JP2019198029A - デジタル放送受信機 - Google Patents

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【課題】放送局の検索に要する時間を短縮することができるデジタル放送受信機を提供すること。【解決手段】地上デジタル放送受信機100は、チューナ部10と、チューナ部10の受信周波数を切り替える受信周波数切替制御部52と、チューナ部10から出力される信号を用いて復調処理を行うOFDM復調部30、MPEGデコーダ40と、復調処理後の受信データからNITを取得するNIT取得部53と、復調処理後の受信データからPMTを取得するPMT取得部54と、PMT取得部54によって取得したPMTに基づいて、このPMTを取得した放送波に対応する放送局が、NIT取得部53によってNITを取得済みの放送波に対応する放送局と同じサービスを提供している放送局か否かを判定するスキャン制御部55、サーチ制御部56とを備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、車両に搭載されて映像や音声などのデジタル放送を受信するデジタル放送受信機に関する。
従来から、周波数サーチを開始した後、周波数の同調を行い、PAT(Program Association Table)を取得できなかった場合には直ちに次の周波数の同調に進み、PATを取得できた場合にはNIT(Network Information Table)の取得処理を行うことにより、受信可能な放送局の情報を順番に検索するようにした放送サーチ装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。この放送サーチ装置によれば、放送局が存在しないことをNITよりも再送周期が短いPATを用いて判定することにより、放送局の検索に要する時間を短縮することができる。
特開2004−289531号公報
ところで、上述した特許文献1に開示された放送サーチ装置では、PATを用いて放送局が存在することを確認した後にNITの取得を待ってこの放送局の詳細を確認する必要があり、NITの再送周期が比較的長いことから、やはり放送局の検索に時間がかかるという問題があった。また、PATは地上デジタル放送の固定向け放送について取得が可能であり、移動体向け放送については取得することができない。したがって、受信状態が悪化して移動体向け放送を受信している場合、あるいは、移動体向け放送専用の受信機の場合には適用することができないという問題があった。
本発明は、このような点に鑑みて創作されたものであり、その目的は、放送局の検索に要する時間を短縮することができるデジタル放送受信機を提供することにある。また、本発明の他の目的は、移動体向け放送受信中であっても、放送局の検索に要する時間を短縮することができるデジタル放送受信機を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明のデジタル放送受信機は、MPEG2−TS規格に準拠した構造を有する放送波を受信するチューナ部と、チューナ部の受信周波数を切り替える切替制御手段と、チューナ部から出力される信号を用いて復調処理を行う復調処理手段と、復調処理手段による復調処理後の受信データからNIT(ネットワーク・インフォメーション・テーブル)を取得するNIT取得手段と、復調処理手段による復調処理後の受信データからPMT(プログラム・マップ・テーブル)を取得するPMT取得手段と、PMT取得手段によって取得したPMTに基づいて、このPMTを取得した放送波に対応する放送局が、NIT取得手段によってNITを取得済みの放送波に対応する放送局と同じサービスを提供している放送局か否かを判定する放送局判定手段とを備えている。特に、上述した放送局判定手段は、PMTに含まれるサービスIDが、NITに基づいて特定されるサービスIDと同じであるときに、同じサービスを提供している旨の判定を行うことが望ましい。
新たな放送波を受信したときに、再送周期が長いNITを待たずに再送周期が短いPMTを取得することで同一サービスを提供している放送局(中継局)であるか否かを判定することができ、放送局の検索に要する時間を短縮することができる。
また、受信対象となりうる放送局に対応するNITの情報があらかじめ格納されたNIT情報格納手段をさらに備え、放送局判定手段は、2つ受信周波数のそれぞれに対応する放送波に対応してPMT取得手段によって取得したPMTと、NIT情報格納手段に格納されたNIT情報とに基づいて、これら2つの受信周波数の放送波に対応する2つの放送局が同じサービスを提供している放送局否かを判定することが望ましい。これにより、NITの受信を待たずにPMTのみを取得することで、同一サービスを提供している放送局(中継局)であるか否かだけでなく、その放送局名(事業者名)等を特定することが可能となる。
また、上述した放送局判定手段によって同じサービスを提供していると判定された2つの放送局の中で受信状態が良好な放送局を登録する放送局登録手段をさらに備えることが望ましい。これにより、スキャン動作に伴う中継局を考慮した放送局のプリセット登録に要する時間の短縮が可能となる。
また、上述した放送局判定手段によって同じサービスを提供していると判定された場合であって、PMTを取得した放送波の受信状態が、NIT取得手段によってNITを取得済みの放送波の受信状態よりも良好な場合に、PMTを取得した放送波に対応する放送局を受信対象として設定する放送局切替手段をさらに備えることが望ましい。これにより、サーチ動作に伴う中継局の切り替えに要する時間の短縮が可能となる。
また、上述したチューナ部は、地上デジタル放送によって配信される放送波を受信することが望ましい。また、上述したPMT取得手段は、チューナ部によって移動体向け放送を受信中の場合には移動体向け放送のPMTを取得し、チューナ部によって固定向け放送を受信中の場合には固定向け放送のPMTを取得することが望ましい。これにより、地上デジタル放送において移動体向け放送と固定向け放送のいずれの場合にも、PMTを用いた放送局検索の時間短縮が可能となる。換言すれば、移動体向け放送受信中であっても、放送局の検索に要する時間を短縮することができる。
一実施形態の地上デジタル放送受信機の構成を示す図である。 受信帯域について周波数掃引を行って受信可能な放送局を登録するスキャン動作の動作手順を示す流れ図である。 スキャン動作の変形例の動作手順を示す流れ図である。 受信中の放送局の受信状態が悪化したときに、同じサービス内容の中継局を探して受信対象を切り替えるサーチ動作の動作手順を示す図である。
以下、本発明を適用した一実施形態の地上デジタル放送受信機について、図面を参照しながら説明する。
図1は、一実施形態の地上デジタル放送受信機の構成を示す図である。図1に示すように、本実施形態の地上デジタル放送受信機100は、チューナ部10、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplex)復調部30、MPEGデコーダ40、デジタル−アナログ変換器(D/A)42、スピーカ44、表示処理部46、表示装置48、制御部50、NIT情報格納部60、プリセット格納部70を含んで構成されている。
チューナ部10は、指定された放送局に対応する受信周波数の放送波をアンテナを介して受信する。このチューナ部10は、MPEG2−TS規格に準拠した構造を有する放送波を受信することができる。OFDM復調部30は、チューナ部10から入力される放送信号(IF信号)に対してOFDM復調処理を行い、TS(トランスポートストリーム)信号を出力する。
MPEGデコーダ40は、OFDM復調部30から出力されるTS信号に含まれる受信番組の音声および映像のMPEG信号をデコードし、音声データおよび映像データを出力する。なお、実際には、OFDM復調部30から出力されるTS信号はデマルチプレクサに入力されて、利用者が視聴を希望している番組に対応する音声および映像のMPEG信号が分離されるが、このような番組の受信動作自体は従来手法と同じであって、図1では概略構成のみが図示されている。また、本実施形態の地上デジタル放送受信機100では、地上デジタル放送として固定向け放送と移動体向け放送の両方の番組を受信することができるようになっている。
デジタル−アナログ変換器42は、MPEGデコーダ40から出力される音声データをアナログ音声信号に変換し、スピーカ44から出力する。表示処理部46は、MPEGデコーダ40から出力される映像データを表示に適した形式(例えば、NTSC形式)の映像信号に変換して表示装置48に表示する。
制御部50は、選択された放送波に対応する番組受信動作や、周波数掃引して受信可能な放送局を登録するスキャン動作や、受信中の放送波の受信状態が悪化したときに同じサービス内容の中継局を検索するサーチ動作など、地上デジタル放送受信機100の全体を制御する。この制御部50は、受信状態判定部51、受信周波数切替制御部52、NIT取得部53、PMT(Program Map Table)取得部54、スキャン制御部55、サーチ制御部56を備えている。
受信状態判定部51は、チューナ部10を用いて受信した放送波の受信状態を判定する。例えば、BERやC/Nなどの受信品質が受信状態として判定される。受信周波数切替制御部52は、チューナ部10によって放送波を受信する周波数を設定するとともに、受信可能な放送波(放送局)をスキャンしたり、受信中の放送局の中継局をサーチする際には、チューナ部10の受信周波数を所定の順番で切り替える。
NIT取得部53は、チューナ部10を用いていずれかの周波数の放送波を受信しているときに、この放送波に対応するMPEGデコーダ40によるデコード処理によって得られるデータの中からNITを抽出して取得する。このNITに基づいてTS(Transport Stream)IDやサービスIDを特定し、事業者毎の放送局を識別することが可能となる。
PMT取得部54は、チューナ部10を用いていずれかの周波数の放送波を受信しているときに、この放送波に対応するMPEGデコーダ40によるデコード処理によって得られるデータの中からPATを抽出して取得する。このPATに基づいて、このPATが含まれる放送波の放送局に対応するサービスIDを特定することが可能となる。また、本実施形態では、このPMT取得部54は、チューナ部10によって移動体向け放送を受信中の場合には移動体向け放送のPMTを取得し、チューナ部10によって固定向け放送を受信中の場合には固定向け放送のPMTを取得する。
スキャン制御部55は、利用者の指示に応じて、あるいは、所定の条件を満たしたときに自動的にスキャン動作を行って、受信可能な放送局をプリセット登録する。この登録は、各放送局の選択に必要な情報をプリセット格納部70に格納することにより行われる。サーチ制御部56は、現在受信中の放送波の受信状態が悪化したときにサーチ動作を行って、同じサービス内容の中継局を検索する。
上述したスキャン動作あるいはサーチ動作において受信周波数を順番に切り替えて放送波を受信する際に、各放送波を送信する放送局が中継局であるか否かを判定する。なお、本実施形態では、ある放送局があったときに、同じ内容のサービスを放送している他の放送局(TSIDやサービスIDが同じ放送局)を「中継局」と称している。
スキャン動作においては、ある受信周波数の放送局をプリセット登録した後に、受信周波数を切り替えていって他の放送局が存在したときに、この新たに見つけた放送局がプリセット登録済みの放送局に対する中継局であった場合には、プリセット登録済みの放送局よりもこの中継局の方が受信状態が良好であればプリセット登録内容の更新(上書き)が行われる。一方、サーチ動作においては、ある受信周波数の放送局を受信中に受信状態が悪化した場合に、他の受信周波数に切り替えて、受信状態が良好な中継局を探すことになる。
具体的には、周波数切替後の放送波(放送局)についてNITあるいはPMTを取得する。先に、NITを取得した場合には、このNITに基づいてTSIDを特定し、同じTSIDに対応するNIT取得済みの他の放送波(放送局)がある場合には、周波数切替後の放送局が中継局と判定される。
一方、先に、PMTを取得した場合には、このPMTに基づいてサービスIDを特定し、同じサービスIDを有するNIT取得済みの放送波(放送局)があるか否かを確認し、存在する場合には、周波数切替後の放送局が切替局と判定される。また、このようなNIT取得済みの放送局が存在しない場合には、周波数切替後の放送局は中継局ではないと判定される。
NIT情報格納部60は、受信する可能性のある各放送局のNITと同等の情報(NIT情報)を格納する。このNIT情報を用いることにより、周波数切替後の放送波に対応するPMTを取得したときに、このPMTによって基づいて特定されたサービスIDを有するNIT取得済みの放送波が存在しない場合であっても、このサービスIDに基づいてこの放送局のTSIDを特定し、NITの取得を待つことなく、このTSIDに対応する事業者毎の放送局(放送局名、事業者名)を知ることが可能となる。
上述した受信周波数切替制御部52が切替制御手段に、OFDM復調部30、MPEGデコーダ40が復調処理手段に、NIT取得部53がNIT取得手段に、PMT取得部54がPMT取得手段に、スキャン制御部55、サーチ制御部56が放送局判定手段に、NIT情報格納部60がNIT情報格納手段に、スキャン制御部55が放送局登録手段に、サーチ制御部56が放送局切替手段にそれぞれ対応する。
本実施形態の地上デジタル放送受信機100はこのような構成を有しており、次に、その動作を説明する。
図2は、受信帯域について周波数掃引を行って受信可能な放送局を登録するスキャン動作の動作手順を示す流れ図である。
まず、スキャン制御部55は、受信周波数切替制御部52に指示を送って、受信周波数をスキャン開始周波数に設定する(ステップ100)。次に、スキャン制御部55は、この受信周波数において同期が確立されたか否かを判定する(ステップ102)。放送波が存在して同期が確立されるとこの判定において肯定判断が行われる。次に、受信状態判定部51は、受信状態(受信品質)を判定する(ステップ104)。
次に、スキャン制御部55は、受信中の放送波のNITをNIT取得部53によって取得できたか否かを判定する(ステップ106)。NITを取得できた場合には肯定判断が行われ、スキャン制御部55は、取得したNITに基づいてTSIDを特定し、同じTSIDに対応するNITの放送局を受信済みか(既取得局か)否かを判定する(ステップ108)。受信済みでない場合(このTSIDの放送局を初めて受信した場合)には否定判断が行われる。次に、スキャン制御部55は、この放送局をプリセット格納部70にプリセット登録する(ステップ110)。
次に、スキャン制御部55は、周波数掃引の対象となる次の周波数があるか否かを判定する(ステップ112)。NITやPMTの取得可否を確認していない他の周波数が存在する場合には肯定判断が行われ、スキャン制御部55は、受信周波数切替制御部52に指示を送って、受信周波数を切り替える(ステップ114)。その後、ステップ102に戻って、同期確立判定以降の動作が繰り返される。また、他の周波数が存在しない場合にはステップ112の判定において否定判断が行われ、一連のスキャン動作が終了する。
また、NITを取得できなかった場合にはステップ106の判定において否定判断が行われる。次に、PMT取得部54は、受信中の放送波のPMTを取得できたか否かを判定する(ステップ116)。PMTが取得できなかった場合には否定判断が行われ、ステップ104に戻って受信状態判定以降の動作が繰り返される。
また、PMTが取得できた場合には、ステップ116の判定において肯定判断が行われる。次に、スキャン制御部55は、取得したPMTに基づいてサービスIDを特定し、同じサービスIDを有するNITの放送局を受信済みか(既取得局か)否かを判定する(ステップ118)。受信済みでない場合には否定判断が行われ、ステップ104に戻って受信状態判定以降の動作が繰り返される。
また、同じサービスIDを有するNITの放送局を受信済みの場合(ステップ118の判定において肯定判断)、あるいは、同じTSIDに対応するNITの放送局を受信済みの場合(ステップ108の判定において肯定判断)には、スキャン制御部55は、今回放送波を受信した放送局の方が受信状態が良好か否かを判定する(ステップ120)。良好な場合には肯定判断が行われ、スキャン制御部55は、この放送局をプリセット格納部70にプリセット登録(同じTSIDを有する放送局に関するプリセット内容を更新)する(ステップ110)。また、良好でない場合には、ステップ120の判定において否定判断が行われ、ステップ112に移行して、次の周波数の有無判定以降の動作が繰り返される。
このように、本実施形態の地上デジタル放送受信機100では、受信周波数を切り替えて新たな放送波を受信したときに、再送周期が長いNIT(再送周期1s)を待たずに再送周期が短いPMT(固定向け放送の場合の再送周期100ms、移動体向け放送の場合の再送周期200ms)を取得することで同一サービスを提供している放送局(中継局)であるか否かを判定することができ、放送局の検索に要する時間を短縮することができる。また、スキャン動作に伴う中継局を考慮した放送局のプリセット登録に要する時間の短縮が可能となる。
図3は、スキャン動作の変形例の動作手順を示す流れ図である。図3に示す動作手順は、図2に示した動作手順に対して、ステップ118の判定において否定判断が行われた後にステップ130の動作を追加した点が異なっている。以下では、この追加されたステップ130の動作に着目して説明を行うものとする。
取得したPMTに基づいて特定したサービスIDと同じサービスIDを有するNITの放送局が受信済みでない場合は、ステップ118の判定において否定判断が行われる。次に、スキャン制御部55は、NIT情報格納部60に格納されたNIT情報に基づいて、PMTに含まれるサービスIDに対応するTSIDを特定する(ステップ130)。その後、ステップ108に移行し、同じTSIDの放送局受信の有無判定以降が繰り返される。
このように、NITの受信を待たずにPMTのみを取得することで、同一サービスを提供している放送局(中継局)であるか否かだけでなく、その放送局名(事業者名)等を特定することが可能となる。
図4は、受信中の放送局の受信状態が悪化したときに、同じサービス内容の中継局を探して受信対象を切り替えるサーチ動作の動作手順を示す図である。
放送波の受信動作と並行して、サーチ制御部56は、受信中の放送波の受信状態が悪化したか否かを判定する(ステップ200)。受信状態が良好な状態が維持されている場合には否定判断が行われ、この判定が繰り返される。また、受信状態が悪化して受信品質が所定値よりも低下すると、ステップ200の判定において肯定判断が行われる。
次に、サーチ制御部56は、その時点の受信品質を保持する(ステップ202)。また、サーチ制御部56は、受信周波数切替制御部52に指示を送って、受信周波数を切り替える(ステップ204)。その後、サーチ制御部56は、この受信周波数において同期が確立されたか否かを判定する(ステップ206)。放送波が存在して同期が確立されるとこの判定において肯定判断が行われる。次に、受信状態判定部51は、受信状態(受信品質)を判定する(ステップ208)。
次に、サーチ制御部56は、受信中の放送波のNITをNIT取得部53によって取得できたか否かを判定する(ステップ210)。NITを取得できた場合には肯定判断が行われ、サーチ制御部56は、取得したNITに基づいてTSIDを特定し、この放送局が、サーチ動作開始前に受信していた放送局の同じTSIDを有する中継局か否かを判定する(ステップ212)。中継局でない場合には否定判断が行われる。次に、サーチ制御部56は、周波数掃引の対象となる次の周波数があるか否かを判定する(ステップ214)。NITやPMTの取得可否を確認していない他の周波数が存在する場合には肯定判断が行われ、サーチ制御部56は、受信周波数切替制御部52に指示を送って、受信周波数を切り替える(ステップ216)。その後、ステップ206に戻って、同期確立判定以降の動作が繰り返される。また、他の周波数が存在しない場合にはステップ214の判定において否定判断が行われる。このように、中継局が見つからなかった場合には、サーチ制御部56は、受信周波数切替制御部52に指示を送って、サーチ動作開始前の受信周波数に切り替える(ステップ218)。これによりサーチ動作開始前に受信していた放送局が再度受信される。
また、NITを取得できなかった場合にはステップ210の判定において否定判断が行われる。次に、サーチ制御部56は、受信中の放送波のPMTをPMT取得部54によって取得できたか否かを判定する(ステップ220)。PMTが取得できなかった場合には否定判断が行われ、ステップ208に戻って受信状態判定以降の動作が繰り返される。
また、PMTが取得できた場合には、ステップ220の判定において肯定判断が行われる。次に、サーチ制御部56は、取得したPMTに基づいてサービスIDを特定し、この放送局が、サーチ動作開始前に受信していた放送局の同じサービスIDを有する中継局か否かを判定する(ステップ222)。中継局でない場合には否定判断が行われ、ステップ214に移行して、次の周波数の有無判定以降の動作が繰り返される。
また、同じサービスIDを有する中継局の場合(ステップ222の判定において肯定判断)、あるいは、同じTSIDに対応するNITの中継局の場合(ステップ212の判定において肯定判断)には、サーチ制御部56は、今回放送波を受信した中継局の方が受信状態が良好か否かを判定する(ステップ224)。良好な場合には肯定判断が行われ、現在の中継局の受信状態が維持されて、一連のサーチ動作が終了する。また、良好でない場合には、ステップ224の判定において否定判断が行われ、ステップ214に移行して、次の周波数の有無判定以降の動作が繰り返される。
このように、本実施形態の地上デジタル放送受信機100では、サーチ動作においても、上述したスキャン動作と同様に、受信周波数を切り替えて新たな放送波を受信したときに、再送周期が長いNIT(再送周期1s)を待たずに再送周期が短いPMT(固定向け放送の場合の再送周期100ms、移動体向け放送の場合の再送周期200ms)を取得することで同一サービスを提供している放送局(中継局)であるか否かを判定することができ、放送局の検索に要する時間を短縮することができる。また、サーチ動作に伴う中継局の切り替えに要する時間の短縮が可能となる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能である。例えば、上述した実施形態では、説明を簡単にするために、図1に示したように1つのチューナ部10を示したが、実際には、複数のチューナ部を備え、これら複数のチューナ部のそれぞれから入力される放送信号の位相を調整した後に合成して受信する合成ダイバーシティ構成を採用して、放送波の受信品質を向上させるようにしてもよい。また、この場合に、スキャン動作やサーチ動作は、一部のチューナ部を用いて行い、残りのチューナ部によってサービス受信を継続するようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、地上デジタル放送受信機について本発明を適用したが、NITやPMTが含まれるものであれば他の形式のデジタル放送受信機であっても本発明を適用することができる。
上述したように、本発明によれば、新たな放送波を受信したときに、再送周期が長いNITを待たずに再送周期が短いPMTを取得することで同一サービスを提供している放送局(中継局)であるか否かを判定することができ、放送局の検索に要する時間を短縮することができる。
10 チューナ部
30 OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplex)復調部
40 MPEGデコーダ
50 制御部
51 受信状態判定部
52 受信周波数切替制御部
53 NIT取得部
54 PMT取得部
55 スキャン制御部
56 サーチ制御部
60 NIT情報格納部
70 プリセット格納部
100 地上デジタル放送受信機

Claims (7)

  1. MPEG2−TS規格に準拠した構造を有する放送波を受信するチューナ部と、
    前記チューナ部の受信周波数を切り替える切替制御手段と、
    前記チューナ部から出力される信号を用いて復調処理を行う復調処理手段と、
    前記復調処理手段による復調処理後の受信データからNIT(ネットワーク・インフォメーション・テーブル)を取得するNIT取得手段と、
    前記復調処理手段による復調処理後の受信データからPMT(プログラム・マップ・テーブル)を取得するPMT取得手段と、
    前記PMT取得手段によって取得したPMTに基づいて、このPMTを取得した放送波に対応する放送局が、前記NIT取得手段によってNITを取得済みの放送波に対応する放送局と同じサービスを提供している放送局か否かを判定する放送局判定手段と、
    を備えることを特徴とするデジタル放送受信機。
  2. 前記放送局判定手段は、前記PMTに含まれるサービスIDが、前記NITに基づいて特定されるサービスIDと同じであるときに、同じサービスを提供している旨の判定を行うことを特徴とする請求項1に記載のデジタル放送受信機。
  3. 受信対象となりうる放送局に対応する前記NITの情報があらかじめ格納されたNIT情報格納手段をさらに備え、
    前記放送局判定手段は、2つ受信周波数のそれぞれに対応する放送波に対応して前記PMT取得手段によって取得したPMTと、前記NIT情報格納手段に格納されたNIT情報とに基づいて、これら2つの受信周波数の放送波に対応する2つの放送局が同じサービスを提供している放送局否かを判定することを特徴とする請求項1または2に記載のデジタル放送受信機。
  4. 前記放送局判定手段によって同じサービスを提供していると判定された2つの放送局の中で受信状態が良好な放送局を登録する放送局登録手段をさらに備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のデジタル放送受信機。
  5. 前記放送局判定手段によって同じサービスを提供していると判定された場合であって、前記PMTを取得した放送波の受信状態が、前記NIT取得手段によってNITを取得済みの放送波の受信状態よりも良好な場合に、前記PMTを取得した放送波に対応する放送局を受信対象として設定する放送局切替手段をさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載のデジタル放送受信機。
  6. 前記チューナ部は、地上デジタル放送によって配信される放送波を受信することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のデジタル放送受信機。
  7. 前記PMT取得手段は、前記チューナ部によって移動体向け放送を受信中の場合には移動体向け放送の前記PMTを取得し、前記チューナ部によって固定向け放送を受信中の場合には固定向け放送の前記PMTを取得することを特徴とする請求項6に記載のデジタル放送受信機。
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