセージの投稿として、「何だか調子悪いな〜ここを参考にして助けてよ〜(エラーコード:E−600)」を書き込む。エージェントサーバ1aによって書き込まれたエラーメッセージは、「パパ」、「ママ」、および「花子」が家族SNSを使用するときに、それぞれが用いる携帯端末4a、4b、および4cに表示される。これにより、家族SNSを利用するメンバ全員に対して、空調装置52に生じたエラーを通知することができる。
「エアコンちゃん」からのエラーメッセージには、エラーコードがE−600であるエアコンのエラーの解決策を情報提供サーバ6から取得するための解決策表示用URLが関連情報として紐付けられている。例えば、図3に示す例では、「ここを参考にして助けてよ〜(エラーコード:E−600)」に含まれる文字列「ここ」の部分をメンバが自分用の携帯端末を用いてクリックすると、通知されたエラーの解決策を情報提供サーバ6から取得するための解決策表示用URLが、クリックを行ったユーザに送信されるようになっている。このとき、家族伝言板サーバ2は該クリックに用いられた携帯端末の携帯端末識別情報を取得して、エージェントサーバ1aに取得された携帯端末識別情報を送る。エージェントサーバ1aは、取得した携帯端末識別情報から、エラーを解決するための解決策を要求したユーザを特定し、そのユーザの属性に適したエラーの解決策を情報提供サーバ6から取得するための解決策表示用URLを決定し、当該ユーザに関連情報として送信する。
このように、空調装置52に生じたエラーを、「エアコンちゃん」の書き込みとして家族SNSにおいて通知することで、家族の全員に対してエラーの発生を通知することができる。このように、家族SNSの中で家庭内機器5を擬人化することで、家族SNSを利用するメンバ全員が家庭内機器5への親しみを感じ、通知されたエラーに対して積極的に対応する動機付けとなり得る。よって、家庭内機器5の本来の能力を発揮させるために必要なメンテナンス、および家庭内機器5に発生したエラーの解決が適宜迅速に行われるようになり、家庭内機器5の寿命を短くする可能性のあるエラーが長期間放置されてしまうことを防ぐことができる。
なお、共有端末を携帯端末4の代替として使用する場合には、エージェントサーバ1aが送信可能な解決策を共有端末に送信する前に、共有端末を使用しているユーザのユーザ属性を尋ねるようにしてもよい。例えば、図3に示すエラーメッセージに含まれる文字列「ここ」の部分をメンバが共有端末を用いてクリックすると、共有端末の表示には、「あなたは大人ですか?」という質問が表示され、「はい」または「いいえ」をユーザに選択させる。「はい」が選択されれば、大人に送信する解決策が共有端末に送信され、「いいえ」が選択されれば、子供に送信する解決策が共有端末に送信されるようにすればよい。または、子供は自分用の携帯端末4cを所有していない場合が多いと考えられるので、共有端末を使用しているユーザからエラーの解決策を情報提供サーバ6から取得するための解決策表示用URLの要求を受け付けた場合、常に、子供に対して送信される解決策表示用URLを送信してもよい。これにより、共有端末を利用して家族伝言板システム100を利用するユーザに対しても、エラーメッセージに関連付けられた関連情報を提供することができる。
(エージェントサーバ1aの構成例)
次に、図1を用いて、家族伝言板システム100を実現するエージェントサーバ1aの概略構成を説明する。図1は、本発明の実施形態1に係るエージェントサーバ1aの構成例を示すブロック図である。なお、図1には、エージェントサーバ1aとともに図2aに示す家族伝言板システム100の構成要素である、家族伝言板サーバ2、ホームサーバ3、携帯端末4、および情報提供サーバ6も示されている。しかし、これらは本発明の特徴点とは直接関係がないので、ここでは、主にエージェントサーバ1aの構成についてのみ説明する。また、家庭内機器5の各機器を擬人化したキャラクタとして書き込みを行う構成についても、本発明の特徴点とは直接関係がないので、説明を省略する。
エージェントサーバ1aは、通信部10、制御部20、記憶部30を備えている。
通信部10は、エージェントサーバ1aが外部の機器と通信するためのものである。例えば、図2に示すエージェントサーバ1aは、通信部10を用いて、家族伝言板サーバ2、およびホームサーバ3と通信を行う。
記憶部30は、エージェントサーバ1aが使用する各種データを格納する記憶装置である。記憶部30は、メッセージ−URL対応テーブル31、およびユーザ属性テーブル32を格納している。メッセージ−URL対応テーブル31は、機種名および型番などの機器属性情報、およびエラーを特定するエラーコードに対応するエラーメッセージの文言を規定するテーブルである。また、メッセージ−URL対応テーブル31は、エラーメッセージおよびユーザ属性に関連付けられた、当該エラーの解決策が提供される解決策表示用URLを規定するテーブルである。メッセージ−URL対応テーブル31のデータ構造については、後に詳述する。ユーザ属性テーブル32は、ユーザが使用する携帯端末4の携帯端末識別情報とユーザのユーザ属性との対応関係を規定するテーブルである。
ここで、ユーザ属性は、如何なる属性であってもよいが、特に、年齢および性別の少なくともいずれか一方をユーザ属性とすることが望ましい。例えば、ユーザ属性として年齢を用いて分類する場合、大人/子供としてもよいし、老人/大人/子供としてもよい。ユーザ属性として、年齢による分類と男/女による分類とを合わせて使用することも可能である。ただし、エラーの解決策を情報提供サーバ6から取得するための解決策表示用URLとしては、ユーザが該解決策表示用URLに従って情報提供サーバ6から取得する解決策の性質に応じたものが望ましい。なお、以下では、ユーザ属性として、大人か、子供かの分類を用いる例について説明する。
なお、記憶部30は、エージェントサーバ1aの制御部20が実行する(1)制御プログラム、(2)OSプログラム、(3)制御部20が、エージェントサーバ1aが有する各種機能を実行するためのアプリケーションプログラム、および、(4)該アプリケーションプログラムを実行するときに読み出す各種データを非一時的に記憶するものである。例えば、上記の(1)〜(4)のデータは、ROM(read only memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(登録商標)(Electrically EPROM)、HDD(Hard Disc Drive)等の不揮発性記憶装置に記憶される。
また、エージェントサーバ1aは、図示しない一時記憶部を備えていてもよい。一時記憶部は、エージェントサーバ1aが実行する各種処理の過程で、演算に使用するデータおよび演算結果等を一時的に記憶するいわゆるワーキングメモリであり、RAM(Random Access Memory)などの揮発性記憶装置で構成される。どのデータをどの記憶装置に記憶するのかについては、エージェントサーバ1aの使用目的、利便性、コスト、または、物理的な制約などから適宜決定される。
制御部20は、エージェントサーバ1aの機能を統括して制御するものである。
図1に示す制御部20には、機能ブロックとして、エラー情報取得部21(機器情報取得部)、エラーメッセージ決定部22、メッセージ書込み部23(第1通知書き込み手段)、携帯端末識別情報取得部24、URL決定部25(関連情報決定手段)、解決策表示生成部26、および解決策配信部27(関連情報送信手段)が含まれている。ただし、詳細は後述するが、エージェントサーバ1aにとって、解決策表示生成部26を備えていることは必須ではない。
上述した制御部20の各機能ブロックは、例えば、CPU(central processing unit)などが、ROM(read only memory)、NVRAM(non-Volatile random access memory)などで実現された記憶部30に記憶されているプログラムを不図示のRAM(random access memory)などに読み出して実行することで実現される。
エラー情報取得部21は、ホームサーバ3との通信を介して、ホームサーバ3から家庭内機器5に生じたエラーに関する情報を取得する。エラー情報取得部21が取得する情報には、エラーが生じた状態であることを検知した家庭内機器5を特定する、機種名などの機器属性情報、および家庭内機器5に生じたエラーを特定するエラーコードなどのエラー特定情報が含まれる。エラー情報取得部21によって取得された機器属性情報およびエラーコードは、エラーメッセージ決定部22に出力される。
エラーメッセージ決定部22は、エラー情報取得部21から機器属性情報およびエラーコードを受け取り、記憶部30に格納されているメッセージ−URL対応テーブル31に規定されている対応関係に基づいて、機器属性情報に対応する家庭内機器5を擬人化したキャラクタの名称(図3に示す例において、空調装置52の場合の「エアコンちゃん」)、および機器属性情報とエラーコードとに対応付けられたエラーメッセージを決定する。エラーメッセージ決定部22は、決定したキャラクタの名称、およびエラーメッセージをメッセージ書込み部23に出力する。
メッセージ書き込み部23は、エラーメッセージ決定部22から取得した家庭内機器5のキャラクタの名称、およびエラーメッセージを、家族伝言板サーバ2との通信を介して、家族SNSに書き込む。書き込まれたエラーメッセージは、家族SNSを利用するメンバが携帯端末4の表示画面などに表示される。
家族SNSに書き込まれたエラーメッセージには、当該エラーメッセージが通知するエラーの解決策を情報提供サーバ6から取得するための解決策表示用URLが紐付けられている。図3で示した例では、エラーメッセージに含まれる文字列「ここ」の部分をメンバに含まれるユーザが自分用の携帯端末を用いて選択(例えば、タップやクリック)すると、エラーの解決策を情報提供サーバ6から取得するための解決策表示用URLが、クリックを行ったメンバに送信されるようになっている。
携帯端末識別情報取得部24は、エラーメッセージに含まれる文字列「ここ」の部分をユーザが自分用の携帯端末を用いて選択(例えば、タップやクリック)するなどによって、エラーの解決策を情報提供サーバ6から取得するための解決策表示用URLが要求された場合、クリック操作を行った携帯端末4との通信によって、当該携帯端末に固有の携帯端末識別情報を取得する。携帯端末識別情報取得部24は、取得した携帯端末識別情報を、URL決定部25に出力する。
URL決定部25は、記憶部30に格納されているユーザ属性テーブル32を参照して、取得された携帯端末識別情報から、この携帯端末4を使用するユーザのユーザ属性を決定する。また、URL決定部25は、ユーザによって関連情報が要求されたエラーメッセージに関連付けられており、携帯端末4からアクセス可能な情報提供サーバ6からエラーの解決策を取得するための解決策表示用URLを、当該ユーザに送信する関連情報として決定する。URL決定部25は、決定した解決策表示用URLを解決策表示生成部26に出力する。
解決策表示生成部26は、URL決定部25が決定した解決策表示用URLをユーザに送信するときの家族SNSにおける関連情報を表示するために要求される解決策表示を生成する。
ここで、解決策表示について簡単に説明する。例えば、家族SNSが動作する携帯端末4において、単に関連情報としての解決策表示用URLを文字列で表示する場合、ユーザは受信した解決策表示用URLを家族SNSの表示からコピーして、Webブラウザ上に貼り付けなければならず使い勝手が悪い。ここでは、ユーザがエラーメッセージをクリックすると、各メンバのメッセージを時系列に沿って配置して表示する画面から、情報提供サーバ6からの解決策を表示する画面へ切り替わることが望ましい。解決策表示においてユーザに提示した解決策表示用URLが該ユーザによって指定されれば、Webブラウザが自動的に起動して、該解決策表示用URLで特定されるウェブサイトにアクセスする。
なお、この解決策表示で解決策表示用URLを指定したことによって表示されるウェブサイトの情報は、家族SNSと同じアプリケーションソフトウェアによって実現され得る表示であることが望ましい。例えば、家族SNSの一部にWebブラウザがアクセスしたウェブサイトの情報を表示する領域を備えていればよい。これにより、解決策表示用URLを受信したユーザが、Webブラウザを起動させて解決策表示用URLで特定されるウェブサイトにアクセスするための操作をしなければならない、という面倒を回避することができる。解決策表示生成部26が生成する関連情報を表示するための表示レイアウトについては、後に具体的な例を挙げて説明する。
解決策配信部27は、解決策表示生成部26が生成した解決策表示を家族伝言板サーバ2に送信する。URL決定部25が決定した解決策表示用URLを、解決策配信部27が取得して該解決策表示用URLを家族伝言板サーバ2に送信してもよい。
ここでは、エージェントサーバ1aが家庭内機器5に生じたエラーに関する情報を家族SNSに書き込む例について説明した。しかし、エージェントサーバ1aが家族SNSに書き込むメッセージとしては、家庭内機器5のエラーに関する情報に限定されない。エージェントサーバ1aが、家庭内の状況を示す状況情報を家族SNSに書き込む場合、エラー情報取得部21は、エラーに関する情報と同様にホームサーバ3から適宜、状況情報を取得すればよい。エラー情報取得部21がホームサーバ3から取得し得る状況情報は、任意の情報であって良く、特に限定されない。状況情報は、例えば、室内温度や湿度の測定値、検知冷蔵庫在庫情報など、家庭内機器5が備える検知器が検知した情報や、室内を撮影した画像データなど、家庭内機器5がユーザからの指示に応じて取得した情報であってもよい。
(メッセージ−URL対応テーブル31のデータ構造例)
ここでは、本実施形態に係るメッセージ−URL対応テーブル31のデータ構造について、図4を用いて説明する。図4は、家庭内機器5に生じたエラーとユーザ属性とに対応付けられた解決策表示用URLを規定するメッセージ−URL対応テーブル31のデータ構造および具体例を示す図である。
図4に示すメッセージ−URL対応テーブル31には、家庭内機器5の機種名などの機器属性情報、および家庭内機器5に生じたエラーを特定するエラーコード、機器属性情報とエラーコードとに対応付けられたエラーメッセージ、および、各エラーメッセージとユーザ属性とに関連付けられた解決策表示用URLが規定されている。なお、図4の機器属性情報RX−V1は掃除ロボット51を指しており、機器属性情報AY−123は空調装置52を指している。
例えば、図3に示す空調装置52(家族SNSでは「エアコンちゃん」)に生じたエラーを通知するエラーメッセージは、「エアコンちゃん」の機種名「AY−123」および発生したエラーのエラーコード「E―600」に対応付けられた「エラーメッセージとして表示する文言」であるエラーメッセージM2として決定される。
メッセージ−URL対応テーブル31の各エラーメッセージは、エラーメッセージで通知されるエラーを解決する解決策のために要求される作業に伴う困難さ、危険さ、および消耗品購入などの権限の有無に応じて、エラーメッセージは以下の3種類に区分されている。すなわち、各エラーメッセージは、いかなる属性のユーザが解決できるエラーであるかに基づいて分類されている。
(1)大人でも子供でも解決することができる(「大人が解決できるか?」において「○」、かつ「子供が解決できるか?」において「○」)
(2)大人であれば解決できる(「大人が解決できるか?」において「○」、かつ「子供が解決できるか?」において「×」)
(3)ユーザでは解決できず、サービスマンが必要である(「大人が解決できるか?」において「×」、かつ「子供が解決できるか?」において「×」)。
例えば、「エアコンちゃん」のエラーメッセージM2(AY−123のエラーコードE−600に対応)が通知するエラーを解決するためには、部屋の壁の高所に設置された空調装置52のフィルターを取り外すことが要求されるなど、子供が行うには危険な場合がある。したがって、エラーメッセージM2が通知するエラーは子供には解決させない方がよいエラーであると考えられる。
一方、機器属性情報RX−V1の掃除ロボット51に、エラーコードE−300で示されるエラーが生じた場合、これらのエラーを解決するために要求される行動は、比較的単純で、概して危険を伴わないため、子供でも解決できるエラーである。
子供が解決できるようなエラーを通知するエラーメッセージM1であっても、該エラーメッセージに関連付けられた解決策が難解な文字や図面を用いたものであれば、子供が解決策を理解することができない。その結果、子供でも解決できるエラーであっても、大人が解決することになったり、子供が誤った解決策を行ったりしてしまう。すなわち、エラーメッセージに関連付けられた解決策は、解決策を要求した各ユーザのユーザ属性に合ったものを提供しなければ、十分に活用されない。
そこで、メッセージ−URL対応テーブル31では、各エラーメッセージとユーザ属性とに関連付けられた解決策表示用URLが規定されている。例えば、大人でも子供でも解決することができるエラーメッセージに関連付けられた解決策表示用URLには、大人に提示する解決策表示用URLと子供に提示する解決策表示用URLとが割り当てられており、解決策を要求するユーザのユーザ属性に応じて、どちらの解決策表示用URLを送信するかが決定される。これにより、家族SNSに書き込まれたエラーメッセージに関連付けられた解決策は各ユーザのユーザ属性に合った情報として提供することができる。
(エージェントサーバ1aの処理の流れ)
次に、家族伝言板システム100におけるエージェントサーバ1aが行う処理の流れを、図5を用いて説明する。図5は、図1のエージェントサーバ1aの処理の流れを示すフローチャートである。
図5のステップS11(以後、ステップは省略し、単にS11と記す)において、エージェントサーバ1aは、ホームサーバ3が取得した家庭内機器5に生じたエラーを特定するエラーコードを、エラーが発生した家庭内機器5の機器属性情報とともに取得する。
S12において、エラーメッセージ決定部22は、取得したエラーコードに対応するエラーメッセージを、メッセージ−URL対応テーブル31の規定する対応関係に基づいて決定する。
S13(第1通知書込みステップ)において、メッセージ書込み部23は、家族伝言板サーバ2にエラーメッセージを投稿し、当該エラーメッセージは、家族SNSに入力される。
S14において、家族SNSに入力されたエラーメッセージが、携帯端末4を使用するユーザによって選択された場合、携帯端末識別情報取得部24は、選択に用いられた携帯端末4の携帯端末識別情報を取得する。
S15(関連情報決定ステップ)において、URL決定部25は、携帯端末識別情報を用いてユーザの属性を決定し、ユーザが選択したエラーメッセージ、およびユーザの属性に関連付けられた解決策表示用URLを決定する。この解決策表示用URLは、例えば、図1、図2に示す情報提供サーバ6にアクセスするための解決策表示用URLである。
S16において、解決策表示生成部26は、解決策表示用URLを含む解決策ページを作成する。
S17(関連情報送信ステップ)において、解決策配信部27は、解決策表示用URLを含む解決策ページを家族伝言板サーバ2に送信する。
この構成によれば、URL決定部25は、エラーメッセージに関連付けられた解決策表示用URLの送信を要求するユーザのユーザ属性に応じた解決策表示用URLを決定する。これにより、エラーメッセージに関連付けられた解決策表示用URLはユーザ個々のユーザ属性に応じた情報として、各ユーザに提供される。よって、コミュニケーションサービスのメンバ全員に対するエラーメッセージに関連付けられた解決策表示用URLをユーザが要求した場合、各ユーザに対して適切な解決策表示用URLが送信されるため、ユーザは受信した解決策表示用URLを十分に活用して、エラーメッセージに円滑に対処することができる。
(家族伝言板システム100を利用するユーザの携帯端末における表示例)
次に、エラーメッセージに関連付けられた解決策表示用URLが携帯端末4に表示される様子について、図4に示すメッセージ−URL対応テーブル31を適宜参照しながら、図6〜図8において具体例を挙げて説明する。図6は、図1のエージェントサーバ1aが書き込むエラーメッセージ、および、そのエラーメッセージに関連付けられた解決策を要求したユーザの携帯端末4に表示される表示画面の例を示す図である。
図6の(a)は、掃除ロボット51が何らかの段差に乗り上げて自力で脱出困難となったことに対応するエラーコードE−600のエラーが生じたことを通知するエラーメッセージM1を家族SNSにおいて受信した、パパの携帯端末4aの表示画面を示している。このエラーメッセージM1、「動けなくなっちゃった!ここを参考にしてたすけてよ〜(エラーコード:E−600)」の文言内に含まれる文字列「ここ」の部分を、パパがクリックすると、表示画面S1から、ウェブブラウザに割り当てられた領域Bを含む表示画面S2へと表示画面が切り替わる。
パパがエラーメッセージM1の「ここ」をクリックすると、表示画面S2において解決策表示用URL1「http:/hoge/…/RXV1/E-600.html」が表示される。このときは、まだ、表示領域Bには何も表示されていない。そこで、パパが、受け取った解決策表示用URL1をクリックすると、携帯端末4aが備えるウェブブラウザが起動し、当該解決策表示用URL1によってアクセスした情報提供サーバ6から取得した解決策を表示領域Bに表示する。図6の(b)は、クリック操作を受けたエラーメッセージに関する解決策を表示する表示画面S2を示している。
図6の(c)は、空調装置52のフィルターの洗浄または交換が必要になったことに対応するエラーコードE−600のエラーが生じたことを通知するエラーメッセージM2を家族SNSにおいて受信した、パパの携帯端末4aの表示画面を示している。
パパがエラーメッセージM2の「ここ」をクリックすると、図4に示すメッセージ−URL対応テーブル31に基づいて解決策表示用URL3が決定され、表示画面S2において解決策表示用URL3「http:/hoge/…/AY123/E-600.html」が表示される。このときは、まだ、表示領域Bには何も表示されていない。そこで、パパが、受け取った解決策表示用URL3をクリックすると、携帯端末4aが備えるウェブブラウザが起動し、当該解決策表示用URL3によってアクセスした情報提供サーバ6から取得した解決策を表示領域Bに表示する。図6の(d)は、クリック操作を受けたエラーメッセージに関する解決策を表示する表示画面S2を示している。
なお、図6では、領域Bに解決策表示用URL1が、解決策の表示とともに表示されているが、解決策の表示が開始されたときに非表示としてもよい。また、ここでは、表示画面S2の画面上部には、エラーメッセージが通知したエラーに関する情報を表示しているが、この表示は無くてもよい。
また、ここでは、家族SNSに参加するメンバが書き込んだメッセージが時系列に沿って順に表示される画面表示を表示画面S1、表示画面S1に表示されたエラーメッセージをクリックすることで送信される解決策を表示する画面表示を表示画面S2とする例を示している。しかし、必ずしも表示画面S1と表示画面S2とを切替えることに限定されず、家族SNSに書き込まれたメッセージに関連付けられた情報を効果的に表示するものであれば、如何なる表示画面で表示してもよい。例えば、表示画面S1のエラーメッセージM1をクリックしたときに、エラーメッセージM1を表示する領域が下に広がることで、解決策を表示する領域が生成されてもよい。
図6に示す例では、掃除ロボット51および空調装置52に生じたエラーのエラーコードはいずれもE−600であるが、エージェントサーバ1aは、機器属性情報とエラーコードとに対応付けられたエラーメッセージを決定することができる。すなわち、異なる家庭内機器5に生じたエラーに対応するエラーコードが同じ場合であっても、エージェントサーバ1aは、これらのエラーに対応するメッセージをそれぞれ適切に決定して通知することができる。
次に、ユーザ属性に応じた解決策表示用URLを決定して、解決策が表示される表示画面の例について、図7を用いて説明する。図7は、図1のエージェントサーバ1aが書き込むエラーメッセージと、そのエラーメッセージに関連付けられた解決策を、ユーザの属性に応じた解決策として受信した、ユーザの携帯端末4に表示される解決策の例を示す図である。
図7の(a)は、掃除ロボット51が何らかの段差に乗り上げて自力で脱出困難となったこと(エラーコードE−600のエラー)を通知するエラーメッセージM1を家族SNSにおいて受信した、パパの携帯端末4aの表示画面を示している。このエラーメッセージM1に含まれる文字列「ここ」の部分を、携帯端末4aを用いてパパがクリックすると、携帯端末4aの携帯端末識別情報が取得されて、この携帯端末4aを使用するユーザは「大人」であるというユーザ属性が決定される。なお、「パパ」であること、「男性」であることなどをユーザ属性として取得してもよい。図4に示すメッセージ−URL対応テーブル31に基づいて、解決策表示用URL(大人に提示)である解決策表示用URL1「http:/hoge/…/RXV1/E-600.html」が決定される。
図7の(c)は、掃除ロボット51にエラーコードE−600のエラーが生じたことを通知するエラーメッセージM1を家族SNSにおいて受信した、子供である花子の携帯端末4cの表示画面を示している。このエラーメッセージM1に含まれる文字列「ここ」の部分を、携帯端末4cを用いて花子がクリックすると、携帯端末4cの携帯端末識別情報を取得して、この携帯端末4cを使用するユーザは「子供」であるというユーザ属性が決定される。なお、「花子」であること、「女性」であることなどをユーザ属性として取得してもよい。図4に示すメッセージ−URL対応テーブル31に基づいて、解決策表示用URL(子供に提示)である解決策表示用URL2「http:/hoge/…/RXV1/E-600_child.html」が決定される。
図7の(b)および(d)の領域Bに表示される解決策を見比べればわかるように、子供である花子の携帯端末4cに表示される解決策では、子供にも解決策が理解できる表現を用い、かつ、漢字の使用を極力避けたものになっている。掃除ロボット51が何らかの段差に乗り上げて自力で脱出困難となったエラーなどのように、子供が解決できるエラーであれば、子供にも十分理解できる解決策を送信することができる。
図7の(e)は、空調装置52のフィルターの洗浄または交換が必要になったことに対応するエラーコードE−600のエラーが生じたことを通知するエラーメッセージM2を家族SNSにおいて受信した、花子の携帯端末4cの表示画面を示している。
図4に示すメッセージ−URL対応テーブル31には、このエラーメッセージM2と関連付けられた解決策表示用URLは、大人に提示する解決策表示用URL3のみである。したがって、子供である花子がエラーメッセージM2の「ここ」をクリックしても、送信すべき解決策表示用URLがない。そこで、例えば、図7の(f)に示すように、表示画面S1から表示画面S2へと表示画面が切り替わることなく、「パパにおねがいして、フィルターをそうじしてもらってね」という文言をポップアップRに表示させてもよい。これにより、子供では解決することができないエラーを通知するエラーメッセージに関連する解決策を、子供が要求した場合には、家族SNSのメンバのうち、当該エラーを解決できるユーザ属性を備える所定のユーザ(ここでは、パパ)を紹介する。よって、エラーを解決できないユーザ属性のユーザには解決策を送信せずに、エラーを解決できるユーザが当該エラーを解決するように促すことができる。
なお、図4および図7では、子供が解決できない場合の例として、空調装置52に生じたエラーを挙げて説明したが、これに限定されない。例えば、消耗品の交換が必要となった場合、家庭内機器5のアプリケーションソフトウェアを更新するためにダウンロードが必要となった場合なども、大人は解決できるが、子供は解決できない例として挙げられる。
次に、ユーザ属性に応じた解決策表示用URLがない場合について、図8を用いて説明する。図8は、図1のエージェントサーバが書き込むエラーメッセージと、そのエラーメッセージによって通知されるエラーをユーザが解決できない場合の、画面表示の例を示す図である。ここでは、図4に示すメッセージ−URL対応テーブル31において、掃除ロボット51(RX−V1)にエラーコードE−900のエラーが生じた場合を考える。
図8の(a)は、掃除ロボット51にエラーコードE−900のエラーが生じたことを通知するエラーメッセージM3を家族SNSにおいて受信した、パパの携帯端末4aの表示画面を示している。このエラーメッセージM3に含まれる文字列「ここ」の部分を、携帯端末4aを用いてパパがクリックすると、携帯端末4aの携帯端末識別情報を取得して、この携帯端末4aを使用するユーザは「大人」であるというユーザ属性が決定される。しかし、図4に示すメッセージ−URL対応テーブル31には、このエラーメッセージが通知するエラーは、ユーザでは解決できず、サービスマンが必要である(「大人が解決できるか?」において「×」、かつ「子供が解決できるか?」において「×」)、と規定されているので、解決策表示用URLはない。このような場合、例えば、図8の(b)に示すように、ユーザの属性が大人である場合に限り、解決策表示用URLの代わりに、サービスマンの手配を行うための入力画面を表示させるためのURLを送信すればよい。
図8の(c)は、掃除ロボット51にエラーコードE−900のエラーが生じたことを通知するエラーメッセージM3を家族SNSにおいて受信した、花子の携帯端末4cの表示画面を示している。このエラーメッセージM3に含まれる文字列「ここ」の部分を、携帯端末4cを用いて花子がクリックすると、携帯端末4cの携帯端末識別情報を取得して、この携帯端末4cを使用するユーザは「子供」であるというユーザ属性が決定される。しかし、図4に示すメッセージ−URL対応テーブル31には、このエラーメッセージが通知するエラーは、ユーザでは解決できず、サービスマンが必要である(「大人が解決できるか?」において「×」、かつ「子供が解決できるか?」において「×」)、と規定されているので、解決策表示用URLはない。このような場合、例えば、図8の(d)に示すように、表示画面S1から表示画面S2へと表示画面が切り替わることなく、「パパをよんで、ロボットそうじきくんをたすけてね」という文言をポップアップRに表示させてもよい。これにより、ユーザでは解決できないようなエラーの場合に必要となるサービスマンの手配をする権限のない子供に対して、家族SNSのメンバのうち、サービスマンを手配する権限を有するユーザ属性の所定のユーザ(ここでは、パパ)を紹介する。よって、エラーを解決するために必要な行動が子供には任せられないような場合、子供には解決策を送信せずに、エラーを解決するために必要な行動ができるユーザに当該エラーを解決するように促すことができる。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について、図9〜図12に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
(家族伝言板システム200の概要)
図9は、本発明の実施形態2に係るエージェントサーバ1bを用いて構成される家族伝言板システム200の一例を示す図である。家族伝言板システム200は、携帯端末4ではなくエージェントサーバ1bが情報提供サーバ6(情報提供装置)との通信を行う点で、図2の家族伝言板システム100と異なっている。
エージェントサーバ1bは、エラーメッセージによって通知したエラーの解決策(目的情報)を情報提供サーバ6から取得するための解決策表示用URLを決定すると、その解決策表示用URLに従って情報提供サーバ6から解決策を取得する。取得した解決策は関連情報としてユーザの携帯端末4へ送信される。
(エージェントサーバ1bの構成例)
次に、図10を用いて、エージェントサーバ1bの構成例について説明する。図10は、本発明の実施形態2に係るエージェントサーバ1bの概略構成例を示すブロック図である。エージェントサーバ1bの制御部20は、図1に示すエージェントサーバ1aの構成に加えて、解決策取得部28b(関連情報取得手段)をさらに備えている。
解決策取得部28bは、URL決定部25が決定した解決策表示用URLに従って、情報提供サーバ6から解決策を取得する。解決策取得部28bは、取得した解決策を解決策表示生成部26に出力する。
この構成によれば、URL決定部25が決定した解決策表示用URLに従って、解決策取得部28bが、情報提供サーバ6から解決策を取得する。URL決定部25が決定した解決策表示用URLは、エラーメッセージに関連付けられた解決策を要求するユーザのユーザ属性に応じて決定されているので、ユーザに情報提供サーバ6へのアクセスを要求することなく、ユーザは、ユーザ属性に合った解決策を受け取ることができる。よって、ユーザは、エラーメッセージに対処するために必要な解決策を円滑に過不足なく受け取ることができるので、エラーメッセージに効率的に対処して、エラーを解決することができる。
(エージェントサーバ1bの処理の流れ)
次に、家族伝言板システム200におけるエージェントサーバ1bが行う処理の流れを、図11を用いて説明する。図11は、図10のエージェントサーバ1bの処理の流れを示すフローチャートである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明したステップと同じ処理を行うステップについては、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
図11のS16aにおいて、解決策取得部28bは、S15において決定された解決策表示用URLに従って、情報提供サーバ6から解決策を取得し、解決策表示生成部26は、解決策表示用URLを含む解決策ページを作成する。
この構成によれば、URL決定部25が決定した解決策表示用URLに従って、解決策取得部28bが、情報提供サーバ6から解決策を取得する。URL決定部25が決定したURLは、エラーメッセージに関連付けられた解決策を要求するユーザのユーザ属性に応じて決定されており、かつ、該解決策表示用URLを用いてエージェントサーバ1bが解決策を取得するので、ユーザにウェブサイトへのアクセスを要求することなく、ユーザに対して適切な解決策を送信することができる。よって、ユーザは、エラーメッセージに対処するために必要な解決策を円滑かつ簡便に受け取ることができるので、エラーメッセージに効率的に対処することができる。
(家族伝言板システム200を利用するユーザの携帯端末における表示例)
次に、ユーザ属性に応じた解決策表示用URLを決定して、解決策が表示される表示画面の例について、図12を用いて説明する。図12は、図10のエージェントサーバ1bが書き込むエラーメッセージと、そのエラーメッセージに関連付けられた解決策を、ユーザの属性に応じた解決策として受信したユーザの携帯端末4に表示される解決策の例を示す図である。
図12の(a)は、掃除ロボット51にエラーコードE−600のエラーが生じたことを通知するエラーメッセージM1を家族SNSにおいて受信した、パパの携帯端末4aの表示画面を示している。このエラーメッセージM1に含まれる文字列「ここ」の部分を、携帯端末4aを用いてパパがクリックすると、携帯端末4aの携帯端末識別情報が取得されて、この携帯端末4aを使用するユーザは「大人」であるというユーザ属性が決定される。図4に示すメッセージ−URL対応テーブル31に基づいて、解決策表示用URL(大人に提示)である解決策表示用URL1「http:/hoge/…/RXV1/E-600.html」が決定される。解決策取得部28bは、URL決定部25が決定した解決策表示用URL1に従って、情報提供サーバ6から解決策を取得し、ユーザの携帯端末4aに送信する。図12の(b)は、解決策を受信したユーザの携帯端末4aの表示画面S2の表示例を示している。
図12の(c)は、掃除ロボット51にエラーコードE−600のエラーが生じたことを通知するエラーメッセージM1を家族SNSにおいて受信した、花子の携帯端末4cの表示画面を示している。このエラーメッセージM1に含まれる文字列「ここ」の部分を、携帯端末4cを用いて花子がクリックすると、携帯端末4aの携帯端末識別情報が取得されて、この携帯端末4cを使用するユーザは「子供」であるというユーザ属性が決定される。図4に示すメッセージ−URL対応テーブル31に基づいて、解決策表示用URL(大人に提示)である解決策表示用URL1「http:/hoge/…/RXV1/E-600_child.html」が決定される。解決策取得部28bは、URL決定部25が決定した解決策表示用URL1に従って、情報提供サーバ6から解決策を取得し、ユーザの携帯端末4cに送信する。図12の(d)は、解決策を受信したユーザの携帯端末4cの表示画面S2の表示例を示している。
この構成によれば、エージェントサーバ1bがエラーメッセージに関連付けられた解決策を情報提供サーバ6から取得し、ユーザに送信する。これにより、ユーザが携帯端末4から解決策表示用URLを用いてウェブサイトにアクセスする手間を省略することができる。
〔実施形態3〕
本発明の他の実施形態について、図13〜図15に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
(家族伝言板システム300の概要)
図13は、本発明の実施形態3に係るエージェントサーバ1cを用いて構成される家族伝言板システム300の一例を示す図である。家族伝言板システム300は、エージェントサーバ1cが解決策を格納している点で、図2の家族伝言板システム100と異なっている。
エージェントサーバ1cは、エラーメッセージに関連する解決策を要求するユーザのユーザ属性に対応する解決策を指示する解決策ページを特定する解決策名を決定すると、その解決策名に従って記憶部30から解決策を取得する。取得した解決策(目的情報)は関連情報としてユーザの携帯端末4へ送信される。
(エージェントサーバ1cの構成例)
次に、図14を用いて、エージェントサーバ1cの構成例について説明する。図14は、本発明の実施形態3に係るエージェントサーバ1cの概略構成例を示すブロック図である。
エージェントサーバ1cの制御部20は、図1に示すエージェントサーバ1aのURL決定部25の代わりに解決策決定部25cを備え、さらに、解決策取得部28c(関連情報取得手段)を備えている。
記憶部30は、メッセージ−解決策対応テーブル31c、ユーザ属性テーブル32、および解決策データベース33を格納している。メッセージ−解決策対応テーブル31cは、機種名および型番などの機器属性情報、およびエラーを特定するエラーコードに対応するエラーメッセージの文言を規定するテーブルである。また、メッセージ−解決策対応テーブル31cは、エラーメッセージおよびユーザ属性に関連付けられた、当該エラーを解決する解決策を記した解決策ページを特定する解決策名を規定するテーブルである。メッセージ−解決策対応テーブル31cのデータ構造については、後に詳述する。ユーザ属性テーブル32は、ユーザが使用する携帯端末4の携帯端末識別情報とユーザのユーザ属性との対応関係を規定するテーブルである。解決策データベース33は、解決策名と、各解決策名に対応する解決策をユーザに説明するためのデータとの対応関係を規定する。例えば、解決策名は解決策のデータのファイル名であり、解決策のデータとは、文書ファイルや画像ファイルなどであるが、各解決策名に対応する解決策をユーザに説明するためのデータとの対応関係には特に限定されない。
解決策決定部25cは、記憶部30に格納されているユーザ属性テーブル32を参照して、携帯端末識別情報取得部24が取得した携帯端末識別情報から、この携帯端末4を使用するユーザのユーザ属性を決定する。また、解決策決定部25cは、ユーザによって関連情報が要求されたエラーメッセージに関連付けられた解決策を特定する解決策名を決定する。解決策決定部25cは、決定した解決策名を解決策取得部28cに出力する。
解決策取得部28cは、解決策決定部25cが決定した解決策名に従って、記憶部30に格納されている解決策データベース33から解決策ページを取得する。解決策取得部28bは、取得した解決策ページを解決策表示生成部26に出力する。
この構成によれば、解決策取得部28cは、エラーメッセージとユーザ属性とに関連付けられた解決策を記憶部30から取得する。これにより、ユーザにウェブサイトへのアクセスなどを要求することなく、かつ、情報提供サーバ6との通信を行うこともなく、ユーザのユーザ属性に応じた解決策を取得することができる。よって、情報提供サーバ6などにウェブサイトを設置することなく、ユーザへ解決策を送信することができる。
(メッセージ−解決策対応テーブル31cのデータ構造例)
ここでは、本実施形態に係るメッセージ−解決策対応テーブル31cのデータ構造について、図15を用いて説明する。図15は、家庭内機器5に生じたエラーとユーザ属性とに対応付けられた解決策を規定するメッセージ−解決策対応テーブル31cのデータ構造および具体例を示す図である。
メッセージ−解決策対応テーブル31cは、各エラーメッセージとユーザ属性とに関連付けられた解決策表示用URLではなく、解決策を特定する解決策名を規定している点で、図4のメッセージ−URL対応テーブル31と異なっている。解決策名とは、例えば、解決策を記した文書データのファイル名など、解決策が特定できるものであれば特に限定されない。
〔実施形態4〕
本発明の他の実施形態について、図16〜図22に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
(エージェントサーバ1dの構成例)
次に、図16を用いて、エージェントサーバ1dの構成例について説明する。図16は、本発明の実施形態3に係るエージェントサーバ1dの概略構成例を示すブロック図である。エージェントサーバ1dの制御部20は、メッセージログ取得部29、書き込みタイミング決定部235、および担当者更新部245(ユーザ指定手段)を備えている点で、図1に示すエージェントサーバ1aと異なっている。また、記憶部30のメッセージ−URL対応テーブル31dのデータ構造には、各エラーメッセージに関連付けられたユーザが、担当者(指定ユーザ)として割り当てられている点で、エージェントサーバ1aと異なっている。メッセージ−URL対応テーブル31dのデータ構造については後に詳述する。
メッセージログ取得部29は、家族伝言板サーバ2から家族SNSにメンバによるメッセージの書き込み状況に関するメッセージログを取得する。メッセージログ取得部29は、取得したメッセージログを書き込みタイミング決定部235に出力する。
書き込みタイミング決定部235は、メッセージログを参照して、メッセージ−URL対応テーブル31dに規定されている担当者による家族SNSへの書き込みを検出し、その担当者による書き込みが最後に行われてから所定の時間以内であれば、メッセージ一時保存テーブル34に一時保存されていたエラーメッセージを読み出して、メッセージ書込み部23に出力する。
担当者更新部245は、各エラーメッセージについて、関連情報の要求に使用されたユーザの携帯端末4の携帯端末識別情報を携帯端末識別情報取得部24から取得し、集計する。例えば、最もエラーの解決策を要求した回数の多いユーザ、または前回エラーの解決策を要求したユーザ、などを決定し、関連情報を要求したユーザの履歴に基づいて、各エラーメッセージに関連付けられた担当者を決定する。決定された担当者が、エージェントサーバ1dのメッセージ−URL対応テーブル31dに規定された担当者と異なっている場合、担当者更新部245は、メッセージ−URL対応テーブル31dに規定された担当者を、決定された担当者に変更する。
(メッセージ−解決策対応テーブル31dのデータ構造例)
ここでは、本実施形態に係るメッセージ−URL対応テーブル31dのデータ構造について、図17を用いて説明する。図17は、家庭内機器5に生じたエラーとユーザ属性とに対応付けられた解決策を規定するメッセージ−URL対応テーブル31dのデータ構造および具体例を示す図である。
図17に示すメッセージ−URL対応テーブル31dには、家庭内機器5の機種名などの機器属性情報、および家庭内機器5に生じたエラーを特定するエラーコード、機器属性情報とエラーコードとに対応付けられたエラーメッセージ、および、各エラーメッセージとユーザ属性とに関連付けられた解決策表示用URLが規定されている。
メッセージ−URL対応テーブル31dは、図4に示すメッセージ−URL対応テーブル31に加えて、各エラーメッセージに関連付けられたユーザが担当者として割り当てられている。例えば、図17に示すように、掃除ロボット51「RX−V1」のエラーコードE−300に関連付けられたエラーメッセージは「フィルターが詰まっちゃった!ママ、たすけてよ〜(ここを参考にしてね)(エラーコード:E−300)」に担当者として関連付けられたユーザは「母」である。この担当者に対応する呼びかけとして、エラーメッセージ中にママが挿入されたメッセージとなっている。すなわち、担当者が更新された場合、この呼びかけ「ママ」V1の箇所には、「パパ」「花子ちゃん」などが置換されて挿入され得る。
空調装置52「AY−123」のエラーコードE−600に関連付けられたエラーメッセージM4「フィルターが詰まっちゃった!パパ、助けてよ〜(ここを参考にしてね)(エラーコード:E−600)」に担当者として関連付けられたユーザは「父」T1である。この担当者に対応する呼びかけとして、エラーメッセージ中にパパが挿入されたメッセージとなっている。なお、図17では、例えば、メッセージ−URL対応テーブル31dでは、さらに、エラーメッセージと関連付けられた解決後のメッセージM6「詰まりがなおってスッキリしたよ!パパ、なおしてくれてありがとう」が規定されている例を示している。このメッセージM6の効果については、後に説明する。
(エージェントサーバ1dの処理の流れ)
次に、図2に示す家族伝言板システム100に、図16に示すエージェントサーバ1dを適用したときに、エージェントサーバ1dが行う処理の流れを、図18を用いて説明する。図18は、図16のエージェントサーバ1dの処理の流れを示すフローチャートである。
図18のステップS11において、エージェントサーバ1aは、ホームサーバ3が取得した家庭内機器5に生じたエラーを特定するエラーコードを、エラーが発生した家庭内機器5の機器属性情報とともに取得する。
S12において、エラーメッセージ決定部22は、取得したエラーコードに対応するエラーメッセージを、メッセージ−URL対応テーブル31の規定する対応関係に基づいて決定する。
S21において、決定されたエラーメッセージは、家族SNSに入力されるまでの間、メッセージ一時保存テーブル34に一時保存される。
S22において、メッセージログ取得部29は、家族伝言板サーバ2からメッセージログを取得する。
S23において、書き込みタイミング決定部235は、メッセージログを参照して、担当者による家族SNSへの書き込みを検出し、その担当者による書き込みが行われているか否かを判定する。
担当者による家族SNSへの書き込みが最後に行われてから所定の時間以内であれば(S23において、YES)、書き込みタイミング決定部235は、エラーメッセージをメッセージ一時保存テーブル34から取り出し、メッセージ書込み部23に出力する。担当者による家族SNSへの書き込みが最後に行われてから所定の時間以上が経過していれば(S23において、NO)、書き込みタイミング決定部235は、所定の担当者による家族SNSへの書き込みが次に行われるまで、エラーメッセージをメッセージ一時保存テーブル34から取り出さない。なお、所定の時間は任意であって、あらかじめエージェントサーバ1dで決められていてもよい。あるいは、家族SNSに参加するユーザが設定できるようにしてもよい。さらに、ユーザの中で、管理権限を持つユーザのみ,所定の時間を設定できるようにしてもよい。
S13(第1通知書込みステップ)において、メッセージ書込み部23は、所定の担当者による家族SNSへの書き込みが行われた時間から所定の時間以内に、家族伝言板サーバ2にエラーメッセージを投稿し、当該エラーメッセージは、家族SNSに入力される。
S14において、家族SNSに入力されたエラーメッセージが、携帯端末4を使用するユーザによって選択された場合、携帯端末識別情報取得部24は、選択に用いられた携帯端末4の携帯端末識別情報を取得する。
S15(関連情報決定ステップ)において、URL決定部25は、携帯端末識別情報を用いてユーザの属性を決定し、ユーザが選択したエラーメッセージ、およびユーザの属性に関連付けられた解決策表示用URLを関連情報として決定する。この解決策表示用URLは、例えば、図1、図2に示す情報提供サーバ6にアクセスするための解決策表示用URLである。
S16において、解決策表示生成部26は、解決策表示用URLを含む解決策ページを作成する。
S17(関連情報送信ステップ)において、解決策配信部27は、解決策表示用URLを含む解決策ページを家族伝言板サーバ2に送信する。
S18において、担当者更新部245は、S14において取得された携帯端末識別情報を取得し、どのユーザがエラーに対応したかについて集計する。担当者更新部245は、例えば、最もエラーの解決策を要求した回数の多いユーザ、または前回エラーを解決したユーザ、などを決定し、関連情報を要求したユーザの履歴に基づいて、メッセージ−URL対応テーブル31に規定されている担当者を更新する。
この構成によれば、担当者に関連付けられたエラーメッセージは、担当者が家族SNSに書き込んでから所定の時間以内に書き込まれる。これにより、担当者に通知すべきエラーメッセージを、効果的なタイミングで当該担当者に通知することができる。よって、高い確率で担当者がエラーメッセージに対応するようにさせることができる。
また、エラーの解決策を要求したユーザの履歴に基づいて、エラーメッセージに関連付けられる担当者を決定することにより、過去にエラーメッセージに対応したことがあり、エラーを正しく解決することが可能なユーザを担当者とすることができる。各エラーメッセージに対して対応経験のあるユーザを担当者として関連付けることで、エラーメッセージをより効果的に活用することができる。
(エージェントサーバ1dを適用した家族伝言板システム100を利用するユーザの携帯端末における表示例)
次に、エラーメッセージに関連付けられた担当者に呼びかけるエラーメッセージが、家族SNSに書き込まれる場合の、図16のエージェントサーバ1dが書き込むエラーメッセージM4が家族SNSに書き込まれるタイミングについて、図19を用いて説明する。図19は、図16のエージェントサーバ1dがエラーメッセージに関連付けられた担当者に向けて家族SNSに書き込んだエラーメッセージを表示する、携帯端末4の画面表示例を示す図である。
図19の(a)に示す例では、12時56分に空調装置52にエラーコードE−600のエラーが発生したとき、その時の家族SNSの書込みは、12時55分にママが書込み、その後に花子が12時57分に書き込んでいる。空調装置52のエラーコードE−600のエラーを通知するエラーメッセージM4には、図17に示すように、「父」T1が関連付けられているので、図19の(a)に示すように、12時55分に家族SNSに「ママ」の書込みがあっても、エラーメッセージM4は書き込まれない。
図19の(b)に示すように、例えば、13時15分に「父」T1による「今、帰ったよ 私も手伝おうか」と書込みが行われると、これをエージェントサーバ1dが検出し、空調装置52のエラーコードE−600のエラーを通知するエラーメッセージM4を家族SNSに書き込む。このようにすれば、空調装置52に生じたエラーを担当者「父」T1に効果的に通知することができる。
(担当者を複数設定した変形例)
なお、担当者は1人に限定されず、複数設定されていてもよい。複数の担当者が関連付けられたエラーメッセージが、家族SNSに書き込まれる場合について、図20を用いて説明する。図20の(a)は、担当者が複数設けられているエラーメッセージを家族SNSに書き込むエージェントサーバ1dが備えるメッセージ−URL対応テーブル31dのデータ構造の要部を抜粋して示す図であり、(b)および(c)は、そのエラーメッセージを表示する携帯端末4bの画面表示例を示す図である。なお、図19の(a)に示すように、空調装置52には12時56分にE−600のエラーが生じた場合を考える。
図20の(a)に示すメッセージ−URL対応テーブル31dでは、空調装置52「AY−123」のエラーコードE−600に対応するエラーメッセージに関連付けられた担当者として、第1担当者「父」T1の他に第2担当者「母」T2が規定されている。したがって、「フィルターが詰まっちゃった!パパ、助けてよ〜(ここを参考にしてね)(エラーコード:E−600)」に加えて、「母」T2を担当者とする「フィルターが詰まっちゃった!ママ、助けてよ〜(ここを参考にしてね)(エラーコード:E−600)」M5が規定されている。
図20の(b)のように、家族SNSの書き込みに第1担当者による書き込みが検出されない場合であっても、図20の(c)のように、第2担当者による書き込みが検出されれば、エージェントサーバ1dは、エラーメッセージM5を家族SNSに入力する。例えば、第1担当者「父」T1が出張中など、長期間家族SNSに書き込みを行わないような場合には、エラーメッセージを家族SNSに書き込むタイミングが、エラー発生の時間から大幅に遅れてしまう可能性がある。そこで、第2担当者に向けたエラーメッセージを利用することで、エラー発生の時間からあまり経過していないタイミングで、エラーメッセージを書き込むことができる。これにより、発生したエラーが長時間放置されることを防ぐことができる。
なお、ここでは、第1担当者と第2担当者とのいずれかによって家族SNSに書き込まれたことを検出して、その書き込んだ第2担当者「母」T2に関連付けられたエラーメッセージM5が用いられた例を示した。すなわち、図20の場合、12時56分にエラーが発生してから2分後の12時58分に書き込まれた第2担当者「母」T2による書込みを検出して、関連付けられたエラーメッセージM5を書き込んでいる。しかし、第1担当者と第2担当者との間に優先順位を設けて、その優先順位に応じて、エラーメッセージを書き込むタイミングを変えてもよい。例えば、12時56分にエラーが発生してから1時間経過するまでは第2担当者「母」T2による書込みを検出しても、エラーメッセージM5を書き込まず、1時間以上が経過しても第1担当者による書込みが行われない場合に、エラーメッセージM5を書き込むようにしてもよい。
(解決後のメッセージを入力する変形例)
ここでは、図17に示したような、解決後のメッセージM6を家族SNSに書き込む例について、図21を用いて説明する。図21は、解決後のメッセージを表示する携帯端末4の画面表示例を示す図である。
図21の(a)には、家族SNSに空調装置52のエラーを通知するエラーメッセージM4が書き込まれ、このエラーメッセージに「父」が対応することが示されている。ここで示す例では、「エアコンちゃん」のエラーメッセージに返答するように、「パパ」は「おっけ〜 今から助けてあげるよ」と書き込んでいる。このように書き込むことで、家族SNSを閲覧するメンバの誰かが、このエラーメッセージに対応しようとすることを抑制することができる。つまり、このエラーの解決には「父」が着手したことを、家族SNSのメンバに知らせるという効果がある。
図21の(b)には、解決後のメッセージM6を表示するエラーメッセージの解決が担当者である「父」によって完結したことを、家族SNSの他のメンバに知らせることができる。また、エラーを解決した担当者に対して、エラーが正しく解決されたことを知らせることができる。
なお、エージェントサーバ1dは、家族伝言板サーバ2に解決後のメッセージM6を入力したときに、対応するエラーメッセージM4を家族SNSから削除することが望ましい。すなわち、エージェントサーバ1dは、エラーメッセージが通知した家庭内機器5のエラーが解決された場合、解決されたエラーを通知したエラーメッセージを削除する。これにより、すでに解決済みのエラーメッセージにユーザが対応してしまうという無駄が生じることが防止できる。なお、エラーメッセージが家族SNSに書き込まれる回数については、特に制限されない。解決されていないエラーメッセージは、繰り返し家族SNSに書き込むようにしてもよい。これにより、ユーザがエラーメッセージを目にする機会が増して、早期のエラー解決を促すことができる。
次に、エラーを解決したユーザに対して、エラーメッセージに、解決した履歴に基づいた文言を、挿入する例について図22を用いて説明する。図22は、エラーメッセージを表示する携帯端末4の画面表示例を示す図である。図22に示すように、エラーメッセージM4aには、担当者「父」T1を示す「パパ」の前に「前にも助けてくれた」など、エラーメッセージに対応した履歴に応じた文言が挿入されている。このように、挿入される文言は担当者がエラーを解決した頻度などの履歴に応じた文言をメッセージ−URL対応テーブル31dに規定された文言の中から、担当者更新部245が集計した集計結果に基づいて適宜選択すればよい。例えば、担当者が「父」から「母」に更新される過程において、「フィルターが詰まっちゃった!パパ、助けてよ〜」から、「フィルターが詰まっちゃった!ママ、助けてよ〜」にエラーメッセージが変更された場合に、「よく助けてくれる(ママ)」などの文言を挿入してもよい。例えば、メッセージ−URL対応テーブル31dに、今までにエラーに対応した回数の多いユーザに提示するエラーメッセージとして「よく助けてくれる」などの文字列が挿入されたエラーメッセージを規定しておき、担当者更新部245が、各ユーザがエラーメッセージの関連情報を要求した回数(「今までにエラーに対応した回数」とみなす)を集計し、エラーメッセージ決定部22が、今までに累計n回以上関連情報を要求したユーザに対しては、「よく助けてくれる」などの文字列が挿入されたエラーメッセージをメッセージ−URL対応テーブル31dの規定する対応関係に基づいて決定するようにしてもよい。または、担当者更新部245が関連情報を要求した回数を各ユーザについて集計しておき、その回数が最も多いユーザに対して、エラーメッセージ決定部22が、「よく助けてくれる」などの文字列が挿入されたエラーメッセージをメッセージ−URL対応テーブル31dの規定する対応関係に基づいて決定してもよい。
なお、担当者更新部245が集計する各ユーザの対応回数としては、すべてのエラーメッセージを対象として各ユーザが対応した回数でもよいし、エラーメッセージを通知する対象である機器毎の各ユーザが対応した回数、または、エラーメッセージを通知する対象である機器毎かつエラーコード毎の各ユーザが対応した回数でもよい。また、今までにエラーに対応した回数が多いことを判断するための累計の閾値はあらかじめメッセージ−URL対応テーブル31dにおいて規定されていてもよいし、家族SNSに参加するユーザが所望の閾値を設定できるようにしてもよい。または、家族SNSに参加するユーザのうち、メッセージ−URL対応テーブル31dの管理権限を持つユーザのみが、閾値を設定できるようにしてもよい。
このような文言をエラーメッセージに挿入することで、エラーの解決がどのユーザによって行われているかを、家族SNSの他のメンバに知らせることができる。
〔実施形態5〕
エージェントサーバ1a〜1dの制御ブロック(特に、エラーメッセージ決定部22、メッセージ書込み部23、URL決定部25、解決策決定部25c、解決策配信部27、解決策取得部28b、解決策取得部28c、書き込みタイミング決定部235、および担当者更新部245)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、エージェントサーバ1は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムおよび各種データがコンピュータ(またはCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)または記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などを備えている。そして、コンピュータ(またはCPU)が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る情報通知装置(エージェントサーバ1a〜1d)は、メンバが書き込んだメッセージを時系列に沿って表示するコミュニケーションサービスを利用して情報を送信する情報通知装置であって、上記メンバに対する第1通知を上記コミュニケーションサービスに入力する第1通知書き込み手段(メッセージ書込み部23)と、上記第1通知に関連付けられた関連情報の送信が上記メンバに含まれるユーザによって要求された場合、上記ユーザのユーザ属性に応じて、上記ユーザの携帯端末4に送信する上記関連情報を決定する関連情報決定手段(URL決定部25)とを備えている。
上記の構成によれば、関連情報決定手段は、第1通知に関連付けられた関連情報の送信を要求するユーザに対して、該ユーザのユーザ属性に応じた関連情報を決定する。これにより、第1通知に関連付けられた関連情報はユーザ個々のユーザ属性に応じた情報として、各ユーザに提供される。よって、ユーザに送信される関連情報がユーザ属性を考慮したものとなるため、ユーザは関連情報を正しく理解して、その指示に従って安全に実行することができる。
本発明の態様2に係る情報通知装置は、上記態様1において、上記関連情報決定手段は、上記第1通知に関連付けられ、上記携帯端末からアクセス可能な外部の情報提供装置(情報提供サーバ6)から目的情報を取得するための情報を上記関連情報として決定するものであってもよい。
上記の構成によれば、関連情報決定手段は、ユーザの携帯端末からアクセス可能な外部の情報提供装置から目的情報を取得するための情報を、関連情報として決定する。これにより、ユーザは携帯端末から、受け取った目的情報を取得するための情報に従って、外部の情報提供装置から目的情報を取得することができる。情報提供装置から目的情報を取得するための情報がユーザ属性に応じて決定されているので、取得される目的情報もユーザ属性に応じたものとなる。よって、ユーザに送信される関連情報がユーザ属性を考慮したものとなるため、ユーザは関連情報を正しく理解して、その指示に従って安全に実行することができる。なお、情報提供装置から目的情報を取得するための情報としては、例えば、情報提供装置へのアクセスに用いられるURLなどが挙げられる。これにより、ユーザは、受け取ったURLに従って情報提供装置にアクセスして、情報提供装置から目的情報を取得することができる。
本発明の態様3に係る情報通知装置は、上記態様1において、上記関連情報決定手段は、上記第1通知に関連付けられた目的情報を取得するための情報を決定するものであり、上記関連情報決定手段が決定した上記目的情報を取得するための情報に従って外部の情報提供装置から上記関連情報を取得する関連情報取得手段(解決策取得部28b)をさらに備える構成であってもよい。
上記の構成によれば、関連情報決定手段が決定した目的情報を取得するための情報に従って、関連情報取得手段が情報提供装置から目的情報を関連情報として取得する。関連情報決定手段が決定した目的情報を取得するための情報は、第1通知に関連付けられた関連情報の送信を要求したユーザのユーザ属性に応じて決定されるので、関連情報取得手段が情報提供装置から取得する関連情報は、ユーザ属性に対応しているものである。これにより、ユーザは、目的情報を取得するために外部の情報提供装置などとの通信を行うことなく、関連情報を円滑に過不足なく受け取り、利用することができる。
本発明の態様4に係る情報通知装置は、上記態様1において、上記第1通知と上記ユーザ属性とに関連付けられた上記関連情報を記憶する記憶部(解決策データベース33)と、上記関連情報決定手段が決定した上記関連情報を上記記憶部から取得する関連情報取得手段(解決策取得部28c)と、を備える構成であってもよい。
上記の構成によれば、関連情報取得手段は、第1通知とユーザ属性とに関連付けられた関連情報を記憶部から取得する。これにより、外部の情報提供機器などとの通信を行うことなく、ユーザ属性に応じた関連情報をユーザへ送信することができる。よって、外部の情報提供装置やウェブサイトを設置することなく、ユーザへの関連情報の送信が可能である。
本発明の態様5に係る情報通知装置は、上記態様1〜4のいずれか1つにおいて、上記ユーザ属性は、上記ユーザの年齢および性別の少なくともいずれか一方であってよい。
関連情報の内容がユーザに正しく理解されるか否か、およびユーザによって実行され得るか否かは、一般に、ユーザの理解力や身体的能力を考慮することが有効であることが多い。上記の構成によれば、ユーザ属性として、年齢および性別の少なくともいずれか一方を用いることにより、簡易な構成および処理によって、ユーザ毎に適切な関連情報を提供できる。
本発明の態様6に係る情報通知装置は、メンバが書き込んだメッセージを時系列に沿って表示するコミュニケーションサービスを介して情報を通知する情報通知装置であって、上記メンバに対する第1通知を上記コミュニケーションサービスに入力する第1通知書き込み手段と、上記第1通知に関連付けられた関連情報の送信が上記メンバに含まれるユーザによって要求された場合、上記ユーザの携帯端末に送信する上記関連情報を送信する関連情報送信手段と、を備え、上記第1通知書き込み手段は、上記メンバの中から指定された指定ユーザに関連付けられた上記第1通知を、当該指定ユーザによる上記コミュニケーションサービスへ書込みが行われてから所定の時間以内に書き込む。
指定ユーザが携帯端末を使用してコミュニケーションサービスに書き込んでから所定の時間以内であれば、該指定ユーザがコミュニケーションサービスをまだ使用している可能性が高い。この構成によれば、担当者に関連付けられた第1通知は、指定ユーザがコミュニケーションサービスに書き込んでから所定の時間以内に書き込まれる。これにより、第1通知が指定ユーザによって読まれる確率の高い、効果的なタイミングで当該指定ユーザに第1通知を通知することができる。よって、指定ユーザが第1通知を確実に確認し、対応できるようにすることができる。
本発明の態様7に係る情報通知装置は、上記態様6において、上記関連情報を要求した上記ユーザの履歴に基づいて、上記指定ユーザを決定するユーザ指定手段(担当者更新部245)をさらに備える構成であってよい。
この構成によれば、ユーザ指定手段は、関連情報を要求したユーザの履歴に基づいて、指定ユーザを決定する。例えば、関連情報の内容が難解であるような場合には、初めて対応するユーザよりも過去に関連情報を要求したユーザを指定ユーザとすることが望ましい。過去に第1通知の関連情報を要求したユーザを指定ユーザとすることで、第1通知に対応し得る指定ユーザを決定することができる。
本発明の態様8に係る情報通知装置は、上記態様1〜7のいずれか1つにおいて、外部機器(家庭内機器5)を特定する機器属性情報および該外部機器に生じたエラーを特定するエラー情報を取得する機器情報取得部(エラー情報取得部21)をさらに備え、上記第1通知は、上記機器属性情報によって特定される外部機器に、上記エラー情報によって特定されるエラーが生じたことの通知であり、上記関連情報は、上記エラーの解決策を示す情報、または、上記エラーの解決策を取得するための情報であってよい。
この構成によれば、外部機器に生じたエラー情報を第1通知としてコミュニケーションサービスのメンバに通知し、該第1通知には外部機器に生じたエラーの解決策が関連情報として関連付けられている。これにより、メンバに含まれる各ユーザに外部機器に生じたエラー情報を通知するとともに、外部機器に生じたエラーの解決策も提供することができる。よって、第1通知を受け取ったユーザは、通知されたエラー情報の関連情報としてエラーの解決策を受け取ることができるので、円滑にエラーを解決することができる。
本発明の態様9に係る情報通知装置の制御方法は、メンバが書き込んだメッセージを時系列に沿って表示するコミュニケーションサービスを利用して情報を送信する情報通知装置の制御方法であって、上記メンバに対する第1通知を上記コミュニケーションサービスに入力する第1通知書き込みステップと、上記第1通知に関連付けられた関連情報の送信が上記メンバに含まれるユーザによって要求された場合、上記ユーザのユーザ属性に応じて、上記ユーザの携帯端末に送信する上記関連情報を決定する関連情報決定ステップと、を含んでいる。
この方法によれば、態様1に係る情報通知装置の効果と同様の効果を奏する。
本発明の態様10に係る情報通知装置の制御方法は、メンバが書き込んだメッセージを時系列に沿って表示するコミュニケーションサービスを介して情報を通知する情報通知装置の制御方法であって、上記メンバに対する第1通知を上記コミュニケーションサービスに入力する第1通知書き込みステップと、上記第1通知に関連付けられた関連情報の送信が上記メンバに含まれるユーザによって要求された場合、上記ユーザの携帯端末へ上記関連情報を送信する関連情報送信ステップと、を含み、上記第1通知書き込みステップは、メンバの中から指定された指定ユーザに関連付けられた上記第1通知を、当該指定ユーザによる上記コミュニケーションサービスへの書き込みが行われてから所定の時間以内に書き込む。
この方法によれば、態様6に係る情報通知装置の効果と同様の効果を奏する。
本発明の各態様に係る情報通知装置(エージェントサーバ1a〜1d)は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記情報通知装置が備える各手段として動作させることにより上記情報通知装置をコンピュータにて実現させる情報通知装置の制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
本発明は、家庭内機器の状態に関する情報をユーザに通知する技術に利用することができる。
1a〜1d エージェントサーバ(情報通知装置)
4 携帯端末
5 家庭内機器(外部機器)
6 情報提供サーバ(情報提供装置)
21 エラー情報取得部(機器情報取得部)
22 エラーメッセージ決定部
25 URL決定部(関連情報決定手段)
27 解決策配信部(関連情報送信手段)
28b、28c 解決策取得部(関連情報取得手段)
33 解決策データベース(記憶部)
235 書き込みタイミング決定部(第1通知書き込み手段)
245 担当者更新部(ユーザ指定手段)
S13 第1通知書込みステップ
S15 関連情報決定ステップ
S17 関連情報送信ステップ

Claims (11)

  1. コミュニケーションサービスサーバが提供する、メンバが書き込んだメッセージを時系列に沿って表示するコミュニケーションサービスを利用して、上記コミュニケーションサービスの画面を表示可能な上記メンバの携帯端末へ情報を送信する情報通知装置であって、
    外部機器を特定する属性情報および当該外部機器における状況を特定する状況情報を、当該外部機器と上記情報通知装置との間の情報の送受信を制御する通信制御サーバを介して取得する機器情報取得部と、
    上記属性情報によって特定される上記外部機器が、上記状況情報によって特定される状況となったことの通知である、上記メンバに対する第1通知を上記コミュニケーションサービスサーバに送信し、当該第1通知を上記コミュニケーションサービスに書き込ませる第1通知書き込み手段と、
    上記携帯端末に表示された上記第1通知に対して、上記メンバに含まれるユーザが所定の操作を行ったことを示す情報を当該ユーザの上記携帯端末から取得した場合、当該ユーザのユーザ属性に応じて、上記状況となったことに対して上記メンバがとり得る対応を示す情報、または、上記対応を示す情報を取得するための情報である、上記第1通知に関連付けられた関連情報の中から、上記ユーザの上記携帯端末に送信する上記関連情報を決定する関連情報決定手段と、
    上記ユーザが上記状況に対応したとき、上記ユーザが上記状況に対応したことを示す通知を上記コミュニケーションサービスサーバに送信することで、当該通知を上記コミュニケーションサービスに書き込ませる手段と、
    を備えることを特徴とする情報通知装置。
  2. 上記関連情報決定手段は、上記第1通知に関連付けられ、上記携帯端末からアクセス可能な、上記コミュニケーションサービスサーバ、上記外部機器、および上記通信制御サーバとは異なる情報提供装置から、上記状況となったことに対して上記メンバがとり得る対応を示す情報である目的情報を取得するための情報を上記関連情報として決定することを特徴とする請求項1に記載の情報通知装置。
  3. 上記関連情報決定手段は、上記第1通知に関連付けられた、上記状況となったことに対して上記メンバがとり得る対応を示す情報である目的情報を、上記コミュニケーションサービスサーバ、上記携帯端末、上記外部機器、および上記通信制御サーバとは異なる情報提供装置から取得するための情報を決定するものであり、
    上記関連情報決定手段が決定した上記目的情報を上記情報提供装置から取得するための情報に従って、上記情報提供装置から上記目的情報を上記関連情報として取得する関連情報取得手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の情報通知装置。
  4. 上記第1通知と上記ユーザ属性とに関連付けられた上記関連情報を記憶する記憶部と、
    上記関連情報決定手段が決定した上記関連情報を上記記憶部から取得する関連情報取得手段と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の情報通知装置。
  5. 上記ユーザ属性は、上記ユーザの年齢および性別の少なくともいずれか一方であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の情報通知装置。
  6. コミュニケーションサービスサーバが提供する、メンバが書き込んだメッセージを時系列に沿って表示するコミュニケーションサービスを介して、上記コミュニケーションサービスの画面を表示可能な上記メンバの携帯端末へ情報を通知する情報通知装置であって、
    外部機器を特定する属性情報および当該外部機器における状況を特定する状況情報を、当該外部機器と上記情報通知装置との間の情報の送受信を制御する通信制御サーバを介して取得する機器情報取得部と、
    上記属性情報によって特定される上記外部機器が、上記状況情報によって特定される状況となったことの通知である、上記メンバに対する第1通知を上記コミュニケーションサービスサーバに送信し、当該第1通知を上記コミュニケーションサービスに書き込ませる第1通知書き込み手段と、
    上記携帯端末に表示された上記第1通知に対して、上記メンバに含まれるユーザが所定の操作を行ったことを示す情報を当該ユーザの上記携帯端末から取得した場合、当該ユーザの携帯端末へ、上記状況となったことに対して上記メンバがとり得る対応を示す情報、または、上記対応を示す情報を取得するための情報である、上記第1通知に関連付けられた関連情報を送信する関連情報送信手段と、を備え、
    上記第1通知書き込み手段は、上記メンバの中から指定された指定ユーザに関連付けられた上記第1通知を、当該指定ユーザによる上記コミュニケーションサービスへ書込みが行われてから所定の時間以内に書き込み、
    上記指定ユーザが上記状況に対応したとき、上記指定ユーザが上記状況に対応したことを示す通知を上記コミュニケーションサービスサーバに送信することで、当該通知を上記コミュニケーションサービスに書き込ませる手段をさらに備えることを特徴とする情報通知装置。
  7. 上記関連情報を要求した上記ユーザの履歴に基づいて、上記指定ユーザを決定するユーザ指定手段をさらに備えることを特徴とする請求項6に記載の情報通知装置。
  8. 上記機器情報取得部は、外部機器を特定する属性情報および該外部機器に生じたエラーを特定するエラー情報を、上記通信制御サーバを介して取得
    上記第1通知は、上記属性情報によって特定される外部機器に、上記エラー情報によって特定されるエラーが生じたことの通知であり、
    上記関連情報は、上記エラーの解決策を示す情報、または、上記エラーの解決策を取得するための情報であることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の情報通知装置。
  9. コミュニケーションサービスサーバが提供する、メンバが書き込んだメッセージを時系列に沿って表示するコミュニケーションサービスを利用して、上記コミュニケーションサービスの画面を表示可能な上記メンバの携帯端末へ情報を送信する情報通知装置の制御方法であって、
    外部機器を特定する属性情報および当該外部機器における状況を特定する状況情報を、当該外部機器と上記情報通知装置との間の情報の送受信を制御する通信制御サーバを介して取得するステップと、
    上記属性情報によって特定される上記外部機器が、上記状況情報によって特定される状況となったことの通知である、上記メンバに対する第1通知を上記コミュニケーションサービスサーバに送信し、当該第1通知を上記コミュニケーションサービスに書き込ませる第1通知書き込みステップと、
    上記携帯端末に表示された上記第1通知に対して、上記メンバに含まれるユーザが所定の操作を行ったことを示す情報を当該ユーザの上記携帯端末から取得した場合、当該ユーザのユーザ属性に応じて、上記状況となったことに対して上記メンバがとり得る対応を示す情報、または、上記対応を示す情報を取得するための情報である、上記第1通知に関連付けられた関連情報の中から、上記ユーザの上記携帯端末に送信する上記関連情報を決定する関連情報決定ステップと、
    上記ユーザが上記状況に対応したとき、上記ユーザが上記状況に対応したことを示す通知を上記コミュニケーションサービスサーバに送信することで、当該通知を上記コミュニケーションサービスに書き込ませるステップと、を含むことを特徴とする情報通知装置の制御方法。
  10. コミュニケーションサービスサーバが提供する、メンバが書き込んだメッセージを時系列に沿って表示するコミュニケーションサービスを介して、上記コミュニケーションサービスの画面を表示可能な上記メンバの携帯端末へ情報を通知する情報通知装置の制御方法であって、
    外部機器を特定する属性情報および当該外部機器における状況を特定する状況情報を、当該外部機器と上記情報通知装置との間の情報の送受信を制御する通信制御サーバを介して取得するステップと、
    上記属性情報によって特定される上記外部機器が、上記状況情報によって特定される状況となったことの通知である、上記メンバに対する第1通知を上記コミュニケーションサービスサーバに送信し、当該第1通知を上記コミュニケーションサービスに書き込ませる第1通知書き込みステップと、
    上記携帯端末に表示された上記第1通知に対して、上記メンバに含まれるユーザが所定の操作を行ったことを示す情報を当該ユーザの上記携帯端末から取得した場合、当該ユーザの携帯端末へ、上記状況となったことに対して上記メンバがとり得る対応を示す情報、または、上記対応を示す情報を取得するための情報である、上記第1通知に関連付けられた関連情報を送信する関連情報送信ステップと、を含み、
    上記第1通知書き込みステップでは、上記メンバの中から指定された指定ユーザに関連付けられた上記第1通知を、当該指定ユーザによる上記コミュニケーションサービスへの書き込みが行われてから所定の時間以内に書き込み、
    上記指定ユーザが上記状況に対応したとき、上記指定ユーザが上記状況に対応したことを示す通知を上記コミュニケーションサービスサーバに送信することで、当該通知を上記コミュニケーションサービスに書き込ませるステップをさらに含むことを特徴とする情報通知装置の制御方法。
  11. コミュニケーションサービスサーバが提供する、メンバが書き込んだメッセージを時系列に沿って表示するコミュニケーションサービスの画面を表示可能な携帯端末であって、
    外部機器が所定の状況となったことの通知である第1通知が書き込まれた上記コミュニケーションサービスの上記画面を表示する手段と、
    自端末に表示された上記第1通知に対して、ユーザが所定の操作を行った場合、自端末を識別する情報を情報通知装置に送信し、上記情報通知装置に、自端末を識別する情報に基づいて特定される上記ユーザのユーザ属性に応じて、上記状況となったことに対して上記メンバが取り得る対応を示す情報、または、上記対応を示す情報を取得するための情報である、上記第1通知に関連付けられた関連情報の中から、上記情報通知装置が自端末に送信する上記関連情報を決定させる手段と、を備えることを特徴とする携帯端末。
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