JP5923498B2 - 口腔用組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、口腔用組成物に関する。
歯に光沢を与える口腔用組成物としては、セラックを含有する歯磨き組成物(特許文献1)、ロウを含有する歯磨き組成物(特許文献2)、(A)特定の比誘電率および蒸気圧を有する歯牙白色化成分、(B)歯牙白色化成分に溶解し、且つ塩化カルシウム水溶液により析出する物質、および(C)ゲル化剤を含有し、実質的に水および過酸化物を含まない歯牙白色化用非水系ゲル組成物(特許文献3)、活性剤ならびにワックスおよび持続剤を含む担体基剤を含む単体を含有する歯のホワイトニング組成物(特許文献4)が報告されている。
特開平11−376240号公報 特開平11−376241号公報 国際公開第2005/63182号 特表2008−504334号公報
しかし、特許文献1および2の技術は、ロウまたはセラックの歯牙への付着が不十分であった。特許文献3の技術は、歯牙への適用の際、特殊な適用用具を用いる必要があった。特許文献4の技術は、成分であるワックス剤が口腔内において唾液による希釈を受ける等により、剥がれ落ち易くなり、効果が持続しないという問題点があった。
本発明は、歯の美白、中でも歯に光沢感を付与することができ、かつ光沢感を持続して得られる口腔用組成物を提供することを目的とする。
本発明者は、上記課題を解決すべく鋭意検討を重ねた。その過程で、1,1−メチレン−ビス(4−イソシアナトシクロへキサン)・ポリプロピレングリコール共重合体が、口腔内において唾液などの水に流されずに歯の表面に張り付くことができ、光沢持続効果が高いことを見出した。
しかし、1,1−メチレン−ビス(4−イソシアナトシクロへキサン)・ポリプロピレングリコール共重合体は、単独では不溶性であるため、歯磨剤等の口腔用組成物の他の成分に単純配合すると分散性が悪いという問題があった。液分離なども生じ易く、安定な組成物を得るにあたり問題があった。
本発明者らは、1,1−メチレン−ビス(4−イソシアナトシクロへキサン)・ポリプロピレングリコール共重合体の、口腔用組成物内での安定性を改善する技術を鋭意検討した。その結果、ノニオン界面活性剤と併用することにより、組成物内での分散性が改善され、液分離せず、組成物の安定性を高めることができることを見出した。さらに、光沢感を持続させることができることを見出した。本発明は係る知見に基づくものである。
本発明は、以下の〔1〕〜〔13〕を提供する。
〔1〕(A)成分:1,1−メチレン−ビス(4−イソシアナトシクロへキサン)・ポリプロピレングリコール共重合体、および(B)成分:ノニオン界面活性剤を含有する口腔用組成物。
〔2〕(B)成分が、グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン高級アルコールエーテルおよびソルビタン脂肪酸エステルからなる群より選ばれる1種または2種以上である、上記〔1〕に記載の口腔用組成物。
〔3〕(A)成分の配合量は、口腔用組成物全量に対して、0.01質量%以上である、上記〔1〕または〔2〕に記載の口腔用組成物。
〔4〕(B)成分の配合量は、口腔用組成物全量に対して、0.1質量%以上である、上記〔1〕〜〔3〕のいずれか一項に記載の口腔用組成物。
〔5〕さらに(C)成分:有機系粘結剤を含有する、上記〔1〕〜〔4〕のいずれか一項に記載の口腔用組成物。
〔6〕(C)成分が、セルロース系粘結剤、カラギーナンおよびアルギン酸ナトリウムからなる群より選ばれる1種または2種以上である、上記〔5〕に記載の口腔用組成物。
〔7〕さらに(D)成分:糖アルコールおよび/またはアルコールを含有する、上記〔1〕〜〔6〕のいずれか一項に記載の口腔用組成物。
〔8〕(D)成分が、グリセリン、プロピレングリコ−ル、ポリエチレングリコールおよびエタノールからなる群より選ばれる1種または2種以上である、上記〔7〕に記載の口腔用組成物。
〔9〕歯磨用組成物である、上記〔1〕〜〔8〕のいずれか一項に記載の口腔用組成物。
〔10〕歯牙貼付用組成物である、上記〔1〕〜〔8〕のいずれか一項に記載の口腔用組成物。
〔11〕上記〔10〕に記載の口腔用組成物を含む粘着剤層と、前記粘着剤層を支持する支持体とを含む、歯牙貼付用シート。
〔12〕容器に収納されている上記〔10〕に記載の口腔用組成物と、支持体と、ヘラとを含む、歯牙貼付用キット。
〔13〕上記〔1〕〜〔10〕のいずれか一項に記載の口腔用組成物を歯牙の表面に付着させて、歯牙表面に光沢を付与する方法。
本発明の口腔用組成物は、歯へ光沢感を付与することができる。しかも、本発明の口腔用組成物は、1,1−メチレン−ビス(4−イソシアナトシクロへキサン)・ポリプロピレングリコール共重合体の分散性に優れ、該共重合体の優れた歯の光沢効果が十分に発揮される。また、本発明の組成物は安定性に優れ、液分離を生じにくい。本発明の口腔用組成物は、歯磨剤組成物または歯牙貼付用組成物とすることにより、簡単に歯に光沢感を付与することができる。よって、本発明は、口腔審美分野において有用である。
本発明の口腔用組成物は、(A)成分としての1,1’−メチレン−ビス(4−イソシアナトシクロヘキサン)・ポリプロピレングリコール共重合体、および(B)成分としてのノニオン界面活性剤を含む。
(A)成分である1,1’−メチレン−ビス(4−イソシアナトシクロヘキサン)・ポリプロピレングリコール共重合体は、1,1’−メチレン−ビス(4−イソシアナトシクロヘキサン)に由来するユニットとポリプロピレングリコールに由来するユニットとを含む共重合体である。
1,1’−メチレン−ビス(4−イソシアナトシクロヘキサン)・ポリプロピレングリコール共重合体の分子量は、4,000〜18,000であることが好ましい。1,1’−メチレン−ビス(4−イソシアナトシクロヘキサン)・ポリプロピレングリコール共重合体の性状は、通常は、無色〜淡黄色の粘性液体である。
(A)成分は、1,1’−メチレン−ビス(4−イソシアナトシクロヘキサン)・ポリプロピレングリコール共重合体1種単独であってもよいし、分子量および/または側鎖の異なる2種以上の1,1’−メチレン−ビス(4−イソシアナトシクロヘキサン)・ポリプロピレングリコール共重合体の組み合わせであってもよい。
(A)成分の配合量は、口腔用組成物全量に対して、0.01質量%以上であることが好ましい。0.01質量%以上であることにより、歯に対し十分な光沢感を付与できる。(A)成分の配合量は、口腔用組成物全量に対して、30質量%以下であることが好ましく、20質量%以下であることが好ましい。30質量%以下であることにより、液分離を生じることがなく、安定性の面でより優れた口腔用組成物を得られる。(A)成分の配合量は、口腔用組成物全量に対して、0.01〜30質量%であることが好ましく、0.01〜20質量%であることがより好ましい。
(A)成分である1,1’−メチレン−ビス(4−イソシアナトシクロヘキサン)・ポリプロピレングリコール共重合体は、天然由来であってもよいし、化学反応による生成物であってもよいし、市販品であってもよい。市販品としては例えば、ポリオールプレポリマー2(ベルテックファーマシューティカル(株)製および日光ケミカルズ株式会社製)、ポリオールプレポリマー14(ベルテックファーマシューティカル(株)製および日光ケミカルズ株式会社製)などが挙げられる。
(B)成分であるノニオン界面活性剤は、水に溶けたときにイオン化しない親水基を有する界面活性剤である。(B)成分は、1種のノニオン界面活性剤単独であってもよいし、2種以上のノニオン界面活性剤の組み合わせであってもよい。
ノニオン界面活性剤としては、例えば、以下に示すとおりである:ステアリン酸モノグリセリル、ラウリン酸デカグリセリルなどのグリセリン脂肪酸エステル;ショ糖脂肪酸エステル、マルトース脂肪酸エステル、ラクトース脂肪酸エステルなどの糖脂肪酸エステル;マルチトール脂肪酸エステル、ラクチトール脂肪酸エステルなどの糖アルコール脂肪酸エステル;ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレートなどのポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル;ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油などのポリオキシエチレン脂肪酸エステル;ミリスチン酸モノエタノールアミド、ミリスチン酸ジエタノールアミドなどの脂肪酸エタノールアミド;ソルビタン脂肪酸エステル;ポリオキシエチレンステアリルエーテルなどのポリオキシエチレン高級アルコールエーテル;ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合体、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン脂肪酸エステル等。これらのうち、グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン高級アルコールエーテル、ソルビタン脂肪酸エステルが好ましく、グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンステアリルエーテルがより好ましく、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油がさらに好ましい。
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油のエチレンオキサイドの平均付加モル数は、30モル以下であることが好ましく、20モル以下であることがより好ましい。30モル以下であることにより、(A)成分を安定して配合することができる。また、平均付加モル数は、入手の容易性の観点から、5モル以上であることが好ましく、10モル以上であることがより好ましい。ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油のエチレンオキサイドの平均付加モル数は、5〜30モルであることが好ましく、10〜20モルであることがより好ましい。
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油としては、市販品を用いてもよい。市販品としては、例えば、日光ケミカルズ(株)のHCO−5、HCO−10、HCO−20、HCO−30、日本エマルジョン(株)のEMALEX HC−5、HC−7、HC−10、HC−20、HC−30、青木油脂工業(株)のBLAUNON RCW−20(ポリオキシエチレンの平均付加モル数:20)等を使用することができる。
(B)成分の配合量は、口腔用組成物全量に対して、0.1質量%以上であることが好ましく、1質量%以上であることがより好ましい。0.1質量%以上であることにより、(A)成分の分散性を向上させることができる。(B)成分の配合量は、口腔用組成物全量に対して、30質量%以下であることが好ましく、20質量%以下であることがより好ましい。30質量%以下であることにより、液分離などを防止し、安定性を向上させることができる。(B)成分の配合量は、口腔用組成物全量に対して、0.1〜30質量%であることが好ましく、1〜20質量%であることがより好ましい。
本発明の口腔用組成物は、さらに、(C)成分である有機系粘結剤を含んでいてもよい。これにより、(A)成分の分散性を高め、歯に対し十分な光沢感を付与できる。(C)成分は、1種の有機系粘結剤単独であってもよいし、2種以上の有機系粘結剤の組み合わせであってもよい。
有機系粘結剤としては、例えば、セルロース系粘結剤、カラギーナン、アルギン酸ナトリウム、キサンタンガム、グアガム、トラガントガム、カラヤガム、アラビヤガム、ローカストビーンガム等が挙げられる。セルロース系粘結剤としては、例えば、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロースナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシメチルエチルセルロース、メチルセルロース、カチオン化セルロース等が挙げられる。カラギーナンは、カラギーナンκ、ιおよびλのいずれであってもよい。
これらのうち、セルロース系粘結剤、カラギーナン、アルギン酸ナトリウム、キサンタンガムが好ましく、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、アルギン酸ナトリウム、カラギーナンκ、キサンタンガムが好ましい。口腔用組成物が歯牙貼付用組成物である場合には、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、アルギン酸ナトリウム、カラギーナンκが好ましい。口腔用組成物が歯磨用組成物である場合には、アルギン酸ナトリウム、カラギーナンκが好ましい。
(C)成分を配合する場合、(C)成分の配合量は、口腔用組成物全体に対して、0.05質量%以上であることが好ましく、0.1質量%以上であることがより好ましい。0.05質量%以上であることにより、(A)成分の分散性を向上させることができる。配合量は、口腔用組成物全体に対して、7.0質量%以下であることが好ましく、5質量%以下であることがより好ましい。5質量%以下であることにより、組成物の肌あれを防ぐことができる。(C)成分の配合量は、口腔用組成物全体に対して、0.05〜7.0質量%であることが好ましく、0.1〜5.0質量%であることがより好ましい。
本発明の口腔用組成物は、(D)成分である糖アルコールおよび/またはアルコールを含んでいてもよい。これにより、(D)成分が粘調剤として機能して(A)成分の分散性を高め、歯に対し十分な光沢感を付与できる。(D)成分は、1種の糖アルコール単独、1種のアルコール単独、2種以上の糖アルコール、2種以上のアルコール、および、1種以上の糖アルコールと1種以上の糖アルコールとの組み合わせ、のいずれであってもよい。
糖アルコールとしては、例えばグリセリン、プロピレングリコ−ル、ポリエチレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ポリプロピレングリコール等の多価アルコール、ソルビット、キシリトール、マルチトール、ラクチトール、エリスリトール等の糖アルコールが挙げられる。アルコールとしてはエタノールが挙げられる。(D)成分としては、グリセリン、プロピレングリコ−ル、ポリエチレングリコール、ソルビット、キシリトール、エタノールが好ましい。糖アルコールは1種を単独で、または2種以上を組み合わせて用いることができ、2種以上を組み合わせることが好ましい。2種以上を組み合わせる場合の好ましい例としては、ソルビットとグリセリンの組み合わせ、ソルビットとキシリトールの組み合わせ、ソルビットとプロピレングリコールの組み合わせ、ソルビットとポリエチレングリコールの組み合わせ、ソルビットとエタノールの組み合わせが挙げられる。
(D)成分を配合する場合、配合量は、口腔用組成物の全量に対して、0.1質量%以上であることが好ましく、1質量%以上であることがより好ましい。0.1質量%以上であることにより、(A)成分の分散性を向上させることができる。(D)成分の配合量は、口腔用組成物の全量に対して、45質量%以下であることが好ましく、40質量%以下であることがより好ましく、本発明の口腔用組成物が歯磨組成物である場合には、30質量%以下であることがさらに好ましい。45質量%以下であることにより、液分離などを防止し、安定性を向上させることができる。(D)成分の配合量は、口腔用組成物全量に対して、0.1〜45質量%であることが好ましく、1〜40質量%であることがより好ましい。本発明の口腔用組成物が歯磨組成物である場合には、(D)成分の配合量は、0.1〜30質量%であることがさらに好ましい。
本発明の口腔用組成物は、本発明の効果を損なわない範囲で、(A)〜(D)成分以外の任意成分が配合されていてもよい。(A)〜(D)成分以外の任意成分としては、例えば、研磨剤、湿潤剤(粘稠剤)、粘結剤、発泡剤(アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤)、甘味剤、着色剤(色素)、防腐剤、香料、他の有効成分等が挙げられる。
研磨剤としては、例えば以下に示すとおりである:沈降性シリカ、シリカゲル、アルミノシリケート、ジルコノシリケート等のシリカ系研磨剤;第二リン酸カルシウム2水和物、第二リン酸カルシウム無水和物、ピロリン酸カルシウム、不溶性メタリン酸カルシウム、第三リン酸カルシウム、第四リン酸カルシウム、第八リン酸カルシウム等のリン酸系研磨剤;水酸化アルミニウム、アルミナ等のアルミニウム系研磨剤;二酸化チタン;結晶性ジルコニウムシリケート;ポリメチルメタアクリレート;軽質炭酸カルシウム、重質炭酸カルシウム等の炭酸カルシウム系研磨剤;炭酸マグネシウム、第三リン酸マグネシウム等のマグネシウム系研磨剤;無水ケイ酸、ゼオライト、ケイ酸ジルコニウム等のケイ酸系研磨剤;ハイドロキシアパタイト、フルオロアパタイト、カルシウム欠損アパタイト等のアパタイト系研磨剤;合成樹脂系研磨剤等。研磨剤は、1種を単独で、または2種以上を組み合わせて用いることができる。研磨剤としては、シリカ系研磨剤、炭酸カルシウム系研磨剤、リン酸系研磨剤が好ましい。これらの研磨剤を用いることにより、歯牙貼付用シートの粘着性および唾液の吸水性を向上させることができる。
研磨剤の配合量は、無機粉体の場合、組成物全量に対して通常7〜50質量%である。一般的に、シリカ系研磨剤の配合量は7〜30質量%、リン酸系研磨剤および重質炭酸カルシウムの配合量は15〜50質量%である。
湿潤剤(粘稠剤)としては、例えば、ソルビット、プロピレングリコール、分子量200〜6000のポリエチレングリコール、エチレングリコール、還元でんぷん糖化物等の多価アルコール等の1種又は2種以上が使用できる(通常配合量5〜50質量%)。
粘結剤としては、例えば、モンモリロナイト、ポリアクリル酸ナトリウム、カルボキシビニルポリマー(商品名:カーボポール)、シリカゲル、アルミニウムシリカゲル、珪酸アルミニウムマグネシウム(商品名:ビーガム)、ラポナイト、増粘性無水ケイ酸が挙げられる。粘結剤は、1種を単独で、または2種以上を組み合わせて用いることができる。粘結剤の配合量は、組成物全体の0.1〜10質量%であることが好ましい。
清掃助剤としては、例えば、以下に示すとおりである:重曹、炭酸ナトリウム等のアルカリ剤;クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、アスコルビン酸、乳酸、酢酸等の有機酸およびその塩。清掃助剤は、1種を単独で、または2種以上を組み合わせて用いることができる。
発泡剤としては、例えば、アニオン性界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤が挙げられる。
アニオン性界面活性剤としては、例えば、アルキル硫酸塩(例えば、ラウリル硫酸ナトリウム、ミリスチル硫酸ナトリウム)、N−アシルサルコシン塩(例えば、N−ラウロイルサルコシンナトリウム、N−ミリストイルサルコシンナトリウム等)、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、水素添加ココナッツ脂肪酸モノグリセリドモノ硫酸ナトリウム、ラウリルスルホ酢酸ナトリウム、N−アシルグルタミン酸塩(例えば、N−パルミトイルグルタミン酸ナトリウム)、N−メチル−N−アシルタウリンナトリウム、N−メチル−N−アシルアラニンナトリウム、α−オレフィンスルフォン酸ナトリウムなどが挙げられる。このうち、アルキル硫酸塩が好ましく、ラウリル硫酸ナトリウムがより好ましい。
カチオン性界面活性剤としては、例えば、アルキルアンモニウム、アルキルベンジルアンモニウム塩等があげられる。両性界面活性剤としては、例えば、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、N−ヤシ油脂肪酸アシル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン等が挙げられる。
両性界面活性剤として、例えば、N−アシルグルタメート、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン等が挙げられる。
発泡剤は、1種を単独で、または2種以上を組み合わせて用いることができる。発泡剤の配合量は、本発明の口腔用組成物の形態、使用目的等に応じ適宜選択されるが、(B)成分と発泡剤との合計が、口腔用組成物全量に対して、0.3〜4.0質量%となるような量が好ましい。
香料としては、歯磨組成物に用いられる公知の香料素材が利用できる。香料素材としては、例えば、以下に示すとおりである:ペパーミント油、スペアミント油、アニス油、ユーカリ油、ウィンターグリーン油、カシア油、クローブ油、タイム油、セージ油、レモン油、オレンジ油、ハッカ油、カルダモン油、コリアンダー油、マンダリン油、ライム油、ラベンダー油、ローズマリー油、ローレル油、カモミル油、キャラウェイ油、マジョラム油、ベイ油、レモングラス油、オリガナム油、パインニードル油、ネロリ油、ローズ油、ジャスミン油、イリスコンクリート、アブソリュートペパーミント、アブソリュートローズ、オレンジフラワー等の天然香料;これらの天然香料を加工処理(例えば、前溜部カット、後溜部カット、分留、液抽出、エッセンス化、粉末香料化等)して得られる香料;メントール、カルボン、アネトール、シネオール、サリチル酸メチル、シンナミックアルデヒド、オイゲノール、3−1−メントキシプロパン−1,2−ジオール、チモール、リナロール、リナリールアセテート、リモネン、メントン、メンチルアセテート、N−置換−パラメンタン−3−カルボキサミド、ピネン、オクチルアセデヒド、シトラール、プレゴン、カルビートアセテート、アニスアルデヒド、エチルアセテート、エチルブチレート、アリルシクロヘキサンプロピオネート、メチルアンスラニレート、エチルメチルフェニルグリシデート、バニリン、ウンデカラクトン、ヘキサナール、エチルアルコール、プロピルアルコール、ブタノール、イソアミルアルコール、ヘキセノール、ジメチルサルファイド、シクロテン、フルフラール、トリメチルピラジン、エチルラクテート、メチルラクテート、エチルチオアセテート等の単品香料;ストロベリーフレーバー、アップルフレーバー、バナナフレーバー、パイナップルフレーバー、グレープフレーバー、マンゴーフレーバー、バターフレーバー、ミルクフレーバー、フルーツミックスフレーバー、トロピカルフルーツフレーバー等の調合香料等。これらの香料素材を使用した賦香用香料も、香料として利用できる。香料は、1種を単独で、または2種以上を組み合わせて用いることができる。
香料の配合量は特に限定されないが、香料素材の場合、口腔用組成物全量に対して、0.000001〜1質量%であることが好ましい。賦香用香料の場合、口腔用組成物全量に対して、0.1〜2.0質量%であることが好ましい。
甘味剤としては、例えば、サッカリンナトリウム、アスパラテーム、ステビオサイド、ステビアエキス、パラメトキシシンナミックアルデヒド、ネオヘスペリジルヒドロカルコン、ペルラルチン、ソーマチン、アスパラチルフェニルアラニンメチルエステル等が挙げられる。甘味料は、1種を単独で、または2種以上を組み合わせて用いることができる。
着色剤としては、例えば、赤色2号、赤色3号、赤色225号、赤色226号、黄色4号、黄色5号、黄色205号、青色1号、青色2号、青色201号、青色204号、緑色3号、酸化チタン等が挙げられる。着色剤は、1種を単独で、または2種以上を組み合わせて用いることができる。
防腐剤としては、パラベン類(例えば、ブチルパラベン、メチルパラベン、エチルパラベン等)、パラオキシ安息香酸エステル(例えば、パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸ブチル)、安息香酸ナトリウム等が挙げられる。防腐剤は、1種を単独で、または2種以上を組み合わせて用いることができる。
甘味剤、着色剤、および防腐剤のそれぞれの配合量は、本発明の効果を妨げない範囲で適宜調整することができる。
他の有効成分は、(A)〜(D)成分以外の成分であればよい。例えば、ポリリン酸塩類、アルカリ金属モノフルオロフォスフェート(例えば、モノフルオロリン酸ナトリウム等)、フッ素化合物(例えば、フッ化ナトリウム、フッ化第1スズ等)、水溶性リン酸化合物(例えば、水溶性リン酸のカリウム塩、水溶性リン酸のナトリウム塩等)、抗炎症剤(グリチルリチン酸およびその塩、グリチルレチン酸、トラネキサム酸、イプシロン−アミノカプロン酸、アルミニウムクロルヒドロキシアラントイン、アズレン、塩化ナトリウム、ビタミンC、ビタミンE等)、酵素(例えば、デキストラナーゼ、アミラーゼ、プロテナーゼ、ムタナーゼ等)、ヒノキチオール、アスコルビン酸、酢酸dl−トコフェロール、ジヒドロコレステロール、α−ビサボロール、クロルヘキシジン塩、銅クロロフィル、銅クロロフィリンナトリウム、クロロフィル、キレート性リン酸化合物(例えば、グリセロホスフェート等)、銅化合物(例えば、グルコン酸銅等)、乳酸アルミニウム、塩化ストロンチウム、硝酸カリウム、ベルベリン、ヒドロキサム酸およびその誘導体、無水マレイン酸共重合体、ポリビニルピロリドン、エピジヒドロコレステリン、殺菌剤(セチルピリジウムクロライド、塩化ベンザルコニウム、トリクロサン、塩化リゾチーム等)、歯石予防剤(ゼオライト、ポリリン酸塩(例えば、トリポリリン酸ナトリウム等)等)、タバコヤニ除去剤(ポリエチレングリコール、ポリビニルピロリドン等)、知覚過敏予防剤(例えば、乳酸アルミニウム、硝酸カリウム等)等が挙げられる。口腔用組成物が歯牙貼付用組成物の場合には、ポリリン酸塩が好ましい。口腔用組成物が歯磨組成物である場合には、フッ素化合物が好ましい。
薬効成分は、1種を単独で、または2種以上を組み合わせて用いることができる。薬効成分の配合量は、本発明の効果を妨げない範囲で、それぞれの薬効成分の有効量とすることができる。
本発明の口腔用組成物の利用形態としては、例えば、練歯磨、液状歯磨、液体歯磨、潤製歯磨、粉歯磨等の歯磨組成物、洗口組成物、歯牙貼付用組成物(膏体組成物)が挙げられる。
本発明の口腔用組成物を歯牙貼付用組成物とすることができる。歯牙貼付用組成物は、そのまま歯牙に貼り付ける態様で利用してもよいし、歯牙貼付用組成物と共に支持体を含む歯牙貼付用シートの態様で利用してもよい。中でも、歯牙貼付用シートの態様で利用することにより、長時間歯牙に貼りつける(パックする)ことができるので、他の利用形態と比較して、歯に対し高い光沢感を付与でき、光沢の持続性においても顕著な効果を得ることができる。歯牙貼付用シートは、例えば、歯牙貼付用フィルム、歯牙貼付用シールの形態で製剤化することができる。
本発明の口腔用組成物の剤形は、利用形態に応じて選択されればよく、特に限定されない。剤形としては、例えば、溶液状、ゲル状、ペースト状等が挙げられる。
本発明の口腔用組成物の製造方法は特に限定されず、剤形に応じて、それぞれの通常の方法で調製され得る。
例えば練歯磨用組成物とする場合の製造方法としては、例えば、水溶性成分を調製した後、それ以外の成分を混合し、必要に応じて脱泡(例えば、減圧等)を行う方法が挙げられる。得られる練歯磨は、容器に収容して製品とすることができる。容器は、形状、材質は特に制限されず、通常の練歯磨用組成物に使用される容器を使用でき、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ナイロンなどのプラスチック容器等が挙げられる。
歯牙貼付用組成物(膏体組成物)の製造方法の一例を以下に示す。水溶性成分を、水に投入し溶解させる。必要に応じて、得られる溶液のpHを、pH緩衝剤等を用いて通常は4.0〜10.0、好ましくは5.0〜9.0に調整する。この溶液に他の成分を順次投入し混合する。混合は、必要に応じて減圧条件下で行い得る。界面活性剤を投入し混合する。界面活性剤の投入は常圧で行ってもよいが、界面活性剤の混合は減圧条件下で行うことがより望ましい。
得られる歯牙貼付用組成物は、上述したように、支持体とともに歯牙貼付用シートとすることができる。すなわち、歯牙貼付用シートは、上記歯牙貼付用組成物を含有する粘着層と、粘着層を保持する支持体とを含むシートである。
支持体は、口腔内に適用可能な安全性を供えていることが好ましい。支持体の材料は、水不溶性であることが好ましい。例えば、セルロース、セルロース誘導体(例えば、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース等)、紙、パルプ、絹、コットン、ポリエチレン、発泡ポリエチレン、ポリプロピレン、発泡ポリプロピレン、ポリエステル(例えば、ポリエチレンテレフタレート)、酢酸ビニル樹脂、アクリル樹脂、アクリル酸エステル樹脂、メタクリル樹脂、ポリビニルアルコール、アセテート、ナイロン、レーヨン、金、白金、銀、パラジウム、チタン、ニッケル、クロム、コバルト、銅、アルミニウム、鉄等が挙げられる。これらの材料は、1種を単独で、または2種以上を組み合わせて用いることができる。
支持体の形態としては、例えば、織布、不織布、フィルム、金属箔等が挙げられる。これらのうち、装着感、唾液分泌抑制の観点から、織布、不織布、フィルムが好ましく、不織布がより好ましい。
織布および不織布の素材としては、上記の素材の例のうち、ポリエチレン、発泡ポリエチレン、ポリプロピレン、発泡ポリプロピレン、ポリエステル、ナイロン、レーヨン、コットン、パルプ、紙および絹から選ばれる1種または2種以上の組み合わせが好ましく、ポリエチレン、レーヨン、ポリエステルがより好ましく、低密度ポリエチレン、レーヨン、ポリエチレンテレフタレートがより好ましい。不織布の目付けは、10〜300g/m2であることが好ましい。不織布の製造方法は、特に限定されず、例えば、乾式法、湿式法、スパンボンド法、メルトブロー法、サーマルボンド法、ケミカルボンド法、ニードルパンチ法、スパンレース法、ステッチボンド法、スチームジェット法等のいずれであってもよい。
支持体は、1層単独からなっていてもよいし、2層以上からなっていてもよい。2層以上からなる場合、粘着剤層(歯牙貼付用組成物の層)に接する層から最も遠い層は、親水性および吸水性の高い素材よりなる層により構成することが好ましい。これにより、口腔内で発生した唾液を吸収し保持できるので、使用感をより向上させることができる。親水性および吸水性の高い素材としては、例えば、レーヨン、パルプ、コットン、絹、紙が挙げられる。膏体組成物に接する層は、水不透過性の素材により構成することが好ましい。これにより、膏体組成物が歯牙に効率よく吸着され且つ、膏体組成物の乾燥を顕著に抑制する。水不透過性の素材としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリウレタン、ポリエチレンテレフタレート等が挙げられる。支持体の表面は、粗面であってもよいし平滑面であってもよい。
支持体としては、ポリエチレンテレフタレートまたはポリプロピレンから構成される層と、レーヨンから構成される層との間に、ポリエチレンまたはポリプロピレンから構成される中間層を有する3層構造が好ましい。中でも、ポリエチレンテレフタレートまたはポリプロピレンから構成される不織布と、レーヨンを含む不織布との間に、ポリエチレンまたはポリプロピレンの中間層を有する3層構造がより好ましく、ポリエチレンテレフタレートまたはポリプロピレンから構成されるスパンレース不織布と、レーヨンを含むスパンレース不織布との間に、ポリエチレンまたはポリプロピレンの中間層を有する3層構造がさらに好ましく、ポリエチレンテレフタレートまたはポリプロピレンから構成されるスパンレース不織布と、レーヨンを含むスパンレース不織布との間に、低密度ポリエチレンの中間層を有する3層構造がさらにより好ましい。これらの3層構造の支持体は、特開2010−168370号公報に記載されている。
歯牙貼付用組成物(膏体組成物)を支持体に支持(保持)させる方法は特に制限はない。例えば、支持体へ、ヘラ、延展機等の用具を用いて、支持体へ膏体組成物を塗膏する方法が挙げられる。
歯牙貼付用シートにおいて、歯牙貼付用組成物は、歯牙に直接粘着する粘着剤層を構成する。粘着剤層は、剥離ライナーにより被覆されていることが好ましい。これにより、粘着剤層を保護することができる。剥離ライナーの素材は、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル(例えば、ポリエチレンテレフタレート等)が好ましい。剥離ライナーの素材は、1種単独であってもよいし、2種以上であってもよい。剥離ライナーの片面或いは両面には、非粘着性物質(例えば、ワックス、シリコーン、ポリテトラフルオロエチレン(商品名:テフロン(登録商標))等)が塗布されていることが好ましく、シリコーンが片面に塗布されていることが好ましい。剥離ライナーの厚さは、通常、25〜200μmであり、好ましくは35〜100μmである。
歯牙貼付用シートのサイズは特に限定されない。厚さは、通常、0.1〜5mmであり、0.2〜3mmであることが好ましい。粘着剤層を正面とした場合の横の幅は、通常、3〜10mmであり、5〜7mmであること好ましい。縦の幅は、通常、1〜7mmであり、2〜5mmであること好ましい。
歯牙貼付用シートの形状は特に限定されない。歯牙の外周の少なくとも一部に貼付可能な形状であればよく、好ましくは歯の唇側の面の少なくとも一部に貼付可能な形状である、歯牙貼付用シートは、折り返し部、切り込み部等を有していてもよい。
歯牙貼付用シートの製造方法は、特に限定されない。例えば、一体型の製剤の場合、支持体と剥離ライナーの間に膏体組成物を塗膏し、所望のサイズおよび形状にカットして製造することができる。
上記歯牙貼付用シートは、支持体へ歯牙貼付用組成物が予め塗膏されている一体型の製剤であるが、支持体と、歯牙貼付用組成物とが別個に包装されており、適用時に支持体へ膏体組成物を塗膏するような製剤も、本発明の実施態様として有用である。すなわち、容器に収納されている歯牙貼付用組成物と、支持体と、ヘラとを含む、歯牙貼付用キットであってもよい。
本発明の口腔用組成物の歯牙への適用条件は、特には限定されないが、例えば、1回に上下顎のシートあたり0.2g〜2g程度を、1日に1〜5回程度、1回あたりの処置時間は1分〜5分程度とすることが好ましい。これにより、歯牙表面に良好な光沢を付与することができ、光沢感を長期間持続させることができる。
本発明の口腔用組成物を歯の表面に適用すると、皮膜を形成し、光沢感を生じさせる。光沢感の発生は以下の作用によると推測される。組成物中にて、(A)成分である1,1’−メチレン−ビス(4−イソシアナトシクロヘキサン)・ポリプロピレングリコール共重合体が、該共重合体の構造中に存在するアミド基同士の水素結合などの分子間力相互作用により、会合対を形成する。さらに2つ以上の会合対が、ファンデルワールス力などの相互作用によって束になって網目状に絡まって相互に運動を妨げあって流動性を失う。口腔内においては、該網目状の絡まりの中に唾液を抱き込むので、これにより光沢感が生じると考えられる。
以下、実施例および比較例を示して本発明を具体的に説明するが、本発明は下記実施例に制限されるものではない。なお、表中の%は特に断らない限り質量%であり、表中のソルビットは純分70%、その他の各成分は純分100%である。
実施例1〜5、8〜17、比較例1〜5、参考例6〜7〔歯牙貼付用シートによるパック〕
各実施例比較例および参考例について、表1−1〜1−3に示す成分を配合して、歯牙貼付用シートを作成した。
〔膏体組成物の調製〕
(D)成分に粘結剤(増粘性無水ケイ酸)を撹拌しながら投入し、さらに水溶性成分((A)成分、(C)成分、トリポリリン酸ナトリウム)を溶解した蒸留水を添加した。必要に応じて調製後の膏体組成物のpHが5.0〜9.0になるようにpH緩衝剤を用いて調整した。続いて研磨剤(無水ケイ酸)、香料、甘味剤(サッカリンナトリウム)を順次投入し、4kPaまで減圧し均一になるまで混合した。一旦常圧に戻し界面活性剤((B)成分およびラウリル硫酸ナトリウム)を投入後、再度4kPaまで減圧・混合して膏体組成物を調製した。なお、pHは25℃における膏体組成物自体のpHを直接pHメーター(東亜ディーケーケー(株)製、HM−26S)で測定した。
〔歯牙貼付用シートの作製〕
上記の方法にて調製した膏体組成物(粘着剤層)を、ポリエチレンテレフタレート不織布(スパンレース、シンワ(株)製)を、低密度ポリエチレン・レーヨン不織布(低密度ポリエチレンフィルム層を有するレーヨン不織布、スパンレース、シンワ(株)製)の低密度ポリエチレン側に積層して得られる、3層支持体の粘着剤塗工面に塗布した。3層支持体の厚さは、ポリエチレンテレフタレート層が12μm、低密度ポリエチレン層が12μm、レーヨン層が20μmであった。粘着剤層が所定の厚さになるように、支持体と剥離ライナー(フジモリ産業株式会社 フィルムバイナ 75E−0010 BD ニュウハク)のシリコーンでコーティングされた面で挟み込みこみながら、展延機(花栄機械工業製、ロールサンドコーター)を用いて塗工し、多層体を得た。次に、多層体を横幅62mm、縦幅25mmの大きさに型抜きすると共に、横幅52mm、縦幅24mmの大きさに型抜きし、それぞれ上顎用の歯牙貼付用シート、下顎用の歯牙貼付用シートとした。
剥離ライナーがない歯牙貼付用シートは、例えば、上記方法にて調製した歯の貼付シートから剥離ライナーのみを剥離する方法、または、支持体の粘着剤塗工面にヘラなどを用いて膏体組成物を塗布する方法により調製することができる。
歯牙貼付用シートの調製に用いた各成分の詳細は以下のとおりである。
・1,1’−メチレン−ビス(4−イソシアナトシクロヘキサン)・ポリプロピレングリコール共重合体(分子量4,000、Polyolprepolymer−2、日光ケミカルズ株式会社製)
・1,1’−メチレン−ビス(4−イソシアナトシクロヘキサン)・ポリプロピレングリコール共重合体(分子量18,000、Polyolprepolymer−14、日光ケミカルズ株式会社製)
・カルナウバワックス(東亜化成株式会社製)
・セラック(カネダ株式会社製)
・ポリオキシエチレン(平均EO付加モル数20)硬化ヒマシ油(医薬部外品原料規格2006に適合、日本サーファクタント工業株式会社製、NIKKOL HCO−20)
・ソルビタン脂肪酸エステル(理研ビタミン株式会社リケマールシリーズ、ポエムシリーズ)
・ポリオキシエチレンステアリルエーテル
・グリセリン脂肪酸エステル(理研ビタミン株式会社リケマールシリーズ、ポエムシリーズ)
・ヒドロキシエチルセルロース(HECダイセル ダイセルファインケム株式会社)
・カルボキシメチルセルロース(ダイセル化学工業株式会社)
・アルギン酸ナトリウム(医薬部外品原料規格2006に適合、フードケミファ株式会社製)
・カラギーナンκ(GENUGEL X−926−03、三晶株式会社製)
・ソルビット(70%水溶液品、医薬部外品原料規格2006に適合、三菱商事フードテック株式会社製)
・キシリトール(三菱商事フードテック株式会社製)
・プロピレングリコール(旭硝子株式会社製、ダウ・ケミカル製)
・ポリエチレングリコール#400(医薬部外品原料規格2006に適合、三洋化成株式会社製)
・エタノール(独立行政法人新エネルギー産業技術総合開発機構、甘粕化学産業(株))
・グリセリン(ライオンケミカル株式会社製、グリセリン液(85質量%))
・トリポリリン酸ナトリウム(太平化学産業株式会社製)
・サッカリンナトリウム(和光純薬工業株式会社製、医薬部外品原料規格2006に適合)
・香料(ライオン株式会社製)
・増粘性無水ケイ酸(湿式法による沈降性シリカ、吸液量2.5ml/g、BET法による比表面積値405m2/g、商品名カープレックス #67Q、DSLジャパン株式会社製)
・無水ケイ酸(AC77、PQコーポレーション製)
・ラウリル硫酸ナトリウム(花王株式会社、エマール)
・パラオキシ安息香酸メチル(クラリアント製、NIPAGIN M)
・パラオキシ安息香酸ブチル(みどり化学株式会社製 ブチルパラベン)
水(医薬部外品原料規格2006に適合)
実施例18、20〜22、比較例6〜8、参考例19
各実施例比較例および参考例について、表2に示す成分を配合して、練歯磨を作製した。
〔練歯磨の調製〕
(1)精製水中に水溶性成分(粘結剤(増粘性無水ケイ酸)、プロピレングリコール、防腐剤(メチルパラベン、ブチルパラベン)等を除く)を常温で混合溶解させたA相を調製した。
(2)プロピレングリコール中に粘結剤および防腐剤を常温で分散させたB相を調製した。
(3)攪拌中のA相の中にB相を添加混合し、C相を調製した。
(4)C相中に、水溶性成分以外の成分(香料、研磨剤(無水ケイ酸)、(B)成分を含む界面活性剤等)を、1.5Lニーダー(石山工作所製)を用い常温で混合し、減圧(2666Pa)による脱泡を行い、練歯磨1.2kgを得た。
練歯磨の調製に用いた各成分の詳細は以下のとおりである。
・1,1’−メチレン−ビス(4−イソシアナトシクロヘキサン)・ポリプロピレングリコール共重合体(分子量4,000、Polyolprepolymer−2、日光ケミカルズ株式会社)
・1,1’−メチレン−ビス(4−イソシアナトシクロヘキサン)・ポリプロピレングリコール共重合体(分子量18,000、Polyolprepolymer−14、日光ケミカルズ株式会社製)
・ポリオキシエチレン(平均EO付加モル数20)硬化ヒマシ油(医薬部外品原料規格2006に適合、日本サーファクタント工業株式会社製、NIKKOL HCO−20)
・アルギン酸ナトリウム(医薬部外品原料規格2006に適合、フードケミファ株式会社製)
・キサンタンガム(医薬部外品原料規格2006に適合、三晶株式会社製 ケルザン)
・ソルビット(70%水溶液品、医薬部外品原料規格2006に適合、三菱商事フードテック株式会社製)
・キシリトール(三菱商事フードテック株式会社製)
・プロピレングリコール(旭硝子株式会社製、ダウ・ケミカル製)
・ポリエチレングリコール#400(医薬部外品原料規格2006に適合、三洋化成株式会社製)
・エタノール(独立行政法人新エネルギー産業技術総合開発機構、甘粕化学産業(株))
・グリセリン(ライオンケミカル株式会社製、グリセリン液(85質量%))
・サッカリンナトリウム(和光純薬工業株式会社製、医薬部外品原料規格2006に適合)
・フッ化ナトリウム(ステラケミファ株式会社製、ふっ化ナトリウム)
・ラウリル硫酸ナトリウム(花王株式会社、エマール)
・増粘性無水ケイ酸(湿式法による沈降性シリカ、吸液量2.5ml/g、BET法による比表面積値405m2/g 商品名カープレックス #67Q、DSLジャパン株式会社製)
・無水ケイ酸(AC77、PQコーポレーション製)
・パラオキシ安息香酸メチル(クラリアント製、NIPAGIN M)
・パラオキシ安息香酸ブチル(みどり化学株式会社製 ブチルパラベン)
・水(医薬部外品原料規格2006に適合)
実施例比較例および参考例の歯牙貼付用シートおよび練歯磨について、下記の評価を行った。
〔評価〕
〔1.光沢効果の評価〕
歯牙貼付用シートについては、10名の被験者が3分間歯牙に密着させて、剥がした後、ブラッシングし、一度ゆすいだ後に、鏡で前歯4歯(上下)を観察し、光沢効果を評価した。練歯磨については、10名の被験者が練歯磨1gを用いて3分間ブラッシング後に、一度ゆすいだ後に、鏡で前歯4歯(上下)を観察し、光沢効果を評価した。評価基準は以下の通りである。
(光沢効果の評価基準)
◎:歯の表面に非常につやもしくは光沢感があると感じる。
○:歯の表面につやもしくは光沢感があると感じる。
△:歯の表面にややつやもしくは光沢感があると感じる。
×:歯の表面につやもしくは光沢感が感じられない。
〔2.液分離の評価〕
練歯磨のそれぞれ、または膏体組成物のそれぞれを、ラミネートチューブに50gずつ充填した。ラミネートチューブは、直径26mm、口部内径8mmのラミネートチューブ(大日本印刷株式会社製)である。容器の層構成は、最外層より、低密度ポリエチレン(LDPE)55/ポリエチレンテレフタレート(PET)12/LDPE20/白LDPE60/エチレンメタアクリル酸共重合樹脂(EMAA)20/コーティング絶縁樹脂(AL)10/EMAA30/LDPE20/直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)30であり(数値は各層の厚さ(μm)を示す)、総厚さ257μmである。
各実施例比較例および参考例につき3本用意した。これらをそれぞれ50℃、1ヶ月間保存した後、わら半紙上に練歯磨または膏体組成物を10cm押し出し、わら半紙に染み出した液の長さを測定し、液分離の度合いを下記の4段階の評点にて評価した。3本の評点の平均値を算出し、下記評価基準に従って評価した。
(評点)
4点:液分離はまったく観察されない。
3点:押出した時、口元に僅かに液分離が認められるが、使用上問題ない。
2点:押出した時、口元に液分離が1〜3cm認められる。
1点:押出した時、口元に液分離が3cm以上超えて認められる。
(評価基準)
◎:3.5点以上4.0点以下
○:3,0点以上3.5点未満
△:2.0点以上3.0点未満
×:2.0点未満
なお、製剤の液分離安定性は温度に依存しており、温度が高いほど液分離が促進される傾向を示す。1ヶ月間の保存期間で評価が可能である保存温度として50℃を選択した。
〔3.光沢効果の持続性評価〕
歯牙貼付用シートについては、10名の被験者が3分間歯牙に密着させて、剥がした後、鏡で前歯4歯(上下)の表面を観察し、つやおよび光沢感を評価し、初期値とした。その30分後の各歯の表面について観察し、つやおよび光沢感を評価した。練歯磨については、10名の被験者が練歯磨1gを用いて3分間ブラッシング後に、鏡で前歯3歯(上下)の表面を観察し、つやおよび光沢感を評価し、初期値とした。その30分後の各歯の表面を観察し、つやおよび光沢感を評価した。評価基準は以下の通りである。
(評価基準)
◎:初期値と比べて、30分後のほうが歯の表面に非常につやもしくは光沢感があると感じる。
○:初期値と比べて、30分後のほうが歯の表面につやもしくは光沢感があると感じる。
△:初期値と比べて、30分後のほうが歯の表面にややつやもしくは光沢感があると感じる。
×:初期値と比べて、30分後のほうが歯の表面につやもしくは光沢感が感じられない。
Figure 0005923498
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表1−1〜1−3から明らかなように、実施例1〜5、8〜17の歯牙貼付用シートは、比較例1〜5の試験パックと比較して、光沢効果、液分離安定性および光沢効果の持続性のいずれにも優れていた。表2から明らかなように、実施例18、20〜22の練歯磨は、比較例6〜8の練歯磨と比較して、光沢効果および液分離安定性に優れていた。これらの結果は、本発明の口腔用組成物が、歯に対し十分な光沢感を付与し、液分離が防止され、かつ、光沢感を持続させることができることを示している。

Claims (9)

  1. (A)成分:1,1−メチレン−ビス(4−イソシアナトシクロへキサン)・ポリプロピレングリコール共重合体、および
    (B)成分:グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン高級アルコールエーテルおよびソルビタン脂肪酸エステルからなる群より選ばれる1種または2種以上
    を含有し、
    (A)成分の含有量が0.1〜10質量%であり、
    (B)成分の含有量が0.1〜20質量%であり、
    歯磨剤、洗口剤、又は歯牙貼付剤である
    口腔用組成物。
  2. さらに(C)成分:有機系粘結剤を含有する、請求項1記載の口腔用組成物。
  3. (C)成分が、セルロース系粘結剤、カラギーナンおよびアルギン酸ナトリウムからなる群より選ばれる1種または2種以上である、請求項に記載の口腔用組成物。
  4. さらに(D)成分:糖アルコールおよび/またはアルコールを含有する、請求項1記載の口腔用組成物。
  5. (D)成分が、グリセリン、プロピレングリコ−ル、ポリエチレングリコールおよびエタノールからなる群より選ばれる1種または2種以上である、請求項に記載の口腔用組成物。
  6. 歯への光沢感を付与する、請求項1〜5のいずれか1項に記載の口腔用組成物。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の口腔用組成物を含む粘着剤層と、前記粘着剤層を支持する支持体とを含む、歯牙貼付用シート。
  8. 容器に収納されている請求項1〜6のいずれか1項に記載の口腔用組成物と、支持体と、ヘラとを含む、歯牙貼付用キット。
  9. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の口腔用組成物を歯牙の表面に付着させて、歯牙表面に光沢を付与する方法。
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