JP5913442B2 - ドハティ増幅器 - Google Patents

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本発明は、ドハティ増幅器に関し、例えば、複数のドハティ回路を有するドハティ増幅器に関する。
例えば、無線通信用増幅器としてドハティ増幅器が用いられている(特許文献1)。ドハティ増幅器は、キャリアアンプとピークアンプとを備えている。キャリアアンプは、入力信号を主に増幅する増幅器であり、ピークアンプは、入力信号のピークを増幅する増幅器である。例えば、キャリアアンプは、常時入力信号を増幅する。一方、ピークアンプは、入力信号が一定以上の電力の場合入力信号を増幅する。
特開2005−322993号公報
ドハティ増幅器の広帯域化が求められている。本発明は、ドハティ増幅器の広帯域化を目的とする。
本発明は、入力信号を複数の信号に分配する入力分配器と、それぞれが、前記複数の信号のうち1つの信号を2つの信号に分配する分配器と、前記2つの信号のうち一方が入力し、前記入力信号を主に増幅するキャリアアンプと、前記2つの信号のうち他方が入力し、前記入力信号のピークを増幅するピークアンプと、前記キャリアアンプの出力のインピーダンスを変換し、前記キャリアアンプと前記ピークアンプとの出力信号を合成する合成器と、を備える複数のドハティ回路と、前記複数のドハティ回路の出力を結合させる結合器と、を具備することを特徴とするドハティ増幅器である。本発明によれば、ドハティ増幅器の広帯域化が可能となる。
上記構成において、前記合成器の後段に設けられ、前記複数のドハティ回路の出力インピーダンスを前記ドハティ増幅器の出力インピーダンスに整合させる整合回路を具備する構成とすることができる。
上記構成において、前記合成器は、前記キャリアアンプの後段であって、前記ピークアンプの出力と合成される前段にインピーダンスを変換するインピーダンス変換器を備える構成とすることができる。
上記構成において、前記インピーダンス変換器は、1/4波長伝送線路である構成とすることができる。
上記構成において、前記インピーダンス変換器は、T型またはπ型の素子である構成とすることができる。
上記構成において、前記複数のドハティ回路に対応するそれぞれの前記インピーダンス変換器は、同じ基板上に形成されてなる構成とすることができる。
上記構成において、前記複数のドハティ回路は、同じチップ上に設けられ、それぞれの前記キャリアアンプと前記ピークアンプが交互に配置されてなる構成とすることができる。
上記構成において、前記複数のドハティ回路および前記インピーダンス変換器は、同じチップ上に形成されてなる構成とすることができる。
上記構成において、前記複数のドハティ回路は、同じパッケージ内に搭載されてなる構成とすることができる。
本発明によれば、ドハティ増幅器の広帯域化が可能となる。
図1は、ドハティ増幅器の回路図である。 図2は、ドハティ増幅器の出力電圧に対するドレイン効率を示す図である。 図3は、図1に記載したドハティ増幅器の詳細図である。 図4は、比較例に係るドハティ増幅器の回路図である。 図5は、実施例1に係るドハティ増幅器の回路図である。 図6は、実施例2に係るドハティ増幅器の平面図である。 図7は、実施例3に係るドハティ増幅器の平面図である。 図8は、実施例4に係るドハティ増幅器の平面図である。 図9は、実施例5に係るドハティ増幅器の平面図である。 図10(a)から図10(d)はL−CのT型素子を示す図である。 図11(a)から図11(d)はL−Cのπ型素子を示す図である。
以下、図面を参照し、本発明の実施例について説明する。
まず、ドハティ増幅器について説明する。図1は、ドハティ増幅器の回路図である。ドハティ増幅器101は、キャリア増幅器10、ピーク増幅器12、分配器14および合成器20を備えている。分配器14は、入力端子16に入力した入力信号を2つの信号に分配する。分配器14は、例えば入力信号を均等に2つの信号に分配する。キャリア増幅器10は、2つの信号のうち一方が入力し、入力信号を主に増幅する。ピーク増幅器12は、2つの信号のうち他方が入力し、入力信号のピークを増幅する。合成器20は、キャリア増幅器10およびピーク増幅器12の出力を合成するノード、1/4波長伝送線路22を備えている。1/4波長伝送線路22はキャリア増幅器10の後段に接続されている。1/4波長伝送線路26は、キャリア増幅器10とピーク増幅器12との出力を合成するノードの後段に接続されている。合成器20は、キャリア増幅器10とピーク増幅器12との出力のインピーダンスを調整し、キャリア増幅器10とピーク増幅器12との出力信号を合成する。合成器20から出力した信号は出力端子18から出力される。1/4波長伝送線路24は、ピーク増幅器12の前段に接続されている。
1/4波長伝送線路22は、キャリア増幅器10のみが動作するような電力では、キャリア増幅器10の出力に付加される負荷が出力端子18に付加される負荷の2倍となるようにインピーダンス変換する。また、キャリア増幅器10とピーク増幅器12とが動作するような電力では、キャリア増幅器10およびピーク増幅器12のそれぞれの出力に付加される負荷が出力端子18に付加される負荷となるようにインピーダンス変換する。1/4波長伝送線路24は、キャリア増幅器10側に挿入した1/4波長伝送線路22に起因したキャリア増幅器10とピーク増幅器12との位相差を補償するための線路である。1/4波長伝送線路26は、キャリア増幅器10とピーク増幅器12との出力を合成するノードのインピーダンスと後段の特性を整合させている。
キャリア増幅器10は、例えばA級またはAB級アンプであり、分配器14が分配した信号を常に増幅する。一方、ピーク増幅器12は、例えばC級アンプであり、分配器14が分配した信号が所定の電力以上の信号を増幅する。
図2は、ドハティ増幅器の出力電圧に対するドレイン効率を示す図である。図2のように、出力電力が飽和出力の際は、キャリア増幅器10とピーク増幅器12とが飽和電力となる。よって、ドレイン効率が最大となる。一方、出力電力が飽和出力から6dBバックオフした出力では、キャリア増幅器10のみが飽和電力となり、ピーク増幅器12は増幅していない。この場合もドレイン効率は最大となる。このように、ドレイン効率が最大となる出力電力が2箇所あるため、ドレイン効率が高い出力電力の範囲を大きくできる。例えば、デジタル変調信号用のパワーアンプでは、線形性を保つため飽和出力から5dB〜8dBバックオフした出力電圧で動作させることが多い。ドハティ増幅器は、バックオフして使用する場合に図2のようにドレイン効率を向上させることができる。
キャリア増幅器10とピーク増幅器12との大きさが同じ場合、キャリア増幅器10のみ動作の場合は、キャリア増幅器10とピーク増幅器12との動作に比べ負荷が2倍となる。これにより、キャリア増幅器10のみの動作は、キャリア増幅器10とピーク増幅器12との動作に比べアンプの大きさが1/2、電流が1/2となり、出力電力は1/4となる。よって、図2のように、キャリア増幅器10のみの動作は、キャリア増幅器10とピーク増幅器12との動作に比べ6dBバックオフ(電力が1/4に対応)した出力電力となる。キャリア増幅器10とピーク増幅器12との大きさを1:1から変えることにより、ドレイン効率のピークを6dBバックオフ出力から変えることができる。
図3は、図1に記載したドハティ増幅器の詳細図である。図3のように、キャリア増幅器10は、整合回路31とキャリアアンプ10aを備えている。整合回路31は、例えばキャリアアンプ10aの入出力インピーダンスを伝送線路の特性インピーダンスに整合させる。ピーク増幅器12は、整合回路32とピークアンプ12aを有している。整合回路32は、例えばピークアンプ12aの入出力インピーダンスを伝送線路の特性インピーダンスに整合させる。例えば、キャリアアンプ10aおよびピークアンプ12aの出力インピーダンスが5Ωの場合、出力側の整合回路31および32は、キャリアアンプ10aおよびピークアンプ12aの出力を伝送線路の特性インピーダンス50Ωに整合させる。キャリアアンプ10aおよびピークアンプ12aはそれぞれ例えばFET(Field Effect Transistor)からなる。その他の構成は、図1と同じであり説明を省略する。
図3のようなドハティ増幅器においては、広帯域化が難しい。これは、1/4波長伝送線路22、24および26は、リアクタンス成分が大きく、インピーダンスの周波数依存性が大きいためである。このため、入力信号の周波数が変化すると、所望の特性が得られなくなってしまい、広帯域化が難しくなる。
図4は、比較例に係るドハティ増幅器の回路図である。図3に対し、整合回路30を入力端子16と分配器14との間、および1/4波長伝送線路26と出力端子18との間に設けている。このように、周波数に敏感な1/4波長伝送線路22、24および26を整合回路よりキャリアアンプ10aおよびピークアンプ12a側に設ける。これにより、広帯域化が可能となる。
しかし、例えば出力電圧が100WのGaNを用いたFETにおいては、出力インピーダンスは5Ωである。このFETをキャリアアンプ10aおよびピークアンプ12aに用いた場合、1/4波長伝送線路22は、特性インピーダンスが5Ωの線路を用い構成することになる。例えば比誘電率が90、膜厚が0.5mmのセラミックを用いた場合、2.1GHzの信号の1/4波長伝送線路を形成すると、幅が4mm、長さが4mmとなってしまう。また、例えば、比誘電率が3.2、膜厚が0.8mmのPCB(プリント回路基板)を用いた場合、2.1GHzの信号の1/4波長伝送線路を形成すると、幅が30mm、長さが20mmとなってしまう。このように、線路の幅が大きくなってしまい、レイアウトが難しい。
そこで、実施例1では、キャリアアンプ10aおよびピークアンプ12aを複数に分割する。例えば、キャリアアンプ10aおよびピークアンプ12aをそれぞれ10分割する。これにより、分割された1つのキャリアアンプ10bおよびピークアンプ12bの出力インピーダンスは例えば50Ωとなる。よって、特性インピーダンスが50Ωの線路を用い1/4波長伝送線路を形成することができる。例えば、比誘電率が10、膜厚が0.25mmの場合、2.1GHzの1/4波長伝送線路は、幅が0.24mm、長さが14mmで構成することができる。出力インピーダンスは例えば20〜100Ω程度とすることができる。
図5は、実施例1に係るドハティ増幅器の回路図である。図5のように、ドハティ増幅器102は、互いに並列接続された複数のドハティ回路100を有している。結合器34は、複数のドハティ回路100の出力を結合させ、出力端子18から出力させる。入力分配器36は、入力端子16に入力した入力信号を複数のドハティ回路100に対応した複数の信号に分配する。実施例1の例では、結合器34は、複数のドハティ回路100の出力が共通に接続されたノードである。また、入力分配器36は、複数のドハティ回路100の入力が共通に接続されたノードである。
各ドハティ回路100は、分配器14b、キャリアアンプ10b、ピークアンプ12bおよび合成器20bを有している。分配器14bは、入力分配器36により分配された入力信号をさらに2つの信号に分配する。キャリアアンプ10bは、2つの信号のうち一方が入力し、入力信号を主に増幅する。ピークアンプ12bは、2つの信号のうち他方が入力し、入力信号のピークを増幅する。合成器20bは、1/4波長伝送線路22bを有し、キャリアアンプ10bの出力のインピーダンスを変換し、キャリアアンプ10bとピークアンプ12bとの出力信号を合成する。合成器20は、キャリアアンプ10bの後段であって、ピークアンプ12bの出力と合成される前段にインピーダンスを変換するインピーダンス変換器として1/4波長伝送線路22bを有している。1/4波長伝送線路24bは、ピークアンプ12bの前段に接続されている。1/4波長伝送線路26bは、キャリアアンプ10bとピークアンプ12bとの出力を合成するノードの後段に接続されている。
整合回路30は、入力分配器36のドハティ回路100側、および結合器34のドハティ回路100側に設けられている。整合回路30は、入力分配器36の入力端子16側、および結合器34の出力端子18側に設けられてもよい。また、入力分配器36および結合器34がそれぞれ整合回路30を有してもよい。
実施例1によれば、ドハティ増幅器102が、入力信号を複数の信号に分配する入力分配器36と、複数のドハティ回路100と、複数のドハティ回路100の出力を結合させる結合器34と、を有する。これにより、ドハティ増幅器102の広帯域化が可能となる。
また、各合成器20bの後段に設けられ、複数のドハティ回路100の出力インピーダンスをドハティ増幅器102の出力インピーダンスに整合させる整合回路30を有する。このように、合成器20bが整合回路30の前段に位置することにより、周波数に敏感な1/4波長伝送線路22b、24bおよび26bを整合回路30よりキャリアアンプ10bおよびピークアンプ12b側に設けることができる。よって、ドハティ回路100の広帯域化が可能となる。また、キャリアアンプ10bおよびピークアンプ12bは出力インピーダンスを大きくできるため、1/4波長伝送線路22b、24bおよび26bを小型化できる。
実施例2は、ドハティ増幅器の具体例である。図6は、実施例2に係るドハティ増幅器の平面図である。図6のように、パッケージ80に、キャパシタ39、チップ50、52、54、56が実装されている。チップ54には、複数の伝送線路38と複数の1/4波長伝送線路24bが形成されている。チップ56には複数のバイアス回路35が形成されている。バイアス回路35は、キャリアアンプ10bおよびピークアンプ12bのゲートに電圧を供給する回路である。チップ50には、GaNFETからなる複数のキャリアアンプ10bおよび複数のピークアンプ12bが形成されている。チップ52には、複数の伝送線路38と複数の1/4波長伝送線路22bが形成されている。各チップ間はボンディングワイヤ82を用い接続されている。キャリアアンプ10b、ピークアンプ12b、1/4波長伝送線路24b、22bおよびバイアス回路35は、ドハティ回路100を構成する。
入力端子16に入力した入力信号は、キャパシタ39および伝送線路38からなる整合回路30によりキャリアアンプ10bおよびピークアンプ12bの入力インピーダンスにマッチングされる。また、整合回路30により、入力信号が各ドハティ回路100に分配される。出力端子18のインピーダンスは、キャパシタ39および伝送線路38からなる整合回路30によりドハティ増幅器102の出力インピーダンスにマッチングされる。また、整合回路30により、各ドハティ回路100の出力信号が結合される。
実施例2のように、各1/4波長伝送線路24bおよび伝送線路38を同じチップ54に形成することができる。また、バイアス回路35を同じチップ56に形成することができる。各キャリアアンプ10bおよび各ピークアンプ12bを同じチップ50に形成することができる。各1/4波長伝送線路22bおよび伝送線路38を同じチップ52に形成することができる。
実施例2によれば、インピーダンス変換器として1/4波長伝送線路22bを用いることができる。ドハティ増幅器102が複数のドハティ回路100に分割されているため、1/4波長伝送線路22bを比較的大きな特性インピーダンス(20〜100Ω程度)を有する線路を用い形成することができる。よって、1/4波長伝送線路22bを小型化することができる。同様に、1/4波長伝送線路24bを小型化することができる。
図7は、実施例3に係るドハティ増幅器の平面図である。図7のように、実施例2の図6に比べ、キャリアアンプ10bおよびピークアンプ12bの後段にそれぞれ整合回路40が設けられている。整合回路40は1つのチップ58に形成されている。その他の構成は図6と同じであり説明を省略する。整合回路40は、キャリアアンプ10bおよびピークアンプ12bの各出力の虚部を実部に変換する。このように、キャリアアンプ10bおよびピークアンプ12bの各出力の虚部を実部に変換する程度の小さい整合回路40をドハティ回路100内に設けてもよい。
実施例4は、インピーダンス変換器として、1/4波長伝送線路の代わりにL−CのT型素子を用いる例である。図8は、実施例4に係るドハティ増幅器の平面図である。図8のように、チップ52および54に複数のキャパシタ43と複数の線路38aとが形成されている。キャパシタ43とボンディングワイヤ82とでL−CのT型素子42が形成されている。その他の構成は、実施例2の図6と同じであり説明を省略する。
実施例5は、MMIC(Microwave Monolithic Integrated Circuit)でドハティ増幅器を構成する例である。図9は、実施例5に係るドハティ増幅器の平面図である。図9のように、基板84上にキャリアアンプ10b、ピークアンプ12b、バイアス回路35、キャパシタ44とスパイラルインダクタ46が形成されている。キャパシタ44とスパイラルインダクタ46とでL−CのT型素子42bが形成されている。電極Gndには基板84の裏面と接続するビアホールが接続されている。これにより、電極Gndは接地される。
実施例4および5のように、インピーダンス変換器をL−CのT型素子を用い構成することができる。図10(a)から図10(d)はL−CのT型素子を示す図である。図10(a)のように、L−CのT型素子は、入力と出力との間に、インダクタL1およびL2が直列に、キャパシタC1が並列に接続されている。図10(b)のように、L−CのT型素子は、チップコンデンサまたはMIM(Metal Insulator Metal)キャパシタであるキャパシタ64と、キャパシタ64に接続された2つのボンディングワイヤ66とを用い構成することができる。図10(c)のように、L−CのT型素子は、MIMキャパシタ65とキャパシタ65に接続された2つのスパイラルインダクタ68とを用い構成することができる。図10(d)のように、L−CのT型素子は、オープンスタブ62とオープンスタブ62の両側に接続された2つの細い高インピーダンス線路60と、を用い構成することができる。
インピーダンス変換器をL−Cのπ型素子を用い構成することができる。図11(a)から図11(d)はL−Cのπ型素子を示す図である。図11(a)のように、L−Cのπ型素子は、入力と出力との間に、インダクタL3が直列に、キャパシタC2およびC3が並列に接続されている。図11(b)のように、L−Cのπ型素子は、チップコンデンサまたはMIMキャパシタである2つのキャパシタ64と、2つのキャパシタ64を接続するボンディングワイヤ66とを用い構成することができる。図11(c)のように、L−Cのπ型素子は、2つのMIMキャパシタ65と2つのキャパシタ65を接続する1つのスパイラルインダクタ68とを用い構成することができる。図11(d)のように、L−Cのπ型素子は、2つのオープンスタブ62と2つのオープンスタブ62を接続する細い高インピーダンス線路60と、を用い構成することができる。
実施例4および実施例5のように、インピーダンス変換器は、T型またはπ型の素子とすることができる。ドハティ増幅器102が複数のドハティ回路100に分割されているため、T型またはπ型の素子を小型化することができる。よって、ドハティ増幅器の集積化が可能となる。また、インダクタをボンディングワイヤを用い代用することが可能となる。T型またはπ型の素子は、図10(b)、図10(c)、図11(b)および図11(c)のように、集中定数素子を用いてもよい。また、図10(d)および図11(d)のように、分布定数素子を用いてもよい。また、集中定数素子と分布定数素子の混成でもよい。
実施例2の図6および実施例3の図7のように、複数のドハティ回路100に対応するそれぞれのインピーダンス変換器(例えば、1/4波長伝送線路24b)を、同じ基板(チップ54)上に形成することができる。これにより、ドハティ増幅器を小型化することができる。なお、インピーダンス変換器は、L−CのT型またはπ型素子でもよい。
実施例5の図9のように、複数のドハティ回路100は、同じチップ(基板84)上に設けられ、それぞれのキャリアアンプ10bとピークアンプ12bが交互に配置されている。これにより、ドハティ増幅器を小型化することができる。また、図9のように、複数のドハティ回路100およびインピーダンス変換器(L−CのT型素子42b)は、同じチップ上に形成されている。これにより、ドハティ増幅器を小型化することができる。なお、インピーダンス変換器は、1/4波長伝送線路またはL−Cのπ型素子でもよい。
実施例2の図6、実施例3の図7および実施例4の図8のように、複数のドハティ回路100は、同じパッケージ80内に搭載されていてもよい。これにより、ドハティ増幅器を小型化することができる。
結合器34は、実施例1のように、単純な結合でもよいが、ウィルキンソン結合、90°ハイブリッドまたは180°ハイブリッドを用いた結合器を用いてもよい。
また、ドハティ増幅器として非対称ドハティ増幅器または3ウエイドハティ増幅器または逆ドハティ増幅器を用いることもできる。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明はかかる特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10b キャリアアンプ
12b ピークアンプ
16 入力端子
18 出力端子
20b 合成器
22b 1/4波長伝送線路
24b 1/4波長伝送線路
26b 1/4波長伝送線路
30 整合回路
34 結合器
36 入力分配器

Claims (3)

  1. 入力信号を複数の信号に分配する入力分配器と、
    それぞれが、
    前記複数の信号のうち1つの信号を2つの信号に分配する分配器と、
    パッケージに実装されたチップに形成されたFETからなり、前記2つの信号のうち一方が入力し、前記入力信号を主に増幅するキャリアアンプと、
    前記チップに形成されたFETからなり、前記2つの信号のうち他方が入力し、前記入力信号のピークを増幅するピークアンプと、
    前記パッケージに実装され、かつ前記キャリアアンプを形成するFETの出力インピーダンスを特性インピーダンスとする線路を用いて形成され、前記キャリアアンプの出力のインピーダンスを変換する1/4波長伝送線路を有し、前記1/4波長伝送線路を通過した前記キャリアアンプの出力信号と前記ピークアンプとの出力信号を合成する合成器と、
    を備える複数のドハティ回路と、
    前記複数のドハティ回路の出力を結合させる結合器と、
    を具備し、
    前記複数のドハティ回路の合成器それぞれは、前記キャリアアンプを形成するFETの出力インピーダンスを前記1/4波長伝送線路以外で変換することなく、かつ前記ピークアンプを形成するFETの出力インピーダンスを変換することなく、前記キャリアアンプと前記ピークアンプとの出力信号を合成する、ドハティ増幅器。
  2. 前記合成器の後段に設けられ、前記複数のドハティ回路の出力インピーダンスを前記ドハティ増幅器の出力インピーダンスに整合させる整合回路を具備することを特徴とする請求項1記載のドハティ増幅器。
  3. 前記複数のドハティ回路に対応するそれぞれの前記1/4波長伝送線路は、同じ基板上に形成されてなることを特徴とする請求項1または2記載のドハティ増幅器。
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