JP5919799B2 - 作業車両のlanシステム - Google Patents
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Description
トラクタや建設車両等の作業車両でも多数のECUを搭載しているが、車両内の各種装置のECU間をLANで接続する車内LANシステムと車両外のさまざまなシステムと車内のECUを接続する車外LANシステムが用いられるようになっている(特開2004−139469号公報参照)
本発明の課題は、情報量が増えても車内LANシステムと車外LANシステムとの間での情報伝達が速やかに行える情報通信端末を備えた作業車両のLANシステムを提供することである。
請求項1記載の発明は、車内に設けられるエンジンECU、作業機昇降系ECU1、走行系ECU2を互いに第1の通信ライン(CAN2)で接続し、GPSアンテナやモジュール、GPS以外の通信アンテナやモジュール、加速度センサ、メモリー及び電池を含む情報通信端末、外部との通信を行うための外部通信ユニット、タッチパネル操作部を含む作業情報モニタを互いに第2の通信ライン(CAN1)で接続した作業車両の車内LANシステムと、前記作業車両以外の圃場情報、圃場の土壌情報、気象情報、作業車両に連結する耕耘装置やローダを含む作業機の情報を含む作業車両情報以外の圃場情報システム、作業機側システムを接続する作業車両の車外LANシステムを備え、少なくとも前記車内LANシステムと車外LANシステムを別々のLANで構成し、車内に設けられる1つの前記ECUが前記車内LANシステムと車外LANシステムの双方のLAN情報を共有可能に構成したことを特徴とする作業車両のLANシステムである。
エンジン5の後部には主クラッチ30が設けられ、この主クラッチ30の伝動後位に前後進切換装置9が設けられている。前後進切換装置9は多板摩擦式の油圧クラッチ9a,9bからなり、常態では中立位置に保たれ、前後進切換レバー27を前後方向に操作することにより、前進側油圧クラッチ9aが接続され、あるいは後進側油圧クラッチ9bが接続される。
また後進側油圧クラッチ9bが接続されるときには、入力ギヤ60からカウンタ軸61のギヤ62とカウンタ軸61のギヤ66とカウンタ軸68のギヤ69を経由して、リバーサ軸64の後進用ギヤ73を経由して、後進側油圧クラッチ9bに動力が伝達され、リバーサ軸64が逆回転する。
入力ギヤ60からカウンタ軸61のギヤ62を介してPTOクラッチ70の駆動用ギヤ75に動力が伝達され、PTOクラッチ70に動力伝達される。PTOクラッチ70が入り状態になると、2つの油圧シリンダ76と77によりスライド制御される4段変速ギヤ機構(3段目のギヤ81aと1段目のギヤ81bと4段目のギヤ81cと2段目のギヤ81dからなる)で選択されている変速段でPTO駆動軸71が駆動される。
また、前記ギヤ80aがギヤ81aに噛んでいない状態であって、逆転軸86上の逆転ギヤ87をスライドさせて前記ギヤ81aに噛み合わせるとともにギヤ80aにも噛んでいる状態になると、PTO駆動軸71は逆転駆動する。逆転の場合はこの1速のみである。
トラクタはGPSアンテナを内蔵した通信情報端末を車両に搭載しており、該通信情報端末により、基地局と無線通信が可能であり、該基地局はトラクタの製造メーカなどが担当するサーバー管理者と通信可能である。さらに圃場などに設置される気象情報端末、土壌情報端末との通信が可能な構成であり、さらにサーバー管理者はトラクタのユーザ、トラクタの製造メーカの営業所等にある端末と通信可能な構成である。前記気象・土壌情報とは気温、湿度、日射量、土壌成分、土壌水分、土壌硬度などである。
(本実施例の情報通信端末):外部からの情報を得て処理する装置で、この中には、前記GPSアンテナとモジュール(GPS関連情報を処理する装置)、GPS以外の通信アンテナとモジュール(GPS以外の電波情報を処理する装置であり、図4における「通信アンテナ/モジュール」が相当する)等がある。
(本実施例の外部通信ユニット):本実施例には、外部通信ユニットが親機(トラクタ側)にある。この親機に対して子機(圃場に設置)があり、親機と子機はネット等にはつながっておらず、独立したものである。
また、子機には図4のように土壌情報端末と気象情報端末がある。これらの子機は実際の圃場に設置しているもので、圃場の状態を監視して親機に送る。
また、タッチパネル操作部を有する作業情報モニタと情報通信端末と外部通信ユニットは互いにCAN1で接続しており、また外部通信ユニットは車両以外の圃場毎の気象情報端末又は土壌情報端末と無線通信が可能なアンテナを備えている。またCAN1は外部接続カプラを介して作業機のECUと接続しており、作業機ECUは作業機のブーム伸縮位置、ブーム角度、薬液の液圧、液流量、液残量などの入力により液圧調整、ノズル切換え、ブーム伸縮、ブーム開閉などを行う電磁ソレノイドを作動できる構成になっている。
こうして、作業機ECUを用いて、作業機の制御をする場合に、LANにより配線を少なくして車両情報を提供でき、このため精密農法などのコントロールが安価に行えるようになる。
上記構成にすることで、基礎的な車両情報、車両の運転情報的なデータ、作業機情報、圃場情報毎に各々分類してメモリーに保存することができ、必要なシステムのみを容易に取り出すことができ、メモリーだけの増設も可能である。
型式ごとに設定された使用条件、使用範囲(気象データ、圃場条件など)から逸脱し、トラクタを動かした際には、警告メッセージを表示する設定とする。例えば、積雪がある状態で、ノーマル(スクレーパ等の特殊なものがついていない状態)のセミクローラ(前輪は車輪で後輪がクローラ)を稼働させた場合に、気温が高くなって雪が機体に付着しやすい気温であると、「雪作業をする際にはスクレーパが必要」などの警告メッセージを表示する。図6には、例示の制御フローチャートを示す。
3 後輪 4 ボンネット
5 エンジン 6 ミッションケース
9 前後進切換装置 9a,9b 油圧クラッチ
10 第1主変速装置 11 第2主変速装置
11a,11b 油圧クラッチ 12 副変速装置
14 油圧シリンダケース 14a 油圧シリンダ
15 リフトアーム 16 ロワーリンク
17 リフトロッド 18 作業機(ロータリ耕耘装置)
19 耕耘部 20 主カバー
22 リヤカバー 24 ステアリングハンドル
25 ハンドルポスト 27 前後進切換レバー
28 油圧操作レバー 29 主クラッチペダル
30 主クラッチ 31 アクチュエータ
32 シフター 34 副変速レバー
35 シフター 37 増速スイッチ
38 減速スイッチ 40 ドライブピニオン軸
41 後輪デフ装置 42 最終減速装置
44 前輪増速装置 44a,44b 油圧クラッチ
46 前輪デフ装置 47 前輪最終減速装置
58 アクセルペダル 60 入力ギヤ
61 カウンタ軸 62 ギヤ
64 リバーサ軸 65 ギヤ
66 伝動ギヤ 68 カウンタ軸
69 ギヤ 70 PTOクラッチ
71 PTO駆動軸 72 PTO変速軸
73 後進用ギヤ 75 ギヤ
76,77 油圧シリンダ 79 従動軸
80a〜80d ギヤ 81a〜81d ギヤ
82 出力ギヤ 83 PTO出力軸
85 出力ギヤ 86 逆転軸
87 ギヤ 100 制御装置(コントローラ)
Claims (3)
- 車内に設けられるエンジンECU、作業機昇降系ECU1、走行系ECU2を互いに第1の通信ライン(CAN2)で接続し、
GPSアンテナやモジュール、GPS以外の通信アンテナやモジュール、加速度センサ、メモリー及び電池を含む情報通信端末、外部との通信を行うための外部通信ユニット、タッチパネル操作部を含む作業情報モニタを互いに第2の通信ライン(CAN1)で接続した作業車両の車内LANシステムと、
前記作業車両以外の圃場情報、圃場の土壌情報、気象情報、作業車両に連結する耕耘装置やローダを含む作業機の情報を含む作業車両情報以外の圃場情報システム、作業機側システムを接続する作業車両の車外LANシステムを備え
少なくとも前記車内LANシステムと車外LANシステムを別々のLANで構成し、車内に設けられる1つの前記ECUが前記車内LANシステムと車外LANシステムの双方のLAN情報を共有可能に構成したことを特徴とする作業車両のLANシステム。 - (1)機種、型式、号機を含む車両特定番号、車アワーメータ情報である稼働時間、GPSが提供する位置情報を含む作業車両基礎情報、(2)エンジンオイル圧力、エンジン冷却水温、瞬間燃費、燃料残量、3P位置情報、走行変速位置、車両車速情報、PTO回転数、エンジン回転数を含む作業車両運転情報、(3)機種、型式、号機を含む車両特定番号、農薬散布量(単位面積当たりの散布量)、農薬タンク残量、散布幅情報、収穫量情報を含む作業車両に連結する作業機の基礎運転情報、(4)外部通信ユニットにより入手する圃場情報システムからの気象・土壌の情報を含む外部情報をそれぞれ別々に決めたフォームで独立管理できるように構成し、各々のメモリーの決められた別のエリアで保存管理するように構成したことを特徴とする請求項1記載の作業車両のLANシステム。
- 外部メモリーを作業車両の情報通信端末に増設可能にしたことを特徴とする請求項1記載の作業車両のLANシステム。
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