JP2010510021A5 - - Google Patents

Claims (18)

1. 大動脈におけるステントグラフトの展開中に動脈に血液を供給するために、身体部に血液を供給する動脈に沿って大動脈内に展開するように適応されたシャントであって、
   大動脈とステントグラフトとの間で、ステントグラフトの展開中に身体部への充分な血液の供給を可能にするのに充分な大きさに、少なくとも部分的に開き続けるように充分に高い剛性である剛性部分と、
   ステントグラフトと大動脈との間からのシャントの少なくとも一部の安全な除去を容易にするための機構と、
   を備えたシャント。
2. 前記機構は裏返し可能なスリーブを含む、請求項１に記載のシャント。
3. 前記身体部は脳であり、シャントは除去可能である、請求項１に記載のシャント。
4. 前記機構は、前記大動脈と前記ステントグラフトの間に残る前記シャントの一部分の平板化を起こす、請求項１〜３のいずれかに記載のシャント。
5. 前記剛性部分は、１０％を越えて変形することなく長さ１ｃｍ当たり１ｋｇの圧縮力に耐えることができる、請求項１〜４のいずれかに記載のシャント。
6. 前記剛性部分は５ｍｍ〜８ｍｍの外径を有する、請求項１〜５のいずれかに記載のシャント。
7. 前記剛性部分は１５ｃｍ〜３０ｃｍの長さを有する、請求項１〜６のいずれかに記載のシャント。
8. 大動脈の内側を損傷しないように適度に柔軟かつ変形可能であって血流により折れ曲がりまたは屈曲しないように軟弱ではない正面部分を含む、請求項１〜７のいずれかに記載のシャント。
9. 請求項１〜８のいずれかに記載のシャント、および脈管内のステントグラフトの展開に必要な少なくとも１つの追加的装置を含むキット。
10. 前記追加的装置は、ステントグラフトに開口を形成するための開窓器、またはシャントを介してバルーンを導入するためのイントロデューサである、請求項９に記載のキット。
11. 大動脈ステントグラフトの管腔空間を画定する管腔表面の開口部で大動脈ステントグラフトに分岐形状で付着させるように構成された分岐ステントグラフトであって、
    （ａ）拡張可能な管状ステントグラフトと、
    （ｂ）管状ステントグラフトの端部にある拡張可能なフレアグラフトであって、フレアグラフトが拡張したときに開窓周囲領域で大動脈ステントグラフトの管腔表面に物理的に密嵌するように構成された前記拡張可能なフレアグラフトと、
    を備えた分岐ステントグラフト。
12. 拡張可能なフレアグラフトが拡張したときに、拡張可能なフレアグラフトは管状ステントグラフトと直角になる、請求項１１に記載の分岐ステントグラフト。
13. 前記管状ステントグラフトは、フレアグラフトを開窓周囲領域で大動脈ステントグラフトの管腔表面に偏らせるように構成されたフレアステント部分を含む、請求項１１に記載の分岐ステントグラフト。
14. フレアグラフトを開窓周囲領域で大動脈ステントグラフトに偏らせるように構成された膨張可能なカフを含む、請求項１１〜１３のいずれかに記載の分岐ステントグラフト。
15. 自己拡張可能である、請求項１１〜１４のいずれかに記載の分岐ステントグラフト。
16. フレアグラフトを管状ステントグラフトの前に置いて、送達システムの前端に装荷される、請求項１１〜１５のいずれかに記載の分岐ステントグラフト。
17. 大動脈ステントグラフトに接続するために分岐ステントグラフトを管腔内で送達するための送達システムであって、
    後端および前端を有する送達シースと、
    管状部分およびフレア部分を有する分岐ステントグラフトと、
    分岐ステントグラフトを被包する送達シースと、
    送達シースが後方に引っ張られたときに分岐ステントグラフトがシースから偶発的に解放されるのを防止するために、分岐ステントグラフトを送達システムに固定する固定機構と、
    を備えた送達システム。
18. 固定機構は分岐ステントグラフトを送達システムに取り付けることを含む、請求項１７に記載の送達システム。