JP5917289B2 - 車体フレーム用クロスメンバ - Google Patents

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Description

本発明は、一対のサイドメンバの間に架け渡される車体フレーム用クロスメンバに係り、特に、サイドメンバのウェブ面に締結される車体フレーム用クロスメンバに関する。
トラックやバス等の車体フレームは、車幅方向に間隔を隔てて車長方向に配置された一対のサイドメンバと、これらサイドメンバの間に架け渡されたクロスメンバ(車体フレーム用クロスメンバ)とを備えている。サイドメンバは、鉛直に配置されたウェブ面と、ウェブ面の上下から水平方向に延設されたフランジ面とから断面コ字状に成形されており、コ字が向き合うようにして車幅方向に間隔を隔てて配置されている。かかるサイドメンバに取り付けられるクロスメンバの締結構造として、クロスメンバをサイドメンバのフランジ面に締結するフランジ締結構造と、クロスメンバをサイドメンバのウェブ面に締結するウェブ締結構造とが存在する。
ウェブ締結構造のクロスメンバでは、サイドメンバのウェブ面にクロスメンバを締結するためのリベットやボルトナット等の締結部材が突出する。一方、フランジ締結構造のクロスメンバの場合、サイドメンバの上下のフランジ面にクロスメンバを締結するためのリベット等の締結部材が突出する。ここで、サイドメンバの上側のフランジの上面には、荷台や架装物等が装着されるため、その部分にリベット等の締結部材が突出していると架装物の邪魔となることがある。従って、ウェブ締結構造のクロスメンバの方が、フランジ締結構造のクロスメンバよりも架装性に優れる。
また、車両が走行することでサイドメンバに曲げや捩りの入力が加わった際、サイドメンバの上下のフランジ面に高い応力が発生することが知られている。クロスメンバをフランジ締結構造とした場合、走行中に高い応力が発生するサイドメンバのフランジ面に締結用の孔を穿孔してリベット等の締結部材でクロスメンバを締結する必要があり、孔に応力集中が発生してしまう。一方、クロスメンバをウェブ締結構造とした場合、応力が高い部位(サイドメンバのフランジ面)にはクロスメンバが締結されないのでその部分に締結用の孔を穿孔する必要がなく、上述した応力集中が生じない。よって、ウェブ締結構造のクロスメンバの方が、フランジ締結構造のクロスメンバよりも耐久性に優れる。
上述したように、ウェブ締結構造のクロスメンバは、架装性及び耐久性の点で、フランジ締結構造のクロスメンバよりも優れているため、広く用いられている。
図1に、従来例として、ウェブ締結構造のクロスメンバ1jをサイドメンバSのウェブ面Wに締結した様子を示し、図2にそのクロスメンバ1jを示す。サイドメンバSは、既述のように鉛直に配置されたウェブ面Wと、ウェブ面Wの上下から水平方向に延設されたフランジ面Fとから断面コ字状に成形されており、コ字が向き合うようにして車幅方向に間隔を隔てて配置されている。ウェブ締結構造のクロスメンバ1jは、一対のサイドメンバSの間に架け渡され、ウェブ面Wに締結される。
クロスメンバ1jは、サイドメンバSのウェブ面W同士の間に架け渡されるクロスメンバウェブ面2jと、クロスメンバウェブ面2jの上部及び下部から車長方向に延設されたクロスメンバフランジ面3j、4jから断面コ字状に成形されたクロスメンバ本体5jを有する。クロスメンバ本体5jの上部のクロスメンバフランジ面3jの車幅方向端部には、下方(断面内方)に向けて上部クロスメンバフランジ締結面6jが延設され、下部のクロスメンバフランジ面4jの車幅方向端部には、上方(断面内方)に向けて下部クロスメンバフランジ締結面7jが延設され、クロスメンバウェブ面2jの車幅方向端部には、車長方向前方(断面外方)に向けてクロスメンバウェブ締結面8jが延設されている。
これら上部クロスメンバフランジ締結面6j、下部クロスメンバフランジ締結面7j及びクロスメンバウェブ締結面8jには、サイドメンバSのウェブ面Wに穿孔された取付孔Hの位置に合わせて締結孔9jが穿孔されており、それらの孔H、9jにリベットやボルトナット等の締結部材が挿通されることで、クロスメンバ1jがサイドメンバSのウェブ面Wに締結される。このようなクロスメンバ1jとして、一枚の板材をプレス加工により折り曲げることで成形される板金タイプが知られている(特許文献1参照)。
図3に、図2に示す板金タイプのクロスメンバ1jの展開図を示す。図3において、板材11jの一点鎖線が90度山折りされ、破線が90度谷折りされる。なお、二点鎖線は中心線である。上部クロスメンバフランジ締結面6jとクロスメンバウェブ締結面8jとの間、下部クロスメンバフランジ締結面7jとクロスメンバウェブ締結面8jとの間には、各面の折り曲げを許容するため、切り込み部10jが形成されている。
特開2000−103358号公報
ところで、このような従来のクロスメンバ1jにおいては、図3にて板材11jを打ち抜くことで切り込み部10jを形成しているため、切り込み部10jがスクラップとなり、素材板(板材11j)の有効利用率(打抜前の板材に対する打抜後の板材の重量比:歩留まり)の点で改善の余地がある。
また、図1、図2において、車両の走行中にクロスメンバ1jに加わる捩り入力によってコーナー部(クロスメンバウェブ面2jとクロスメンバフランジ面3j、4jとの接続部の車幅方向端部)に変位が発生すると、切り込み部10jに応力集中が発生し、切り込み部10jに亀裂が生じ得る。これを避けるためには、板厚を厚くする等の対策が必要であり、重量及びコストが増大してしまう。
また、図4に示すように、板材をプレス加工によって断面コ字状に成形した際、スプリングバックや加工のバラツキによって上下のフランジ面3j、4jの開き(一点鎖線参照)が発生し、締結孔9jのピッチPの精度が低下する。このため、締結孔9jがサイドメンバSの取付孔Hからずれてしまい、サイドメンバSに締結するためには作業員による手直し等が必要となり、組立コストが増大してしまう。
なお、図5に示すように、クロスメンバ本体5jの車幅方向の両端部に断面コ字状のガセットプレートGを装着するようにした組立タイプのクロスメンバ1jxによれば、上述した切り込み部10jが存在せず、またスプリングバックも生じないため、切り込み部10jでの応力集中の問題、スプリングバックによる締結孔9jのピッチPの精度低下の問題は解消する。しかし、部品点数が増加し、一枚の板材を折り曲げるのみでは製造できないため、コスト(材料費、加工費、組立費)が増大し、重量も増大してしまう。
また、上述した特許文献1には、文献1の請求項2、図5及び図6にウェブ締結構造のクロスメンバが開示されているが、かかるクロスメンバは、上側のクロスメンバフランジ面の車幅方向端部から上方に締結面が延設され、下側のクロスメンバフランジ面の車幅方向端部から下方に締結面が延設されているため、サイドメンバのウェブ面に締結すると、クロスメンバの断面高さ(上下のフランジ面同士の距離)がサイドメンバの断面高さに対して低くなってしまう。これは、車体フレームの捩り剛性の低下を招くため、改善の余地が残されている。
以上の事情を考慮して創案された本発明の目的は、サイドメンバのウェブ面に締結される板金タイプの車体フレーム用クロスメンバにおいて、コーナー部の耐久性を高め、捩り剛性の向上、組付精度の安定を図り、素材板の有効利用率を高め、低コスト化を推進できる車体フレーム用クロスメンバを提供することにある。
上述した目的を達成すべく創案された本発明に係る車体フレーム用クロスメンバは、車幅方向に間隔を隔てて車長方向に沿って配置された一対のサイドメンバの間に架け渡され、サイドメンバのサイドメンバウェブ面に締結される車体フレーム用クロスメンバであって、サイドメンバウェブ面同士の間に架け渡されるクロスメンバウェブ面と、クロスメンバウェブ面の上部及び下部の少なくとも一方から車長方向に折り曲げ部を介して延設されたクロスメンバフランジ面とから成るクロスメンバ本体と、クロスメンバフランジ面の車幅方向端部から上下方向に沿って前記クロスメンバ本体の断面内方に向けて折り曲げ部を介して延設され、サイドメンバウェブ面に締結されるクロスメンバフランジ締結面と、クロスメンバウェブ面の車幅方向端部から車長方向に沿ってクロスメンバ本体の断面外方に向けて折り曲げ部を介して延設され、サイドメンバウェブ面に締結されるクロスメンバウェブ締結面とを備えクロスメンバウェブ締結面とクロスメンバフランジ締結面とが、180度折り返された折り曲げ部を介して接続されたことを特徴とする車体フレーム用クロスメンバである。
本発明に係る車体フレーム用クロスメンバは、クロスメンバウェブ締結面とクロスメンバフランジ締結面との接続部分の折曲線と、クロスメンバウェブ面とクロスメンバウェブ締結面との接続部分の折曲線との成す角度が45度であってもよい。
本発明に係る車体フレーム用クロスメンバは、クロスメンバフランジ締結面の上下方向の幅と、クロスメンバウェブ締結面の車長方向の幅とが等しくてもよい。
本発明に係る車体フレーム用クロスメンバは、クロスメンバフランジ面が、クロスメンバウェブ面の上部及び下部の双方から車長方向に沿って同方向に延設されることにより、クロスメンバ本体が、断面コ字状であってもよい。
本発明に係る車体フレーム用クロスメンバは、クロスメンバウェブ面とクロスメンバフランジ面との角度をθ度とし、クロスメンバウェブ締結面とクロスメンバフランジ締結面との接続部分の折曲線と、クロスメンバウェブ面とクロスメンバウェブ締結面との接続部分の折曲線との成す角度をx度とすると、x=(180−θ)/2 であってもよい。
本発明によれば、サイドメンバのウェブ面に締結される板金タイプの車体フレーム用クロスメンバにおいて、次のような効果を発揮できる。
(1)一枚の板材を折り畳み、クロスメンバウェブ締結面とクロスメンバフランジ締結面との接続部分を180度折り返して重ね合わせることで、クロスメンバフランジ締結面を断面内方に折り曲げると共に、クロスメンバウェブ締結面を断面外方に折り曲げている。これにより、従来、各締結面を折り曲げるために必要であった切り込み部(図2の符号10j参照)が不要となり、コーナー部の耐久性が向上する。
(2)スクラップとなる切り込み部(図3の符号10j参照)が存在しないため、素材板を打ち抜く際の板材の有効利用率(歩留まり)が向上し、コストアップを抑えられる。
(3)クロスメンバウェブ締結面とクロスメンバフランジ締結面との接続部分が180度折り返されて連続的に繋がった二枚重ねとなっているので、捩り剛性が向上する。
(4)折り返された二枚重ねの部分によってクロスメンバフランジ面のスプリングバックが抑えられるため、サイドメンバへの組付作業性が向上する。
(5)クロスメンバフランジ締結面が断面内方へ折り曲げられているので、サイドメンバに対するクロスメンバの断面高さを稼ぐことができ、車体フレームの剛性が向上する。
従来例を示すウェブ締結構造のクロスメンバをサイドメンバのウェブ面に締結した様子を表す斜視図である。 図1に示すクロスメンバの斜視図である。 図2に示すクロスメンバの展開図である。 図2に示すクロスメンバのスプリングバックを示す断面図である。 別の従来例を示すウェブ締結構造のクロスメンバの斜視図である。 本発明の一実施形態に係るウェブ締結構造のクロスメンバの斜視図である。 図6に示すクロスメンバの展開図である。 本発明の第1変形例を示すクロスメンバの部分断面図であり、図6のVIII−VIII線断面図に相当する。 本発明の第2変形例を示すクロスメンバの斜視図である。 本発明の第3変形例を示すクロスメンバの斜視図である。 本発明の第4変形例を示すクロスメンバの斜視図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、発明の理解を容易にするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
(車体フレーム用クロスメンバ1の概要)
図6、図7を用いて、本発明の一実施形態に係る車体フレーム用クロスメンバ(クロスメンバ)1を説明する。図6はクロスメンバ1の斜視図、図7はクロスメンバ1の展開図である。本実施形態に係るクロスメンバ1は、車幅方向に間隔を隔てて車長方向に沿って配置された一対のサイドメンバS(図1参照)の間に架け渡され、サイドメンバSのウェブ面Wに締結される。
図6に示すように、クロスメンバ1は、クロスメンバウェブ面2とクロスメンバフランジ面3、4とから断面コ字状に成形されたクロスメンバ本体5と、クロスメンバフランジ面3、4の車幅方向端部からクロスメンバ本体5の断面内方に延設されたクロスメンバフランジ締結面6、7と、クロスメンバウェブ面2の車幅方向端部からクロスメンバ本体5の断面外方に延設されたクロスメンバウェブ締結面8とを備えている。締結面6、7、8は、図1に示すサイドメンバSのウェブ面Wに締結される。
クロスメンバウェブ面2、クロスメンバフランジ面3、4、クロスメンバフランジ締結面6、7及びクロスメンバウェブ締結面8は、図7に示す一枚の板材11を折り畳むことで一体成形され、図6に示すように、クロスメンバウェブ締結面8とクロスメンバフランジ締結面と6、7の接続部分12が、180度折り返されて重ね合わせられている。以下、各構成要素について説明する。
(クロスメンバ本体5)
図6に示すように、クロスメンバ1は、サイドメンバS(図1参照)のウェブ面W同士の間に架け渡されるクロスメンバウェブ面2と、クロスメンバウェブ面2の上部及び下部の双方から車長方向に沿って同方向に延設されたクロスメンバフランジ面3、4とから、断面コ字状に成形されたクロスメンバ本体5を有する。クロスメンバウェブ面2に対する上下のクロスメンバフランジ面3、4の角度は90度となっている。また、軽量化のため、クロスメンバウェブ面2には孔13が設けられ、クロスメンバフランジ面3、4にはアール状の切欠部14が形成されている。
(クロスメンバフランジ締結面6、7)
図6に示すように、クロスメンバ本体5には、上下のクロスメンバフランジ面3、4の車幅方向端部から上下方向に沿って夫々クロスメンバ本体5の断面内方に向けて、クロスメンバフランジ締結面6、7が延設されている。すなわち、上側の上部クロスメンバフランジ面3からは下方に向けて上部クロスメンバフランジ締結面6が延設され、下側の下部クロスメンバフランジ面4からは上方に向けて下部クロスメンバフランジ締結面7が延設されている。
上部クロスメンバフランジ面3に対する上部クロスメンバフランジ締結面6の角度、下部クロスメンバフランジ面4に対する下部クロスメンバフランジ締結面7の角度は、共に90度となっている。上下のクロスメンバフランジ締結面6、7には、図1に示すサイドメンバSのウェブ面Wに穿孔された取付孔Hの位置に合わせて締結孔9が穿孔されており、それらの孔H、9にリベットやボルトナット等の締結部材が挿通されることで、クロスメンバフランジ締結面6、7がサイドメンバSのウェブ面Wに締結される。
(クロスメンバウェブ締結面8)
図6に示すように、クロスメンバ本体5には、クロスメンバウェブ面2の車幅方向端部から車長方向に沿ってクロスメンバ本体5の断面外方に向けて、クロスメンバウェブ締結面8が延設されている。すなわち、クロスメンバウェブ締結面8は、車幅方向から見て、クロスメンバウェブ面2を挟んで、クロスメンバフランジ面6、7の延設方向とは反対方向に延設されている。
クロスメンバウェブ面2に対するクロスメンバウェブ締結面8の角度は90度となっている。クロスメンバウェブ締結面8には、図1に示すサイドメンバSのウェブ面Wに穿孔された取付孔Hの位置に合わせて締結孔9が穿孔されており、それらの孔H、9にリベットやボルトナット等の締結部材が挿通されることで、クロスメンバウェブ締結面8がサイドメンバSのウェブ面Wに締結される。
(折り畳み構造)
このクロスメンバ1は、上述したクロスメンバウェブ面2、クロスメンバフランジ面3、4、クロスメンバフランジ締結面6、7及びクロスメンバウェブ締結面8が、図7に示す一枚の板材11を折り畳むことで一体成形され、図6に示すように、クロスメンバウェブ締結面8とクロスメンバフランジ締結面6、7との接続部分12が、180度折り返されて重ね合わせられている。図7の板材11は、一点鎖線が山折りされ、破線が谷折りされる。二点鎖線は中心線である。
詳しくは、図7に示すように、クロスメンバウェブ面2とクロスメンバフランジ面3、4との接続部分の折り曲げ線L1、L2が90度山折りされ、クロスメンバウェブ面2とクロスメンバウェブ締結面8との接続部分の折り曲げ線L3が90度谷折りされ、クロスメンバフランジ面3、4とクロスメンバフランジ締結面6、7との接続部分の折り曲げ線L4、L5が90度山折りされ、クロスメンバウェブ締結面8とクロスメンバフランジ締結面6、7との接続部分の折り曲げ線L6、L7が180度山折りされる。
図6、図7に示すように、クロスメンバウェブ締結面8とクロスメンバフランジ締結面6、7との接続部分の折曲線L6、L7と、クロスメンバウェブ面2とクロスメンバウェブ締結面8との接続部分の折曲線L3との成す角度xは45度となっている。これにより、クロスメンバウェブ締結面8とクロスメンバフランジ締結面6、7とが180度折り返されて重ね合わせられた部分(接続部分12)が、直角二等辺三角形となる。
図6に示すように、クロスメンバフランジ締結面6、7の上下方向の幅W1と、クロスメンバウェブ締結面8の車長方向の幅W2とが等しく設定されており、クロスメンバフランジ締結面6、7が台形となり、クロスメンバウェブ締結面8が等脚台形となっている。これにより、図7に示すように、クロスメンバ1を展開した板材11(折り畳む前の板材)の車幅方向端部15が、一直線となる。
(作用・効果)
図6、図7に示すように、本実施形態に係るクロスメンバ1によれば、図7に示す一枚の板材11を折り畳み、クロスメンバウェブ締結面8とクロスメンバフランジ締結面6、7との接続部分12を180度折り返すことで、クロスメンバフランジ締結面6、7を断面内方に折り曲げると共に、クロスメンバウェブ締結面8を断面外方に折り曲げている。これにより、図2、図3に示す従来例では各締結面6j、7j、8jを折り曲げるために必要であった切り込み部10jが不要となり、切り込み部10jにおける応力集中を回避でき、コーナー部の耐久性が向上する。
スクラップとなる切り込み部10j(図3参照)が存在しないため、素材板(材板11)を打ち抜く際の板材11の有効利用率(歩留まり)が向上する。すなわち、図3に示す従来例の素材板11jと比べると、図7に示す本実施形態の素材板11は、スクラップとなる切り込み部10jが存在しない分、無駄なく使用できる材料の割合が増し、コストが上昇することはない。
図6に示すように、クロスメンバウェブ面2に繋がるクロスメンバウェブ締結面8と、クロスメンバフランジ面3、4に繋がるクロスメンバフランジ締結面6、7とが、180度折り返された二枚重ねの接続部分12によって繋がっているので、捩り剛性が向上する。すなわち、クロスメンバ1が捩られた際、クロスメンバウェブ面2に対するクロスメンバフランジ面3、4の角度が開こう或いは閉じようとするが、かかる角度の変化がクロスメンバウェブ締結面8とクロスメンバフランジ締結面6、7とを繋ぐ180度折り返された二枚重ねの接続部分12によって抑えられる。従って、図2に示すように、クロスメンバウェブ締結面8jとクロスメンバフランジ締結面6j、7jとが切り込み部10jによって分離されていた従来例と比べると、捩り剛性が向上する。また、捩られた際にクロスメンバ1に生じる応力も低減する。
シミュレーションによれば、図6に示す本実施形態は、図2に示す従来例との比較(締結孔9、9jの位置、板厚等の条件は同一)において、捩り剛性が約5%向上し、応力が約20%低減するという結果となった。このように、捩り剛性が向上すると共に応力が下がることに加え、上述したように切り込み部10jが存在しないことから耐久性も向上するため、クロスメンバ1を成形する板材11の厚さをこれまでよりも薄く設定することができ、コスト(材料費)の低減及び重量の軽減を推進できる。
図6に示す本実施形態のクロスメンバ1によれば、クロスメンバウェブ面2に繋がるクロスメンバウェブ締結面8と、クロスメンバフランジ面3、4に繋がるクロスメンバフランジ締結面6、7とが、180度折り返された二枚重ねの接続部分12によって繋がっているので、クロスメンバフランジ面3、4のスプリングバック(図4の仮想線参照)が抑制される。また、クロスメンバウェブ締結面8とクロスメンバフランジ締結面6、7との接続部分12を180度折り返して重ね合わせているので、図2に示す従来例のように各締結面6j、7jを重ね合わせることなく単純に折り曲げるものと比べて、折り曲げ成形の際のバラツキを小さくできる。このように、スプリングバックが抑えられ、折り曲げ成形のバラツキが小さくなるため、締結孔9のピッチPの精度が図2に示す従来例と比べて向上し、クロスメンバ1をサイドメンバS(図1参照)のウェブ面Wに組み付ける際の組付作業性が向上する。
図6に示すように、本実施形態のクロスメンバ1は、上下のクロスメンバフランジ締結面6、7が、夫々、クロスメンバ本体5の断面内方へ折り曲げられている。すなわち、上側のクロスメンバフランジ6から上部クロスメンバフランジ締結面6が下方に延設され、下側のクロスメンバフランジ4から下部クロスメンバフランジ締結面7が上方に延設されている。よって、本実施形態のクロスメンバ1によれば、上述した文献1の請求項2、図5及び図6に記載のクロスメンバと比べ、サイドメンバS(図1参照)のウェブ面Wに締結される際、サイドメンバSに対するクロスメンバ1の断面高さを稼ぐことができ、車体フレームの剛性が向上する。
また、本実施形態においては、図6、図7に示すように、クロスメンバウェブ締結面8とクロスメンバフランジ締結面6、7との接続部分12の折曲線L6、L7と、クロスメンバウェブ面2とクロスメンバウェブ締結面8との接続部分の折曲線L3との成す角度xが45度となっている。これにより、図7に示す素材板(板材)11のクロスメンバウェブ締結面8とクロスメンバフランジ締結面6、7とを180度折り返して折り畳み、クロスメンバウェブ面2とクロスメンバフランジ面3、4との角度θを90度に折り曲げる際、板材11に無理な伸び或いは縮みを発生させないようにすることができる。よって、板材11を180度折り返す際、板材11が千切れたり板材11に皺が生じてしまう事態を回避できる。また、このように板材11に無理な伸び縮みを生じさせることなく加工(折り曲げ加工)することで、板材11に伸び縮みし難い材料や高張力鋼(高ハイテン材)を用いた場合であっても容易に加工できる。
なお、上述した角度xが45度となるのは、クロスメンバウェブ面2とクロスメンバフランジ面3、4との角度θが90度の場合である。クロスメンバウェブ面2とクロスメンバフランジ面3、4との角度をθ度(0<θ<180)とし、クロスメンバウェブ締結面8とクロスメンバフランジ締結面6、7との接続部分12の折曲線L6、L7と、クロスメンバウェブ面2とクロスメンバウェブ締結面8との接続部分の折曲線L3との成す角度をx度とすると、「x=(180−θ)/2」とすることで、素材板11に無理な伸び或いは縮みを発生させることなくクロスメンバウェブ締結面8とクロスメンバフランジ締結面6、7とを180度折り畳むことができる。
また、本実施形態においては、図6に示すように、クロスメンバフランジ締結面6、7の上下方向の幅W1と、クロスメンバウェブ締結面8の車長方向の幅W2とが等しく、図7に示すように、クロスメンバ1を展開した板材(折り畳む前の板材)11の車幅方向端部15が一直線となっている。よって、板材11を打ち抜く際のスクラップを可及的に少なくできる。
(第1変形例)
図8に本発明の第1変形例の要部を示す。図8は、第1変形例に係るクロスメンバ1aの部分断面図であり、図6のVIII−VIII線断面図に相当する。図8に示すように、第1変形例のクロスメンバ1aは、クロスメンバウェブ締結面8の内、クロスメンバフランジ締結面6(7)に重なっていない部分8aを板厚分だけ車幅方向外方に押し出し、その部分8aとクロスメンバフランジ締結面6(7)とを面一にしたものである。これにより、クロスメンバウェブ締結面8がサイドメンバS(図1参照)のウェブ面Wに密着することになり、締結剛性が向上する。第1変形例のクロスメンバ1aは、上述した点を除き、前実施形態のクロスメンバ1と構成要素が同一であり、基本的な作用効果は前実施形態と同様である。
(第2変形例)
図9に本発明の第2変形例を示す。図9に示すように、第2変形例のクロスメンバ1bは、図6を用いて説明した最初の実施形態の下部クロスメンバフランジ面4及び下部クロスメンバ締結面7を省略することで、クロスメンバ本体5bを断面L字状としたものである。第2変形例のクロスメンバ1bは、上述した点を除き、最初の実施形態のクロスメンバ1と構成要素が同一であり、基本的な作用効果は同様である。
(第3変形例)
図10に本発明の第3変形例を示す。図10に示すように、第3変形例のクロスメンバ1cは、図6に示す最初の実施形態の上部クロスメンバフランジ面3から下方に上部ウェブ面3wを延設し、下部クロスメンバフランジ面4から上方に下部ウェブ面4wを延設し、それらを突き合わせることで、クロスメンバ本体5cを断面ロ字状(四角パイプ状)としている。また、上部ウェブ面3w及び下部ウェブ面4wの車幅方向端部から夫々断面外方に向けてクロスメンバウェブ締結面3wa、4waを延設し、これら締結面3wa、4waを最初の実施形態と同様に折り畳むようにしている。第3変形例のクロスメンバ1cは、上述した点を除き、最初の実施形態のクロスメンバ1と構成要素が同一であり、基本的な作用効果は同様である。
(第4変形例)
図11に本発明の第4変形例を示す。図11に示すように、第4変形例のクロスメンバ1dは、図6に示す最初の実施形態のクロスメンバウェブ面2の下端から下部クロスメンバフランジ面4dを逆方向に延設し、上部クロスメンバフランジ面3から下方にウェブ面2xを延設し、ウェブ面2xの下端から断面外方にフランジ面4xを延設することで、クロスメンバ本体5dを断面ハット状としている。また、ウェブ面2、2x、フランジ面4d、4xの車幅方向端部から夫々断面外方に向けて締結面8d、8x、4y、4zを延設し、これら締結面を最初の実施形態と同様に折り畳むようにしている。第4変形例のクロスメンバ1dは、上述した点を除き、最初の実施形態のクロスメンバ1と構成要素が同一であり、基本的な作用効果は同様である。
以上、添付図面を参照しつつ本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上述した各実施形態に限定されないことは勿論であり、特許請求の範囲に記載された範疇における各種の変更例又は修正例についても、本発明の技術的範囲に属することは言うまでもない。
本発明は、一対のサイドメンバのウェブ面に締結される車体フレーム用クロスメンバに利用できる。
S サイドメンバ
W サイドメンバウェブ面
1 クロスメンバ(車体フレーム用クロスメンバ)
2 クロスメンバウェブ面
3 クロスメンバフランジ面
4 クロスメンバフランジ面
5 クロスメンバ本体
6 クロスメンバフランジ締結面
7 クロスメンバフランジ締結面
8 クロスメンバウェブ締結面
11 板材
12 接続部分
L6 折り曲げ線
L3 折り曲げ線
x 角度
θ 角度
W1 上下方向の幅
W2 車長方向の幅

Claims (5)

  1. 車幅方向に間隔を隔てて車長方向に沿って配置された一対のサイドメンバの間に架け渡され、前記サイドメンバのサイドメンバウェブ面に締結される車体フレーム用クロスメンバであって、
    前記サイドメンバウェブ面同士の間に架け渡されるクロスメンバウェブ面と、該クロスメンバウェブ面の上部及び下部の少なくとも一方から車長方向に折り曲げ部を介して延設されたクロスメンバフランジ面とから成るクロスメンバ本体と、
    前記クロスメンバフランジ面の車幅方向端部から上下方向に沿って前記クロスメンバ本体の断面内方に向けて折り曲げ部を介して延設され、前記サイドメンバウェブ面に締結されるクロスメンバフランジ締結面と、
    前記クロスメンバウェブ面の車幅方向端部から車長方向に沿って前記クロスメンバ本体の断面外方に向けて折り曲げ部を介して延設され、前記サイドメンバウェブ面に締結されるクロスメンバウェブ締結面とを備え、
    クロスメンバウェブ締結面と前記クロスメンバフランジ締結面とが、180度折り返された折り曲げ部を介して接続されたことを特徴とする車体フレーム用クロスメンバ。
  2. 前記クロスメンバウェブ締結面と前記クロスメンバフランジ締結面との接続部分の折曲線と、前記クロスメンバウェブ面と前記クロスメンバウェブ締結面との接続部分の折曲線との成す角度が45度である請求項1に記載の車体フレーム用クロスメンバ。
  3. 前記クロスメンバフランジ締結面の上下方向の幅と、前記クロスメンバウェブ締結面の車長方向の幅とが等しい請求項1又は2に記載の車体フレーム用クロスメンバ。
  4. 前記クロスメンバフランジ面が、前記クロスメンバウェブ面の上部及び下部の双方から車長方向に沿って同方向に延設されることにより、
    前記クロスメンバ本体が、断面コ字状となっている請求項1から3の何れか1項に記載の車体フレーム用クロスメンバ。
  5. 前記クロスメンバウェブ面と前記クロスメンバフランジ面との角度をθ度とし、
    前記クロスメンバウェブ締結面と前記クロスメンバフランジ締結面との接続部分の折曲線と、前記クロスメンバウェブ面と前記クロスメンバウェブ締結面との接続部分の折曲線との成す角度をx度とすると、
    x=(180−θ)/2
    である請求項1から4の何れか1項に記載の車体フレーム用クロスメンバ。
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