JP5914225B2 - 放送受信機 - Google Patents

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Description

本発明は、放送受信機において、受信中の放送チャネルの受信状態が悪化したときに、受信する放送チャネルを切り替える技術に関するものである。
放送受信機において、受信中の放送チャネルの受信状態が悪化したときに、受信する放送チャネルを切り替える技術としては、地上デジタルテレビ放送を受信する受信機において、受信中の放送チャネルの受信状態が悪化したときに、まず、受信中の放送チャネルを放送している放送局と同じ放送を行っている他の中継局の放送チャネルをサーチし、他の中継局の放送チャネルを発見できた場合には、発見した放送チャネルに受信する放送チャネルを切り替え、他の中継局の放送チャネルを発見できなかった場合に、受信中の放送チャネルを放送している放送局と同系列の放送局の放送チャネルをサーチし、同系列の放送局の放送チャネルを発見できた場合には、発見した放送チャネルに受信する放送チャネルを切り替える技術が知られている(たとえば、特許文献1)。
特開2009-188880号公報
上述した受信中の放送チャネルの受信状態が悪化したときに、受信中の放送局の中継局、受信中の放送局と同系列の放送局の順番に放送チャネルをサーチする技術によれば、受信状態の悪化の判定に要する時間をT1、中継局の放送チャネルのサーチに要する時間をT2、同系列の放送局の放送チャネルのサーチに要する時間をT3として、受信する放送チャネルの変更を指示されたときに、当該放送チャネルを放送している放送局の放送エリア内に位置していない場合には、受信する放送チャネルの切り替えに必ず、T1+T2+T3によって表される比較的長い時間を要することとなる。
そこで、本発明は、受信する放送チャネルの変更を指示されたときに、当該放送チャネルを放送している放送局の放送エリア内に位置していない場合における受信する放送チャネルの切り替えを、よりすみやかに行えるようにすることを課題とする。
前記課題達成のために、本発明は、同じ番組供給系列に属する各放送局の放送が地域毎に異なる周波数チャネルで放送される放送システムに適用される、移動体に搭載される放送受信機に、受信中の周波数チャネルに受信不良が生じた場合に、受信中の周波数チャネルと同じ放送局の放送が行われている受信状態が良好な周波数チャネルである中継局チャネルを探索し、当該中継局チャネルの探索が成功した場合に当該探索された中継局チャネルに、受信する周波数チャネルを切り替える中継局サーチ処理を行い、当該中継局サーチ処理において前記中継局チャネルの探索が失敗した場合に、受信中の周波数チャネルの放送局と同じ番組供給系列に属する放送局の放送が行われている受信状態が良好な周波数チャネルである系列局チャネルを探索し、当該系列局チャネルの探索が成功した場合に当該探索された前記系列局チャネルに、受信する周波数チャネルを切り替える系列局サーチ処理を行う受信制御手段と、放送を受信する周波数チャネルの、ユーザが指定した周波数チャネルである指定周波数チャネルへの切り替えをユーザから指示されたときに、以前に前記受信制御手段の前記系列局サーチ処理によって前記系列局チャネルへの受信する周波数チャネルの切り替えが行われていない場合には、前記指定周波数チャネルへの受信する周波数チャネルの切り替えを行い、以前に前記受信制御手段の前記系列局サーチ処理によって前記系列局チャネルへの受信する周波数チャネルの切り替えが行われている場合には、前記指定周波数チャネルの放送と同じ番組供給系列に属する放送局の放送が行われている受信状態が良好な周波数チャネルである系列局チャネルを探索し、当該系列局チャネルの探索が成功した場合に、当該探索された系列局チャネルに受信する周波数チャネルを切り替える系列局先行サーチ処理を行うチャネル切替制御手段とを備えたものである。
このような放送受信機では、受信不良の発生、及び、中継局サーチ処理における探索の失敗時に実行される系列局サーチ処理によって受信中の放送局の系列局への切り替えが一度発生した以降は、ユーザから受信する周波数チャネルの切り替えを指示された時点で、即座に切り替え先の周波数チャネルの放送局についての系列局を探索する系列局先行サーチ処理が開始される。ここで、放送局の受信中に受信不良及び中継局の探索の失敗が発生して放送局が他の系列局に切り替えられた場合は、移動体が放送エリア間を移動したことが確実に見込める場合であり、したがって、それまで受信できていた他の周波数チャネル、よって、一般的に、ユーザが受信する周波数チャネルの切り替え指示時に切り替え先に指定する周波数チャネルについても、その放送局の放送エリア外に移動しており、当該周波数チャネルの受信を行っても、受信不良が生じ、中継局サーチの探索も失敗する蓋然性が大きい。
よって、本発明によれば、系列局サーチ処理によって受信中の放送局の系列局への切り替えが一度発生した以降において、周波数チャネルへの受信する周波数チャネルへの切り替えを指示された際に、受信不良の検出や中継局サーチ処理に時間を要することなく、ユーザが切り替え先に指定した周波数チャネルの放送局の系列局の受信を、よりすみやかに開始できるようになる。
ここで、以上の放送受信機は、より具体的には、前記チャネル切替制御手段において、前記指定周波数チャネルへの切り替えをユーザから指示されたときに、以前に前記受信制御手段の前記系列局サーチ処理によって前記系列局チャネルへの受信する周波数チャネルの切り替えが行われている場合であっても、前記指定周波数チャネルが、過去最後に行われた前記受信制御手段の前記系列局サーチ処理による前記系列局チャネルへの受信する周波数チャネルの切り替え以降に、当該チャネル切替制御手段による前記系列局先行サーチ処理によって前記系列局チャネルとして探索され受信する周波数チャネルとされた周波数チャネルと同じ放送局の周波数チャネルである更新済放送局チャネルである場合には、前記系列局先行サーチ処理を行わずに、前記指定周波数チャネルへの受信する周波数チャネルの切り替えを行うように構成してもよい。
また、以上の放送受信機は、より具体的には、複数のプリセット番号の各々に対して周波数チャネルを登録したプリセットテーブルと、ユーザからのプリセット番号の指定を、指定されたプリセット番号に対して前記プリセットテーブルに登録されている周波数チャネルを前記指定周波数チャネルとする、放送を受信する周波数チャネルの切り替えの指示として受け付ける切り替え指示受け付け手段とを設け、前記受信制御手段において、前記中継局サーチ処理において前記中継局チャネルへの受信する周波数チャネルの切り替えを行った場合、及び、前記系列局サーチ処理において前記系列局チャネルへの受信する周波数チャネルの切り替えを行った場合に、前記プリセットテーブルに登録されている当該切り替え前に受信中であった周波数チャネルを、当該切り替え後の周波数チャネルに更新し、前記チャネル切替制御手段において、前記系列局先行サーチ処理において前記系列局チャネルへの受信する周波数チャネルの切り替えを行った場合に、前記ユーザから指定されたプリセット番号に対して前記プリセットテーブルに登録されている周波数チャネルを、当該切り替え後の周波数チャネルに更新すると共に、前記系列局先行サーチ処理において前記系列局チャネルへの受信する周波数チャネルの切り替えを行った場合に、前記ユーザから指定されたプリセット番号に対して前記プリセットテーブルに登録されている周波数チャネルを、当該切り替え後の周波数チャネルに更新すると共に、前記指定周波数チャネルへの切り替えをユーザから指示されたときに、以前に前記受信制御手段の前記系列局サーチ処理によって前記系列局チャネルへの受信する周波数チャネルの切り替えが行われている場合であっても、ユーザから指定されたプリセット番号に対して登録されている周波数チャネルが、過去最後に行われた前記受信制御手段の前記系列局サーチ処理による前記系列局チャネルへの受信する周波数チャネルの切り替え以降に、当該チャネル切替制御手段によって更新されている場合には、前記系列局先行サーチ処理を行わずに、前記指定周波数チャネルへの受信する周波数チャネルの切り替えを行うように構成してもよい。
また、この場合には、当該放送受信機に、ユーザに対して出力する放送の受信に用いるフォアグランドチューナとして用いるチューナと、バックグランドチューナとして用いるチューナとを含む、各々一つの周波数チャネルを受信可能な複数のチューナを設け、前記受信制御手段において、前記フォアグランドチューナで受信中の放送に受信不良が生じた場合に、前記中継局サーチ処理における前記探索と前記系列局サーチ処理における前記探索とを、前記バックグランドチューナを用いて行い、前記チャネル切替制御手段は、前記系列局先行サーチ処理における前記探索を、前記フォアグランドチューナを用いて行うと共に、前記チャネル切替制御手段において、前記受信制御手段の前記系列局サーチ処理によって前記系列局チャネルへの受信する周波数チャネルの切り替えが行われた後に、最初に前記ユーザから放送を受信する周波数チャネルの切り替えを指示されたときに、前記バックグランドチューナを用いて受信状態が良好な周波数チャネルを探索し、前記プリセットテーブルにおいて各プリセット番号に対して登録されている周波数チャネルの各々を、探索した受信状態が良好な周波数チャネルに更新するスキャン処理を行うように構成してもよい。
このようにすることにより、受信中の放送局の系列局への切り替えが一度発生した後の最初の、放送を受信する周波数チャネルの切り替えの指示を受けた時点において行われるスキャン処理によって、前記プリセットテーブルにおいて各プリセット番号に対して登録されている周波数チャネルは良好に受信可能な周波数チャネルに更新されるので、以降の切り替えの指示に応じた受信周波数チャネルの切り替えが、系列局先行サーチ処理を要することなくすみやかに行えるようになる。
以上のように、本発明によれば、受信する放送チャネルの変更を指示されたときに、当該放送チャネルを放送している放送局の放送エリア内に位置していない場合における受信する放送チャネルの切り替えを、よりすみやかに行うことができる。
本発明の実施形態に係る放送受信機の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係るプリセットテーブルとスキップフラグテーブルとを示す図である。 本発明の実施形態に係る受信制御処理と受信チャネル切替処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る中継局サーチ処理と系列局サーチ処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る受信制御処理の処理例を示す図である。 本発明の実施形態に係る受信チャネル切替処理とバックグランドスキャン処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る受信制御処理の処理例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、自動車に搭載され、地上波デジタルTV放送を受信する放送受信機への適用を例にとり説明する。
図1に、本実施形態に係る放送受信機の構成を示す。
図示するように、放送受信機は、アンテナ1、フロントエンド部2、復調部3、ビデオデコーダ4、出力処理部5、アンプやスピーカなどを備えた音声出力装置6、表示装置7、入力装置8、制御部9、メモリ10を備えている。
このような構成において、フロントエンド部2は、制御部9から受信チャネルとして指定された周波数チャネルを受信し、受信信号を復調部3に出力する。復調部3は、入力する受信信号に対してOFDM復調やビタビ復号などの復調/復号処理を行ってTS(Transport Stream)を復元し、ビデオデコーダ4に送ると共に、NIT(Network Information Table)やBIT(Broadcaster Information Table)を復元し制御部9に送る。
ビデオデコーダ4は、TSの、制御部9から指定されたPID(Packet Identification)のTSP(Transport Stream Packet)をデコードする。そして、デコードした映像信号と音声信号とを出力処理部5に出力し、デコードした各種制御情報を制御部9に出力する。
出力処理部5は、制御部9の制御に従って、ビデオデコーダ4から入力する映像信号を表示装置7に表示したり、ビデオデコーダ4から入力する音声信号を音声出力装置6に出力したり、制御部9から指定されたユーザ操作受付用のメニュー画面を表示装置7に表示したり、制御部9から指定された操作案内音声を音声出力装置6に出力する処理を行う。
また、復調部3は、フロントエンド部2の受信電界強度などを参照して、現在の受信チャネルの受信信号のC/N(Carrier to Noise Ratio;搬送波電力対雑音電力比)や、BER(Bit Error Rate;ビット誤り率)や、受信信号に対するOFDM、(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)の同期確立の有無を受信信号の受信状態として測定し制御部9に通知する。
次に、本実施形態において、メモリ10に格納するプリセットテーブルについて説明する。
図2aに示すようにプリセットテーブルには、1から12までのプリセット番号が登録された12のエントリを有し、各エントリには、それぞれ一つの放送局の情報が登録されている。すなわち、各エントリには、当該エントリには放送局の放送局名(NID:Network_Identification)、放送局の系列(番組供給系列/ネットワーク)を表す系列ID(Affiliation ID)、放送局の放送を行っている各周波数チャネル(すなわち、放送局の各中継局の周波数チャネル)のうちの現在受信可能な一つの周波数チャネルを表す現用周波数チャネル、放送局の放送を行っている各周波数チャネル(すなわち、放送局の各中継局の周波数チャネル)を表す中継局周波数チャネル、オンまたはオフの値を設定することができるスキップ済フラグが登録される。
ここで、このようなプリセットテーブルの各エントリの初期設定は、制御部9が、次のようにして行う。
すなわち、放送受信機の初期設定時に、フロントエンド部2に各周波数チャネルをスキャンさせて、各プリセット番号について、当該プリセット番号と等しいRemote_Control_Key_IDを含む周波数チャネルのうちの復調部3から通知される受信状態が最も良好な放送を行っている周波数チャネルを探索し、当該プリセット番号のエントリに、探索した周波数チャネルを現用周波数チャネルに設定すると共に、当該現用周波数チャネルの放送に含まれる放送局名、系列ID、中継局周波数チャネルを登録する。ここで、このようなプリセットテーブルの各エントリの初期設定において、各プリセット番号のエントリの、スキップ済フラグにはオフを設定する。
ここで、Remote_Control_Key_IDは、放送局の指定する、当該放送局の放送を割り当てるべきキー番号の値を表すものである。また、NIDやRemote_Control_Key_IDや中継局周波数チャネルは、各周波数チャネルのTS中のNITに、系列IDはTS中のBITに含まれる。
ただし、各放送局と系列との対応をメモリ10に登録しておき、制御部9において、これに基づいて、各放送局に対応する系列IDを取得するようにしてもよい。
次に、本実施形態において、メモリ10に格納するスキップフラグテーブルについて説明する。
図2bに示すように、スキップフラグテーブルには、オンまたはオフの値を設定することができるスキップフラグ、フラグ設定日時を登録することができる。
ここで、スキップフラグの初期値はオフとする
以下、このような放送受信機において、制御部9が放送の受信を制御するために行う受信制御処理について説明する。
図3aに、この受信制御処理の手順を示す。
図示するように、この処理では、受信対象プリセット番号変更操作の発生(ステップ302)と、現在受信している周波数チャネルのT秒(たとえば、10秒)以上の受信不良の発生(ステップ304)を監視する。
ここで、ステップ302において、受信対象プリセット番号変更操作は、ユーザの入力装置8に対する現在の受信対象プリセット番号以外の、特定のプリセット番号の指定操作によって受け付ける。なお、現在の受信対象プリセット番号とは、現在、フロントエンド部2に指定している受信チャネルが現用周波数チャネルとして登録されているプリセット番号である。
また、ステップ304において、現在受信している周波数チャネルの受信不良は、復調部3から通知される受信状態に基づいて判定する。
そして、受信対象プリセット番号変更操作が発生したならば(ステップ302)、各部の受信チャネルの受信や出力の動作を停止した上(ステップ306)、図3bに示す受信チャネル切替処理を実行し(ステップ308)、受信チャネル切替処理が終了したならばステップ302、304の監視に戻る。
一方、T秒以上の受信不良が発生(ステップ304)した場合には、各部の受信チャネルの受信や出力の動作を停止した上(ステップ310)、図4aに示す中継局サーチ処理を実行し(ステップ312)、中継局サーチ処理が終了したならばステップ302、304の監視に戻る。
次に、受信制御処理のステップ310で実行される中継局サーチ処理について説明する。
図4aに示すように中継局サーチ処理では、プリセットテーブルの受信対象プリセット番号のエントリの中継局周波数チャネルに登録されている各周波数チャネルの受信状態を、良好な受信状態で受信可能な周波数チャネルが発見されるまで(ステップ404)、順次、調査する(ステップ402)。
なお、周波数チャネルの受信状態は、フロントエンド部2に、その周波数チャネルの受信を行わせ、これにより復調部3から通知される、その周波数チャネルの受信状態を取得することにより行う。
そして、プリセットテーブルの受信対象プリセット番号のエントリの中継局周波数チャネルに登録されている各周波数チャネルのうちに、良好な受信状態で受信可能な周波数チャネルが発見されたならば(ステップ404)、プリセットテーブルの受信対象プリセット番号のエントリの現用周波数チャネルを、発見された周波数チャネルに更新した上で(ステップ410)、プリセットテーブルの受信対象プリセット番号のエントリの現用周波数チャネルに、フロントエンド部2に指定する受信チャネルを変更し(ステップ412)、各部の受信チャネルの受信や出力の動作を再開させる(ステップ414)ことにより、発見した中継局の周波数チャネルの受信出力を開始し、中継局サーチ処理を終了する。
一方、プリセットテーブルの受信対象プリセット番号のエントリの中継局周波数チャネルに登録されている各周波数チャネルのうちに、良好な受信状態で受信可能な周波数チャネルが発見できなかった場合には(ステップ406)、図4bに示す系列局サーチ処理を実行し(ステップ408)、系列局サーチ処理が終了したならば中継局サーチ処理を終了する。
次に、中継局サーチ処理のステップ408で実行する系列局サーチ処理について説明する。
図4bに示すように、系列局サーチ処理では、(放送が行われている)全ての周波数チャネルの受信状態を、プリセットテーブルの受信対象プリセット番号のエントリの系列IDと同じ系列IDの周波数チャネルであって、良好な受信状態で受信可能な周波数チャネル(以下、「受信状態良好な系列局の周波数チャネル」)が発見されるまで(ステップ454)、順次、調査する(ステップ452)。
そして、受信状態良好な系列局の周波数チャネルが発見できなかった場合には(ステップ456)、そして、各部の受信チャネルの受信や出力の動作を再開させ(ステップ474)、系列局サーチ処理を終了する。
一方、受信状態良好な系列局の周波数チャネルが発見されたならば(ステップ454)、系列局サーチ処理の呼び出し元が中継局サーチ処理であるか否かを判定する(ステップ458)。
ここで、系列局サーチ処理は、図4aに示した中継局サーチ処理のステップ408で実行される場合の他、図3bに示す受信チャネル切替処理の後述するステップ362で行われる場合があり、図4aに示した中継局サーチ処理のステップ408で実行される場合に系列局サーチ処理の呼び出し元は中継局サーチ処理となり、受信チャネル切替処理の後述するステップ362で行われる場合に系列局サーチ処理の呼び出し元は受信チャネル切替処理となる。
そして、系列局サーチ処理の呼び出し元が中継局サーチ処理であれば(ステップ458)、スキップフラグテーブルのスキップフラグをオンに設定し、フラグ設定日時を現在日時に更新する(ステップ460)。
そして、次に、プリセットテーブルの全エントリのスキップ済フラグをオフにクリアする(ステップ462)。
そして、発見された受信状態良好な系列局の周波数チャネルに、プリセットテーブルの受信対象プリセット番号のエントリの現用周波数チャネルを更新する。また、発見された受信状態良好な系列局の周波数チャネルの放送に含まれる放送局名、系列ID、中継局周波数チャネルに、プリセットテーブルの受信対象プリセット番号のエントリの放送局名、系列ID、中継局周波数チャネルを更新する(ステップ464)。
次に、プリセットテーブルの受信対象プリセット番号のエントリのスキップ済フラグをオンに設定する(ステップ466)。
そして、プリセットテーブルの全てのプリセット番号のエントリのスキップ済フラグがオンに設定されたかどうかを調べ(ステップ468)、設定されていない場合には、そのままステップ472に進み、設定されている場合にはスキップフラグテーブルのスキップフラグをオフに設定した上で(ステップ470)、ステップ472に進む。
そして、ステップ472に進んだならば、プリセットテーブルの受信対象プリセット番号のエントリの現用周波数チャネルに、フロントエンド部2に指定する受信チャネルを変更する。そして、各部の受信チャネルの受信や出力の動作を再開させる(ステップ474)ことにより、発見した系列局の周波数チャネルの受信出力を開始し、系列局サーチ処理を終了する。
一方、ステップ458で、系列局サーチ処理の呼び出し元が中継局サーチ処理でないと判定された場合、すなわち、系列局サーチ処理の呼び出し元が受信チャネル切替処理である場合には、ステップ460-462を行うことなく、上述したステップ464-474の処理を行って系列局サーチ処理を終了する。
次に、図3aの受信制御処理のステップ308で実行される受信チャネル切替処理について説明する。
図3bに示すように、受信チャネル切替処理では、まず、受信対象プリセット番号を、図3aの受信制御処理のステップ302で受け付けた受信対象プリセット番号変更操作によって指定された変更後のプリセット番号に更新する(ステップ352)。
そして、スキップフラグテーブルのスキップフラグがオンに設定されているかどうかを調べ(ステップ354)、設定されていなければ、プリセットテーブルの受信対象プリセット番号のエントリの現用周波数チャネルに、フロントエンド部2に指定する受信チャネルを変更し(ステップ356)、各部の受信チャネルの受信や出力の動作を再開させる(ステップ358)ことにより、受信対象プリセット番号変更操作によって指定された変更後のプリセット番号の現用周波数チャネルの受信出力を開始し、受信チャネル切替処理を終了する。
一方、スキップフラグテーブルのスキップフラグがオンに設定されている場合には(ステップ354)、プリセットテーブルの受信対象プリセット番号のエントリに登録されているスキップ済フラグがオンに設定されているかどうかを調べ(ステップ360)、オンに設定されていれば、上述したステップ356-358の処理を行って、受信対象プリセット番号変更操作によって指定された変更後のプリセット番号の現用周波数チャネルの受信出力を開始し、受信チャネル切替処理を終了する。
一方、プリセットテーブルの受信対象プリセット番号のエントリに登録されているスキップ済フラグがオンに設定されていない場合には(ステップ360)、図4bの上述した系列局サーチ処理を実行し(ステップ362)、系列局サーチ処理が終了したならば、受信チャネル切替処理を終了する。
以上、制御部9が放送の受信を制御するために行う受信制御処理について説明した。
なお、制御部9は、以上の処理の他、スキップフラグテーブルに登録されているフラグ設定日時が、あまりに古い日時(たとえば、数ヶ月前)となった場合には、スキップフラグやプリセットテーブルの各エントリのスキップ済フラグを全てオフに設定する処理も行うようにしてもよい。
このような受信制御処理の処理例を図5に示す。
ここで、我が国においては、各放送局の放送エリアは、放送送信所を複数の放送局で共用している等の理由により、およそ複数のエリアに共通化されている。いま、ここでは、放送エリアとして、「東京エリア」と、「東京エリア」に隣接する「茨城エリア」が存在するものとして説明を行う。
さて、いま、スキップフラグはオフに設定されており、各プリセット番号に対してスキップ済フラグがオフに設定されている状態において、図示するように、プリセットテーブルのプリセット番号1に対して放送局「MHK総合 東京」が登録され、プリセット番号2に対して放送局「MHK教育 東京」が登録され、プリセット番号12に対して放送局「テレビ日本 東京」が登録されておりプリセット番号1の放送局「MHK総合 東京」を受信中の場合を想定する。
この場合において、自動車が東京エリアから茨城エリアに移動すると、放送局「MHK総合 東京」の放送の受信不良(501)がT秒以上発生する。すると、まず、中継局サーチが行われ(502)、「MHK総合 東京」の放送を行っている他の中継局のサーチが行われる。ここでは、既に茨城エリアに移動しているので、「MHK総合 東京」の放送を行っている他の中継局が見つからず、引き続き、放送局「MHK総合 東京」と同系列の他の放送局である系列局のサーチが行われ(503)、茨城エリアにおける「MHK総合 東京」と同系列の放送局である「MHK総合 水戸」が発見され、プリセット番号1の放送局が「MHK総合 水戸」に更新されると共に、受信する放送局が「MHK総合 水戸」に切り替わる(504)。また、このときに、スキップフラグがオンにセットされると共に、プリセット番号1のスキップ済フラグがオンに、他の全てのプリセット番号のスキップ済フラグがオフに設定される。
その後、ユーザがプリセット番号2への受信プリセット番号変更操作(505)を行うと、スキップフラグがオンに設定されており、かつ、プリセット番号2のスキップ済フラグはオフであるので、即座に、プリセット番号2に登録されている「MHK教育 東京」と同系列の他の放送局である系列局のサーチが行われ(506)、茨城エリアにおける「MHK教育 東京」と同系列の放送局である「MHK教育 水戸」が発見され、プリセット番号2の放送局が「MHK教育 水戸」に更新されると共に、受信する放送局が「MHK教育 水戸」に切り替わる(507)。また、このとき、プリセット番号2のスキップ済フラグがオンに設定される。
次に、ユーザがプリセット番号12への受信プリセット番号変更操作(508)を行った場合も同様であり、この時点では、スキップフラグがオンに設定されており、かつ、プリセット番号12のスキップ済フラグがオフであるので、即座に、プリセット番号12に登録されている「テレビ日本 東京」と同系列の他の放送局である系列局のサーチが行われ(509)、茨城エリアにおける「テレビ日本 東京」と同系列の放送局である「テレビ日本 水戸」が発見され、プリセット番号12の放送局が「テレビ日本 水戸」に更新されると共に、受信する放送局が「テレビ日本 水戸」に切り替わる(510)。また、このとき、プリセット番号12のスキップ済フラグがオンに設定される。
なお、もし、この直後に、ユーザがプリセット番号1やプリセット番号2への受信プリセット番号変更操作を行った場合には、この時点では、スキップフラグがオンに設定されているが、プリセット番号1やプリセット番号2のスキップ済フラグはオンに設定されているので、系列局のサーチは行われず、受信する放送局が、その時点でプリセット番号1やプリセット番号2に登録されている放送局に切り替わることとなる。
さて、以上のように、自動車が東京エリアから茨城エリアに移動した後の最初のT秒以上の受信不良発生、及び、中継局サーチの失敗によって、受信中の放送局の系列局への切替が一度発生した以降は、受信プリセット番号変更操作が行われた時点で、即座に変更先のプリセット番号の放送局についての系列局のサーチが開始される。ここで、あるプリセット番号に登録されている放送局の受信中に中継局サーチの失敗が発生して、系列局サーチにより受信する放送局が他の系列局に切り替えられた場合は、自動車が放送エリアを移動したことが確実に見込める場合であり、したがって、他のプリセット番号に登録されている放送局についても、その放送局の放送エリア外に移動しており、当該放送局の受信を行ってもT秒以上の受信不良生じ、当該放送局の中継局サーチも失敗する蓋然性が大きい。
よって、本発明によれば、受信プリセット番号変更操作を受け付けたときに、変更先のプリセット番号の放送局の放送エリア内に位置していない場合に、受信不良の検出や中継局サーチに時間を要することなく、プリセット番号に登録されていた放送局の系列局の受信を、よりすみやかに開始できるようになる。
以上、本発明の実施形態について説明した。
ところで、以上の実施形態は、図1bに示すように、フロントエンド部2と復調部3とより構成されるチューナ部100を複数備えるとともに、複数のチューナ部100の一部をフォアグランドチューナ部として受信チャネルの放送の受信、出力に用いるように制御するダイバシティ受信制御部11を備える放送受信機にも適用することができる。なお、図1bに示した放送受信機における上述した受信チャネルは、フォアグランドチューナ部のフロントエンド部2に当該フロントエンド部2が受信する周波数チャネルとして設定される周波数チャネルである。
また、この場合には、制御部9において、受信制御処理、中継局サーチ処理、系列局サーチ処理、受信チャネル切替処理を以下のように行うようにしてもよい。
すなわち、受信制御処理では、図3aに示した受信制御処理のステップ306、310を廃して、フォアグランドチューナ部を用いた受信チャネルの受信、出力を停止することなく継続したまま、ステップ308の受信チャネル切替処理と、ステップ312の中継局サーチ処理を実行するようにする。
また、図4aの中継局サーチ処理は、ステップ402の各中継局周波数チャネルの調査を複数のチューナ部100のうちのフォアグランドチューナ部を除くチューナ部100であるバックグランドチューナ部を用いて行うようにすると共に、中継局サーチ処理のステップ414を廃し、ステップ412実行後は、そのまま中継局サーチ処理を終了するようにする。
図4bの系列局サーチ処理は、ステップ452の周波数チャネルの調査をバックグランドチューナ部を用いて行うようにすると共に、ステップ458を廃して、ステップ454で受信状態良好な系列局の受信チャネルが発見された場合にはステップ460に無条件に進むようにする。また、ステップ474の処理を廃し、ステップ456で受信状態良好な系列局の周波数チャネルが発見できなかった場合や、ステップ472の実行後は、そのまま系列局サーチ処理を終了するようにする。
また、プリセットテーブルのスキップ済フラグを廃し、系列局サーチ処理のステップ460ではスキップフラグの設定のみを行い、スキップ済フラグに関するステップ462、466-470の処理は、これを行わないようにする。
そして、受信チャネル切替処理を図6aに示すように行うようにする。
すなわち、受信チャネル切替処理では、まず、受信対象プリセット番号を、図3aの受信制御処理のステップ302で受け付けた受信対象プリセット番号変更操作によって指定された変更後のプリセット番号に更新する(ステップ602)。
そして、スキップフラグテーブルのスキップフラグがオンに設定されているかどうかを調べ(ステップ604)、設定されていなければ、プリセットテーブルの受信対象プリセット番号のエントリの現用周波数チャネルに、フォアグランドチューナ部のフロントエンド部2に指定する受信チャネルを変更(ステップ606)することにより、受信対象プリセット番号変更操作によって指定された変更後のプリセット番号の現用周波数チャネルの受信出力を開始し、受信チャネル切替処理を終了する。
一方、スキップフラグテーブルのスキップフラグがオンに設定されている場合には(ステップ604)、各部の受信チャネルの放送の受信出力動作を停止し(ステップ608)、バックグランドスキャン処理を起動した上で(ステップ610)、フォアグランド系列局サーチ処理を実行し(ステップ612)、フォアグランド系列局サーチ処理が終了したならば、受信チャネル切替処理を終了する。
ここで、ステップ612で実行するフォアグランド系列局サーチ処理は、先に図4bに示した系列局サーチ処理と同様の処理である。ただし、フォアグランド系列局サーチ処理では、図4bの、ステップ452の周波数チャネルの調査をフォアグランドチューナ部を用いて行うようにすると共に、ステップ458、460、462、466、468、470の処理を廃して、ステップ454で受信状態良好な系列局の受信チャネルが発見された場合にはステップ464-472-474の処理を行って、フォアグランド系列局サーチ処理を終了するようにする。
次に、受信チャネル切替処理のステップ610で起動されるバックグランドスキャン処理の手順を図6bに示す。
図示するように、バックグランドスキャン処理では、まず、バックグランドチューナ部を用いて、(放送が行われている)全ての周波数チャネルの受信状態と、各周波数チャネルで送信されるRemote_Control_Key_ID、放送局名、系列ID、中継局周波数チャネルを調査する(ステップ652)。
そして、受信対象プリセット番号以外の各プリセット番号について、プリセットテーブルの当該プリセット番号のエントリの登録情報を更新する。すなわち、各プリセット番号のエントリについて、当該エントリのプリセット番号と等しいRemote_Control_Key_IDを含む周波数チャネルのうちの受信状態が最も良好であった周波数チャネルを現用周波数チャネルとして設定すると共に、当該現用周波数チャネルから取得した放送局名、系列ID、中継局周波数チャネルを登録する(ステップ654)。
そして、スキップフラグテーブルのスキップフラグをオフに設定し(ステップ656)、バックグランドスキャン処理を終了する。
ここで、以上のように受信制御処理、中継局サーチ処理、系列局サーチ処理、受信チャネル切替処理を行った場合の処理例を図7に示す。
さて、いま、スキップフラグはオフに設定されており、図示するように、フォアグランドチューナ部でプリセット番号1に登録されている放送局「MHK総合 東京」を受信中に、自動車が東京エリアから茨城エリアに移動すると、放送局「MHK総合 東京」の放送の受信不良(701)がT秒以上発生する。
すると、フォアグランドチューナ部の「MHK総合 東京」の受信出力を継続したまま、バックグランドチューナ部で中継局サーチが行われ(702)、「MHK総合 東京」の放送を行っている他の中継局のサーチが行われる。ここでは、既に茨城エリアに移動しているので、「MHK総合 東京」の放送を行っている他の中継局が見つからず、引き続き、バックグランドチューナ部で、放送局「MHK総合 東京」と同系列の他の放送局である系列局のサーチが行われ(703)、茨城エリアにおける「MHK総合 東京」と同系列の放送局である「MHK総合 水戸」が発見され、プリセット番号1に登録される放送局、及び、フォアグランドチューナ部で受信し出力する放送局が「MHK総合 水戸」に変更される(704)。また、このときに、スキップフラグがオンにセットされる。なお、バックグランドチューナ部で中継局サーチ、系列局サーチを行っている期間中も、フォアグランドチューナ部の「MHK総合 東京」の受信出力は継続されているので、フォアグランドチューナ部の「MHK総合 東京」の受信状態が復帰すれば、当該「MHK総合 東京」の出力が行われることとなる。
その後、ユーザがプリセット番号2への受信プリセット番号変更操作(705)を行うと、この時点では、スキップフラグがオンに設定されているので、フォアグランドチューナ部で、プリセット番号2に登録されている「MHK教育 東京」と同系列の他の放送局である系列局のサーチが開始されると共に(706)、バックグランドチューナ部で、バックグランドスキャン処理(707)が開始される。
そして、フォアグランドチューナ部の系列局のサーチによって、茨城エリアにおける「MHK教育 東京」と同系列の放送局である「MHK教育 水戸」が発見され、プリセット番号2に登録される放送局、及び、フォアグランドチューナ部で受信し出力する放送局が「MHK教育 水戸」に変更される(708)。
一方で、フォアグランドチューナ部の以上の動作と並行して、バックグランドチューナ部によるバックグランドスキャン処理によって、プリセット番号2以外の各プリセット番号に登録する放送局が、現時点において良好に受信できる放送局への更新が行われ、更新が完了するとスキップフラグがオフに設定される。
そして、その後に、ユーザがプリセット番号12への受信プリセット番号変更操作(709)を行うと、この時点では、スキャンフラグはオフに設定されているので、バックグランドスキャン処理によって、プリセット番号12に登録された「テレビ日本 水戸」に、フォアグランドチューナ部で受信する放送局が変更される(710)。ここで、この時点で、プリセット番号12に登録された「テレビ日本 水戸」は、茨城エリアに移動した後に行ったバックグランドスキャン処理によって発見された良好に受信できる放送局であるので、「テレビ日本 水戸」は現時点においても良好に受信できることが期待できる。
よって、図5と図7との比較よりも理解されるように、このように受信制御処理、中継局サーチ処理、系列局サーチ処理、受信チャネル切替処理を行うことにより、以上のように、放送エリアを移動した後の最初のT秒以上の受信不良発生、及び、中継局サーチの失敗によって、受信中の放送局の系列局への切り替えが一度発生した以降の、1回目の受信プリセット番号変更操作(図5の505、図7の705)が行われたときの放送(図では「MHK教育 水戸」)の受信開始に要する時間は、図5の場合と同様となるが、2回目以降の受信プリセット番号変更操作(図5の508、図7の709)が行われた時点では、放送(図では「テレビ日本 水戸」)の受信が即座に、図5の場合に比べよりすみやかに開始するようになる。
以上、本発明の実施形態について説明した。
1…アンテナ、2…フロントエンド部、3…復調部、4…ビデオデコーダ、5…出力処理部、6…音声出力装置、7…表示装置、8…入力装置、9…制御部、10…メモリ、11…ダイバシティ受信制御部、100…チューナ部。

Claims (4)

  1. 同じ番組供給系列に属する各放送局の放送が地域毎に異なる周波数チャネルで放送される放送システムに適用される、移動体に搭載される放送受信機であって、
    受信中の周波数チャネルに受信不良が生じた場合に、受信中の周波数チャネルと同じ放送局の放送が行われている受信状態が良好な周波数チャネルである中継局チャネルを探索し、当該中継局チャネルの探索が成功した場合に当該探索された中継局チャネルに、受信する周波数チャネルを切り替える中継局サーチ処理を行い、当該中継局サーチ処理において前記中継局チャネルの探索が失敗した場合に、受信中の周波数チャネルの放送局と同じ番組供給系列に属する放送局の放送が行われている受信状態が良好な周波数チャネルである系列局チャネルを探索し、当該系列局チャネルの探索が成功した場合に当該探索された前記系列局チャネルに、受信する周波数チャネルを切り替える系列局サーチ処理を行う受信制御手段と、
    放送を受信する周波数チャネルの、ユーザが指定した周波数チャネルである指定周波数チャネルへの切り替えをユーザから指示されたときに、以前に前記受信制御手段の前記系列局サーチ処理によって前記系列局チャネルへの受信する周波数チャネルの切り替えが行われていない場合には、前記指定周波数チャネルへの受信する周波数チャネルの切り替えを行い、以前に前記受信制御手段の前記系列局サーチ処理によって前記系列局チャネルへの受信する周波数チャネルの切り替えが行われている場合には、前記指定周波数チャネルの放送と同じ番組供給系列に属する放送局の放送が行われている受信状態が良好な周波数チャネルである系列局チャネルを探索し、当該系列局チャネルの探索が成功した場合に、当該探索された系列局チャネルに受信する周波数チャネルを切り替える系列局先行サーチ処理を行うチャネル切替制御手段とを有することを特徴とする放送受信機。
  2. 請求項1記載の放送受信機であって、
    前記チャネル切替制御手段は、前記指定周波数チャネルへの切り替えをユーザから指示されたときに、以前に前記受信制御手段の前記系列局サーチ処理によって前記系列局チャネルへの受信する周波数チャネルの切り替えが行われている場合であっても、前記指定周波数チャネルが、過去最後に行われた前記受信制御手段の前記系列局サーチ処理による前記系列局チャネルへの受信する周波数チャネルの切り替え以降に、当該チャネル切替制御手段による前記系列局先行サーチ処理によって前記系列局チャネルとして探索され受信する周波数チャネルとされた周波数チャネルと同じ放送局の周波数チャネルである更新済放送局チャネルである場合には、前記系列局先行サーチ処理を行わずに、前記指定周波数チャネルへの受信する周波数チャネルの切り替えを行うことを特徴とする放送受信機。
  3. 請求項1記載の放送受信機であって、
    複数のプリセット番号の各々に対して周波数チャネルを登録したプリセットテーブルと、
    ユーザからのプリセット番号の指定を、指定されたプリセット番号に対して前記プリセットテーブルに登録されている周波数チャネルを前記指定周波数チャネルとする、放送を受信する周波数チャネルの指示として受け付ける指示受け付け手段とを有し、
    前記受信制御手段は、
    前記中継局サーチ処理において前記中継局チャネルへの受信する周波数チャネルの切り替えを行った場合、及び、前記系列局サーチ処理において前記系列局チャネルへの受信する周波数チャネルの切り替えを行った場合に、前記プリセットテーブルに登録されている当該切り替え前に受信中であった周波数チャネルを、当該切り替え後の周波数チャネルに更新し、
    前記チャネル切替制御手段は、
    前記系列局先行サーチ処理において前記系列局チャネルへの受信する周波数チャネルの切り替えを行った場合に、前記ユーザから指定されたプリセット番号に対して前記プリセットテーブルに登録されている周波数チャネルを、当該切り替え後の周波数チャネルに更新するとともに、
    前記指定周波数チャネルへの切り替えをユーザから指示されたときに、以前に前記受信制御手段の前記系列局サーチ処理によって前記系列局チャネルへの受信する周波数チャネルの切り替えが行われている場合であっても、ユーザから指定されたプリセット番号に対して登録されている周波数チャネルが、過去最後に行われた前記受信制御手段の前記系列局サーチ処理による前記系列局チャネルへの受信する周波数チャネルの切り替え以降に、当該チャネル切替制御手段によって更新されている場合には、前記系列局先行サーチ処理を行わずに、前記指定周波数チャネルへの受信する周波数チャネルの切り替えを行うことを特徴とする放送受信機。
  4. 請求項3記載の放送受信機であって、
    ユーザに対して出力する放送の受信に用いるフォアグランドチューナとして用いるチューナと、バックグランドチューナとして用いるチューナとを含む、各々一つの周波数チャネルを受信可能な複数のチューナを有し、
    前記受信制御手段は、前記フォアグランドチューナで受信中の放送に受信不良が生じた場合に、前記中継局サーチ処理における前記探索と前記系列局サーチ処理における前記探索とを、前記バックグランドチューナを用いて行い、
    前記チャネル切替制御手段は、前記系列局先行サーチ処理における前記探索を、前記フォアグランドチューナを用いて行い、
    かつ、前記チャネル切替制御手段は、前記受信制御手段の前記系列局サーチ処理によって前記系列局チャネルへの受信する周波数チャネルの切り替えが行われた後に、最初に前記ユーザから放送を受信する周波数チャネルの切り替えを指示されたときに、前記バックグランドチューナを用いて受信状態が良好な周波数チャネルを探索し、前記プリセットテーブルにおいて各プリセット番号に対して登録されている周波数チャネルの各々を、探索した受信状態が良好な周波数チャネルに更新するスキャン処理を行うことを特徴とする放送受信機。
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