JP2002271998A - エネルギー設備運用システム、センタコンピュータ及び記録媒体 - Google Patents

エネルギー設備運用システム、センタコンピュータ及び記録媒体

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JP2002271998A
JP2002271998A JP2001063433A JP2001063433A JP2002271998A JP 2002271998 A JP2002271998 A JP 2002271998A JP 2001063433 A JP2001063433 A JP 2001063433A JP 2001063433 A JP2001063433 A JP 2001063433A JP 2002271998 A JP2002271998 A JP 2002271998A
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energy
total
center computer
amount
cost
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JP2001063433A
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English (en)
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Yoshio Shinshi
誉夫 進士
Makiko Ichigaya
真紀子 市ヶ谷
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Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
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  • Heat-Pump Type And Storage Water Heaters (AREA)
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  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コストで他需要家までも考慮した総合的な
エネルギー効率化を図るエネルギー設備運用システムを
提供する。 【解決手段】 制御センタ3のコンピュータ4は、内部蓄
積データである過去の実績データを抽出し(ステップ20
1)、エネルギー設備制御装置9から各エネルギー機器
6、発電設備7等の計測した使用状態に関するデータを受
信する(ステップ202)。コンピュータ4は、ステップ20
1、202で取得した各種データに基づいて、次の所定時間
の各発電設備7の発電電力量Giを仮決定する(ステッ
プ203)。仮決定した発電電力量Giに対する総エネル
ギーコスト、メンテナンスコスト、電力融通の託送料金
等を算出し(ステップ204から206)、各コストを合計し
総合コストCを算出する(ステップ207)。発電電力量
Giに対する総合コストCが最小の場合(ステップ20
8)、コンピュータ4は、発電電力量Giを決定し(ステ
ップ209)、各エネルギー設備制御装置9にエネルギー機
器6、発電設備7等への最適運転条件の指示を送信する
(ステップ210)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークを用
いたエネルギー設備運用システム、センタコンピュータ
等に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、家庭でのエアコン、冷蔵庫、給湯
等のエネルギー消費機器や、発電装置等のエネルギー変
換機器等は個別にその運転状態を管理していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】家庭用エネルギー消費
機器やエネルギー変換機器等の運転状態が総合的に把握
できなかったため、他需要家までも含めた総合的な運転
制御ができず、総合的な省エネルギーを図ることができ
なかった。
【0004】本発明は、以上の点に鑑みてなされたもの
であり、低コストで他需要家までも考慮した総合的なエ
ネルギー効率化を図るエネルギー設備運用システムを提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために第1の発明は、複数の需要家内のエネルギー消費
機器と、エネルギー変換機器の運転制御を行うシステム
であって、前記エネルギー消費機器と前記エネルギー変
換機器を制御するセンタコンピュータを有し、前記エネ
ルギー消費機器と前記エネルギー変換機器は、ネットワ
ークを介して、計測した現状のエネルギー使用状態に関
するデータを前記センタコンピュータに送信し、前記セ
ンタコンピュータは、受け取ったエネルギー使用状態に
関するデータに基づいて、前記各需要家内のエネルギー
需要量を決定し、前記各需要家内の総エネルギーコスト
の合計を基にして次の所定時間内の前記エネルギー変換
機器のエネルギー供給量を決定し、前記各エネルギー消
費機器、前記エネルギー変換機器の運転条件を前記各エ
ネルギー消費機器と前記エネルギー変換機器等に送信す
ることを具備することを特徴とするエネルギー設備運用
システムである。
【0006】エネルギーは、電気等である。エネルギー
消費機器は、家庭用電気機器、排熱利用機器等である。
エネルギー変換機器は、発電装置等である。エネルギー
使用状態に関するデータは、使用エネルギー量、熱需要
データ、排熱量、室温、冷蔵庫内温度等である。エネル
ギー需要量は、エネルギー事業者からのエネルギー購入
量と前記エネルギー変換機器のエネルギー供給量との合
計である。総エネルギーコストは、燃料コスト、メンテ
ナンスコスト、及び他の前記需要家への電力融通の託送
料金等の総計である。運転条件は、エネルギー変換機器
への発電電力量や発電効率、エネルギー消費機器への温
度制御、電源ON/OFF等の指示である。
【0007】第1の発明では、エネルギー消費機器とエ
ネルギー変換機器は、ネットワークを介して、計測した
現状のエネルギー使用状態に関するデータをセンタコン
ピュータに送信し、センタコンピュータは、受け取った
エネルギー使用状態に関するデータに基づいて、各需要
家内のエネルギー需要量を決定し、各需要家内の総エネ
ルギーコストの合計が最小となる次の所定時間内のエネ
ルギー変換機器のエネルギー供給量を決定し、運転条件
を各エネルギー消費機器とエネルギー変換機器等に送信
する。
【0008】第2の発明は、複数の需要家内のエネルギ
ー消費機器と、エネルギー変換機器と、ネットワークを
介して接続されたセンタコンピュータであって、前記エ
ネルギー消費機器と前記エネルギー変換機器から受け取
った現状のエネルギー使用状態に関するデータに基づい
て、前記各需要家内のエネルギー需要量を決定し、前記
各需要家内の総エネルギーコストの合計を基にして次の
所定時間内の前記エネルギー変換機器のエネルギー供給
量を決定し、前記各エネルギー消費機器、前記エネルギ
ー変換機器の運転条件を前記各エネルギー消費機器と前
記エネルギー変換機器に送信することを具備することを
特徴とするセンタコンピュータである。
【0009】第3の発明は、前述したセンタコンピュー
タを機能させるプログラムであり、第4の発明はこのプ
ログラムを記録した記録媒体である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図1は、本実施の形態に係
るエネルギー設備運用システム1の概略構成図である。
エネルギー設備運用システム1は、家庭内電気設備の運
用において、発電設備を有する複数の需要家が、ネット
ワークを利用して、家庭内電気設備の最適な運用制御を
行う。
【0011】図1に示すように、エネルギー設備運用シ
ステム1は、制御センタ3、複数の需要家5−1、5−
2、5−3、ネットワーク10、電力会社送電線11等
からなる。電力会社送電線11は、電力会社からの買電
電力14を各需要家5−1、5−2、5−3に供給し、
更に、需要家5から他の需要家5に託送で電力融通12
を行う。
【0012】制御センタ3は、コンピュータ4、運転実
績データ13等を有する。コンピュータ4は、例えば、
インターネットなどのネットワーク10を介して、各需
要家5のエネルギー設備制御装置9−1、9−2、9−
3と接続され、エネルギー使用状態に関するデータ、最
適運転条件等の送受信を行い、エネルギー消費機器であ
る複数のエネルギー機器6、エネルギー変換機器である
発電設備7等を制御する。運転実績データ13は、内部
蓄積データとして過去の実績データである使用電力実績
データ、発電電力実績データ、熱需要実績データ、発電
効率データ、排熱効率データ等を保持する。
【0013】需要家5−1、5−2、5−3は一般家庭
であり、それぞれ複数のエネルギー機器6−1、6−
2、6−3、…、発電設備7、エネルギー設備制御装置
9等を有する。電気設備であるエネルギー機器6−1
(冷蔵庫)、6−2(エアコン)等は、電気配線を介し
て電気が供給される。発電設備7は、エネルギーの再利
用システムであり、都市ガス等を原料に発電を行い、発
生した電気をエネルギー機器6−1等に供給する。エネ
ルギー機器6−3(給湯)は、発電設備7による排熱8
が供給される。
【0014】エネルギー設備制御装置9は、各エネルギ
ー機器6、発電設備7等と有線あるいは無線で接続さ
れ、各エネルギー機器6、発電設備7等からの計測した
運転情報や現状の使用電力量、発電電力量、排熱量等の
使用状態に関するデータを、ネットワーク10を介し
て、制御センタ3のコンピュータ4に送信し、また、制
御センタ3のコンピュータ4から受信した最適運転条件
を各エネルギー機器6、発電設備7等にそれぞれ指令を
伝える。
【0015】次に、エネルギー設備運用システム1全体
の処理の流れについて説明する。図2は、エネルギー設
備運用システム1全体の処理の流れを示す。
【0016】図2に示すように、制御センタ3のコンピ
ュータ4は、各需要家5−1、5−2、5−3毎に運転
実績データ13内から過去の各種実績データを検索し抽
出する(ステップ201)。
【0017】コンピュータ4は、ネットワーク10を介
して、需要家5側のエネルギー設備制御装置9−1、9
−2、9−3から各エネルギー機器6−1、6−2、
…、発電設備7等の計測した室温Tri、冷蔵庫内温度
Tfi、現状の使用電力量Pi、発電電力量Gi、買電
電力量Si、排熱量、給湯量、給湯温度(i=1、2、
3)等を受信する(ステップ202)。
【0018】コンピュータ4は、ステップ201、20
2で取得した各種データに基づいて、次の所定時間の各
発電設備7の発電電力量Giを仮決定する(ステップ2
03)。尚、制限条件:ΣPi=ΣGi+ΣSi(i=
1、2、3)、Trmin<Tr<Trmax、Tfm
in<Tf<Tfmaxとする。
【0019】コンピュータ4は、仮決定した発電電力量
Gi(i=1、2、3)に対するエネルギー機器6−
1、6−2、6−3、発電設備7等の総エネルギーコス
トΣFiを算出し(ステップ204)、発電設備7のメ
ンテナンスコストΣMiを算出する(ステップ20
5)。コンピュータ4は、仮決定した発電電力量Gi
(i=1、2、3)から余剰電力が見込まれる場合に
は、余剰電力量の電力融通の託送料金ΣUiを算出する
(ステップ206)。
【0020】コンピュータ4は、総エネルギーコストΣ
Fi、メンテナスコストΣMi、電力融通の託送料金Σ
Ui等を合計し、総合コストCを算出する(ステップ2
07)。
【0021】仮決定した発電電力量Giに対する総合コ
ストCが最小でない場合、ステップ203へ移行し発電
電力量Gi(i=1、2、3)を調整し、再度コスト算
出を行う。
【0022】仮決定した発電電力量Gi(i=1、2、
3)に対する総合コストCが最小の場合(ステップ20
8)、コンピュータ4は、発電電力量Giを決定し(ス
テップ209)、各需要家5−1、5−2、5−3のエ
ネルギー設備制御装置9−1、9−2、9−3に各エネ
ルギー機器6、発電設備7等への最適運転条件の指示を
送信する(ステップ210)。コンピュータ4は、ステ
ップ201へ戻り、次の時間の発電電力量Gi決定処理
を行う。
【0023】次に、エネルギー設備運用システム1の処
理手順を詳しく説明する。図3、図4、図5は、エネル
ギー供給システム1の処理手順を示すフローチャートで
ある。
【0024】図3に示すように、制御センタ3のコンピ
ュータ4は、過去の実績データである運転実績データ1
3から、需要家5−1、5−2、5−3毎に、例えば、
前年の同月同曜日の使用電力実績データ、発電電力実績
データ、熱需要実績データ等及び各発電設備7の気温、
負荷等に応じた発電効率データ、排熱効率データ等を検
索し抽出する(ステップ301)。
【0025】コンピュータ4は、ネットワーク10を介
して、需要家5側の各エネルギー設備制御装置9−1、
9−2、9−3から、各需要家5内のエネルギー機器
6、発電設備7が計測した現状の使用状態に関するデー
タを受信する(ステップ302)。使用状態に関するデ
ータは、エネルギー機器6−1(冷蔵庫)の冷蔵庫内温
度Tfi(上限、下限)、エネルギー機器6−2(エア
コン)の室温Tri(上限、下限)、各エネルギー機器
6の使用電力の合計である使用電力量Pi、発電設備7
の発電電力量Giと排熱量Hi、買電電力量Si、エネ
ルギー機器6−3(給湯)の給湯量Wi、給湯温度Th
i(上限、下限)等である(i=1、2、3)。
【0026】コンピュータ4は、判断データである熱需
要実績データと排熱効率データ、現状の給湯量Wi、給
湯温度Thi(上限、下限)、排熱量Hi等に基づき、
各需要家5の給湯6−3等の熱需要を予測する(ステッ
プ303)。
【0027】コンピュータ4は、判断データである使用
電力実績データ、室温Tri(上限、下限)、冷蔵庫内
温度Tfi、現状の使用電力量Pi等の判断データに基
づき、次の所定時間(例えば、次の10分間)の各需要
家5の使用電力量Piを予測する。(ステップ30
4)。尚、制限条件:Trmin<Tr<Trmax、
Tfmin<Tf<Tfmaxとする。
【0028】コンピュータ4は、判断データである発電
電力実績データ、現状の発電電力量Gi、現状の買電電
力量Si、買電電力の時間帯料金等と予測した使用電力
量Piと熱需要に基づき、ΣPi=ΣGi+ΣSiを制
約条件として、次の所定時間の発電電力量Giを仮決定
する(i=1、2、3)(ステップ305)。尚、買電
電力の時間帯料金は、例えば、深夜電力に対する買電電
力の電気代は昼間の電気代より安価になるため、発電電
力量Giと買電電力量Siとの割合を買電電力の時間帯
料金を有効に利用して決定する。
【0029】電力会社から供給される買電電力量Si=
使用電力量Pi−発電電力量Giを算出する(ステップ
306)。
【0030】仮決定した発電電力量Giに対する各発電
設備7−1、7−2、7−3からの排熱量Hiを算出す
る(ステップ307)。尚、現状の排熱量は、実際に排
熱が予測通り出力されているかどうかの補正に使用す
る。
【0031】コンピュータ4は、仮決定した各発電電力
量Gi(i=1、2、3)に対する発電装置7−1、7
−2、7−3の発電効率ηiを、発電効率データを用い
て算出する(ステップ308)。
【0032】発電出力Gi(KW)、発電効率ηi
(%)、1KWあたりの燃料費単価(円/KW)から、
発電設備7の燃料コスト:Fgi=Gi/αi×燃料費
(円/KW)を算出する(ステップ309)。例えば、
発電出力Gi、発電効率30%、燃料費K1(円/K
W)とすると、発電設備7の燃料コストFgi=Gi/
0.3×K1となる。尚、発電装置7の排熱量Hiです
べての熱需要を賄いきれない場合、更に、補充分のボイ
ラ等を焚く燃料コストを燃料コストFgiに加算する
(ステップ310)。
【0033】コンピュータ4は、買電電力量Siに対す
る燃料コストFsiを電力会社の電気料金から算出する
(ステップ311)。
【0034】各需要家5−1、5−2、5−3の燃料と
しての総エネルギーコストΣFi=ΣFgi+ΣFsi
(i=1、2、3)を算出する(ステップ312)。
【0035】図5に示すように、コンピュータ4は、
(メンテナンスコストMi)∝(発電設備7の運転時
間)から、発電電力量Giにあたる運転時間H1
(h)、発電装置7に係る保守・点検の運転時間あたり
費用K2(円/h)とすると、Mi=K2×H1、(但
し、発電装置7の発電開始時は1回あたり5時間にカウ
ントすることから、起動回数nに対して、Mi=K2×
(H1+5n))となる(ステップ313)。
【0036】各需要家5−1、5−2、5−3の発電設
備7−1、7−2、7−3のメンテナンスコストの総計
ΣMi(i=1、2、3)を算出する(ステップ31
4)。
【0037】仮決定した発電電力量Gi、使用電力量P
i、買電電力量Siに対して余剰電力が見込まれる場
合、余剰電力を他の需要家5に電力を融通する。例え
ば、需要家5−1、5−2(i=2)に対して、余剰電
力:Ri=(G1+S1−P1)−(G2+S2−P
2)となる。
【0038】他の需要家5に電力を融通する場合、電力
会社送電線11を使用するので電力会社に託送料金を支
払う。融通電力量Ri(KW)、最大電力B、従量料金
Kx(円/KW)、基本料金Ky(円)とすると、 託送料金:Ui=Ri×Kx+B×Ky から託送料金ΣUi(i=1、2、3)を算出する(ス
テップ315)。(但し、電力融通を行わない場合は、
Ui=0である。)。
【0039】コンピュータ4は、総エネルギーコストΣ
Fi、メンテナスコストΣMi、託送料金ΣUi等を合
計し、総合コストCを算出する(ステップ316)。
【0040】コンピュータ4は、仮決定した発電出力G
i(i=1、2、3)に対する総合コストCが最小であ
るか判断する(ステップ317)。すなわち、総合コス
トC、各需要家5−1、5−2、5−3の使用電力量P
i(i=1、2、3)に対して、使用電力量Piの電力
変動がないことを表す ∂C/∂P1=∂C/∂P2=∂C/∂P3=0 であるかどうか判断する。
【0041】総合コストCが最小でない(∂C/∂P1
≠0、または∂C/∂P2≠0、または∂C/∂P3≠
0)場合、ステップ305に移行し、発電電力量Gi
(i=1、2、3)を再設定する。
【0042】発電電力量Giに対する総合コストCが最
小(∂C/∂P1=∂C/∂P2=∂C/∂P3=0)
の場合、コンピュータ4は、仮決定した発電電力量Gi
を次の所定時間の発電電力量Giと決定する(ステップ
318)。
【0043】コンピュータ4は、ネットワーク10を介
して、各需要家5−1、5−2、5−3のエネルギー設
備制御装置9−1、9−2、9−3に各エネルギー機器
6や発電設備7の運転条件の指示を送信する(ステップ
319)。運転条件とは、例えば、発電設備7に決定し
た発電電力量Giや発電効率を、エネルギー機器〈冷蔵
庫〉6−1に冷蔵庫内温度制御を、エネルギー機器(エ
アコン)6−2に室温制御やエアコンのON/OFF制
御等を指示する。コンピュータ4は、ステップ301へ
戻り、次の時間の発電電力量Gi決定処理を行う。
【0044】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、制御センタ3のコンピュータ4は、内蔵蓄積データ
を抽出し、各需要家5−1、5−2、5−3のエネルギ
ー機器6や発電設備7が計測した室温、冷蔵庫内温度、
給湯量、給湯温度、現状の使用電力量Pi、発電電力量
Gi、排熱量Hi等の使用状態に関するデータをネット
ワーク10を介して受信する。コンピュータ4は、これ
らのデータに基づいて、次の所定時間の各発電装置6−
1、6−2、6−3の発電電力量Giを仮決定し、各発
電電力量Giに対する総エネルギーコストΣFi、メン
テナンスコストΣMi、電力融通の託送料金ΣUi等を
算出し、各コストの総計である総合コストCを算出す
る。仮決定した発電出力Giに対する総合コストCが最
小の場合、コンピュータ4は、発電電力量Giを決定
し、各需要家5−1、5−2、5−3のエネルギー機器
6、発電設備7に最適運転条件の指示を送信する。
【0045】これにより、通信手段が低廉になったた
め、複数の需要家5の家庭用電気設備の電力需要、エネ
ルギー使用状態に関するデータを容易に入手することが
でき、他需要家5をも考慮した総合的なエネルギーの効
率化を図ることを可能とする。
【0046】尚、本実施の形態では、制御センタ3のコ
ンピュータ4は、ネットワーク10を介して、各需要家
5のエネルギー設備制御装置9と接続され、エネルギー
使用状態に関するデータ、最適運転条件等の送受信を行
い、エネルギー設備制御装置9を経由して複数のエネル
ギー機器6、発電設備7等の制御を行ったが、エネルギ
ー設備制御装置9を介さず、直接、各エネルギー機器
6、発電設備7等と送受信してもよい。
【0047】また、図3、4、5に示す処理を行うプロ
グラムはCD−ROM等の記録媒体に保持させて流通さ
せてもよいし、このプログラムを通信回線を介して送受
することもできる。
【0048】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明によ
れば、低コストで他需要家までも考慮した総合的なエネ
ルギー効率化を図るエネルギー設備運用システムを提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係るエネルギー設備運
用システム1の概略構成を示す図
【図2】 エネルギー設備運用システム1の全体の処理
の流れを示す図
【図3】 エネルギー設備運用システム1の処理手順を
示すフローチャート
【図4】 エネルギー設備運用システム1の処理手順を
示すフローチャート
【図5】 エネルギー設備運用システム1の処理手順を
示すフローチャート
【符号の説明】
1………エネルギー設備運用システム 3………制御センタ 4………コンピュータ 5………需要家 6………エネルギー機器 7………発電設備 8………排熱 9………エネルギー設備制御装置 10………ネットワーク 11………電力会社送電線

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の需要家内のエネルギー消費機器
    と、エネルギー変換機器の運転制御を行うシステムであ
    って、 前記エネルギー消費機器と前記エネルギー変換機器を制
    御するセンタコンピュータを有し、 前記エネルギー消費機器と前記エネルギー変換機器は、
    ネットワークを介して、計測した現状のエネルギー使用
    状態に関するデータを前記センタコンピュータに送信
    し、 前記センタコンピュータは、 受け取ったエネルギー使用状態に関するデータに基づい
    て、前記各需要家内のエネルギー需要量を決定し、 前記各需要家内の総エネルギーコストの合計を基にして
    次の所定時間内の前記エネルギー変換機器のエネルギー
    供給量を決定し、 前記各エネルギー消費機器、前記エネルギー変換機器の
    運転条件を前記各エネルギー消費機器と前記エネルギー
    変換機器に送信することを具備することを特徴とするエ
    ネルギー設備運用システム。
  2. 【請求項2】 前記エネルギーは、電気等であることを
    特徴とする請求項1記載のエネルギー設備運用システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記エネルギー消費機器は、家庭用電気
    機器、排熱利用機器等であることを特徴とする請求項1
    記載のエネルギー設備運用システム。
  4. 【請求項4】 前記エネルギー変換機器は、発電装置等
    であることを特徴とする請求項1記載のエネルギー設備
    運用システム。
  5. 【請求項5】 前記エネルギー使用状態に関するデータ
    は、使用エネルギー量、熱需要データ、排熱量、室温、
    冷蔵庫内温度等であることを特徴とする請求項1記載の
    エネルギー設備運用システム。
  6. 【請求項6】 前記エネルギー需要量は、エネルギー事
    業者からのエネルギー購入量と前記エネルギー変換機器
    のエネルギー供給量との合計であることを特徴とする請
    求項1記載のエネルギー設備運用システム。
  7. 【請求項7】 前記総エネルギーコストは、燃料コス
    ト、メンテナンスコスト、及び他の前記需要家への電力
    融通の託送料金等の総計であることを特徴とする請求項
    1記載のエネルギー設備運用システム。
  8. 【請求項8】 前記センタコンピュータは、 前記各需要家内の総エネルギーコストの合計が最小とな
    るように次の所定時間内の前記エネルギー変換機器のエ
    ネルギー供給量を決定することを特徴とする請求項1記
    載のエネルギー設備運用システム。
  9. 【請求項9】 複数の需要家内のエネルギー消費機器
    と、エネルギー変換機器と、ネットワークを介して接続
    されたセンタコンピュータであって、 前記エネルギー消費機器と前記エネルギー変換機器から
    受け取った現状のエネルギー使用状態に関するデータと
    に基づいて、前記各需要家内のエネルギー需要量を決定
    し、 前記各需要家内の総エネルギーコストの合計を基にして
    次の所定時間内の前記エネルギー変換機器のエネルギー
    供給量を決定し、 前記各エネルギー消費機器、前記エネルギー変換機器の
    運転条件を前記各エネルギー消費機器と前記エネルギー
    変換機器に送信することを具備することを特徴とするセ
    ンタコンピュータ。
  10. 【請求項10】 更に、過去の運転実績データに基づ
    き、前記各需要家内のエネルギー需要量を決定すること
    を特徴とする請求項9記載のセンタコンピュータ。
  11. 【請求項11】 前記エネルギーは、電気等であること
    を特徴とする請求項9記載のセンタコンピュータ。
  12. 【請求項12】 前記エネルギー消費機器は、家庭用電
    気機器、排熱利用機器等であることを特徴とする請求項
    9記載のセンタコンピュータ。
  13. 【請求項13】 前記エネルギー変換機器は、発電装置
    等であることを特徴とする請求項9記載のセンタコンピ
    ュータ。
  14. 【請求項14】 前記エネルギー使用状態に関するデー
    タは、使用エネルギー量、熱需要データ、排熱量、室
    温、冷蔵庫内温度等であることを特徴とする請求項9記
    載のセンタコンピュータ。
  15. 【請求項15】 前記エネルギー需要量は、エネルギー
    事業者からのエネルギー購入量と前記エネルギー変換機
    器のエネルギー供給量との合計であることを特徴とする
    請求項9記載のセンタコンピュータ。
  16. 【請求項16】 前記総エネルギーコストは、燃料コス
    ト、メンテナンスコスト、及び他の前記需要家への電力
    融通の託送料金等の総計であることを特徴とする請求項
    9記載のセンタコンピュータ。
  17. 【請求項17】 前記各需要家内の総エネルギーコスト
    の合計が最小となるように次の所定時間内の前記エネル
    ギー変換機器のエネルギー供給量を決定することを特徴
    とする請求項9記載のセンタコンピュータ。
  18. 【請求項18】 複数の需要家内のエネルギー消費機器
    と、エネルギー変換機器と、ネットワークを介して接続
    されたセンタコンピュータであって、 前記エネルギー消費機器と前記エネルギー変換機器から
    受け取った現状のエネルギー使用状態に関するデータに
    基づいて、前記各需要家内のエネルギー需要量を決定
    し、 前記各需要家内の総エネルギーコストの合計を基にして
    次の所定時間内の前記エネルギー変換機器のエネルギー
    供給量を決定し、 前記各エネルギー消費機器、前記エネルギー変換機器の
    運転条件を前記各エネルギー消費機器と前記エネルギー
    変換機器に送信することを具備することを特徴とするセ
    ンタコンピュータとしてコンピュータを機能させるプロ
    グラム。
  19. 【請求項19】 複数の需要家内のエネルギー消費機器
    と、エネルギー変換機器と、ネットワークを介して接続
    されたセンタコンピュータであって、 前記エネルギー消費機器と前記エネルギー変換機器から
    受け取った現状のエネルギー使用状態に関するデータに
    基づいて、前記各需要家内のエネルギー需要量を決定
    し、 前記各需要家内の総エネルギーコストの合計を基にして
    次の所定時間内の前記エネルギー変換機器のエネルギー
    供給量を決定し、 前記各エネルギー消費機器、前記エネルギー変換機器の
    運転条件を前記各エネルギー消費機器と前記エネルギー
    変換機器に送信することを具備することを特徴とするセ
    ンタコンピュータとしてコンピュータを機能させるプロ
    グラムを記録した記録媒体。
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