JP2020120619A - 作業車両 - Google Patents

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裕真 笹倉
Hiromasa Sasakura
裕真 笹倉
章紘 町田
Akihiro Machida
章紘 町田
悠太 鈴木
Yuta Suzuki
悠太 鈴木
楫野 豊
Yutaka Kajino
楫野  豊
石田 智之
Tomoyuki Ishida
智之 石田
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Abstract

【課題】撮像画像の拡大表示の条件を設けて走行中の安全性向上を図る。【解決手段】機体側の制御装置90,91,92,93と通信制御可能な携帯端末97を備え、オペレータが降車して携帯端末97操作により作業走行を実行できる自動運転モードM1とオペレータが搭乗して作業走行操作を行う手動運転モードM2とに切り替えるモード切替スイッチ手段102を備え、携帯端末97の表示部97aに、機体に配設する複数の撮像手段96f,96r,96L,96Rの撮像信号を受けて機体周囲を複数の画面表示するよう構成した作業車両において、所定の表示画面を選択すると機体の停止を条件にこの選択した表示画面を拡大表示する拡大表示機能を備える。また、前記拡大表示機能を実行中に機体の走行を検出すると所定の表示画面の拡大表示を停止し複数の画面表示に切替わる構成とする。【選択図】図14

Description

この発明は、例えば、トラクタ等の作業車両に関し、特に走行制御システムに関する。
トラクタの前方側撮像部及び後方側撮像部を表示部に表示可能とした構成が公知である。そして表示部の表示状態としては、前方側撮像部又は後方側撮像部のいずれかの撮像画像のみを表示する状態と、前方側撮像部及び後方側撮像部の両方の撮像画像を表示する状態とのいずれかに切替可能とされており、また、いずれの表示状態においても、表示部の全体に撮像画像を表示する全画面表示と、表示部の一部に撮像画像を表示させることができるものである(例えば、特許文献1参照)。
特開2018−042007号公報
ところで、特許文献1において、撮像画像を表示部の全画面に表示する状態と表示部の画面一部に表示する状態に切替できる機能を備えて利便性を向上するが、この切換は任意である反面、特に走行中は全情報の確認が安全上で必要であるにも関わらず、一部の表示のみでは安全性を損なう恐れがある。
この発明は、上述した従来の課題に鑑みて、上記の欠点を解消することを目的とする。
本発明の上記課題は次の解決手段により解決される。
請求項1記載の発明は、機体側の制御装置90,91,92,93と通信制御可能な携帯端末97を備え、オペレータが降車して携帯端末97操作により作業走行を実行できる自動運転モードM1とオペレータが搭乗して作業走行操作を行う手動運転モードM2とに切り替えるモード切替スイッチ手段102を備え、携帯端末97の表示部97aに、機体に配設する複数の撮像手段96f,96r,96L,96Rの撮像信号を受けて機体周囲を複数の画面表示するよう構成した作業車両において、所定の表示画面を選択すると機体の停止を条件にこの選択した表示画面を拡大表示する拡大表示機能を備えた作業車両とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記拡大表示機能を実行中に機体の走行を検出すると所定の表示画面の拡大表示を停止し複数の画面表示に切替わる構成とした。
請求項1に記載の発明によれば、機体の停止中に、選択した表示画面の拡大表示を行うことができ、細部を注視できる。この場合に機体停止を条件とするから安全である。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の効果に加え、機体の走行を検出すると複数の画面表示に切り替わる構成としており、走行の際の複数表示画面から多方面の撮像情報を取り組むことで障害物等の見落としを少なくする。
本実施例のトラクタの側面図である。 トラクタの動力伝動機構図である。 制御ブロック図である。 (A)(B)情報通信制御概要図である。 (A)(B)携帯端末の画面表示一例である。 フローチャートである。 携帯端末の画面表示一例である。 携帯端末の画面表示一例である。 携帯端末の画面表示一例である。 携帯端末の画面表示一例である。 第2パターンの表示一例である。 フローチャートである。 フローチャートである。 フローチャートである。
本発明の実施例を図面と共に説明する。本実施例の運転システムは、作業車両の一例としての農用トラクタ1に採用される。トラクタ1は、主変速8段、副変速3段、併せて24段の変速が可能なトラクタであり、図1にトラクタ1の側面図、図2に動力伝動機構図を示す。
このトラクタ1は操舵用の前輪2,2と推進車輪としての後輪3,3を有し、ボンネット4内に搭載したエンジン5の回転動力をミッションケース6内の変速装置によって適宜減速し、その回転動力を後輪3,3に伝達するように構成している。エンジン5の回転動力を後輪3,3のみならず、前輪2,2にも伝えて四輪全部を駆動する構成としても良い。
また、ミッションケース6内には機体の進行方向を切り換える前後進切換装置9と8段の変速が可能な主変速装置10,11と3段の変速が可能な副変速装置12が直列に接続されている。
図1において、ミッションケース6の上部には油圧シリンダケース14が設けられ、この油圧シリンダケース14の左右両側にはリフトアーム15,15が回動自在に枢着されている。リフトアーム15,15とロワーリンク16,16との間にはリフトロッド17,17が介装連結され、ロワーリンク16,16の後部には作業機であるロータリ耕耘装置18が連結されている。
油圧操作レバー28を操作して油圧シリンダケース14内に収容されている油圧シリンダ14aに作動油を供給するとリフトアーム15,15が上昇側に回動され、リフトロッド17、ロワーリンク16等を介して前記ロータリ耕耘装置18が上昇する。反対にこの油圧操作レバー28を下降側に操作すると油圧シリンダ14a内の作動油は油圧タンクを兼ねるミッションケース6内に排出され、リフトアーム15,15を下降させる。
なお、前記ロータリ耕耘装置18は耕耘部19と耕耘部19上方を覆う主カバー20と主カバー20の後部に枢着されたリヤカバー22等を有する。
また、ステアリングハンドル24を支えるハンドルポスト25の左側上部には前記前後進切換装置9を操作する前後進切換レバー27が設けられ、この前後進切換レバー27を中立位置から前側に倒すと機体は前進し、反対に後側に引くと機体は後進するようになっている。
次に図2に示す動力線図に基づいて動力伝達系について説明する。
エンジン5の後部には主クラッチ30が設けられ、この主クラッチ30の伝動後位に前後進切換装置9が設けられている。前後進切換装置9は多板摩擦式の油圧クラッチ9a,9bからなり、常態では中立位置に保たれ、前後進切換レバー27を前後方向に操作することにより、前進側油圧クラッチ9aが接続され、あるいは後進側油圧クラッチ9bが接続される。
この前後進切換装置9の後位には4段変速可能なシンクロメッシュ式の第1主変速装置10が設けられ、コントローラCからの指令を受けてアクチュエータ31,31が伸縮するとシフター32,32が前後に移動させられて変速を行う。図2において前側のシフター32が前後に移動すると4速と3速が得られ、後側のシフター32が前後に動くと2速と1速が得られる。なお、この場合において、主変速が切り換えられるときには、最初に油圧式の前後進切換装置9の油圧クラッチが中立に戻され、変速後に再びこの前後進切換装置9の油圧クラッチが接続されるように構成している。
そして、この第1主変速装置10の後部には高低2段に切換可能な油圧式の第2主変速装置11が設けられている。前側の油圧クラッチ11aが高速用のクラッチであり、後側の油圧クラッチ11bが低速用の油圧クラッチである。従って、この実施例における主変速装置10,11では4×2の併せて8段の変速が可能である。
更に、この第2主変速装置11の後部には3段の変速が可能で減速比が主変速装置10,11よりも比較的大きな副変速装置12が設けられている。図2に示すように、副変速レバー34を操作して前側のシフター35を前後に移動させると高速(H)と中速(M)が得られ、後側のシフター35を後側に移動させると低速(L)が得られる。
副変速装置12を操作するときには主クラッチ30の入切操作を要す。即ち、主クラッチペダル29を踏み込んで副変速レバー34を前後方向あるいは左右方向に操作し、変速操作後には主クラッチペダル29を離してエンジン回転動力を変速装置側に伝える。
なお、主変速装置10,11については副変速レバー34のノブに設けた増速スイッチ37と減速スイッチ38を押し込んで変速を行う(図2参照)。増速スイッチ37または減速スイッチ38を押すと1段ずつ変速が行われ、速度が遅い1速から速度が速い8速までの範囲で主変速装置10,11の変速がなされる。そして、この副変速装置12によって減速された動力をドライブピニオン軸40に伝え、後輪デフ装置41、最終減速装置42を順次介して後輪3,3を駆動する。
後輪デフ装置41の手前で後輪駆動系より分岐した動力は前輪駆動系として利用され、前輪駆動系の中には前輪2,2を後輪3,3と等速で駆動させたり、前輪2,2を後輪3,3よりも増速させて回転させたりする前輪増速装置44が設けられている。この前輪増速装置44の前側の油圧クラッチ44aが接続されると前輪増速状態となり、後側の油圧クラッチ44bが接続されると等速四輪駆動状態になり、両方の油圧クラッチ44a,44bがOFFになると後輪3,3のみ駆動される二輪駆動の状態になる。前輪駆動軸には前輪デフ装置46と前輪最終減速装置47が設けられている。
PTO出力軸83の駆動は次のようにして行われる。
入力ギヤ60からカウンタ軸61のギヤ62を介してPTOクラッチ70の駆動用ギヤ75に動力が伝達され、PTOクラッチ70に動力伝達される。PTOクラッチ70が入り状態になると、2つの油圧シリンダ76と77によりスライド制御される4段変速ギヤ機構で選択されている変速段でPTO駆動軸71が駆動される。
上記トラクタ1で使用する情報通信制御の使用態様を図3に示す。
トラクタ1は、GPSアンテナを内蔵した情報通信制御装置90を備え、該情報通信制御装置90は、作業機昇降駆動装置や走行駆動装置へ制御出力する車両制御装置91、連結する作業機(図例では耕耘作業機)の作業機制御装置92及びエンジン制御装置93に対して互いにCAN(Controller Area Network)通信で接続している。94は外部メモリである。
前記車両制御装置91は、トラクタ1の機体前方に照射して前後の圃場端などを検知する赤外線又は超音波型センサ95f,95r検出信号、開閉ドア88を備えたキャビン89のフレームを利用して配置される前後左右4箇所の撮像カメラ96f,96r,96L及び96Rから機体周囲の撮像信号等を入力しうる。また、前記情報通信制御装置90は、短距離無線通信手段によって通信可能な携帯端末97を備え、GPS98から位置情報を入力できる構成としている。なお、超音波センサ95は機体前方が圃場端に達したか否を検出でき、前後左右の撮像カメラ96f,96r,96L,96Rは障害物の存否を確認することができる、
なお、前記携帯端末97は、基地局99と無線通信可能に構成され、該基地局99はサーバ管理者のサーバ100と通信可能とされ、さらに該サーバ100はトラクタのユーザ、トラクタの製造メーカや販売店等に配置の端末101、101・・・と通信可能に構成されている。
携帯端末97は、基地局99のデータを通信可能に設けられ、例えば、圃場の地図情報、圃場情報、作業計画等の圃場毎データが表示される構成である。
また、トラクタのユーザ、トラクタの製造メーカや販売店等に配置の端末101、101・・・から基地局99には、圃場情報が出力される。例えば、圃場A,B・・・における圃場外側情報として指定された四隅a,b、c及びdの経度・緯度情報、後述の複数の運転パターン、・・・等である。
なお、以下に携帯端末97の機能について説明するが、情報通信制御装置90からの情報であるか、前記基地局99からの通信情報であるかは問わず、適宜に入力できる構成である。
前記情報通信制御装置90又は携帯端末97の機能について、まず個別圃場登録情報に基づく運転経路演算手段KJについて説明する。情報通信制御装置90は、所有する複数の圃場A〜F毎に、個別圃場登録情報KH〜KHを記憶している。すなわち、前記外部メモリ94に、各圃場A〜F毎に、前記圃場外側情報、圃場への侵入路情報及び障害物情報を記憶しておき、携帯端末97で複数圃場A〜Fのいずれかを選択設定すると、これらの個別圃場登録情報KH〜KHのうち選択された圃場登録情報を呼び出し、同時にGPS98からトラクタ1の現在位置情報を入力することによって、運転経路演算手段KJを実行する。
耕耘作業を例に説明する。運転経路演算手段KJの演算実行は、作業種類、作業幅w、作業ラップ幅δ、運転パターン、GPSアンテナ設置位置情報などの条件入力とともに、予め設定記憶する以下の生成モードの順序的実行による。生成モードの詳細は、矩形圃場の前記圃場外側情報の四隅を結ぶa−b−c−dの各辺a−b,b−c,c−d,d−aと平行で、このa−b−c−dより枕旋回回数S(Sは以下、3回とする)を減算した隣接耕耘エリア生成モード(ア)、最外側辺a−bに平行で、この最外側辺a−bより枕旋回3回分及び耕耘幅の1/2を減算して得られる運転経路基準ライン生成モード(イ)、運転経路基準ラインに平行で、該運転経路基準ラインに対し「耕耘幅w−ラップ幅δ」寸法隔てた位置に得られ、順次隣接ラインを前行程ラインに対し「耕耘幅w−ラップ幅δ」寸法隔て進行方向が前行程に対して180°とする運転経路隣接ライン生成モード(ウ)、最外側a−dラインから枕旋回3回分中央側に位置し、前記隣接耕耘エリアと前記運転経路基準ラインの交点による運転開始起点生成モード(エ)、そして、運転経路基準ラインの進行方向ラインと隣接耕耘エリアが交差し、次行程運転経路隣接ラインに合わせた目標位置を算出する隣接旋回運転ライン生成モード(オ)(カ)があり、これら生成モードを順次実行させるものである。なお、往路隣接旋回運転ラインを生成する場合を符号(オ)とし、復路隣接旋回運転ラインを生成する場合を符号(カ)としている。
図6のフローチャートに基づき、自動運転モードM1の実行について説明する。エンジンの起動と共にあるいは起動の前に、先ず携帯端末97の端末スイッチ97aをオンし(ステップ101)、図外スタート画面を表示させる。ついで予め設定された画面切替操作によって表示される圃場地図情報(図5)から所定の圃場A〜Fのうち一を選択する(ステップ102)。このときの圃場設定は例えば画面にタッチ操作して選択できる構成である(図5(A))。
ステップ102の圃場選択の後、当該選択圃場(図例ではA)の各種条件を選択設定し、及び所定に入力する(ステップ103,104)。ここで設定される条件としては、例えば「耕耘」、「代掻き」、「畦立て」、「苗床作り」などの作業種類、あるいは運転パターンがある。なお運転パターンとしては、「隣接パターン」、「1列トバシ」、「圃場端突き当り後(以下、「ドン突き」と称す)直線バック耕耘・隣接」、「ドン突き曲線バック耕耘・隣接」、及び「ドン突きバック規定幅空け」の5種から選択できる(運転パターン選択手段KP)(図7)。また、入力情報としては、作業幅w、作業ラップ幅δ、GPSアンテナポイントAPから作業機後端までの直線距離L、及びGPSアンテナポイントから作業機側端までの距離Hがある(図4)。
携帯端末97にこれらの選択設定及び入力設定用画面を準備し、所定の操作に基づいてそれぞれに選択設定及び入力する構成である。
次いで、前記の選択した個別圃場Aの登録状況を読み込む(ステップ105)。ここで個別圃場登録状況は、例えば圃場外側情報、即ち前記矩形圃場の最外側a−b−c−d各ポイント情報、圃場進入路情報、及び障害物情報があり(図5(B))、いずれも、GPS位置情報にリンクして記憶される。ステップ103〜ステップ105による情報を読み込むと、前記の隣接耕耘エリア生成モード(ア)、運転経路基準ライン生成モード(イ)、運転経路隣接ライン生成モード(ウ)、運転開始起点生成モード(エ)、及び往路隣接旋回運転ライン生成モード(オ)、復路隣接旋回運転ライン生成モード(カ)を逐次実行する(図8)。これによって運転経路を自動演算できる(ステップ106〜111)(運転経路演算手段KJ)。この運転経路に基づいて機体の自動運転を継続する(ステップ112〜114)。なお、自動運転のために、GPSによる位置情報を取得するが、トラクタ1の現在位置が上記のように設定された自動運転経路に沿って走行すべく、現在位置と自動運転経路との偏位量を検出する手段と、この偏位量に基づいてステアリング操舵機構に左右方向修正信号を出力する自動走行方向修正手段を備えている。
上記の自動運転モードM1を解除してオペレータによる手動運転モード(通常運転モード)M2による作業走行を行うときは、携帯端末のモード切替スイッチ102による操作によって自動運転モードM1から手動運転モードM2に切り替えておく。このようにすると、前記自動走行修正手段をOFFとし、トラクタ1の走行経路修正はトラクタに搭乗するオペレータがステアリングハンドルを操作しながら走行方向を修正するものである。なお、手動運転モードM2中、携帯端末97やトラクタ1の操縦部に設けたモニタ(図示せず)に走行経路とトラクタの現在位置を表示することによって手動運転モードM2における走行を支援できる。
車体に設ける前後左右の前記撮像カメラ96f,96r,96L及び96Rの撮像信号は、携帯端末97及びトラクタの操縦部に配置したモニタ(図示せず)に表示できるようになっている。図9に示すように、携帯端末97の表示画面97aの画面左側上下領域に「前方画面」「後方画面」を、画面中央上下領域に「左方画面」「右方画面」を表示する。さらに、図例では、画面右側上下領域に「基本情報」「安全センサ情報」を表示できる(以下、第1パターン)構成としている。
ここで、「基本情報」にはトラクタ機械情報、作業情報及び自動運転状態情報を含んでおり、このうちトラクタ機械情報としては、車速、エンジン回転数、エンジン冷却水温、燃料残量、トラクタ走行状態(前後進停止)、主変速段数、副変速段がある。作業情報としては、四輪駆動や前輪増速等の走行モード、リフトアーム高さ、オートブレーキの設定制動力、PTO入切、PTO回転数等である。自動運転状態情報としては、自動運転停止中、自動運転走行中、障害物検知中等がある。「安全センサ情報」としての一例は、トラクタの周部に配置された撮像センサがあり、画面表示の方法としてはトラクタ平面アイコンと撮像センサ位置で示すことができる。
さらに、図9に基づいて、携帯端末97の構成につき説明すると、表示画面97aの下方側には、前記モード切替スイッチ102に加えて自動運転開始スイッチ103を配設している。なお、モード切替スイッチ102の押し操作毎に、運転モードは、自動運転モードM1、手動運転モードM2、自動運転待機中モードM0等に順次切り替わる構成である。そして携帯端末97起動と共に運転モードは自動運転待機中モードM0に初期設定されるものであり、この自動運転待機モードM0において、前記第1パターンから、左側上下領域に「前方画面」「後方画面」、中央上下領域に「基本情報」「安全センサ情報」、右側領域に「操作情報」を表示する第2パターン、又は左側及び中央の領域に、「前方画面」(又は「後方画面」、「左方画面」、「右方画面」のいずれか)の拡大画面、右側上下領域に「基本情報」「安全センサ情報」を表示できる第3パターンに選択切替表示可能に設けている(図10)。
なお、図11は第2パターンの一例を示すもので、「基本情報」表示の具体例は、エンジン回転数、変速位置、燃料タンク残量、冷却水温、車速、及び作業情報としてのリフトアーム高さとPTO回転数であり、「安全センサ情報」表示の具体例は、前方後方確認用カメラや前後左右の障害物検知用撮像カメラの作動状況がある。また「操作情報」表示の具体例は、エンジン回転数及び「+」「−」スイッチ、主変速段数及び「+」「−」スイッチ、「4WD切換」(4WDと前輪増速の各種組み合わせ)モードスイッチ等であり、これらスイッチ類の各タップ操作で設定変更可能に設けている。
そして、第1パターンから第3パターンのいずれかを表示した自動運転待機中モードM0から自動運転モードM1に移行させると、第1パターンと第2パターンのいずれかに切替表示させることができる構成としている。
次いで、前記自動運転モードM1及び手動運転モードM2において、障害物検出時の走行制御について説明する。図12に示すように、キースイッチ105をONし、携帯端末97をONすると(S201,S202)、設定された運転モードで作業走行出力する(S203)。そして、トラクタ1が作業走行するとき機体前後左右の撮像カメラ96f,96r,96L,96Rの撮像信号が出力され携帯端末97に送信される(S204)。撮像信号が処理されて障害物検知すると、警告表示、例えば、携帯端末97の表示画面97aに「障害物あり注意」の注意喚起表示と共にブザー警報を行う(S206)。そして、運転モードの判定を行い(S207)、自動運転モードM1であるときは、障害物回避走行制御出力されて(S208)、自動的に回避走行しながら作業を継続する。ここでS208の実行とともにタイマが作動して経過時間がカウントされ予め所定時間t1を経過し(S209,S210)、障害物回避か否か判定され、障害物回避と判定されると(S211)、自動運転モードに復帰する(S212)。S211で障害物回避できていない場合はトラクタ1の走行を停止する(213)。このように自動運転モードM1であって障害物回避ができない場合は、手動運転モードM2に切り替えてトラクタ走行操作して障害物回避を実行する必要がある。前記S207で手動運転モードM2と判定される場合も、オペレータによるトラクタ走行操作によって障害物を回避できる(S214)。
上記を繰り返し、作業終了と判定すると(S215)、キースイッチOFFし、携帯端末97もOFFする(S216,S217)ので、トラクタ機体は停止する。
次に、オペレータが障害物とする誤判定を防止する誤判定防止手段について説明する。図12において、携帯端末97をONしモード切替スイッチ102を押して所望の運転モードに設定する(S301,S302)。なお、このモード切替スイッチ102の操作は、機体停止を条件に入力可能に設け、機体走行中にモード切替スイッチ102が操作されるときは、携帯端末97の操作画面97aに注意喚起と共に警告表示するとよい。そして、トラクタ1が作業走行するとき機体前後左右の撮像カメラ96f,96r,96L,96Rの撮像信号が出力され携帯端末97に送信される(S303)。撮像信号が処理されて障害物検知の判定をするが(S304)、直ちに警告表示とするのでなく、運転モードが自動運転モードM1であるか手動運転モードM2であるかを判定し(S305)、自動運転モードM1である場合は、直近のドア88開動操作からS304の障害物検知出力までの経過時間を測定し(S306)、所定時間t2経過していない場合はS304の障害物判定をキャンセル処理し(S307,S308)、S307で所定時間t2を超える場合は障害物と判定し(S309)、警告表示する(S310)。このように構成することにより、搭乗中のオペレータが開閉ドア88操作して地面に降り立つような場合には、例えオペレータを障害物と検出しても誤検知としてキャンセル処理でき、警告表示を行わずに継続して作業走行を行うことができる。
なお、S308におけるキャンセル処理について、同等の構成とすればよく、開閉ドア88の開動操作があったことを検出すると、その後所定時間t2、障害物判定処理を実行しない構成としてもよい。
前記S306〜S308の実行に際しては、開閉ドア88の開閉検知スイッチ88aとタイマー手段によって構成できる。なお、開閉ドア88の開閉検知スイッチ88aと車速センサ106との組み合わせによって、走行停止中に前記のモード切替スイッチ102の操作を行わせたり、さらには開閉ドア88の開閉検知を行わせる構成とすることができる。
前記S308の実行後、オペレータによって自動運転開始スイッチ103が操作されるとき、未だ前記所定時間t2が経過しない場合には、この自動運転開始スイッチ103のON出力は受入られないようになっている。このように構成すると、オペレータがトラクタ機体からあまり離れていない状況でのトラクタ走行が開始せず自動走行モードの実行を安全に操作することができる。
上記の実施例では、運転モードとして携帯端末79には自動運転モードM1を備えて、自動運転開始スイッチ103操作によってトラクタ1から離れた場所で作業走行させることができるが、前記第2パターンに表示設定すると「操作情報」のスイッチ類を遠隔操作できる(遠隔操作モードM3)。この遠隔操作モードM3の選択は前記モード切替スイッチ102操作によるものとし、遠隔操作モードM3における作業走行開始は前記自動運転開始スイッチ103で行わせることもできる。
次いで、機体前後左右の撮像カメラ96f,96r,96L,96Rの撮像信号を受けた前記携帯端末97の表示画面97aの表示態様の前記第1パターン〜第3パターンの表示切替について説明する。図14において、モード切替スイッチ102操作し自動運転待機中モードM0と判定されると(S401,S402)、表示画面97aに前記第1パターン表示される(S403)。表示画面97aは、画面に指を触れたまま特定の方向になでるスワイプ操作によって画面切替できる機能を備え、この第1パターン表示の画面97aを左スワイプすると第2パターンに切替て表示される(S404,S405)。S404でスワイプ操作の無いときは、撮像画面のうち、「前方画面」(又は「後方画面」、「左方画面」、「右方画面」のいずれか)のタッチ操作を判定されると(S406)、停止中モードであるか否かが判定される(S407)。
なお、前記モード切替スイッチ102による選択モードに停止モードM4を対象としており、この停止モードM4の選択によって、自動運転モードM1走行中に緊急停止することができる。また、手動運転モードM2中においても搭乗操作中のオペレータの操作に優先して機体停止を実行するものである。
前記S406に加えて前記S407で停止中モードであると判定されると、第3パターンに切替て表示される(S408、拡大表示機能)。なお、S406でタッチ操作がない場合、携帯端末97がON継続中は第1パターン表示を継続する(S409,S403)。
そして、前記S405の第2パターン表示後、携帯端末97がON継続中に(S411)、右スワイプ操作すると(S412)、第1パターン表示に切り替わる(S403)。また、前記S408の第3パターン表示後、携帯端末97がON継続中に(S413)、拡大画面にタッチ操作すると(S414)、第1パターン画面に復帰するが(S403)、S414のタッチ操作が無い場合でも、機体発進を検知すると自動的に第1パターン画面に復帰する(S415,S403)。
前記S409,S411,S413で携帯端末97がOFF操作されると、各パターンの表示は終了する。
上記のように、第3パターンの拡大画面によって詳細を視認できるので都合がよいが、この第3パターン表示は機体停止中を条件とするものであるから、安全に視認及び確認することができる。オペレータの意図によって「前方画面」、「後方画面」、「左方画面」及び「右方画面」の全部を表示する第1パターン画面に復帰できるが、加えて機体の走行状態、即ち機体発進検知によって自動的に第1パターンに復帰することにより、走行中において周囲の全方向を確認することができて安全性を確保できる。
90 情報通信制御装置(制御装置)
91 車両制御装置(制御装置)
92 作業機制御装置(制御装置)
93 エンジン制御装置(制御装置)
96f 撮像カメラ(撮像手段)
96r 撮像カメラ(撮像手段)I
96L 撮像カメラ(撮像手段)
96R 撮像カメラ(撮像手段)
97 携帯端末
97a 表示部
102 モード切替スイッチ(モード切替スイッチ手段)
M1 自動運転モード
M2 手動運転モード

Claims (2)

  1. 機体側の制御装置(90,91,92,93)と通信制御可能な携帯端末(97)を備え、オペレータが降車して携帯端末(97)操作により作業走行を実行できる自動運転モード(M1)とオペレータが搭乗して作業走行操作を行う手動運転モード(M2)とに切り替えるモード切替スイッチ手段(102)を備え、前記携帯端末(97)の表示部(97a)に、機体に配設する複数の撮像手段(96f,96r,96L,96R)の撮像信号を受けて機体周囲を複数の画面表示するよう構成した作業車両において、
    所定の表示画面を選択すると前記機体の停止を条件に前記選択した表示画面を拡大表示する拡大表示機能を備えた作業車両。
  2. 前記拡大表示機能を実行中に前記機体の走行を検出すると所定の表示画面の拡大表示を停止し複数の画面表示に切替わる構成とした請求項1に記載の作業車両。
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