JP5910305B2 - 熱間プレス成形方法及び熱間プレス成形装置 - Google Patents

熱間プレス成形方法及び熱間プレス成形装置 Download PDF

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Description

本発明は、板状ワークを加熱した後に成形型を用いてプレス成形する熱間プレス成形方法及び熱間プレス成形装置に関する。
例えば自動車等の車体に使用される鋼板などの板状素材(板状ワーク)は、プレス成形によって所定形状に成形して使用することが一般的に行われ、車体の軽量化や高強度化等を図るために高張力鋼板などの板状ワークを用いる場合は、該ワークを加熱して成形性を高めた上でプレス成形する熱間プレス成形によって成形して使用することが行われている。
このように板状ワークを加熱してプレス成形するものとして、板状ワークの成形サイクルタイムを短縮して生産性を向上させるために、板状ワークの両端部に一対の電極を取り付けて両電極間を通電することにより板状ワークに生じるジュール熱によって迅速に該ワークを加熱し、その後にプレス成形するものが知られている。
例えば特許文献1には、板状ワークを所定の通電位置でクランプして通電加熱する通電加熱機構と、該通電加熱機構の下流に配置され通電加熱された板状ワークを所定の加工位置で熱間プレスする熱間プレス機構と、通電加熱された板状ワークを通電位置から加工位置まで搬送して熱間プレス機構に供給する搬送機構とを有し、板状ワークを熱間プレス成形する熱間プレス成形装置が開示されている。
特開2009−142852号公報
しかしながら、前記特許文献1に記載される熱間プレス成形装置では、1つの板状ワークを通電加熱によって加熱した後にプレス成形することで1つの板状ワークの熱間プレス成形を行うことができるものの、自動車等の車体の場合、加熱してプレス成形する板状ワークの数が多いため、板状ワークの熱間プレス成形において生産性を向上させることが望まれている。
そこで、本発明は、板状ワークの熱間プレス成形において生産性を向上させることができる熱間プレス成形方法及び熱間プレス成形装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明は次のように構成したことを特徴とする。
まず、本願の請求項1に係る発明は、所定の通電位置において導電性の板状ワークに電極を取り付けて通電することにより板状ワークを加熱する加熱手段と、板状ワークごとに設けられた所定のプレス位置において成形型によって板状ワークをプレス成形する成形手段とを用い、板状ワークを加熱した後にプレス成形する熱間プレス成形方法であって、所定の通電位置において重ね合わせられた導電性の複数の板状ワークに電極を取り付けて通電することにより前記複数の板状ワークを加熱する加熱工程と、加熱された前記複数の板状ワークを前記板状ワークごとに設けられた所定のプレス位置に配置する配置工程と、前記所定のプレス位置に配置された前記複数の板状ワークをそれぞれプレス成形する成形工程と、を備え、前記配置工程では、前記複数の板状ワークのうち1つの板状ワークを前記通電位置に保持して前記通電位置と同位置に設けられたプレス位置に配置すると共に前記1つの板状ワークを除く前記板状ワークを前記通電位置とは異なる該板状ワークのプレス位置に搬送して配置することを特徴とする。
また、本願の請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記加熱工程では、前記複数の板状ワークを略同一温度となるように加熱し、前記成形工程では、前記板状ワークの加熱終了時からプレス成形開始時までの時間が略同一となるようにして前記複数の板状ワークをプレス成形することを特徴とする。
更に、本願の請求項3に係る発明は、請求項1又は請求項2に係る発明において、前記加熱工程では、前記複数の板状ワーク間に前記板状ワークを保持する導電性の保持部を介在した状態で重ね合わせられた前記複数の板状ワークを加熱し、前記配置工程では、前記1つの板状ワークを除く前記板状ワークを前記保持部に保持した状態で該板状ワークのプレス位置に搬送して配置することを特徴とする。
また更に、本願の請求項4に係る発明は、板状ワークを加熱した後にプレス成形する熱間プレス成形装置であって、電極を備え、所定の通電位置において重ね合わせられた導電性の複数の板状ワークに前記電極を取り付けて通電することにより前記複数の板状ワークを加熱する加熱手段と、前記板状ワークを成形するための成形型を備え、前記板状ワークごとに設けられた所定のプレス位置において前記成形型によって前記板状ワークをプレス成形する成形手段と、前記板状ワークを搬送する搬送手段を備え、前記加熱手段によって加熱された前記複数の板状ワークを前記板状ワークごとに設けられた所定のプレス位置に配置する配置手段と、を備え、前記加熱手段と前記成形手段とは、前記通電位置と前記複数の板状ワークのうち1つの板状ワークのプレス位置とが同位置となるように設けられ、前記配置手段は、前記複数の板状ワークのうち1つの板状ワークを前記通電位置に保持して前記通電位置と同位置に設けられたプレス位置に配置すると共に前記1つの板状ワークを除く前記板状ワークを前記通電位置とは異なる該板状ワークのプレス位置に搬送して配置することを特徴とする。
また更に、本願の請求項5に係る発明は、請求項4に係る発明において、前記加熱手段は、前記複数の板状ワークを略同一温度となるように加熱し、前記成形手段は、前記板状ワークの加熱終了時からプレス成形開始時までの時間が略同一となるようにして前記複数の板状ワークをプレス成形することを特徴とする。
また更に、本願の請求項6に係る発明は、請求項4又は請求項5に係る発明において、前記搬送手段は、前記板状ワークを保持するための導電性の保持部を有し、前記加熱手段は、前記複数の板状ワーク間に前記保持部を介在した状態で重ね合わせられた前記複数の板状ワークを加熱し、前記配置手段は、前記1つの板状ワークを除く前記板状ワークを前記保持部に保持した状態で該板状ワークのプレス位置に搬送して配置することを特徴とする。
以上の構成により、本願各請求項の発明によれば、次の効果が得られる。
まず、本願の請求項1に係る発明によれば、通電位置において重ね合わせられた複数の板状ワークに電極を取り付けて通電することにより複数の板状ワークを加熱し、加熱された複数の板状ワークを板状ワークごとに設けられたプレス位置に配置し、プレス位置に配置された複数の板状ワークをそれぞれプレス成形し、複数の板状ワークを板状ワークごとのプレス位置に配置する際は、1つの板状ワークを通電位置に保持して通電位置と同位置のプレス位置に配置すると共に1つの板状ワークを除く板状ワークを通電位置とは異なるプレス位置に搬送して配置する。
これにより、重ね合わせられた複数の板状ワークを通電によって同時に加熱することができると共に加熱された複数の板状ワークをそれぞれプレス位置に配置して並行してプレス成形することができ、複数の板状ワークを1つの板状ワークごとに順次通電によって加熱した後にプレス成形する場合に比して、板状ワークの熱間プレス成形において生産性を向上させることができる。
また、本願の請求項2に係る発明によれば、複数の板状ワークを略同一温度となるように加熱し、板状ワークの加熱終了時からプレス成形開始時までの時間が略同一となるようにして複数の板状ワークをプレス成形することにより、通電加熱時に複数の板状ワークの加熱温度のバラツキを抑制することができると共にプレス成形時に板状ワークの温度のバラツキを抑制することができ、複数の板状ワークの材料物性及び成形精度にバラツキが生じることを抑制しつつ生産性を向上させることができる。
更に、本願の請求項3に係る発明によれば、複数の板状ワーク間に板状ワークを保持する保持部を介在した状態で重ね合わせられた複数の板状ワークを加熱し、1つの板状ワークを除く板状ワークを前記保持部に保持した状態で前記板状ワークをプレス位置に搬送して配置することにより、複数の板状ワークをプレス位置に迅速に配置することができ、生産性をさらに向上させることができる。また、導電性の保持部を用いることで、板状ワークを通電によって加熱する際に板状ワークの加熱を阻害することなく、前記効果を有効に奏することができる。
また更に、本願の請求項4に係る発明によれば、通電位置において重ね合わせられた複数の板状ワークを加熱する加熱手段と、板状ワークごとに設けられたプレス位置において板状ワークをプレス成形する成形手段と、板状ワークを搬送する搬送手段を備え、加熱手段によって加熱された複数の板状ワークを板状ワークごとに設けられたプレス位置に配置する配置手段とを備え、加熱手段と成形手段とは、通電位置と複数の板状ワークのうち1つの板状ワークのプレス位置とが同位置となるように設けられ、配置手段は、1つの板状ワークを通電位置に保持して通電位置と同位置のプレス位置に配置すると共に前記1つの板状ワークを除く板状ワークを通電位置とは異なるプレス位置に搬送して配置する。
これにより、重ね合わせられた複数の板状ワークを通電によって同時に加熱することができると共に加熱された複数の板状ワークをそれぞれプレス位置に配置して並行してプレス成形することができ、複数の板状ワークを1つの板状ワークごとに順次通電によって加熱した後にプレス成形する場合に比して、板状ワークの熱間プレス成形において生産性を向上させることができる。
また更に、本願の請求項5に係る発明によれば、加熱手段は、複数の板状ワークを略同一温度となるように加熱し、成形手段は、板状ワークの加熱終了時からプレス成形開始時までの時間が略同一となるようにして複数の板状ワークをプレス成形することにより、通電加熱時に複数の板状ワークの加熱温度のバラツキを抑制することができると共にプレス成形時に板状ワークの温度のバラツキを抑制することができ、複数の板状ワークの材料物性及び成形精度にバラツキが生じることを抑制しつつ生産性を向上させることができる。
また更に、本願の請求項6に係る発明によれば、搬送手段は、板状ワークを保持するための保持部を有し、加熱手段は、複数の板状ワーク間に保持部を介在した状態で重ね合わせられた複数の板状ワークを加熱し、配置手段は、1つの板状ワークを除く板状ワークを保持部に保持した状態で該板状ワークのプレス位置に搬送して配置することにより、複数の板状ワークをプレス位置に迅速に配置することができ、生産性をさらに向上させることができる。また、導電性の保持部を用いることで、板状ワークを通電によって加熱する際に板状ワークの加熱を阻害することなく、前記効果を有効に奏することができる。
本発明の第1実施形態に係る熱間プレス成形装置の概略側面図である。 図1におけるV1方向から見た前記熱間プレス成形装置の概略正面図である。 図2におけるA部を拡大して示す要部拡大図である。 前記熱間プレス成形装置において通電位置に配置された板状ワークを示す平面図である。 前記熱間プレス成形装置において板状ワークの通電加熱を説明するための説明図である。 前記熱間プレス成形装置においてプレス位置に配置された板状ワークを示す平面図である。 前記熱間プレス成形装置の制御フローチャートを示す図である。 本発明の第2実施形態に係る熱間プレス成形装置の概略側面図である。 図8におけるV2方向から見た前記熱間プレス成形装置の概略正面図である。 前記熱間プレス成形装置のワーク搬送具を示す図である。 前記熱間プレス成形装置において通電位置に配置された板状ワークを示す平面図である。 前記熱間プレス成形装置においてプレス位置に配置された板状ワークを示す平面図である。 本発明の第3実施形態に係る熱間プレス成形装置を説明するための説明図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照しながら説明する。
本実施形態に係る熱間プレス成形では、通電位置において重ね合わせられた複数の板状ワークに電極を取り付けて通電することにより複数の板状ワークを加熱し、加熱された複数の板状ワークを板状ワークごとに設けられたプレス位置に配置し、具体的には1つの板状ワークを通電位置に保持して通電位置と同位置に設けられたプレス位置に配置すると共に1つの板状ワークを除く板状ワークを通電位置とは異なるプレス位置に搬送して配置し、プレス位置に配置された複数の板状ワークをそれぞれプレス成形する。
本実施形態では、2つの板状ワークを通電加熱によって加熱した後にプレス成形する熱間プレス成形について説明するが、これに限定されるものでなく、3つ以上の板状ワークを通電加熱によって加熱した後にプレス成形する場合についても同様にして行うことができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る熱間プレス成形装置の概略側面図であり、図2は、図1におけるV1方向から見た前記熱間プレス成形装置の概略正面図である。また、図3は、図2におけるA部を拡大して示す要部拡大図である。
図1及び図2に示すように、第1実施形態に係る熱間プレス成形装置1は、略平板状に形成された導電性の2つの板状ワークW1,W2を通電加熱によって加熱した後にプレス成形するものであり、第1プレス成形装置10と、第2プレス成形装置20と、第1プレス成形装置10に一体的に組み込まれた加熱装置30と、第1プレス成形装置10と第2プレス成形装置20に2つの板状ワークW1,W2をそれぞれ配置するための配置装置40とを備えている。
第1プレス成形装置10は、第1板状ワーク(第1ワーク)W1をプレス成形するものであり、第1ワークW1を所定形状に成形するための成形型11を備えている。成形型11は、上下方向に移動可能に構成されたパンチ12と、パンチ12と対向するように配置されたダイ13とを有し、パンチ12に下方側へ突出する突出部12aが設けられ、ダイ13にパンチ12の突出部12aに対応して凹状に形成された凹部13aが設けられている。
パンチ12は、パンチプレート14に取り付けられている。パンチプレート14は、スプリング15及びスプリングガイド16を介してパンチホルダ17に取り付けられている。パンチホルダ17には、図示しないパンチホルダ移動手段が連結され、該パンチホルダ移動手段は、パンチホルダ17を上下方向に移動させることができるようになっている。パンチ12は、前記パンチホルダ移動手段によってパンチホルダ17が上下方向に移動されることにより上下方向に移動される。一方、ダイ13は、ダイホルダ18に固定して取り付けられている。
成形型11は、前記パンチホルダ移動手段によってパンチ12が下方へ移動され、パンチ12の突出部12aとダイ13の凹部13aとを組み合わせることで所定のプレス位置(第1プレス位置)P1に配置された第1ワークW1を所定形状にプレス成形することができるようになっている。
加熱装置30は、第1板状ワーク(第1ワーク)W1と第2板状ワーク(第2ワーク)W2を通電加熱によって加熱するものである。加熱装置30は、互いに離間して平行に配置される一対の電極31と、電極31に直流又は交流の電力を供給する電源32と、電極31と電源32とを接続するケーブル33とを備え、所定の通電位置E1において第1及び第2ワークW1、W2の両端部に一対の電極31を接触させて通電することにより第1及び第2ワークW1、W2を加熱する。
一対の電極31は、図2に示すように、ダイ13の凹部13aを挟むように凹部13aの外方側においてダイ13に取り付けられ、その上面がダイ13の上面と略面一となるように設けられている。一対の電極31は、例えば銅などの材料を用いて略直方体状に形成されたバー電極であり、一方の電極31aが正電極として使用され、他方の電極31bが負電極として使用される。
本実施形態では、加熱装置30は、通電位置E1において重ね合わせられた第1及び第2ワークW1、W2を通電加熱によって加熱する。また、本実施形態では、一対の電極31がダイ13に取り付けられ、通電位置E1は、第1プレス成形位置10において第1プレス位置P1と同位置に設定されている。なお、ダイ13と電極31との間には絶縁体(不図示)が備えられ、通電時にダイ13に電流が流れないようになっている。
加熱装置30はまた、一対の電極31の上方にそれぞれ配置されるクランプ部材35を備えている。クランプ部材35は、電極31の延びる方向に略平行に延びる略直方体状のクランプ基部36と、ワーク、具体的には第2ワークW2に接触する先端部を備えたピン部37と、クランプ基部36とピン部37とに結合されるスプリング38とを備え、クランプ基部36が、図示しないクランプ基部移動手段に連結されて上下方向に移動可能に構成されている。
クランプ基部36は、通電位置E1において重ね合わせられる第1及び第2ワークW1、W2を挟んで電極31の反対側に配置され、前記クランプ基部移動手段によってクランプ基部36が下方へ移動されることによりクランプ部材35が下方へ移動される。第1及び第2ワークW1、W2に電極31を取り付ける際には、クランプ部材35が下方へ移動され、電極31とクランプ部材35とによって第1及び第2ワークW1、W2を挟持して取り付けることができる。
第2プレス成形装置20は、第2ワークW2を所定形状にプレス成形するものであり、加熱装置30を備えていないこと以外は第1プレス成形装置10と同様に構成され、第1プレス成形装置10と平行に隣接して配置され、第2ワークW2を所定形状に成形するための成形型21を備えている。
成形型21は、上下方向に移動可能に構成されたパンチ22と、パンチ22と対向するように配置されたダイ23とを有し、パンチ22に下方側へ突出する突出部22aが設けられ、ダイ23にパンチ22の突出部22aに対応して凹状に形成された凹部23aが設けられている。
パンチ22はまた、パンチプレート24に取り付けられ、パンチプレート24は、スプリング25及びスプリングガイド26を介してパンチホルダ27に取り付けられている。パンチホルダ27は、図示しないパンチホルダ移動手段によって上下方向に移動されるようになっている。パンチ22は、前記パンチホルダ移動手段によってパンチホルダ27が上下方向に移動されることにより上下方向に移動される。一方、ダイ23は、ダイホルダ28に固定して取り付けられている。
成形型21は、前記パンチホルダ移動手段によってパンチ12が下方へ移動され、パンチ22の突出部22aとダイ23の凹部23aとを組み合わせることで所定のプレス位置(第2プレス位置)P2に配置された第2ワークW2を所定形状にプレス成形することができるようになっている。
配置装置40は、加熱装置30によって加熱された第1及び第2ワークW1、W2をワークW1,W2ごとに設けられたプレス位置P1,P2に配置するものであり、ワークW2を搬送する搬送手段41を備えている。熱間プレス成形装置1では、搬送手段41は、通電位置E1において加熱された2つのワークW1,W2のうち1つのワークW2を通電位置E1とは異なる該ワークW2のプレス位置P2に搬送するように構成されている。
搬送手段41は、第1プレス成形装置10の成形型11と第2プレス成形装置20の成形型21とを挟むようにして第1プレス成形装置10から第2プレス形成装置20に亘って互いに平行に延びる一対の搬送レール42と、一対の搬送レール42にそれぞれ配置され、第2ワークW2を搬送するための一対のワーク搬送具43とを備えている。
図3に示すように、搬送レール42には、無端状の搬送ベルト44が取り付けられ、搬送ベルト44は、図示しないベルト移動手段によって移動される。これにより、搬送ベルト44に取り付けられたワーク搬送具43は、搬送レール42に対して図1の矢印Y1で示す方向に水平方向に移動できるようになっている。
ワーク搬送具43は、第2ワークW2を保持するための保持部として水平方向に延びる略平板状のフォーク部45と、フォーク部45を支持するフォーク支持部46と、搬送ベルト44に固定して取り付けられる搬送基部47と、フォーク支持部46と搬送基部47とを連結する連結部48とを備えている。
フォーク部45は、例えば銅などの導電性を有する材料から形成され、図示しないフォーク移動手段によって、図3において二点鎖線で示すように矢印X1方向に水平方向にフォーク支持部46に対して移動可能に構成されている。一対のワーク搬送具43は、フォーク部45を移動することで、内方側に移動した実線で示す保持状態と外方側に移動した二点鎖線で示す解放状態とをとることができ、第2ワークW2を保持すると共に保持した第2ワークW2を解放することができるようになっている。なお、フォーク部45とフォーク支持部46との間には絶縁体(不図示)が備えられ、通電時にフォーク支持部46に電流が流れないようになっている。また、フォーク部45の先端のみを導電性材料から形成し、先端を除く部分をセラミック等の絶縁体としてフォーク支持部46に電流が流れないようにすることも可能である。
ワーク搬送具43は、通電位置E1において第1及び第2ワークW1、W2を加熱する際、第1及び第2ワークW1、W2間にフォーク部45を介在した状態で第1及び第2ワークW1、W2が重ね合わせられるように配置される。図3に示すように、電極31上に配置された第1ワークW1に、ワーク搬送具43のフォーク部45に第2ワークW2を保持した状態で第2ワークW2が重ね合わせられるように配置される。
第1及び第2プレス成形装置10、20にはそれぞれ、第1及び第2ワークW1、W2の位置を調整するための位置調整手段(不図示)が備えられ、第1及び第2ワークW1、W2をそれぞれ第1及び第2プレス位置P1、P2に位置調整することができるようになっている。
熱間プレス成形装置1にはまた、該熱間プレス成形装置1に関連する構成を総合的に制御する制御装置(不図示)が備えられ、該制御装置は、第1プレス成形装置10、第2プレス成形装置20、加熱装置30及び配置装置40等の作動を制御することができるようになっている。なお、前記制御装置は、好ましくはマイクロコンピュータを主要部として構成されている。
熱間プレス成形装置1を用いて、第1及び第2ワークW1、W2を加熱した後にプレス成形する際は先ず、成形型11のパンチ12とダイ13とが離間すると共に成形型21のパンチ22とダイ23とが離間した状態で、図示しない搬送手段を用いて電極31上に第1ワークW1を配置して通電位置E1に第1ワークW1を配置する。
次に、図示しない搬送手段を用いてワーク搬送具43のフォーク部45に第2ワークW2を保持し、ワーク搬送具43のフォーク部45に第2ワークW2を保持した状態で第2ワークW2を通電位置E1に配置し、電極31上に配置された第1ワークW1に第2ワークW2を重ね合わせる。
図4は、前記熱間プレス成形装置において通電位置に配置された板状ワークを示す平面図である。図4に示すように、第1プレス成形装置10のプレス位置P1と同位置に設定された通電位置E1に、ワーク搬送具43のフォーク部45に第2ワークW2を保持した状態で第1及び第2ワークW1、W2が重ね合わせられる。そして、通電位置E1において重ね合わせられた第1及び第2ワークW1、W2が通電加熱によって加熱される。
図5は、前記熱間プレス成形装置において板状ワークの通電加熱を説明するための説明図であり、図5(a)は、電極上に配置された第1及び第2ワークを示す平面図、図5(b)は、電極上に配置された第1及び第2ワークを示す側面図である。
本実施形態では、板状ワークとして、高張力鋼板などの略平板状に形成された導電性の同一の第1及び第2ワークW1、W2が用いられ、第1及び第2ワークW1、W2は、図5(a)及び図5(b)に示すように、所定厚さを有すると共に同一形状に形成されている。第1及び第2ワークW1、W2は、これに限定されるものではないが、一対の対辺が互いに平行な直角台形状に形成されている。
第1及び第2ワークW1、W2は、それらの直角部がそれぞれ一致するようにして重ね合わせられ、重ね合わせられた第1及び第2ワークW1、W2の通電方向に直交する断面における断面積の総和が、通電方向における正電極31aからの距離に関わらず略一定となるように重ね合わせられる。
第1及び第2ワークW1、W2が通電位置E1において重ね合わせられると、クランプ部材35が下方へ移動され、電極31とクランプ部材35とによって第1及び第2ワークW1、W2が挟持され、第1及び第2ワークW1、W2に一対の電極31が取り付けられる。そして、電極31間を通電することにより第1及び第2ワークW1、W2が通電加熱によって所定温度に加熱される。
本実施形態では、第1ワークW1と第2ワークW2とは、電極31間を通電する際に、通電方向において重ね合わせられた第1ワークW1と第2ワークW2の抵抗値を略一定にして第1ワークW1と第2ワークW2から発生するジュール熱を通電方向において略等しくすることで、略同一温度に加熱される。このように、加熱装置30は、第1及び第2ワークW1、W2を略同一温度となるように加熱する。
なお、第1及び第2ワークW1、W2として、直角台形状に形成したものを用いているが、第1及び第2ワークW1、W2の通電方向に直交する断面における断面積の総和が通電方向において略一定となるように形成され重ね合わせられるものであれば、その他の形状に形成した第1及び第2ワークW1、W2を用いることも可能である。
通電位置E1において第1及び第2ワークW1、W2を加熱した後、クランプ部材35が上方へ移動され、第1及び第2ワークW1、W2のクランプが解除される。そして、第1ワークW1を通電位置E1に保持して第1ワークW1を通電位置E1と同位置に設定されたプレス位置P1に配置し、第2ワークW2を通電位置E1とは異なるプレス位置P2に搬送して配置する。
図6は、前記熱間プレス成形装置においてプレス位置に配置された板状ワークを示す平面図である。図6に示すように、加熱された第1及び第2ワークW1、W2をそれぞれワークW1,W2ごとのプレス位置P1,P2に配置する際は、搬送ベルト44が移動され、第2ワークW2をフォーク部45に保持した状態で第2ワークW2を第2プレス位置P1に搬送するようにワーク搬送具43が図6において矢印Y2で示す方向に移動される。
第2ワークW2を第2プレス位置P2に搬送すると、ワーク搬送具43は次に、フォーク部45が水平方向に外方側に移動され、フォーク部45に保持した第2ワークW2を解放し、第2プレス位置P2において第2ワークW2を成形型21のダイ23上に配置する。
熱間プレス成形装置1では、第2ワークW2を第2プレス位置P2に配置した後に、前記位置調整手段によって第1及び第2ワークW1、W2の位置調整が行われ、第1及び第2ワークW1、W2がそれぞれ第1及び第2プレス位置P1、P2に確実に配置されるように位置調整される。
第1及び第2ワークW1、W2がそれぞれ第1及び第2プレス位置P1、P2に配置されると、第1及び第2ワークW1、W2の加熱終了時からプレス成形開始時までの時間が略同一となるようにして第1及び第2ワークW1、W2がそれぞれ成形型11、21を用いて所定形状にプレス成形され、第1及び第2ワークW1、W2が熱間プレス成形される。なお、熱間プレス成形は、焼入れ温度以上に加熱してプレス成形するものに限らず、焼入れ温度未満の温度に加熱してプレス成形するものも含むものとする。
第1及び第2ワークW1、W2がそれぞれプレス成形されると、図示しない搬送手段を用いて、第1ワークW1が第1プレス成形装置10に設けられた第1プレス位置P1から取り除かれると共に第2ワークW2が第2プレス成形装置20に設けられた第2プレス位置P2から取り除かれ、第1及び第2ワークW1、W2の熱間プレス成形が終了される。
次に、熱間プレス成形装置1の制御について説明する。
図7は、前記熱間プレス成形装置の制御フローチャートを示す図である。図7に示すように、熱間プレス成形装置1では、先ず、第1及び第2ワークW1、W2が通電位置E1において電極31上に重ね合わせて配置される(ステップS1)。第1及び第2ワークW1、W2は、該第1及び第2ワークW1、W2間にワーク搬送具43のフォーク部45を介在した状態で重ね合わせられる。
そして、第1及び第2ワークW1、W2の通電位置E1への配置が完了したか否かが判定される(ステップS2)。熱間プレス成形装置1には、第1及び第2ワークW1、W2が通電位置E1に配置されたか否かを検出する位置検出手段(不図示)が設けられ、該位置検出手段によって第1及び第2ワークW1、W2の通電位置E1への配置が完了したか否かが判定される。
ステップS2での判定結果がノー(NO)の場合、すなわち第1及び第2ワークW1、W2の通電位置E1への配置が完了していない場合、ステップS1に戻って第1及び第2ワークW1、W2が通電位置E1において重ね合わせて配置される。
一方、ステップS2での判定結果がイエス(YES)の場合、すなわち第1及び第2ワークW1、W2の通電位置E1への配置が完了した場合、クランプ部材35が下方へ移動され、第1及び第2ワークW1、W2が電極31とクランプ部材35によってクランプされ(ステップS3)、通電位置E1に配置された第1及び第2ワークW1、W2に対して通電加熱が開始される(ステップS4)。
そして、第1及び第2ワークW1、W2が所定温度に到達したか否かが判定される(ステップS5)。熱間プレス成形装置1には、第1及び第2ワークW1、W2が所定温度に到達したか否かを検出する温度検出手段(不図示)が設けられ、該温度検出手段によって第1及び第2ワークW1、W2が所定温度に到達したか否かが判定される。
ステップS5での判定結果がノーの場合、すなわち第1及び第2ワークW1、W2が所定温度に到達していない場合、通電加熱が継続されるが、ステップS5での判定結果がイエスになると、すなわち第1及び第2ワークW1、W2が所定温度に到達すると、第1及び第2ワークW1、W2に対する通電加熱が終了される(ステップS6)。なお、第1及び第2ワークW1、W2が所定温度に到達していない場合に、通電時間や電流量を調整するようにしてもよい。
通電加熱が終了すると、クランプ部材35が上方へ移動され、電極31とクランプ部材35による第1及び第2ワークW1、W2のクランプが解除され(ステップS7)、その後に、第1及び第2ワークW1、W2がそれぞれ第1及び第2プレス位置P1、P2に配置される(ステップS8)。
本実施形態では、第1プレス位置P1は通電位置E1と同位置に設定されているので、第1ワークW1は、通電位置E1に保持されて第1プレス位置P1において成形型11のダイ13上に配置され、第2ワークW2は、ワーク搬送具43のフォーク部45に保持された状態で第2プレス位置P2に搬送される。第2ワークW2は、第2プレス位置P2に搬送されると、フォーク部45が外方側へ移動されることによりフォーク部45から解放され、第2プレス位置P2において成形型21のダイ23上に配置される。
次に、第1及び第2ワークW1、W2がそれぞれ第1及び第2プレス位置P1、P2において位置調整される(ステップS9)。そして、第1及び第2ワークW1、W2の第1及び第2プレス位置P1、P2への配置が完了したか否かが判定される(ステップS10)。熱間プレス成形装置1には、第1及び第2ワークW1、W2が第1及び第2プレス位置P1、P2に配置されたか否かを検出する位置検出手段(不図示)が設けられ、該位置検出手段によって第1及び第2ワークW1、W2の第1及び第2プレス位置P1、P2への配置が完了したか否かが判定される。
ステップS10での判定結果がノーの場合、すなわち第1及び第2ワークW1、W2の第1及び第2プレス位置P1、P2への配置が完了していない場合、ステップS8に戻って第1及び第2ワークW1、W2がそれぞれ第1及び第2プレス位置P1、P2に配置され(ステップS8)、第1及び第2ワークW1、W2が位置調整される(ステップS9)。
一方、ステップS10での判定結果がイエスの場合、すなわち第1及び第2ワークW1、W2の第1及び第2プレス位置P1、P2への配置が完了した場合、第1及び第2ワークW1、W2がそれぞれ成形型11、21を用いてプレス成形される(ステップS11)。第1及び第2ワークW1、W2の加熱終了時からプレス成形開始時までの時間が略同一となるようにして第1及び第2ワークW1、W2がプレス成形される。
第1及び第2ワークW1、W2がプレス成形されると、第1及び第2ワークW1、W2がそれぞれ第1及び第2プレス位置P1、P2から搬出され(ステップS12)、第1及び第2プレス成形装置10、20から取り出されて第1及び第2ワークW1、W2の熱間プレス成形が終了される。
このように、熱間プレス成形装置1を用いた熱間プレス成形では、通電位置E1において重ね合わせられた複数のワークW1、W2に電極31を取り付けて通電することにより複数のワークW1、W2を加熱し、加熱された複数のワークW1、W2をワークW1、W2ごとに設けられたプレス位置P1、P2に配置し、プレス位置P1、P2に配置された複数のワークW1、W2をそれぞれプレス成形し、複数のワークW1、W2をワークW1、W2ごとのプレス位置P1、P2に配置する際は、1つのワークW1を通電位置E1に保持して通電位置E1と同位置のプレス位置P1に配置すると共に1つのワークW1を除くワークW2を通電位置E1とは異なるプレス位置P2に搬送して配置する。
これにより、重ね合わせられた複数のワークW1、W2を通電によって同時に加熱することができると共に加熱された複数のワークW1、W2をそれぞれプレス位置P1、P2に配置して並行してプレス成形することができ、複数のワークW1、W2を1つのワークごとに順次通電によって加熱した後にプレス成形する場合に比して、ワークW1、W2の熱間プレス成形において生産性を向上させることができる。
また、複数のワークW1、W2を略同一温度となるように加熱し、ワークW1、W2の加熱終了時からプレス成形開始時までの時間が略同一となるようにして複数のワークW1、W2をプレス成形することにより、通電加熱時に複数のワークW1、W2の加熱温度のバラツキを抑制することができると共にプレス成形時にワークW1、W2の温度のバラツキを抑制することができ、複数のワークW1、W2の材料物性及び成形精度にバラツキが生じることを抑制しつつ生産性を向上させることができる。
更に、複数のワークW1、W2間にワークW2を保持する保持部45を介在した状態で重ね合わせられた複数のワークW1、W2を加熱し、1つのワークW1を除くワークW2を保持部45に保持した状態でワークW2をプレス位置P2に搬送して配置することにより、複数のワークW1、W2をプレス位置P1、P2に迅速に配置することができ、生産性をさらに向上させることができる。また、導電性の保持部45を用いることで、ワークW1、W2を通電によって加熱する際にワークW1、W2の加熱を阻害することなく、前記効果を有効に奏することができる。
図8は、本発明の第2実施形態に係る熱間プレス成形装置の概略側面図であり、図9は、図8におけるV2方向から見た前記熱間プレス成形装置の概略正面図である。また、図10は、前記熱間プレス成形装置のワーク搬送具を示す図であり、図10(a)は、前記ワーク搬送具の平面図を示し、図10(b)は、前記ワーク搬送具の側面図を示している。
第2実施形態に係る熱間プレス成形装置51は、第1実施形態に係る熱間プレス成形装置1と、配置装置が異なっていること以外は同様であるので、熱間プレス成形装置1と同様の構成については同一符号を付して説明を省略する。
図8及び図9に示すように、第2実施形態に係る熱間プレス成形装置51においても、第1プレス成形装置10と、第2プレス成形装置20と、第1プレス成形装置10に一体的に組み込まれた加熱装置30と、第1及び第2プレス成形装置10、20に第1及び第2ワークW1,W2をそれぞれ配置するための配置装置60とを備えているが、配置装置60は、搬送ロボットを用いて配置するように構成されている。
配置装置60は、ワークW2を搬送する搬送手段61を備え、搬送手段61は、通電位置E1において加熱された2つのワークW1,W2のうち1つのワークW2を通電位置E1とは異なる該ワークW2のプレス位置P2に搬送するように構成されている。
搬送手段61は、例えば汎用の6軸垂直多関節型ロボットなどの搬送ロボット62と、搬送ロボット62のアーム63に固定して取り付けられたワーク搬送具64とを備え、搬送ロボット62は、熱間プレス成形装置51の作動を制御する制御装置によって制御される。
ワーク搬送具64は、図10(a)及び図10(b)に示すように、第2ワークW2を保持するための保持部として水平方向に延びる略平板状の一対のフォーク部65と、フォーク部65をそれぞれ支持する一対のフォーク支持部66と、フォーク部65の上方において一対のフォーク支持部66を連結すると共に平行に離間して配置される複数の連結部67と、フォーク支持部66に固定して取り付けられる吸引ポンプ68と、連結部67と吸引ポンプ68とを接続する吸引ホース69とを備えている。
フォーク部65は、例えば銅などの導電性を有する材料から形成され、図示しないフォーク移動手段によって、図10(b)において二点鎖線で示すように矢印X2方向に水平方向にフォーク支持部66に対して移動可能に構成されている。ワーク搬送具64は、フォーク部65を移動することで、内方側に移動された実線で示す保持状態と外方側に移動された二点鎖線で示す解放状態とをとることができ、第2ワークW2を保持すると共に保持した第2ワークW2を解放することができるようになっている。なお、フォーク部65とフォーク支持部66との間には絶縁体(不図示)が備えられ、通電時にフォーク支持部66に電流が流れないようになっている。また、フォーク部65の先端のみを導電性材料から形成し、先端を除く部分をセラミック等の絶縁体としてフォーク支持部66に電流が流れないようにすることも可能である。
ワーク搬送具64はまた、連結部67に上下方向に貫通する吸引経路67aが設けられ、熱間プレス成形されるワークを保管する保管場所からワークを保持する際、フォーク部65を解放状態にして吸引ポンプ68を作動させ、吸引経路67a及び吸引ホース69を通じてワークW2を吸引し、ワークW2を吸引した後にフォーク部65を保持状態として吸引ポンプ68の作動を停止し、フォーク部65にワークW2を保持する。
ワーク搬送具64は、通電位置E1において第1及び第2ワークW1、W2が加熱される際、第1及び第2ワークW1、W2間にフォーク部65を介在した状態で第1及び第2ワークW1、W2が重ね合わせられるように配置される。図9に示すように、電極31上に配置された第1ワークW1に、ワーク搬送具64のフォーク部65に第2ワークW2を保持した状態で第2ワークW2が重ね合わせられるように配置される。
また、ワーク搬送具64は、加熱装置30によって第1及び第2ワークW1,W2が加熱される際に、連結部67がクランプ部材35のピン部37と干渉しないように設けられている。
熱間プレス成形装置51を用いて第1及び第2ワークW1、W2を加熱した後にプレス成形する際においても先ず、図示しない搬送手段を用いて通電位置E1において電極31上に第1ワークW1を配置した後に、ワーク搬送具64のフォーク部65に第2ワークW2を保持した状態で搬送ロボット62を移動させて第2ワークW2を通電位置E1に配置し、電極31上に配置された第1ワークW1に第2ワークW2を重ね合わせる。
図11は、前記熱間プレス成形装置において通電位置に配置された板状ワークを示す平面図である。図11及び後述する図12では、図を見やすくするためにワーク搬送具の連結部を1つのみ示している。図11に示すように、第1プレス成形装置10のプレス位置P1と同位置に設定された通電位置E1に、ワーク搬送具64のフォーク部65に第2ワークW2を保持した状態で第1及び第2ワークW1、W2が重ね合わせられる。そして、第1及び第2ワークW1、W2が電極31とクランプ部材35によってクランプされ、通電位置E1において重ね合わせられた第1及び第2ワークW1、W2が通電加熱によって加熱される。
通電位置E1において第1及び第2ワークW1、W2を加熱した後、第1及び第2ワークW1、W2のクランプが解除され、第1ワークW1を通電位置E1に保持して第1ワークW1を通電位置E1と同位置に設定されたプレス位置P1に配置し、第2ワークW2を通電位置E1とは異なるプレス位置P2に搬送して配置する。
図12は、前記熱間プレス成形装置においてプレス位置に配置された板状ワークを示す平面図である。図12に示すように、第2ワークW2をプレス位置P2に搬送して配置する際は、搬送ロボット62が移動され、第2ワークW2をフォーク部65に保持した状態で第2ワークW2を第2プレス位置P2に搬送するように図12において矢印Y3で示す方向にワーク搬送具64が移動される。
第2ワークW2を第2プレス位置P2に搬送すると、ワーク搬送具64は次に、フォーク部65が水平方向に外方側に移動され、フォーク部65に保持した第2ワークW2を解放し、第2プレス位置P2において第2ワークW2を成形型21のダイ23上に配置する。第2ワークW2を第2プレス位置P2に配置すると、ワーク搬送具64は、プレス成形時に成形型11と干渉しない位置に移動される。
熱間プレス成形装置51においても、第2ワークW2を第2プレス位置P2に配置した後に、前記位置調整手段によって第1及び第2ワークW1、W2の位置調整が行われ、第1及び第2ワークW1、W2がそれぞれ第1及び第2プレス位置P1、P2に確実に配置されるように位置調整される。
第1及び第2ワークW1、W2がそれぞれ第1及び第2プレス位置P1、P2に配置されると、第1及び第2ワークW1、W2の加熱終了時からプレス成形開始時までの時間が略同一となるようにして第1及び第2ワークW1、W2がそれぞれ成形型11、21を用いてプレス成形され、第1及び第2ワークW1、W2が熱間プレス成形される。
このように、熱間プレス成形装置51を用いた熱間プレス成形においても、重ね合わせられた複数のワークW1、W2を通電によって同時に加熱することができると共に加熱された複数のワークW1、W2をそれぞれプレス位置P1、P2に配置して並行してプレス成形することができ、複数のワークW1、W2を1つのワークごとに順次通電によって加熱した後にプレス成形する場合に比して、ワークW1、W2の熱間プレス成形において生産性を向上させることができる。
前述した熱間プレス成形装置1、51を用いた熱間プレス成形では、第1ワークW1を成形するための成形型11を備えた第1プレス成形装置10と第2ワークW2を成形するための成形型21を備えた第2プレス成形装置20とを用いているが、第1ワークW1と第2ワークW2とを成形するための1つの成形型を備えたプレス成形装置を用いることも可能である。
図13は、本発明の第3実施形態に係る熱間プレス成形装置を説明するための説明図であり、図13(a)は、前記熱間プレス成形装置において通電位置に配置された板状ワークを示し、図13(b)は、前記熱間プレス成形装置においてプレス位置に配置された板状ワークを示している。なお、図13(a)及び図13(b)では、前記熱間プレス成形装置の一部のみを示している。
図13に示す第3実施形態に係る熱間プレス成形装置71は、プレス成形装置10と略同様に構成されたプレス成形装置80を備え、プレス成形装置80の成形型81には、第1プレス位置P1において第1ワークW1をプレス成形する第1成形部82と、第2プレス位置P2において第2ワークW2をプレス成形する第2成形部83とが設けられている。
熱間プレス成形装置71にはまた、プレス成形装置80に一体的に組み込まれた前記加熱装置30と同様に構成された加熱装置(不図示)が備えられ、該加熱装置は、通電位置E1において重ね合わせられた第1及び第2ワークW1、W2を通電加熱によって加熱するように構成されている。
熱間プレス成形装置71にはまた、前記配置装置60と同様に構成された配置装置(不図示)が備えられ、該配置装置は、通電位置E1において加熱された第1及び第2ワークW1、W2をワークW1、W2ごとに設けられたプレス位置P1、P2に配置するように構成されている。
本実施形態においても、第1プレス位置P1は通電位置E1と同位置に設定され、前記配置装置は、加熱された第1ワークW1を通電位置E1に保持して通電位置E1と同位置に設定されたプレス位置P1に配置し、加熱された第2ワークW2を通電位置E1とは異なるプレス位置P2に搬送して配置するように構成されている。
熱間プレス成形装置71を用いた熱間プレス成形においても、図13(a)に示すように、通電位置E1において重ね合わせられた第1及び第2ワークW1、W2を通電加熱によって加熱し、図13(b)に示すように、加熱された第1及び第2ワークW1、W2をプレス位置P1、P2に配置し、プレス位置P1、P2に配置された第1及び第2ワークW1、W2をそれぞれプレス成形する。第1及び第2ワークW1、W2をプレス位置P1、P2に配置する際は、1つのワークW1を通電位置E1に保持してプレス位置P1に配置すると共に1つのワークW1を除くワークW2をプレス位置P2に搬送して配置する。
これにより、重ね合わせられた第1及び第2ワークW1、W2を通電によって同時に加熱することができると共に加熱された第1及び第2ワークW1、W2をそれぞれプレス位置に配置して並行してプレス成形することができ、第1及び第2ワークW1、W2を1つのワークごとに順次通電によって加熱した後にプレス成形する場合に比して、ワークW1、W2の熱間プレス成形において生産性を向上させることができる。
前記熱間プレス成形装置71では、成形型81に、第1プレス位置P1において第1ワークW1をプレス成形する第1成形部82と、第2プレス位置P2において第2ワークW2をプレス成形する第2成形部83とが設けられ、第1及び第2ワークW1、W2を重ね合わせて通電加熱によって加熱する通電位置E1が第1プレス位置P1と同位置に設定されているが、3つ以上のワークをそれぞれプレス成形する3つ以上の成形部を備え、1つの成形部のプレス位置が通電位置と同位置に設定された成形型を用いることも可能である。
かかる場合においても、配置装置を、複数のワークのうち1つのワークを通電位置に保持して通電位置と同位置に設定されたプレス位置に配置すると共に1つのワークを除くワークを該ワークごとのプレス位置に搬送して配置するように構成することで、前記実施形態と同様の効果を奏することができる。
本発明は、例示された実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計上の変更が可能であることは言うまでもない。
以上のように、本発明によれば、板状ワークの熱間プレス成形において生産性を向上させることができることが可能となるから、自動車等の車体に使用される高張力鋼板などの板状ワークの熱間プレス成形において好適に利用される可能性がある。
1、51、71 熱間プレス成形装置
10、20、80 プレス成形装置
11、21、81 成形型
30 加熱装置
31、31a、31b 電極
40、60 配置装置
41、61 搬送手段
45、65 フォーク部
E1 通電位置
P1、P2 プレス位置
W1、W2 板状ワーク

Claims (6)

  1. 所定の通電位置において導電性の板状ワークに電極を取り付けて通電することにより板状ワークを加熱する加熱手段と、板状ワークごとに設けられた所定のプレス位置において成形型によって板状ワークをプレス成形する成形手段とを用い、板状ワークを加熱した後にプレス成形する熱間プレス成形方法であって、
    所定の通電位置において重ね合わせられた導電性の複数の板状ワークに電極を取り付けて通電することにより前記複数の板状ワークを加熱する加熱工程と、
    加熱された前記複数の板状ワークを前記板状ワークごとに設けられた所定のプレス位置に配置する配置工程と、
    前記所定のプレス位置に配置された前記複数の板状ワークをそれぞれプレス成形する成形工程と、
    を備え、
    前記配置工程では、前記複数の板状ワークのうち1つの板状ワークを前記通電位置に保持して前記通電位置と同位置に設けられたプレス位置に配置すると共に前記1つの板状ワークを除く前記板状ワークを前記通電位置とは異なる該板状ワークのプレス位置に搬送して配置する、
    ことを特徴とする熱間プレス成形方法。
  2. 前記加熱工程では、前記複数の板状ワークを略同一温度となるように加熱し、
    前記成形工程では、前記板状ワークの加熱終了時からプレス成形開始時までの時間が略同一となるようにして前記複数の板状ワークをプレス成形する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の熱間プレス成形方法。
  3. 前記加熱工程では、前記複数の板状ワーク間に前記板状ワークを保持する導電性の保持部を介在した状態で重ね合わせられた前記複数の板状ワークを加熱し、
    前記配置工程では、前記1つの板状ワークを除く前記板状ワークを前記保持部に保持した状態で該板状ワークのプレス位置に搬送して配置する、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の熱間プレス成形方法。
  4. 板状ワークを加熱した後にプレス成形する熱間プレス成形装置であって、
    電極を備え、所定の通電位置において重ね合わせられた導電性の複数の板状ワークに前記電極を取り付けて通電することにより前記複数の板状ワークを加熱する加熱手段と、
    前記板状ワークを成形するための成形型を備え、前記板状ワークごとに設けられた所定のプレス位置において前記成形型によって前記板状ワークをプレス成形する成形手段と、
    前記板状ワークを搬送する搬送手段を備え、前記加熱手段によって加熱された前記複数の板状ワークを前記板状ワークごとに設けられた所定のプレス位置に配置する配置手段と、
    を備え、
    前記加熱手段と前記成形手段とは、前記通電位置と前記複数の板状ワークのうち1つの板状ワークのプレス位置とが同位置となるように設けられ、
    前記配置手段は、前記複数の板状ワークのうち1つの板状ワークを前記通電位置に保持して前記通電位置と同位置に設けられたプレス位置に配置すると共に前記1つの板状ワークを除く前記板状ワークを前記通電位置とは異なる該板状ワークのプレス位置に搬送して配置する、
    ことを特徴とする熱間プレス成形装置。
  5. 前記加熱手段は、前記複数の板状ワークを略同一温度となるように加熱し、
    前記成形手段は、前記板状ワークの加熱終了時からプレス成形開始時までの時間が略同一となるようにして前記複数の板状ワークをプレス成形する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の熱間プレス成形装置。
  6. 前記搬送手段は、前記板状ワークを保持するための導電性の保持部を有し、
    前記加熱手段は、前記複数の板状ワーク間に前記保持部を介在した状態で重ね合わせられた前記複数の板状ワークを加熱し、
    前記配置手段は、前記1つの板状ワークを除く前記板状ワークを前記保持部に保持した状態で該板状ワークのプレス位置に搬送して配置する、
    ことを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の熱間プレス成形装置。
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