JP5909413B2 - 消防用ホース - Google Patents

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本発明は、消防用ホースに関し、特に強度と柔軟性の両立を図る技術に関する。
市街地の家屋やビル等の火災時、屋内での消火活動が必要となる場合がある。その場合、屋内や階段の踊り場等の狭い場所で、ホースを展張する必要がある。通常の消防用ホースの長さは20mの長さがあり、通水時、ホースに折れ等があると通水に影響がでるため、20mを伸ばした状態で通水、消火活動を実施する必要がある。前述した狭い場所(狭所)でのホース使用として、狭所巻きホースからの消火戦法が知られている。
狭所巻きとは、ホースの放水側を中心に、緩く巻いた状態でホースを小さく畳み、人の手で消火活動場所まで搬送し、狭い場所でホースを早く確実に通水できる状態に展張可能な巻き方である。狭所巻きされたホースは消火活動場所まで運ばれ、狭い場所で通水できる状態に展張される。その後、消防車両等のポンプに接続され、消火活動場所まで同時に運ばれてきたホースに接続される。その状態で通水が始まり、展張されたホースは水圧により円形になり、とぐろを巻いた状態となる。とぐろ状態になったホースの中心部(雄金具)側には放水用のノズル等が接続されており隊員はノズルを引き出し、火点への消火を実施する。
このような狭所巻きを利用した消火戦法では、次のような消防用ホースが求められている。すなわち、狭所巻きにおいて、消火活動の実施に十分な長さのホースを小さく畳むための柔軟性と、通水時にきれいなとぐろ形状になるしなやかさと、消火活動を実施する際の路面上や床面上との摩擦に耐える強度とが要求される。
これらの要求を満たす消防用ホースの構造として、綾織構造や平織構造のジャケットが知られている(例えば、特許文献1参照。)。綾織構造のジャケットは、ジャケットの地合が柔らかく、狭所巻きに要求される十分な柔軟性としなやかさを有している。一方、平織構造のジャケットは、地合が硬く、消火活動の際の摩擦に耐える十分な強度を有している。
特開2008−036027号公報(段落番号[0009〜0017])
上述した消防用ホースでは、次のような問題があった。すなわち、綾織構造のジャケットを有する消防用ホースは十分な柔軟性としなやかさを有している一方、地合の柔らかさから、消火活動を行う際の路面(床面や階段)上との摩擦に耐えるだけの十分な強度を有していない。
平織構造のジャケットを有する消防用ホースでは、消火活動の際の路面上との摩擦に耐えるだけの十分な強度を有している一方、地合の硬さから、狭所巻きを行うための十分な柔軟性としなやかさを有していない。このため、狭所巻きを利用した消火戦法に要求される強度、柔軟性、しなやかさの特性が共存できない問題があった。
そこで本発明は、狭所巻きを用いた消火戦法に要求される強度、柔軟性、しなやかさの特性を有する消防用ホースを提供することを目的としている。
前記課題を解決し目的を達成するために、本発明の消防用ホースは次のように構成されている。
消火剤供給部から放水用ノズルに消火剤を案内する消防用ホースにおいて、綾織構造を有する基端側筒状ジャケット及び、平織構造を有する先端側筒状ジャケットが連通する形状を有するホース本体と、上記ホース本体の基端部と連通して設けられ、かつ、上記消火剤供給部と着脱可能に形成された流入部と、上記ホース本体の先端部と連通して設けられ、かつ、上記放水用ノズルと着脱可能に形成された流出部と、上記基端側筒状ジャケット及び上記先端側筒状ジャケットの境界部に位置し、上記境界部を補強する補強部とを有することを特徴とする。
本発明によれば、消防用ホースに、狭所巻きを用いた消火戦法に要求される強度、柔軟性、しなやかさの特性を共存させることが可能となる。
本発明の一実施の形態に係る消防用ホースを示す側面図。 狭所巻きされた同消防用ホースを示す説明図。
図1は本発明の一実施の形態に係る消防用ホース10を示す側面図、図2は狭所巻きされた消防用ホース10を示す説明図である。
消防用ホース10は、筒状のホース本体20と、ホース本体20の基端21側の開口部と液密に連通して設けられる流入部(雌金具)50と、ホース本体20の先端22側の開口部と液密に連通して設けられる流出部(雄金具)60とを備えている。雌金具50の基端側は消火剤供給部Sと液密に着脱可能であり、雄金具60の先端側は放水用ノズルTと液密に着脱可能である。消火剤供給部Sは、消火剤を供給する消火栓S1と、雌金具50に消火剤を案内する案内ホースS2とを有する。なお、消火剤は水等の消火に使用される物質であり、水の他に粉体等も含まれる。
以下、ホース本体20の構造及び性質について詳しく説明する。ホース本体20は、筒状に形成された綾織構造の織物を有する基端側筒状ジャケット30と、筒状に形成された平織構造の織物を有する先端側筒状ジャケット40とが、液密に連通し、一体に形成されている。基端側筒状ジャケット30と先端側筒状ジャケット40との境界部Pの外周には、補強布70が一体に形成されている。
基端側筒状ジャケット30に用いられている綾織構造の織物は地合が柔らかく、柔軟性に優れた性質を有している。一方、先端側筒状ジャケット40に用いられている平織構造の織物は地合が硬く、強度に優れた性質を有している。また、綾織構造と平織構造は異なる織物構造であることから、基端側筒状ジャケット30と先端側筒状ジャケット40との境界部Pは織りが乱れ、極所的に強度が低くなる。補強布70はこの境界部Pの外周と一体に形成され、境界部Pの強度の低下を補う機能を有している。
このように構成された消防用ホース10は次のようにして用いられる。なお、消防用ホース10は、予め消火活動に十分な長さのものを用意する。消防用ホース10は、雄金具60が中心に位置する状態で、緩やかに巻かれ、小さく畳まれた狭所巻きの状態とされる。このとき、基端側筒状ジャケット30は綾織構造を有することから、消火活動に十分な長さの消防用ホース10であっても、人の手で移送可能である大きさに畳むことができる。
狭所巻きされた消防用ホース10は、火災の際、火災現場付近まで人の手で搬送する。狭所巻きされた消防用ホース10は、火災が発生している建物内の床や階段の踊り場等に置かれる。雌金具50は消火栓S1から伸びる案内ホースS2と接続され、雄金具60は放水用ノズルTと接続される。その後、消火栓S1から案内ホースS2を通し、消防用ホース10の内部に消火水を通水する。通水が行われると、水圧により、消防用ホース10の外周側は円を描くようにとぐろ状に広がる。この際、狭所巻きの外側に位置する綾織構造を有する基端側筒状ジャケット30により、きれいなとぐろ状に広がる。このため、図2に示すように、中心側から消防用ホース10を引き出し可能となる。その後、任意の長さだけ消防用ホース10を引き出し、消火活動を行う。このとき、消防用ホース10の引き出される部分は平織構造を有する先端側筒状ジャケット40であることから、床面や階段との摩擦により破損することはない。
本実施の形態に係る消防用ホース10によれば、狭所巻きからの消火戦法に用いる場合でも、基端側筒状ジャケット30の柔軟性から、消火活動に十分な長さのホースを人の手で移送することが可能となる。通水し、円状に広げる際は、基端側筒状ジャケット30のしなやかさから、きれいなとぐろ状に広がり、とぐろ状の中心部から消防用ホース10を引き出すことが可能となる。また、消火活動の際に引き出す部分を形成する先端側筒状ジャケット40は十分な強度を有することから、路面上との摩擦に耐えうる十分な強度を消防用ホース10に付加することが可能となる。
上述したように、本発明によれば、ホース本体を、綾織構造の基端側筒状ジャケット及び平織構造の先端側筒状ジャケットで形成することにより、消防用ホースに、狭所巻きを用いた消火戦法に要求される強度、柔軟性、しなやかさの特性を共存させることが可能となる。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではない。例えば、上述した例では、基端側筒状ジャケットと先端側筒状ジャケットとの境界部を、補強布を用いて補強したが、樹脂を用いて補強することも可能である。この他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能であるのは勿論である。
10…消防用ホース、20…ホース本体、30…基端側筒状ジャケット、40…先端側筒状ジャケット、50…流入部、60…流出部、S…消火剤供給部、S1…消火栓、S2…案内ホース、T…放水用ノズル。

Claims (1)

  1. 消火剤供給部から放水用ノズルに消火剤を案内する消防用ホースにおいて、
    綾織構造を有する基端側筒状ジャケット及び、平織構造を有する先端側筒状ジャケットが連通する形状を有するホース本体と、
    上記ホース本体の基端部と連通して設けられ、かつ、上記消火剤供給部と着脱可能に形成された流入部と、
    上記ホース本体の先端部と連通して設けられ、かつ、上記放水用ノズルと着脱可能に形成された流出部と、
    上記基端側筒状ジャケット及び上記先端側筒状ジャケットの境界部に位置し、上記境界部を補強する補強部とを有することを特徴とする消防用ホース。
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