本発明に係るポイントシステムを実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。尚、以下の実施例においては、本発明のポイントシステムを店舗である遊技場に適用した遊技用システムとして例示するが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明を遊技場以外の店舗にも適用することができる。
図1は、本発明のポイントシステムが適用された遊技用システムの構成を示すシステムブロック図である。
尚、本実施例の遊技用システムは、図1に示すように、テナントビルの1階店舗である遊技場に設置されているとともに、該テナントビルの2階〜4階には、例えば、経営機関が同一であることにより遊技場と提携関係にある複数のテナント、具体的には、テナント1としての飲食店や、テナント2としての衣料品店や、テナント3としての映画館が営業しており、これら各テナントには、遊技場において会員カード37として使用されるICカードに記憶された電子マネーを、これらテナント1〜3の各店舗にて使用するためのPOS端末9が設けられており、会員カード37に記憶されている電子マネー額を、飲食店における飲食や、衣料品店における衣料品の購入や、映画館における入館料等の支払いに使用できるようになっている。
遊技場に設置された本実施例の遊技場システムは、図1に示すように、遊技場内に複数配置された遊技島に並設される遊技機であるカードリーダ式パチンコ機(以下パチンコ機と略称する)2の所定側の側方近傍位置に該パチンコ機2に対して1対1に対応設置され、遊技者が所持する会員カード37やビジターカードを受付けて玉貸しを行うカードユニット3と、カードユニット3にて使用される会員カード37を所持する会員遊技者の貯玉やポイント数や当該会員遊技者に関する属性情報等を管理する会員管理コンピュータ120と、該会員管理コンピュータ120に接続されて、会員遊技者が自身が所有する貯玉数やポイント数を確認したり、所有するポイントを利用するための会員用端末5と、会員管理コンピュータ120に接続されて、各遊技者が遊技にて獲得した遊技媒体であるパチンコ玉を計数するための図示しない計数装置や、会員カード37やビジターカード(プリペイドカード)に残存するプリペイド残額を管理する図示しないカード管理コンピュータや、各パチンコ機2における大当り回数等の遊技において発生した遊技情報である台データを収集、管理するホールコンピュータ等から主に構成されている。
これら各カードユニット3、会員管理コンピュータ120、会員用端末5、計数装置、カード管理コンピュータ、ホールコンピュータは、図示しないHUB7(図3参照)や通信ケーブル8を介して双方向のデータ通信が可能に接続されていて、各接続機器にはそれぞれローカルIPアドレスが付与されてローカルエリアネットワーク(LAN)が形成されており、該ローカルエリアネットワーク(LAN)に接続されている各装置には、当該装置を個々に識別可能な装置IDが付与されているとともに、各装置が装置(ユニット)IDとローカルIPアドレスとが対応付けられたIPアドレステーブルを有することで、該装置(ユニット)IDから特定される各ローカルIPアドレスを送信データに付与して送受信することにより、互いにデータの送受を実施できるようになっている。
また、本実施例の会員管理コンピュータ120は、図1に示すように、第三者機関である遊技場外のポイント管理会社に設置されたポイント管理サーバ10と、通信回線11を介して双方向のデータ通信可能に接続されており、会員管理コンピュータ120において管理される当該遊技場の会員が所有するポイントが、ポイント管理サーバ10においても第三者管理されるようになっている。尚、本実施例のポイント管理サーバ10は、複数の遊技場の会員管理コンピュータ120と接続されており、接続されている各遊技場に会員登録した会員のポイントが全て管理されている。
尚、本実施例では、ポイント管理サーバ10において各会員のポイントのみが管理されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらポイントとともに各会員の貯玉数も管理するようにしても良い。
また、本実施例のカード管理コンピュータは、当該遊技場において使用される会員カード37若しくはビジターカードに記憶されている、各カードを個々に識別可能なチップIDに対応付けて、当該会員カード37若しくはビジターカードに残存するプリペイド残額を記憶するカード管理テーブル(図示略)を有しており、該カード管理テーブルにおいて各会員カード37並びに各ビジターカードに残存するプリペイド残額が管理されており、これらプリペイド残額の照合が可能とされている。
また、カードユニット3と対応するパチンコ機2(賞球制御基板)とは、パチンコ玉の貸出に伴う各種の信号を入出力するために、直接接続されている。
ここで、本実施例に用いた遊技機であるパチンコ機2について簡単に説明すると、該パチンコ機2は、図2に示すように、額縁状に形成されたガラス扉枠202を有し、該ガラス扉枠202の下部表面には打球供給皿203がある。打球供給皿203の上面所定箇所には、操作部14が設けられているとともに、打球供給皿203の下部には、打球供給皿203から溢れた景品玉を貯留する余剰玉受皿204と打球を発射する打球操作ハンドル(以下操作ノブ)205とが設けられている。
前記操作部14の上面には、図示しないが、前記カードユニット3において会員カード37或いはビジターカードより読み出されたプリペイド残額データに基づくプリペイド残額が表示される残額表示器や、遊技の開始または前記打球供給皿203に持玉が少なくなったか或いは無くなった際に押圧操作されることで、前記残額表示器にプリペイド残額が存在する場合に所定数量のパチンコ玉の貸出がパチンコ機2より実施される貸出ボタンスイッチや、遊技の終了時にて前記カードユニット3に受付中の会員カード37やビジターカードを返却させるための返却ボタンスイッチ等が設けられており、これら各部は操作部14内部に設けられている操作基板上に実装されているとともに、該操作基板とカードユニット3とが電気的に接続されている。
前記ガラス扉枠202の後方には、遊技盤206が着脱可能に取付けられている。また、遊技盤206の前面には遊技領域207が設けられている。この遊技領域207の向かって右側の下方領域に「特別図柄」と呼ばれる複数種類の識別情報が可変表示される特図可変表示部208と、その中央付近には、「演出図柄」と呼ばれる複数種類の識別情報が可変表示されるとともに演出映像が表示される演出表示部209と、「普通図柄」と呼ばれる複数種類の識別情報が可変表示される可変表示装置210とが設けられている。また遊技盤206には、複数の入賞口224や通過ゲート211、始動入賞口214、可変入賞球装置216が設けられているとともに、遊技領域207の下部には、入賞しなかった打込玉を回収するアウト口226が形成されている。
前記打球操作ノブ205の操作によって揺動されるハンマー(図示略)によって発射された打玉は、打球レールを通って遊技領域207に入り、その後、遊技領域207を流下していく。この際、発射勢いが弱すぎて前記遊技領域207に達しなかったパチンコ玉は、環流経路(図示略)を通じて前記余剰玉受皿204に環流されるようになっている。
また、前記遊技領域207に打ち込まれた打込玉が通過ゲート211を通過すると、可変表示装置210に停止表示されている普通図柄が可変開始する。
可変表示装置210の可変表示動作後の表示結果が予め定められた特定の表示結果(たとえば7)となった場合に、始動入賞口214に設けられた可動片215が所定時間開成して遊技者にとって有利な状態となる。
また、始動入賞口214にパチンコ玉が入賞すると、特図可変表示部208において全特別図柄が可変表示(変動表示)を開始するとともに、演出表示部209において演出表示が開始される。そして、その後、特図可変表示部208における特別図柄が停止し、その停止表示結果が予め定められた特定の表示態様となった場合には、演出表示部209における左、中、右の演出図柄の可変表示も停止し、その演出図柄の表示態様も予め定められた特定の表示態様(たとえば777)とされることで、特定遊技状態(大当り状態)が発生するとともに、大当り中信号が出力状態とされることで、該大当りの発生が外部に通知される。
そして、このように大当り状態が発生した場合には、可変入賞球装置216に設けられた開閉板220が開成して遊技者にとって有利な第1の状態となる。この第1の状態は、所定期間(たとえば30秒間)の経過または打玉の所定個数(たとえば10個)の入賞のうちいずれか早い方の条件が成立することにより終了し、その後、遊技者にとって不利な第2の状態となる。
そして該第1の状態となっている可変入賞球装置216の大入賞口内に進入した打玉が特定入賞領域(Vポケット)に入賞して図示しないVカウントスイッチにより検出されれば、その回の第1の状態の終了を待って前記第2の状態から前記第1の状態に制御する繰返し継続制御が行なわれる。この繰返し継続制御の上限回数は例えば15回と定められている。
また、前記特図可変表示部208の表示結果並びに演出表示部209の演出図柄の表示結果が予め定められた大当り図柄の組合せで停止表示されたときには前述したように大当りが発生するが、これら大当り図柄に停止表示される以前の状態において、リーチ状態が発生する場合がある。
ここで、「リーチ状態」とは、特図可変表示部208並びに演出表示部209の表示が可変開始された後、演出表示部209の表示制御が進行して表示結果が導出表示される前段階にまで達した時点でも、大当り図柄となる表示条件から外れていない表示態様をいう。例えば、特定の表示態様の演出図柄の組合せが揃った状態を維持しながら可変表示を行う状態、具体的には同一の演出図柄が揃って回転する全回転状態等もリーチ表示状態に含まれる。更にリーチの中には、それが出現すると、通常のリーチ(ノーマルリーチ)に比べて、大当りが発生しやすいもの、例えば、前出の全回転状態によるリーチ等がある。このようなリーチをスーパーリーチという。更にリーチの中には、相当な低確率ではあるが、それが出現すると、ほぼ確実に大当りが発生するものがある。このようなリーチをプレミアムリーチという。
そして、これらリーチ状態の発生時においては、パチンコ機2に設けられた遊技効果ランプの内、特定のランプ2’が図示しないランプ制御基板によって点灯制御される。
また、特図可変表示部208並びに演出表示部209で可変表示された特別図柄並びに演出図柄が所定の確率変動図柄の種類に一致した図柄の組合せで停止表示されたときには、前記繰返し継続制御による「大当り」の終了後に、再度大当りとなる確率が通常の確率状態よりも高い確率状態となる確率変動状態となるようになっており、これら確率変動図柄での大当りを通常の大当りと区別して「確変大当り」と呼称し、これら確変大当りの発生に伴って該大当り中信号とともに確変中信号が出力状態とされることで、該確変大当りの発生が外部に通知される。
ここで、本実施例に使用される会員カード37やビジターカードについて説明する。
この本実施例に使用されるビジターカードには、種々のデータを記憶するための不揮発性メモリと、これら記録情報の書き換えや読み出しを実施するとともに、外部のリーダライタ装置との非接触通信を実施する制御部とを有するICチップを有する非接触ICカードを使用しており、これらビジターカードのICチップには、該ICチップに固有に付与されたチップIDが書き換え不能に予め記憶されていて、カードユニット3においてプリペイド残額を特定可能なプリペイド残額データ等の各種データが書き換え可能に記憶されている。尚、本実施例のビジターカードは、遊技場内に設置された図示しない発行機において、購入、発行される。
また、本実施例のビジターカードは、プリペイド機能のみを有するものであり、会員カード37のような貯玉機能や電子マネー機能は設けられていないが、これら電子マネー機能を会員カード37同様に設けることで、会員カード同様に、これら電子マネーの利用履歴に応じてポイント付与するようにしても良い。
本実施例に用いた会員カード37には、図5に示すように、近接距離での無線通信機能を有する非接触ICカード機能を提供するための非接触ICチップ100が内蔵されており、該非接触ICチップ100に記憶されている電子マネー額を、上述した各テナント店舗等の各支払いに使用できるとともに、カード管理会社に割り当てられた記憶領域に記憶されているプリペイド残額を使用して玉貸しを受けることのできるビジターカード機能や、カード管理会社に割り当てられた記憶領域に記憶されている会員IDから特定される貯玉数を使用した再プレイを受けられる貯玉機能を備えている。
これら非接触ICチップ100としては、公知の非接触ICチップを好適に使用することができ、その構成は、図5に示すように、主に、アナログ部102と、ディジタル制御部103と、電子マネーサービス会社やカード管理会社に割り当てられた各記憶領域を有するメモリ104とで構成されており、該アナログ部102にはアンテナ部101が接続され、これらアンテナ部101は、会員カード37の筐体内部に配設される。
アンテナ部101は、各テナント店舗に設置されているPOS端末9のカードリーダライタとのデータ通信や、カードユニット3に内蔵されているカードリーダライタ327との間で電磁波による非接触データの送受信を行う。つまり、アンテナ部101により、電子マネーの使用やプリペイド残額の使用による各種の取引を行うために店舗や遊技場に設置された各装置とのデータ通信を行うためのデータ通信部が構成されている。アナログ部102は、検波、変復調、クロック抽出など、アンテナ部101から送受信されるアナログ信号の処理を行う。
また、非接触ICチップ100は、例えば、カードリーダライタからの質問信号に対する応答信号に応じて自身のアンテナ間の負荷を変化させることによって、カードリーダライタ側の受信回路に現れる信号に振幅変調をかけて通信を行うことができる。但し、これら非接触データ通信の方式自体はこれに限定されるものではなく、これらの振幅変調による方式以外のものを使用するようにしても良い。
ディジタル制御部103は、内部ROMに記憶されているファームウエアに基づいて、送受信データの処理や、非接触ICチップ100内の動作やメモリ104の記憶データへのアクセスを統括的にコントロールする処理や、電子マネーの使用やチャージに関する各種処理を実施する。ディジタル制御部103は、アドレス可能なメモリ104をローカルに接続しており、該メモリ104の記憶領域内の電子マネーサービス提供会社に割り当てられた記憶領域には、図5に示すように、会員番号や電子マネー額となる残額データや利用履歴データが記憶され、カード管理会社に割り当てられた記憶領域には、プリペイド残額や会員登録により当該会員に付与された会員IDや最新の利用日時等のデータから成る最新付与記録やプリペイド残額の利用毎に付与されるポイント数の決定に使用される利用ポイント単位等の各種データが記憶されている。
電子マネーサービス提供会社に割り当てられた記憶領域に記憶されている利用履歴データには、電子マネー額が利用された店舗(機関)を特定可能な店舗IDと利用日時と利用額とが含まれており、該利用履歴データに基づいて、これら電子マネー額が前述した遊技場と提携関係にある各テナント店舗にて使用されているか否かを特定できるようになっている。
また、カード管理会社に割り当てられた記憶領域に記憶されている最新付与記録は、該会員カード37を所有する遊技者に来店に伴うポイントが最も最近に付与された日時情報から構成されており、該最新付与記録のデータと利用履歴データとを比較することで、ポイントの付与に使用済みの利用履歴データと未使用の利用履歴データとを特定できるようになっている。
また、利用ポイント単位は、所定金額であるプリペイド残額100円の使用に対して付与するポイント数を決定するためのデータ(例えば、1P、2P…等)であり、新たな来店においてポイントが付与される際に更新される。
また、メモリ104の各記憶領域には、ディジタル制御部103が実行する各記憶領域に記憶されている各データへのアクセス権データが格納されており、該アクセス権データに基づいてディジタル制御部103が、各データへのアクセスを一元的に管理する。
尚、本実施例では、カード管理会社の記憶領域に対するアセス権と同様のアクセス権が、電子マネーサービス会社の記憶領域の利用履歴データにも設定されており、カードユニット3がカード管理会社の記憶領域のみならず、電子マネーサービス会社の利用履歴データにもアクセス(読み出し)可能とされている。
また、本実施例では、カード管理会社から遊技場には、予め電子マネーサービス提供会社の記憶領域と、カード管理会社の記憶領域とが予め割り当てられた電子マネー機能付きの発行用会員カードが支給されており、遊技場において会員登録の必要事項である氏名、年齢、性別、職業、誕生日、住所や電子メールアドレス等の属性情報を記入した登録申し込み用紙を、該遊技場の受付けカウンター等に提出して会員登録の申し込みを実施することで、各会員を個々に識別可能となるように、当該会員に固有に付与される会員IDが、該会員に対して発行される会員カード37のカード管理会社に割り当てられた記憶領域に記憶されるとともに、該会員IDに対応付けて、当該会員が所有する貯玉数や該登録申し込み者の属性情報が会員管理コンピュータ120に登録された後、会員IDが記録された会員カード37が、該登録申し込み者に各遊技場において引き渡されるようになっており、遊技において獲得したパチンコ玉数を計数する図示しない計数装置において、該発行された会員カード37を計数に際して挿入することで、会員管理コンピュータ120において、当該会員カード37から読み出された会員IDに対応する貯玉数に、計数された獲得玉数が加算更新されることで、該獲得玉数が加算された貯玉数を、再度、遊技に使用できるように管理される。
次いで、本発明の記録媒体処理手段となる本実施例のカードユニット3について、図2〜図4に基づいて説明すると、該カードユニット3は、遊技場に設置された遊技機であるパチンコ機2に1対1に対応して設けられ、該対応するパチンコ機2と接続されており、カードユニット3と対応するパチンコ機2との間で、パチンコ玉の貸出に関する各種信号の入出力が可能とされている。
本実施例のカードユニット3の前面には、図2並びに図4に示すように、多機能ランプ301等の各種表示部と、紙幣を挿入するための紙幣挿入口302、装置前面より装置前方側に突出形成された突出部305、会員カード37やビジターカードを挿入するためのカード挿入口309が設けられている。
カードユニット3の前面に設けられたカード挿入口309は、カードユニット3の下方位置に内蔵されるカードリーダライタ327のカードスロット(図示略)に連設されており、このカード挿入口309を介してビジターカードや会員カード37をカードスロットに挿入可能とされている。
カードユニット3の前面には、前方に突出する態様にて突出部305が設けられている。該突出部305において、遊技者と対向する面には、図2並びに図4に示すように、表示部312と、メインメニュー画面を表示させるためのメニューボタン316と、台データを表示させるための台データボタン318と、会員カード37を受付けた場合において、該会員カード37の会員IDにより特定される貯玉数を用いた再プレイ遊技を実施するための再プレイボタン319と、再プレイボタン319の操作が有効であることを報知するための再プレイ表示部320とが設けられており、該表示部312の表面には、表示部312に表示された各表示項目を指触により入力可能とするための透明タッチパネル314が設けられている。
メニューボタン316が操作された場合には、図4に示すように、表示部312には、メインメニュー(会員)が表示される。尚、挿入されているカードがビジターカードである場合、或いはいずれのカードも挿入されていない場合にメニューボタン316が操作された場合には、図4におけるメインメニュー(会員)中の「貯玉」と「ポイント」の項目を含まないメインメニュー(ビジター)が表示部312に表示される。
台データボタン318が操作された場合、或いは、メインメニューの「台データ」が選択操作された場合には、対応するパチンコ機2の台データが、ホールコンピュータから取得されて表示部312に表示される。
また、カードユニット3内の上部位置には、前記紙幣挿入口302に連設され、該紙幣挿入口302に投入された紙幣を取り込んでその真贋や紙幣種別の識別を実施し、その識別結果を装置略中央部に設けられている後述する制御ユニット328に出力する紙幣識別ユニット321が設けられており、該紙幣識別ユニット321にて各種紙幣(1万円、5千円、2千円、千円の各紙幣)の受付が可能とされている。
この紙幣識別ユニット321の下方位置には、突出部305に臨むように、突出部305に設けられた表示部312の表示等に関する制御を行う表示制御基板329が配置されているとともに、該表示制御基板329に設けられたボードコネクタに、突出部305内部に格納され、表示部312を成す後述する液晶表示器313や各ボタンに対応するスイッチが実装されたユニット基板の接続端子部が接続されることで、該ユニット基板に実装されている各部が、電気的に表示制御基板329に接続されるようになっている。
図3は、本実施例のカードユニット3の構成を示すブロック図である。カードユニット3は、前述した紙幣識別ユニット321、カードリーダライタ327並びに表示制御基板329と、カードユニット3の各部の制御を制御プログラムにより実施して該カードユニット3の各種の機能を提供する制御ユニット328と、から主に構成されており、紙幣識別ユニット321、カードリーダライタ327及び表示制御基板329は制御ユニット328と接続されて各種データの送受が可能とされている。
制御ユニット328は、前述したようにパチンコ玉の貸出に伴う各種の信号の授受を、パチンコ機2に設けられている図示しない賞球制御基板との間において実施するために、パチンコ機2と直接接続されている。
本実施例の制御ユニット328は、制御プログラムを実行可能な中央演算処理回路(CPU)328aや、カードリーダライタ327に受付け中のビジターカードや会員カード37のプリペイド残額や、該会員カード37の所有者である会員の貯玉数やポイント数や会員情報等の各種のデータを記憶可能なRAM328bや、制御プログラム等の各種のデータを記憶可能なROM328cや、その時点の時刻情報やカレンダ情報等を出力可能なリアルタイムクロック(RTC)328dを含み、RAM328bは図示しない電池によりバックアップされており、電源が遮断されても、所定期間において記憶されているデータが保持される。
制御ユニット328には、データ通信部334が設けられており、該データ通信部334を通じて、ビジターカードや会員カード37に残存するプリペイド残額を管理する図示しない管理コンピュータや、各会員の貯玉数やポイント数を管理する会員管理コンピュータ120や、各パチンコ機2の台データを管理する図示しないホールコンピュータ等とデータ通信可能に接続されており、受付けたビジターカードや会員カード37に残存するプリペイド残額の照合等の処理を管理コンピュータとの間で実施可能とされ、受付けたカードが会員カード37である場合に、該会員カード37に記憶されている会員IDから特定される貯玉数やポイント数を会員管理コンピュータ120から取得できるとともに、対応するパチンコ機2の台データをホールコンピュータから取得できるようになっている。
カードリーダライタ327は、カード挿入口309から挿入される会員カード37並びにビジターカードに記録されているチップIDや、会員ID(会員カード37のみ)、プリペイド残額データ等の記録情報の読み出し並びに書き込みを行う。
また、制御ユニット328には、前述したように、対応するパチンコ機2の操作部14に設けられた残額表示器や、貸出ボタンの操作を検知する貸出ボタンスイッチや、受付け中の会員カード37やビジターカードを返却させる際に操作される返却ボタンの操作を検知する返却ボタンスイッチが接続されている。
制御ユニット328は、突出部305に設けられている再プレイボタン319の操作による表示制御基板329からの再プレイ操作情報や紙幣識別ユニット321による貨幣識別情報、並びにカードリーダライタ327からのカード挿入情報等を受けて、制御ユニット328に接続されている多機能ランプ内に設けられたフルカラーLED301a等の各LED、カードリーダライタ327、表示制御基板329の制御、残額表示器の表示制御等、全体の動作制御、並びにカード挿入口309に挿入された会員カード37やビジターカードに対して管理コンピュータと連携して利用の可/不可を判別するカード受付け処理(図10)や、受付け中の会員カード37或いはビジターカードから読み出したプリペイド残額データ、若しくはRAM328bに記憶されたプリペイド残額データから特定されるプリペイド残額を使用した玉貸を行う貸出処理(図10)や、返却ボタンの操作により受付け中の会員カード37やビジターカードの返却する返却処理(図10)や、受付け中の会員カード37やビジターカードに残存するプリペイド残額への貨幣投入による入金を行う入金処理(図10)や、貯玉数を用いた再プレイ処理(図10)等の各種処理を実行する。
また、制御ユニット328に接続された表示制御基板329は、前記した表示部312を成す液晶表示器313や、透明タッチパネル314や、各種スイッチ類(メニューボタン316に対応するメニュースイッチ316a、台データボタン318に対応する台データスイッチ318a、再プレイボタン319に対応する再プレイスイッチ319a)や前述した再プレイ表示部320内に設けられたLED320a等の電子部品が接続されている。
本実施例の表示制御基板329には、液晶表示器313の表示駆動を行う表示駆動回路(図示略)や、前記透明タッチパネル314からの出力信号に基づいて押圧操作された位置を特定して該特定した入力位置情報を出力する入力位置検出回路(図示略)や、表示部312に表示する表示映像に関する処理を行うVDP(図示略)や、メニュー表示等に使用する画像データ等を記憶するVROM(図示略)や、表示部312に表示する表示データを一時記憶するVRAM(図示略)や、制御ユニット328から独立して、各種スイッチ類やタッチパネル等の入力に伴う判断や処理を処理プログラムに基づいて実施するサブマイコン(図示略)等が実装されている。
次に、本実施例に用いた会員管理コンピュータ120について図6、図7に基づいて説明する。
実施例に用いた会員管理コンピュータ120は、図6に示すように、コンピュータ内部にてデータの送受を行うデータバス121に、この会員管理コンピュータ120が実施する各種処理を行うCPU122、ワークメモリ等として使用されるRAM123、時刻情報やカレンダ情報を出力するRTC124、磁気ディスクや光磁気ディスクから成る記憶装置125、キーボードやマウス等の入力装置126、各種の画面を表示出力する表示装置127、各カードユニット3並びに会員用端末5とのデータ通信を行う第1通信部128、ポイント管理会社に設置されているポイント管理サーバ10とのデータ通信を行う第2通信部129が接続された通常のコンピュータである。
記憶装置125には、会員管理コンピュータ120が後述する会員カード受付け処理等の各種処理を行うための処理内容が記述された処理プログラムに加えて、会員カード37の発行を受けた会員遊技者が所持する貯玉数やポイント数や暗証番号等の会員情報が登録(記憶)される会員情報テーブル(図7(a)参照)と、会員遊技者を特定可能な会員ID毎に、当該会員遊技者の遊技情報を含む遊技履歴が登録(記憶)される会員別遊技履歴テーブル(図7(b)参照)とが記憶されている。
会員情報テーブルには、図7(a)に示すように、会員カード37を所持する会員遊技者に対して固有に付与された会員ID毎に、本人確認のための暗証番号と、会員カード37の受付けに応じて一日に1回所定の来店ポイントが加算更新されるとともに、プリペイド残額を使用した貸出し毎に利用ポイントが加算更新されることにより該会員が所有する所有ポイントと、該会員が所有する貯玉数と、会員の氏名(名字並びに名前)、性別、年齢、誕生日、職業、住所、電子メールアドレスからなる個人情報と、その当日において来店ポイントの付与が実施済みであるか否かを示す来店ポイント(P)付与の各データが記憶されている。尚、来店ポイントは、カードユニット3にて新たに会員カード37が受付けられることにより送信される会員カード受付け通知の受信に基づいて付与される。
また、会員別遊技履歴テーブルには、図7(b)に示すように、会員ID毎に、当該会員遊技者の遊技履歴、具体的には、来店日、遊技を行ったパチンコ機2の台番号、機種名、遊技開始時間(時刻)、遊技終了時間(時刻)、遊技開始から終了までの間の遊技時間、始動回数、大当回数、確率変動回数(確変回数)、獲得玉数(差玉数)、支出金額、再プレイ玉数からなる遊技履歴が記憶(登録)されている。具体的には、会員別遊技履歴テーブルの来店日には、RTC124から出力されるカレンダ情報に基づく遊技履歴の記憶時点の年月日が記憶(登録)されるとともに、遊技開始時間、遊技終了時間、遊技時間、始動回数、大当回数、確変回数等の遊技履歴は、会員カード37の返却時にカードユニット3から送信される会員遊技履歴データに基づいて記憶される。尚、貯玉数は、遊技島端部に設置された図示しない計数装置(ジェットカウンタ)からの貯玉情報に基づいて加算更新される。
尚、これら会員別遊技履歴テーブルに記憶されている遊技履歴は、会員カード37を会員用端末5に挿入して遊技履歴の確認メニューを選択することで、会員用端末5において確認することができる。
これら遊技履歴の確認や、後述するポイントの利用において使用される会員用端末5は、遊技場内の所定位置に設置されており、会員カード37を挿入して対話形式にて操作できるようにした専用の端末とされている。
会員用端末5の前面上部位置には対話型の操作を可能とするためのタッチパネル画面6が傾斜して設けられ、該タッチパネル画面6の下方位置には平坦状とされた操作パネルが設けられており、該操作パネルから下方位置が前方に突出する筐体とされている。
この操作パネルの下方の突出した筐体内には、後述するポイントを利用する際に発行される割引券やクーポン券を発行するためのプリンタが設けられており、該プリンタにて印刷された割引券やクーポン券が発行口から発行される。
また、タッチパネル画面6と操作パネルとの間には、会員カード37を挿入するためのカード挿入口が設けられており、該カード挿入口より会員カード37を挿入することで、会員カード37に記憶されている会員IDが、該カード挿入口に連設されているカードリーダライタにて自動的に読み出されて、会員管理コンピュータ120に送信されることで、該会員IDに対応付けて会員管理コンピュータ120に管理されている所有ポイント等の各種の情報が取得される。
また、本実施例のポイント管理サーバ10においては、会員情報テーブルにおいて管理されている各会員の所有ポイントが、当該会員の会員IDと、当該遊技場の遊技場IDとに対応付けて記憶、管理されており、会員情報テーブルにおける所有ポイントが変更される都度毎に、変更後の所有ポイント数と会員IDと遊技場IDとを含む更新情報が、会員管理コンピュータ120からポイント管理サーバ10に送信されて、ポイント管理サーバ10にて管理されている所有ポイント数が、更新情報に含まれる新たな所有ポイント数に更新されることで、ポイント管理サーバ10において管理される所有ポイント数と、会員管理コンピュータ120において管理される所有ポイント数とが常に一致するようになっている。
尚、これらポイント管理サーバ10において管理されている所有ポイント数は、例えば、会員管理コンピュータ120に不具合が生じて、会員情報テーブルのデータが不正確となってしまった場合において、ポイント管理サーバ10に管理されている所有ポイント数が正しい所有ポイント数として利用される。
ここで、本実施例の遊技用システムの動作状況を、カードユニット3における各処理に伴って、図8〜図10に基づいて、以下に説明する。
まず、カードユニット3の制御ユニット328は、カードユニット3への電源投入により起動されることで、Sb1の起動処理を実施して、各部の接続状況の確認や、管理コンピュータや会員管理コンピュータ120への接続確認要求の送信、並びに該接続確認要求の送信に応じて管理コンピュータや会員管理コンピュータ120から返信される設定情報に基づく各設定データに初期値等の設定等を実施する。
そして、該起動処理の実施後においてSb2〜Sb6の処理を巡回実施することで、カード挿入口309へのカード挿入であるカード受付け、遊技者(会員またはビジター)による貸出ボタンの操作、紙幣挿入口302からの紙幣の投入による現金受付け、遊技者による返却ボタンの操作、再プレイボタン319の操作(表示制御基板329からの再プレイ操作情報の受信)を検知する待機状態となる。
これらの待機状態において、遊技者が、ビジターカードまたは会員カード37をカード挿入口309に挿入した場合には、該ビジターカードまたは会員カード37の挿入に伴う挿入検知情報がカードリーダライタ327から制御ユニット328に出力されることで、制御ユニット328は、Sb2においてカード受付け有りと判断してSb7のステップに進み、カード受付け処理を実施する。
このSb7におけるカード受付け処理においては、まず、既にカードリーダライタ327に受付け中の会員カード37またはビジターカードが存在するか否かを判定し、受付け中の会員カード37またはビジターカードが存在する場合には、カードリーダライタ327に排出指示を出力することで、カード挿入口309に挿入された会員カード37またはビジターカードを返却させて該カード受付け処理を終了する一方、受付け中のカードが存在しない場合には、カード挿入口309に挿入された会員カード37またはビジターカードの取り込み指示をカードリーダライタ327に出力して、挿入された会員カード37またはビジターカードをカードリーダライタ327のカードスロット内に取り込んで、該会員カード37またはビジターカードに記憶されている記憶データ、具体的には、当該会員カード37或いはビジターカードのチップIDと会員ID(会員カード37のみ)とプリペイド残額データ、電子マネーの利用履歴データ等を読み出す。
次に制御ユニット328は、受付けた会員カード37又はビジターカードから読み出したチップIDとプリペイド残額データと装置IDとを含む認証要求を管理コンピュータに送信し、管理コンピュータからの認証結果を受信するカード認証処理を実施する。
この認証要求の受信に応じて管理コンピュータは、受信した認証要求に含まれるチップIDが、図示しないカード管理テーブルに存在するか否かを判定し、存在する場合には、該チップIDに対応付けて該カード管理テーブルに記憶、管理されているプリペイド残額が、該受信した認証要求に含まれるプリペイド残額データ、すなわち、受付けた会員カード37或いはビジターカードから読み出したプリペイド残額データから特定されるプリペイド残額に一致するか否かを判定し、一致することを条件に、認証結果として「認証OK」を返信するとともに、プリペイド残額が一致しない場合には「認証NG」を返信する。
管理コンピュータから返信された認証結果が「認証NG」である場合には、受付けた会員カード37或いはビジターカードの排出指示をカードリーダライタ327に出力して、挿入された会員カード37或いはビジターカードを返却させてカード受付け処理を終了する一方、返信された認証結果が「認証OK」である場合には、更に、会員IDを読み出したか否かを判定する。
会員IDの読み出しが無い場合、つまり、ビジターカードを受付けた場合には、受付けたビジターカードから読み出したチップIDとプリペイド残額とを、RAM328b内の図示しない受付情報テーブルに格納するとともに、格納したプリペイド残額を残額表示器に表示した後、Sb2〜Sb8の待機状態に戻る。
一方、会員IDの読み出しが有る場合、つまり、会員カード37を受付けた場合には、受付けた会員管理コンピュータ120に対して、受付けた会員カード37から読み出した会員IDと最新付与記録データと電子マネーの利用履歴データと装置IDとを含む会員カード受付け通知を送信する。
この会員カード受付け通知の受信に応じて会員管理コンピュータ120は、図8に示す会員カード受付け処理を実施する。この会員カード受付け処理において会員管理コンピュータ120は、まず、受信した会員カード受付け通知に含まれる会員IDが、会員情報テーブルに存在するか否かにより、該受付けた会員カード37が正規の会員カード37であるか否かを認証する(Sa1)。そして、会員カード37が正規の会員カード37である場合(Sa2でYes)には、該会員カード受付け通知の送信元のカードユニット3に対して認証OKを返信するとともに(Sa3)、電子マネーの利用履歴に基づいて決定されるポイント数を付与するポイント付与処理(Sa4)と、該付与後のポイント数や貯玉数や暗証番号等の会員情報を抽出して会員カード受付け通知の送信元のカードユニット3に送信する会員情報送信処理(Sa5)を実施する。
このように、会員管理コンピュータ120からも「認証OK」を受信した場合において制御ユニット328は、会員カード37から読み出したチップIDと会員IDとプリペイド残額を、RAM328b内の図示しない受付情報テーブルに格納するとともに、格納したプリペイド残額を残額表示器に表示するとともに、これら「認証OK」に続いて会員管理コンピュータ120から送信される貯玉数やポイント数等の会員情報をRAM328bの受付情報テーブルに記憶した後、Sb2〜Sb6の待機状態に戻る。
一方、会員カード37が正規の会員カードで無い場合(Sa2でNo)には、該会員カード受付け通知の送信元のカードユニット3に対して「認証NG」を返信する。この認証NGを受信した場合に制御ユニット328は、受付けたカードの排出指示をカードリーダライタ327に出力して、挿入されたカードを返却させてカード受付け処理を終了する。
ここで、Sa4において実施されるポイント付与処理について説明する。ポイント付与処理において会員管理コンピュータ120(CPU122)は、まず、受信した会員カード受付け通知に含まれている会員IDの会員に対して、既に来店ポイントの付与が実施されているか否かの判定を実施する(Sp0)。
具体的には、会員情報テーブルにおいて、受信した会員カード受付け通知に含まれている会員IDに対応する来店ポイント(P)付与のデータが「済」データであるか否かを判定することで、既に来店ポイントの付与が実施されているか否かを判定する。
来店ポイント(P)付与のデータが「済」データである場合、つまり、その当日において既に来店ポイントの付与が実施済みである場合には、当該処理を終了する一方、来店ポイント(P)付与のデータが「未」データである場合、つまり、その当日において来店ポイントの付与が実施されていない場合には、ステップSp1に進み、受信した会員カード受付け通知に含まれている最新付与記録データと電子マネーの利用履歴データとから、提携しているテナント店舗の利用履歴であって、来店ポイントの付与に利用されていない利用履歴(未消化利用履歴)を特定する。
具体的には、利用履歴データに含まれる利用履歴のうち、提携しているテナント店舗の店舗IDを含む利用履歴であって、最新付与記録データから特定される前回の来店ポイント付与の日時以降の利用履歴を、未消化利用履歴として特定する。つまり、最新付与記録データに含まれる日時以降の日時を含む、提携しているテナント店舗における利用履歴を全て、未消化利用履歴として特定すれば良い。
そして、該特定した未消化利用履歴が存在するか否かを判定する(ステップSp2)。未消化利用履歴が存在しない場合は、ステップSp4に進み、来店した全ての会員に付与される通常ポイント数(例えば5ポイント)を、該会員に付与するポイント数として決定した後、ステップSp10に進む。
一方、未消化利用履歴が存在する場合、つまり、前回の来店ポイント付与後において、提携しているテナント店舗において電子マネーが使用されている場合には、前述した通常ポイント数(例えば5ポイント)と所定の履歴加算ポイント数(例えば3ポイント)を、該会員の付与するポイント数として決定する(ステップSp3)。
つまり、提携しているテナント店舗の未消化利用履歴が存在しない場合には、通常ポイント数のみである5ポイントが新たに付与するポイントして決定され、提携しているテナント店舗の未消化利用履歴が存在する場合には、通常ポイント数である5ポイントと、履歴加算ポイント数である3ポイントが、新たに付与するポイントして決定される。
更に、未消化利用履歴が複数存在するか否かを判定し(ステップSp5)、複数存在しない場合には、ステップSp10に進む。
ステップSp5の判定において未消化利用履歴が複数存在すると判定された場合には、ステップSp6に進み、提携している全てのテナント店舗の利用履歴が存在するか否か、つまり、全てのテナント店舗の利用履歴が揃っている組合せが成立している否かを判定する。具体的には、未消化利用履歴に、テナント1である飲食店の利用履歴と、テナント2である衣料品店の利用履歴と、テナント3である映画館の利用履歴が全て含まれているか否かを判定する。
また、全てのテナント店舗の利用履歴が存在しない場合には、ステップSp7を経由することなくステップSp8に進む一方、全てのテナント店舗の利用履歴が存在する場合には、ステップSp7に進み、制覇加算ポイント(例えば10ポイント)を該会員に付与するポイント数として決定した後、ステップSp8に進む。
そして、ステップSp8においては、更に、未消化利用履歴の数が所定数(例えば10)以上、つまり、テナント店舗を繰返し利用しているか否かを判定し、未消化利用履歴の数が所定数以上でない場合には、ステップSp9を経由することなくステップSp10に進む一方、未消化利用履歴の数が所定数以上である場合には、ステップSp9に進んで、所定の利用回数加算ポイント数(例えば5ポイント)を、該会員に付与するポイント数として決定する。
尚、本実施例では、未消化利用履歴の数が10以上であれば全て利用回数加算ポイント数を5ポイントとしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、未消化利用履歴の数が20以上であれば利用回数加算ポイント数を10ポイントとし、未消化利用履歴の数が30以上であれば利用回数加算ポイント数を20ポイントとするように、未消化利用履歴の数に応じて利用回数加算ポイント数を漸増するようにしても良い。
そして、ステップSp10においては、ステップSp3、ステップSp4、ステップSp7、ステップSp9にて決定されたポイント数を、該会員の会員IDに対応する所有ポイント数に加算して付与する。
次いで、該会員IDに対応する会員情報テーブルの来店ポイント(P)付与のデータを「未」から「済」に更新するとともに、会員カード受付け通知の送信元のカードユニット3に対して、受付け中の会員カード37に記録されている最新付与記録の日時を、その時点の日時に更新することを指示する最新付与記録更新指示を送信する最新付与記録更新処理を実施する(ステップSp11)。
この最新付与記録更新指示に応じてカードユニット3の制御ユニット328は、受付け中の会員カード37に記録されている最新付与記録の日時を、その時点の日時に更新する。尚、これらの更新は、後述する利用ポイント単位の更新とともに同時に実施するようにしても良い。
そして、ステップSp12においては、カードユニット3に受付け中の会員カード37に記録されている利用ポイント単位を、決定されたポイントの種別に応じた利用ポイント単位に更新する利用ポイント単位更新処理を実施する。
具体的に、この利用ポイント単位更新処理においては、ステップSP4を経由してSp12に移行してきた場合、つまり、提携しているテナント店舗の未消化利用履歴が皆無であることにより通常ポイント数のみが加算された場合には、プリペイド残額の使用において付与される利用ポイント数の決定に使用される利用ポイント単位を、最低値である1P/105円の付与レートに決定し、ステップSp5でNoと判定された場合並びにステップSp6やステップSp8でNoと判定された場合で、制覇加算ポイントや利用回数加算ポイントの加算が決定されず、履歴加算ポイントの付与のみが決定された場合には、利用ポイント単位を、中間値である2P/105円の付与レートに決定し、ステップSp8またはステップSp9を経由して該ステップSp12に移行してきた場合、つまり、制覇加算ポイントや利用回数加算ポイントの加算が決定されている場合には、利用ポイント単位を、最高値である3P/105円に決定する。
そして、会員カード受付け通知の送信元のカードユニット3に対して、受付け中の会員カード37に記録されている利用ポイント単位を、これら決定した利用ポイント単位に更新することを指示する利用ポイント単位更新指示を送信する。
この利用ポイント単位更新指示に応じてカードユニット3の制御ユニット328は、受付け中の会員カード37に記録されている利用ポイント単位を、利用ポイント単位更新指示に含まれる、会員管理コンピュータ120にて決定された付与レートの利用ポイント単位に更新する。
以上のようにすることで、提携しているテナント店舗の未消化利用履歴がある場合には、通常において付与される通常ポイントに加えて履歴加算ポイントが付与されるとともに、未消化利用履歴が複数である場合には、更に、制覇加算ポイント数や利用回数加算ポイント数が加算されるようになるので、付与される来店ポイントが、提携しているテナント店舗の利用履歴に応じて、その都度、変化するようになるので、会員は、付与されるポイントが何ポイントになるのかを期待するようになり、ポイントの付与対象となる来店やプリペイド残額の利用意欲を向上できるばかりか、提携しているテナント店舗における電子マネーの利用意欲も向上できるようになる。
また、これらSb2〜Sb6の待機状態において、遊技者が貸出ボタンの操作を実施した場合には、該遊技者による貸出ボタンの操作を検知するための貸出ボタンスイッチからの信号が制御ユニット328に出力されることで、制御ユニット328は、Sb3のステップにおいて貸出ボタンの操作有りと判断してSb8のステップに進み、貸出処理を実施する。
この貸出処理においては、まず、挿入された会員カード37或いはビジターカードから読み出してRAM328b(受付情報テーブル)に記憶したプリペイド残額が、本実施例における使用単位額(貸出処理にプリペイド残額を使用する際の予め定められた単位額)となる100円と該使用単位額に相当する消費税額である5円(本実施例においては税率5%)との合計額である税込単位額となる105円未満であるか否かを判定し、プリペイド残額が105円未満である場合には該判定において「Yes」と判定されて、該貸出処理を終了してSb2〜Sb6の待機状態に戻る一方、プリペイド残額が105円以上である場合には、次のステップに進み、プリペイド残額が本実施例において貸出処理の使用金額として設定されている500円と該使用金額に相当する消費税額である25円(税率5%)との合計額である税込使用額となる525円以上であるか否かを判定する。
プリペイド残額が税込使用額である525円以上である場合には、使用金額玉貸処理を実施する一方、税込使用額である525円未満である場合には、表示金額玉貸処理を実施する。
この使用金額玉貸処理においては、使用金額となる500円に相当するパチンコ玉数の払出指示、具体的に本実施例においては、1玉のパチンコ玉の貸出単価が4円であるので、500円分に相当する125玉の払出指示を、対応するパチンコ機2に対して出力して該パチンコ玉数を払い出させる。
そして、残額表示器に表示されているプリペイド残額(RAM328bの受付情報テーブルに記憶されているプリペイド残額に同一)から、税込使用額である525円を減算更新するとともに、受付情報テーブルのプリペイド残額並びに受付け中の会員カード37或いはビジターカードに記憶されているプリペイド残額データを、第1税込使用額である525円を減算更新した新たなプリペイド残額を特定可能なプリペイド残額データに更新した後、カード管理コンピュータに対して、当該カードユニット3に固有に付与された装置IDと、受付け中の会員カード37或いはビジターカードの(会員)チップIDと、税込使用額とを含む貸出完了通知を送信して、カード管理コンピュータのカード管理テーブルにて該(会員)チップIDに対応付けて記憶されているプリペイド残額から該税込使用額を減算更新させる。
そして、受付け中のカードがビジターカードであるか否かを判定し、ビジターカードでない場合、つまり、会員カード37である場合には、会員管理コンピュータ120に対して、受付け中の会員カード37に記憶されている利用ポイント単位と税込使用額とから算出される利用ポイント数と会員IDと装置IDとを含むポイント加算要求を送信して、算出した利用ポイント数を加算させる。
具体的に、利用ポイント単位が、例えば2ポイント/105円の付与レートであれば、税込使用額である525円に付与レートを乗じて得られる10ポイントのポイント加算要求が送信される。
このポイント加算要求を受信した会員管理コンピュータ120は、受信したポイント加算要求に含まれる会員IDに対応して会員情報テーブルに記憶されている所有ポイントに、該受信したポイント加算要求に含まれるポイント数を加算した後、ポイント加算要求の送信元のカードユニット3にポイント加算完了通知を返信する。
このポイント加算完了通知の受信に応じて制御ユニット328は、貸出処理を終了してSb2〜Sb6の待機状態に戻る。
一方、会員カード37ではなく、ビジターカードを受付け中である場合には、残額表示器に表示されているプリペイド残額(RAM328bの受付情報テーブルに記憶されているプリペイド残額に同一)が0であるか否かを判定する。
そして、該判定においてプリペイド残額が0でない場合には、該貸出処理を終了してSb2〜Sb6の待機状態に戻る一方、プリペイド残額が0である場合には、当該プリペイド残額が0となったビジターカードをカードリーダライタ327の内方側の貯留部に回収して該貸出処理を終了してSb2〜Sb6の待機状態に戻る。
一方、表示金額玉貸処理においては、残額表示器に表示されているプリペイド残額(RAM328bの受付情報テーブルに記憶されているプリペイド残額に同一)の内、使用単位額である100円に当該使用単位額である100円に対応する消費税額である5円の合計額である税込単位額となる105円の整数倍の金額で最大の金額、例えば、プリペイド残額が475円であれば、税込単位額となる105円の整数倍の金額で最大の金額となる4倍に該当する420円に相当するパチンコ玉数の払出指示、具体的に本実施例においては、1玉のパチンコ玉の貸出単価が4円であるので、420円から消費税額である20円を除いた税なし金額である400円分に相当する100玉の払出指示を、対応するパチンコ機2に対して出力して該パチンコ玉数を払い出させる。
そして、残額表示器に表示されているプリペイド残額(RAM328bの受付情報テーブルに記憶されているプリペイド残額に同一)から、パチンコ玉の玉貸に使用した税込みの金額である420円を減算更新するとともに、受付情報テーブルのプリペイド残額データ並びに受付け中の会員カード37或いはビジターカードに記憶されているプリペイド残額データを、該税込みの金額である420円を減算更新した新たなプリペイド残額を特定可能なプリペイド残額データに更新した後、管理コンピュータに対して、当該カードユニット3に固有に付与された装置IDと、受付け中の会員カード37或いはビジターカードの(会員)チップIDと、該税込みの金額である420円とを含む貸出完了通知を送信して、管理コンピュータにて(会員)チップIDに対応付けてカード管理テーブルに記憶されているプリペイド残額から該税込みの金額を減算更新させる。
そして、受付け中のカードがビジターカードであるか否かを判定し、ビジターカードでない場合、つまり、会員カード37である場合には、会員管理コンピュータ120に対して、受付け中の会員カード37に記憶されている利用ポイント単位と税込使用額とから算出される利用ポイント数と会員IDと装置IDとを含むポイント加算要求を送信して、算出した利用ポイント数を加算させる。
具体的に、利用ポイント単位が、例えば1ポイント/105円の付与レートであれば、税込使用額である420円に付与レートを乗じて得られる4ポイントのポイント加算要求が送信される。
このポイント加算要求を受信した会員管理コンピュータ120は、受信したポイント加算要求に含まれる会員IDに対応して会員情報テーブルに記憶されている所有ポイントに、該受信したポイント加算要求に含まれるポイント数を加算した後、ポイント加算要求の送信元のカードユニット3にポイント加算完了通知を返信する。
このポイント加算完了通知の受信に応じて制御ユニット328は、貸出処理を終了してSb2〜Sb6の待機状態に戻る。
一方、会員カード37ではなくビジターカードを受付け中である場合には、残額表示器に表示されているプリペイド残額(RAM328bの受付情報テーブルに記憶されているプリペイド残額に同一)が0であるか否かを判定する。
そして、該判定においてプリペイド残額が0でない場合には、該貸出処理を終了してSb2〜Sb6の待機状態に戻る一方、プリペイド残額が0である場合には、当該プリペイド残額が0となったビジターカードをカードリーダライタ327の内方側の貯留部に回収して該貸出処理を終了してSb2〜Sb6の待機状態に戻る。
また、前述したSb2〜Sb6の待機状態において、遊技者が紙幣挿入口302から現金(紙幣)を投入した場合には、該現金(紙幣)の投入に伴う貨幣識別情報が紙幣識別ユニット321から制御ユニット328に出力されることで、制御ユニット328は、Sb4のステップにおいて現金の受付け有りと判断してSb9のステップに進んで入金処理を実施する。
この入金処理においては、まず、入力された貨幣識別情報から投入された貨幣の投入金額を特定するとともに、カードリーダライタ327に受付け中の会員カード37或いはビジターカードが存在するか否かを判定し、受付け中の会員カード37或いはビジターカードが存在しない場合に制御ユニット328は、挿入された現金(紙幣)を紙幣挿入口302から返却させる一方、受付け中の会員カード37或いはビジターカードが存在する場合には、前記にて特定した投入金額を、受付け中の会員カード37或いはビジターカード並びに受付情報テーブルに記憶されているプリペイド残額データから特定されるプリペイド残額に加算して、該プリペイド残額データを加算後の新たなプリペイド残額を特定可能なプリペイド残額データに更新した後、該入金金額(投入金額に同じ)と当該カードユニット3の装置IDと、受付け中の会員カード37或いはビジターカードの(会員)チップIDとを含むカード入金通知を管理コンピュータに送信して、該管理コンピュータのカード管理テーブルにおいて該(会員)チップIDに対応して記憶されているプリペイド残額に該入金金額を加算更新させる。
そして、残額表示器に表示されているプリペイド残額を、加算更新後の新たな金額に更新表示して、該入金処理を終了してSb2〜Sb6の待機状態に戻る。
また、前述したSb2〜Sb6の待機状態において、遊技者が返却ボタンの操作を実施した場合には、遊技者による返却ボタンの操作を検知するための返却ボタンスイッチからの信号が制御ユニット328に出力されることで、制御ユニット328は、Sb5において返却ボタンの操作有りと判断してSb10に進んで返却処理を実施する。
この返却処理においては、まず、カードリーダライタ327に受付け中の会員カード37或いはビジターカードが存在するか否かを判定し、存在する場合には、排出指示をカードリーダライタ327に出力することで、該カードリーダライタ327に受付け中の会員カード37或いはビジターカードを、カード挿入口309から排出させて返却するとともに、該返却したカードが会員カード37であるか否かを、RAM328bの受付情報テーブルに会員IDが記憶されているか否かにより判定し、該判定において会員カード37である場合には、該返却した会員カード37のチップIDと当該カードユニット3の装置IDとを含む返却通知をカード管理コンピュータに送信して、チップIDから特定される会員カード37が返却されたことをカード管理コンピュータに通知するとともに、会員管理コンピュータ120に対しては、該会員IDと、会員カード37の受付け時点から収集した遊技情報とを、装置IDとともに送信して、会員管理コンピュータ120において管理されている該会員の遊技履歴を更新させるとともに、当該会員の貯玉数やポイント数や会員情報等が記憶された受付情報テーブルをリセットした後、Sb2〜Sb6の待機状態に戻る。
一方、返却するカードがビジターカードである場合には、該返却したビジターカードのチップIDと当該カードユニット3の装置IDとを含む返却通知をカード管理コンピュータに送信して、チップIDから特定されるビジターカードが返却されたことを管理コンピュータに通知するとともに、受付情報テーブルをリセットした後、Sb2〜Sb6の待機状態に戻る。
また、前述したSb2〜Sb6の待機状態において、遊技者が再プレイボタン319の操作を実施した場合には、前述したように、該再プレイボタン319の操作を検知した表示制御基板329からの再プレイ操作情報が制御ユニット328に入力されることで、制御ユニット328は、Sb6において再プレイボタン319の操作有りと判断してSb11に進んで再プレイ処理を実施する。
この再プレイ処理においては、まず、遊技者が会員であるか否かを、受付情報テーブルに会員IDの記憶があるか否かにより判定し、遊技者が会員でない場合(受付け中のカードが会員カード37ではない場合)には、該再プレイ処理を終了してSb2〜Sb6の待機状態に戻る一方、遊技者が会員である場合(受付け中のカードが会員カード37である場合)には、RAM328b内の受付情報テーブルに、照合済みを示す「1」が登録されているか否かを判定し、「1」が登録されていない場合には、暗証番号を受付けるためのテンキー等を含む図示しない暗証番号受付け画面を表示部312に表示して、暗証番号の受付けを実施する。
そして、該暗証番号受付け画面にて受付けた暗証番号と、受付情報テーブルに格納されている、前述した会員情報送信処理にて会員管理コンピュータ120から貯玉数とともに取得した暗証番号とが一致するか否かを照合し、双方の暗証番号が一致しない場合には、該再プレイ処理を終了してSb2〜Sb6の待機状態に戻る一方、双方の暗証番号が一致する場合には受付情報テーブルの照合済みフラグに照合済みを示す「1」を格納(セット)する。
このようにして照合済みフラグに「1」がセットされていることを確認した後、若しくは「1」をセットした後、受付情報テーブルに記憶されている貯玉数を表示部312に表示して、会員遊技者に該貯玉数を報知した後、該貯玉数が再プレイに設定されている再プレイ単位数、具体的に本実施例では、消費税を含まない500円分に相当する125玉と、再プレイ手数料となる10玉との合計数である135玉以上存在するか否かを判定し、再プレイ単位数以上の貯玉数が存在しない場合には、再プレイが不可である旨を示すメッセージを表示部312に表示した後、該再プレイ処理を終了してSb2〜Sb6の待機状態に戻る一方、再プレイ単位数以上の貯玉数が存在する場合には、再プレイ表示部320(LED320a)を点灯して再プレイボタン319の操作が有効であることを会員遊技者に報知するとともに、表示制御基板329に対して、再プレイボタン319の操作を促すメッセージの表示要求を送信して、表示部312に再プレイボタン319の操作を促すメッセージを表示させた後、再プレイボタン319の操作待ち状態となる。
そして、所定時間内に再プレイスボタン319の操作が無い場合には、該再プレイ処理を終了してSb2〜Sb6の待機状態に戻る一方、所定時間内に再プレイボタン319の操作が有った場合には、受付情報テーブルに記憶されている貯玉数から、再プレイ単位数(135玉)を減算更新するとともに、再プレイ表示部320(LED320a)を消灯した後、再プレイ玉貸処理を実施する。この本実施例の再プレイ玉貸処理においては、再プレイ単位数(135玉)に対応するパチンコ玉数、具体的には、再プレイ単位数(135玉)から手数料を除いた125玉のパチンコ玉の払出指示を、対応するパチンコ機2に対して出力して該パチンコ玉数を払い出させる。
次いで、該カードユニット3の装置IDと、カードリーダライタ327に受付け中の会員カード37から読み出して受付情報テーブルに記憶されている会員IDとを含む再プレイ完了通知を会員管理コンピュータ120に対して送信することで、該会員管理コンピュータ120の会員情報テーブルにおいて該会員IDに対応して記憶されている貯玉数から再プレイ単位数(135玉)を減算更新させた後、該再プレイ処理を終了してSb2〜Sb6の待機状態に戻る。
次に、会員遊技者が、自身が所有するポイントを利用する状況について、図11に基づき説明する。
会員遊技者がポイントを利用したい場合には、会員用端末5のカード挿入口に自身の会員カード37を挿入する。そして、図11(a)に示すメインメニューの中からポイント利用のメニューを選択すれば良い。
尚、図11(a)に示すメインメニューの内、貯玉数確認のメニューを選択した場合には、会員管理コンピュータ120において、挿入された会員カード37から読み出された会員IDに対応付けて管理されている貯玉数が、会員管理コンピュータ120から取得されて表示される。また、図11(a)に示すメインメニューの内、ポイント確認のメニューを選択した場合には、会員管理コンピュータ120において、挿入された会員カード37から読み出された会員IDに対応付けて管理されている所有ポイント数が、会員管理コンピュータ120から取得されて表示される。また、図11(a)に示すメインメニューの内、遊技履歴確認のメニューを選択した場合には、会員管理コンピュータ120において、挿入された会員カード37から読み出された会員IDに対応付けて管理されている遊技履歴が、会員管理コンピュータ120から取得されて表示される。
ポイント利用のメニューを選択した場合には、図11(b)に示すポイント利用メニューが表示される。尚、この際、図示しないが、カードユニット3における貯玉数を利用した再プレイの場合と同様に、暗証番号の入力画面が表示され、入力された暗証番号との照合による本人確認が実施される。
このポイント利用メニューには、図11(b)に示すように、提携している店舗で提供されている商品やサービスと交換できるクーポン券のメニューと、提携している店舗で提供されている商品やサービスの割引に使用できる割引券のメニューと、ポイント管理サーバ10にてポイントが管理されている全ての遊技場を対象とした抽選にポイントを利用して応募することができる抽選応募のメニューと、所有ポイントを他のポイントに交換することのできるポイント交換のメニューとが設けられている。
このポイント利用メニューにおいて、会員遊技者が、たとえば、「割引券」のメニューを選択した場合には、図11(c)に示す割引券メニューが表示される。この割引券メニューには、提携している各テナント店舗における割引券のうち、会員遊技者がその時点で所有している所有ポイント数にて利用可能な割引券のみが選択可能に表示される。
具体的には、会員遊技者の所有ポイント数が、例えば、250ポイントであれば、250ポイントで利用可能な250ポイント以下の割引券、つまり、テナント3の映画館で利用可能な映画割引券(50ポイント)や、テナント1としての飲食店で利用可能なランチ割引券(100ポイント)や、テナント2としての衣料品店で利用可能なスーツ割引券(2100ポイント)がアクティブ表示されることで選択可能とされ、利用に300ポイントが必要なデイナー割引券については、非アクティブ表示されることで選択不能とされている。
これら図11(c)に示す割引券メニューの中から、会員遊技者がランチ割引券(100ポイント)を選択した場合には、図11(d)に示す確認画面が表示される。
この確認画面において「OK」を選択することで、図11(e)に示すように、割引券の発行に使用されたポイント数が減算された後の新たな所有ポイント数を含む発行画面が表示されるとともに、割引券が印刷されて発行口から発行される。
会員遊技者は、該発行された割引券をテナント1としての飲食店に持参することで、割引を受けることができるようになり、これら会員遊技者に対して提携店舗の利用履歴に応じて、より多く付与したポイントを会員遊技者が利用することで、提携している店舗の利用を更に喚起することができる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、会員カード37をカードユニット3に挿入する形態を例示しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、図12に示すように、カードユニット3の前面所定位置に、会員カード37を近接させることで非接触ICチップ100との近距離非接触データ通信を行って、非接触ICチップ100に記憶されているデータの読み出しや書き込みが可能な外部リーダライタ330を設け、会員遊技者が会員カード37を該外部リーダライタ330に近接させることで、会員カード37の受付けが実施されるようにして、会員カード37をカード挿入口309から挿入しない形態としても良く、このようにすることで、電子マネー機能が付加された会員カード37がカードユニット3に置き去りにされてしまうことを著しく低減できるようにして、これら置き去りされた会員カード37が、該会員カード37の発行を受けた会員遊技者以外の第三者に取得されて、電子マネーが不正に使用されてしまうことを防止できるようにしても良い。
また、前記実施例では、会員用記録媒体をカードとした形態を例示しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら会員用記録媒体を、非接触ICチップ100が搭載された携帯電話等の携帯端末としても良く、この場合には、これら携帯端末をカード挿入口309から挿入できないので、図12に示すように、外部リーダライタ330を有するカードユニット3’として、これら会員用記録媒体としての携帯端末を受付けるようにすれば良い。
尚、これら外部リーダライタ330を用いる場合には、会員用記録媒体が外部リーダライタ330に近接された際に、カード管理会社の記憶領域に記憶されている各種のデータとともに、電子マネーサービス提供会社の記憶領域に記憶されている電子マネーの利用履歴データを読み出すようにすれば良い。
また、前記実施例では、付与する来店ポイントを変化(増加)させる電子マネーの利用履歴を、遊技場と提携しているテナント店舗の利用履歴とした形態を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、会員カード37に記憶されている電子マネーが、交通機関の利用代金の精算に使用可能なものである場合には、これら交通機関の利用履歴である乗車記録に基づいて付与する来店ポイントを変化(増加)させるようにしても良い。
具体的には、例えば、図13に示すように、当日の交通機関の乗車記録に基づいて、前述したポイント付与処理におけるSp1のステップにおいて、当日の遊技場の最寄り駅までの利用区間、つまり、最寄り駅までの乗車記録における乗車駅を特定し、これら利用区間が、図13に示す条件に該当するか否かを判定して、該当する場合には、該当する条件に対応する加算ポイント数を、付与するポイント数として決定するようにすれば良い。つまり、当日の最寄り駅までの乗車記録における乗車駅が、該遊技場がある都市の市内駅以外の市外駅である場合には、加算ポイント数Nを通常ポイントに加えて加算するポイント数として決定したり、当日の最寄り駅までの乗車記録における乗車駅が、遊技場がある県以外の他県の内、特定の○○県の駅である場合には、加算ポイント数Mを通常ポイントに加えて加算するポイント数として決定したり、当日の最寄り駅までの乗車記録における乗車駅が、遊技場がある県以外の他県の内、特定の○○県とは異なる他県の駅である場合には、加算ポイント数Mよりも少ない加算ポイントPを通常ポイントに加えて加算するポイント数として決定するようにして、市外から来場した遊技者や、特定の○○県から来場した遊技者に付与する来場ポイント数を多くすることにより優遇することで、これら遠方からの来場を喚起できるようにしても良い。
尚、これら図13に示す乗車区間の条件や、加算ポイントN、加算ポイントM、加算ポイントPの大きさ等の設定や変更、前述した制覇ポイントの大きさや該制覇ポイントを付与する組合せ条件や、前述した利用回数ポイントの大きさや該利用回数ポイントを付与する条件等の設定や変更については、会員管理コンピュータ120において実施できるようにすれば良い。
また、これら乗車記録等の利用履歴に基づいて異なるポイントを付与する場合においては、図14に示すように、これら乗車記録等の利用履歴に、例えば、学割等の未成年者であることが必要とされる利用履歴、つまり、未成年であることを特定可能な利用履歴が含まれているか否かを、来店ポイントの付与時において判定し(Sc1)、未成年者であることが必要とされる利用履歴が存在する場合には、カード受付け通知の送信元のカードユニット3に対して、未成年者報知指示を送信してカードユニット3の多機能ランプ301の点灯状態を、未成年であることを示す特定の点灯状態とさせて報知させるとともに(Sc2)、会員管理コンピュータ120の表示装置127において、カード受付け通知の送信元のカードユニット3が対応するパチンコ機2の台番号と、遊技者が未成年である旨の所定の警告メッセージを表示して(ステップSc3)、報知するようにしても良い。
また、前記実施例においては、所有ポイントを会員管理コンピュータ120において、会員IDに対応付けて記憶、管理しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら所有ポイントを会員カード37のみ、或いは、会員管理コンピュータ120とともに記憶することで、利用者毎に、所有ポイント数を記憶するようにしても良い。
尚、これら会員カード37に所有ポイントを記録する場合にあっては、ポイントの付与処理を会員管理コンピュータ120ではなくカードユニット3において実施するようにしても良い。
また、前記実施例では、提携しているテナント店舗の利用履歴が存在する場合には、付与する来店ポイントを増やす形態を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば利用履歴に、提携しているテナント店舗との競合店の利用履歴が含まれているか否かを判定し、含まれている場合においては、付与する来店ポイントを通常ポイントよりも少なくすることで、提携しているテナント店舗の利用を喚起するようにしても良い。
また、前記実施例では、遊技機としてパチンコ機2を例示しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら遊技機はスロットマシン等、その他の遊技機であっても良い。
また、前記実施例では、カードユニット3において会員カード37を受付けた際に、来店ポイントの付与を実施するようにすることで、会員遊技者が個別の来店操作を実施する手間を省けるようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、来店時に会員カード37を会員用端末5に挿入する来店操作を行うようにし、該来店操作に基づいて来店ポイントの付与を実施するようにしても良い。
尚、これら会員用端末5においても、カードユニット3’と同様に、会員カード37を挿入せずに近接にて受付けるようにしても良い。
また、前記実施例では、会員用端末5を会員管理コンピュータ120に接続し、該会員用端末5における各処理を会員管理コンピュータ120と連携して実施する形態を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら会員用端末5をポイント管理サーバ10とデータ通信可能に接続し、会員用端末5におけるポイント利用等の処理を、ポイント管理サーバ10と連携して実施し、各遊技場におけるポイント利用をポイント管理サーバ10にて一元管理するようにしても良い。
また、前記実施例では、会員カード37に搭載されている非接触ICチップ100を1つのみとし、カード管理会社の記憶領域と電子マネーサービス提供会社の記憶領域とを区分けることで、非接触ICチップ100を共用化することでカードのコストを抑えた形態を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、カード管理会社用の非接触ICチップと、電子マネーサービス提供会社用の非接触ICチップとを個別に設けるようにしても良い。
また、前記実施例では、記録媒体を会員カードとした形態を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら記録媒体を、会員登録してないビジター遊技者が所持する電子マネー機能を有する携帯電話としても良く、ポイント付与の対象者は会員でなくとも良い。
また、前記実施例では、利用記録特定情報となる利用履歴データが、会員カード37に直接記録される形態を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら利用履歴データが、会員カード37のチップIDに対応付けて、電子マネーサービス提供会社に設置されている管理サーバ等にのみ記憶、管理されている場合にあっては、システム記憶領域に記憶されているチップIDを読み出して、管理サーバから利用履歴データを取得するようにすれば良く、この場合においては、システム記憶領域が本発明の第1記録領域に該当し、チップIDが本発明の利用記録特定情報に該当することになる。
また、前記実施例では、ポイントの付与を遊技場において実施するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、各テナント店舗において、電子マネーを利用する際に、遊技場の来場記録や、他のテナント店舗の利用履歴に基づいてポイントを付与するようにしても良い。
尚、これら各テナント店舗において付与されるポイントを、遊技場において付与されるポイントと個別のポイントとするのではなく、各テナント店舗と遊技場とで、共通のポイントを付与するようにしても良い。
また、前記実施例では、未消化利用履歴が存在する場合において、通常ポイント数に所定の履歴加算ポイント数を追加する形態を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら履歴加算ポイント数の追加に代えて、例えば、通常ポイント数を2倍或いは3倍とすることで、未消化利用履歴が存在する場合に付与されるポイント数を多くなるようにしても良い。
尚、これら通常ポイント数を2倍或いは3倍として付与する場合にあっては、これらの付与を特定の日時においてのみ実施するようにしても良く、これら特定の日時とする期間を、例えば、利用履歴から特定される交通機関の利用区間が長い遊技者については長い期間とし、利用履歴から特定される交通機関の利用区間が短い遊技者については短い期間とするように、利用履歴の種別に応じて異なるようにしても良い。
また、前記実施例では、本発明の所定の利用記録として、提携しているいずれかのテナント店舗の利用履歴を履歴加算ポイント数を付与する対象としているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら所定の利用記録として、例えば、市町村等の特定の地域単位における利用履歴や、遊技場が複数のチェーン店舗の1店舗である場合には、他のチェーン店舗の利用履歴(来場履歴)であっても良い。
尚、これら他のチェーン店舗の利用履歴(来場履歴)を対象とする場合にあっては、利用履歴に基づいて当日の利用履歴であるか否か、つまり、他のチェーン店舗からの移動(はしご)であるか否かを判定し、他のチェーン店舗からの移動(はしご)である場合には、異日の利用履歴よりも多くのポイントを付与するようにしても良い。
また、前記実施例では、遊技場と該遊技場と提携している各テナント店舗から成る1のグループについて例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、ポイント管理会社に設置されたポイント管理サーバ10は、複数のグループについてのポイントを管理するとともに、各グループのポイントを使用した割引券やクーポン券や商品との交換を実施するようにしても良い。
つまり、本発明の変形手段1のポイントシステムは、複数の登録店舗(遊技場やテナント)が属する複数の店舗グループにおける各々の前記登録店舗にて会員が行う所定行為(来店や消費)に応じてポイントを付与するポイント付与条件を設定するポイント付与条件設定手段(会員管理コンピュータ120)と、前記会員が前記登録店舗において前記所定行為を行ったことに基づいて、前記設定されたポイント付与条件に応じたポイントを当該会員に付与するポイント付与手段(会員管理コンピュータ120)と、前記会員毎に、前記付与されたポイントを記憶するポイント記憶手段(会員管理コンピュータ120)と、前記会員が所望する景品(割引券やクーポン券や商品等)の提供要求を受け付けたことに基づいて、前記憶している当該会員のポイントを使用して前記景品と交換するための景品交換処理を行う景品交換処理手段(会員用端末5)と、を備えるポイントシステムであって、前記ポイント記憶手段は、前記会員が、複数の前記店舗グループのうちのいずれの会員であるかを記憶し、前記景品として当該ポイントシステムの管理機関が提供し、いずれの店舗グループの会員であっても交換可能な第1景品をポイント管理サーバ10に登録する第1景品手段とともに、前記景品として、前記店舗グループに属する登録店舗が当該登録店舗で提供し、当該店舗グループの会員のみが交換可能な第2景品となる前述した当該店舗グループに属する店舗で使用可能なサービス券や割引等を登録する第2景品手段と、をさらに備えるポイントシステムとしても良く、このようにすることで、会員のポイントを使用して交換可能な景品として、店舗グループに属する登録店舗が当該登録店舗で提供し、当該店舗グループの会員のみが交換可能な第2景品がされるので、該第2景品の提供を受けるために会員が登録店舗に来店する動機付けされると共に、該第2景品と交換するために会員が必要なポイントを貯めポイント集めの動機付けがされる。
つまり、従来のポイントシステムのように、ポイントシステムの管理会社が運営するインターネット上のサイトに会員がアクセスして、該サイトで当該会員のポイントを使用して景品と交換できるようにすると、会員にとって便利であると共に、登録店舗において景品を確保して陳列する必要が無いいう利点がある反面、景品交換するために会員が登録店舗に来店する必要が無くなるため、登録店舗への来店を動機付けしないという欠点あり、会員が来店しないと、登録店舗において消費が促進されなくなってしまうという問題を解消することが可能となる。
また変形手段2に係る発明は、変形手段1に記載したポイントシステムであって、前記景品交換処理手段(ポイント管理サーバ10)は前記第2景品の提供要求を受け付けたことに基づいて、前記景品交換処理として、前記交換する第2景品を特定可能な情報が記録された交換券を発行するための処理を行い、複数の前記登録店舗の各々に設けられ、前記交換券録情報を読み取る交換券受付手段(例えばPOS端末9)をさらに備えことを特徴とするポイントシステムとしても良く、該変形手段2に係るポイントシステムによれば、第2景品の景品交換処理として交換券が発行され、登録店舗に設けられる交換券受付手段で該交換券記録情報が読み取られることにより該記録情報か特定される第2景品が当該登録店舗で提供されるので、登録店舗への来店の確実性を担保できる。
また変形手段3に係る発明は、変形手段1又は変形手段2記載したポイントシステムであって、前記付与されたポイントを、前記所定行為を行った登録店舗毎に集計すると共に、前記第2景品と交換する景品交換処理で使用されたポイントを、当該第2景品を提供する登録店舗毎に集計する集計ポイント集計手段(例えば、ポイント管理サーバ10)をさらに備えることを特徴とするポイントシステムとしても良く、該変形手段3に係るポイントシステムによれば、登録店舗毎に付与ポイント数と使用ポイント数とが集計されるので、該登録店舗毎の損益状況を確認できる。
また変形手段4に係る発明は、変形手段1〜変形手段3のいずれか1つに記載したポイントシステムであって、前記ポイント記憶手段は、いずれの登録店舗における所定行為に基づいて付与されたポイントかを識別可能に記憶することを特徴とするポイントシステムとしても良く、該変形手段4に係るポイントシステムによれば、いずれの登録店舗における所定行為に基づいて付与されたかを識別可能なので会員来店動向や消費動向を把握できる。
また変形手段5に係る発明は、変形手段1〜変形手段4のいずれか1つに記載したポイントシステムであって、ポイント付与条件設定手段(会員管理コンピュータ120)は、前記登録店舗(遊技場)毎に前記ポイント付与条件を設定可能であることを特徴とするポイシステムとしても良く、該変形手段5に係るポイントシステムによれば、登録店舗毎にポイント付与条件を設定可能なので、登録店舗の営業形態に応じて好適にポイントを付与できる。