JP5916988B2 - 注出容器 - Google Patents

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Description

本発明は、注出容器に関するものである。
注出キャップとして、従来から、内容物が収容される容器の口部に装着されると共に内容物が流通する注出路を有する注出筒と、注出筒を開閉自在に覆うオーバーキャップと、を備え、注出路の連通を遮断する栓体が弱化部を介して注出筒に接続された構成が知られている。
また、従来から、他の注出キャップとして、オーバーキャップに円筒体が下方に向けて突設されると共に、この円筒体に注出キャップの径方向内側に向けて第1係合部が突設されており、栓体に、円筒体内に挿入されると共に第1係合部がキャップ周方向の一方側から係合する第2係合部が立設された、注出キャップが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
このような注出キャップでは、オーバーキャップを注出筒に対してキャップ周方向の一方側に回転させると、第1係合部が第2係合部に係合することにより、弱化部がキャップの周方向の剪断力によって破断されて注出路を開放する。
実公昭56−40687号公報
しかしながら、このような注出キャップでは、開封時に、栓体が容器の内部に落下するおそれがあったり、開封後に、栓体を注出筒から取り除く必要があったりするなど、開封時の操作性に改善の余地があった。
本発明は、前述の課題に鑑みてなされたもので、開封時の操作性を向上し、しかも開封に先立って注出路が開放されたことがあるか否かを判別できる注出容器を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために以下のような手段を採用した。すなわち、本発明の注出容器は、内容物が収容される容器本体と、前記内容物が注出される注出路が形成された注出キャップと、を備える注出容器であって、前記注出キャップが、前記容器本体の口部に装着されると共に内側が前記注出路とされ、内径が上方に向かうにしたがって段階的に拡径して、内側に段部が形成された注出筒と、前記注出筒内で前記段部上に嵌合されると共に前記注出路を閉塞し、上端が前記注出筒の上端よりも下方に位置する栓体と、前記注出筒を開閉自在に覆い、前記栓体に対して下降移動可能に配設されたオーバーキャップと、を備え、前記オーバーキャップには、前記栓体に配設された第1係合部に下側から係合可能な第2係合部が設けられ、前記オーバーキャップを前記栓体に対して下降移動させて前記第2係合部を前記第1係合部に係合させることにより、前記オーバーキャップと前記栓体とが一体に組み合わされ、前記オーバーキャップによる前記注出筒の開閉操作に伴って、前記栓体が、前記注出路を開閉する構成とされており、前記オーバーキャップの前記栓体に対する下降移動時に、前記オーバーキャップの天板部が前記注出筒の上端よりも上方に位置することを特徴とする。
この発明では、オーバーキャップを栓体に対して下降移動させる前では、栓体の第1係合部とオーバーキャップの第2係合部とが係合していないため、オーバーキャップを操作したときに栓体を注出筒内に嵌合させたままオーバーキャップを移動させ、注出筒を露出させる。これにより、栓体の有無を視認することによって注出路が開放されたことがあるか否かを判別できる。
そして、オーバーキャップを栓体に対して下降移動させて第2係合部を第1係合部に係合させてオーバーキャップと栓体とを一体に組み合わせると、オーバーキャップによる注出筒の開閉操作に伴って、栓体が注出筒から着脱されて注出筒を開閉する。これにより、栓体が容器本体の内部に落下しなくなり、また、栓体を取り除く必要がなくなる。
したがって、開封時の操作性を向上すると共に、開封に先立って注出路が開放されたことがあるか否かを判別できる。
また、前記注出筒には、前記注出筒と前記容器本体との連通及び遮断を切り替える切替弁が配設されてもよい。
この発明では、注出筒に切替弁が配設されているので、例えば注出容器を誤って倒した場合などにおいて内容物が漏れ出すことを抑制できると共に、容器本体の密封性を高めることができる。
また、前記容器本体は、前記注出筒が固着されると共に内容物が収容される内側容器と、前記内側容器が内装されると共に前記注出筒が離脱自在に装着される外側容器と、を備えてもよい。
この発明では、内容物が付着した注出筒及び内側容器と、内容物が付着しにくいまたは付着していない外側容器と、を分離できるので、内容物が例えば油など付着すると容器の再生処理が困難となる材料であっても、容器本体のうち、少なくとも外側容器を確実に再生処理しやすくすることができる。したがって、内容物を限定することなく、さまざまな種類の内容物を選択できる。
この発明にかかる注出容器によれば、オーバーキャップを栓体に対して下降移動させる前では、栓体を注出筒内に嵌合させたままオーバーキャップを操作して栓体の有無を視認でき、オーバーキャップを栓体に対して下降移動させて第2係合部を第1係合部に係合させると、オーバーキャップによる注出筒の開閉操作に伴って栓体を注出筒から着脱できるため、開封時の操作性を向上すると共に、開封に先立って注出路が開放されたことがあるか否かを判別できる。
本発明の一実施形態における注出容器を示す部分断面図である。 オーバーキャップと栓体との係合状態を示す部分拡大断面図である。 内側容器と外側容器との分離を示す部分断面図である。
以下、本発明による注出容器の一実施形態を、図面に基づいて説明する。なお、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能とするために縮尺を適宜変更している。
本実施形態における注出容器1は、図1に示すように、内容物が収容される容器本体2と、内容物が注出される注出路3Aが形成された注出キャップ3と、を備えている。
なお、図示の例では、有底筒状に形成された容器本体2の横断面の中央を通る軸線O方向に沿って、底部側を下方とし、その反対側を上方とする。また、軸線Oに直交する方向を径方向、軸線O回りの方向を周方向とする。
容器本体2は、内容物が収容されると共に内容物の減少に伴ってしぼみ変形する可撓性を有する内側容器11と、内側容器11を内装すると共に弾性変形可能な外側容器12と、を備えている。
内側容器11は、有底筒状をなしており、外側容器12の内面に対して離隔可能となっている。また、内側容器11の上端は、全周にわたって径方向外方に向けて突出している。
外側容器12は、上端部が口部13とされた有底筒状をなしている。この口部13には、全周にわたって径方向外方に向けて突設された環状突出部13Aと、この環状突出部13Aよりも下側に配設されると共に全周にわたって径方向外方に向けて突出するフランジ部13Bと、が形成されている。
注出キャップ3は、外側容器12の口部13に離脱自在に装着されると共に内側が注出路3Aとされた注出筒21と、内側容器11内と注出路3Aとを連通する連通口22Aが形成された内筒体22と、連通口22Aを開閉すると共に内側容器11と外側容器12との間と外部との連通及び遮断を切り替える弁体(切替弁)23と、注出筒21に嵌合された栓体24と、注出筒21を開閉自在に覆うオーバーキャップ25と、を備えている。
注出筒21は、軸線Oを中心軸線とする円筒状をなしており、装着筒部31と、環状接続部32と、筒状部33と、を備えている。
装着筒部31は、円筒状をなしており、外側容器12の口部13に装着されている。また、装着筒部31の上側部分の外周面には、雄ネジ部31Aが形成されている。さらに、装着筒部31の下端縁には、容易破断部35を介して装着バンド部36が接続されている。この容易破断部35は、装着筒部31及び装着バンド部36よりも薄肉とされている。
装着バンド部36は、注出筒21を口部13に装着した状態において口部13の環状突出部13Aに対して下側から係合することによって、装着バンド部36を注出筒21から分離させる前の状態で注出筒21が外側容器12の口部に対して上下移動することを規制している。
環状接続部32は、円環板状をなしており、装着筒部31の上端縁と筒状部33の下端縁とを接続している。また、環状接続部32には、空気を流通させる吸気孔32Aが形成されている。
筒状部33は、円筒状をなしており、内径が上方に向かうにしたがって段階的に拡径しており、環状接続部32から上方に向けて立設された下側部分37と、下側部分37よりも上方に配置されていると共に内径が下側部分37よりも大径である中間部分38と、中間部分38よりも上方に配置されると共に内径が中間部分38よりも大径である上側部分39と、を有している。そして、筒状部33の径方向内側は、注出される内容物が流通する注出路3Aとなっている。
内筒体22は、軸線Oを中心軸線とする有頂円筒状をなしており、内側容器11において外側容器12から上方に突出した上端部に外嵌された周壁部41と、周壁部41の上端に連設された環状天壁部42と、環状天壁部42の内周縁から下方に向けて突設された連通筒部43と、を備えている。
周壁部41は、円筒状をなしている。また、周壁部41の下端は、全周にわたって径方向内側に向けて突出しており、内側容器11の上端部と係合している。これにより、内側容器11は、内筒体22を介して注出筒21に固着される。
環状天壁部42は、円環板状をなしており、周壁部41の上端縁と連通筒部43の上端縁とを接続している。また、環状天壁部42の下面には、内側容器11の上端縁との間にパッキン44が配設されている。
連通筒部43は、円筒状をなしており、この連通筒部43の下端には、径方向内側に向けて突出する環状の弁座部45が設けられている。この弁座部45の中央開口部は、連通口22Aとなっている。
弁体23は、連通筒部43内に嵌合された筒状本体部51と、連通口22Aを開閉自在に閉塞する連通弁体部52と、吸気孔32Aを開閉自在に閉塞する吸気弁体部53と、を備えている。
筒状本体部51は、軸線Oを中心軸線とする円筒状をなしており、筒状部33の下端と弁座部45の上面との間に配設されている。
連通弁体部52は、外径が連通口22Aの開口径よりも若干大きく形成された円板状をなしており、弁座部45上に着座している。また、連通弁体部52は、内側容器11の内圧変動や容器本体2を傾けたときにこの連通弁体部52にかかる内容物の重量により弾性変形する弾性連結部55を介して筒状本体部51に連結されている。ここで、弾性連結部55は、連通弁体部52の外周縁に周方向に間隔をあけて複数設けられている。
吸気弁体部53は、筒状本体部51から径方向外方に向けて突出する円環板状をなしており、弾性変形可能とされて吸気孔32Aを通した内側容器11と外側容器12との間と外部との連通及び遮断を切り替える。
栓体24は、軸線Oを中心軸線とする有底円筒状をなしており、筒状部33の内径と同様に外径が上方に向かうにしたがって段階的に拡径している。そして、栓体24は、円板状をなす底面部61と、底面部61の外周縁から上方に向けて立設された周面部62と、周面部62よりも上方に向けて立設されると共に外径が周面部62よりも大径である筒状係合部63と、を有する。
そして、栓体24は、筒状部33内に嵌合された状態において、底面部61及び周面部62が中間部分38の内側に嵌合し、筒状係合部63が上側部分39の内側に嵌合している。また、筒状係合部63の上端部には、全周にわたって径方向内方に向けて第1係合部63Aが突設されている。
オーバーキャップ25は、軸線Oと同軸に配設された有頂円筒状をなしており、外筒部71と、外筒部71の径方向内側に設けられた内筒部72と、内筒部72の径方向内側に設けられた係合筒部73と、天板部74と、を備えている。
外筒部71は、円筒状をなしており、天板部74の外周縁から下方に向けて延設されている。また、外筒部71の下端と外側容器12との間には、オーバーキャップ25を栓体24に対して所定量だけ下降移動できるように上下方向の間隙が設けられている。
内筒部72は、円筒状をなしており、この内筒部72の内周面には、装着筒部31の雄ネジ部31Aと螺合する雌ネジ部72Aが形成されている。
係合筒部73は、円筒状をなしており、その下端部には、全周にわたって径方向外方に向けて突出し、筒状係合部63の第1係合部63Aに下側から係合可能な第2係合部73Aが配設されている。また、係合筒部73の上下方向の長さは、筒状係合部63の上下方向の長さよりも長くなっており、係合筒部73の下端は、オーバーキャップ25を栓体24に対して下降移動させたときに、図2に示すように、栓体24における周面部62と筒状係合部63との接続部分に当接可能となっている。
天板部74は、図1に示すように、円板状をなしており、外筒部71、内筒部72及び係合筒部73それぞれの上端を接続している。
次に、以上のような構成の注出容器1の使用方法について説明する。
最初に、注出路3Aの閉塞を解除する方法について説明する。
まず、注出路3Aが開放されたことがあるか否かを判別する場合には、オーバーキャップ25を注出筒21に対して螺脱方向に回転させる。このとき、オーバーキャップ25の係合筒部73が栓体24の筒状係合部63と係合していないため、オーバーキャップ25のみが回転に伴って栓体24に対して上方に移動する。そして、内筒部72の雌ネジ部72Aと装着筒部31の雄ネジ部31Aとの螺合を解除すると、オーバーキャップ25のみが取り外される。
これにより、栓体24を視認することができ、栓体24が注出筒21内に嵌合されていることを確認できる。
一方、栓体24による注出筒21の注出路3Aの閉塞を解除する場合には、オーバーキャップ25を注出筒21に対して螺着方向にさらに回転させ、オーバーキャップ25を回転に伴って栓体24に対して上記所定量だけ下方に移動させる。オーバーキャップ25を栓体24に対して下降移動させていくと、図2に示すように、第2係合部73Aが第1係合部63Aを乗り越える。これにより、第2係合部73Aは、第1係合部63Aに下側から係合し、オーバーキャップ25と栓体24とは、一体的に組み合わされる。
この状態でオーバーキャップ25を注出筒21に対して螺脱方向に回転させると、第2係合部73Aが第1係合部63Aに下側から係合しているため、オーバーキャップ25の回転に伴って、オーバーキャップ25及び栓体24が共に注出筒21に対して上方に移動しようとする。そして、オーバーキャップ25を離脱方向に移動させる力が注出筒21内に嵌合されている栓体24を引き抜く。これにより、栓体24による注出路3Aの閉塞が解除される。その後、オーバーキャップ25と栓体24とは、共に取り外される。
このようにして、栓体24を取り外して注出筒21の注出路3Aを開放させる。
なお、いったん第2係合部73Aを第1係合部63Aと係合させると、その後にオーバーキャップ25を注出筒21に再度装着しても、オーバーキャップ25と栓体24とが一体的に組み合わされたままとなる。そのため、オーバーキャップ25を取り外すとオーバーキャップ25と共に栓体24が取り外される。これにより、注出路3Aが開放されたことがあることが確認される。
次に、注出容器1による内容物の注出方法について説明する。
栓体24を取り除いた後、筒状部33の注出路3Aの先端が下方を向くような注出姿勢とした状態で、容器本体2の外側容器12をスクイズ変形(弾性変形)させる。これにより、内側容器11が外側容器12と共に変形して減容される。そして、スクイズ変形に伴って内側容器11の内圧が正圧となり、この正圧によって弾性連結部55が弾性変形すると共に連通弁体部52が弁座部45から上方に向けて離間して、連通口22Aを開放する。これにより、内側容器11内に収容された内容物は、連通口22Aと周方向で隣り合う弾性連結部55間の空隙とを通って注出路3A内を流動し、注出路3Aの上端から注出される。
なお、注出姿勢とした状態で内容物の重力によって弾性連結部55を弾性変形させると共に連通弁体部52を弁座部45から上方に向けて離間させ、連通口22Aを開放してもよい。
容器本体2の外側容器12のスクイズ変形を解除すると、弾性連結部55は弾性復元力により復元変形し、連通弁体部52は弁座部45に着座して連通口22Aを閉塞する。これにより、注出姿勢としたままであっても、注出路3Aの上端からの内容物の注出が停止される。
また、外側容器12は、スクイズ変形の解除に伴って復元変形しようとする。このとき、外側容器12と内側容器11との間に発生した負圧が外側容器12の口部13の上端における外側容器12と内側容器11との間の空隙を通して吸気弁体部53に作用することにより、この吸気弁体部53は、下方に向けて開き、外部と外側容器12と内側容器11との間を連通し、吸気孔32Aを通って外側容器12と内側容器11との間に外気を吸入する。
外気を吸入することにより、外側容器12と内側容器11との間の内圧が大気圧まで上昇すると、吸気弁体部53は、復元変形して吸気孔32Aと外部とを遮断する。このように、外側容器12と内側容器11との間に外気が吸入されることによって、内側容器11の減容形状が保持される。
この状態から外側容器12を再度スクイズ変形させると、吸気弁体部53が吸気孔32Aと外部とを遮断していることから、外側容器12と内側容器11との間の内圧が正圧となり、この正圧によって内側容器11が減容変形される。このように内側容器11が減容変形されると、上述と同様に、内側容器11内に収容された内容物は、注出路3Aの上端から注出される。
内容物の注出後は、オーバーキャップ25を注出筒21に螺着させる。オーバーキャップ25を注出筒21に対して螺着方向に回転させると、オーバーキャップ25は、栓体24と共に注出筒21に対して下降移動する。このとき、オーバーキャップ25における係合筒部73の下端は、栓体24における周面部62と筒状係合部63との接続部分に当接して栓体24を下方に押し込み、栓体24は、注出筒21内に再び嵌合される。これにより、注出路3Aの上端からの内容物の流出をより確実に防止する。
続いて、内側容器11と外側容器12との分離方法について説明する。
内側容器11内の内容物を使い切った後に、例えば装着バンド部36を摘んで力を加えることにより、容易破断部35を破断して装着バンド部36を注出筒21から分離する。そして、図3に示すように、注出筒21を外側容器12の口部13から上方に引き抜いていくと、内側容器11が減容変形しておりかつ内側容器11の上端と注出筒21の内面に嵌合された内筒体22における周壁部41の下端とが係合しているため、内側容器11が注出筒21と共に外側容器12から引き抜かれる。
このようにして、内側容器11を外側容器12から分離する。
以上より、本発明における注出容器1によれば、オーバーキャップ25を栓体24に対して下降移動させる前では、栓体24を注出筒21内に嵌合させたままオーバーキャップ25を取り外して栓体24の有無を視認できる。また、オーバーキャップ25を栓体24に対して下降移動させて第2係合部73Aを第1係合部63Aに係合させてオーバーキャップ25と栓体24とが一体的に組み合わされると、オーバーキャップ25による注出筒21の開閉操作に伴って栓体24を注出筒21から着脱できる。そのため、開封時の操作性が向上すると共に、開封に先立って注出路3Aが開放されたことがあるか否かを判別できる。
そして、連通弁体部52が連通口22Aを開閉自在に閉塞するため、例えば注出容器1を誤って倒しても内容物が漏洩することを抑制し、容器本体2の密封性が高まる。
さらに、注出筒21及び内側容器11と外側容器12とを分離でき、少なくとも外側容器12が確実に再生処理しやすくなり、さまざまな種類の内容物を採用できるようになる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることができる。
例えば、上記実施形態では、栓体の筒状係合部とオーバーキャップの係合筒部とが係合する構成となっているが、他の構造で栓体とオーバーキャップとを係合させてもよい。
注出筒には、弁体が配設されているが、弁体が配設されていなくてもよい。また、弁体は、連通口を開閉自在に閉塞する連通弁体部と吸気孔を開閉自在に閉塞する吸気弁体部とを有しているが、いずれか一方のみを有する構成であってもよく、双方を別体とする構成であってもよい。
容器本体は、内側容器及び外側容器を有する二重容器となっているが、二重容器でなくてもよい。
オーバーキャップは、注出筒に着脱自在に螺着されるが、注出筒を開閉自在に覆っていれば、注出筒以外の他の部材に対して着脱自在に螺着されてもよく、螺着以外の他の方法により着脱自在に装着されてもよい。また、オーバーキャップは、例えば外側容器など他の部材にヒンジ接続されてもよい。
オーバーキャップの係合筒部は、栓体の筒状係合部にアンダーカット嵌合しているが、筒状係合部と係合してオーバーキャップと共に注出筒に対して上下移動可能となれば、他の方法により係合してもよい。
この発明によれば、開封時の操作性を向上し、しかも開封に先立って注出路が開放されたことがあるか否かを判別できる注出容器に関して、産業上の利用可能性が認められる。
1 注出容器、2 容器本体、3 注出キャップ、3A 注出路、11 内側容器、12 外側容器、13 口部、21 注出筒、23 弁体(切替弁)、24 栓体、25 オーバーキャップ、63A 第1係合部、73A 第2係合部、S1,S2 段部

Claims (3)

  1. 内容物が収容される容器本体と、前記内容物が注出される注出路が形成された注出キャップと、を備える注出容器であって、
    前記注出キャップが、
    前記容器本体の口部に装着されると共に内側が前記注出路とされ、内径が上方に向かうにしたがって段階的に拡径して、内側に段部が形成された注出筒と、
    前記注出筒内で前記段部上に嵌合されると共に前記注出路を閉塞し、上端が前記注出筒の上端よりも下方に位置する栓体と、
    前記注出筒を開閉自在に覆い、前記栓体に対して下降移動可能に配設されたオーバーキャップと、を備え、
    前記オーバーキャップには、前記栓体に配設された第1係合部に下側から係合可能な第2係合部が設けられ、前記オーバーキャップを前記栓体に対して下降移動させて前記第2係合部を前記第1係合部に係合させることにより、前記オーバーキャップと前記栓体とが一体に組み合わされ、前記オーバーキャップによる前記注出筒の開閉操作に伴って、前記栓体が、前記注出路を開閉する構成とされており、
    前記オーバーキャップの前記栓体に対する下降移動時に、前記オーバーキャップの天板部が前記注出筒の上端よりも上方に位置することを特徴とする注出容器。
  2. 前記注出筒には、前記注出筒と前記容器本体との連通及び遮断を切り替える切替弁が配設されていることを特徴とする請求項1に記載の注出容器。
  3. 前記容器本体は、前記注出筒が固着されると共に内容物が収容される内側容器と、前記内側容器が内装されると共に前記注出筒が離脱自在に装着される外側容器と、を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の注出容器。
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