JP5910535B2 - 光走査装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光走査装置に関し、特に、部品点数が少なくコンパクト化が可能であるとともに高い光学性能を有する光走査装置に関する。
レーザプリンタなどの画像形成装置には、静電潜像が形成される感光体を露光するために、光源から出射され、ポリゴンミラーなどの偏向器により偏向されたレーザ光を感光体の表面(被走査面)上で走査する光走査装置が設けられている。
そして、カラー印字を行う画像形成装置の場合には、複数色での印字に対応して複数の光源が設けられる。ここで、光走査装置の部品点数を削減するため、特許文献1のように、2つの光源から出射された2つの光束を一つの結像レンズに通して偏向器に入射させる構成が知られている。この特許文献1の構成においては、2つの光束は主走査方向において互いに角度をなし、結像レンズのレンズ面に対しては斜めに入射している。
特開2009−69178号公報
しかしながら、特許文献1の光走査装置のように、光束を結像レンズの入射面に対し斜めに入射させると、収差が大きくなり、焦点深度が小さくなるなど、高精度に結像できくなる要因が生じるという問題がある。
本発明は、以上の背景に鑑みてなされたものであり、部品点数が少なくコンパクト化が可能であるとともに高い光学性能を有する光走査装置を提供することを目的とする。
前記した目的を達成するため、本発明の光走査装置は、第1光束を出射する第1光源と、第2光束を出射する第2光源と、第1光束と第2光束を反射する反射面を有し、第1光束と第2光束を主走査方向に偏向する偏向器と、第1光束と第2光束が通過し、第1光束と第2光束を偏向器における同一の反射面に結像する結像レンズとを備える。そして、結像レンズは、第1光束が主走査断面で見て垂直に入射する第1入射面と、第1入射面に対し主走査方向に並んで配置され、第2光束が主走査断面で見て垂直に入射する第2入射面と、第1光束が出射する第1出射面と、第1出射面に対し主走査方向に並んで配置され、主走査方向断面において第1出射面に対して角度をなし、第2光束が出射する第2出射面とを有する。
このような構成によると、第1光源から出射された第1光束と第2光源から出射された第2光束とが1つの結像レンズに入射してそれぞれ偏向器の同一の反射面に結像するので、結像レンズの部品点数を減らすことができ、また、2つの結像レンズを使用する場合に比較して第1光束と第2光束を近づけることができるので、光走査装置をコンパクト化することができる。そして、第1光束は、第1入射面に垂直に入射し、第2光束は第2入射面に垂直に入射するので、収差を小さくして高精度に結像することができる。
前記した光走査装置において、第1入射面および第2入射面は、それぞれ第1光束および第2光束を副走査方向に収束させる屈折力を有する構成とすることができる。
このように、光束が入射する面に屈折力を持たせることによって、主に出射する面に屈折力を持たせる場合に比較して収差を小さくすることができる。
また、この構成において、第1入射面および第2入射面は、外側に凸となる円筒面とすることができる。
この構成によれば、結像レンズの製造が容易である。
前記した光走査装置において、第1光源と第2光源とは、互いに副走査方向にずれて配置され、第1光束が第1入射面に入射する位置と第2光束が第2入射面に入射する位置とは、互いに副走査方向にずれた構成とすることができる。
このように、第1光束と第2光束とを副走査方向にずらすことで、偏向器で偏向された光を副走査方向に分離することができる。
この光走査装置において、第1入射面に入射する第1光束の光軸と第2入射面に入射する第2光束の光軸とは、主走査方向から見て平行とすることができる。
このような構成によれば、光源を配置し易く、第1光源の発光素子と第2光源の発光素子を共通の回路基板に配置することもできる。
前記した光走査装置において、第1入射面と第2入射面とは、主走査方向断面において角度をなし、第1入射面と第1出射面とは、主走査方向断面において平行であり、第2入射面と第2出射面とは、主走査方向断面において平行である構成とすることができる。
この構成によると、主走査方向断面で見て、光束が出射面から垂直に出射するので、収差をより小さくすることができる。
この構成において、第1入射面と第2入射面とは、主走査方向断面において平行とすることができる。
このような構成によれば、光源を同じ向きで並べて配置することができるので、平板状の回路基板に垂直に光源を並べて配置することができ、構成が簡易となる。
この構成においては、第1入射面と第2入射面とは、連続した円筒面とすることができる。
このようにすることで、結像レンズを製造しやすくなる。
前記した光走査装置において、第1光源および第2光源の少なくとも一方は、複数の光束を出射するように構成することができる。
本発明によれば、光走査装置の部品点数を少なくしてコンパクト化が可能であるとともに高い光学性能を実現することができる。
第1実施形態に係る光走査装置の平面図である。 図1のII−II断面図である。 図1における一方の入射光学系と偏向器の拡大図である。 結像レンズを入射側から見た斜視図(a)と、出射側から見た斜視図(b)である。 図4(a)の結像レンズのX−X断面図である。 (a)図4(a)の結像レンズY−Y断面ならびに第1光源、コリメートレンズおよびポリゴンミラーの配置を示す図と、(b)図4(a)のZ−Z断面ならびに第2光源、コリメートレンズおよびポリゴンミラーの配置を示す図である。 第2実施形態における結像レンズを入射側から見た斜視図(a)と、出射側から見た斜視図(b)である。 (a)第2実施形態における結像レンズの主走査方向断面図と、(b)第2実施形態における結像レンズの副走査方向断面図である。 第2実施形態における光源、コリメートレンズ、結像レンズおよび偏向器の配置を示す平面図である。 マルチビーム型の半導体レーザを出射側から見た図(a)と、これを用いた入射光学系の平面図(b)である。
[第1実施形態]
次に、本発明の参考例に係る第1実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
図1,2に示すように、光走査装置1は、ケーシング60に、入射光学系A1と、偏向器の一例としてのポリゴンミラー30と、fθレンズ41と、シリンドリカルレンズ42と、反射鏡51,52を備えている。この光走査装置1は、シアン、イエロー、マゼンタおよびブラックの4色を用いてカラー印刷を実現する電子写真方式のカラープリンタなどに使用されるものであり、光走査装置1が走査露光する4つの感光ドラムD(図2参照)に対応して、入射光学系A1からは、第1光束L1,第2光束L2,第3光束L3,第4光束L4の4つの光束が出射されている。ポリゴンミラー30は、回転中心から等距離の位置に反射面31が複数設けられており、本実施形態においては、一例として6つの反射面31が設けられている。4つ光束L1〜L4は、ポリゴンミラー30の反射面31に入射されて、図1の紙面に略平行な面内で主走査方向に偏向されるようになっている。
なお、以下の説明において、「主走査方向」とは、光束の進行方向に直交し光束が偏向器により偏向される方向であり、空間的に異なる方向であっても、光束を基準として使用する。また、「副走査方向」とは、光束の進行方向と主走査方向の両方に直交する方向である。さらに、以下の説明において、上下前後左右は、実際の使用時の上下前後左右とは関係無く、図1,2に示されている状態における上下前後左右をいうものとする。
第1光束L1と第2光束L2とはポリゴンミラー30の同一の反射面31に入射するように、その光軸が副走査方向から見て互いに平行ではなく角度をなしている。そして、第1光束L1および第2光束L2は、図1および図2に示すように、共通のfθレンズ41を通過した後、個別に設けられた反射鏡51,52により反射され、また、シリンドリカルレンズ42を通過して各感光ドラムDに導かれている。
光走査装置1の各光学要素は、ポリゴンミラー30の回転中心を基準として左右対称に構成され、第3光束L3と第4光束L4も、第1光束L1および第2光束L2と左右対称の経路で各感光ドラムDに導かれるようになっている。そのため、以下の入射光学系A1の説明においても、第1光束L1と第2光束L2に対応する要素のみを説明し、第3光束L3および第4光束L4に対応する要素については説明を省略する。
図3に示すように、入射光学系A1は、第1光束L1を出射する第1光源10Aと、第2光束L2を出射する第2光源10Bと、第1光束L1と第2光束L2が通過し、第1光束L1と第2光束L2をポリゴンミラー30における同一の反射面31に結像する結像レンズ20とを有している。第1光源10Aは、発光素子としての半導体レーザ11Aとコリメートレンズ12Aを備え、第2光源10Bは、発光素子としての半導体レーザ11Bとコリメートレンズ12Bを備えている。
半導体レーザ11Aは、1つの点光源からレーザ光を発する素子であり、位置決め用のベース15に位置決めされて固定されている。半導体レーザ11Bは、半導体レーザ11Bと同じものであり、位置決め用のベース15に位置決めされて固定されている。半導体レーザ11Aと半導体レーザ11Bは、出射される光束の光軸が副走査方向から見て互いに平行ではなく角度をなすように、互いに角度をなして配置されている。すなわち、ベース15の位置決め部は、半導体レーザ11Aと半導体レーザ11Bを互いに平行から少しずらして支持するように構成されている。
コリメートレンズ12Aは、点光源である半導体レーザ11Aから出射された発散するレーザ光を略平行な光束に変換するレンズである。コリメートレンズ12Aは、その光軸が半導体レーザ11Aから出射されたレーザ光の光軸(中心線)と合うように配置されている。コリメートレンズ12Bは、コリメートレンズ12Aと同じものであり、半導体レーザ11Aとコリメートレンズ12Aの位置関係と同様に、半導体レーザ11Bの正面に配置されている。
結像レンズ20は、第1光束L1と第2光束L2に対応して1つ設けられており、第1光束L1と第2光束L2が通過して、これらをポリゴンミラー30の反射面31に副走査方向に収束して、反射面31の上で主走査方向に延びる線状に結像させるレンズである。本実施形態においては、第1光束L1と第2光束L2は、反射面31の上で重なる位置に結像されている。このため、図4(a),(b)に示すように、第1光束L1が通過する部分である第1レンズ部21Aと、第1レンズ部21Aに対し主走査方向に並んで配置され、第2光束L2が通過する部分である第2レンズ部21Bとを有している。第1レンズ部21Aと第2レンズ部21Bとは一体になっており、さらに、第1レンズ部21Aと第2レンズ部21Bの周囲に、これらと一体に枠部25が設けられている。これらの第1レンズ部21A,第2レンズ部21Bおよび枠部25は、樹脂またはガラスにより一体に成形されている。
図4(a)に示すように、第1レンズ部21Aは、第1光束L1が入射する第1入射面22Aを有し、第2レンズ部21Bは、第2光束L2が入射する第2入射面22Bを有している。これらの第1入射面22Aと第2入射面22Bとは主走査方向に並んで配置されている。第1入射面22Aは、外側、すなわち第1光源10A側に向けて凸となる円筒面であり、図6(a)に示すように、副走査方向断面(主走査方向に直交する断面)において円弧形状を有している。第2入射面22Bも、第1入射面22Aと同じ曲率半径を有する外側、すなわち第1光源10B側に向けてに凸となる円筒面であり、図6(b)に示すように、副走査方向断面において円弧形状を有している。このため、第1入射面22Aと第2入射面22Bとは、それぞれ、第1光束L1および第2光束L2を副走査方向に収束させる屈折力を有するシリンドリカルレンズであり、しかも、その屈折力は同じとなっている。なお、図4(a)において、第1入射面22Aは、第1光束L1の入射方向に直交する主走査方向に沿った中心線を有する円筒面となっており、第2入射面22Bは、第2光束L2の入射方向に直交する主走査方向に沿った中心線を有する円筒面となっている。
また、図4(b)に示すように、第1レンズ部21Aは、第1光束L1が出射する第1出射面23Aを有し、第2レンズ部21Bは、第2光束L2が出射する第2出射面23Bを有している。第1出射面23Aおよび第2出射面23Bは、共に平面である。
図5に示すように、第1入射面22Aは、主走査方向断面(副走査方向に垂直な断面)で見て、第1光束L1が垂直に入射するように構成されている。第2入射面22Bも同様に、主走査方向断面で見て、第2光束L2が垂直に入射するように構成されている。このため、第1入射面22Aと第2入射面22Bは、主走査方向断面において平行ではなく、互いに僅かに角度をなしている。
第1出射面23Aは、主走査方向断面において第1入射面22Aと平行であり、そのため、第1光束L1が垂直に出射するように構成されている。第2出射面23Bも同様に、主走査方向断面において第2入射面22Bと平行であり、そのため、第2光束L2が垂直に出射するように構成されている。このため、第1出射面23Aと第2出射面23Bは、主走査方向断面において平行ではなく、互いに僅かに角度をなしている。
図6(a),(b)に示すように、第1光源10Aと第2光源10Bとは、互いに副走査方向にずれて配置されている。具体的には、第1光源10Aは、第1光束L1の光軸CAが、第1入射面22Aの円筒面の頂点を通る光軸方向の中心線C1に対し、上側にずれるように配置され、第2光源10Bは、第2光束L2の光軸CBが、第2入射面22Bの円筒面の頂点を通る光軸方向の中心線C2に対し、下側にずれるように配置されている。なお、第1入射面22Aの光軸方向の中心線C1と第2入射面22Bの光軸方向の中心線C2とは上下方向(副走査方向)において同じ位置にある。
そして、第1入射面22Aおよび第2入射面22Bに入射する前の第1光束L1の光軸CAと第2光束L2の光軸CBとは、主走査方向から見て互いに平行となっている。そのため、第1光束L1は、光軸方向の中心線C1より上側に入射し、第2光束L2は、光軸方向の中心線C2よりも下側に入射している。すなわち、第1光束L1と第2光束L2とは、結像レンズ20の光学的な中心を挟んで互いに反対側の位置に入射している。このため、結像レンズ20から出射した第1光束L1は、下向きに僅かに傾いて出射され、第2光束L2は、上向きに僅かに傾いて出射され、共にポリゴンミラー30の反射面31の略同じ高さの位置に入射するようになっている。そして、第1光束L1と第2光束L2とが結像レンズ20の光学的な中心に対して僅かに傾いて入射することにより、図2に示したように、第1光束L1と第2光束L2とは、ポリゴンミラー30から異なる方向に出射するようになっている。
上記のような第1光源10Aおよび第2光源10Bの構成により、半導体レーザ11Aおよび半導体レーザ11Bは、副走査方向から見て互いに僅かに傾いているが(図3参照)、主走査方向から見て、共に上下方向に対して傾いていないので、共通の一つの回路基板18に配置することが可能である。
以上のように構成された光走査装置1によれば、第1光源10Aから出射された第1光束L1と第2光源10Bから出射された第2光束L2とが1つの結像レンズ20に入射してそれぞれポリゴンミラー30の同一の反射面31に結像するので、各光束に対応して個別の結像レンズを設ける場合に比較して結像レンズ20の部品点数を減らすことができる。また、個別の結像レンズを使用する場合に比較して第1レンズ部21Aと第2レンズ部21Bを近づけ、第1光束L1と第2光束L2を近づけることができるので、光走査装置1をコンパクト化することができる。そして、第1光束L1は、第1入射面22Aに垂直に入射し、第2光束L2は第2入射面22Bに垂直に入射するので、収差を小さくして反射面31および感光ドラムDの表面に高精度に結像することができる。
そして、結像レンズ20は、第1光束L1および第2光束L2が入射する面に屈折力を持たせることによって、主に出射側に屈折力を持たせる場合に比較して収差を小さくすることができる。
また、第1入射面22Aおよび第2入射面22Bは、外側に凸となる円筒面を有する、シリンドリカルレンズであるので、製造が容易である。
さらに、第1光源10Aと第2光源10Bとは、副走査方向にずれており、第1光束L1と第2光束L2が結像レンズ20に入射する位置も副走査方向にずれており、結像レンズ20から出射される第1光束L1と第2光束L2は、主走査方向から見て互いに角度をなしてポリゴンミラー30の反射面31に入射する。そのため、ポリゴンミラー30で偏向された第1光束L1と第2光束L2を副走査方向に分離することができるので、主走査方向に分離する場合に比較して、第1光源10Aと第2光源10Bを近づけて配置でき、光走査装置1をコンパクトに構成することができる。
また、第1光束L1の光軸CAと第2光束L2の光軸CBとを主走査方向から見て平行とすることで、半導体レーザ11Aと半導体レーザ11Bを共通の回路基板18に配置することができ、組み立てを容易にし、コストダウンを図ることができる。
また、本実施形態の光走査装置1は、第1入射面22Aと第1出射面23Aとは、主走査方向断面において平行であり、第2入射面22Bと第2出射面23Bとは、主走査方向断面において平行であるため、収差を特に小さくすることができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態においては、第1実施形態と異なる点についてのみ説明し、第1実施形態と同じ部分については、図面に同じ符号を付して説明を省略する。
第2実施形態に係る光走査装置は、第1実施形態に対し、結像レンズの構成と半導体レーザの配置が異なる。図7(a),(b)に示すように、第2実施形態における結像レンズ120は、第1光束L1と第2光束L2に対応して1つ設けられており、第1光束L1が通過する部分である第1レンズ部121Aと、第1レンズ部121Aに対し主走査方向に並んで配置され、第2光束L2が通過する部分である第2レンズ部121Bとを有している。第1レンズ部121Aと第2レンズ部121Bとは一体になっており、さらに、第1レンズ部121Aと第2レンズ部121Bの周囲に、これらと一体に枠部125が設けられている。これらの第1レンズ部121A,第2レンズ部121Bおよび枠部125は、樹脂またはガラスにより一体に成形されている。
図7(a)および図8(b)に示すように、第1レンズ部121Aの第1入射面122Aと第2レンズ部121Bの第2入射面122Bとは、共に外側に凸となる円筒面(主走査方向に延びる線を中心とする円筒面)であり、これらが連続した1つの円筒面として形成されている。このため、第1入射面122Aと第2入射面122Bとは、それぞれ、第1光束L1および第2光束L2を副走査方向に収束させる屈折力を有し、しかも、その屈折力は同じで、互いに平行でもある。
一方、図7(b)および図8(a),(b)に示すように、第1レンズ部121Aの第1出射面123Aと、第2レンズ部121Bの第2出射面123Bとは、共に平面である。そして、図8(b)に示すように、第1出射面123Aと第2出射面123Bとは、主走査方向断面において平行ではなく、互いに僅かに角度をなしている。このため、第1出射面123Aは、主走査方向断面において第1入射面122Aと平行ではなく、第2出射面123Bも同様に、主走査方向断面において第2入射面122Bと平行ではない。そして、第1出射面123Aは第1光束L1を主走査方向に屈折させ、第2出射面123Aは、第2光束L2を主走査方向に屈折させる。なお、第1入射面122Aおよび第2入射面122Bに入射する前の第1光束L1の光軸と第2光束L2の光軸とは、主走査方向および副走査方向のいずれから見ても平行である。
図9に示すように、本実施形態における入射光学系A2は、4つの光源10A〜10Bを備え、第1光源10Aおよび第2光源10Bから出射される第1光束L1および第2光束L2が一つの結像レンズ120に入射され、第3光源10Cおよび第4光源10Dから出射される第3光束L3および第4光束L4がもう一つの結像レンズ120に入射されるように構成されている。各光源10A〜10Dは、それぞれ、半導体レーザ11A〜11Dと、コリメートレンズ12A〜12Dを有している。
2つの結像レンズ120は、主走査方向に並んで同じ向きに配置され、それぞれの入射面に対し4つの光源10A〜10Bから出射される第1〜第4の光束L1〜L4が垂直に入射されるように光源10A〜10Bが配置されている。このため、半導体レーザ11A〜11Dは、主走査方向に並んで同じ向きに配置され、コリメートレンズ12A〜12Dも、主走査方向に並んで同じ向きに配置されている。そして、4つの半導体レーザ11A〜11Dは、一つの平板状の回路基板118に設けられている。
以上のような構成の光走査装置によると、結像レンズ120の第1入射面122Aと第2入射面122Bとは、連続した円筒面であるので、製造が容易である。そして、第1光源10Aと第2光源10Bを同じ向きに配置することができ、半導体レーザ11A,11Bを1つの回路基板118に共に垂直に配置することができるので、第1光源10Aと第2光源10Bの構成が簡易で製造も容易である。
以上に本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく適宜変形して実施することができる。
例えば、前記実施形態においては、半導体レーザ11A〜11Dとして1つの発光点を有するものを例示したが、図10(a)に示す半導体レーザ311のように、複数、例えば2つの発光点319A,319Bを有するマルチビーム型のものを用いてもよい。この場合、図10(b)に示すように、1つの半導体レーザ311Aから出射されてコリメートレンズ12Aを通過した第1光束L1および第3光束L11は、第1レンズ部121Aを通過し、もう一つの半導体レーザ311Bから出射されてコリメートレンズ12Bを通過した第2光束L2および第4光束L21は第2レンズ部121Bを通過する。ここで、第1光束L1の光軸と第3光束L11の光軸とは、略平行であるので第1入射面122Aに対し主走査方向断面において垂直に入射させることができ、第2光束L2の光軸と第4光束L21の光軸とは、略平行であるので第2入射面122Bに対し主走査方向断面において垂直に入射させることができる。
すなわち、本発明は、少なくとも1つの光源が複数の光束を出射するように構成された場合にも適用することができる。
また、前記実施形態においては、結像レンズは、2つのレンズ部が合体した一つのレンズとして構成されていたが、3つ以上のレンズ部が合体した一つのレンズとして構成されていてもよい。この場合にも、3つ以上の光束のそれぞれが、各レンズ部の入射面に主走査方向断面で見て垂直に入射するように配置され、各出射面が主走査方向断面において互いに角度をなすように配置されているとよい。
前記実施形態においては、結像レンズは、入射面が外側に凸の曲面で、出射面が平面で構成されていたが、入射面と出射面の両方が曲面であってもよいし、入射面が平面で出射面が曲面であってもよい。また、結像レンズとして回折レンズを採用することもできる。
1 光走査装置
10A 第1光源
10B 第2光源
11A 半導体レーザ
11B 半導体レーザ
12A コリメートレンズ
12B コリメートレンズ
18 回路基板
20 結像レンズ
21A 第1レンズ部
21B 第2レンズ部
22A 第1入射面
22B 第2入射面
23A 第1出射面
23B 第2出射面
30 ポリゴンミラー
31 反射面
A1 入射光学系
C1 中心線
C2 中心線
CA 光軸
CB 光軸
D 感光ドラム
L1 第1光束
L2 第2光束

Claims (7)

  1. 第1光束を出射する第1光源と、
    第2光束を出射する第2光源と、
    前記第1光束と前記第2光束を反射する反射面を有し、前記第1光束と前記第2光束を主走査方向に偏向する偏向器と、
    前記第1光束と前記第2光束が通過し、前記第1光束と前記第2光束を前記偏向器における同一の前記反射面に結像する結像レンズとを備え、
    前記結像レンズは、
    前記第1光束が主走査方向断面で見て垂直に入射する第1入射面と、
    前記第1入射面に対し主走査方向に並んで配置され、前記第2光束が主走査方向断面で見て垂直に入射する第2入射面と、
    前記第1光束が出射する第1出射面と、
    前記第1出射面に対し主走査方向に並んで配置され、主走査方向断面において前記第1出射面に対して角度をなし、前記第2光束が出射する第2出射面とを有し、
    前記第1入射面と前記第2入射面とは、主走査方向断面において平行であることを特徴とする光走査装置。
  2. 前記第1入射面および前記第2入射面は、それぞれ前記第1光束および前記第2光束を副走査方向に収束させる屈折力を有することを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
  3. 前記第1入射面および前記第2入射面は、外側に凸となる円筒面であることを特徴とする請求項2に記載の光走査装置。
  4. 前記第1光源と前記第2光源とは、互いに副走査方向にずれて配置され、
    前記第1光束が前記第1入射面に入射する位置と前記第2光束が前記第2入射面に入射する位置とは、互いに副走査方向にずれていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の光走査装置。
  5. 前記第1入射面に入射する第1光束の光軸と前記第2入射面に入射する第2光束の光軸とは、主走査方向から見て平行であることを特徴とする請求項4に記載の光走査装置。
  6. 前記第1入射面と前記第2入射面とは、連続した円筒面であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の光走査装置。
  7. 前記第1光源および前記第2光源の少なくとも一方は、複数の光束を出射するように構成されたことを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の光走査装置。
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