JP5917790B2 - 半導体装置及び半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置及び半導体装置の製造方法 Download PDF

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本発明は、半導体装置及び半導体装置の製造方法に関する。
現在、半導体装置に含まれる半導体素子、特に半導体センサにおいては、高感度、低リークの要請から、半導体支持基板(Substrate)、埋め込み酸化膜(Buried Oxide;BOX)及びシリコン層(Siliconon Insulator;SOI)の三層構造を有するSOI基板の使用が趨勢となっている。
中でも、SOI基板の特徴を活かした応用例として、SOI層側にデジタル回路を搭載し、半導体支持基板側にセンサを搭載し、センサ/駆動回路をワンチップ化した製品が挙げられる。
そして、このようなSOI基板の半導体支持基板側にセンサを形成する応用例においては、リーク電流を抑制するために、BOX/半導体支持基板界面の改質が大きな課題となっている。これは、商業的に広く用いられているSOI基板の製造は、所謂、貼り合わせ法によるもので、製法上、熱酸化により形成されるSOI/BOX界面に対して、貼り合わせで形成されるBOX/半導体支持基板界面の品質が著しく低いためである。また、SIMOX(Separationby Implanted Oxygen)法などの他の製造方法においても、BOX/半導体支持基板界面の品質は低く、改質する必要があった。
特許文献1には、SOI基板の半導体支持基板側にフォトダイオードを形成するものではないが、SOI層にフォトダイオードを形成する構成において、BOX/半導体支持基板界面の品質が悪く、リーク電流が発生してしまうという問題点が記載されている。
ここで、前述したような、貼り合わせ法によるSOI基板を用いて半導体支持基板へセンサを形成する従来の製造方法及びその構造を、図を交えて説明する。
図3は、一の従来例として直接インプラント法を示す図である。
まず、図3(A)に示すように、SOI基板200を用意する。このSOI基板200は、半導体支持基板202、BOX層204及びSOI層206の3層構造を有し、SOI/BOX界面が熱酸化界面であるのに対して、BOX/半導体支持基板界面は貼り合わせ界面である。
次に、図3(B)に示すように、SOI層206上に、デジタル回路用素子の下地層の形成を行った後に(図示せず)、フォトリソグラフィー/エッチング法により、SOI層206及びBOX層204を開口してBox Window(BW)208を形成する。
次いで、図3(C)に示すように、フォトレジスト210をマスクとして、BW208から露出する半導体支持基板202にセンサ形成用イオン212を注入する。
そして、図3(D)に示すように、半導体支持基板202に注入したイオン212を熱的に活性化し、センサ用拡散層214を得る。
また、図4は、別の従来例としてマスクNSG(Non−doped Silicate Glass)法を示す図である。
まず、図4(A)に示すように、SOI基板200を用意する。
次に、図4(B)に示すように、上述同様SOI基板200にBW208を形成し、BW208側から半導体支持基板202上へ、マスクNSG膜300をCVD(Chemical Vapor Deposition)法により堆積する。
次いで、図4(C)に示すように、フォトレジスト302をマスクとして、BW208から露出する半導体支持基板202に、マスクNSG膜300を介してセンサ形成用イオン304を注入する。
そして、図4(D)に示すように、半導体支持基板202に注入したイオン304を熱的に活性化し、センサ用拡散層306を得る。
特開平8−255884号公報
しかしながら、図3に示す一の従来例では、BOX/半導体支持基板界面の品質が十分でないことと、イオン212注入の際、イオン注入装置からの微量金属イオンのコンタミネーションとが相俟って、図3(E)に示すように、不純物濃度の薄い拡散層214周辺に沿って、接合リーク電流216が発生するという課題があった。
一方、図4に示す別の従来例では、マスクNSG膜300が、イオン304注入の際、イオン注入装置からの微量金属イオンのコンタミネーションを防ぐ働きをするものの、やはり、マスクNSG膜/半導体支持基板界面の品質が十分でないために、図4(E)に示すように、不純物の打ち込まれない拡散層306周辺のマスクNSG膜/半導体支持基板界面において、界面準位を介した表面リーク308が発生するという課題があった。
以上述べた如く、いずれの従来例も、BOX/半導体支持基板界面やマスクNSG膜/半導体支持基板界面など半導体支持基板界面の品質が十分でないという課題を解決することが出来ないため、貼り合わせSOI基板の半導体支持基板側へのセンサ形成においては、高感度及び低リークを実現することが極めて困難であり、センサ/駆動回路をワンチップ化した製品開発上の大きな障壁となっている。
本発明は上記事実を考慮し、半導体支持基板界面の品質を向上することが可能な半導体装置及び半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
本発明の上記課題は下記の手段によって解決された。
<1>半導体支持基板、絶縁層及びシリコン層の三層構造を有し、前記半導体支持基板と前記絶縁層との界面が貼り合わせ界面であるSOI基板と、前記シリコン層及び前記絶縁層を貫通する穴部と、前記穴部の底部に熱酸化膜と、前記半導体支持基板の前記熱酸化膜下で、前記熱酸化膜と上面全てが接触するセンサ用の拡散層と、を備え、前記半導体支持基板における前記穴部の下方の領域には、半導体素子として前記拡散層のみを有し、前記熱酸化膜に接触する全ての前記拡散層が、拡散層でない前記半導体支持基板により前記貼り合わせ界面と離隔されている半導体装置。
<2>前記拡散層が存在する領域Aが、前記熱酸化膜が存在する領域Bよりも小さく、かつ前記領域Aの縁が前記領域Bの縁の内側に存在する<1>に記載の半導体装置
<3>半導体支持基板、絶縁層及びシリコン層の三層構造を有し、前記半導体支持基板と前記絶縁層との界面が貼り合わせで形成された貼り合わせ界面であるSOI基板を用意する工程と、前記半導体支持基板の半導体素子形成予定領域上の前記シリコン層及び前記絶縁層を貫通し、前記半導体支持基板を露出する穴部を形成する工程と、前記穴部の下方にある前記半導体素子形成予定領域上に熱酸化膜を形成する工程と、前記熱酸化膜下の前記半導体素子形成予定領域に、半導体素子として前記熱酸化膜と上面全てが接触するセンサ用の拡散層のみを形成する工程と、を有し、前記拡散層のみを形成する工程は、前記熱酸化膜に接触する全ての拡散層が、拡散層でない前記半導体支持基板により前記貼り合わせ界面と離隔されるように前記拡散層を形成する工程である半導体装置の製造方法。
>前記拡散層が形成される領域Aが、前記熱酸化膜が形成される領域Bよりも小さく、かつ前記領域Aの縁が前記領域Bの縁の内側に存在する<>に記載の半導体装置の製造方法。
>前記拡散層のみを形成する工程は、前記熱酸化膜を介して前記半導体素子形成予定領域にイオンを注入する工程と、前記イオンを熱活性化して前記拡散層を形成する工程と、を有する、<>又は<>に記載の半導体装置の製造方法。
>前記穴部を形成する工程の前又は後に、前記シリコン層上に絶縁膜を成膜する工程と、前記シリコン層上の前記絶縁膜の一部を除去して前記シリコン層の一部を露出させる工程と、を有し、前記熱酸化膜を形成する工程において、前記半導体支持基板の前記半導体素子形成予定領域とともに、前記絶縁膜が除去されて露出した前記シリコン層を熱酸化する、<>〜<>の何れか一項に記載の半導体装置の製造方法。
本発明は、上記構成としたので、半導体支持基板界面の品質を向上することができた。
本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造方法及び半導体装置を説明する図である。 本発明の第2実施形態に係る半導体装置の製造方法及び半導体装置を説明する図である。 一の従来例として直接インプラ法を示す図である。 別の従来例としてマスクNSG法を示す図である。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明に係る半導体装置及び半導体装置の製造方法について具体的に説明する。なお、実質的に同様の機能を有するものには、全図面通して同じ符号を付して説明し、場合によってはその説明を省略することがある。
本発明の半導体装置は、半導体センサ等の半導体素子を備えた装置を広く含み、CMOS、IC(Integrated Circuit)、アクティブマトリクス基板、液晶表示装置や有機EL表示装置などの各種表示装置、電子機器などであってもよい。
(第1実施形態)
−製造方法等−
本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造方法及び半導体装置として、熱酸化法による半導体支持基板側へのセンサ形成方法及びそのセンサ構造を、図1を用いて説明する。
まず、図1(A)に示すように、SOI基板10を用意する。SOI基板10は、シリコン等からなる半導体支持基板12、BOX層14及びSOI層16の3層構造を有し、SOI/BOX界面15が熱酸化界面であるのに対して、BOX/半導体支持基板界面17は貼り合わせ界面である。
そして、このSOI基板10上に、マスクNSG膜18をCVD法により堆積する。
次に、図1(B)に示すように、フォトリソグラフィー及びエッチング法により、半導体支持基板12のセンサ形成予定領域A1を含む領域上のSOI層16及びBOX層14を開口(貫通)し、半導体支持基板12表面の一部が露出するように穴部、すなわちBW20を形成する。
BW20を形成した後、熱酸化法により、BW20から露出したセンサ形成予定領域A1上、及びマスクNSG膜18上に、例えば20nm以上50nm以下の厚さでマスク熱酸化膜22を形成する。
次いで、図1(C)に示すように、フォトレジスト24をマスクとして、形成した熱酸化膜22を介し、センサ形成予定領域A1に例えばP+やB+等のセンサ形成用イオン26を注入する。
そして、図1(D)に示すように、センサ形成用イオン26を熱的に活性化し、センサ形成予定領域A1にセンサ用拡散層(センサ)28を得る。
−作用−
本発明の第1実施形態によれば、BW20開口後の半導体支持基板12(センサ形成予定領域A1)に、熱酸化法により、マスク熱酸化膜22を形成することにより、半導体支持基板12のセンサ形成予定領域A1上の界面は、低品質の貼り合わせ界面17から、高品質の熱酸化界面30に改質される。
センサ形成予定領域A1上の界面が改質された結果、センサ用拡散層28において、不純物の打ち込まれないセンサ用拡散層28周辺での、界面準位に起因する表面リーク32を十分低く抑えることが可能になる(図1(E)参照)。
また、熱酸化法により形成されたマスク熱酸化膜22は、CVD法により形成されたNSG膜18に比して、未結合手が少なく、膜質が緻密であるため、センサ形成用イオン26注入工程における装置からの微量金属イオンのコンタミネーションに対するゲッタリング能が高くなる。これにより、不純物濃度の薄いセンサ用拡散層28周辺に沿う接合リーク電流34を、より一層低く抑えることが可能となる。
以上の結果、貼り合わせSOI基板10における半導体支持基板12側への高感度、低リークセンサ形成が可能となり、センサ/駆動回路をワンチップ化する製品開発への大きな足掛かりとなる。
(第2実施形態)
−製造方法等−
本発明の第2実施形態に係る半導体装置の製造方法及び半導体装置として、フィールド酸化法による半導体支持基板側へのセンサ形成方法及びそのセンサ構造を、図1及び図2を用いて説明する。本第2実施形態では、フィールド酸化法を用いてセンサを形成する。また、本第2実施形態では、SOI層上のデジタル回路形成を含めより集約してセンサ形成方法を説明する。
まず、第1実施形態同様、図1(A)に示すように、SOI基板10を用意する。SOI基板10は、シリコン等からなる半導体支持基板12、BOX層14及びSOI層16の3層構造を有し、SOI/BOX界面15が熱酸化界面であるのに対して、BOX/半導体支持基板界面は貼り合わせ界面17である。
次に、図2(A)に示すように、半導体支持基板12のセンサ形成予定領域A2を含む領域上に、BW50をフォトリソグラフィー及びエッチング法により開口した上で、パッド酸化膜(図示せず)を熱酸化法により形成する。続いて、シリコン窒化膜52をCVD法により堆積し、アクティブ(AC)形成予定領域A3以外の、パッド酸化膜/シリコン窒化膜52の2層積層膜を、フォトリソグラフィー及びエッチング法により、選択的に除去する。
次いで、図2(B)に示すように、LOCOS(Local Oxidation of Silicon)法により、SOI層16のAC形成予定領域A3以外の領域上と、BW50の下方に位置するセンサ形成予定領域A2上に、フィールド熱酸化膜54、56を同時形成する。ここで、フィールド熱酸化膜54、56の膜厚は、SOI層16のAC間の素子分離が可能な最小限の膜厚以上で、かつ、センサ形成予定領域A2へのイオン注入を妨げない最大の膜厚以下である必要があり、例えば、50nm以上100nm以下とする。
続いて、図2(C)に示すように、パッド酸化膜/シリコン窒化膜52をウェットエッチング法により除去し、SOI層16上のAC面58を露出させる。
そして、図2(D)に示すように、SOI層16上に、SiOからなる絶縁膜60を介してゲート電極62を形成する。この後、ソース・ドレイン電極(S/D)形成予定領域、センサ形成予定領域A2に、フォトリソグラフィー法とイオン注入法により、夫々、選択的に所望のイオン(例えばP+イオンやB+イオン)を注入し、熱活性化により、S/D用拡散層64、センサ用拡散層(センサ)66を各々得る。尚、ここで、センサ形成予定領域A2に注入するイオンのエネルギーは、第1実施形態よりも熱酸化膜56を厚く形成したことを考慮して、エネルギーも高く設定するものとする。
熱活性化の後、図2(E)に示すように、中間絶縁膜68をCVD法により堆積し、熱処理によるフロー及び、CMP(Chemical Mechanical Polishing)法などの組み合わせにより平坦化し、S/D用拡散層64上にコンタクトホール70、センサ用拡散層66上にコンタクトホール72をそれぞれ形成する。
この後、金属配線層により、各素子間の回路接続を行う(図示せず)。
−作用−
本発明の第2実施形態によれば、フィールド熱酸化膜54は、SOI層16側の各素子間の分離膜として機能し、またフィールド熱酸化膜56は、BW50開口後の、半導体支持基板12界面の改質に寄与する。
また、フィールド熱酸化膜56の形成により、BW50開口面、即ち、センサ素子形成面の半導体支持基板/BOX界面が改質されるため、該センサ素子において、第1実施形態同様、界面準位に起因する表面リークが十分低く抑えられ、結果、高感度、低リークの実現が可能となる。
さらに、フィールド酸化工程は、SOI層16側の素子分離と、半導体支持基板/BOX界面の改質を同時に実現できるため、工程簡略化による製造コストの低減と、製品品質の高歩留化を図ることができる。
さらにまた、熱酸化の工程が一工程で済むことにより、SOI層16上のデジタル回路素子用のイオン注入形成後の過分な熱処理を避けることが出来るため、デジタル回路素子、すなわち微細化素子の熱処理による予期せぬ特性変動も抑えることができ、シンプルでスマートなプロセスインテグレーションが可能となる。
(変形例)
本発明は、上記の実施形態に限るものではなく、種々の変形、変更、改良が可能である。
例えば、第1実施形態及び第2実施形態では、貼り合わせSOI基板10に特化して、半導体支持基板12にセンサ素子を形成する場合の問題に特化して、本発明の効果について説明してきたが、SOI基板の別の製造方法であるSIMOX法においても、本発明は有効である。何故ならば、これまでのSOI基板10においては、いずれの製造方法においても、SOI/BOX界面の品質向上に注力して製造されて来たのに比して、BOX/半導体支持基板界面については、全く留意されて来なかったためである。
また、第2実施形態では、BW50を形成した後に、SOI層16上にシリコン窒化膜52を成膜する工程と、SOI層16の一部以外のシリコン窒化膜52を除去する工程を有する製造方法を説明したが、BW50を形成する前に、SOI層16上にシリコン窒化膜52を成膜する工程と、SOI層16の一部以外のシリコン窒化膜52を除去する工程を有する製造方法であってもよい。
また、SOI層16の下層は、BOX層14である場合を説明したが、絶縁層であれば、他の材料からなる層であってもよい。
また、半導体支持基板12上にセンサ以外の半導体素子を形成してもよい。
10 SOI基板
12 半導体支持基板
14 BOX層(絶縁層)
16 SOI層(シリコン層)
20 BW(穴部)
22 マスク熱酸化膜(熱酸化膜)
26 センサ形成用イオン(イオン)
28 センサ用拡散層(拡散層、センサ)
50 BW(穴部)
52 シリコン窒化膜(絶縁膜)
54 フィールド熱酸化膜(熱酸化膜)
56 フィールド熱酸化膜(熱酸化膜)
60 絶縁膜
66 センサ用拡散層(拡散層、センサ)
68 中間絶縁膜
A1 センサ形成予定領域
A2 センサ形成予定領域
A3 アクティブ形成予定領域

Claims (6)

  1. 半導体支持基板、絶縁層及びシリコン層の三層構造を有し、前記半導体支持基板と前記絶縁層との界面が貼り合わせ界面であるSOI基板と、
    前記シリコン層及び前記絶縁層を貫通する穴部と、
    前記穴部の底部に熱酸化膜と、
    前記半導体支持基板の前記熱酸化膜下で、前記熱酸化膜と上面全てが接触するセンサ用の拡散層と、
    を備え、
    前記半導体支持基板における前記穴部の下方の領域には、半導体素子として前記拡散層のみを有し、
    前記熱酸化膜に接触する全ての前記拡散層が、拡散層でない前記半導体支持基板により前記貼り合わせ界面と離隔されている半導体装置。
  2. 前記拡散層が存在する領域Aが、前記熱酸化膜が存在する領域Bよりも小さく、かつ前記領域Aの縁が前記領域Bの縁の内側に存在する請求項1に記載の半導体装置。
  3. 半導体支持基板、絶縁層及びシリコン層の三層構造を有し、前記半導体支持基板と前記絶縁層との界面が貼り合わせで形成された貼り合わせ界面であるSOI基板を用意する工程と、
    前記半導体支持基板の半導体素子形成予定領域上の前記シリコン層及び前記絶縁層を貫通し、前記半導体支持基板を露出する穴部を形成する工程と、
    前記穴部の下方にある前記半導体素子形成予定領域上に熱酸化膜を形成する工程と、
    前記熱酸化膜下の前記半導体素子形成予定領域に、半導体素子として前記熱酸化膜と上面全てが接触するセンサ用の拡散層のみを形成する工程と、
    を有し、
    前記拡散層のみを形成する工程は、前記熱酸化膜に接触する全ての拡散層が、拡散層でない前記半導体支持基板により前記貼り合わせ界面と離隔されるように前記拡散層を形成する工程である半導体装置の製造方法。
  4. 前記拡散層が形成される領域Aが、前記熱酸化膜が形成される領域Bよりも小さく、かつ前記領域Aの縁が前記領域Bの縁の内側に存在する請求項に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記拡散層のみを形成する工程は、
    前記熱酸化膜を介して前記半導体素子形成予定領域にイオンを注入する工程と、
    前記イオンを熱活性化して前記拡散層を形成する工程と、
    を有する、請求項又は請求項に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記穴部を形成する工程の前又は後に、
    前記シリコン層上に絶縁膜を成膜する工程と、
    前記シリコン層上の前記絶縁膜の一部を除去して前記シリコン層の一部を露出させる工程と、
    を有し、
    前記熱酸化膜を形成する工程において、前記半導体支持基板の前記半導体素子形成予定領域とともに、前記絶縁膜が除去されて露出した前記シリコン層を熱酸化する、請求項〜請求項の何れか一項に記載の半導体装置の製造方法。
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