JP2007122334A - ポイント還元システム - Google Patents

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Maki Umeshima
真樹 梅嶋
Masamichi Ota
正道 太田
Yusuke Dobashi
祐介 土橋
Shinichi Sakata
真一 坂田
Takeshi Nakagawa
剛 中川
Fuminori Tsunoda
史記 角田
Mariko Utsunomiya
真理子 宇都宮
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East Japan Railway Co
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East Japan Railway Co
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Abstract

【課題】本発明は、利用者が買い物を行って得たポイントと鉄道の交通費とを結びつけ、交通費の還元を行うポイント還元システムを提供する。
【解決手段】本発明のポイント還元システムは、識別情報,残高情報,日時情報,入場駅情報,退場駅情報,購入情報とが記憶されるICカードと、駅に設けられ、ICカードに対し、日時情報とともに、入場の場合に自身の駅情報を入場駅情報として記録し、退場の場合に自身の駅情報を退場駅情報として記録する改札機と、ICカードに記録した情報を入力し、駅データベースに、識別情報に対応して、ICカードに記録した情報を書き込む駅サーバと、ICカードに対して、データの読み書きを行うレジスタと、購入金額,購入日時情報及び自身の店識別情報をICカードに書き込むとともに、購入金額に対応したポイントに係数を乗算し、還元金額を計算して、ICカードに還元金額として記録する店サーバとを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ポイント還元システムに関し、特に、各種ポイントを統合して金額に換算し、ポイント相当分の金額を還元するポイント還元システムに関する。
ポイント還元システムとしては、買い物をした際、その購入した代金に応じてポイント が付与され、ポイントの蓄積が行われる。そして、蓄積されたポイントにより、一定の比率でポイントと商品とを交換したり、ポイントが金額に換算され、品物を購入する際の支払代金の一部として、代金からポイント相当分の代金を差し引くことが広く行われている。
このようなポイント還元システムは、利用者が繰り返し来店して買い物をすることを期待する店舗側の意図に基づくものである(特許文献1参照)。
特開2002−74136号公報
しかしながら、上述したポイント還元システムは、地域に関係なく、システムに提携している店舗における購買を還元するのみである。
すなわち、いずれの地域においても、商品を購入することによりポイントが還元されることになり、商店街,街のショッピングモール及びデパートなどの任意の地域限定のサービスとして成り立ち難く、他の地域(住宅地域)から購入する利用者を集めて、地域の活性化に対応させることができない欠点がある。
さらに、商店街及び街のショッピングモールやデパートで購入を行う利用者は、郊外店を除いて自動車で来店する数が少なく、ほとんどが鉄道を用いて買い物に出かけている。
しかしながら、現在、鉄道を利用すると、そこに行くまでの電車賃がかかり、よほどの魅力または必要性がないと、電車に乗って買い物に行くことはなく、他の駅からの買い物客を集めることは困難である。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、利用者が買い物を行って得たポイントと、鉄道の交通費とを結びつけ、買い物による通常のポイントのみでなく、交通費の還元を行うポイント還元システムを提供することを目的とする。
本発明のポイント還元システムは、固有の識別情報により識別され、少なくとも識別情報,残高情報,日時情報,入場駅情報,退場駅情報,購入情報とが記憶されるICカードと、駅に設けられ、前記ICカードに対し、日時情報とともに、入場の場合に自身の駅情報を入場駅情報として記録し、退場の場合に自身の駅情報を退場駅情報として記録する改札機と、該改札機から前記ICカードに記録した情報を入力し、駅データベースに、ICカードの識別情報に対応して、ICカードに記録した情報を書き込む駅サーバと、店舗に設けられ、ICカードに対して、データの読み書きを行うレジスタと、該レジスタを介して、購入金額,購入日時情報及び自身の店識別情報をICカードに書き込むとともに、購入金額に対応したポイントに、自身の店識別情報と前記入場駅情報,退場駅情報及び日時情報とに基づく係数を乗算し、還元金額を計算して、ICカードに還元金額として記録する店サーバとを有することを特徴とする。
本発明のポイント還元システムは、前記店サーバが、入場駅情報と退場駅情報との組み合わせと、ポイントに乗算する前記係数との対応テーブルを、店識別情報に対応して有し、ICカードから読み出した前記組み合わせに対応した係数を読み出し、還元金額を計算することを特徴とする。
本発明のポイント還元システムは、管理する全駅の駅データベースを定期的に読み込み、ICカードに記録されている情報と、管理データベースに記録されているICカード毎の情報との同期をとる管理サーバをさらに有することを特徴とする。
本発明のポイント還元システムは、還元金額に日付情報が付加されることを特徴とする。
本発明のポイント還元方法は、固有の識別情報により識別され、少なくとも識別情報,残高情報,日付情報,入場駅情報,退場駅情報,購入情報とが記憶されるICカードを用いた方法であり、駅に設けられた改札機が、前記ICカードに対し、日付情報とともに、入場の場合に自身の駅情報を入場駅情報として記録し、退場の場合に自身の駅情報を退場駅情報として記録する過程と、駅サーバが、前記ICカードに記録した情報を、前記改札機から入力し、駅データベースに、ICカードの識別情報に対応して、ICカードに記録した情報を書き込む過程と、店舗に設けられたレジスタが、前記ICカードに対して、データの読み書きを行う過程と、店サーバが該レジスタを介して、購入金額及び自身の店識別情報をICカードに書き込むとともに、購入金額に対応したポイントに、自身の店識別情報と前記入場駅情報及び退場駅情報とに基づく係数を乗算して還元金額を計算し、ICカードに還元金額として記録する過程とを有することを特徴とする。
以上説明したように、本発明のポイント還元システムによれば、スイカ(登録商標)等のICカードを利用した鉄道用プリペイドカードを用い、利用者が店舗により品物を購入した際、店サーバが店舗毎に設けられた対応テーブルから、入場駅情報及び退場駅情報の組み合わせに対応した係数を読み出し、利用者の購入金額に対応して得たポイントに、前記係数を乗算して還元金額を計算して、ICカードに対して還元金額として書き込むため、鉄道を利用した利用者が駅と店舗とに対応して還元金額を得ることができるので、買い物をするために使用した交通費が還元されることとなり、離れた駅からの客を集客することが可能となる。
以下、本発明の一実施例によるポイント還元システムを図面を参照して説明する。図1は同実施形態によるポイント還元システムの構成例を示すブロック図である。
ICカード1は、図2に示す識別情報,残高情報及び還元金額からなるカード情報と、日付情報,入場駅情報,退場駅情報,店識別番号及び購入金額情報とからなる履歴情報とが記録される。
駅A,B,…Z各々には、それぞれ改札機2A,2B,…,2Z、駅サーバ3A,3B,…,3Z、駅データベース4A,4B,…4Zが設けられている。
改札機2A〜2Zは、ICカード1に対して、それぞれ利用者が入場する際、入場した日時を示す日時情報と、自身の駅情報(駅名または駅識別番号)を示す入場駅情報とを書き込み、退場する際、退場した日時を示す日時情報と、自身の駅情報を示す退場駅情報とを書き込む。
管理センター100には、ID管理サーバ5及び管理データベース6が設けられている。
小売店101各々には、それぞれレジスタ7及び店サーバ8が設けられている。
レジスタ7はICカード1に対して、データの読み出し及び書き込み、すなわち、書き込まれている上記カード情報及び履歴情報における入場及び退場の日付情報,入場駅情報及び退場駅情報とを読み出し、また自身の店識別番号,購入金額情報と、店サーバ8が計算した還元金額を、購入した日時を示す購入日時情報とともにカード情報に書き込む。
上記駅サーバ3A,3B,3Cと、ID管理サーバ5と、店サーバ8とは、情報通信網Iによって接続されている。この情報通信網Iは、公衆回線網,専用回線網及びインターネット等で構成されている。
また、図1おいて破線で囲んであるように、駅Bと駅B近傍にある小売店101等の複数の小売店(駅Bに対して所定の領域にあり、ポイント還元の契約を結んでいる)とが関連性を有し、すなわちポイント還元を行う関係を有している。
店サーバ8は、利用者の購入金額に対応したポイント数を算出し、所定の係数をこのポイント数に乗ずることにより、利用者に還元する還元金額を計算する。上記係数は、店識別情報毎、すなわち小売店101毎に、店サーバ8に設定されている対応テーブルに記述されており、入場駅情報及び退場駅情報の組み合わせと、ポイントに乗ずる係数との対応関係が示されている。店サーバ8は、レジスタ7から入力された入場駅情報,退場駅情報及び入場・退場の日時情報の組み合わせに基づき、対応する係数を対応テーブルから読み出す。このとき、店サーバ8は、レジスタ7から入力した入場駅情報及び退場駅情報の組み合わせが対応テーブルから検索されない場合、処理を中止し、表示画面に還元不能の文字を表示し、ポイント還元できないことを小売店101の店員に通知する。
上記対応テーブルに記述されている係数は、入場駅情報,退場駅情報及び入場・退場の日時情報それぞれによって異なる設定となっている。
例えば、退場駅と小売店101との距離,入場駅と退場駅との距離,住宅街があり集客が見込める入場駅などそれぞれ点数化し、これら求められた点数に小売店毎に各パラメータ単位に設定された小売店係数を乗算し、得られた点数を加算または乗算あるいは所定の式に代入して、上記係数が算出されている。このため、対応テーブルは、入場駅及び退場駅の組み合わせが同一であっても、係数が小売店毎に異なった数値で設定されている。すなわち、この係数は、駅間及び小売店との親和性の比率(関係の深さを数値化したもの)を示している。
次に、図1及び図3を参照して、上述した一実施形態によるポイント還元システムの動作を説明する。図3は、一実施形態によるポイント還元システムの動作例を示すシーケンス図である。以下の説明において、例として、利用者は、駅Aから電車に乗車して駅Bにて下車して、駅B周辺にて買い物を行うとする。
利用者は、駅Aに入場する際、駅Aに接地されている改札機2Aのデータの読み取り部へ、自身のICカード1を近づけ、入場要求を行う(ステップS1)。
改札機2Aは、内部の検知器によりICカード1が近づいたことを検出すると、ICカード1のカード情報を読み込み、このカード情報の確認を行う。ここで、改札機2Aは、カード情報における識別情報の特定の記号情報を抽出し、この記号が内部に記憶されている記号情報と一致しているか否かの検出を行う(ステップS2)。
ここで、改札機2Aは、上記記号情報が一致していないことを検出した場合、処理を停止し、入場を拒否し、入口のゲートを閉じる。
一方、改札機2Aは、上記記号情報が一致していることを検出した場合、残高情報の金額が初乗りの運賃を超えているか否かの検出を行う。
このとき、改札機2Aは、残高情報の金額が初乗りの運賃を超えていないことを検出した場合、処理を停止し、入場を拒否し、入口のゲートを閉じる。
一方、改札機2Aは、残高情報の金額が初乗りの運賃を超えていることを検出した場合、入場許可として、ICカード1のカード情報における残高情報の金額から初乗りの金額を減算して、減算結果を新たな残高情報としてICカード1に書き込むとともに、履歴情報として、入場した日及び時間の日付情報と、自身の駅情報を入場駅情報として、ICカード1に書き込む(ステップS3)。
また、また、このとき、改札機2Aは、ICカード1に記録されているカード情報及び履歴情報を、駅サーバ3Aに対して送信する。
そして、駅サーバ3Aは、ICカード1の識別情報に対応させ、ICカード1のカード情報及び履歴情報を、駅データベース4Aに対して記録する(ステップS4)。
そして、利用者は、駅Aから電車に乗車し、駅Bに到着して下車し、駅Bから退場しようとし、改札機2Bのデータの読み取り部へ、自身のICカード1を近づけ、退場要求を行う(ステップS4)。
改札機2Bは、内部の検知器によりICカード1が近づいたことを検出すると、ICカード1のカード情報を読み込み、このカード情報の確認を行う。ここで、改札機2Bは、改札機2Aと同様に、カード情報における識別情報の特定の記号情報を抽出し、この記号が内部に記憶されている記号情報と一致しているか否かの検出を行う(ステップS6)。
ここで、改札機2Bは、上記記号情報が一致していないことを検出した場合、処理を停止し、退場を拒否し、出口のゲートを閉じる。
一方、改札機2Bは、上記記号情報が一致していることを検出した場合、残高情報の金額が、駅Aから駅Bの運賃から初乗りの運賃を減算した超過金額を超えているか否かの検出を行う。
このとき、改札機2Bは、残高情報の金額が上記超過金額を超えていないことを検出した場合、処理を停止し、退場を拒否し、出口のゲートを閉じる。
一方、改札機2Bは、残高情報の金額が超過金額を超えていることを検出した場合、退場許可として、ICカード1のカード情報における残高情報の金額から超過金額を減算して、減算結果を新たな残高情報としてICカード1に書き込む。
そして、改札機2Bは、すでに記載されている日時情報の日付が退場した日と一致するか否かを検出し、一致しないことを検出した場合、退場の駅情報を書き込まない。
一方、改札機2Bは、すでに記載されている日付が退場した日の日付と一致することを検出すると、履歴情報として、自身の駅情報を退場駅情報として、退場した日時を示す日時情報とともにICカード1に書き込む(ステップS7)。
また、このとき、改札機2Bは、ICカード1に記録されているカード情報及び履歴情報を、駅サーバ3Bに対して送信する。
そして、駅サーバ3Bは、ICカード1の識別情報に対応させ、ICカード1のカード情報及び履歴情報を、駅データベース4Bに対して記録する(ステップS8)。
また、ID管理サーバ6は、周期的に(例えば、10分間隔にて)、各駅の駅データベース4Bを検索し、前回の検索時からデータが書き替えられている識別情報(ICカード1)が検出されると、カード情報及び履歴情報を読み出し、駅データベース4Bのカード情報及び履歴情報と、管理データベース6に記憶されている対応する識別情報のカード情報及び履歴情報との同期をとる(ステップS9)。
次に、利用者は、各小売店101にて、買い物を行い、購入金額の支払い時に、ICカード1にて行うため、ICカード1を店員に渡す。
そして、店員は、レジスタ7のデータの読み取り部へ、ICカード1を近づけ、精算処理を行うよう、レジスタ7の制御を行う(ステップS10)。
これにより、レジスタ7は、内部の検知器によりICカード1が近づいたことを検出すると、ICカード1のカード情報及び履歴情報を読み込み、この読み込んだカード情報及び履歴情報を店サーバ8に対して出力する。
そして、店サーバ8は、この入力されるカード情報によりICカード1の正当性の確認を行う。ここで、レジスタ7は、カード情報における識別情報の特定の記号情報を抽出し、この記号が内部に記憶されている記号情報と一致しているか否か(正当性を有するか否か)の検出を行う(ステップS11)。
ここで、店サーバ8は、上記記号情報が一致していないことを検出した場合、精算処理を停止し、精算処理が行えないことを表示部に表示し、このICカード1が不正なものであり、使用不可であることを店員に対して通知する。
一方、店サーバ8は、上記記号情報が一致していることを検出した場合、残高情報の金額が、購入金額を超えているか否かの検出を行う。
このとき、店サーバ8は、残高情報の金額が上記購入金額を超えていないことを検出した場合、精算処理を停止し、精算処理が行えないことを表示部に表示し、このICカード1が残高が不足であるため使用不可であることを店員に対して通知する。
また、店サーバ8は、情報通信網Iを介してID管理サーバ5に対して、ICカード1の識別情報を送信して、ICカード1の残高情報の確認処理を行うことができる。
一方、店サーバ8は、残高情報の金額が購入金額を超えていることを検出した場合、購買許可として、ICカード1のカード情報における残高情報の金額から購入金額を減算して、減算結果を新たな残高情報として、レジスタ7を介してICカード1に書き込む(ステップS12)。
次に、店サーバ8は、購入した日(つまり今日)と、ICカード1に記憶されている日時情報とが一致するか否かの判定を行う。
そして、店サーバ8は、購入した日と、日時情報とが一致しないことを検出した場合、ポイント還元が不可能であることを表示部に表示し、店員に通知し、還元処理を終了する。
一方、店サーバ8は、購入した日と、日時情報とが一致したことを検出すると、内部の対応テーブルから、入力された入場駅情報と退場駅情報と日時情報との組み合わせを検索する。このとき、店サーバ8は、退場駅情報が記載されていないことを検出すると、ポイント還元が不可能であることを表示部に表示し、店員に通知し、還元処理を終了する。
そして、店サーバ8は、入力された入場駅情報と退場駅情報と日時情報との組み合わせが検出されない場合、ポイント還元が不可能であることを表示部に表示し、店員に通知し、還元処理を終了する。
一方、店サーバ8は、入力された入場駅情報と退場駅情報と日時情報との組み合わせが検出された場合、この組み合わせに対応する係数を読み出す。
そして、店サーバ8は、購入金額に対応するポイントを計算、例えば、100円分で1ポイントなどの予め設定された割合にてポイント数を計算し、上記係数をこのポイント数に乗算して還元金額を計算する(ステップS13)。
次に、店サーバ8は、計算された還元金額をカード情報の還元金額の欄に書き込むが、このとき、すでに還元金額が書き込まれていた場合、カード情報の還元金額と計算した還元金額とを加算して、加算結果を新たな還元金額として、購入した日と時間を示す購入日時情報とともにICカード1へ書き込む(ステップS14)。これにより、利用者が複数の小売店101において買い物を行った場合、還元金額は積算されることとなる。
図3のシーケンス図に記載されていないが、例えば、改札機2Bは、利用者が帰りに電車に乗車する際、ICカード1から初乗りの運賃の徴収処理、及び利用者が電車を下車する際、超過金額の精算処理において、これらの徴収及び精算を還元金額から行い、足りない金額が発生すると残高情報の金額から減算する。
同様に、図3のシーケンス図に記載されていないが、ID管理サーバ5は、定期的に(例えば、一月毎に)、各小売店101の店情報毎に、購入金額情報から還元金額の算出を行い、各小売店101から所定の比率により集金処理を行う。ID管理サーバ5には、加盟している小売店の対応テーブルが、店識別情報に対応して記憶されている。
また、ステップS13において、店サーバ8が、商品を購入した日と、日時情報とが同一か否かの判定を行っているが、例えば、日付情報を入場した日付情報と退場した日付情報として、別々に記録し、ポイント還元の有効期間を設定しておき、所定の日数分ずれていても、ポイント還元ができるように構成してもよい。これにより、利用者は、ポイント還元する際、駅に入場した日時情報と退場した日時情報とが有効期間内においてずれている場合に限り、ポイント還元が行えることとなる。
さらに、上述した構成においては、還元金額に日時情報が付加されていないが、有効日数を付加することにより、使用期間を制限するようにしてもよい。
なお、図1における駅サーバ3B,ID管理サーバ5及び店サーバ8各々の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによりポイント還元処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)を備えたWWWシステムも含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
本発明の一実施例によるポイント還元システムの構成例を示すブロック図である。 ICカード1に記憶されるカード情報及び履歴情報とのテーブルを示す概念図である。 図1に示すポイント還元システムの動作例を示すシーケンス図である。
符号の説明
1…ICカード
2A,2B,2Z…改札機
3A,3B,3Z…駅サーバ
4A,4B,4Z…駅データベース
5…ID管理サーバ
6…管理データベース
7…レジスタ
8…店サーバ
100…管理センター
101…小売店

Claims (5)

  1. 固有の識別情報により識別され、少なくとも識別情報,残高情報,日時情報,入場駅情報,退場駅情報,購入情報とが記憶されるICカードと、
    駅に設けられ、前記ICカードに対し、日時情報とともに、入場の場合に自身の駅情報を入場駅情報として記録し、退場の場合に自身の駅情報を退場駅情報として記録する改札機と、
    該改札機から前記ICカードに記録した情報を入力し、駅データベースに、ICカードの識別情報に対応して、ICカードに記録した情報を書き込む駅サーバと、
    店舗に設けられ、ICカードに対して、データの読み書きを行うレジスタと、
    該レジスタを介して、購入金額,購入日時情報及び自身の店識別情報をICカードに書き込むとともに、購入金額に対応したポイントに、自身の店識別情報と前記入場駅情報,退場駅情報及び日付情報とに基づく係数を乗算し、還元金額を計算して、ICカードに還元金額として記録する店サーバと
    を有することを特徴とするポイント還元システム。
  2. 前記店サーバが、入場駅情報と退場駅情報との組み合わせと、ポイントに乗算する前記係数との対応テーブルを、店識別情報に対応して有し、ICカードから読み出した前記組み合わせに対応した係数を読み出し、還元金額を計算することを特徴とする請求項1記載のポイント還元システム。
  3. 管理する全駅の駅データベースを定期的に読み込み、ICカードに記録されている情報と、管理データベースに記録されているICカード毎の情報との同期をとる管理サーバをさらに有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のポイント還元システム。
  4. 還元金額に日付情報が付加されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のポイント還元システム。
  5. 固有の識別情報により識別され、少なくとも識別情報,残高情報,日時情報,入場駅情報,退場駅情報,購入情報とが記憶されるICカードを用いたポイント還元方法であり、
    駅に設けられた改札機が、前記ICカードに対し、日時情報とともに、入場の場合に自身の駅情報を入場駅情報として記録し、退場の場合に自身の駅情報を退場駅情報として記録する過程と、
    駅サーバが、前記ICカードに記録した情報を、前記改札機から入力し、駅データベースに、ICカードの識別情報に対応して、ICカードに記録した情報を書き込む過程と、
    店舗に設けられたレジスタが、前記ICカードに対して、データの読み書きを行う過程と、
    店サーバが該レジスタを介して、購入金額,購入日時情報及び自身の店識別情報をICカードに書き込むとともに、購入金額に対応したポイントに、自身の店識別情報と前記入場駅情報,退場駅情報及び日付情報とに基づく係数を乗算して還元金額を計算し、ICカードに還元金額として記録する過程と
    を有することを特徴とするポイント還元方法。
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