JP5919933B2 - 現像装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

この発明は、現像装置及び画像形成装置に関するものである。
電子写真方式、静電記録方式等の画像記録方式を適用したプリンタ、複写機、ファクシミリ等の画像形成装置においては、感光体等の潜像保持体に形成される静電潜像を現像剤により現像する現像装置が装備されている。
このような現像装置のなかには、磁性を示す現像剤を磁力により保持して潜像保持体と向き合う現像領域まで回転して搬送する現像ロールを複数(例えば2つ)配置して現像効率を高める種類の現像装置がある。ここで、磁性を示す現像剤とは、例えば、非磁性トナーと磁性キャリアを含む二成分現像剤や、磁性の一成分現像剤などである。また、現像ロールとしては、例えば、磁性を示す現像剤を保持して搬送するように回転する円筒状の搬送部材と、その搬送部材の内側空間内に固定した状態で配置され、その搬送部材の外周面に現像剤を磁力で保持するための磁力線を発生する磁石部材とで構成される現像剤保持搬送体である。
従来、この種の現像装置としては、例えば以下のものが知られている。
潜像担持体の回転方向の上流側で近接対向して配設される上流現像剤担持体と、その下流側で近接対向して配設される下流現像剤担持体と、その各現像剤担持体の内部にそれぞれ配設される磁性部材とを有し、磁性一成分系の現像剤を採用する現像装置として、上記各磁性部材が、上流現像剤担持体と下流現像剤担持体との近接部もしくはその近傍部にそれぞれ配置される異極性の第1磁極及び第2磁極を有し、第1磁極の磁力をA(mT)、第2磁極の磁力をB(mT)、上流現像剤担持体と下流現像剤担持体との間の距離をd(μm)としたとき、0.5≧(A+B)/d≧0.2の関係を満たしている現像装置が知られている(特許文献1)。特許文献1には、この現像装置によれば、下流現像剤担体上に磁性一成分系の現像剤を均一に安定してコートすることができることが示されている。
また、回転する潜像担持体に対峙して設けられ、回転可能な第1のスリーブとその内部に配設される第1の磁石とを備える第1の現像ロールと、潜像担持体の第1の現像ロールよりも下流側で対峙して設けられ、回転可能な第2のスリーブとその内部に配設される第2の磁石とを備える第2の現像ロールとを有する二成分現像装置として、第2のスリーブ上に保持される現像剤層と潜像担持体とが非接触である二成分現像装置が知られている(特許文献2)。特許文献2には、この二成分現像装置によれば、キャリアのカウンターチャージによる白抜け等の画像欠陥のない、高画質な画像を長期にわたり形成することができることが示されている。
特開2002−372868号公報 特開2000−98749号公報
この発明は、磁性を示す現像剤の一部の通過を規制する通過規制部材が配置される円筒状の第1現像剤搬送体と、第1現像剤搬送体と間隔をあけて配置される円筒状の第2現像剤搬送体との間で、その各現像剤搬送体の内側空間にそれぞれ配置される磁石部材に配置する受渡し磁極の磁力により形成される受け渡し経路を介して現像剤の受け渡しを行う現像装置として、その受渡し磁極により形成される磁場の影響を受けて各現像剤搬送体の外周面に保持される現像剤の層厚がその各軸方向において厚薄のむら状態になることに起因して、回転する潜像保持体に現像で形成される現像剤像にその回転方向に沿う筋状の濃淡むらが発生することを抑制できる現像装置を提供するものである。
また、この発明は、上記現像装置における第1現像剤搬送体と第2現像剤搬送体の間での受渡し磁極で形成される磁場の影響により保持される現像剤の層厚がむら状態になることに起因した筋状の濃淡むらの発生が抑制された画像を形成することができる画像形成装置を提供するものである。
この発明の現像装置(A1)は、
回転する潜像保持体に対して間隔をあけた状態で回転するように設けられ、磁性を示す現像剤を保持して搬送する外周面を有する円筒状の第1現像剤搬送体と、
前記第1現像剤搬送体の内側空間内に固定した状態で設けられ、当該第1現像剤搬送体の軸方向に沿って延びる複数の磁極が当該第1現像剤搬送体の回転方向に間隔をあけて配置されている第1磁石部材と、
前記潜像保持体及び第1現像剤搬送体の外周面に対してそれぞれ間隔をあけた状態で回転するように設けられ、磁性を示す現像剤を保持して搬送する外周面を有する円筒状の第2現像剤搬送体と、
前記第2現像剤搬送体の内側空間内に固定した状態で設置され、当該第2現像剤搬送体の軸方向に沿って延びる複数の磁極が当該第2現像剤搬送体の回転方向に間隔をあけて配置されている第2磁石部材と
前記第1現像剤搬送体の外周面に対して間隔をあけた状態でかつ当該第1現像剤搬送体の軸方向に沿って向き合う状態で設けられ、当該第1現像剤搬送体の外周面に保持する前記現像剤の一部の通過を規制して所要の搬送量に保つ通過規制部材と、
を備え、
前記第1現像剤搬送体と前記第2現像剤搬送体は、その各外周面が互いに最も接近する位置においていずれも前記潜像保持体に近づく方向に回転し、
前記第1磁石部材及び第2磁石部材のうち前記第1現像剤搬送体と前記第2現像剤搬送体が接近し合う部分にそれぞれ対応する各位置に、当該第1現像剤搬送体から当該第2現像剤搬送体への現像剤の受け渡しをする経路となる磁力を発生する極性の異なる第1受渡し磁極及び第2受渡し磁極の一方をそれぞれ配置し、
前記第1受渡し磁極が向き合う前記第1現像剤搬送体の外周面部分と前記第2受渡し磁極が向き合う前記第2現像剤搬送体の外周面部分との間の距離をL(mm)とし、前記第1受渡し磁極及び第2受渡し磁極による前記第1現像剤搬送体及び第2現像剤搬送体の外周面における各法線方向の最大の磁束密度をそれぞれB1(mT)、B2(mT)としたとき、250≦(B1・B2)/L2<400との関係を満たしていることを特徴するものである。
また、この発明の画像形成装置(B1)は、回転する潜像保持体と、前記潜像保持体に形成される潜像を現像剤により現像する現像装置とを有し、前記現像装置が上記発明A1の現像装置で構成されていることを特徴とするものである。
上記発明A1の現像装置によれば、磁性を示す現像剤の一部の通過を規制する通過規制部材が配置される円筒状の第1現像剤搬送体と、第1現像剤搬送体と間隔をあけて配置される円筒状の第2現像剤搬送体との間で、受渡し磁極により形成される磁場の影響を受けて各現像剤搬送体の外周面に保持される現像剤の層厚がその各軸方向において厚薄のむら状態になることに起因して、回転する潜像保持体に現像で形成される現像剤像にその回転方向に沿う筋状の濃淡むらが発生することを抑制できる。
上記発明B1の画像形成装置によれば、その発明の構成を有しない場合に比べて、現像装置における第1現像剤搬送体と第2現像剤搬送体の間での受渡し磁極で形成される磁場の影響により保持される現像剤の層厚が厚薄のむら状態になることに起因した筋状の濃淡むらの発生が抑制された画像を形成することができる。
実施の形態1に係る現像装置を用いた画像形成装置を示す説明図である。 図1の画像形成装置における要部(作像装置など)を示す一部断面説明図である。 図1の画像形成装置に用いる現像装置を示す概略断面図である。 図3の現像装置の磁極等を詳細に示す概略説明図である。 図3の現像装置の基本的な動作を示す説明図である。 図5の現像装置の動作の一部を拡大して模式的に示す説明図である。 図3(図4)の現像装置における要部の構成を拡大して示す説明図である。 評価試験の結果を示す図表である。 評価試験の結果を示すグラフ図である。 2つの現像ロール間で受渡し磁極の磁力により現像剤の受け渡しを行う従来の現像装置において、その受渡し磁極の構成及びその状態を拡大して模式的に示す説明図である。 図10の現像剤の受渡し部分をスリーブの軸方向に沿って見た場合の状態(受け渡し経路の粗密状態)を示す説明図である。
以下、この発明を実施するための形態(以下「実施の形態」という)について図面を参照しながら説明する。
[実施の形態1]
図1及び図2は、実施の形態1に係る画像形成装置を示すものである。図1はその画像形成装置の全体の概要を示し、図2はその画像形成装置における要部(作像装置など)を拡大して示している。
<画像形成装置の全体の構成>
実施の形態1に係る画像形成装置1は、例えばカラープリンタとして構成されたものである。この画像形成装置1は、現像剤4を構成するトナーで現像されるトナー像を形成する複数の作像装置10と、各作像装置10で形成されたトナー像をそれぞれ保持して最終的に被記録材の一例としての記録用紙5に二次転写する二次転写位置まで搬送する中間転写装置20と、中間転写装置20の二次転写位置に供給すべき所要の記録用紙5を収容して搬送する給紙装置50と、中間転写装置20で二次転写された記録用紙5上のトナー像を定着させる定着装置40等を備えている。
この画像形成装置1は、例えば、記録用紙5に形成すべき原稿画像を入力する画像入力装置60を追加して装備させた場合にはカラー複写機として構成することができる。図中の1aは画像形成装置の筐体を示し、この筐体1aは支持構造部材、外装カバー等で形成されている。また、図中の一点鎖線は、筐体1a内において記録用紙5が搬送される主な搬送経路を示す。
<画像形成装置の要部の構成>
作像装置10は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)の4色のトナー像と特別色S1,S2の2種類のトナー像とをそれぞれ専用に形成する6つの作像装置10Y,10M,10C,10K,10S1,10S2で構成されている。この6つの作像装置10(S1,S2,Y,M,C,K)は、筐体1aの内部空間において1列に並べた状態となるよう配置されている。上記特別色(S1,S2)の現像剤4(S1,S2)としては、例えば、上記4色では表現が困難又は不可能であった色材等で構成されるものが使用され、具体的には、上記4色以外の色のトナー、上記4色のトナーと同一の色であって彩度が異なるトナー、光沢を向上させる透明トナー、点字用の発泡性トナー、蛍光色トナー等である。また、各作像装置10(S1,S2,Y,M,C,K)は、扱う現像剤の種類が異なる点を除けば、以下に示すようにほぼ共通した構成のものである。
各作像装置10(S1,S2,Y,M,C,K)は、図1や図2に示されるように、回転する感光ドラム11を備えており、この感光ドラム11の周囲に、次のような各装置が主に配置されている。主な装置とは、感光ドラム11の像形成が可能な周面(像保持面)を所要の電位に帯電させる帯電装置12と、感光ドラム11の帯電された周面に画像の情報(信号)に基づく光LBを照射して電位差のある(各色用の)静電潜像を形成する露光装置13と、その静電潜像を対応する色(S1,S2,Y,M,C,K)の現像剤4のトナーで現像してトナー像にする現像装置14(S1,S2,Y,M,C,K)と、その各トナー像を中間転写装置20に転写する一次転写装置15と、一次転写後における感光ドラム11の像保持面に残留して付着するトナー等の付着物を帯電させる清掃前帯電装置16と、その再帯電された付着物を取り除いて清掃するドラム清掃装置17、感光ドラム11の清掃後における像保持面を除電する除電器18等である。
感光ドラム11は、接地処理される円筒状又は円柱状の基材の周面に感光材料からなる光導電性層(感光層)を有する像保持面を形成したものである。この感光ドラム11は、図示しない回転駆動装置から動力が伝達されて矢印Aで示す方向に回転するように支持されている。
帯電装置12は、感光ドラム11に接触しない状態で配置されるコロナ放電器等の非接触型の帯電装置で構成される。帯電装置12は、その放電部材に対して帯電用電圧が供給される。帯電用電圧としては、現像装置14が反転現像を行うものである場合、その現像装置14から供給されるトナーの帯電極性と同じ極性の電圧又は電流が供給される。
露光装置13は、画像形成装置1に入力される画像の情報に応じて構成される光(矢付き点線)LBを、帯電された後の感光ドラム11の周面に対して照射して静電潜像を形成するものである。露光装置13には、潜像形成時になると画像形成装置1に任意の手段で入力される画像の情報(信号)が送信される。
現像装置14(S1,S2,Y,M,C,K)はいずれも、図2に示されるように、開口部と現像剤4の収容室が形成された筐体140の内部に、現像剤4を保持して感光ドラム11と向き合う2箇所の現像領域までそれぞれ搬送する2つの現像ロール141,142と、現像剤4を攪拌しながら現像ロール142を通過させるよう搬送する2つのスクリューオーガー等の攪拌搬送部材143,144と、現像ロール142に保持される現像剤の量(層厚)を規制する層厚規制部材145などを配置して構成されたものである。この現像装置14には、その現像ロール141,142と感光ドラム11の間に現像用電圧が図示しない電源装置から供給される。また、現像ロール141,142や攪拌搬送部材143,144は、図示しない回転駆動装置からの動力が伝達されて所要の方向に回転する。さらに、上記4色の現像剤4(Y,M,C,K)と前記2つの特別色の現像剤4(S1,S2)としては、非磁性トナーと磁性キャリアを含む二成分現像剤が使用される。
一次転写装置15は、感光ドラム11の周面に接触して回転するとともに一次転写用電圧が供給される一次転写ロールを備えた接触型の転写装置である。一次転写用電圧としては、トナーの帯電極性と逆の極性を示す直流の電圧が図示しない電源装置から供給される。
ドラム清掃装置17は、図2に示されるように、一部が開口する容器状の本体170と、一次転写後の感光ドラム11の周面に所要の圧力で接触するように配置されて残留トナー等の付着物を取り除いて清掃する清掃板171と、清掃板171よりも感光ドラム11の回転方向上流側で感光ドラムの周面に接触して回転するよう配置される回転ブラシロール172と、清掃板171で取り除いたトナー等の付着物を回収して図示しない回収システムに送り出すよう搬送するスクリューオーガー等の送出部材173等で構成されている。清掃板171としては、ゴム等の材料からなる板状の部材(例えばブレード)が使用される。
中間転写装置20は、図1に示されるように、各作像装置10(S1,S2,Y,M,C,K)の下方の位置に存在するように配置される。この中間転写装置20は、感光ドラム11と一次転写装置15(一次転写ロール)の間となる一次転写位置を通過しながら矢印Bで示す方向に回転する中間転写ベルト21と、中間転写ベルト21をその内面から所望の状態に保持して回転自在に支持する複数のベルト支持ロール22〜27と、ベルト支持ロール26に支持されている中間転写ベルト21の外周面(像保持面)側に配置されて中間転写ベルト21上のトナー像を記録用紙5に二次転写させる二次転写装置30と、二次転写装置30を通過した後に中間転写ベルト21の外周面に残留して付着するトナー、紙粉等の付着物を取り除いて清掃するベルト清掃装置28とで主に構成されている。
中間転写ベルト21としては、例えばポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂等の合成樹脂にカーボンブラック等の抵抗調整剤などを分散させた材料で製作される無端状のベルトが使用される。また、ベルト支持ロール22は駆動ロールとして構成され、ベルト支持ロール23,25,27は中間転写ベルト21の走行位置などを保持する従動ロールとして構成され、ベルト支持ロール24は張力付与ロールとして構成され、ベルト支持ロール26は二次転写のバックアップロールとして構成されている。
二次転写装置30は、図1に示されるように、中間転写装置20におけるベルト支持ロール26に支持されている中間転写ベルト31の外周面部分である二次転写位置を通過しながら矢印Cで示す方向に回転する二次転写ベルト31と、二次転写ベルト31をその内面から所望の状態に保持して回転自在に支持する複数の支持ロール32〜36とで構成されている。二次転写ベルト31としては、例えば前述した中間転写ベルト21とほぼ同じ構成で製作される無端状のベルトが使用される。ベルト支持ロール32は、ベルト支持ロール26に支持されている中間転写ベルト21の外周面に対して二次転写ベルト31を所要の圧力で押し当てるように配置される。ベルト支持ロール32は駆動ロールとして構成され、ベルト支持ロール36は張力付与ロールとして構成されている。また、二次転写装置30のベルト支持ロール32又は中間転写装置20の支持ロール26には、トナーの帯電極性と逆極性又は同極性を示す直流の電圧が二次転写用電圧として供給される。
定着装置40は、記録用紙5の導入口及び排出口が形成された筐体41の内部に、矢印で示す方向に回転するとともに表面温度が所定の温度に保持されるよう加熱手段によって加熱される定着ベルトを備えた加熱回転体42と、この加熱回転体42の軸方向にほぼ沿う状態で所定の圧力で接触して従動回転するドラム形態の加圧用回転体43などを配置して構成されたものである。この定着装置40では、加熱回転体42と加圧用回転体43が接触する接触部が所要の定着処理(加熱及び加圧)を行う定着処理部になる。
給紙装置50は、中間転写装置20及び二次転写装置30の下方側の位置に存在するように配置される。この給紙装置50は、所望のサイズ、種類等の記録用紙5を積載した状態で収容する単数(又は複数)の用紙収容体51と、用紙収容体51から記録用紙5を1枚ずつ送り出す送出装置52とで主に構成されている。用紙収容体51は、例えば、筐体1aの正面(使用者が操作時に向き合う側面)側に引き出すことができるように取り付けられている。
給紙装置50と二次転写装置30との間には、給紙装置50から送り出される記録用紙5を二次転写位置まで搬送する複数の用紙搬送ロール対53〜57や図示しない搬送ガイド材で構成される給紙搬送路が設けられている。給紙搬送路において二次転写位置の直前の位置に配置される用紙搬送ロール対57は、例えば記録用紙5の搬送時期を調整するロール(レジストロール)として構成されている。また、二次転写装置30と定着装置40との間には、二次転写装置30の二次転写ベルト31から送り出される二次転写後の記録用紙5を定着装置40まで搬送するためのベルト形態等の用紙搬送装置58が設けられている。さらに、筐体1aに形成される用紙の排出口に近い部分には、定着装置40から送り出される定着後の記録用紙5を筐体1aの外部に排出するための用紙排出ロール対59が設けられている。
なお、前述したカラー複写機として構成する場合において装備される画像入力装置60は、プリント対象の画像情報を有する原稿の画像を読み取る画像読取装置であり、例えば、図1に示されるように筐体1aの上部に配置される。この画像入力装置60は、読み込むべき画像の情報を有する原稿6を載せる透明ガラス板等からなる原稿載せ板(プラテンガラス)61と、原稿載せ板61上に置かれた原稿6を移動しながら照明する光源62と、光源62と共に移動しながら原稿6からの反射光を受光して所定の方向に反射させる反射ミラー63と、反射ミラー63に対して所定の速度でかつ所定の距離を移動する第1反射ミラー64及び第2反射ミラー65と、原稿6からの反射光を受光して読み取って電気信号に変換するCCD等からなる画像読取素子66と、画像読取素子66に反射光を結像させる結像レンズ67等で主に構成されている。図1中の符号68は、原稿載せ板61を塞ぐ開閉カバーである。
また、画像入力装置60で読み取られて入力される原稿の画像情報は、画像処理装置70により必要な画像処理が施される。まず、画像入力装置60では、読み取った原稿の画像情報を例えば赤(R)、緑(G)及び青(B)の3色の画像データ(例えば、各8bitのデータ)として画像処理装置70に送信する。一方、画像処理装置70は、画像入力装置60から送信された画像データについて、シェーディング補正、位置ずれ補正、明度/色空間変換、ガンマ補正、枠けし、色/移動編集等の予め定められた画像処理を施す。また、画像処理装置70では、画像処理した画像信号を前記4色(Y,M,C,K)の各画像信号にそれぞれ変更した後、露光装置13に送信する。また、画像処理装置40では、前記2つの特別色(S1,S2)のための画像信号も生成する。
<画像形成装置の全体及び要部の動作>
以下、画像形成装置1による基本的な画像形成動作について説明する。
ここでは、最初に、前記4つの作像装置10(Y,M,C,K)を使用して、4色(Y,M,C,K)のトナー像を組み合わせて構成されるフルカラー画像を形成するときの画像形成動作を代表して説明する。
画像形成装置1は、画像形成動作(プリント)の要求の指令情報を受けると、4つの作像装置10(Y,M,C,K)、中間転写装置20、二次転写装置30、定着装置40等が始動する。
そして、各作像装置10(Y,M,C,K)においては、まず各感光ドラム11が矢印Aで示す方向に回転し、各帯電装置12が各感光ドラム11の表面を所要の極性(実施の形態1ではマイナス極性)及び電位にそれぞれ帯電させる。続いて、露光装置13が、帯電後の感光ドラム11の表面に対し、画像形成装置1に入力される画像の情報を各色成分(Y,M,C,K)に変換して得られる画像の信号に基づいて発光される光LBを照射し、その表面に所要の電位差で構成される各色成分の静電潜像をそれぞれ形成する。
続いて、各現像装置14(Y,M,C,K)が、感光ドラム11に形成された各色成分の静電潜像に対し、所要の極性(マイナス極性)に帯電された対応する色(Y,M,C,K)のトナーを現像ロール141,142からそれぞれ供給して静電的に付着させて現像を行う。この現像により、各感光ドラム11に形成された各色成分の静電潜像は、その対応する色のトナーでそれぞれ現像された4色(Y,M,C,K)のトナー像として顕像化される。
続いて、各作像装置10(Y,M,C,K)の感光ドラム11上に形成された各色のトナー像が一次転写位置まで搬送されると、一次転写装置15が、その各色のトナー像を中間転写装置20の矢印Bで示す方向に回転する中間転写ベルト21に対して順番に重ね合わせるような状態で一次転写させる。
また、一次転写が終了した各作像装置10では、清掃前帯電装置16が一次転写後の感光ドラム11の表面に残留するトナー等の付着物を再帯電した後、ドラム清掃装置17が再帯電された付着物を掻き取るように除去して感光ドラム11の表面を清掃し、最後に、除電器18が清掃後の感光ドラム11の表面を除電する。これにより、各作像装置10は次の作像動作が可能な状態にされる。
続いて、中間転写装置20では、中間転写ベルト21の回転により一次転写されたトナー像を保持して二次転写位置まで搬送する。一方、給紙装置50では、作像動作に合わせて所要の記録用紙5を給紙搬送路に送り出す。給紙搬送路では、レジストロールとしての用紙搬送ロール対57が記録用紙5を転写時期に合わせて二次転写位置に送り出して供給する。
二次転写位置においては、二次転写装置30が、中間転写ベルト21上のトナー像を記録用紙5に一括して二次転写させる。また、二次転写が終了した中間転写装置20では、ベルト清掃装置28が、二次転写後の中間転写ベルト21の表面に残留したトナー等の付着物を取り除いて清掃する。
続いて、トナー像が二次転写された記録用紙5は、中間転写ベルト21と二次転写ベルト31から剥離された後に搬送装置58により定着装置40まで搬送される。定着装置40では、回転する加熱回転体42と加圧回転体43との間の接触部に二次転写後の記録用紙5を導入して通過させることにより、必要な定着処理(加熱及び加圧)をして未定着のトナー像を用紙5に定着させる。最後に、定着が終了した後の記録用紙5は、その片面への画像の形成を行うだけの画像形成動作のときは、用紙排出ロール対59により、例えば筐体100の外部に設置される図示しない排出収容部にむけて排出される。
以上の動作により、4色のトナー像を組み合わせて構成されるフルカラー画像が形成された記録用紙9が出力される。
次に、画像形成装置1において、例えば上記した通常の画像形成を行う際に、前記特別色S1,S2の現像剤で構成される特別色トナー像を併せて形成するときの動作について説明する。
この場合は、まず、作像装置10S1,10S2において前述した作像装置10(Y,M,C,K)の場合と同様の作像動作が行われ、これにより作像装置10S1,10S2における各感光ドラム11に特別色トナー像(S1,S2)がそれぞれ形成される。続いて、作像装置10S1,10S2で形成された各特別色トナー像は、前述した4色のトナー像に関する画像形成動作の場合と同様に、中間転写装置20の中間転写ベルト21に一次転写された後に、二次転写装置30により中間転写ベルト21から記録用紙9に(他の色のトナー像と併せて)二次転写される。最後に、特別色トナー像と他の色のトナー像が二次転写された記録用紙5は、定着装置40において定着処理がなされた後、筐体1aの外部に排出される。
以上の動作により、前述した4色のトナー像を組み合わせて構成されるフルカラー画像の全面又は一部に対して2つの特別色トナー像が重なり合って存在するように形成された記録用紙9が出力される。
この他、画像形成装置1が画像入力装置60を装備するカラー複写機である場合は、その基本的な画像形成動作が次のように行われる。
すなわち、この場合は、画像入力装置60に原稿6がセットされ、その画像形成動作(コピー)の要求の指令情報を受けると、画像入力装置60において原稿6の原稿画像が読み取られた後、その読み取られた原稿画像の情報が画像処理装置70において前述したような画像処理を施されて画像の信号として生成され、しかる後、その画像の信号が各作像装置10(S1,S2,Y,M,C,K)における露光装置13に送信される。これにより、各作像装置10では、その原稿6の画像情報に基づいた静電潜像の形成とトナー像の形成がそれぞれ行われる。それ以後は、前述した画像形成動作(プリント)の場合と同様の動作が行われ、最終的に、そのトナー像からなる画像が記録用紙5に形成されて出力される。
<画像形成装置の要部の詳細な構成>
次に、画像形成装置1の要部(主に作像装置の現像装置)の詳細について説明する。
<現像装置の詳細な構成>
はじめに、現像装置14の構成について詳しく説明する。
現像装置14は、図2から図4等に示すように、前述した二成分現像剤4を収容する収容室140aと感光ドラム11と向き合う位置に形成される矩形状の開口部140bを有する本体140を備えている。この本体140は、感光ドラム11の軸方向の長さを超える長さからなる細長い容器状の形状をしている。また、収容室140aは、その底部が、細長い容器状の形状における長手方向の両端部で互いにつながりかつ長手方向に沿う仕切り隆起部で中央部が仕切られて平行する2列の現像剤循環搬送路(溝部)を有した形状に形成されている。細長い容器状の形状における長手方向の両端部で互いにつながりかつ長手方向に沿う仕切り隆起部で中央部が仕切られて平行する2列の現像剤循環搬送路(溝部)を有した形状に形成されている。二成分現像剤4は、この収容室140aに収容されている。
そして、現像装置14は、図3等に示すように、その本体140の内部に、現像剤4を感光ドラム11と2箇所で向き合う現像域E1,E2まで磁気力で保持してそれぞれ搬送する2つの現像ロール141,142(第1現像ロール141と第2現像ロール142)と、収容室140aに収容される現像剤4を攪拌して搬送する攪拌搬送部材としての2つのスクリューオーガー143、144と、スクリューオーガー144から第1現像ロール141に供給される現像剤Gの通過を規制してその層の厚さ(搬送量)を規制する通過規制板145と、第2現像ロール142から剥離される現像剤4を収容室140aに戻すよう案内する回収案内板146等が配置されている。
第1現像ロール141及び第2現像ロール142は、本体140の開口部140bに一部を露出した状態で所要の方向C,Dにそれぞれ回転するように設置されている。また、2つの現像ロール141,142は、感光ドラム11の回転方向Aにおいて所要の間隔γをあけた状態で配置されており、両現像ロール141,142が最も接近する部分(空間)が最接近部147として形成されている。
このうち第1現像ロール141は、感光ドラム11の外周面の下流現像域E2において所要の間隔αをあけた状態で矢印Cの方向に回転駆動するように支持される円筒状のスリーブ141Aと、このスリーブ141Aの内側に固定した状態で存在するように設けられる磁石ロール141Bとで構成されている。スリーブ141Aの回転方向Cは、感光ドラム11の下流現像域E2での移動方向が、感光ドラム11の回転(移動)方向Aと同じ方向になるように設定されている。
一方、第2現像ロール142は、感光ドラム11の外周面の下流現像域E2よりも上流側の位置になる上流現像域E1において所要の間隔βをあけた状態で矢印Dの方向に回転駆動するように支持される円筒状のスリーブ142Aと、このスリーブ142Bの内側に固定した状態で存在するように設けられる磁石ロール142Bとで構成されている。スリーブ141Aの回転方向Dは、感光ドラム11の上流現像域E1での移動方向が感光ドラム11の回転(移動)方向Aと反対の方向になるよう設定されている。
スリーブ141A,142Aはいずれも、非磁性材料(例えばステンレス、アルミニウム等)を用いて、感光ドラム11の回転軸方向における画像形成有効領域とほぼ同じ幅(長さ)の円筒部を少なくとも有する形状に形成されている。このスリーブ141A,142Aは、その回転の軸方向が感光ドラム11の回転の軸方向とほぼ平行して向き合う状態になるよう配置され、しかも、その両端部が軸部として構成されているとともにその両端部にスリーブ外周面よりも間隔α又はβの寸法分だけ大きい図示しない間隔保持輪(トラッキングロール)が取り付けられており、その間隔保持輪を感光ドラム11の外周面に所要の圧力で押し当てた状態で回転するよう本体140の側面部に対して回転自在に軸受けされている。
また、スリーブ141A,142Aは、その各軸部の一端部において図示しない回転駆動装置等から必要な回転動力を受けて矢印C,Dで示す方向にそれぞれ回転させられる。さらに、スリーブ141A,142Aには、図示しない給電装置から感光ドラム11との間に現像電界を形成するための現像電圧が印加される。現像電圧としては、例えば交流成分を重畳した直流電圧が印加される。
磁石ロール141B,142Bはいずれも、スリーブ141A,142Aの外周面に現像剤Gの磁性キャリアが磁気ブラシ(穂立ち)を形成した状態で保持されるような磁力線等を発生させる複数の磁極(S極、N極)を配置した構造のものである。磁石ロール141B,142Bは、例えば、その両端部が現像スリーブ141A,142Aの各軸部における内部空間を通して本体140の側面部に固定された状態で取り付けられる。複数の磁極は、スリーブ141A,142Aの軸方向に沿ってそれぞれ延びるものであり、スリーブ141A,142Aの周方向(回転方向)に間隔をあけて所要の位置にそれぞれ配置されている。
スクリューオーガー143、144はいずれも、回転軸の周面に搬送羽根を螺旋状に巻きつけた形態のものである。また、スクリューオーガー143、144は、図3等に示されるように、本体140の収容室140aに仕切り壁を介して形成される2列の現像剤循環搬送路140d、140e内にそれぞれ存在して回転し得る状態で設置され、その双方の搬送路140d、140eにある各現像剤Gを所要の方向に搬送させるべき方向に回転駆動するようになっている。オーガー143、144は、現像ロール141,142における各スリーブ141A,142Aを回転させる動力の一部がギヤ等の駆動伝達機構により分岐されて伝達されることで回転する。第1現像ロール141と近い位置に配置されているスクリューオーガー145は、その搬送する現像剤4の一部を第1現像ロール141に供給するようになっている。
通過規制板145は、図3等に示すように、その主要部がほぼ一定の厚さからなり、しかも第1現像ロール141のスリーブ141Aの軸方向における長さを少なくとも有する長さ(長辺)からなる長方形状の板材である。また、規制板145は、非磁性材料(例えばステンレス)を用いて形成されている。さらに、規制板145は、その長手方向の一端部(下方の長辺部)がスリーブ141Aの外周面と所要の間隔(規制間隔)をあけて向き合う状態になるとともにスリーブ141Aの軸方向に沿って延びて向き合う状態になるよう本体140の支持体149に取り付けられている。実施の形態1における規制板145は、全体の断面がL字状となるよう他端部側が曲げられた形状の板材として形成されている。
回収案内板146は、第2現像ロール142から剥離される現像剤を受け取った後に収容室140aに戻すように滑らせて落下させる面を有する板材である。この回収案内板146は、図3等に示すように、その上端部146aが第2現像ロール142の剥離極である後記の磁極S30及び磁極S40の間になる位置でスリーブ142Aの外周面に所定の間隔をあけて向き合った状態になり、その下端部146bが上端部146aから次第に下方側にむけて延びて最後にスクリューオーガー144の上方の近い位置まで達する状態になるよう支持体148に取り付けられている。
そして、現像装置14における第1現像ロール141の磁石ロール141Bは、図4等に示すように、S3,N1,S2,N2,S1,N3,S4という7つの磁極を配置している。図4等における一点鎖線VLは、第1現像ロール141の中心(O1)と第2現像ロール142の中心(O2)とを結ぶ直線である。
このうち磁極S3は、第1現像ロール141に近い側に配置されているスクリューオーガー145の感光ドラム11寄りの上端部分とほぼ向き合う位置に配置され、そのスクリューオーガー145から供給される現像剤Gをスリーブ141Aの外周面に磁力で引き寄せて保持させるピックアップを行う極である。磁極N1は、通過規制板145による現像剤に対する規制作用を補助するための磁気ブラシを所要の大きさに立たせた状態にする規制補助用の極である。磁極S2は、第2現像ロール142と接近した位置に配置され、第1現像ロール141で搬送される現像剤Gの一部を第2現像ロールのスリーブ142Aの外周面側に受け渡す経路を形成するための磁力線を発生させる第1受渡し磁極である。磁極N2は、第2現像ロール142に受け渡した後に残る現像剤を搬送する搬送極である。磁極S1は、感光ドラム11の下流現像域E2と向き合う位置に配置され、現像剤4を現像工程に寄与させる現像極である。磁極S4、S3は、下流現像域E2での現像工程が終了した現像剤を、同極性で反発磁力を発生させてスリーブ142Aの外周面から剥離させるピックオフを行う極である。
また、現像装置14における第2現像ロール142の磁石ロール142Bは、図4等に示すうように、N20,S10,N10,S20,N30,S30,S40という7つの磁極を配置している。
このうち磁極N20は、第1現像ロール141における第1受渡し磁極S2とほぼ向き合う状態で配置され、第1現像ロール141で搬送される現像剤4の一部を第2現像ロール142のスリーブ142Aの外周面側に受け渡す経路を形成するための磁力線を前記第1受渡し磁極S2と協働して発生させる第2受渡し磁極である。磁極S10は、第1現像ロール141から受け渡された現像剤を搬送する搬送極である。磁極N10は、感光ドラム11の上流現像域E1と向き合う位置に配置され、現像剤4を現像工程に寄与させる現像極である。磁極S20,N30は、上流現像域E1での現像工程が終了した後の現像剤を搬送する搬送極である。磁極S30と磁極S40は、磁性が同じで反発磁界(磁力線)を発生してスリーブ141Aの外周面から現像剤4を剥離させるピックオフを行う極である。
<現像装置の詳細な構成による動作>
以下、この現像装置14の基本的な動作について説明する。
まず、現像装置14は、画像形成装置1による画像形成の動作時になると、2つの現像ロール141,142の各スリーブ141A,142Aとスクリューオーガー143,144が回転し始めるとともに、各スリーブ141A,142Aに現像電圧が供給される。
これにより、本体140の収容室140aに収容されている二成分現像剤4は、回転するオーガー143,144によって攪拌されながら収容室140aにおける2列の循環経路140d、140e内を各方向にそれぞれ搬送されて全体として循環されるような状態で搬送される。この際、現像剤Gにおける非磁性トナーは、磁性キャリアと十分に攪拌されて摩擦帯電されるとともに、そのキャリアの表面に静電的に付着した状態となる。
続いて、第1現像ロール141に近い側に配置されたスクリューオーガー145によって搬送される二成分現像剤4は、その一部4aが、図5に示すように、第1現像ロール141のスリーブ141Aの外周面に磁力により吸着されるようにして保持される。すなわち、その一部4aは、回転するスリーブ141Aの外周面に、磁石ロール141Bの磁極S3から発生する磁力(磁力線)が及ぶことにより、帯電された非磁性トナーが付着した磁性キャリアが鎖状に繋がった穂立ち状の磁気ブラシを形成した状態で保持されて供給される。
次いで、第1現像スリーブ141Aに保持された二成分現像剤4aは、図5や図6に示すように、そのスリーブ141Aの回転に伴って搬送される途中で通過規制板145により一部がせき止められるとともに一部が通過させられる。すなわち、通過規制板145に達する現像剤4aは、規制補助用の磁極N1の磁力を受けた状態で磁気ブラシを形成して立ち上がった状態になり、その現像剤4aの一部が通過規制板145でせき止めされた状態になり、その殆どが収容室140a側に戻される。一方、残りの現像剤4bは、スリーブ141Aと規制板145との間に形成される隙間を通過する際に、その通過を規制されてほぼ一定の層厚(搬送量)にされる。
続いて、通過規制板145により規制された後の現像剤4bは、図5に示すように、第1現像ロール141と第2現像ロール142との間の最接近部147に到達した後に通過する。この際、現像剤4bは、最接近部147よりも少し手前の位置を通過するときに各現像ロール141,142に向き合う状態でそれぞれ配置される第1受渡し磁極S2及び第2受渡し磁極N20により形成される磁気ブラシからなる受渡し経路により、その現像剤4bの一部が第1現像ロール141から第2現像ロール142に移行するように受け渡される。この結果、現像剤4bは、図5に示すように、ほぼ2分されて第1現像ロール141と第2現像ロール142の双方にそれぞれ振り分けられる(現像剤4d,4e)。
このとき、第1現像ロール141に振り分けられた現像剤4dは、矢印Cの方向に回転するスリーブ141Aの外周面に搬送磁極S20の磁力により保持された状態で搬送され、感光ドラム11の下流現像域E2を通過する際に、現像磁極S1の磁力を受けるとともに現像電圧による現像電界による作用を受ける。これにより、現像剤4dの磁気ブラシにおけるトナーが感光ドラム11の外周面との間で往復移動して下流現像域E2を通過する潜像部分に付着し、もって当該潜像部分を上流現像域E1での現像工程に続けて再び現像する。
また、下流現像域E2を通過した後の現像剤4fは、剥離極である磁極S4・S3の間で形成される反発磁力の作用を受けてスリーブ141Aの外周面から剥離され、自然落下することで本体140の収容室140aに戻される。
一方、第2現像ロール142に受け渡されて振り分けられた現像剤4eは、矢印Dの方向に回転するスリーブ142Aの外周面に搬送磁極S10の磁力により保持された状態で搬送され、感光ドラム11の上流現像域E1を通過する際に、現像磁極N10の磁力を受けるとともに現像電圧による現像電界による作用を受ける。これにより、現像剤4eの磁気ブラシにおけるトナーが感光ドラム11の外周面との間で往復移動して上流現像域E1を通過する潜像部分に付着し、もって当該潜像部分を現像する。
また、上流現像域E1を通過した後の現像剤4gは、矢印Dの方向に回転するスリーブ142Aの外周面に搬送極S20,N30の磁力により保持された状態で搬送された後、剥離極である磁極S30と磁極S40の間で形成される反発磁力によりスリーブ142Aの外周面から剥離される。このとき剥離した現像剤4hは、回収案内板147に受け取られるように回収され、最終的に本体の収容室140aの内部に案内されように戻される。
以上により、現像装置14による現像がなされる。
<現像装置の特徴的な構成>
ところで、この現像装置14のように、通過規制板145が配置される第1現像ロールにおけるスリーブ141Aと、このスリーブ141Aと間隔γをあけて配置される第2現像ロールにおけるスリーブ142Aとの間で、その各スリーブ141A,142Aの内側空間にそれぞれ配置される磁石ロール141B,142Bに配置する受渡し磁極S2,N20の磁力により形成される受け渡し経路(G3)を介して現像剤4の受け渡しを行う現像装置においては、次の不具合がある。
すなわち、この現像装置14では、その受渡し磁極S2,N20により形成される磁場の影響を受けて各スリーブ141A,142Aの外周面に保持される現像剤4d,4eの層厚がその各軸方向において粗密の状態になり、このため、感光ドラム11に現像で形成されるトナー像にその回転方向Aに沿う筋状の濃淡むらが発生することがある。
ここで、まず、第1現像ロール141(のスリーブ141A)と第2現像ロール142(のスリーブ142A)との間に形成される現像剤4cの受け渡し経路は、図10に模式的に示すように、各受渡し磁極S2,N20が発生する磁力線(矢付き点線)に沿って現像剤4c中の磁性体である磁性キャリアが磁化されて各スリーブ141A,142Aの間(空間)を結ぶように存在することで形成される。また、その現像剤の受け渡し経路は、図11に模式的に示すように、各スリーブ141A,142Aの軸方向(座標軸Zに沿う方向)における状態を見た場合、各受渡し磁極S2,N20の発生する磁力線が反発し合う斥力(反発力)により磁化した磁性キャリアが柱のように連なった状態になる。
しかし、その現像剤の受け渡し経路は、受渡し磁極S2,N20で形成される磁場が強くなり過ぎると、図11に模式的に示すように、受け渡し経路どうしの斥力も強くなってスリーブ141A,142Aの軸方向において粗密の状態になり、各スリーブ141A,142Aの外周面に保持される現像剤の層厚が厚薄のむら状態になる。これにより、各スリーブ141A,142Aの外周面にそれぞれ保持される現像剤4d,4e(図5)も、その各スリーブの回転方向C,Dに沿う筋状のむらになって各現像域E1,E2に搬送されて各現像工程に供される。
この結果、このような各スリーブ141A,142Aで搬送される層厚むらのある現像剤4d,4eにより現像されて感光ドラム11に形成されるトナー像にも、その回転方向Aに沿う筋状の濃淡むらが発生するものと考えられる。
そこで、この現像装置14においては、図7に示すように、第1受渡し磁極S2が向き合う第1現像剤ロールにおけるスリーブ141Aの外周面部分141Abと第2受渡し磁極N20が向き合う第2現像ロールにおけるスリーブ142Aの外周面部分142Abとの間の距離をL(mm)とし、第1受渡し磁極S2及び第2受渡し磁極N20による第1現像ロールにおけるスリーブ141A及び第2現像ロール142Aの外周面における各法線方向の最大の磁束密度をそれぞれB1(mT)、B2(mT)としたとき、
(B1・B2)/L2<400との関係を満たすように構成している。
このように構成した現像装置14では、第1現像ロールのスリーブ141Aの外周面と第2現像ロールのスリーブ142Aの外周面に受け渡し時(後)にそれぞれ保持される現像剤4d,4eの層厚がその各軸方向において粗密の状態になることが低減又は解消される。この結果、その各スリーブ141A,142Aで搬送される現像剤4d,4eにより現像されて感光ドラム11に形成されるトナー像は、その回転方向Aに沿う筋状の濃淡むらの発生が抑制される。
上記距離Lを規定するスリーブ141Aの外周面部分141Abとスリーブ142Aの外周面部分142Abは、例えば、各スリーブ141A,142Aにおいて第1受渡し磁極S2と第2受渡し磁極N20が存在すると予測される外周面に磁性体(例えば、鉄製の針金やピンなど)を近づけたとき、その磁性体に各磁極による磁力(引力)が最も強く作用するほぼ中心の位置を、その外周面部分141Ab,142Abとしてそれぞれ特定される。距離Lの測定は、スリーブ141Aの外周面部分141Abとスリーブ142Aの外周面部分142Abとの物理的な直線距離を実測すること行われる。
また、距離Lは、上記関係を満たす範囲内で任意に設定することができるが、好ましくは3mm以上かつ5mm以下の範囲内の値に設定される。距離Lが3mm未満であると、各現像ロール141,142に配分されて保持される現像剤(層)G4又はG5が顕著な層乱れを起こす等の問題がある。反対に距離Lが5mmを越えると、2つの現像ロール141,142間における現像剤(層)4cによる受渡し経路の形成が不安定又は不良の状態になる等の問題がある。距離Lの調整については、第1現像ロール141のスリーブ141Aと第2現像ロール142のスリーブ142Aの間隔γを調整するか、あるいは、第1受渡し磁極S2と第2受渡し磁極N20の(各中心位置)が、第1現像ロール141の中心(O1)と第2現像ロールの中心(O2)を結ぶ直線VLとなす角度θ1、θ2を調整するか、あるいは、その双方を調整することで行うことができる。ちなみに、この距離Lは、第1現像ロール141のスリーブ141Aと第2現像ロール142のスリーブ142Aの間隔γと同じか又は間隔γよりも大きい値になるという関係(L≧γ)にある。
一方、上記第1受渡し磁極S2の最大の磁束密度B1と第2受渡し磁極N20の最大の磁束密度B2の測定は、例えば、現像装置14から取り外した第1現像ロール141と第2現像ロール142をそのスリーブ141Aと第2現像ロール142のスリーブ142Aとが回転しないように治具に別々に固定し、その各スリーブの外周面に磁束密度測定器(ガウスメータのプローブなど)を接触させた後、そのスリーブの内部で各磁石ロール141B,142Bを360°回転させることにより、各受渡し磁極の法線方向等の磁束密度分布を計測することで行われる。
また、この各受渡し磁極S2,N20の最大の磁束密度B1,B2は、上記関係を満たす範囲内で任意に設定することができるが、好ましくはいずれも45mT以上かつ90mT以下の値に設定される。ちなみに、この最大の磁束密度B1,B2については、どちらか一方の磁束密度を極端に小さく(又は大きく)すると、その他方の磁束密度を極端に大きく(又は小さく)する必要があるが、このように最大の磁束密度を大幅に不均一の関係に設定すると、前記現像剤4d,4eの保持量(流量)が大幅に不平等になってしまい、好ましくない点に留意して設定することが適切である。また、磁束密度B1,B2の設定(調整)については、現像ロールの製造(設計)段階において第1受渡し磁極S2及び第2受け渡し磁極N20の各磁力そのものを調整することで行うことができる。
[評価試験]
以下、この現像装置14を用いて行った評価試験について説明する。
評価試験は、現像装置14における上記距離Lと上記最大の磁束密度B1、B2を図8に示すように種々設定したうえで、各試験No.の現像装置14をそれぞれ装備した画像形成装置1によりテスト画像を形成したとき、得られた各画像における筋状の濃淡むらの発生状況について調べた。距離Lの調整は、2つの現像ロール141,142どうしの間隔γをすることで行った。磁束密度B1、B2の調整は、2つの受渡し磁極として磁力の異なる磁極を選択することで行った。磁束密度は、ガウスメータ(クローバーエンジニアリング社製:MFD−04)を用いて測定した。試験は、温度22°、湿度55%RHの環境下で行った。
現像装置14としては、外径が25mmのスリーブ141Aを有する第1現像ロール141と、外径が25mmのスリーブ142Aを有する第2現像ロール142とを装備する現像装置を使用した。上記間隔α、βについてはいずれも200〜300μmの範囲内の値に設定した。通過規制板146は、第1現像ロール141のスリーブ141Aの外周面に対して800μmの間隔をあけて設置した。スリーブ141Aは、その回転方向Cに634mm/秒となる速度で回転させた。また、スリーブ142Aは、その回転方向Dに950mm/秒となる速度で回転させた。
現像剤4としては、平均粒径が3.8μmの非磁性トナーと平均粒径が25μmの磁性キャリアを含む二成分現像剤を使用した。感光ドラム11としては、有機感光層が形成されて全体の外径が84mmのものを使用し、528mm/秒の速度で回転させた。テスト画像としては、ベタ画像で構成される画像を形成した。テスト画像は、最終的に普通紙に形成した。
得られた各画像について目視観察をして感光ドラム11の回転方向Aに沿う筋状の濃淡むらの発生状況について調べ、以下の基準で評価した。この結果を図8の図表に示す。図8の図表には、「(B1・B2)/ 2 の値を併せて示した。
○…筋状の濃淡むらが目視されない。
△…筋状の濃淡むらがわずかに目視される。
×…筋状の濃淡むらが明瞭に目視される。
また、得られた各画像の筋部(筋状の濃淡むら部分)における明度濃度差を高精度カラースキャナ(エプソン社製:ES−8500)を用いて測定した。この結果を、横軸に「(B1・B2)/ 2 の値を示した図9のグラフに示した。ちなみに、筋部の明度濃度差は、ソフト処理して得られる値であることから単位のないものであるが、例えば、一般的な明度差単位(ΔL*)に比例する値になる。
図8の結果から、「(B1・B2)/ 2 の値により、評価結果の良否が左右されることがわかる。また、図9の結果から、「(B1・B2)/ 2 の値と筋部の明度濃淡差との間に相関があることがわかる。
以上のことから、「(B1・B2)/ 2 の値を少なくとも「400未満」にすれば、筋状の濃淡むらの発生を抑制することができることが判明した。また、「(B1・B2)/ 2 の値を「350未満」にすれば、筋状の濃淡むらの発生を防止することができることが判明した。なお、「(B1・B2)/ 2 の下限値については、その値が「202以下の値」になると(試験No.=1,2,4の場合)受け渡し経路すら形成することができなくなる等の観点から、例えば「250以上」に設定することができる。
[他の実施の形態]
実施の形態1では、現像装置14の2つの現像ロール141,142における受渡し磁極として、第1現像ロール141の受渡し磁極が「S極」、第2現像ロール142の受渡し磁極が「N極」にした構成例を例示したが、その受渡し磁極としては、反対の磁極関係になるように構成しても差し支えない。また、2つの現像ロール141,142の各磁石ロール141B、142Bの磁極の数は、7つ以外の数であってもよい。
また、現像装置14は、3つ以上の現像ロールを配置するものであってもよい。この場合は、1つの現像ロールに通過規制板146を配置したものを第1現像ロールとし、その第1現像ロールに隣り合って配置される現像ロールを第2現像ロールとして扱い、その現像ロールどうしの間で前記「(B1・B2)/L2<400」の関係を満たすように設定すればよい。それ以外の現像ロールについては、「(B1・B2)/L2<400」の関係を満たすように構成することに限定されない。
この他、この発明の現像装置14を用いる画像形成装置1は、その現像装置14を使用することが可能なものであれば、その形式等の各構成については特に限定されるものでなく、従来公知の構成からなる画像形成装置として構成することも可能である。例えば、感光ドラム11に代えて、ベルト形態の感光ベルトを使用する画像形成装置であっても構わない。
1 …画像形成装置
11…感光ドラム(潜像保持体)
14…現像装置
141A…スリーブ(円筒状の第1現像剤搬送体)
141Ab…外周面部分(第1受渡し磁極が向き合う外周面部分)
141B…磁石ロール(第1磁石部材)
142A…スリーブ(円筒状の第2現像剤搬送体)
142Ab…外周面部分(第2受渡し磁極が向き合う外周面部分)
142B…磁石ロール(第2磁石部材)
145…通過規制板(通過規制部材)
α,β…間隔(第1現像剤搬送体及び第2現像剤搬送体の潜像保持体との間隔)
γ …間隔(第1現像剤搬送体と第2現像剤搬送体との間隔)
A …感光ドラムの回転方向
C …スリーブ141Aの回転方向
D …スリーブ142Aの回転方向
G …二成分現像剤(磁性を示す現像剤)
N,S…複数の磁極
S2…第1受渡し磁極
N20…第2受渡し磁極

Claims (2)

  1. 回転する潜像保持体に対して間隔をあけた状態で回転するように設けられ、磁性を示す現像剤を保持して搬送する外周面を有する円筒状の第1現像剤搬送体と、
    前記第1現像剤搬送体の内側空間内に固定した状態で設けられ、当該第1現像剤搬送体の軸方向に沿って延びる複数の磁極が当該第1現像剤搬送体の回転方向に間隔をあけて配置されている第1磁石部材と、
    前記潜像保持体及び第1現像剤搬送体の外周面に対してそれぞれ間隔をあけた状態で回転するように設けられ、磁性を示す現像剤を保持して搬送する外周面を有する円筒状の第2現像剤搬送体と、
    前記第2現像剤搬送体の内側空間内に固定した状態で設置され、当該第2現像剤搬送体の軸方向に沿って延びる複数の磁極が当該第2現像剤搬送体の回転方向に間隔をあけて配置されている第2磁石部材と
    前記第1現像剤搬送体の外周面に対して間隔をあけた状態でかつ当該第1現像剤搬送体の軸方向に沿って向き合う状態で設けられ、当該第1現像剤搬送体の外周面に保持する前記現像剤の一部の通過を規制して所要の搬送量に保つ通過規制部材と、
    を備え、
    前記第1現像剤搬送体と前記第2現像剤搬送体は、その各外周面が互いに最も接近する位置においていずれも前記潜像保持体に近づく方向に回転し、
    前記第1磁石部材及び第2磁石部材のうち前記第1現像剤搬送体と前記第2現像剤搬送体が接近し合う部分にそれぞれ対応する各位置に、当該第1現像剤搬送体から当該第2現像剤搬送体への現像剤の受け渡しをする経路となる磁力を発生する極性の異なる第1受渡し磁極及び第2受渡し磁極の一方をそれぞれ配置し、
    前記第1受渡し磁極が向き合う前記第1現像剤搬送体の外周面部分と前記第2受渡し磁極が向き合う前記第2現像剤搬送体の外周面部分との間の距離をL(mm)とし、前記第1受渡し磁極及び第2受渡し磁極による前記第1現像剤搬送体及び第2現像剤搬送体の外周面における各法線方向の最大の磁束密度をそれぞれB1(mT)、B2(mT)としたとき、250≦(B1・B2)/L2<400との関係を満たしていることを特徴する現像装置。
  2. 回転する潜像保持体と、前記潜像保持体に形成される潜像を現像剤により現像する現像装置とを有し、
    前記現像装置が、請求項1に記載の現像装置で構成されていることを特徴とする画像形成装置。
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