JP5921314B2 - Led光源の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、LED光源の構造及びLED光源の製造方法に関する。
従来、基板上にLEDチップを実装したLED光源では、LEDチップを封止する透明樹脂を半球状に形成する場合、樹脂の粘性を利用して形状が形成されている。この場合、樹脂の粘度を高くする必要が有り、形状の安定性に問題が有った。この形状安定性の問題を解決する為、基板への文字印刷時に線を描画し、封止樹脂を止める方法が考案されている(例えば特許文献1,2)。
特開平5−299702号公報 特開2010−3994号公報
LEDチップを配線基板に実装し、透明封止樹脂を滴下してLEDチップを封止するLED光源では、透明封止樹脂は、樹脂と外部空気層との界面における反射を抑制するために、LEDチップを中心とした球体に近い形状とした場合に発光効率が良い。基板と樹脂端部の接触角が90度となる半球形状が理想的だと考えられている。
硬化前の液状樹脂材料の粘性により形状を形成する特許文献1の方法においては、基板と樹脂端部との接触角を90度に近づけようとすると、液状樹脂材料の粘度を著しく上昇させる必要が有り、材料の塗布に時間がかかるという製造上の課題があった。粘度を下げて接触角が小さい状態で封止した場合にはLEDチップからの光取り出し効率が悪い。この形状において封止樹脂に色変換材料を混ぜた場合にはLEDチップ上面方向は封止樹脂が薄く、側面方向は厚くなるため、光の出射方向で色変換される量が異なる色むら現象が発生するという課題があった。
特許文献2は基板上に段差を形成し、そこで樹脂が止まる効果を利用する。角度について改善が可能であるが、依然、特許文献1と同様の課題があった。
また、封止樹脂の硬化時の収縮により発生する残留応力により、LEDチップの剥離やLEDチップに接続する金属ワイヤが断線するという課題が発生する。
本発明は、貫通穴を有する開口部材の外周の縁で透明封止樹脂の液状材料の広がりを止める事で、基板と透明樹脂の端部との角度(接触角)を大きくし、LED光源の光取り出し効率と色変換材料添加時の色むら抑制とを図ることを目的とする。また、開口部材の変形を利用してLED光源の配光と透明封止樹脂内の残留応力とを改善することを目的とする。
この発明のLED光源は、
実装部材の実装面に実装されたLEDチップと、
おもて面から裏面へ貫通する貫通穴が形成された外観が平板形状の開口部材であって、前記貫通穴の内部に前記LEDチップが位置するように、前記裏面を前記実装面の側にして前記実装面に配置された開口部材と、
前記貫通穴の領域も含めて前記開口部材の前記おもて面の側に、前記開口部材の外周よりも外側の前記実装面にはみ出すことなく前記LEDチップを封止する樹脂性の封止部とを備えたことを特徴とする。
本発明により、基板と透明樹脂の端部との角度を大きくとれ、LED光源の光取り出し効率と色変換材料添加時の色むら抑制とを図るLED光源を提供できる。
実施の形態1によるLED光源101の封止樹脂の硬化後の断面図。 実施の形態1によるLED光源101の封止樹脂の硬化前の断面図。 実施の形態1によるLED光源101の封止樹脂のリング部材上面と液端面とのなす角度を示す断面図(拡大図)。 実施の形態1によるLED光源101の封止樹脂の変形方向を矢印で示した図。 実施の形態1によるLED光源101の透明封止樹脂と基板配線層を省略した上面図。 実施の形態2によるLED光源102の断面図。 実施の形態3によるLED光源103の断面図。 実施の形態4によるLED光源104の断面図。 実施の形態4の一般的なリードフレームと反射部材とで形成されたLED光源の断面図。 実施の形態5によるLED光源105の基板部品の断面図。 実施の形態6によるLED光源106の基板部品の上面図。 実施の形態7によるリング部材のバリエーションを示す図。 実施の形態8による透明封止樹脂の塗布前のLED光源108の断面図。 実施の形態8によるリング部材配置前のLED光源108の上面図。
実施の形態1.
図1〜図5を参照して実施の形態1のLED光源101を説明する。 図1は、LED光源101の透明な封止樹脂2(透明封止樹脂2ともいう)の硬化後の断面図である。なお図5(硬化後)に、透明封止樹脂2と基板配線層6を省略したLED光源101の上面図を示すが、図1は図5のA−A断面である。
図2は封止樹脂2の材料が液状で滴下され、封止樹脂2の硬化前の状態のLED光源101の断面図である。
LED光源101は、LEDチップ1の周囲にリング部材3を配置し、滴下された液状樹脂材料をリング部材3の端部3t(図2、図3)で止め、透明封止樹脂2の基板4に対する角度(接触角)を90度に近づけ、略半球の形状の封止樹脂(封止部)を形成することが特徴とする。
(LED光源101の構成)
図1、図2に示すように、LED光源101は、LEDチップ1、封止樹脂2(封止部)、リング部材3(開口部材)、基板4、金属ワイヤ5、基板配線層6を備えている。基板4は表面(実装面4a)に基板配線層6が形成されたプリント配線板である。基板4はその実装面4aにLEDチップ1が実装される実装部材である。図1に示すように、LEDチップ1への電流は、プリント配線板(基板配線層6)から金属ワイヤ5を経て、LEDチップ1の電極に供給される。LEDチップ1と金属ワイヤ5とは透明封止樹脂2により封止されている。
(リング部材3)
図1、図5に示すように、リング部材3は、おもて面3aから裏面3bへ貫通する円形の貫通穴3cが形成された外観が平板形状の開口部材である。リング部材3は、外周3dが略円形をなし、貫通穴3cが外周3dと同心円状に略円形にくり抜かれたリング形状である。リング部材3は、貫通穴3cの略中心にLEDチップ1が位置するように、裏面3bを基板4の実装面4aの側にして実装面4aに配置される。リング部材3は少なくともおもて面3a側の可視光反射率が、基板4の材料の可視光反射率と同等かより高いものとする。またリング部材3は、封止樹脂2の硬化時の温度に耐える樹脂材料を用いる。なお封止樹脂2は、熱硬化処理あるいは光硬化処理などによって硬化される。リング部材3は、例えば素材自身が白色で可視光反射率の高いPTFE樹脂や、白色顔料を混ぜて成型したポリアミド樹脂材料等で形成される。なおリング部材3は他にアルミニウム等の金属材料を用いても良い。
また、図3に示すように、リング部材3は、断面における、おもて面3aと外周の側面3sとの角度θ3が略90度であり、リング部材3の端部3tは断面である図3でみると、略90度の「かど」である。この「かど」である端部3tによって液状の封止樹脂2の流動が止まり、接触角θ1を90度近くにすることができ、あるいは90度を超えるθ2とすることができる。
(LED光源101の製法)
(1.配置工程)
製造工程におけるリング部材の配置工程において、基板4にLEDチップ1を接着し、さらに金属ワイヤ5を接続した後、リング部材3をLEDチップ1が中央の貫通穴3cに入るように置く(配置工程)。この時、リング部材3は実装面4aに接着されない。つまり図2において、配置工程では、貫通穴3cが形成されたリング部材3を、基板4の実装面4aに実装されたLEDチップ1が貫通穴3cの内部に位置するように、裏面3bを実装面4aの側にして実装面4aに配置する。
(2.滴下工程)
その後、滴下工程では、硬化前の液状の封止樹脂材料がリング上に滴下される(滴下工程)。つまり滴下工程では、図2に示すように、貫通穴3cの領域も含めてリング部材3のおもて面3aの側に、リング部材3の外周3dよりも外側の実装面4aにはみ出さないように,LEDチップ1を封止する封止樹脂2を滴下する。
(リング部材3のおもて面3aと、液端面とのなす角度θ)
液状材料の封止樹脂2は、表面張力とリングの端部3tの形状との作用により、前記のように、リング外周部(外周3d、図3における端部3t)で流動が止まる。その結果、リング部材3のおもて面3aと液端面とのなす角度(接触角)を、図3のθ1の角度のように大きくする事が可能になる。この角度θは、液状材料の粘度に依存する。粘度と塗布量とを調整する事で、図3のθ2のように、90度を超える角度で封止樹脂2を止めることも可能となる。
(3.硬化工程)
その後の封止樹脂2の硬化により材料の体積は収縮し、図1のようにリング端部分が持ち上げられた形状に変形する(硬化工程)。図4は、この時の封止樹脂2の変形方向を矢印で示した図である。リング部材3の厚みは、例えば0.1〜0.2mmにすることで硬化後に変形する。また図2に示すように、リング部材3の寸法は一例として、外径は6mm〜7mm、内径は4mm程度である。このように、硬化工程では、滴下された液状の封止樹脂2を硬化させると共に、封止樹脂の硬化に伴う収縮によって、リング部材3の外周3dと基板4の実装面4aとの間に隙間を形成する。硬化後は、封止樹脂2は実装面4aとは接着しており、また封止樹脂2は、おもて面3aとも接着している。そして、裏面3bと実装面4aとの隙間は、図1に示すように内径側3e(貫通穴3cの周縁)から外径側3f(外周3d)に向かうにしたがって増加する。
図1においてLEDチップ1から発生した光は封止樹脂2内を通り、外部に放射される。この時、封止樹脂2は、リング部材3により、封止樹脂2の端部分とリング部材3のおもて面3aとの角度(図3のθ)が90度に近い半球形状になっている。このため、封止樹脂2と外部の空気との境界で反射して封止樹脂2内に戻る光が少なくなる。
(おもて面3aによる反射)
またLEDチップ1からリング部材3のおもて面3aに向かった光はリング部材3(おもて面3a)で反射し、封止樹脂2の外部に出て行く。LEDチップ1からリング部材3のおもて面3aに向かう光は浅い角度でリング部材3(おもて面3a)と透明封止樹脂2との境界に入るため、全反射により反射され、反射による損失が少ない。またリング部材3が変形(基板4との隙間形成)しているためにLEDチップ1の上方に出て行く光はより多くなる。このため、基板4に向かう光が少なくなり、LED光源101の光出力の効率が良くなる。
(残留応力の緩和)
さらに、リング部材3の裏面3bが浮き上がることで、特許文献1のような透明封止樹脂2の下面全体が固定されている形状に比べて、封止樹脂2の硬化収縮による残留応力は緩和される。
(色変換材料の混合)
また、透明封止樹脂2に色変換材料を混合しても良い。この場合は図3の様に角度θを90度近くにできるため、LEDチップ1から発生した光が封止樹脂2に含有された色変換材料に均等に当たる事により、光の出射方向による色変化を抑制することが出来る。
以上に説明した実施の形態1のLED光源101の効果をまとめると以下の様である。(1)光効率の向上、その1:
によれば、基板4にLEDチップ1を実装して透明封止樹脂2で封止する際に、硬化後の透明封止樹脂2を半球形状に近い形状に形成することが可能になる。つまり、リング部材3のおもて面3aと樹脂端部とのなす角度θ(図3)を、略90度(θ1)、あるいは90度を超える角度(θ2)にすることができる。このため、封止樹脂2と外部の空気との境界で反射して封止樹脂内に戻る光が少なくなり、光取り出し効率が向上する。
(2)光効率の向上、その2:
さらに、LEDチップ1の発光面1a(図1)からリング部材3のおもて面3aに向かう光は浅い角度でリング部材と透明封止樹脂の境界に入るため、全反射により反射され、この部分の反射による損失が少ない。
(3)残留応力の緩和:
リング部材3の端部分は基板4に固定されておらず、そして硬化時に発生する封止樹脂2の変形(図4)によって、透明封止樹脂2内の残留応力を緩和できる。さらに、この形状(変形による隙間の発生)により、基板4の実装面4aに向かう光の量が減少し、LED光源101の光効率が改善する。
(4)色変換時の色むらの減少:
色変換材料を透明封止樹脂に配合し、発光色を調整するLED光源101においては、LEDチップをより半球に近い形状の中心に配置する事が可能になり、光の出射方向による色変化を抑制することが可能になる。
実施の形態2.
図6は、実施の形態2によるLED光源102の透明封止材料の硬化前の断面図である。なお図6は硬化前を示しているが、硬化後は、図1と同様に、リング部材3−2は封止樹脂2の硬化時の変形で基板4の実装面4aから浮き上がる。
図6は図2に対応するが、リング部材3の形状が異なる。このため、LED光源102のリング部材をリング部材3−2として符号を変えた。LED光源102は、実施の形態1と同様に、リング部材3−2上に半球状の透明封止樹脂2(封止部)が形成されている。図6に示すように、リング部材3−2の形状は、中央部(内径側3e)が薄く、外周部(外径側3f)が厚くなっている。つまりリング部材3−2は、貫通穴3cの周縁である内径側3eから外周3dに向かうに従って、板厚が増加する。この結果、外周部側面3sとおもて面3aのなす角度θ3(図6では見やすさのため、その対頂角で示した)が90度未満になっている。この90度未満の角度θ3により、リング端部での液状材料(封止樹脂)を止める効果が大きくなる。したがって、硬化前の液状の封止樹脂2の材料は、リング部材3−2の外周部の端面(外縁)での接触角がより大きい状態で止まる。このため、実施の形態1と比較して、粘度の低い液体材料(封止樹脂)を用いた場合でも、良好な半球形状を得る事が可能となる。また、粘度の低い液体封止樹脂の使用が可能になるので、LED光源の製造時間が早まる効果がある。
実施の形態3.
図7は、実施の形態3によるLED光源103の封止樹脂2の硬化前(a),硬化後(b)の形状変化を示す断面図である。実施の形態1と同様に、リング部材上に半球状の透明封止材料2が形成されている。図7(a)は図2に対応するが、リング部材3の形状が異なる。このため、LED光源103のリング部材をリング部材3−3として符号を変えた。
(硬化前)
硬化前のリング部材3−3の形状は、中央部(内径側3e)が厚く、外周部(外径側3f)が薄くなっている。つまり、リング部材3−3は、貫通穴3cの周縁である内径側3eから外周3dに向かうに従って、板厚が減少する。そして図7(a)のように外縁部3gは鋭角になっており、かつ外縁部3gは封止樹脂2の硬化前において、基板4の実装面4aから離れている。液状の封止樹脂2の滴下時に、この外周3dで封止樹脂2の流動が止まり、封止樹脂2の形状を半球状に近づけることができる。
(硬化時、硬化後)
封止樹脂2の硬化時には図7(b)のように変形時に厚みがより薄い外周3dが大きく上方向に反るように曲がり、リング部材3−3のおもて面3aは曲面を形成する。この曲面を利用して配光を調整する事ができる。
実施の形態4.
図8は、実施の形態4による、LED光源104の断面図(硬化後)である。LED光源104の特徴は、LEDチップ1を実装する実装部材が、リードフレーム7と、リードフレーム7を固定する固定部材8とによって形成され、LEDチップ1の実装面が、少なくともリードフレーム7と、固定部材8とによって形成されることにある。
図8に示すように、LED光源104は、LEDチップ1、封止樹脂2、リング部材3、金属ワイヤ5、リードフレーム7、固定部材8を備えている。LEDチップ1はリードフレーム7に接合され、リードフレーム7には固定部材8が取り付けられている。固定部材8はリードフレーム7で形成される各電極配線の位置を固定する。この電極とLEDチップ1は金属ワイヤ5により電気的に接続されている。さらに実施の形態1と同様にリング部材3が固定され、その上に半球状の透明封止材料が形成されている。LEDチップ1は少なくともリードフレーム7と、固定部材8とによって形成される実装面に実装される。
LEDチップ1から発光した光は直接に透明封止樹脂2の表面(空気との境界)に向かい、又はリードフレーム7の表面、反射部材(リング部材3のおもて面3a)で反射され、効率良く透明封止樹脂2の表面に向かう。透明封止樹脂2は半球形状に近い形のため、図9のような一般的なリードフレーム7と反射部材で形成されたLED光源に比べて反射部材等での反射による損失が抑制され、光は効率良く外部に出射する。
図8のLED光源104の構成により、リードフレーム7を用いたLED光源においても半球状に近い良好な透明封止樹脂2を形成する事が可能になる。
実施の形態5.
図10は、実施の形態5による、LED光源105の基板部品の斜視図である。LED光源101の特徴は、LEDチップ1が実装される実装部材が基板4(第1の基板)に固定された金属サブマウント9(第2の基板)であり、LEDチップ1が実装される実装面は、金属サブマウント9の実装面である点である。
図10に示すように、LED光源105は、LEDチップ1、金属ワイヤ5、封止樹脂2、リング部材3、金属サブマウント9、配線材10を備えている。LEDチップ1は金属サブマウント9に接合され、金属サブマウント9は基板4に固定されている。LEDチップ1からの配線は基板4上の配線材10に金属ワイヤ5により接続されている。実施の形態1同様にリング部材上に半球状の透明封止材料が形成されている。LEDチップ1から発光した光は直接に透明封止樹脂2の表面に向かい又はサブマウント、リング部材3のおもて面3aで反射され、透明封止樹脂2の表面に向かう。周囲の基板4に向かう光が抑制され、封止樹脂2は半球に近い形のため、光は効率良く外部に出射する。この構成によりサブマウントの形状を問わず透明封止樹脂2を半球状に形成することが可能となる。なおサブマウントは金属にかぎらず、セラミクス材料を用いることも可能である。
実施の形態6.
図11は、実施の形態6による、LED光源106の基板部品の上面図である。各部の構成は実施の形態1と同じである。リング部材3−6は金属ワイヤ5の部分を避ける2か所の切り欠き3kを有する。つまり図11(a)に示すように、リング部材3−6は貫通穴3cの内縁(内径部分)に、LEDチップ1に接続されるワイヤとの干渉を避ける2つの切り欠き3kが形成されている。切り欠き3kによってリング部材3−6の直径(外径φDout)を小さくすることが可能となり小型の半球形状を形成することが可能になる。なお、LEDチップ1の位置は偏心するが、切り欠き3kは一つ以上でもよい。
なお切り欠き3kの形成とは別に、貫通穴3cの形状を図11(a)に破線で示す貫通穴3c−1のように楕円形状にしても切り欠き3kの形成と同様の効果を得ることができる。図11(b)には、貫通穴3c−1を有するリング部材3−7を示した。
実施の形態7.
以上の実施の形態1〜6では、外周が円形状のリング部材3の場合を説明した。しかしながら、外周が円形状のリング部材3は一例である。図12はリング部材のバリエーションを示す図であり、板厚が均一な図5と同様の上面図である。A−A断面(図5)の形状は図2のリング部材3と同様の板形状とする。図12(a)は、図2のリング部材3そのものをリング部材3−71として示した。リング部材3−71は貫通穴3c−71を有する。図12(b)は、外周が楕円形状のリング部材3−72である。リング部材3−72の貫通穴3c−72は楕円形状である。図12(c)は、外周が角がRの矩形形状のリング部材3−73である。リング部材3−73の貫通穴3c−73は外周と同様の矩形形状である。図12(d)は、外周が角がRの三角形状のリング部材3−74である。リング部材3−74の貫通穴3c−74は外周と同様の三角形状である。なお、(a)〜(d)の外周形状、貫通穴形状、及び板厚は、一例である。これらは、例えば封止樹脂の硬化時の変形に合わせて、適宜、選択してもよい。(a)以外の場合は、硬化後の封止樹脂2の形状は、球形状に類似する先端のなめらかな凸形状、山形状となる。
実施の形態8.
図13、図14を参照して実施の形態8のLED光源108を説明する。実施の形態8のLED光源108は、実施の形態1のLED光源101が、リング部材3を配置する際(配置工程)に、リング部材3を位置決めする突起部であるガイド突起部11を、さらに有する構成である。ガイド突起部11は、実施の形態1で述べたリング部材3の配置工程の前に実施される突起部生成工程で生成される。突起部生成工程は、配置工程においてリング部材3を基板4の実装面4aに配置する際に、リング部材3の位置ずれを抑制するガイド突起部11を生成する工程である。
(ガイド突起部11)
図13は、LED光源108の、透明封止樹脂2を塗布する前の断面図(透明封止樹脂2の塗布前の図2に対応)である。図14はLED光源108のリング部材3を配置する前の上面図であり、図13のX方向矢視に相当する。図14では、実際には配置されていないリング部材3を破線で示した。LED光源108は、図14に示すように、基板4上にガイド突起部11(8箇所)が外周3d及び内径側3eに沿って円形に配置されており、リング部材3を配置する場合の位置ずれを抑制する。具体的に説明すると、4個のガイド突起部11がリング部材3の外周3dに沿って略90度おきに配置され、また、別の4個のガイド突起部11が内径側3eに沿って略90度おきに配置されている。このように配置されたガイド突起部11は、リング部材3が基板4に配置される際の位置決め機能及び位置ずれ防止機能を有する。
ガイド突起部11はシリコーン樹脂、エポキシ樹脂、オレフィン樹脂、アクリル樹脂、フッ素樹脂等の液状から硬化可能な材料で形成する。あるいはガイド突起部11は、これらの材料を合成した樹脂材料を使用することも考えられる。これら材料で、かつ、可視光透過率が高いものを選んでガイド突起部11を形成する事で、ガイド突起部11を形成したことによるLED光源108の発光効率の低下を抑制できる。また、白色顔料を混合する事でガイド突起部11の表面で光を反射し、LED光源108の効率低下を抑制する事も考えられる。ガイド突起部11を形成することにより、リング部材3を配置する時の位置ずれを抑制できる。
図14では外周3d及び内径側3eの両方にガイド突起部11が形成されているが、内径側3eあるいは外周3dのいずれか一方のみに形成しても良い。つまり、ガイド突起部11は、リング部材3の外周近傍と、貫通穴3cの周縁近傍との少なくともいずれかに配置される。また、ガイド突起部11は位置ずれを抑制できるのであれば、図14に示すような円形配置ではなく、部分的に形成した形状でもよい。つまり図14では外周3dに沿って長さL1の4個のガイド突起部11を設け、また、内径側3eに沿って長さL2の4個のガイド突起部11を設けているが、外周3dに沿って長さL1よりも短いガイド突起部11を2個、内径側3eに沿って長さL1よりも短いガイド突起部11を2個のような配置でも構わない。
なお、実施の形態8のLED光源108は、実施の形態1のLED光源101がガイド突起部11を有する構成を説明したが、一例である。実施の形態2〜7で説明した各LED光源も、ガイド突起部11を有する構成としてよいことはもちろんである。
また、以上の実施の形態は、矛盾の生じない範囲で、組み合わせて実施することができる。
1 LEDチップ、2 封止樹脂、3 リング部材、3a おもて面、3b 裏面、3c 貫通穴、3d 外周、3e 内径側、3f 外径側、3g 外縁部、3k 切り欠き、4 基板、5 金属ワイヤ、6 基板配線層、7 リードフレーム、8 固定部材、9 金属サブマウント、10 配線材、11 ガイド突起部。

Claims (5)

  1. おもて面から裏面へ貫通する貫通穴が形成された外観が平板形状の開口部材を、実装部材の実装面に実装されたLEDチップが前記貫通穴の内部に位置するように、前記開口部材の前記裏面を前記実装面の側にして前記実装面に配置する配置工程と、
    前記貫通穴の領域も含めて前記開口部材の前記おもて面の側に、前記開口部材の外周よりも外側の前記実装面にはみ出さないように前記LEDチップを封止する封止樹脂を滴下する滴下工程と
    滴下された前記封止樹脂を硬化させると共に、前記封止樹脂の硬化に伴う収縮によって、前記開口部材の前記裏面と前記実装面との間に隙間を形成する硬化工程と
    を備えたことを特徴とするLED光源の製造方法。
  2. 前記開口部材の前記裏面と、前記実装面との間の前記隙間は、
    前記貫通穴の周縁から前記外周に向かうに従って、増加することを特徴とする請求項1に記載のLED光源の製造方法。
  3. 前記LED光源の前記製造方法は、
    前記配置工程の前に実施される突起部生成工程であって、前記配置工程において前記開口部材を前記実装部材の前記実装面に配置する際に、前記開口部材の位置ずれを抑制する突起部を生成する突起部生成工程を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のLED光源の製造方法。
  4. 前記開口部材は、
    外周が略円形をなし、前記貫通穴が前記外周と同心円状に略円形にくり抜かれたリング形状をなすリング部材であり、
    前記配置工程は、
    前記実装面に実装された前記LEDチップが、前記略円形の前記貫通穴の略中心に位置するように、前記リング部材の前記裏面を前記実装面の側にして前記実装面に配置することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のLED光源の製造方法。
  5. LED光源の製造方法において、
    おもて面から裏面へ貫通する貫通穴が形成された外観が平板形状の開口部材を、実装部材の実装面に実装されたLEDチップが前記貫通穴の内部に位置するように、前記開口部材の前記裏面を前記実装面の側にして前記実装面に配置する配置工程と、
    前記貫通穴の領域も含めて前記開口部材の前記おもて面の側に、前記開口部材の外周よりも外側の前記実装面にはみ出さないように前記LEDチップを封止する封止樹脂を滴下する滴下工程と
    を備え
    前記LED光源の前記製造方法は、
    前記配置工程の前に実施される突起部生成工程であって、前記配置工程において前記開口部材を前記実装部材の前記実装面に配置する際に、前記開口部材の位置ずれを抑制する突起部を生成する突起部生成工程を備えたことを特徴とするLED光源の製造方法。
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