JP5914006B2 - 半導体発光装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体発光装置に関するものであり、詳しくは、基板実装時の半田リフロー工程において、半導体発光素子を封止する封止樹脂にクラックを生じないような構成とした半導体発光装置に関する。
従来、半導体発光装置としては、図16(a(平面図)、b(aのA−A断面図))に示す構成のものが提案されている。
それは、貫通孔を有する上部基板80と下部基板81とを貼り合わせて発光素子実装基板82を形成し、(貫通孔による)凹部83の(下部基板の上面による)底面から凹部83の内側面及び上部基板80の上面を経て発光素子実装基板82の側面及び下部基板81の下面に回り込む第1電極84と、上部基板80の上面を経て発光素子実装基板82の側面及び下部基板81の下面に回り込む第2電極85とが、互いに分離独立して形成されている。
そして、凹部83底面に位置する第1電極84上に発光素子86をダイボンディングして発光素子86の下部電極と第1電極84との電気的導通を図ると共に、第2電極85と発光素子86の上部電極とをボンディングワイヤ87でワイヤボンディングして発光素子86の上部電極と第2電極85との電気的導通を図っている。
さらに、凹部83内を埋めると共に上部基板80の上面に位置する第1電極84及び第2電極85の夫々の一部を覆うようにエポキシ樹脂等の光透過性樹脂からなるパッケージ88が形成され、該パッケージ88によって発光素子86及びボンディングワイヤ87が樹脂封止されている(参考文献1参照)。
特開2001−127345号公報
ところで、半導体発光装置は近年、車両用灯具や家庭用照明器具等の光源として用いられ、その場合、白色光を出射する白色半導体発光装置が求められる。
そこで、上記半導体発光装置を基本構成として白色半導体発光装置を実現するためには、例えば、発光素子に青色光を発光する青色発光素子を用い、凹部83内に光透過性樹脂に蛍光体を含有してなる蛍光体含有樹脂89を充填することにより該青色発光素子を蛍光体含有樹脂で樹脂封止するものである。
この場合、例えば、蛍光体は、青色光で励起されて黄色光に波長変換する黄色蛍光体、或いは青色光で励起されて赤色光に波長変換する赤色蛍光体と青色光で励起されて緑色光に波長変換する緑色蛍光体との混合蛍光体が用いられる。但し、蛍光体の種類及び混合数はこれに限られるものではなく、求められる光色を実現するための最適な選択が行われる。
そして、凹部83内に充填された蛍光体含有樹脂89及び上部基板80の上面に位置する第1電極84及び第2電極85の夫々の一部を覆うようにエポキシ樹脂等の光透過性樹脂からなるパッケージ88が形成される。
ところで、蛍光体を含有する光透過性樹脂がパッケージを形成するエポキシ樹脂よりも熱膨張係数が大きい場合、具体的にはシリコーン樹脂の場合、シリコーン樹脂とエポキシ樹脂とでは熱膨張係数が大きく異なる。
そこで、半導体発光装置を半田リフローによって基板実装すると、半田リフロー時の半田溶融熱によって凹部83内の蛍光体含有樹脂89が熱膨張し、該蛍光体含有樹脂89の上に位置する、蛍光体を含有する光透過性樹脂よりも熱膨張係数が小さいエポキシ樹脂からなるパッケージ88に上向きの膨張応力が加わる。
そのため、パッケージ88の、蛍光体含有樹脂89が充填された凹部83上に位置する部分が上方に押し上げられ、その押し上げ力は凹部83の上部から放射状に広がってその周辺にまで及ぶ。その結果、第1電極84の、凹部83上縁を囲むように環状に位置する部分(環状部)84aであって蛍光体含有樹脂89で覆われていない領域とパッケージ88との界面で剥離が生じ、その剥離は、第1電極84の環状部84aからパッケージ88外まで延長されたランド部84bに沿ってパッケージ88の外周まで進行する。
すると、半田リフロー工程を経て基板実装された半導体発光装置は、使用環境下において存在する水分、塩分や塵埃等が第1電極84のランド部84b及び環状部84aに沿って形成された剥離空間内をパッケージ88の中央部に向かって進入し、最終的には発光素子86に至る。
その結果、発光素子86の劣化が促進されて光度低下あるいは不点灯等による光学性能の低下を招くと共に、素子寿命を短縮することにも繋がる。換言すると、半導体発光装置の信頼性を損なうものとなる。
このような問題は、特に、融点が200℃付近の鉛半田に対して融点がそれよりも高い260℃付近の鉛フリー半田においては顕著に現れ深刻な問題となる。
そこで、本発明は上記問題に鑑みて創案なされたもので、その目的とするところは、基板搭載時の半田リフロー工程における半田溶融熱の高温雰囲気中にあっても、信頼性を損なうような不具合を生じないような半導体発光装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載された発明は、下部基板と、前記下部基板上に配置された、貫通孔を有する上部基板と、前記貫通孔内の前記下部基板上にダイボンディングされた半導体発光素子と、前記貫通孔内に充填された第1の樹脂と、前記第1の樹脂及び前記上部基板の上面を覆う第2の樹脂を備え、前記上部基板は、上面に前記貫通孔の上縁或いは上縁近傍から該貫通孔の外側に向かって前記貫通孔の上縁を囲むように環状に形成された導体パターンと、前記導電パターンと離間して形成された受電用パターンと、前記半導体発光素子の電極と前記受電用パターンとを接続する導電ワイヤを備え、前記導体パターンは、前記貫通孔の内側面と前記半導体発光素子の各側面とで挟まれた領域における前記第1の樹脂の樹脂量が多い方向、で且つ、前記導電ワイヤが配線されている方向以外の方向の少なくとも一方向に、前記貫通孔の上縁或いは上縁近傍から外縁までの幅が他の部分よりも広い領域を有し、前記第1の樹脂は、前記導電パターンと接し、前記導電パターンは、外縁全体が前記第2の樹脂に覆われていることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項2に記載された発明は、下部基板と、前記下部基板上に配置された、貫通孔を有する上部基板と、前記貫通孔内の前記下部基板上にダイボンディングされた半導体発光素子と、前記貫通孔内に充填された第1の樹脂と、前記第1の樹脂及び前記上部基板の上面を覆う第2の樹脂を備え、前記上部基板は、上面に前記貫通孔の上縁或いは上縁近傍から該貫通孔の外側に向かって外縁が曲線状に形成された導体パターンと、前記導電パターンと離間して形成された受電用パターンと、前記半導体発光素子の電極と前記受電用パターンとを接続する導電ワイヤを備え、前記導体パターンは、前記貫通孔の内側面と前記半導体発光素子の各側面とで挟まれた領域における前記第1の樹脂の樹脂量が多い方向、で且つ、前記導電ワイヤが配線されている方向以外の方向の少なくとも一方向に、前記貫通孔の上縁或いは上縁近傍から外縁までの幅が他の部分よりも広い領域を有し、前記第1の樹脂は、前記導電パターンと接し、前記導電パターンは、外縁全体が前記第2の樹脂に覆われていることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項3に記載された発明は、請求項1又は請求項2において、前記第1の樹脂は前記第2の樹脂よりも熱膨張係数が大きいこと特徴とするものである。
また、本発明の請求項4に記載された発明は、請求項1〜請求項3のいずれかにおいて、前記第1の樹脂は波長変換部材を含有してなることを特徴とするものである。
本発明の半導体発光装置は、貫通孔と該貫通孔の上縁或いは上縁近傍から外側に向かう金属パターンを有する上部基板を実装基板上に配置し、該貫通孔内にダイボンディングした半導体発光素子を貫通孔内に充填した第1の樹脂で覆い、第1の樹脂よりも熱膨張係数が小さい第2の樹脂で第1の樹脂全体及び金属パターン全体を覆った。
その結果、半導体発光装置の基板実装時の半田リフロー工程において、半田溶融熱の高温雰囲気中における第1の樹脂の熱膨張による膨張応力が金属パターン部で緩和され、上方に位置する第2の樹脂に対するクラックの発生が抑制される。
実施形態の半導体発光装置の上面図である。 図1のA−A断面図である。 実施形態の半導体発光装置の斜視図である。 半導体発光装置の製造工程の説明図である。 同じく、製造工程の説明図である。 同じく、製造工程の説明図である。 同じく、製造工程の説明図である。 同じく、製造工程の説明図である。 同じく、製造工程の説明図である。 同じく、製造工程の説明図である。 同じく、製造工程の説明図である。 同じく、製造工程の説明図である。 他の実施形態を説明する上面図である。 環状金属パターンの説明図である。 他の実施形態の説明図である。 従来例の説明図である。
以下、この発明の好適な実施形態を図1〜図15を参照しながら、詳細に説明する(同一部分については同じ符号を付す)。尚、以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの実施形態に限られるものではない。
図1は本発明に係わる実施形態の上面図、図2は図1のA−A断面図、図3は斜視図である。
半導体発光装置1は、貫通孔11を有すると共に一方の面(表側面)に金属パターン(表側金属パターン12)を形成した略長方形状の上部基板10と、両面(表側面及び裏側面)の夫々に金属パターン(表側金属パターン21及び裏側金属パターン22)を形成した略長方形状の下部基板20の2枚の基板で構成され、上部基板10の裏側面と下部基板20の表側面が絶縁接着剤あるいは絶縁接着シート等の絶縁接着部材で貼り合わされた2層構造を有しており、この2層構造によってベース基板30が構成されている。
そのうち、上部基板10の表側金属パターン12は、円柱状の貫通孔(ベース基板30としては円柱状の凹部)11の上縁を囲むように環状に形成された環状金属パターン12aと、上部基板10の互いに対向する両縁から内側に向けて形成された一対の表側縁部金属パターン12b、12cと、表側縁部金属パターン12cから内側に突出して延成されたワイヤボンディングパッド12dとからなっている。環状金属パターン12aと、表側縁部金属パターン12b、12cとは、上部基板10上において離間して形成されている。
また、下部基板20の表側金属パターン21は、上部基板10と下部基板20とで挟まれた位置にあり、凹部11の底面をなすように形成されている。
一方、下部基板20の裏側金属パターン22は、上方に位置する上部基板10の表側縁部金属パターン12b、12cと同様に、下部基板20の互いに対向する両縁から内側に向けて形成された一対の裏側縁部金属パターン22b、22cからなり、表側縁部金属パターン12bと裏側縁部金属パターン22b、及び、表側縁部金属パターン12cと裏側縁部金属パターン22cは、互いに上下方向の対向する位置に位置している。
なお、裏側縁部金属パターン22bと裏側縁部金属パターン22cは、半導体発光装置1を基板に実装するときに、基板に形成された電極パターンに接合されて該半導体発光装置1を基板に固定支持する固定支持部の働き及び外部からの電力を半導体発光装置1に取り込む受電電極の働きを行う。つまり、裏側縁部金属パターン22bと裏側縁部金属パターン22cが、はんだリフロー工程などにより、はんだを介して回路基板等の基板上に接合される。
凹部11は、内側面に金属パターン(凹面金属パターン12e)が形成されており、凹部11の上縁を囲む環状金属パターン12aと凹部11の底面となる表側金属パターン21が凹面金属パターン12eを介して接続されている。
更に、表側縁部金属パターン12bと表側金属パターン21と裏側縁部金属パターン22bとが、ベース基板30の側面に形成された側面金属パターン31bを介して接続され、表側縁部金属パターン12cと裏側縁部金属パターン22cとが、側面金属パターン31bが形成された側面に対向する側面に形成された側面金属パターン31cを介して接続されている。
つまり、ベース基板30は、環状金属パターン12a、凹面金属パターン12e、表側金属パターン21、表側縁部金属パターン12b、裏側縁部金属パターン22b及び側面金属パターン31bが接続状態にあり、表側縁部金属パターン12c、裏側縁部金属パターン22c及び側面金属パターン31cが接続状態にある。
そして、凹部11の底面に位置する表側金属パターン21上に半導体発光素子3をダイボンディングして半導体発光素子3の下部電極と表側金属パターン21との電気的導通を図ると共に、表側縁部金属パターン12cから延成されたワイヤボンディングパッド12dと半導体発光素子3の上部電極とをボンディングワイヤ4でワイヤボンディングして半導体発光素子3の上部電極と表側縁部金属パターン12cとの電気的導通を図っている。
凹部11内には、光透過性樹脂に蛍光体を含有してなる蛍光体含有樹脂5が環状金属パターン12aの上面とほぼ面一となるように充填され、凹部11内にダイボンディングされた半導体発光素子3全体が蛍光体含有樹脂5によって覆われている。なお、蛍光体含有樹脂5の上面は、後述する図15bに示すように、凹部11内から盛り上がるように形成されてもよい。ここで、蛍光体含有樹脂5は、凹部の上縁あるいは上縁近傍から凹部の外側に向かって形成されている、環状金属パターン12aあるいは環状金属パターンに連続して形成されている凹面金属パターン12eに接するように充填される。なお、環状金属パターン12aは、上部基板10の貫通孔11の上縁の上に必ずしも形成されなくてもよく、該上縁より外側に形成されてもよいが、この場合には、蛍光体含有樹脂5は、環状金属パターン12aに接するように充填する。さらに、凹面金属パターン12eは、任意に形成することができるが、蛍光体含有樹脂5を凹部11の上面まで充填しない場合には、環状金属パターン12aに連続した凹面金属パターン12eを形成し、蛍光体含有樹脂5を凹面金属パターン12eに接するように充填する。
そこで、上記半導体発光装置1を白色光を照射する白色半導体発光装置とすると、半導体発光素子3に例えば、青色光を発光する青色半導体発光素子を用い、蛍光体含有樹脂5を構成する蛍光体に例えば、青色半導体発光素子から発せられた青色光で励起されて黄色光に波長変換する黄色蛍光体、或いは青色光で励起されて赤色光に波長変換する赤色蛍光体と青色光で励起されて緑色光に波長変換する緑色蛍光体との混合蛍光体が用いられる。但し、蛍光体の種類及び混合数はこれに限られるものではなく、半導体発光装置1に求められる光色を実現するために最適な選択が行われる。
上部基板10(ベース基板30)の表側面上には、光透過性樹脂による封止樹脂部6が形成され、中央部の半導体発光素子3上に凸状のレンズ部6aが形成されている。封止樹脂部6は、凹部11内に充填された蛍光体含有樹脂5の表面全体、環状金属パターン12aの全体、表側縁部金属パターン12bの一部、及びワイヤボンディングパッド12d全体を含む表側縁部金属パターン12cの一部を覆っている。
なお、封止樹脂部6を形成する光透過性樹脂と蛍光体含有樹脂5を構成する光透過性樹脂は異なる素材が用いられ、蛍光体含有樹脂5を構成する光透過性樹脂の方が封止樹脂部6を形成する光透過性樹脂よりも熱膨張係数が大きい素材が用いられる。具体的には、例えば、蛍光体含有樹脂5を構成する光透過性樹脂の素材にシリコーン樹脂が用いられ、封止樹脂部6を形成する光透過性樹脂の素材にエポキシ樹脂が用いられる。
なお、図1〜図3からわかるように、凹部11の上縁を囲むように環状に形成された環状金属パターン12aは、その幅が均一ではなく、凹部11に対してボンディングワイヤ4が配線された側と反対側に向かって幅広となっており、換言すると、表側縁部金属パターン12bの方向に延長された幅広延長部12aaを有する形状となっている。
このような構成の半導体発光装置1を、基板実装のために半田リフロー工程の高温雰囲気(鉛フリー半田を用いた場合は260℃付近の温度)中に投入すると、凹部11内に充填された熱膨張係数が大きい蛍光体含有樹脂5が熱膨張によってその上に位置する、蛍光体含有樹脂5よりも熱膨張係数が小さい封止樹脂部6に上向きの膨張応力を加える。
すると、封止樹脂部6の、蛍光体含有樹脂5が充填された凹部11上に位置する部分が上方に押し上げられ、その押し上げ力は凹部11の上部から放射状に広がってその周辺にまで及ぶ。
このとき、半導体発光装置が、「背景技術」で説明した従来構造の半導体発光装置であると、上述したように、第1電極84の、凹部83上縁を囲むように環状に位置する部分(環状部)84aであって蛍光体含有樹脂89で覆われていない領域とパッケージ88との界面で剥離が生じ、その剥離は、第1電極84の環状部84aからパッケージ88外まで延長されたランド部84bに沿ってパッケージ88の外周まで進行する。
すると、半田リフロー工程を経て基板実装された半導体発光装置は、使用環境下において存在する水分、塩分や塵埃等が第1電極84のランド部84b及び環状部84aに沿って形成された剥離空間内をパッケージ88の中央部に向かって進入し、最終的には発光素子86に至る。
また、剥離箇所を起点としてパッケージ88内にクラックを発生させることもある。それにより、半導体発光素子の破損やボンディングワイヤの切断等の機械的な損傷を受ける恐れもある。
その結果、発光素子86の劣化が促進されて光度低下あるいは不点灯等による光学性能の低下を招くと共に、素子寿命を短縮することにも繋がる。換言すると、半導体発光装置の信頼性を損なうものとなる(図16参照)。
それに対し、本発明の半導体発光装置1は、凹部11の上縁を囲むように環状に形成された環状金属パターン12aがその全体を封止樹脂部6によって覆われており、封止樹脂部6外までは延びていない。
そのため、凹部11内に充填された蛍光体含有樹脂5が半田リフロー工程における半田溶融熱によって熱膨張すると、熱膨張による膨張応力が封止樹脂部6の、蛍光体含有樹脂5が充填された凹部11上に位置する部分に加わり、その部分が上方に押し上げられる。すると、その押し上げ力は封止樹脂部6の、凹部11の上部から放射状に広がり、凹部11上縁を囲むように環状に位置する環状金属パターン12a上の部分にも加わる。
その結果、押し上げ力を受けた封止樹脂部6は、環状金属パターン12aとの接着力により、蛍光体含有樹脂5との接着力が強いため、環状金属パターン12aと封止樹脂部6との間で界面剥離が生じ、該界面剥離が生じることによって蛍光体含有樹脂5で発生した膨張応力の大部分は緩和されることになり、封止樹脂部6におけるクラックの発生が抑制される。この界面剥離は、凹部の上縁あるいは上縁近傍から凹部の外側に向かって形成されている、環状金属パターン12a上あるいは環状金属パターンに連続して形成されている凹面金属パターン12e上における、封止樹脂部6に覆われた端部(つまり、蛍光体含有樹脂5に覆われた端部との境)を起点として、凹部11の外側方向へ生じる。
更に、環状金属パターン12aはその形状が、環状全周に亘って均一な幅で形成されているものではなく、凹部11に対してボンディングワイヤ4が配線された側と反対側に向かって幅広となっており、表側縁部金属パターン12bの方向に延長された幅広延長部12aaを有する形状となっている。
この環状金属パターン12aの幅広延長部12aaの延長方向は、円柱状の凹部11の内側面と該凹部11内にダイボンディングされた略正方形状の半導体発光素子3の各側面との間の距離が長い方向の少なくとも一つとされる。換言すると、凹部11の内側面と半導体発光素子3の各側面とで挟まれた領域における体積の大きい方向の少なくとも一つとされ、その領域は充填された蛍光体含有樹脂5の樹脂量が多い方向でもある。
これにより、半田リフロー工程における半田溶融熱によって熱膨張する凹部11内の蛍光体含有樹脂5は、充填樹脂量の多い領域が熱膨張による膨張応力が最も大きい領域となり、この方向に環状金属パターン12aの幅広延長部12aaが形成されている。
その結果、蛍光体含有樹脂5の熱膨張による強い膨張応力が、環状金属パターン12aの面積の大きい部分である幅広延長部12aaに加わることになる。すると、強い膨張応力は環状金属パターン12aの他の部分よりも面積の大きい幅広延長部12aaに封止樹脂6との間の界面剥離を発生させ、蛍光体含有樹脂5による膨張応力の大部分はこの幅広延長部12aaで緩和されることになり、封止樹脂部6におけるクラックの発生が抑制される。
このように、ダイボンディングした半導体発光素子3を覆うように蛍光体含有樹脂5が充填されてなる凹部11の上縁を囲むように環状に形成された環状金属パターン12a全体を封止樹脂部6によって覆うことにより、基板実装時の半田リフロー工程における半田溶融熱の高温雰囲気中における蛍光体含有樹脂5の熱膨張による膨張応力が、封止樹脂部6の、環状金属パターン12a上の部分にも加わり、環状金属パターン12aと封止樹脂部6との間で界面剥離が生じ、該界面剥離が生じることによって蛍光体含有樹脂5で発生した膨張応力の大部分は緩和されることになり、封止樹脂部6におけるクラックの発生が抑制される。そして、環状金属パターン12aは表側縁部金属パターン12b、12cと離間して形成され、かつ、環状金属パターン12aの外縁は封止樹脂部6の内部に納まるように形成されているため、界面剥離は、最大でも環状金属パターン12a上での発生に留まり、封止樹脂部6の外まで通じることがない。
その上、環状金属パターン12aの形状を、環状全周に亘って均一な幅で形成するのではなく、凹部11の内側面と半導体発光素子3の各側面とで挟まれた領域における蛍光体含有樹脂5の樹脂量が多い方向に、面積の広い幅広延長部12aaを設けることにより、蛍光体含有樹脂5の膨張応力は環状金属パターン12aの他の部分よりも面積の大きい幅広延長部12aaにも封止樹脂6との界面剥離を発生させ、蛍光体含有樹脂5による膨張応力の大部分はこの幅広延長部12aaで緩和されることになり、封止樹脂部6におけるクラックの発生が更に確実に抑制される。そして、封止樹脂部に発生するクラックは、金属パターンと封止樹脂部との界面における界面剥離部分が起点となる傾向があるが、ワイヤ側から遠い位置に幅広延長部12aaを設けることにより、ワイヤ近傍でのクラック発生率を低減することができ、ワイヤの断線を抑制することができる。
更に、封止樹脂部に発生するクラックは、一般的に金属パターンと封止樹脂部との界面における界面剥離部分を起点として発生する傾向がある。そのため、実施形態の環状金属パターン12aの外縁を直線部分のない曲線状に形成することにより、クラックの発生を抑制している。
しかも、上記、環状金属パターン12aと封止樹脂部6との間の界面剥離は、半導体発光装置の照射光の光学特性に何ら影響を及ぼすものではなく、且つ半導体発光素子に対して損傷を与えたりボンディングワイヤを破断したりすることはない。したがって、光学的及び機械的な信頼性を損なうものとはならない。
なお、本実施例において、環状金属パターン12aの幅広延長部12aaを表側縁部金属パターン12bの方向(凹部11を挟んだワイヤボンディングパッド12dと反対方向)にのみ設けたのは、ワイヤボンディングパッド12d方向には該ワイヤボンディングパッドが延成されており、凹部11を挟んだ両側に夫々幅広延長部12aaとワイヤボンディングパッド12dを設けることにより半導体発光素子3がダイボンディングされた凹部11を半導体発光装置1の中央部に位置させることができると共に半導体発光装置1を小型化することが可能となるためである。
同様に、本実施例では、小型化を阻害することがないように、ワイヤボンディングパッド12dと環状金属パターン12aの幅広延長部12aaとを結ぶ方向に垂直な方向にも幅広延長部を設けていない。
次に、上記構成の半導体発光装置1の製造方法について、図4〜図12を参照して説明する。なお、図4〜図6、図12は上面図、図7〜図11は断面図を示している。
まず、図4の上部基板10(図4(a))と下部基板20(図4(b))の準備工程において、片側の面(表側面)の全面に表側金属層15が形成された多数個取りの上部基板10と、両側の面(表側面と裏側面)の夫々の全面に表側金属層25と裏側金属層26が形成された多数個取りの下部基板20の両基板の同一の位置に、夫々所定の幅の複数の貫通溝16、27を所定の間隔で平行に並設する。上部基板10及び下部基板20には、例えばガラスエポキシ基板などの絶縁基板を用いることができる。
次に、図5の上部基板10(図5(a))と下部基板20(図5(b))の金属パターン形成工程において、上部基板10の表側金属層15の不要な部分をエッチングにより除去して所望の表側金属パターン12を形成し、同様に、下部基板20の表側金属層25及び裏側金属層26の夫々の不要な部分をエッチングにより除去して所望の表側金属パターン21及び裏側金属パターン22を形成する。
このとき、上部基板10の表側金属パターン12は、隣接する貫通溝16で挟まれた領域の中央部に、後に環状金属パターン12aとなる略楕円状の複数の中央金属パターン17が所定の間隔で分離独立して直線状に形成され、その両側に後の表側縁部金属パターン12b、12cが夫々繋がった状態で形成されている。また、表側縁部金属パターン12cからは各中央金属パターン17に向かうワイヤボンディングパッド12dが突出して延成されている。
なお、略楕円状の中央金属パターン17はその中心が、対向する貫通溝16間の中間位置よりも表側縁部金属パターン12b側に位置している。
一方、下部基板20の表側金属パターン21は、一方の貫通溝27から対向する他方の貫通孔27に向かって所定の幅及び所定の長さで所定の間隔をもって複数個形成されている。また、下部基板20の裏側金属パターン22は、後の裏側縁部金属パターン22b、22cが、対向する夫々の貫通溝27から所定の幅で該貫通溝27に沿って繋がった状態で形成されている。
次に、図6の上部基板の貫通孔形成工程において、上部基板10の、対向する貫通溝16間の中間位置に、各中央金属パターン17が環状に残るように該中央金属パターン17及び上部基板10を貫通する貫通孔11を形成する。
このとき、中央金属パターン17の中心は貫通孔11の中心よりも表側縁部金属パターン12b側に位置している。そのため、貫通孔11の上縁を囲むように環状に残った環状金属パターン12aは、その幅が均一ではなく、貫通孔11に対して表側縁部金属パターン12b側に向かって幅広となっており、表側縁部金属パターン12bの方向に延長された幅広延長部12aaを有する形状となっている。
次に、図7の貼り合わせ工程において、上部基板10と下部基板20を互いの貫通溝16、27同士が重なり合うように縁接着材あるいは絶縁接着シート等の絶縁接着部材で貼り合わせ、2枚の基板10、20からなり貫通溝16、27を貫通する貫通溝32を有する2層構造のベース基板30を作製する。
このとき、下部基板20の表側金属パターン21は、上部基板10と下部基板20とで挟まれた位置に位置し、上方に位置する上部基板10の表側縁部金属パターン12b側に位置する貫通溝32から対向する他方の貫通孔32に向かって上部基板10の貫通孔11の下部位置よりも先方まで延成されており、これにより貫通孔11の底面をなしている。
次に、図8のメッキ工程において、上部基板10と下部基板20が貼り合わされたベース基板30の各凹部(貫通孔)11の内側面及び、上部基板10の貫通溝16と下部基板20の貫通溝27とで構成された、ベース基板30の貫通溝32の内側面に無電解メッキによる金属パターンを形成し、夫々凹部金属パターン12e及び側面金属パターン31b、31cを設ける。
これにより、ベース基板30は、環状金属パターン12a、凹面金属パターン12e、表側金属パターン21、表側縁部金属パターン12b、裏側縁部金属パターン22b及び側面金属パターン31bが接続状態になり、表側縁部金属パターン12c、裏側縁部金属パターン22c及び側面金属パターン31cが接続状態になる。
次に、図9のボンディング工程において、凹部11の底面に位置する表側金属パターン21上に半導体発光素子3を導電接合部材を介してダイボンディングし、半導体発光素子3の下部電極と表側金属パターン21との電気的導通を図る。その後、表側縁部金属パターン12cから延成されたワイヤボンディングパッド12dと半導体発光素子3の上部電極とをボンディングワイヤ4でワイヤボンディングして半導体発光素子3の上部電極と表側縁部金属パターン12cとの電気的導通を図る。
次に、図10の蛍光体含有樹脂の充填工程において、シリコーン樹脂等の光透過性樹脂に蛍光体を含有してなる蛍光体含有樹脂5を凹部11内に環状金属パターン12aの上面とほぼ面一となるように充填し、凹部11内にダイボンディングされた半導体発光素子3全体を蛍光体含有樹脂5によって覆う。
次に、図11の樹脂封止工程において、ベース基板30の表側面上にエポキシ樹脂等の光透過性樹脂による封止樹脂部6をトランスファ成形等により形成し、凹部11内に充填された蛍光体含有樹脂5の表面全体、環状金属パターン12aの全体、表側縁部金属パターン12bの一部及びワイヤボンディングパッド12d全体を含む表側縁部金属パターン12cの一部を覆う。
このとき、封止樹脂部6は、各凹部11の上方に凸状のレンズ部6aが形成され、それにより半導体発光素子3から発せられて蛍光体含有樹脂5を通過した光の光路制御を行って所望の配光特性を得るようにしている。
最後に、図12のダイシング工程において、ベース基板30と封止樹脂部6を所定の間隔のダイシンググライン33に沿って一括して切断し、複数の半導体発光装置1に個片化する。これにより、半導体発光装置の製造工程が終了して所望の半導体発光装置1が完成する。
ところで上述の実施形態は、半導体発光素子を略正方形の形状としたが、目的や用途等によって必ずしも正方形に限られるものではなく、例えば、長方形の形状のものも考えられる。
その場合、基板実装時の半田リフロー工程における半田溶融熱の高温雰囲気中にあっても封止樹脂部6のクラックを効果的に抑制できる環状金属パターン12aの最適形状が、図13(他の実施形態を説明する上面図)に示されている。図13に示す実施形態では、半導体発光素子3としてフリップチップ実装型のものを用いた場合を示している。そのため、ベース基板30の表側面上にワイヤボンディング用の導電パターンを設ける必要がない。
封止樹脂部6のクラックを効果的に抑制できる環状金属パターンの形成条件は、上述のように、凹部11の内側面と半導体発光素子3の各側面とで挟まれた領域における蛍光体含有樹脂5の樹脂量が多い方向に、面積の広い幅広延長部12aaを設けることにより、蛍光体含有樹脂5の膨張応力は環状金属パターン12aの他の部分よりも面積の大きい幅広延長部12aaにも封止樹脂6との界面剥離を発生させ、蛍光体含有樹脂5による膨張応力の大部分はこの幅広延長部12aaで緩和されることになり、封止樹脂部6におけるクラックの発生が抑制されることになる。
この条件を、長方形の半導体発光素子3を用いた場合に適用すると、半導体発光素子3の長辺側の側面と凹部11の内側面とで挟まれた領域(A)が、半導体発光素子3の短辺側の側面と凹部11の内側面とで挟まれた領域(B)や半導体発光素子3の角側面と凹部11の内側面とで挟まれた領域(C)などと比較して、蛍光体含有樹脂5の樹脂量が多い部分であり、したがって、環状金属パターン12aを領域(A)の方向に幅広延長部12aaを設けた形状とすることにより、膨張応力を効率的に緩和して、封止樹脂部6におけるクラック発生の抑制効果が高い。
また、例えば、図14(環状金属パターンの説明図)に示すように、環状金属パターン12aを半導体発光素子3の各側面側の4方向に幅広延長部12aaを設けた略十字形状とすることができる。
これにより、蛍光体含有樹脂5の熱膨張による膨張応力が4箇所の幅広延長部12aaで緩和されることになり、封止樹脂部6におけるクラックの発生を確実に抑制することが可能となる。
また、上述の実施形態は、上部基板10と下部基板20とを絶縁接着部材で貼り合わせてなる2層構造のベース基板30を用いたが、必ずしも2層構造に限られるものではなく、例えば図15(a(他の実施形態を説明する上面図)、b(aのB−B断面図))に示すように、上部基板10と下部基板20との間に中間基板40を設けた3層構造のベース基板50とすることも可能である。更には、上部基板10と金属パターン21に代えて、金属薄板などを用いることにより、実質的に一層構造のベース基板とすることも可能である。
3層構造のベース基板50とする場合、上部基板10と中間基板40を貫通する貫通部45aと上部基板10のみを貫通する貫通部45bとからなる凹部45を有し、貫通部45aの底面を下部基板20の表側金属パターン21で形成し、貫通部45bの底面を中間基板40の表側金属パターン41で形成する。そして、下部基板20の表側金属パターン21上に導電性接合部材を介して半導体発光素子3をダイボンディングし、中間基板40の表側金属パターン41上に一方の端部を半導体発光素子3の電極に接続されたボンディングワイヤ4の他方の端部をワイヤボンディングする。
そして、凹部45内に蛍光体含有樹脂5を充填し、ベース基板50の表側面上に光透過性樹脂による封止樹脂部6を形成して、凹部45内に充填された蛍光体含有樹脂5の表面全体、環状金属パターン12aの全体及び表側縁部金属パターン12b、12cの夫々の一部を覆うのは上記実施形態と同様である。
なお、環状金属パターン12aの幅広延長部21aaを設ける方向も、上記実施例と同様に、凹部45に対してボンディングワイヤ4が配線された側と反対側に向かって設けられている。幅広延長部21aaによる膨張応力の緩和効果は実施形態と同様である。
この場合の金属パターンの接続は、少なくとも、上部基板10の表側縁部金属パターン12b、下部基板20の表側金属パターン21及び下部基板20の裏側縁部金属パターン22bが側面金属パターン51bを介して接続され、上部基板10の表側縁部金属パターン12c、中間基板40の表側金属パターン41及び下部基板20の裏側縁部金属パターン22cが側面金属パターン51cを介して接続されている。
但し、凹部45の内側面には金属パターンが設けられておらず、環状金属パターン12aはベース基板50の表側面上に分離独立して形成されている。この状態においても、幅広延長部21aaを有する環状金属パターン12aによる膨張応力の緩和効果は確実に確保できる。
1… 半導体発光装置
3… 半導体発光素子
4… ボンディングワイヤ
5… 蛍光体含有樹脂
6… 封止樹脂部
6a… レンズ部
10… 上部基板
11… 貫通孔(凹部)
12… 表側金属パターン
12a… 環状金属パターン
12aa… 幅広延長部
12b… 表側縁部金属パターン
12c… 表側縁部金属パターン
12d… ワイヤボンディングパッド
12e… 凹面金属パターン
15… 表側金属層
16… 貫通溝
17… 中央金属パターン
20… 下部基板
21… 表側金属パターン
22… 裏側金属パターン
22b… 裏側縁部金属パターン
22c… 裏側縁部金属パターン
25… 表側金属層
26… 裏側金属層
27… 貫通溝
30… ベース基板
31b… 側面金属パターン
31c… 側面金属パターン
32… 貫通溝
33… ダイシングライン
40… 中間基板
41… 表側金属パターン
45… 凹部
45a… 貫通部
45b… 貫通部
50… ベース基板
51b… 側面金属パターン
51c… 側面金属パターン

Claims (4)

  1. 下部基板と、
    前記下部基板上に配置された、貫通孔を有する上部基板と、
    前記貫通孔内の前記下部基板上にダイボンディングされた半導体発光素子と、
    前記貫通孔内に充填された第1の樹脂と、
    前記第1の樹脂及び前記上部基板の上面を覆う第2の樹脂を備え、
    前記上部基板は、上面に前記貫通孔の上縁或いは上縁近傍から該貫通孔の外側に向かって前記貫通孔の上縁を囲むように環状に形成された導体パターンと、
    前記導電パターンと離間して形成された受電用パターンと、
    前記半導体発光素子の電極と前記受電用パターンとを接続する導電ワイヤを備え、
    前記導体パターンは、前記貫通孔の内側面と前記半導体発光素子の各側面とで挟まれた
    領域における前記第1の樹脂の樹脂量が多い方向、で且つ、前記導電ワイヤが配線されている方向以外の方向の少なくとも一方向に、前記貫通孔の上縁或いは上縁近傍から外縁までの幅が他の部分よりも広い領域を有し、
    前記第1の樹脂は、前記導電パターンと接し、
    前記導電パターンは、外縁全体が前記第2の樹脂に覆われていることを特徴とする半導体発光装置。
  2. 下部基板と、
    前記下部基板上に配置された、貫通孔を有する上部基板と、
    前記貫通孔内の前記下部基板上にダイボンディングされた半導体発光素子と、
    前記貫通孔内に充填された第1の樹脂と、
    前記第1の樹脂及び前記上部基板の上面を覆う第2の樹脂を備え、
    前記上部基板は、上面に前記貫通孔の上縁或いは上縁近傍から該貫通孔の外側に向かって外縁が曲線状に形成された導体パターンと、
    前記導電パターンと離間して形成された受電用パターンと、
    前記半導体発光素子の電極と前記受電用パターンとを接続する導電ワイヤを備え、
    前記導体パターンは、前記貫通孔の内側面と前記半導体発光素子の各側面とで挟まれた
    領域における前記第1の樹脂の樹脂量が多い方向、で且つ、前記導電ワイヤが配線されている方向以外の方向の少なくとも一方向に、前記貫通孔の上縁或いは上縁近傍から外縁までの幅が他の部分よりも広い領域を有し、
    前記第1の樹脂は、前記導電パターンと接し、
    前記導電パターンは、外縁全体が前記第2の樹脂に覆われていることを特徴とする半導体発光装置。
  3. 前記第1の樹脂は前記第2の樹脂よりも熱膨張係数が大きいこと特徴とする請求項1又は請求項2に記載の半導体発光装置。
  4. 前記第1の樹脂は波長変換部材を含有してなることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の半導体発光装置。
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