JP5923866B2 - 木管楽器及び整流部材 - Google Patents

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Description

本発明は、木管楽器及び整流部材に係り、更に詳しくは、音孔から発生する雑音を軽減することができる木管楽器及び整流部材に関する。
従来より、クラリネット等の木管楽器が広く利用されており(特許文献1参照)、クラリネットにあっては、上管と下管とからなる本体管の前記下管にベルが連結されている。本体管には、その軸線方向に沿って音孔が所定間隔を隔てて穿設されており、当該音孔を開閉することで、管の有効長さを変化させて特定の音程で演奏できる構成となっている。各音孔は、指先により鍵等を操作することによりタンポ付きのキー等を介して開閉される。ここで、公知のクラリネットとして、低音(LowE)の音程を補正するため、ベル部に音程補正専用の音孔を有するものが知られている。
特開平1−158491号公報
ところが、前述のように音程補正するクラリネットにあっては、本体管の音孔とは別に、ベル部に音孔を設けるので、部品点数が多くなり、下管とベル部に跨るキーの調整が複雑になる、という問題がある。また、部品点数が増加する上、部品同士の隙間等を調整する作業負担も大きくなり、製造コストが高くなるという問題もある。しかも、ユーザーがベル部と下管とを組み立てるときに、それらに跨るキーをぶつけて曲げる等、キーが損傷する可能性が高くなる、という問題も生じる。そこで、前述の各問題を改善すべく、音程補正専用の音孔を下管に設けることが考えられるが、この場合、等価な音程補正効果を得るためには、ベル部に設けた音孔に比べて小さい孔径の音孔にしなければならず、演奏時に音孔から風切り音(ヒスノイズのような音)となる雑音が発生する、という問題がある。ここで、音程補正専用の音孔を下管に設けつつ、雑音の発生を抑制する技術としては、以下に述べる従来技術1〜3が挙げられる。
[従来技術1]
音程補正専用の音孔の孔径を、演奏に利用される他の音孔の孔径より大きく形成する。
[従来技術2]
音程補正専用の音孔と、これを開閉する開放位置のタンポ付きキーとの間隔、すなわち、音程補正専用の音孔でのタンポ開きをなるべく大きく設定する。
[従来技術3]
下管の径方向に対し、音程補正専用の音孔の軸線方向を傾けて形成し、当該音孔から流れ出る空気が開放位置のタンポ付きキーに当たらないようにする。
しかしながら、従来技術1では、雑音をより良く軽減すべく音程補正専用の音孔の孔径をより大きくすると、タンポ皿が大きくなる分、当該タンポ皿とカギ管とを連結するウデの距離が短くなる。これにより、タンポ付きキーのストロークが不十分になり、演奏が困難になる、という不都合を招来する。ここで、ストロークを十分に確保するために、タンポ開きを大きくすることも考えられるが、この場合、運指の移動量が大きくなり、当該移動量を小さくしようとテコ比率を変えるとバネが重くなる等、結果として、演奏がより困難になる。なお、従来技術2にあっても、タンポ開きが大きくなるので、前述と同様に演奏することが困難になる。
また、従来技術3では、音程補正専用の音孔以外の音孔は本体管の径方向に孔空け加工されるので、音程補正専用の音孔だけを加工する機械を別に用意する必要がある。つまり、音程補正専用の音孔のための加工軸が増えることとなり、これに対応する高機能な工作機械の設備的な負担が大きくなる。
[発明の目的]
本発明の目的は、音孔の孔径を小さい寸法に設定しつつ、雑音の発生を軽減することができる木管楽器及び整流部材を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、木管楽器の部品点数や製造コストの削減を図ることができ、演奏が困難になることを防止することができる木管楽器及び整流部材を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明に係る木管楽器は、管体に形成された音孔の内部に、該音孔での空気の流入出可能に整流部材を設け
記整流部材は、
帯状の部材を少なくとも一箇所折り曲げて形成されているもの
帯状の部材を複数枚組合せて形成されているもの、または
帯状の部材を螺旋形状に形成されているものである。
本発明において、前記管体は上管及び下管を含み、当該下管に前記整流部材を設けた音孔が形成されることが好ましい。
また、前記整流部材を設けた音孔は、音程補正専用に利用される音孔であるとよい。
更に、前記整流部材は、フィルム部材を複数箇所で折り曲げることにより形成される、という構成を採用してもよい。
また、前記音孔の内周面に段差を設け、当該段差の形成面に前記整流部材を係合可能に設ける、という構成を採ることができる。
更に、本発明の整流部材は、木管楽器の管体に形成された音孔の内部に挿入可能に設けられる整流部材であって、
前記整流部材は、前記音孔での空気の流入出可能に設けられ、
帯状の部材を少なくとも一箇所折り曲げて形成されているもの、
帯状の部材を複数枚組合せて形成されているもの、または、
帯状の部材を螺旋形状に形成されているもの、からなる、という構成を採っている。
本発明によれば、音孔の内部に整流部材を設けたので、演奏時に当該音孔において乱れる気流を後述のように整えることができ、孔径を小さくしつつ音孔から発生する雑音を軽減することが可能となる。これにより、木管楽器をクラリネットとした場合、下管に音程補正専用の音孔を設けることができ、部品点数を最小限にし、キーの調整作業等の負担軽減、製造コストの抑制を図ることができる。また、整流部材を設けた音孔の孔径を小さくできるので、従来技術で述べたようなタンポ付きキーのストローク不足や、運指の移動負担の増大を回避して演奏が困難になることを防止することが可能となる。更に、音程補正専用の音孔もそれ以外の音孔も従来の加工法、加工設備で形成可能となり、設備負担が大きくなることも回避することができる。
また、フィルム部材を複数箇所で折り曲げることで整流部材を形成した場合、構成を極めて簡略にすることができ、雑音の発生を簡単に軽減することが可能となる。しかも、整流部材の弾性力により、音孔の径方向に整流部材が伸縮するように変形可能となり、音孔内周面に整流部材を突っ張るように押し当てて容易且つ短時間で音孔に装着することができる。
更に、音孔内周面に段差を設け、当該段差に整流部材を係合可能とした場合、音孔内において整流部材の変位を規制でき、音孔から整流部材が不用意に脱落することを防止することが可能となる。
(A)は、実施形態に係る木管楽器の概略正面図、(B)は、(A)の部分背面図。 (A)は、図1(B)のA−A線矢視断面図、(B)は、(A)の音孔をB矢視した図、(C)は、整流部材の概略斜視図。 (A)〜(C)は、最低音演奏時の第2部分音の周期変動を比較したグラフ。 変形例に係る木管楽器の図2(A)と同様の断面図。
以下、本発明の好ましい実施の形態について図面を参照しながら説明する。
なお、以下の説明において、特に明示しない限り、「上」、「下」は、図1を基準として用いる。
図1及び図2において、木管楽器10は、本実施形態では、ベーム式B♭クラリネットとされる。木管楽器10は、キー11が外周面に配置された管体としての本体管13と、当該本体管13の下部に連結されたベル部14とを備えて構成されている。本体管13は、相互に連結される上管17及び下管18を備え、当該上管17及び下管18には、図1ではキー11や背面側に位置することで隠れる複数の音孔が穿設されている。これら複数の音孔のうち、図1中、符号20,21で示す二つの音孔は、音程補正専用に利用される音孔(以下、「補正用音孔20,21」と称する)であり、それ以外の音孔24は、クラリネットの通常の演奏のために開閉して利用される。なお、本実施形態のベル部14では、音孔が非形成となっている。
下方の補正用音孔20は、音孔24の全てを塞いだ最低音(LowE)の音程を補正し、上方の補正用音孔21は、下方の補正用音孔20と同時に開くことで、その半音上の音(LowF)の音程を補正するために利用され、それらの音程を10〜20セント上げることができる。各補正用音孔20,21は、図2に示されるように、タンポ付きキー26により開閉可能に設けられ、当該タンポ26はウデ27に連結されている。前記最低音の吹奏時に、本来使用するLowE/Bキー31(図1参照)と同時にLowE/F音程補正キー30を押すことで、前記ウデ27が回動してタンポ付きキー26を下管18外周面から離し、補正用音孔20が開くようになる。また、前記最低音の半音上(F)吹奏時に、本来使用するLowF/Cキー32(図1参照)と同時にLowE/F音程補正キー30を押すことで、補正用音孔20,21が開くようなキーメカニズムとなっている。各補正用音孔20,21は、その軸線方向が下管18の径方向に向けられている。ここで、下方の補正用音孔20の内部には、整流部材33が設けられている。
前記整流部材33は、ポリエステル等の樹脂素材からなる帯状のフィルム部材を複数箇所で折り曲げることによりM字形状(図2(B)及び(C)参照)に形成されている。整流部材33は、図2(A)の網点で示される位置及び大きさに設けられている。具体的には、整流部材33は、補正用音孔20の両端からはみ出ないように軸線方向中間部に配置され、音孔20の端面側(同図中矢印C方向)から見ても、見えないように設けられている。整流部材33は、ジグザグとなるM字形状に形成されるので、図2(C)の幅H方向の寸法が伸縮するように変形可能となる。従って、ピンセット等で幅H方向から整流部材33を摘むことで畳んだ状態にすることができ、この状態で補正用音孔20の内部に挿入することができる。そして、ピンセットによる摘みを解除すると、素材の弾性力により元の形状に復元しようとして幅Hの寸法が大きくなる。これにより、補正用音孔20の内周面に整流部材33の両端側を押し当てることができ、当該整流部材33の補正用音孔20内での位置決めを行えるようになっている。
次いで、前記実施形態の木管楽器10において、最低音(記譜E,実音D)演奏時の第2部分音(2倍音)の周期変動を測定し、比較した結果を図3に示す。同図(A)及び(B)は比較例であり、(A)のグラフでは、補正用音孔20をタンポ付きキー26で閉塞し、(B)のグラフでは、補正用音孔20に整流部材33を設けずに、当該補正用音孔20を開放して測定した。同図(C)は前記実施形態に対応し、(C)のグラフでは、補正用音孔20に整流部材33を設け、且つ、当該補正用音孔20を開放して測定した。
(A)のグラフ(音孔20閉塞)では、平均周波数は望ましい音程より数Hz低いが、周波数の変動は少なく、雑音は少ない。(B)のグラフ(音孔20開放・整流部材33なし)では、平均周波数は音楽的に正しいが、周波数の変動が大きく、演奏音が歪みノイズと知覚される。(C)のグラフ(音孔20開放・整流部材33あり)では、平均周波数が音楽的に正しく、かつ周波数の変動が少なく雑音が少ない。これにより、本実施形態は、各比較例に比べ、最低音の音程をより良く補正でき、且つ、雑音の発生が抑制される点が理解できる。
ちなみに、演奏時における基音と第3〜10部分音にはグラフのような有意な周波数変動は認められない。また、クラリネットは原理上奇数倍音しか出ないとされているが、実際には基音成分に対し第2部分音は−30dB程度の音圧レベルを有しており、十分に知覚される。これは、気柱共鳴振動の1周期の間に空気粒子が楽器内部から音孔外側へ移動する半周期と、同じく音孔外部から楽器内部へ移動する半周期に、それぞれ副次的に生じる空気の擾乱に起因して第2部分音が発生すると理解されており、高速連続流動の乱流現象による風切音の発生メカニズムとは原理が異なるものである。
次に、前記木管楽器10において、PIV(可視化画像流速計測システム)を使用した計測について以下に述べる。
1μ程度のPIV専用の潤滑油の粒子(DOS)をマウスピース側からエアーと一緒に本体管13内に送り込み、暗幕で覆った簡易BOX内でレーザーを垂直もしくは平行に当て、自動吹鳴装置で吹鳴させた最低音共鳴時の本体管13内や音孔20,24近傍の粒子速度を計測した。補正用音孔20近傍の流速と、補正用音孔20位置に近い音孔24近傍の流速とを計測、比較し、補正用音孔20にあっては整流部材33を挿入した場合と、挿入しない場合との流速の計測、比較も行った。結果として、音孔24近傍の空気の流れは、補正用音孔20近傍の空気の流れと異なることが分かった。音孔24は、補正用音孔20に比べ径が大きくなるので、下管18外部から内部への流れも、下管18内部から外部への流れも流速が小さく、また、上下方向に対して図1中左右方向の空気の流れに大きな差がないことが分かった。これに対し、補正用音孔20近傍の空気の流れは、下管18外部から内部への流れも、下管18内部から外部への流れも流速が相対的に大きくなり、これが雑音を発生させる要因になっていると考えられる。加えて、補正用音孔20からの下管18外部から内部へ吸込む空気の流れは上下方向から、下管18内部から外部へと噴出する空気の流れは前記左右方向となっているが、補正用音孔20内部に整流部材33を設けることで、外部への気流の噴出と内部への気流の吸込みとの両方の流速が抑えられた。特に、下管18内部から外部への噴出の際、補正用音孔20の周りの空気の流れが全周に亘って均一になっていることを確認できた。従って、補正用音孔20近傍での空気の流れが、その内部に気流の圧力分布の境界条件を拘束させる整流部材33を挿入することによって、上下方向と左右方向との空気の流れの差が生じなくなったことにより雑音が軽減されたと思われる。
なお、各補正用音孔20,21が補正音孔専用の用途として使用され、且つ、整流部材33を挿入して雑音軽減の効果が期待される孔径の範囲は、下管18の内径φMを、補正用音孔20,21の孔径をφTとしたときに、0.1≦φT/φM≦0.5の範囲内に設定され、本実施形態では、φT/φM=3.5:18.77=0.19とされる。また、補正用音孔20の上下方向位置の効果的範囲は、その中心位置が下管18とベル部14との境界位置(下管下端面18)から上方に23.0mm以内とされる。
従って、このような実施形態によれば、下管18に設けた補正用音孔20の孔径を通常の音孔24の孔径より小さく設定でき、且つ、補正用音孔20から発生する雑音の軽減を図ることが可能となる。これにより、ベル部14に補正用音孔を設ける従来の技術に比べ、部品点数を減らすことができ、キーの調整等の負担を軽減してコストダウンを図ることが可能となる。しかも、補正用音孔20の孔径が小さくなるので、タンポ付きキー26のストロークが不十分になったり、運指の移動量が大きくなったりすることを回避でき、演奏が困難になることを防止可能となる。
以上のように、本発明を実施するための最良の構成、方法等は、前記記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。
すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示、説明されているが、本発明の技術的思想及び目的の範囲から逸脱することなく、以上説明した実施形態に対し、形状、位置若しくは配置等に関し、必要に応じて当業者が様々な変更を加えることができるものである。
従って、上記に開示した形状などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状などの限定の一部若しくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
前記補正用音孔20の形状は、種々の変更が可能であり、例えば、図4に示される構成としてもよい。同図の補正用音孔20は、その内周面における軸線方向中間を部分的に大径とした大径部36を備え、この大径部36内に整流部材33を挿入可能となっている。従って、大径部36によって設けられた段差の形成面に整流部材33が係合可能となり、補正用音孔20から整流部材33が不用意に脱落することをより良く防止可能となる。
また、整流部材33に予め接着剤を塗布してから、補正用音孔20内に挿入してもよく、これにより、整流部材33が強固に固定されて補正用音孔20の周方向に整流部材33が回ってしまうことを防止できる。
更に、整流部材33の形状は、前述のM字形状の他、V字、N字、W字形状等、少なくとも一箇所折り曲げて形成したり、これらの形状に連なって補正用音孔20の内周面に沿う領域を有するようにしたりしてもよい。また、複数枚の部材を組み合わせて十字形状、格子形状としたり、螺旋形状としたりしてもよい。更に、整流部材33における補正用音孔20の周方向の向きは、図示した向きに限られるものでなく、適宜変更してもよい。
更に、整流部材33の素材は、紙や金属薄板等としてもよい。また、整流部材33として、帯状のものに限らず、多孔質部材(発泡樹脂や軽石状の部材など)を補正用音孔20の内部に挿入するようにしてもよい。
また、本発明の整流部材は、ベーム式B♭クラリネット以外のクラリネットや、他の木管楽器にも適用することが可能である。
10・・・木管楽器、13・・・本体管(管体)、17・・・上管、18・・・下管、20・・・補正用音孔、33・・・整流部材

Claims (5)

  1. 管体に形成された音孔の内部に、該音孔での空気の流入出可能に整流部材を設け、
    前記整流部材は、
    帯状の部材を少なくとも一箇所折り曲げて形成されているもの、
    帯状の部材を複数枚組合せて形成されているもの、または、
    帯状の部材を螺旋形状に形成されているもの、
    であることを特徴とする木管楽器。
  2. 前記管体は上管及び下管を含み、当該下管に前記整流部材を設けた音孔が形成されていることを特徴とする請求項1記載の木管楽器。
  3. 前記整流部材を設けた音孔は、音程補正専用に利用される音孔であることを特徴とする請求項1又は2記載の木管楽器。
  4. 前記音孔の内周面に段差を設け、当該段差の形成面に前記整流部材を係合可能に設けたことを特徴とする請求項1、2又は3記載の木管楽器。
  5. 木管楽器の管体に形成された音孔の内部に挿入可能に設けられる整流部材であって、
    前記整流部材は、前記音孔での空気の流入出可能に設けられ、
    帯状の部材を少なくとも一箇所折り曲げて形成されているもの、
    帯状の部材を複数枚組合せて形成されているもの、または、
    帯状の部材を螺旋形状に形成されているもの、からなることを特徴とする整流部材。
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