JP5921313B2 - 空調設備の制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、空調設備の制御装置に関し、例えば省エネルギー運転と快適性確保とを両立し得る空調設備の制御装置に関する。
従来から、建物に配設された空調設備は、建物内の環境温度や湿度に基づいて空気を調和(空調)している。
ところで、建物内の滞在者が感じる快適性は、建物内の湿度や輻射温度、気流速度等によって全く異なり、例えば建物内の室温を一定にしたとしても、建物内の滞在者は一概に快適に感じるとは限らないことが知られている。したがって、建物に配設された空調設備を運転する場合には、建物内の滞在者が感じる快適性について総合的に評価して運転しなければ、建物内の滞在者は十分に快適とは感じない。また、建物内の滞在者の快適性を考慮せずに建物内を空調した場合には、建物内の滞在者が感じるよりも室内を冷やし過ぎたり温め過ぎたりする可能性があり、無駄にエネルギーを消費してしまうといった問題も生じ得る。
このような問題に対して、特許文献1には、建物内の滞在者の快適性を確保しながらエネルギー消費を抑制することができる温冷快適性の制御方法が開示されている。
特許文献1に開示されている制御方法は、温度調整装置や湿度調整装置、風量調整装置といった複数の環境因子調整装置を含む空調システムで環境の温冷快適性を制御する方法において、温冷快適性の評価基準としてISO−7730で規定されているPMV(予測平均温冷感申告)値を使用し、現在環境のPMV値から目的PMV値へ調整するための複数の環境因子調整装置のうち、最大のエネルギー消費効率を有するもので所在環境の温冷快適性を調整する方法である。
特開2009−145033号公報
ところで、近年、様々な産業分野で環境負荷低減に関する規制が設けられており、改正されたエネルギーの使用の合理化に関する法律(改正省エネ法)においても、エネルギー使用効率を毎年1%以上改善するといった努力目標が規定されている。このような規制に対応するために、空調設備の分野においても、消費エネルギー低減に関する目標値を設定し、エネルギーの消費量を厳しく管理することが要求されている。
特許文献1に開示されている制御方法においては、最大のエネルギー消費効率を有する環境因子調整装置で所在環境の温冷快適性を調整することで、所在環境の快適性を改善できると共に、空調システムのエネルギー消費を抑制することができるものの、例えば二酸化炭素(CO)排出量等の省エネルギーに関する目標値が設定されている場合にも、所在環境の快適性を優先させて空調してしまう。したがって、前記目標値を達成することができず、エネルギー使用効率を十分に改善することができない可能性があるといった課題がある。
本発明は、前記問題に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、例えばCO排出削減目標値等のエネルギー低減目標値が設定されている場合に、エネルギー低減目標の達成と建物内の快適性の確保とを両立することのできる空調設備の制御装置を提供することにある。
上記する課題を解決するために、本発明に係る空調設備の制御装置は、前記空調設備の運転を制御する制御装置であって、前記制御装置は、運転時に排出される二酸化炭素の排出量もしくは運転時に排出される二酸化炭素の規定値に対する削減量と、快適性指標の変動許容範囲とに基づいて、前記空調設備の運転を制御することを特徴とする。
以上の説明から理解できるように、本発明によれば、空調設備の運転時に当該空調設備から排出される二酸化炭素(CO)の排出量が目標値に合致するか否かを判定しながら、空調の快適性指標の変動許容範囲を利用して建物内の快適性を調整することによって、エネルギー低減目標を達成しながら建物内の快適性を確保することができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明に係る空調設備の制御装置の実施例1が適用される空調システムの全体構成を概略的に示す全体構成図。 図1に示す実施例1の制御装置で用いる快適性指標の定義を説明する図。 図1に示す実施例1の制御装置で用いる快適性指標の変動許容範囲の設定の一例を示すテーブル。 図1に示す実施例1の制御装置の処理フローを説明するフローチャート。 図1に示す実施例1の制御装置で算出される空調熱負荷予測値と空調熱負荷補正値の関係の一例を時系列で示す図。 図1に示す実施例1の制御装置で算出される算出結果の一例を時系列で示す図であり、(a)は空調熱負荷補正値、(b)はCO排出量、(c)は熱源装置の運転計画を示す図。 本発明に係る空調設備の制御装置の実施例2が適用される空調システムの全体構成を概略的に示す全体構成図。 図7に示す実施例2の制御装置の処理フローを説明するフローチャート。 図7に示す実施例2の制御装置で算出される再生可能エネルギー生成量予測値の太陽熱による熱量予測値と排熱量予測値の排熱による熱量予測値の一例を時系列で示す図。 図7に示す実施例2の制御装置で算出される再生可能エネルギー生成量予測値の太陽光発電による発電量予測値と風力による発電量予測値の一例を時系列で示す図。 図7に示す実施例2の制御装置で算出される空調熱負荷補正値の一例を時系列で示す図。 本発明に係る空調設備の制御装置の実施例3が適用される空調システムの全体構成を概略的に示す全体構成図。 図12に示す実施例3の制御装置における快適性指標の算出に用いる代謝量の設定の一例を示すテーブル。 図12に示す実施例3の制御装置における快適性指標の算出に用いる着衣量の設定の一例を示すテーブル。 図12に示す実施例3の制御装置の処理フローを説明するフローチャート。 図12に示す実施例3の制御装置で算出される運転計画段階の快適性指標と現在の快適性指標の一例を時系列で示す図。 図12に示す実施例3の制御装置で算出される運転計画段階の空調熱負荷と現在の空調熱負荷の一例を時系列で示す図。 図12に示す実施例3の制御装置で算出される運転計画段階の空調熱負荷と現在の空調熱負荷と運転計画段階の空調設備の運転計画の一例を時系列で示す図。 図12に示す実施例3の制御装置で算出される運転計画段階の快適性指標と現在の快適性指標と修正された快適性指標の一例を時系列で示す図。 図12に示す実施例3の制御装置で算出される運転計画段階の空調熱負荷と現在の空調熱負荷と修正された空調熱負荷の一例を時系列で示す図。 図12に示す実施例3の制御装置で算出される運転計画段階の空調熱負荷と現在の空調熱負荷と修正された空調熱負荷と修正された空調設備の運転計画の一例を時系列で示す図。
以下、本発明に係る空調設備の制御装置の実施例1〜3について、図面を参照して説明する。
[実施例1]
図1は、本発明に係る空調設備の制御装置の実施例1が適用される空調システムの全体構成を概略的に示したものである。
図示する空調システム1000は、空調設備500と該空調設備500の運転を制御するための制御装置100とを備えている。
前記空調設備500は、空調に使用される温冷水を生成する熱源装置200と、空調対象建物300内に配設され、前記熱源装置200によって生成された温冷水を用いて空調対象建物300の空調を行う空調装置310と、を備えている。なお、空調装置を備えた空調対象建物を複数設け、複数の空調対象建物に配設された空調装置のそれぞれに熱源装置200によって生成された温冷水を供給しても良い。
前記熱源装置200は、空調に使用される温冷水を生成するために、ボイラ210、熱交換器220、吸収式冷凍機230、ターボ冷凍機240をそれぞれ複数台備えており、ボイラ210で生成された蒸気を熱交換器220で熱交換することによって生成された温水と、ボイラ210で生成された蒸気を吸収式冷凍機230で利用したり、ターボ冷凍機240を使用した際に生成される冷水を、空調対象建物300内の空調装置310へ供給する。
空調装置310は、熱源装置200から供給された温冷水を用いて周辺空気と熱交換を行い、空調対象建物300の内部空間の空調を行う。
空調設備500の運転を制御する制御装置100は、空調設備500の制御に必要な情報を記憶するための記憶部110と、該記憶部110に記憶された情報に基づいて空調設備500の運転計画を作成する運転計画作成部140と、運転計画作成部140によって作成された運転計画で空調設備500を運転した際に運転時に排出される二酸化炭素(CO)の規定値に対する削減量がCO削減目標値以上であるか否かを判定する判定部150と、を備えている。
また、前記運転計画作成部140は、空調熱負荷予測部(運転計画予測部)120と空調熱負荷修正部(運転計画修正部)130と運転計画演算部141とを備え、空調熱負荷予測部120は、空調熱負荷補正部(運転計画補正部)121を更に備えている。なお、空調熱負荷は、空調対象建物300の内部空間の快適性を保持するために空調装置310に供給される温冷水の流量に相当するものであり、運転計画演算部141で空調設備500の運転計画を作成する際に用いられるものである。
前記空調熱負荷予測部120は、空調設備500の運転計画を予測するものであり、空調装置310の運転に必要な空調熱負荷予測値を算出し、算出された空調熱負荷予測値を運転計画演算部141と空調熱負荷修正部130へ送信する。その際、空調熱負荷予測部120は、記憶部110に記憶された空調対象建物300の快適性指標と、予測対象となる期間(例えば翌日の1日間)の気象予測と空調対象建物300内の滞在者数予測とに基づいて、空調対象建物300の熱の出入りを表した物理モデルを用いて空調熱負荷予測値を算出する。
ここで、快適性指標としては、適宜の温冷感に関する指標を適用することができるが、本実施例1では、ISO−7730で規定されるPMV(Predicted Mean Vote:予測平均温冷感申告)を適用する。このPMVは、ファンガー(Fanger)による熱収支方程式から算出されるものであり、7段階尺度の温冷感(+3:非常に暑い、+2:暑い、+1:やや暑い、0:どちらでもない(快適)、−1:やや寒い、−2:寒い、−3:非常に寒い)と関連付けたものである。
図2で示すように、前記熱収支方程式は、滞在者側の要素として代謝量(活動量)と着衣量、環境側の要素として室内の空気温度と空気湿度と放射温度(平均輻射温度)と気流速度、からなる6つの温熱要素を用いて表現される。熱収支方程式から算出されたPMVは、温熱環境に対する不快者の割合であるPPD(Predicted Percentage of Dissatisfied:予測不快者率)と関連付けられ、例えばPMV=0では95%が快適であり、−0.5<PMV<+0.5では90%が快適となるように関連付けられている。なお、滞在者側の要素は、例えば前記記憶部110に情報として記憶しておくことができ、環境側の要素は、例えばセンサ等を用いて検知することができる。
ここで、前記空調熱負荷予測部120が、予め適正な快適性指標に基づいて空調熱負荷予測値を算出する場合には、空調熱負荷予測部120は、算出された空調熱負荷予測値を運転計画演算部141と空調熱負荷修正部130へ送信する。一方で、前記空調熱負荷予測部120が、予め定められた快適性指標(例えばPMV=0)に基づいて空調熱負荷予測値を算出する場合には、空調熱負荷予測部120は、当該空調熱負荷予測部120で算出された空調熱負荷予測値を補正し、補正された空調熱負荷補正値を運転計画演算部141と空調熱負荷修正部130へ送信する。具体的には、空調熱負荷予測部120の空調熱負荷補正部121は、例えば図3で示すように予め建物や季節毎に設定された快適性指標の変動許容範囲に基づいて、予め定められた快適性指標を補正し、補正された快適性指標(例えば夏季の場合にPMV=0.5)に基づいて、空調対象建物300の熱の出入りを表した物理モデルを用いて算出された空調熱負荷予測値を補正し、空調熱負荷補正値を算出する。
運転計画演算部141は、空調熱負荷予測部120によって算出された空調熱負荷予測値あるいは空調熱負荷補正値を達成し得る空調設備500の熱源装置200の運転計画を算出し、算出された運転計画を判定部150へ送信する。なお、運転計画の算出に使用する熱源装置200のボイラ210、熱交換器220、吸収式冷凍機230、ターボ冷凍機240のそれぞれの定格容量、性能曲線(入力に対する出力の変化)等のスペックは、予め記憶部110に記憶しておく。ここで、運転計画の算出は、目的関数に対して空調設備500の熱源装置200の運転により排出されるCO排出量を設定することによって、CO排出量が最小となる熱源装置200のボイラ210、熱交換器220、吸収式冷凍機230、ターボ冷凍機240の組み合わせ、熱源装置200のボイラ210、熱交換器220、吸収式冷凍機230、ターボ冷凍機240の運転台数、熱源装置200の運転時の負荷率を算出する最適化問題に置き換えることができる。
判定部150は、運転計画作成部140の運転計画演算部141によって算出された運転計画で空調設備500を運転した際に運転時に排出されるCOの規定値に対する削減量が予め定められたCO削減目標値以上であるか否かを判定し、CO削減目標値以上であると判定した場合には、その運転計画(制御信号)を空調設備500へ送信する。一方、CO削減目標値よりも小さいと判定した場合には、その判定結果を運転計画作成部140の空調熱負荷修正部(運転計画修正部)130へ送信する。
空調熱負荷修正部130は、例えば図3で示すように予め建物や季節毎に設定された快適性指標の変動許容範囲に基づいて空調熱負荷の算出に用いる快適性指標を修正し、修正された快適性指標に基づいて、空調対象建物300の熱の出入りを表した物理モデルを用いて空調熱負荷予測部120で算出された空調熱負荷予測値あるいは空調熱負荷補正値を修正する。そして、空調熱負荷修正部130は、算出された空調熱負荷修正値を運転計画演算部141へ送信する。
運転計画演算部141は、空調熱負荷修正部130によって算出された空調熱負荷修正値を達成し得る空調設備500の熱源装置200の運転計画を算出し、算出された運転計画を判定部150へ送信する。判定部150は、運転計画演算部141によって算出された運転計画で空調設備500を運転した際に運転時に排出されるCOの規定値に対する削減量が予め定められたCO削減目標値以上であるか否かを再び判定し、CO削減目標値以上であると判定した場合には、その運転計画を空調設備500へ送信する。一方で、CO削減目標値よりも小さいと判定した場合には、その判定結果を再び運転計画作成部140の空調熱負荷修正部130へ送信し、空調熱負荷修正部130は、快適性指標の変動許容範囲に基づいて空調熱負荷の算出に用いる快適性指標を再び修正して新たな空調熱負荷修正値を算出する。
このように、運転時に排出されるCOの規定値に対する削減量の予め定められたCO削減目標値に対する判定と、快適性指標の変動許容範囲に基づく空調設備の運転計画の修正とを実行することによって、建物内の快適性を維持しながらエネルギー低減目標であるCO排出削減目標を達成することができる。
なお、上記する制御装置100は、例えばパソコンやサーバ装置等により実現することができる。すなわち、パソコンの場合には、キーボードやディスプレイ等の入出力装置、メモリやハードディスク等の記憶装置、CPU等の演算装置が備えられており、記憶装置に記憶されているプログラムやデータを演算装置が呼び出して実行することによって制御装置100の処理を実行することができる。
図4は、図1に示す実施例1の制御装置100の処理フローを説明するフローチャートである。
まず、制御装置100による空調設備500の運転計画の予測期間(例えば翌日の1日間)と予測間隔(例えば1時間間隔)を設定する(S1)。
次いで、運転計画作成部140の空調熱負荷予測部120は、記憶部110に記憶された空調対象建物300の快適性指標と、予測期間の気象予測と空調対象建物300内の滞在者数予測とに基づいて空調熱負荷予測値を算出する(S2)。ここで、空調熱負荷は、気象予測のうち特に気温変化によって影響され、空調対象建物300内の滞在者数のうち、滞在者の代謝による熱収支や滞在者の活動に伴う発熱機器(例えばOA機器等)の稼動による熱放散によって影響される。したがって、空調熱負荷予測部120は、これらの要素を空調対象建物300の熱の出入りを表した物理モデルで考慮し、予め定められた快適性指標(例えばPMV=0:どちらでもない(快適))に対応する空調熱負荷予測値を算出する(図5中、L51)。
次に、空調熱負荷補正部121は、例えば図3で示す予め建物あるいは部屋や季節毎や月毎に設定された快適性指標の変動許容範囲に基づいて、空調熱負荷予測部120で算出された空調熱負荷予測値を補正して空調熱負荷補正値を算出する(S3)。例えば、夏季の場合には、滞在者はやや暑くても不快とは感じなくなるため、予め定められた快適性指標(例えばPMV=0)を快適性指標の変動許容範囲内であってやや高い快適性指標(例えばPMV=0.5)へと変更し、空調対象建物300の熱の出入りを表した物理モデルを用いてその快適性指標に対応する空調熱負荷補正値を算出する(図5中、L52)。これにより、例えば夏季の場合に建物内の滞在者の温冷感が暑くなるように空調設備500の運転計画が作成され、空調設備500の冷房の熱負荷が減少される。
なお、前記空調熱負荷予測部120が、予め適正な快適性指標(例えばPMV=0.5)に基づいて空調熱負荷予測値を算出する場合には、S3の空調熱負荷補正値の算出フローを省略することができる。
次に、運転計画演算部141は、空調熱負荷補正部121によって算出された空調熱負荷補正値と予め記憶部110に記憶された熱源装置200のボイラ210等のスペックとに基づいて、空調設備500の熱源装置200の運転計画を算出する(S4)。ここで、運転計画は、目的関数fに対して空調設備500の熱源装置200の運転により排出されるCO排出量の積算値を設定する以下の式(1)に示す最適化問題を用いて算出する。
Figure 0005921313
なお、tは予測期間、iは熱源装置200のボイラ210等のそれぞれ、αは熱源装置200のボイラ210等のそれぞれのCO排出係数、x(t)は熱源装置200のボイラ210等のそれぞれの負荷率、z(t)は熱源装置200のボイラ210等のそれぞれの起動・停止を表す0−1変数を表し、Σiは熱源装置200の全てについての加算、Σtは予測期間の全期間に亘っての加算をそれぞれ表している。
上記する式(1)に示す最適化問題について、空調熱負荷補正部121によって算出された空調熱負荷補正値(図6(a)参照)を達成し得ることを制約条件とし、例えば空調設備500の熱源設備200の運転により排出されるCOの排出量(図6(b)参照)が最小となるような各時間における熱源装置200のボイラ210、熱交換器220、吸収式冷凍機230、ターボ冷凍機240の組み合わせ、熱源装置200のボイラ210、熱交換器220、吸収式冷凍機230、ターボ冷凍機240の運転台数、熱源装置200の運転時の負荷率を算出する(図6(c)参照)。
そして、判定部150は、運転計画作成部140の運転計画演算部141によって算出された運転計画で空調設備500を運転した際に運転時に排出されるCOの規定値に対する削減量が予め定められたCO削減目標値以上であるか否かを判定する(S5)。CO削減目標値以上であると判定した場合には、判定部150は、運転計画演算部141によって算出された運転計画を空調設備500へ送信し、制御装置100の運転計画段階の処理を終了する。一方、CO削減目標値よりも小さいと判定した場合には、その判定結果を運転計画作成部140の空調熱負荷修正部130へ送信する。
空調熱負荷修正部130は、例えば図3で示す予め建物や季節毎に設定された快適性指標の変動許容範囲に基づいて空調熱負荷の算出に用いる快適性指標を修正し、修正された快適性指標に基づいて、空調対象建物300の熱の出入りを表した物理モデルを用いてその快適性指標に対応する空調熱負荷修正値を算出する(S6)。例えば、夏季の場合には、事務室では滞在者は暑くても許容されるため、やや高くした快適性指標(例えばPMV=0.5)を快適性指標の変動許容範囲内の快適性指標(例えばPMV=2.0)へと変更し、空調設備500の冷房の熱負荷を更に減少させるような空調熱負荷修正値を算出する。
運転計画演算部141は、空調熱負荷修正部130によって算出された空調熱負荷修正値と予め記憶部110に記憶された熱源装置200のボイラ210等のスペックとに基づいて、空調設備500の熱源装置200の運転計画を再び算出し(S4)、判定部150は、運転計画作成部140の運転計画演算部141によって再び算出された運転計画で空調設備500を運転した際に運転時に排出されるCOの規定値に対する削減量が予め定められたCO削減目標値以上であるか否かを判定する(S5)。CO削減目標値以上であると判定した場合には、判定部150は、運転計画演算部141によって算出された運転計画を空調設備500へ送信る。
[実施例2]
図7は、本発明に係る空調設備の制御装置の実施例2が適用される空調システムの全体構成を概略的に示したものである。図7に示す実施例2の制御装置100Aは、図1で示す実施例1の制御装置100に対して、空調設備500の運転に用いる再生可能エネルギーの生成量を予測する再生可能エネルギー生成量予測部と空調設備500の運転に用いる他の工場等の設備の排熱量を予測する排熱量予測部を備える点が相違しており、その他の構成は、実施例1の制御装置100とほぼ同様である。したがって、実施例1の制御装置100と同様の構成については、同様の符号を付してその詳細な説明は省略する。なお、本実施例2では、再生可能エネルギーと工場等の設備の排熱の双方を利用する場合について説明するが、双方のうちの一方のみを利用することもできる。
図示する実施例2の空調システム1000Aは、空調設備500の運転に用いることのできる再生可能エネルギーを生成する再生可能エネルギー生成部600Aと、空調設備500の運転に用いることのできる熱を排出する設備700Aと、を含んでいる。
再生可能エネルギー生成部600Aは、例えば太陽熱、太陽光発電、風力発電等によって空調設備500の運転に用いることのできる再生可能エネルギーの生成するものである。また、設備700Aは、例えば清掃工場等であってその設備700Aの稼動時に空調設備500の運転に用いることのできる熱を排出するものである。
実施例2の制御装置100Aの運転計画作成部140Aは、図1で示す実施例1の制御装置100の運転計画作成部140の各構成に加えて、再生可能エネルギー生成部600Aによって生成される再生可能エネルギーの生成量を予測する再生可能エネルギー生成量予測部160Aと、設備700Aから排出される熱の排熱量を予測する排熱量予測部170Aと、を備えており、再生可能エネルギー生成部600Aによって生成される再生可能エネルギーの生成量や設備700Aから排出される熱の排熱量に基づいて空調設備500の運転計画を作成することができるようになっている。
具体的には、再生可能エネルギー生成量予測部160Aは、太陽熱、太陽光発電、風力発電等によって生成される再生可能エネルギーの生成量と、予測対象となる期間(例えば翌日の1日間)の気象予測とに基づき、再生可能エネルギーの生成量を表現したモデルを用いて予測対象となる期間の再生可能エネルギー生成量予測値を算出し、その算出結果を運転計画演算部141Aへ送信する。
また、排熱量予測部170Aは、設備700Aの予測対象となる期間(例えば翌日の1日間)の稼動計画等に基づいて予測対象となる期間の排熱量予測値を算出し、その算出結果を運転計画演算部141Aへ送信する。
運転計画演算部141Aは、空調熱負荷予測部(運転計画予測部)120Aによって算出された空調熱負荷予測値あるいは空調熱負荷補正値、再生可能エネルギー生成量予測部160Aによって算出された再生可能エネルギー生成量予測値、排熱量予測部170Aによって算出された排熱量予測値に基づいて、空調熱負荷予測値あるいは空調熱負荷補正値を達成し得る空調設備500の熱源装置200の運転計画を算出し、算出された運転計画を判定部150Aへ送信する。
判定部150Aは、運転計画作成部140Aの運転計画演算部141Aによって算出された運転計画で空調設備500を運転した際に運転時に排出されるCOの規定値に対する削減量が予め定められたCO削減目標値以上であるか否かを判定し、CO削減目標値以上であると判定した場合には、その運転計画(制御信号)を空調設備500へ送信する。一方、CO削減目標値よりも小さいと判定した場合には、その判定結果を運転計画作成部140Aの空調熱負荷修正部130Aへ送信する。
空調熱負荷修正部(運転計画修正部)130Aは、快適性指標の変動許容範囲に基づいて空調熱負荷の算出に用いる快適性指標を修正し、修正された快適性指標に基づいて空調熱負荷予測部120Aで算出された空調熱負荷予測値あるいは空調熱負荷補正値を修正し、修正された空調熱負荷修正値を運転計画演算部141Aへ送信する。
運転計画演算部141Aは、空調熱負荷修正部130Aによって算出された空調熱負荷修正値、再生可能エネルギー生成量予測部160Aによって算出された再生可能エネルギー生成量予測値、排熱量予測部170Aによって算出された排熱量予測値に基づいて、空調熱負荷修正値を達成し得る空調設備500の熱源装置200の運転計画を算出し、算出された運転計画を判定部150Aへ送信する。判定部150Aは、運転計画演算部141Aによって算出された運転計画で空調設備500を運転した際に運転時に排出されるCOの規定値に対する削減量が予め定められたCO削減目標値以上であるか否かを再び判定し、CO削減目標値以上であると判定した場合には、その運転計画を空調設備500へ送信する。
図8は、図7に示す実施例2の制御装置100Aの処理フローを説明するフローチャートである。
まず、実施例1の制御装置100の処理フローと同様に、制御装置100Aによる空調設備500の運転計画の予測期間(例えば翌日の1日間)と予測間隔(例えば1時間間隔)を設定する(S11)。
次いで、運転計画作成部140Aの空調熱負荷予測部120Aは、記憶部110Aに記憶された空調対象建物300の快適性指標と、予測期間の気象予測と空調対象建物300内の滞在者数予測とに基づいて空調熱負荷予測値を算出する(S12)。
次に、空調熱負荷補正部121Aは、例えば図3で示す快適性指標の変動許容範囲に基づいて、空調熱負荷予測部120Aによって算出された空調熱負荷予測値を補正して空調熱負荷補正値を算出する(S13)。
なお、前記空調熱負荷予測部120Aが、予め適正な快適性指標に基づいて空調熱負荷予測値を算出する場合には、S13の空調熱負荷補正値の算出フローを省略することができる。
次に、再生可能エネルギー生成量予測部160Aは、予測期間の気象予測に基づいて、例えば図9のL91に示す太陽熱による熱量予測値や図10のL101に示す太陽光発電による発電量予測値、図10のL102に示す風力による発電量予測値といった予測対象となる期間の再生可能エネルギー生成量予測値を算出する(S14)。
また、排熱量予測部170Aは、設備700Aの稼動計画等に基づいて、例えば図9のL92に示す設備の排熱による熱量予測値からなる予測対象となる期間の排熱量予測値を算出する(S15)。
そして、運転計画演算部141Aは、再生可能エネルギー生成量予測値と、排熱量予測値と、空調熱負荷補正部121Aによって算出された空調熱負荷補正値と、予め記憶部110Aに記憶された熱源装置200のボイラ210等のスペックとに基づいて、空調設備500の熱源装置200の運転計画を算出する(S16)。なお、運転計画は、実施例1の制御装置100と同様に、目的関数に対して空調設備500の熱源装置200の運転により排出されるCO排出量の積算値を設定する最適化問題を用いて算出する。その際、図11に示すように、制約条件となる空調熱負荷補正値L112は、空調熱負荷補正部121Aによって算出された空調熱負荷補正値L111から、再生可能エネルギー生成量予測値に対応する空調熱負荷R1と排熱量予測値に対応する空調熱負荷R2を差し引いた値とする。
このように、運転計画演算部141Aは、再生可能エネルギー生成量予測値と排熱量予測値とを用いて空調設備500の熱源装置200の運転計画を算出することによって、空調設備500の運転時に排出されるCOの排出量を更に削減することができる。
具体的には、再生可能エネルギーのうちの太陽熱や工場等の設備からの排熱は、熱源装置200の吸収式冷凍機230の熱源や空調装置310の温水の熱源として使用することができるため、ボイラ210における燃料の使用量を削減することができ、空調設備500の運転時に排出されるCOの排出量を更に削減することができる。また、再生可能エネルギーのうちの太陽光発電や風力発電等による電力は、熱源装置200のターボ冷凍機240の電力として使用することができ、また他の熱源装置の補機等が配設されている場合にはその電力としても使用することができるため、電力会社等からの買電量を削減することができ、空調設備500の運転時に排出されるCOの排出量を更に削減することができる。
そして、判定部150Aは、運転計画作成部140Aの運転計画演算部141Aによって算出された運転計画で空調設備500を運転した際に運転時に排出されるCOの規定値に対する削減量が予め定められたCO削減目標値以上であるか否かを判定する(S17)。CO削減目標値以上であると判定した場合には、判定部150Aは、運転計画演算部141Aによって算出された運転計画を空調設備500へ送信し、制御装置100Aの運転計画段階の処理を終了する。一方、CO削減目標値よりも小さいと判定した場合には、その判定結果を運転計画作成部140Aの空調熱負荷修正部130Aへ送信する。
空調熱負荷修正部130Aは、例えば図3で示す快適性指標の変動許容範囲に基づいて空調熱負荷の算出に用いる快適性指標を修正し、修正された快適性指標に基づいて空調熱負荷修正値を算出する(S18)。
運転計画演算部141Aは、再生可能エネルギー生成量予測値と、排熱量予測値と、空調熱負荷修正部130Aによって算出された空調熱負荷修正値と予め記憶部110Aに記憶された熱源装置200のボイラ210等のスペックとに基づいて、空調設備500の熱源装置200の運転計画を再び算出し(S16)、判定部150Aは、運転計画作成部140Aの運転計画演算部141Aによって再び算出された運転計画で空調設備500を運転した際に運転時に排出されるCOの規定値に対する削減量が予め定められたCO削減目標値以上であるか否かを判定する(S17)。CO削減目標値以上であると判定した場合には、判定部150Aは、運転計画演算部141Aによって算出された運転計画を空調設備500へ送信する。
このように、本実施例2の制御装置100Aによれば、運転時に排出されるCOの規定値に対する削減量の予め定められたCO削減目標値に対する判定と、快適性指標の変動許容範囲に基づく空調設備の運転計画の修正とを実行すると共に、再生可能エネルギーや工場等の他の設備からの排熱を考慮して空調設備500の熱源装置200の運転計画を作成することによって、建物内の快適性を維持しながら容易にCO排出削減目標を達成することができる。
[実施例3]
図12は、本発明に係る空調設備の制御装置の実施例3が適用される空調システムの全体構成を概略的に示したものである。図12に示す実施例3の制御装置100Bは、図1で示す実施例1の制御装置100に対して、空調対象建物300の環境情報に基づいて現在の快適性指標を算出する快適性指標演算部を備える点が相違しており、その他の構成は、実施例1の制御装置100とほぼ同様である。したがって、実施例1の制御装置100と同様の構成については、同様の符号を付してその詳細な説明は省略する。
上記する実施例1、2の制御装置100、100Aは、主として気象予測や空調対象建物300内の滞在者数予測等の各種予測値に基づいて、例えば翌日等の予測期間における空調設備500の運転計画を作成するものである。
それに対して、本実施例3の制御装置100Bは、空調対象建物300の内部空間に配置されたセンサ(検知手段)320によって検知された環境情報(例えば、気温、湿度、放射温度(平均輻射温度)、気流速度等)に基づいて、例えば空調設備500の運転時に予め作成された運転計画段階での空調設備500の運転計画を逐次更新し、空調設備500をより効率的に運転する。
実施例3の制御装置100Bの運転計画作成部140Bは、図1で示す実施例1の制御装置100の運転計画作成部140の各構成に加えて、空調対象建物300の内部空間に配置されたセンサ320によって検知された環境情報に基づいて検知時の快適性指標を算出する快適性指標演算部180Bを備えている。また、記憶部110Bには、例えば図13および図14に示すような、空調対象の建物あるいは部屋毎や月毎あるいは季節毎に予め設定された快適性指標演算部180Bにおける快適性指標の算出に用いる代謝量や着衣量がテーブル形式で記憶されている。なお、代謝量は1met=58W/mで表され、着衣量は1clo=0.155m・℃/Wで表される。
制御装置100Bの前記快適性指標演算部180Bは、熱収支方程式に基づいて、滞在者側の要素として記憶部110Bに予め記憶された代謝量と着衣量、環境側の要素として空調対象建物300に配置されたセンサ320によって検知された気温と湿度と放射温度と気流速度、からなる6つの温熱要素を用いて検知時(現在)の快適性指標を算出し、その算出結果を空調熱負荷修正部130Bへ送信する。
空調熱負荷修正部(運転計画修正部)130Bは、快適性指標演算部180Bによって算出された現在の快適性指標に基づいて、空調熱負荷予測部120Bによって算出された空調熱負荷予測値あるいは空調熱負荷補正値や空調熱負荷修正部130Bによって予め算出された空調熱負荷修正値等の運転計画段階での空調熱負荷を修正し、新たな空調熱負荷修正値を運転計画演算部141Bへ送信する。
運転計画演算部141Bは、空調熱負荷修正部130Bによって更新された空調熱負荷修正値に基づいて、空調熱負荷修正値を達成し且つ現在の空調対象建物300の環境に対応し得る空調設備500の熱源装置200の運転計画を算出し、算出された運転計画を判定部150Bへ送信する。
図15は、図12に示す実施例3の制御装置100Bの処理フローを説明するフローチャートである。なお、図15に示す処理フローにおいては、制御装置100Bの運転計画段階における処理フローを省略し、空調設備500の運転時における予め作成された運転計画段階での空調設備500の運転計画を更新する処理フローについて詳述する。
まず、制御装置100Bの快適性指標演算部180Bは、空調対象建物300の内部空間に配置されたセンサ320から送信される環境側の要素である気温と湿度と放射温度と気流速度の各環境情報と、記憶部110Bに予め記憶された滞在者側の要素である代謝量(図13参照)と着衣量(図14参照)の各情報に基づいて、ファンガーによる熱収支方程式を用いて検知時(現在)の快適性指標(PMV)を算出する(S21)。図16は、制御装置100Bで算出された運転計画段階の快適性指標と現在の快適性指標の一例を時系列で示したものであり、現在においては、予め空調設備500の運転計画段階で算出された快適性指標L161と快適性指標演算部180Bによって算出された現在の快適性指標L162とが略一致している。
ここで、運転計画演算部141Bには、空調対象建物300の空調装置310から現在の空調熱負荷が送信されるようになっており、運転計画演算部141Bは、空調熱負荷予測部120Bによって算出された空調熱負荷予測値あるいは空調熱負荷補正値や空調熱負荷修正部130Bによって予め算出された空調熱負荷修正値等の運転計画段階の空調熱負荷と、空調装置310の現在の空調熱負荷とを比較できるようになっている。
図17は、予め算出された空調装置500の運転計画段階の空調熱負荷と運転計画演算部141Bに送信された空調装置310の現在の空調熱負荷の一例を時系列で示したものであり、図18は、制御装置100Bの運転計画演算部141Bによって予め算出された運転計画段階での熱源装置200の運転計画の一例を時系列で示したものである。なお、図18においては、運転計画段階での熱源装置200の運転計画として、空調熱負荷を夏季における冷水熱負荷と仮定した場合の熱源装置200のターボ冷凍機240の運転台数を示している。
図17に示すように、空調装置500の運転計画段階の空調熱負荷L171は、空調装置310の現在の空調熱負荷L172に対して増加傾向にある。したがって、制御装置100Bの運転計画演算部141Bは、図18に示すように、前記運転計画段階の空調熱負荷L171を達成するために、現在時刻から冷凍機を1台起動させ、所定時間後、空調熱負荷が更に大きくなった際に冷凍機を更に一台起動させるような運転計画を予め作成し、その運転計画に従って空調装置500が運転するようになっている。
しかしながら、空調対象建物300の内部空間の環境は、気象予測や空調対象建物300内の滞在者数予測等の各種予測値に基づいて予測された環境から変化する場合があり、それらの各種予測値に基づいて予め作成された運転計画が現在の空調対象建物300の内部空間の環境に適合しない場合がある。
そこで、空調熱負荷修正部130Bは、運転計画段階での快適性指標を上記する快適性指標演算部180Bによって算出された現在の快適性指標に修正する。例えば、夏季の場合には、滞在者は相対的に暑くなっても不快とは感じなくなるため、図19に示すように、快適性指標を温冷感が暑くなる方向へ修正する。これにより、修正された快適性指標L163は運転計画段階での快適性指標L161よりも相対的に高くなる。その際、例えば図3で示す予め建物や季節毎に設定された快適性指標の変動許容範囲を考慮することもできる。
空調熱負荷修正部130Bは、前記現在の快適性指標に基づいて運転計画段階での空調熱負荷を修正し、新たな空調熱負荷修正値(更新値)を算出する(S22)。例えば、夏季の場合に、図19に示すように運転計画段階での快適性指標を温冷感が暑くなる方向へ修正した場合には、空調熱負荷修正部130Bは、図20に示すように、運転計画段階での空調熱負荷よりも相対的に低い空調熱負荷修正値を算出する。
次いで、運転計画演算部141Bは、空調熱負荷修正部130Bによって更新された空調熱負荷修正値と、予め記憶部110Bに記憶された熱源装置200のボイラ210等のスペックとに基づいて、空調設備500の熱源装置200の新たな運転計画を算出する(S23)。
そして、判定部150Bは、運転計画作成部140Bの運転計画演算部141Bによって算出された運転計画で空調設備500を運転した際に熱源装置200の運転台数が変化するか否かを判定する(S24)。変化しないと判定した場合には、運転時に排出されるCOの排出量が抑制される可能性が低いため、判定部150Bは、運転計画演算部141Bによって算出された運転計画(制御信号)を空調設備500へ送信し、制御装置100Bの運転時の処理を終了する。一方、変化すると判定した場合には、運転時に排出されるCOの排出量が抑制される可能性が高いため、判定部150Bは、運転計画作成部140Bの運転計画演算部141Bによって算出された運転計画で空調設備500を運転した際に運転時に排出されるCOの規定値に対する削減量が予め定められたCO削減目標値(例えば実施例1、2よりも更に高い目標値)以上であるか否かを判定する(S25)。
例えば図21に示すように熱源装置200の運転台数が減少し、運転時に排出されるCOの規定値に対する削減量が予め定められたCO削減目標値以上であると判定した場合には、判定部150Bは、運転計画演算部141Bによって算出された運転計画を空調設備500へ送信し、制御装置100Bの運転時の処理を終了する。一方、例えば図21に示すように熱源装置200の運転台数が減少しても、運転時に排出されるCOの規定値に対する削減量が予め定められたCO削減目標値よりも小さいと判定した場合には、その判定結果を運転計画作成部140Bの空調熱負荷修正部130Bへ送信する。
空調熱負荷修正部130Bは、例えば図3で示す快適性指標の変動許容範囲に基づいて空調熱負荷の算出に用いる快適性指標を修正し、修正された快適性指標に基づいて空調熱負荷修正値を算出する(S26)。
運転計画演算部141Bは、空調熱負荷修正部130Bによって算出された空調熱負荷修正値と予め記憶部110Bに記憶された熱源装置200のボイラ210等のスペックとに基づいて、空調設備500の熱源装置200の運転計画を再び算出し(S23)、判定部150Bは、運転計画作成部140Bの運転計画演算部141Bによって再び算出された運転計画で空調設備500を運転した際に熱源装置200の運転台数が変化するか否かを判定する(S24)。変化しないと判定した場合には、運転時に排出されるCOの排出量がこれ以上抑制される可能性が低いため、判定部150Bは、運転計画演算部141Bによって算出された運転計画を空調設備500へ送信し、制御装置100Bの運転時の処理を終了する。一方、変化すると判定した場合には、運転時に排出されるCOの排出量が更に抑制される可能性が高いため、判定部150Bは、運転計画作成部140Bの運転計画演算部141Bによって算出された運転計画で空調設備500を運転した際に運転時に排出されるCOの規定値に対する削減量が予め定められたCO削減目標値以上であるか否かを判定する(S25)。CO削減目標値以上であると判定した場合には、判定部150Bは、運転計画演算部141Bによって算出された運転計画を空調設備500へ送信する。
このように、本実施例3の制御装置100Bによれば、気象予測や空調対象建物300内の滞在者数予測等の各種予測値に基づいて予め作成された運転計画段階の運転計画が現在の空調対象建物300の内部空間の環境に適合せず、運転計画段階での運転計画で空調設備500を運転した場合に現在の空調対象建物300の内部空間の環境に必要な台数よりも多くの熱源装置200が起動してしまう場合に、快適性指標の変動許容範囲を考慮しながら熱源装置200の起動台数や起動時刻を適正に調整することができ、建物内の逐次変化する快適性を維持しながらCO排出削減目標を効率的に達成することができる。
なお、上記する実施例1〜3においては、各判定部150、150A、150Bが、運転計画作成部によって算出された運転計画で空調設備を運転した際に運転時に排出されるCOの規定値に対する削減量が予め定められたCO削減目標値以上であるか否かを判定する形態について説明したが、各判定部150、150A、150Bは、運転計画作成部によって算出された運転計画で空調設備を運転した際に運転時に排出されるCOの排出量が予め定められたCO排出目標値以下であるか否かを判定しても良い。
また、上記する実施例1〜3においては、空調熱負荷予測部(運転計画予測部)の空調熱負荷補正部(運転計画補正部)と空調熱負荷修正部(運転計画修正部)とを別個に設ける形態について説明したが、空調熱負荷補正部と空調熱負荷修正部は、例えば快適性指標の変動許容範囲等の同様の情報に基づいて同様の演算処理を実行するものであることから、例えば空調熱負荷修正部において空調熱負荷補正部における処理を実行する等、双方を一つに纏めた構成とすることもできる。
さらに、上記する実施例2においては、再生可能エネルギーや他の設備からの排熱を運転計画演算部における演算処理に用いる形態について説明したが、例えば空調熱負荷予測部や空調熱負荷補正部、空調熱負荷修正部等における演算処理に用いることもできる。
なお、本発明は上記した実施例1〜3に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例1〜3は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記憶装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
100、100A、100B 制御装置
110、110A、110B 記憶部
120、120A、120B 空調熱負荷予測部(運転計画予測部)
121、121A、121B 空調熱負荷補正部(運転計画補正部)
130、130A、130B 空調熱負荷修正部(運転計画修正部)
140、140A、140B 運転計画作成部
141、141A、141B 運転計画演算部
150、150A、150B 判定部(削減目標判定部、排出目標判定部)
160A 再生可能エネルギー生成量予測部
170A 排熱量予測部
180B 快適性指標演算部
200 熱源装置
210 ボイラ
220 熱交換器
230 吸収式冷凍機
240 ターボ冷凍機
300 空調対象建物
310 空調装置
320 センサ(検知手段)
500 空調設備
1000、1000A、1000B 空調システム

Claims (11)

  1. 空調設備の運転を制御する制御装置であって、
    前記制御装置は、快適性指標に基づいて前記空調設備の運転計画を作成する運転計画作成部と、該運転計画作成部によって作成された運転計画で前記空調設備を運転した際に運転時に排出される二酸化炭素の規定値に対する削減量が二酸化炭素削減目標値以上であるか否かを判定する削減目標判定部と、を備え、
    前記運転計画作成部は、前記削減目標判定部によって前記削減量が二酸化炭素削減目標値よりも小さいと判定された場合に、予め設定された前記快適性指標の変動許容範囲内であって快適性が悪くなる方向へ前記快適性指標を修正し、修正された快適性指標に基づいて前記空調設備の運転計画を作成するものであり、
    前記運転計画作成部は、前記快適性指標と気象予測と空調対象の建物内の滞在者数予測とに基づいて前記空調設備の運転計画を予測する運転計画予測部と、前記修正された快適性指標に基づいて前記運転計画予測部によって予測された運転計画を修正する運転計画修正部と、から構成されることを特徴とする調設備の制御装置。
  2. 空調設備の運転を制御する制御装置であって、
    前記制御装置は、快適性指標に基づいて前記空調設備の運転計画を作成する運転計画作成部と、該運転計画作成部によって作成された運転計画で前記空調設備を運転した際に運転時に排出される二酸化炭素の排出量が二酸化炭素排出目標値以下であるか否かを判定する排出目標判定部と、を備え、
    前記運転計画作成部は、前記排出目標判定部によって前記排出量が二酸化炭素排出目標値よりも大きいと判定された場合に、予め設定された前記快適性指標の変動許容範囲内であって快適性が悪くなる方向へ前記快適性指標を修正し、修正された快適性指標に基づいて前記空調設備の運転計画の作成するものであり、
    前記運転計画作成部は、前記快適性指標と気象予測と空調対象の建物内の滞在者数予測とに基づいて前記空調設備の運転計画を予測する運転計画予測部と、前記修正された快適性指標に基づいて前記運転計画予測部によって予測された運転計画を修正する運転計画修正部と、から構成されることを特徴とする調設備の制御装置。
  3. 前記運転計画予測部は、前記快適性指標の変動許容範囲に基づいて前記快適性指標を補正し、補正された快適性指標に基づいて予測された運転計画を補正する運転計画補正部を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の空調設備の制御装置。
  4. 空調設備の運転を制御する制御装置であって、
    前記制御装置は、快適性指標に基づいて前記空調設備の運転計画を作成する運転計画作成部と、該運転計画作成部によって作成された運転計画で前記空調設備を運転した際に運転時に排出される二酸化炭素の規定値に対する削減量が二酸化炭素削減目標値以上であるか否かを判定する削減目標判定部と、を備え、
    前記運転計画作成部は、前記削減目標判定部によって前記削減量が二酸化炭素削減目標値よりも小さいと判定された場合に、予め設定された前記快適性指標の変動許容範囲内であって快適性が悪くなる方向へ前記快適性指標を修正し、修正された快適性指標に基づいて前記空調設備の運転計画を作成するものであり、
    前記制御装置は、空調設備の運転に用いる再生可能エネルギーを生成する再生可能エネルギー生成部と接続されており、
    前記運転計画作成部は、前記再生可能エネルギー生成部によって生成される再生可能エネルギーの生成量に基づいて前記空調設備の運転計画を作成することを特徴とする調設備の制御装置。
  5. 空調設備の運転を制御する制御装置であって、
    前記制御装置は、快適性指標に基づいて前記空調設備の運転計画を作成する運転計画作成部と、該運転計画作成部によって作成された運転計画で前記空調設備を運転した際に運転時に排出される二酸化炭素の排出量が二酸化炭素排出目標値以下であるか否かを判定する排出目標判定部と、を備え、
    前記運転計画作成部は、前記排出目標判定部によって前記排出量が二酸化炭素排出目標値よりも大きいと判定された場合に、予め設定された前記快適性指標の変動許容範囲内であって快適性が悪くなる方向へ前記快適性指標を修正し、修正された快適性指標に基づいて前記空調設備の運転計画の作成するものであり、
    前記制御装置は、空調設備の運転に用いる再生可能エネルギーを生成する再生可能エネルギー生成部と接続されており、
    前記運転計画作成部は、前記再生可能エネルギー生成部によって生成される再生可能エネルギーの生成量に基づいて前記空調設備の運転計画を作成することを特徴とする調設備の制御装置。
  6. 前記運転計画作成部は、気象予測に基づいて前記再生可能エネルギー生成部によって生成される再生可能エネルギーの生成量を予測する再生可能エネルギー生成量予測部を備え、前記再生可能エネルギー生成量予測部によって予測される再生可能エネルギーの生成量に基づいて前記空調設備の運転計画を作成することを特徴とする請求項4または5に記載の空調設備の制御装置。
  7. 空調設備の運転を制御する制御装置であって、
    前記制御装置は、快適性指標に基づいて前記空調設備の運転計画を作成する運転計画作成部と、該運転計画作成部によって作成された運転計画で前記空調設備を運転した際に運転時に排出される二酸化炭素の規定値に対する削減量が二酸化炭素削減目標値以上であるか否かを判定する削減目標判定部と、を備え、
    前記運転計画作成部は、前記削減目標判定部によって前記削減量が二酸化炭素削減目標値よりも小さいと判定された場合に、予め設定された前記快適性指標の変動許容範囲内であって快適性が悪くなる方向へ前記快適性指標を修正し、修正された快適性指標に基づいて前記空調設備の運転計画を作成するものであり、
    前記制御装置は、空調設備の運転に用いる熱を排出する別途の設備と接続されており、
    前記運転計画作成部は、前記別途の設備から排出される熱の排熱量に基づいて前記空調設備の運転計画を作成することを特徴とする調設備の制御装置。
  8. 空調設備の運転を制御する制御装置であって、
    前記制御装置は、快適性指標に基づいて前記空調設備の運転計画を作成する運転計画作成部と、該運転計画作成部によって作成された運転計画で前記空調設備を運転した際に運転時に排出される二酸化炭素の排出量が二酸化炭素排出目標値以下であるか否かを判定する排出目標判定部と、を備え、
    前記運転計画作成部は、前記排出目標判定部によって前記排出量が二酸化炭素排出目標値よりも大きいと判定された場合に、予め設定された前記快適性指標の変動許容範囲内であって快適性が悪くなる方向へ前記快適性指標を修正し、修正された快適性指標に基づいて前記空調設備の運転計画の作成するものであり、
    前記制御装置は、空調設備の運転に用いる熱を排出する別途の設備と接続されており、
    前記運転計画作成部は、前記別途の設備から排出される熱の排熱量に基づいて前記空調設備の運転計画を作成することを特徴とする調設備の制御装置。
  9. 前記運転計画作成部は、前記別途の設備から排出される熱の排熱量を予測する排熱量予測部を備え、前記排熱量予測部によって予測される排熱量に基づいて前記空調設備の運転計画を作成することを特徴とする請求項7または8に記載の空調設備の制御装置。
  10. 前記制御装置は、空調対象の建物内の環境情報を検知する検知手段と接続されており、
    前記運転計画作成部は、前記検知手段によって検知された環境情報に基づいて算出される検知時の快適性指標に基づいて前記空調設備の運転計画を更新することを特徴とする請求項から9のいずれか一項に記載の空調設備の制御装置。
  11. 前記快適性指標は、予測平均温冷感申告であることを特徴とする請求項1から10のいずかれ一項に記載の空調設備の制御装置。
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