JP2004252803A - ポイントカード - Google Patents
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Abstract
【課題】鉄道やバスなどの交通機関の利用と、商店での商品購入とを関連させて、交通機関と商店間との異なる業態間におけるサービス提携を可能にして相乗効果が図れるようにしたポイントカードを提供する。
【解決手段】記憶手段を有するICカードからなるポイントカードであって、前記ICカードの記憶手段には、複数の店舗での商品購入に際して付与されるポイントデータを共通使用可能に記憶するための共通データエリアと、交通機関の自動改札機における運賃精算用データを記憶するための運賃データエリアと、交通機関の利用に際して提供されるポイントデータを、店舗での商品購入の際に使用可能に記憶するための提携ポイントデータエリアとを備えていることを特徴とする。
【選択図】 図2
【解決手段】記憶手段を有するICカードからなるポイントカードであって、前記ICカードの記憶手段には、複数の店舗での商品購入に際して付与されるポイントデータを共通使用可能に記憶するための共通データエリアと、交通機関の自動改札機における運賃精算用データを記憶するための運賃データエリアと、交通機関の利用に際して提供されるポイントデータを、店舗での商品購入の際に使用可能に記憶するための提携ポイントデータエリアとを備えていることを特徴とする。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、鉄道やバスなどの交通機関と、この交通機関と販売促進を行なう商店等の販売店とが、ポイントサービスを利用して連携して顧客サービスを行なうためのポイントカードに関する。
【0002】
【従来技術】
量販店や商店街などの商店では、顧客に対して商品の購入金額に応じたサービスポイントを提供するために、ポイントカードを顧客に発行することが行われている。
これらのポイントカードは、磁気記録用のカードやICカードなどが用いられることが多く、予め提携した複数の商店での商品購入において付与されたポイントを、共通して使用可能に記憶する記憶エリアを有しているものなどがある。(参考文献1)
【0003】
しかしながら、従来のポイントカードは、ある地域での商店街や同一企業が経営する各店舗間において共通して使用可能であるだけで、他の業態との連携によるサービスポイントの提供がされていないため、業態毎に独自のポイントカードの発行を行なっている。
例えば、商店が発行するポイントカードの他に、交通機関が発行する利用者カードなどもあるが、これら双方のカードにおいて関係がなく、相乗効果も期待できないというのが現状である。
【0004】
しかしながら、顧客サービスを行なう対象とする地域を、ある私鉄沿線の複数の所定駅周辺にある商店街にした場合には、鉄道利用と商品購入に関連性を持たせることで、利用者に利便性を提供すると共に割安感を提供する必要があるが、従来のポイントカードでは、譬え頻繁に鉄道を利用したとしても商品の購入時に何ら特典がないので、利用者に対して鉄道を利用して商品の購入を行なうという動機付けを行なうことができないという問題がある。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−163727
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明は、鉄道やバスなどの交通機関の利用と、商店での商品購入とを関連させて、交通機関と商店間との異なる業態間におけるサービス提携を可能にして相乗効果が図れるようにしたポイントカードを提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明のポイントカードは、記憶手段を有するICカードからなるポイントカードであって、前記ICカードの記憶手段には、複数の店舗での商品購入に際して付与されるポイントデータを共通使用可能に記憶するための共通データエリアと、交通機関の自動改札機における運賃精算用データを記憶するための運賃データエリアと、交通機関の利用に際して提供されるポイントデータを、店舗での商品購入の際に使用可能に記憶するための提携データエリアとを備えていることを特徴とする。
【0008】
また、本発明のポイントカードは、記憶手段を有するICカードからなるポイントカードであって、前記ICカードの記憶手段には、複数の店舗での商品購入に際して付与されるポイントデータを共通使用可能に記憶するための共通データエリアと、交通機関の自動改札機における運賃精算用データを記憶するための運賃データエリアと、店舗での商品購入に際して付与されるポイントデータを、交通機関の利用の際に使用可能に記憶するための提携データエリアとを備えていることを特徴とする。
【0009】
更に、本発明のポイントカードは、前記提携データエリアに記憶されるポイントデータには、ポイントデータが付与された日時データが記憶されていることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明のポイントカードの平面図、図2は、本発明のポイントカードのメモリ内容を説明する図、図3は、本発明のポイントカードを交通機関の自動改札機で使用する状態を説明する図、図4は、本発明のポイントカードを商店において使用する場合を説明する図、図5は、本発明のポイントカードの利用例を説明する図である。
【0011】
本発明の実施形態に係るポイントカード1は、図1に示すように、少なくとも記憶手段であるメモリを有するICチップが内蔵されたICカードからなり、このポイントカード1には、ICチップを有し、接触用外部端子2が表面に設けられているICモジュールがカード基材に埋設され、更に非接触用のアンテナコイル3がカード基材の内部に設けられていることで、接触方式のリーダライタでも、無線による非接触方式のリーダライタにでも対応して情報の書き込みや読み取りが行なえるように構成されている。
【0012】
更に、ポイントカード1の表面側又は裏面側に、書き換え可能な可逆性表示部4が設けられていて、この可逆性表示部4にICチップのメモリに記憶された連携ポイントや共通ポイント等に情報を目視可能に表示できるようにしてある。
これらの書き換え可能な可逆性表示部4は、可逆性感熱記録層、磁性材料による記録層などの従来から公知の技術を使用することができる。
【0013】
ポイントカード1の記憶手段であるメモリの記憶領域5には、図2に示すように、例えば、IDコードエリア6、SFエリア7、定期券データエリア8、連携ポイントデータエリア9、共通ポイントデータエリア10など記憶エリアが設けられている。
【0014】
IDコードエリア6には、ポイントカード1の固有情報であるIDコードが予め記憶されている。
SFエリア7は、ストアードフェアーエリアであって、運賃精算をカードにより行なう際に、運賃分がこの記憶エリアに記憶されたデータから減算され運賃精算の処理に使用される。
【0015】
また、定期券データエリア8には、ポイントカード1を定期券として利用する際に、予め定められた期間だけ、自動改札機での通過を許可されるデータが記憶されている。
このSFエリア7と定期券データエリア8は、ポイントカード1をSF用カードか定期券カードのどちらか一方に使用する場合には、その使用用途に応じた一方の記憶エリアだけを使用するようにすればよい。
【0016】
更に、連携ポイントデータエリア9には、交通機関の利用に際して提供されるポイントデータを、店舗での商品購入の際に使用可能に記憶させたり、または店舗での商品購入に際して付与されるポイントデータを、交通機関の利用の際に使用可能に記憶させる記憶エリアである。
この連携ポイントデータエリア9に記憶されるポイントデータには、ポイントデータが記憶された日を特定する日付情報がポイントデータと共に記憶される。
そして、連携ポイントデータエリア9に記憶されるポイントデータが使用される際には、ポイントデータと共に記憶された日付情報に基づいて、そのポイントデータが使用可能な日や期間を制限できるようにしてある。
【0017】
この連携ポイントデータエリア9に記憶されたポイントは、ポイントが付与された業界と異なる業界において使用されるために記憶され、1つのカードを用いて、異なる業界間においてこのポイントが利用できるようにして、異業種間でのサービスの連携を可能にするものである。
この連携ポイントデータエリア9に記憶されたポイントを使用する場合には、例えば鉄道会社とデパート等の流通会社との間において、予めこのポイントを共通で利用可能なポイントシステムを導入しておき、相互にポイントの利用ができるようにして必要がある。
【0018】
つまり、連携ポイントデータエリア9には、利用者が交通機関の利用に際して提供されたポイントデータが記憶され、このポイントカード1に記憶されたポイントデータを商店等の販売店における商品購入の際に、ポイントサービスによる特典として用いることができるようにしてある。
または、利用者が、店舗での商品購入に際して付与されるポイントデータを、連携ポイントデータエリア9に記憶させ、利用者が交通機関を利用する際に、ポイントカード1に記憶されたポイントデータを使用可能に記憶する記憶エリアである。
【0019】
また、共通ポイントデータエリア10は、商店における複数の店舗において共通して使用可能なポイントが記憶される記憶エリアである。
この共通ポイントデータエリア10は、従来のポイントカードにおいて用いられており、例えば商店会の加盟店などの予め特定された複数の店舗において、どこの店舗でも共通して使用可能なポイントが記憶されているものである。
【0020】
次に、本発明の実施形態に係るポイントカード1の使用方法について説明する。
ここでは、連携ポイントの共通使用を、交通機関である鉄道とデパートとで行なえるようにした場合について説明する。
まず、図3に示すように、利用者が、交通機関である鉄道を利用する際において、ポイントカード1を駅の自動改札機11を通過する時に自動改札機11のデータ読取部12に近づけることで、非接触によりSFエリア7または定期券データエリア8に記憶されたデータを読み取ることで利用者の通過を可能とする。
更に、この際に自動改札機11からポイントカード1に対して交通機関の利用に応じたポイント情報及びその日付情報を送信して、ポイントカード1の連携ポイントデータエリア9に記憶させる。
【0021】
ポイントカード1に記憶させた連携ポイントの使用期限を当日限りと設定したとすると、利用者は、鉄道を利用してデパートに最寄りの駅で降りた後、デパートでの買物の際に、ポイントカード1の連携ポイントデータエリア9に記憶させた連携ポイントをデパートでの商品代金支払いの時に利用することができる。
【0022】
また、図4に示すように、デパートのレジには、POS端末機13に接続されたポイントカードリーダライタ14が設けられ、利用者が買物の代金精算を行なう際に利用者が持参したポイントカード1をポイントカードリーダライタ14に挿入し、ポイントカード1のメモリの連携ポイントデータエリア9に記憶された連携ポイントデータを使用して代金の支払いが行なえるようにしてある。
これらの支払いにおいては、連携ポイントデータエリア9に記憶させた連携ポイントの記憶された日付けが、鉄道を利用した当日であることを前提として、その当日である場合にだけ代金の支払いに利用できるようにしてある。
【0023】
また、先にデパートで現金による商品の購入を行なった場合について説明する。
この場合は、図5に示すように、まず商品を購入して現金により代金の支払いが行われ、この代金に応じた連携ポイントと共通ポイントとが付与されて、ポイントカードリーダライタ14で、ポイントカード1のメモリの連携ポイントデータエリア9に連携ポイントデータ及び日付情報が書き込まれ、また共通ポイントデータエリア10に共通ポイントデータが書き込まれて記憶される。
【0024】
そして、その利用者がそのデパートとポイント情報で提携している鉄道に乗車して帰るなどする際に、自動改札機11のデータ読取部12にポイントカード1を近づけることで、ポイントカード1のメモリの連携ポイントデータエリア9に記憶された連携ポイントデータが読み取られて運賃としての支払い精算が行なえるようにしてある。
この際に、ポイントカード1のメモリの連携ポイントデータエリア9に記憶された連携ポイントデータの日付情報が読み取られて、その当日に記憶されたポイントであるか否かが照合され、その条件に合う場合に連携ポイントデータによる処理が行われるものである。
【0025】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のポイントカードは、交通機関の利用に際して提供されるポイントデータを、店舗での商品購入の際に使用可能に記憶するための提携ポイントデータエリア、または店舗での商品購入に際して付与されるポイントデータを、交通機関の利用の際に使用可能に記憶するための提携ポイントデータエリアなどを備えているので、鉄道やバスなどの交通機関の利用と、商店での商品購入とを関連させて、交通機関と商店間との異なる業態間におけるサービス提携が可能になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のポイントカードの平面図である。
【図2】本発明のポイントカードのメモリ内容を説明する図である。
【図3】本発明のポイントカードを交通機関の自動改札機で使用する状態を説明する図である。
【図4】本発明のポイントカードを商店において使用する場合を説明する図である。
【図5】本発明のポイントカードの利用例を説明する図である。
【符号の説明】
1 ポイントカード
2 接触用外部端子
3 アンテナコイル
4 可逆性表示部
5 記憶領域
6 IDコードエリア
7 SFエリア
8 定期券データエリア
9 連携ポイントデータエリア
10 共通ポイントデータエリア
11 自動改札機
12 データ読取部
13 POS端末機
14 ポイントカードリーダライタ
【発明の属する技術分野】
本発明は、鉄道やバスなどの交通機関と、この交通機関と販売促進を行なう商店等の販売店とが、ポイントサービスを利用して連携して顧客サービスを行なうためのポイントカードに関する。
【0002】
【従来技術】
量販店や商店街などの商店では、顧客に対して商品の購入金額に応じたサービスポイントを提供するために、ポイントカードを顧客に発行することが行われている。
これらのポイントカードは、磁気記録用のカードやICカードなどが用いられることが多く、予め提携した複数の商店での商品購入において付与されたポイントを、共通して使用可能に記憶する記憶エリアを有しているものなどがある。(参考文献1)
【0003】
しかしながら、従来のポイントカードは、ある地域での商店街や同一企業が経営する各店舗間において共通して使用可能であるだけで、他の業態との連携によるサービスポイントの提供がされていないため、業態毎に独自のポイントカードの発行を行なっている。
例えば、商店が発行するポイントカードの他に、交通機関が発行する利用者カードなどもあるが、これら双方のカードにおいて関係がなく、相乗効果も期待できないというのが現状である。
【0004】
しかしながら、顧客サービスを行なう対象とする地域を、ある私鉄沿線の複数の所定駅周辺にある商店街にした場合には、鉄道利用と商品購入に関連性を持たせることで、利用者に利便性を提供すると共に割安感を提供する必要があるが、従来のポイントカードでは、譬え頻繁に鉄道を利用したとしても商品の購入時に何ら特典がないので、利用者に対して鉄道を利用して商品の購入を行なうという動機付けを行なうことができないという問題がある。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−163727
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明は、鉄道やバスなどの交通機関の利用と、商店での商品購入とを関連させて、交通機関と商店間との異なる業態間におけるサービス提携を可能にして相乗効果が図れるようにしたポイントカードを提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明のポイントカードは、記憶手段を有するICカードからなるポイントカードであって、前記ICカードの記憶手段には、複数の店舗での商品購入に際して付与されるポイントデータを共通使用可能に記憶するための共通データエリアと、交通機関の自動改札機における運賃精算用データを記憶するための運賃データエリアと、交通機関の利用に際して提供されるポイントデータを、店舗での商品購入の際に使用可能に記憶するための提携データエリアとを備えていることを特徴とする。
【0008】
また、本発明のポイントカードは、記憶手段を有するICカードからなるポイントカードであって、前記ICカードの記憶手段には、複数の店舗での商品購入に際して付与されるポイントデータを共通使用可能に記憶するための共通データエリアと、交通機関の自動改札機における運賃精算用データを記憶するための運賃データエリアと、店舗での商品購入に際して付与されるポイントデータを、交通機関の利用の際に使用可能に記憶するための提携データエリアとを備えていることを特徴とする。
【0009】
更に、本発明のポイントカードは、前記提携データエリアに記憶されるポイントデータには、ポイントデータが付与された日時データが記憶されていることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明のポイントカードの平面図、図2は、本発明のポイントカードのメモリ内容を説明する図、図3は、本発明のポイントカードを交通機関の自動改札機で使用する状態を説明する図、図4は、本発明のポイントカードを商店において使用する場合を説明する図、図5は、本発明のポイントカードの利用例を説明する図である。
【0011】
本発明の実施形態に係るポイントカード1は、図1に示すように、少なくとも記憶手段であるメモリを有するICチップが内蔵されたICカードからなり、このポイントカード1には、ICチップを有し、接触用外部端子2が表面に設けられているICモジュールがカード基材に埋設され、更に非接触用のアンテナコイル3がカード基材の内部に設けられていることで、接触方式のリーダライタでも、無線による非接触方式のリーダライタにでも対応して情報の書き込みや読み取りが行なえるように構成されている。
【0012】
更に、ポイントカード1の表面側又は裏面側に、書き換え可能な可逆性表示部4が設けられていて、この可逆性表示部4にICチップのメモリに記憶された連携ポイントや共通ポイント等に情報を目視可能に表示できるようにしてある。
これらの書き換え可能な可逆性表示部4は、可逆性感熱記録層、磁性材料による記録層などの従来から公知の技術を使用することができる。
【0013】
ポイントカード1の記憶手段であるメモリの記憶領域5には、図2に示すように、例えば、IDコードエリア6、SFエリア7、定期券データエリア8、連携ポイントデータエリア9、共通ポイントデータエリア10など記憶エリアが設けられている。
【0014】
IDコードエリア6には、ポイントカード1の固有情報であるIDコードが予め記憶されている。
SFエリア7は、ストアードフェアーエリアであって、運賃精算をカードにより行なう際に、運賃分がこの記憶エリアに記憶されたデータから減算され運賃精算の処理に使用される。
【0015】
また、定期券データエリア8には、ポイントカード1を定期券として利用する際に、予め定められた期間だけ、自動改札機での通過を許可されるデータが記憶されている。
このSFエリア7と定期券データエリア8は、ポイントカード1をSF用カードか定期券カードのどちらか一方に使用する場合には、その使用用途に応じた一方の記憶エリアだけを使用するようにすればよい。
【0016】
更に、連携ポイントデータエリア9には、交通機関の利用に際して提供されるポイントデータを、店舗での商品購入の際に使用可能に記憶させたり、または店舗での商品購入に際して付与されるポイントデータを、交通機関の利用の際に使用可能に記憶させる記憶エリアである。
この連携ポイントデータエリア9に記憶されるポイントデータには、ポイントデータが記憶された日を特定する日付情報がポイントデータと共に記憶される。
そして、連携ポイントデータエリア9に記憶されるポイントデータが使用される際には、ポイントデータと共に記憶された日付情報に基づいて、そのポイントデータが使用可能な日や期間を制限できるようにしてある。
【0017】
この連携ポイントデータエリア9に記憶されたポイントは、ポイントが付与された業界と異なる業界において使用されるために記憶され、1つのカードを用いて、異なる業界間においてこのポイントが利用できるようにして、異業種間でのサービスの連携を可能にするものである。
この連携ポイントデータエリア9に記憶されたポイントを使用する場合には、例えば鉄道会社とデパート等の流通会社との間において、予めこのポイントを共通で利用可能なポイントシステムを導入しておき、相互にポイントの利用ができるようにして必要がある。
【0018】
つまり、連携ポイントデータエリア9には、利用者が交通機関の利用に際して提供されたポイントデータが記憶され、このポイントカード1に記憶されたポイントデータを商店等の販売店における商品購入の際に、ポイントサービスによる特典として用いることができるようにしてある。
または、利用者が、店舗での商品購入に際して付与されるポイントデータを、連携ポイントデータエリア9に記憶させ、利用者が交通機関を利用する際に、ポイントカード1に記憶されたポイントデータを使用可能に記憶する記憶エリアである。
【0019】
また、共通ポイントデータエリア10は、商店における複数の店舗において共通して使用可能なポイントが記憶される記憶エリアである。
この共通ポイントデータエリア10は、従来のポイントカードにおいて用いられており、例えば商店会の加盟店などの予め特定された複数の店舗において、どこの店舗でも共通して使用可能なポイントが記憶されているものである。
【0020】
次に、本発明の実施形態に係るポイントカード1の使用方法について説明する。
ここでは、連携ポイントの共通使用を、交通機関である鉄道とデパートとで行なえるようにした場合について説明する。
まず、図3に示すように、利用者が、交通機関である鉄道を利用する際において、ポイントカード1を駅の自動改札機11を通過する時に自動改札機11のデータ読取部12に近づけることで、非接触によりSFエリア7または定期券データエリア8に記憶されたデータを読み取ることで利用者の通過を可能とする。
更に、この際に自動改札機11からポイントカード1に対して交通機関の利用に応じたポイント情報及びその日付情報を送信して、ポイントカード1の連携ポイントデータエリア9に記憶させる。
【0021】
ポイントカード1に記憶させた連携ポイントの使用期限を当日限りと設定したとすると、利用者は、鉄道を利用してデパートに最寄りの駅で降りた後、デパートでの買物の際に、ポイントカード1の連携ポイントデータエリア9に記憶させた連携ポイントをデパートでの商品代金支払いの時に利用することができる。
【0022】
また、図4に示すように、デパートのレジには、POS端末機13に接続されたポイントカードリーダライタ14が設けられ、利用者が買物の代金精算を行なう際に利用者が持参したポイントカード1をポイントカードリーダライタ14に挿入し、ポイントカード1のメモリの連携ポイントデータエリア9に記憶された連携ポイントデータを使用して代金の支払いが行なえるようにしてある。
これらの支払いにおいては、連携ポイントデータエリア9に記憶させた連携ポイントの記憶された日付けが、鉄道を利用した当日であることを前提として、その当日である場合にだけ代金の支払いに利用できるようにしてある。
【0023】
また、先にデパートで現金による商品の購入を行なった場合について説明する。
この場合は、図5に示すように、まず商品を購入して現金により代金の支払いが行われ、この代金に応じた連携ポイントと共通ポイントとが付与されて、ポイントカードリーダライタ14で、ポイントカード1のメモリの連携ポイントデータエリア9に連携ポイントデータ及び日付情報が書き込まれ、また共通ポイントデータエリア10に共通ポイントデータが書き込まれて記憶される。
【0024】
そして、その利用者がそのデパートとポイント情報で提携している鉄道に乗車して帰るなどする際に、自動改札機11のデータ読取部12にポイントカード1を近づけることで、ポイントカード1のメモリの連携ポイントデータエリア9に記憶された連携ポイントデータが読み取られて運賃としての支払い精算が行なえるようにしてある。
この際に、ポイントカード1のメモリの連携ポイントデータエリア9に記憶された連携ポイントデータの日付情報が読み取られて、その当日に記憶されたポイントであるか否かが照合され、その条件に合う場合に連携ポイントデータによる処理が行われるものである。
【0025】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のポイントカードは、交通機関の利用に際して提供されるポイントデータを、店舗での商品購入の際に使用可能に記憶するための提携ポイントデータエリア、または店舗での商品購入に際して付与されるポイントデータを、交通機関の利用の際に使用可能に記憶するための提携ポイントデータエリアなどを備えているので、鉄道やバスなどの交通機関の利用と、商店での商品購入とを関連させて、交通機関と商店間との異なる業態間におけるサービス提携が可能になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のポイントカードの平面図である。
【図2】本発明のポイントカードのメモリ内容を説明する図である。
【図3】本発明のポイントカードを交通機関の自動改札機で使用する状態を説明する図である。
【図4】本発明のポイントカードを商店において使用する場合を説明する図である。
【図5】本発明のポイントカードの利用例を説明する図である。
【符号の説明】
1 ポイントカード
2 接触用外部端子
3 アンテナコイル
4 可逆性表示部
5 記憶領域
6 IDコードエリア
7 SFエリア
8 定期券データエリア
9 連携ポイントデータエリア
10 共通ポイントデータエリア
11 自動改札機
12 データ読取部
13 POS端末機
14 ポイントカードリーダライタ
Claims (3)
- 記憶手段を有するICカードからなるポイントカードであって、
前記ICカードの記憶手段には、複数の店舗での商品購入に際して付与されるポイントデータを共通使用可能に記憶するための共通データエリアと、交通機関の自動改札機における運賃精算用データを記憶するための運賃データエリアと、交通機関の利用に際して提供されるポイントデータを、店舗での商品購入の際に使用可能に記憶するための提携ポイントデータエリアとを備えていることを特徴とするポイントカード。 - 記憶手段を有するICカードからなるポイントカードであって、
前記ICカードの記憶手段には、複数の店舗での商品購入に際して付与されるポイントデータを共通使用可能に記憶するための共通データエリアと、交通機関の自動改札機における運賃精算用データを記憶するための運賃データエリアと、店舗での商品購入に際して付与されるポイントデータを、交通機関の利用の際に使用可能に記憶するための提携ポイントデータエリアとを備えていることを特徴とするポイントカード。 - 前記提携ポイントデータエリアに記憶されるポイントデータには、ポイントデータが付与された日時データが記憶されていることを特徴とする請求項1または2項に記載のポイントカード。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003043589A JP2004252803A (ja) | 2003-02-21 | 2003-02-21 | ポイントカード |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003043589A JP2004252803A (ja) | 2003-02-21 | 2003-02-21 | ポイントカード |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004252803A true JP2004252803A (ja) | 2004-09-09 |
Family
ID=33026538
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003043589A Pending JP2004252803A (ja) | 2003-02-21 | 2003-02-21 | ポイントカード |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004252803A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008197940A (ja) * | 2007-02-14 | 2008-08-28 | Hitachi Ltd | 交通機関の割引支援方法 |
JP2010055533A (ja) * | 2008-08-29 | 2010-03-11 | Toshiba Corp | Icカード処理装置、icカード処理システム、及びicカード処理方法 |
JP2012105857A (ja) * | 2010-11-18 | 2012-06-07 | Sankyo Co Ltd | ポイントシステム |
WO2022163968A1 (ko) * | 2021-01-28 | 2022-08-04 | 주식회사 에이엔디플랫폼 | 효율적인 면세점 물품구매시스템 |
-
2003
- 2003-02-21 JP JP2003043589A patent/JP2004252803A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2012105857A (ja) * | 2010-11-18 | 2012-06-07 | Sankyo Co Ltd | ポイントシステム |
WO2022163968A1 (ko) * | 2021-01-28 | 2022-08-04 | 주식회사 에이엔디플랫폼 | 효율적인 면세점 물품구매시스템 |
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