JP5911786B2 - 研磨装置 - Google Patents

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本発明は、研磨装置に係り、特に半導体ウエハなどの研磨対象物(基板)の表面を、研磨テーブルの周囲に配置される各種カバー等が研磨液によって汚染されてしまうことを防止しつつ、研磨して平坦化する研磨装置に関する。
半導体ウエハの表面を研磨する研磨装置は、一般に、研磨パッドからなる研磨面を有する研磨テーブルと、半導体ウエハを保持するトップリング(研磨ヘッド)とを備えている。そして、トップリングで保持した半導体ウエハを研磨パッドの研磨面に対して所定の圧力で押圧しつつ、研磨テーブルとトップリングとを相対運動させることにより、半導体ウエハを研磨面に摺接させて、半導体ウエハの表面を平坦かつ鏡面に研磨するようにしている。化学的機械研磨(CMP)にあっては、研磨時に、研磨面に研磨液(スラリー)が供給される。
このように、研磨液を供給しながら半導体ウエハ等の基板の表面を研磨すると、この研磨時に研磨液が研磨テーブルの周辺に飛散する。また、研磨テーブルの研磨面に向けてアトマイザから液体(例えば純水)と気体(例えば窒素ガス)の混合流体または液体(例えば純水)を霧状に噴霧して研磨面を洗浄することも広く行われているが、この研磨面のアトマイザによる洗浄時にも研磨面上に残留した研磨液が研磨テーブルの周辺に飛散する。
飛散した研磨液から、トップリングを有するトップリングヘッドを保護するため、トップリングヘッドの周囲をトップリングヘッドカバーで包囲することが広く行われている。研磨装置には、研磨面をドレッシングするドレッサが一般に備えられ、このドレッサを有するドレッシングヘッドにあっても同様に、その周囲をドレッシングヘッドカバーで包囲して、飛散する洗浄液から保護することが広く行われている。
出願人は、アトマイザの噴射ノズルの先端から被研磨面までの流体噴射域の所定範囲外周をアトマイザカバーで囲うことで、被研磨面で跳ね返った混合流体や研磨液が外部に飛散することを防止するようにしたり(特許文献1参照)、アトマイザの上部を覆うアトマイザカバーの少なくとも頂部面を研磨液等の異物が付着堆積しにくい曲面または傾斜面としたりすること(特許文献2参照)を提案している。
特開2007−168039号公報 特開2003−133277号公報
アトマイザカバーは、一般にかなり複雑な形状を有しており、被研磨面から跳ね返った研磨液を含む液体がアトマイザカバーの内周面に留まって汚れ易く、また液体が溜まり易い角部を多く有しているため、その外周面に付着した研磨液の洗浄液による洗浄も一般に困難である。そして、アトマイザカバーに研磨液を含む液体が付着して固化すると、この固化物が研磨面上に落下して研磨面を汚染してしまう。
また、トップリングヘッドカバーにあっては、この内部に飛散した研磨液が流入することを完全に防止することは困難で、トップリングヘッドカバーの内部に入り込んだ研磨液が、該内部に留まって、トップリングヘッドカバーやトップリングヘッドを汚染したり、研磨面に滴下して該研磨面を汚染したりすることがある。
本発明は上記事情に鑑みて為されたもので、被研磨面から跳ね返った液体が内周面に留まることを極力防止でき、しかも洗浄液による洗浄が比較的容易で、内周面や外周面に付着して固化した固化物の落下による研磨面の汚染を防止できるようにしたアトマイザカバーを有する研磨装置を提供することを第1の目的とする。
また、本発明は、トップリングカバーの内部に研磨液が入り込んでも、この内部に入り込んだ研磨液でトップリングヘッドカバーやトップリングヘッドが汚染されたり、研磨液が研磨面に滴下して該研磨面が汚染されたりすることを極力防止したトップリングヘッドカバー有する研磨装置を提供することを第2の目的とする。
本発明の研磨装置は、研磨面を有する回転自在な研磨テーブルと、アトマイザカバーで上面を覆われ、前記研磨テーブルの研磨面に向けて流体を噴霧して該研磨面を洗浄するアトマイザとを有し、前記アトマイザカバーは、半径が一定で円弧状の第1頂板と基端から先端に向けて半径が徐々に小さくなる円弧状の第2頂板と頂部において互いに連結されている半円状の頂板と、該頂板から連続して下方に垂下する一対の側板とを有する。
これにより、アトマイザカバーを、アトマイザカバーの内周面や外周面に液体が飛散しても流れ落ちやすい、角部のない平滑な形状にして、アトマイザカバーが研磨液を含む液体で汚染されることを極力防止すると共に、研磨液を含む液体がアトマイザカバーに付着した場合の払拭性を良くすることができ、これによって、アトマイザカバーの内周面や外周面に付着して固化した固化物の落下による研磨面の汚染を防止することができる。
本発明の好ましい一態様において、前記頂板と前記一対の側板は、樹脂からなる一体成形物である
アトマイザカバーを角部のない平滑な形状にすることで、樹脂による一体成形が可能となる。
本発明の好ましい一態様において、前記一対の側板の下端面は、先端から基端に向けて徐々に下方に傾斜する勾配を有する。
これにより、アトマイザカバーの頂板から側板に沿って流下して側板の下端部に達した液体が、該下端面の勾配に沿ってアトマイザカバーの先端から基端に向けて流れるようにすることができる。
本発明の好ましい一態様において、前記アトマイザカバーの前記第2頂板に連続して下方に垂下する一方の側板には、基端から先端に向けて徐々に外方への膨出量が縮小する膨出部が一体に設けられている。
このように側板に膨出部を一体に設けることで、アトマイザカバーを膨出部で補強することができる。
本発明の好ましい一態様において、研磨装置は、基板を保持し回転させながら前記研磨面に押圧するトップリングを有し、周囲をトップリングヘッドカバーで包囲されたトップリングヘッドを更に有している。前記トップリングヘッドカバーは、下端開口部を閉塞する下部カバーを有し、該下部カバーは、トップリングが前記研磨面の上方の研磨位置に位置する時に、研磨テーブルの半径方向の外方に向けて徐々に下方に傾斜する勾配を有する底板を有する。
これにより、飛散した研磨液がトップリングヘッドカバーの内部に入り込んだ時、この研磨液は、下部カバーの底板に達し該底板の勾配に沿って流れて、研磨テーブルの側方に集められる。これによって、トップリングヘッドカバーの内部に入り込んだ研磨液でトップリングヘッドカバーやトップリングヘッドが汚染されたり、研磨液が研磨面に滴下して該研磨面が汚染されたりすることを極力防止することができる。
本発明の好ましい一態様において、前記下部カバーは、前記底板の周縁部に連接されて上方に立上る側板を有しており、前記下部カバーの側板の端面が、側部カバーの側板の端面に突合わされた状態で、前記下部カバーの側板が前記側部カバーの側板に連結されている
これにより、下部カバーと側部カバーとの連結部を上方に位置させることができ、これによって、両者の間に角部が形成されて該角部に研磨液が溜まってしまうことを防止することができる。
本発明の研磨装置によれば、アトマイザカバーが研磨液を含む液体で汚染されることを極力防止すると共に、研磨液を含む液体がアトマイザカバーに付着した場合の払拭性を良くし、これによって、アトマイザカバーの内周面や外周面に付着して固化した固化物の落下による研磨面の汚染を防止することができる。更に、トップリングカバーの内部に研磨液が入り込んでも、この内部に入り込んだ研磨液でトップリングヘッドカバーやトップリングヘッドが汚染されたり、研磨液が研磨面に滴下して該研磨面が汚染されたりすることを極力防止することができる。
本発明の実施形態の研磨装置の概要を示す斜視図である。 アトマイザヘッドを仮想線で示すアトマイザカバーの正面図である。 アトマイザカバーの底面図である。 図2の左側面図である。 図2の右側面図である。 トップリングヘッドカバーの下部カバーを拡大して示す正面図である。 図6のA−A線断面図である。 第2ドレッサヘッドカバーの縦断面図である。 研磨液供給ノズルの詳細を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態の研磨装置の概要を示す斜視図である。図1に示すように、この研磨装置は、上面を研磨面10aとした研磨パッド10と、上面に研磨パッド10を取付けた研磨テーブル12と、半導体ウエハなどの基板(被研磨物)を研磨パッド10の研磨面(上面)10aに摺接させて研磨するトップリング14を有するトップリングヘッド16と、研磨パッド10の研磨面10aの目立て(ドレッシング)を行うドレッサ20を有するドレッサヘッド22とを備えている。研磨テーブル12は、図示しないモータに連結されており、このモータによって、研磨テーブル12および研磨パッド10は、矢印で示す方向に回転する。
トップリングヘッド16は、トップリング14を除く主要部の周囲をトップリングヘッドカバー24で包囲されており、トップリングヘッドカバー24の底板を貫通して上方に延びる回転自在なトップリングヘッド揺動軸26の上端に連結されている。トップリング14は、トップリングヘッドカバー24の下記の下部カバー74の底板76を貫通して下方に延出するトップリング駆動軸28の下端に連結されおり、トップリング14の下面は、真空吸着などにより基板を保持する基板保持面を構成している。
トップリング14は、トップリングヘッド揺動軸26の回転に伴うトップリングヘッド16の揺動によって、図1に示す、研磨テーブル12の直上方の研磨位置と、研磨テーブル12の側方の基板受渡し位置との間を移動する。
ドレッサヘッド22は、ドレッサ20を除く主要部の周囲を3つのドレッサヘッドカバー、すなわち第1ドレッサヘッドカバー30a,第2ドレッサヘッドカバー30b及び第3ドレッサヘッドカバー30cで包囲されており、第1ドレッサヘッドカバー30aの底板を貫通して上方に延びる回転自在なドレッサヘッド揺動軸32の上端に連結されている。ドレッサ20は、第2ドレッサヘッドカバー30bの底板を貫通して下方に延出するドレッサ駆動軸38の下端に連結されている。
ドレッサ20は、ドレッサヘッド揺動軸32の回転に伴うドレッサヘッド22の揺動によって、図1に示す、研磨テーブル12の直上方のドレッシング位置と、研磨テーブル12の側方の退避位置との間を移動する。
研磨テーブル16に隣接して、研磨パッド10の研磨面10aに向けて液体(例えば純水)と気体(例えば窒素ガス)の混合流体または液体(例えば純水)を霧状に噴霧(噴射も含む)して該研磨面10aを洗浄するアトマイザヘッド39(図2参照)の上面をアトマイザカバー42で覆ったアトマイザ40が配置されている。アトマイザヘッド39の下面には、その長さ方向に沿った所定間隔で、流体を下方に向けて噴出する多数の噴霧ノズル39a(図2参照)が設けられている。このアトマイザ40は、アトマイザ揺動軸44の上端に連結され、このアトマイザ揺動軸44の回転に伴って、図1に実線で示す研磨テーブル12の側方に位置する退避位置と、図1に仮想線で示す磨テーブル12の上方に位置する洗浄位置との間を揺動する。
研磨テーブル16に隣接して、先端の供給口46aから研磨パッド10の研磨面10aに研磨液(スラリー)を供給する研磨液供給ノズル46が配置されている。この研磨液供給ノズル46は、ノズル揺動軸48の上端に連結され、このノズル揺動軸48の回転に伴って、図1に示す、供給口46aが研磨テーブル12の上方に位置する研磨液供給位置と、供給口46aが研磨テーブル12の側方に位置する退避位置との間を揺動する。
図2乃至図5は、アトマイザカバー42を示す。なお、図2及び図3において、左側がアトマイザカバー42の基端側で、右側がアトマイザカバー42の先端側である。図2乃至図5に示すように、アトマイザカバー42は、半径Rが一定で1/4円状の第1頂板50aと、基端から先端に向けて半径が徐々に小さくなる、すなわち基端側の半径Rの方が先端側半径の半径Rよりも大きい(R>R)1/4円状の第2頂板50bとを頂部において互いに連結させた半円状の頂板50と、該頂板50の両下端からスムーズに連続して鉛直方向に垂下する一対の側板52,54とを有している。
これにより、アトマイザカバー42の内部には、第1頂板50a側においては、面Y−Yから一定の開口幅aを有し、第2頂板50b側において、基端から先端部に向けて、面Y−Yから開口幅bが徐々に狭くなる、下方に開口した開口部56が形成されている。この開口部56は、面Y−Yと中心として、左右非対称となる。この開口部56の内部に、図2に示すように、研磨面10aに向けて液体(例えば純水)と気体(例えば窒素ガス)の混合流体または液体(例えば純水)を霧状に噴霧して研磨面10aを洗浄する噴霧ノズル39aを有するアトマイザヘッド39が、アトマイザカバー42で上面を覆われて収納される。
この例では、共に1/4円状の第1頂板50aと第2頂板50bとを頂部において互いに連結して半円状の頂板50を形成しているが、共に円弧状の第1頂板と第2頂板とを頂部において互いに連結して頂板を形成するようにしてもよい。
更に、第2頂板50b側の側板54には、基端から先端に向けて徐々に外方への膨出量が縮小する膨出部58が一体に設けられている。この膨張部58は、噴霧ノズル39aから研磨パッド10に向けて液体等を噴霧したときに、研磨パッド10の面上から巻き上がる液体等が研磨部内部に拡散するのを防止する役目を果たす。この例では、第2頂板50b側の側板54にのみ膨張部58を設けているが、第1頂板50a側の側板52にも膨張部58を設けるようにしてもよい。この膨出部58を有さない側板54の下端面54aと膨出部58の下端面58aは直線状に連続している。
そして、第1頂板50a側の側板52の下端面52aは、図2に示すように、水平面X−Xに対して、先端から基端に向けて徐々に下方に傾斜する勾配を有するようになっている。第2頂板50b側の側板54にあっても同様に、互いに直線状に連続する膨出部58を有さない側板54の下端面54aと膨出部58の下端面58aは、先端から基端に向けて徐々に下方に傾斜する勾配を有するようになっている。
このアトマイザカバー42は、例えばポリ塩化ビニル等の樹脂で一体成型される。樹脂の一体成型における抜き勾配は、例えば1.5°である。つまり、図4において、第1頂板50a側の側板52の鉛直部Aと第2頂板50b側の側板54の鉛直部Bは、互いに平行ではなく、両者の幅が下方に向かって徐々に拡がるようになっている。このアトマイザカバー42は、このように樹脂で一体成型可能な形状を有している。
このアトマイザカバー42の頂板50の先端側裏面は、矩形状のノルシール60が取付けられ、基端側に設けられた切欠き部にボルト取付け具62が取付けられる。このボルト取付け具62の内部には、アトマイザカバー42の長さ方向に延びる長穴62aが設けられている。
これにより、アトマイザカバー42は、ボルト取付け具62の長穴62a内に、図示しないボルトの軸部を挿通させ、ボルトを締付けてボルトの頭部をボルト取付け具62に当接させることで、所定位置に1本のボルトで固定される。この時、長穴62aを介して、アトマイザカバー42の長さ方向に沿った取付け位置が微調整される。
この例のアトマイザカバー42は、その内周面や外周面に液体が飛散しても流れ落ちやすい、角部のない平滑な形状を有しており、これにより、アトマイザカバー42が研磨液を含む液体で汚染されることを極力防止すると共に、研磨液を含む液体がアトマイザカバー42に付着した場合の払拭性を良くすることができる。しかも、アトマイザカバー42を角部のない平滑な形状にすることで、樹脂による一体成形が可能となる。
また、第1頂板50a側の側板52の下端面52aを、水平面X−Xに対して、先端から基端に向けて徐々に下方に傾斜する勾配を有するように構成し、第2頂板50b側の側板54にあっても同様に、直線状に連続する膨出部58を有さない側板54の下端面54aと膨出部58の下端面58aが先端から基端に向けて徐々に下方に傾斜する勾配を有するように構成することで、アトマイザカバー42の頂板50から側板52,54、更には膨出部58に沿って流下して側板52,54の下端部、更には膨出部58の下端部58aに達した液体が、該下端面52a,54a,58aの勾配に沿ってアトマイザカバー42の先端から基端に向けて流れるようにすることができる。
更に、第2頂板50b側の側板54に膨出部58を一体に設けることで、アトマイザヘッドカバー42を膨出部58で補強することができる。
トップリングヘッドカバー24は、図1に示すように、側板70を有する側部カバー72と、トップリング14側の下端開口部を閉塞する下部カバー74を有している。図6は、下部カバー74の詳細を示す。図6に示すように、下部カバー74は、底板76と、該底板76の外周部から上方に立上り、側部カバー72の側板70と共に、トップリングヘッド16の周囲を囲繞する側板78を有している。
下部カバー74の底板76は、トップリング14が研磨面10aの上方の研磨位置に位置する時に、研磨テーブル12の半径方向の外方に向けて徐々に下方に傾斜する勾配を有している。つまり、下部カバー74の底板76は、トップリングヘッド駆動軸26に向かい徐々に下方に傾斜する勾配を有している。
このように、下部カバー74の底板76にトップリングヘッド駆動軸26に向って徐々に下方に傾斜する勾配を持たせることで、飛散した研磨液がトップリングヘッドカバー24の内部に入り込んだ時、この研磨液は、下部カバー74の底板76に達し該底板76の勾配に沿って流れて、研磨テーブル12の側方に集められる。これによって、トップリングヘッドカバー24の内部に入り込んだ研磨液でトップリングヘッドカバー24やトップリングヘッド16が汚染されたり、研磨液が研磨面10aに滴下して該研磨面10aが汚染されたりすることが極力防止される。
図7は、図6のA−A線拡大断面図を示す。図7に示すように、下部カバー74は、その側板78の端面を側部カバー72の側板70の端面に突合せ、裏面側にノルシール80を配置して連結されている。これにより、側部カバー72と下部カバー74との連結部を上方に位置させ、側部カバー72と下部カバー74の間に角部が形成されて該角部に研磨液が溜まってしまうことを防止することができる。
図8は、第2ドレッサヘッドカバー30bの縦断面図を示す。図8に示すように、第2ドレッサヘッドカバー30bは、略円筒状の2つ割の上部側板82と下部側板84とを有しており、上部側板82の下端面と下部側板84の上端面を突合せ、この突合せ部の外周にテープ86を配置して構成されている。そして、上部側板82の内周面に取付けた突条部88と下部側板84の内周面に取付けた突条部90との間に緩衝材92を配置している。これにより、上部側板82と下部側板84との突合せ部を上方に移動させて、第2ドレッサヘッドカバー30bの下部の洗浄を強化することができる。
更に上部側板82の上部に、鉛直部から水平部にスムーズに連続する曲面部82aを形成している。これにより、上部側板82の外周面に沿って、水滴がスムーズに流れるようにすることができる。
なお、第1ドレッサヘッドカバー30aにあっても、第2ドレッサヘッドカバー30bと同様な構成を採用してもよい。
図9は、研磨液供給ノズル46の詳細を示す。図9に示すように、研磨液供給ノズル46は、複数の研磨液チューブ94を一本のパイプ96に纏めて構成されている。これにより、研磨液チューブ94間への汚れの付着を防止するとともに、研磨液供給ノズル46の洗浄性を向上させることができる。
上述した実施形態は、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者が本発明を実施できることを目的として記載されたものである。上記実施形態の種々の変形例は、当業者であれば当然になしうることであり、本発明の技術的思想は他の実施形態にも適用しうることである。したがって、本発明は、記載された実施形態に限定されることはなく、特許請求の範囲によって定義される技術的思想に従った最も広い範囲とすべきである。
10 研磨パッド
10a 研磨面
12 研磨テーブル
14 トップリング
16 トップリングヘッド
20 ドレッサ
22 ドレッサヘッド
24 トップリングヘッドカバー
30a,30b,30c ドレッサヘッドカバー
39 アトマイザヘッド
42 アトマイザカバー
46 研磨液供給ノズル
50 頂板
50a 第1頂板
50b 第2頂板
52,54 側板
56 開口部
58 膨出部
60 ノルシール
62 ボルト取付け具
72 側部カバー
74 下部カバー
76 底板
78 側板
80 ノルシール
82 上部側板
84 下部側板
86 テープ
92 緩衝材
94 研磨液チューブ
96 パイプ

Claims (6)

  1. 研磨面を有する回転自在な研磨テーブルと、
    アトマイザカバーで上面を覆われ、前記研磨テーブルの研磨面に向けて流体を噴霧して該研磨面を洗浄するアトマイザとを有し、
    前記アトマイザカバーは、半径が一定で円弧状の第1頂板と基端から先端に向けて半径が徐々に小さくなる円弧状の第2頂板と頂部において互いに連結されている半円状の頂板と、該頂板から連続して下方に垂下する一対の側板とを有することを特徴とする研磨装置。
  2. 前記頂板と前記一対の側板は、樹脂からなる一体成形物であることを特徴とする請求項1に記載の研磨装置。
  3. 前記一対の側板の下端面は、先端から基端に向けて徐々に下方に傾斜する勾配を有することを特徴とする請求項1または2に記載の研磨装置。
  4. 前記アトマイザカバーの前記第2頂板に連続して下方に垂下する一方の側板には、基端から先端に向けて徐々に外方への膨出量が縮小する膨出部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の研磨装置。
  5. 基板を保持し回転させながら前記研磨面に押圧するトップリングを有し、周囲をトップリングヘッドカバーで包囲されたトップリングヘッドを更に有し、
    前記トップリングヘッドカバーは、トップリングヘッドカバーの下端開口部を閉塞する下部カバーを有し、該下部カバーは、トップリングが前記研磨面の上方の研磨位置に位置する時に、研磨テーブルの半径方向の外方に向けて徐々に下方に傾斜する勾配を有する底板を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の研磨装置。
  6. 前記下部カバーは、前記底板の周縁部に連接されて上方に立上る側板を有しており、
    前記下部カバーの側板の端面が、側部カバーの側板の端面に突合わされた状態で、前記下部カバーの側板が前記側部カバーの側板に連結されていることを特徴とする請求項5に記載の研磨装置。
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