JP5908167B2 - 親局装置、子局装置、光通信システム、制御装置および帯域割当方法 - Google Patents

親局装置、子局装置、光通信システム、制御装置および帯域割当方法 Download PDF

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Description

本発明は、親局装置、子局装置、光通信システム、制御装置および帯域割当方法に関する。
各家庭や企業などと上位ネットワークとを結ぶアクセス系ネットワークの1つとして、親局装置(以下、OLT(Optical Line Terminal)という)と多数の子局装置(以下、ONU(Optical Network Unit)という)を光ファイバおよびスプリッタにて1対多接続するPON(Passive Optical Network)システムが用いられている。このような1対多のPONシステムにおいてONUからOLTへの上りデータ通信を行う場合、ONUは自装置への上りデータ通信の帯域割当を要求する帯域要求信号をOLTへ送信する。OLTは各ONUの帯域要求信号に基づいて各ONUに帯域(送信を許可する時間帯)を割り当て、ONUごとに割り当てた結果である送信開始時刻と送信時間を示した送信許可信号を送信する。その後、ONUはOLTから自装置宛の送信許可信号を受信し、送信許可信号の内容にしたがって上りデータを送信する。PONシステムでは、上りデータ通信に対して以上のような帯域割当処理が実施される。
帯域割当方法の1つとして、動的帯域割当(DBA:Dynamic Bandwidth Allocation)が知られている。DBAは、OLTが、各ONUからの帯域要求量を受信し、この帯域要求量を考慮して通信帯域を各ONUに対し動的に割当てる帯域割当方法である。特に、割り当てる帯域を、各ONUから要求されたキュー長に応じて決定する方法をSR(Status Reporting)−DBAという。SR−DBAでは、一定周期ごとに割り当てる帯域を更新する。SR−DBAにはこの周期を固定とするものと、可変するものがある(例えば、特許文献1、2参照)。
特許第3768422号公報 特開2012−175269号公報
しかしながら、複数の遅延保証クラスが混在するPONシステムにおいて、上記従来の技術を適用して、一定周期(帯域割当周期)で帯域を割り当てた場合、遅延時間を保証するには最も厳しい遅延時間に合わせた周期で帯域割当を行うこととなる。遅延保証クラスは、保証する遅延時間の程度を示すクラスである。保証する遅延時間(遅延保証時間)は、提供するサービス等に応じて決定される。遅延保証クラスが混在する場合に、最も厳しい遅延時間に合わせた周期で帯域割当を行うと、遅延時間の要求の緩い遅延保証クラスのデータ送信にとっては必要以上に短い帯域割当周期となる。PONシステムで伝送される光バースト信号には、伝送するデータ以外に、光送受信器のオンオフに必要な時間、フレーム同期のために必要な同期時間等に相当するオーバーヘッドが付随している。そのため、単位時間当たりのバースト数を増加させると、これに比例してバーストオーバーヘッド量が増加し、ユーザデータのスループットは低下する。このため、必要以上に短い帯域割当周期で帯域割当を行うと、帯域の利用効率が低下して帯域不足が発生し、結果的に遅延時間の保証ができなくなるという問題がある。
これを解決するためには、複数の帯域割当周期を用いて、帯域割当周期ごとにONUへの帯域割当を行うことが考えられる。例えば、保証する遅延時間の短い1番目のONUには、帯域割当周期Aで帯域割当を行い、保証する遅延時間の長い2番目のONUには、帯域割当周期B(A<B)で帯域割当を行う。しかしながら、この方法では、帯域割当周期Aを用いた帯域割当と帯域割当周期Bを用いた帯域割当との間で割当てる上り帯域に競合が生じることがある。この場合、上り帯域が割当てられないONUが生じ、遅延時間の保証ができなくなるという問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、複数の遅延保証クラスが混在する場合に、遅延時間を保証し、帯域の利用効率を向上させることができる親局装置、子局装置、光通信システム、制御装置および帯域割当方法を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、1つ以上の子局装置と光通信路により接続され、前記子局装置から自身へ向かう方向である上り方向の通信の帯域を論理リンク単位で前記子局装置へそれぞれ割当てる親局装置であって、前記子局装置から上りデータの送信のための帯域を要求する帯域要求信号を受信し、前記帯域要求信号から論理リンクごとの要求帯域を抽出する解析部と、前記要求帯域に基づいて前記上りデータの送信のための上り帯域を計算する帯域計算部と、論理リンクごとの上り方向の通信に対する許容遅延時間を保持し、論理リンクごとに前記許容遅延時間と前記上りデータの前記子局装置における滞在時間の推定値とに基づいて余裕時間を求める余裕時間計算部と、論理リンクごとに前記余裕時間に基づいて前記帯域要求信号により要求された前記上りデータを送信するための帯域割当要求の優先度を求める優先度計算部と、論理リンクごとに、帯域要求信号を送信するための上り帯域の割当てを要求する帯域割当要求を生成し、生成した帯域割当要求の優先度を決定する帯域要求生成部と、前記優先度に基づいて前記帯域割当要求に対応する割当順を決定する割当順決定部と、前記割当順と前記帯域割当要求ごとの前記上り帯域とに基づいて前記帯域割当要求に対応する送信許可時間帯を決定し、前記送信許可時間帯を前記子局装置へ通知する送信許可生成部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、複数の遅延保証クラスが混在する場合に、遅延時間を保証し、帯域の利用効率を向上させることができるという効果を奏する。
図1は、本発明にかかるPONシステム(光通信システム)の構成例を示す図である。 図2は、ONUの構成例を示す図である。 図3は、遅延保証クラスの異なるLLIDが混在するPONシステムの一例を示す図である。 図4は、最小の遅延時間にあわせて帯域割当周期を設定した場合の帯域割当の動作の一例を示す図である。 図5は、最小の遅延時間にあわせて帯域割当周期を設定した場合の帯域割当結果の一例を示す図である。 図6は、複数の帯域割当周期を用いた場合の帯域割当結果の一例を示す図である。 図7は、実施の形態の帯域割当結果の一例を示す図である。 図8は、実施の形態の帯域割当処理手順の一例を示すフローチャートである。 図9は、割当順テーブルの構成例を示す図である。 図10は、前回のレポート受信からの経過時間を説明する図である。 図11は、実施の形態の効果を説明するための図である。
以下に、本発明にかかる親局装置、子局装置、光通信システム、制御装置および帯域割当方法の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態.
図1は、本発明にかかるPONシステム(光通信システム)の構成例を示す図である。以下、本発明にかかる光通信システムについて、PONシステムを例にとり説明する。図1に示すように、本実施の形態のPONシステムは、親局装置として動作する局側光通信装置(“Optical Line Terminal”とも言い、以降「OLT」と称す。)1と、子局装置として動作する複数の利用者側光通信装置(“Optical Network Unit”とも言い、以降「ONU」と称す。)2−1〜2−3と、を備える。OLT1は、光ファイバ4およびカプラ3経由でONU2−1〜2−3に接続される。図1では、ONUが3台の例を示しているがONUの数はこれに限定されない。本実施の形態のPONシステムは、IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.3ahをベースとしたGE−PONシステムでもよいし、ITU−T(International Telecommunication Union Telecommunication Standardization Sector) G.983.1のG−PONシステムなどでもよい。また、以下では、PONシステムを例に説明するが、本発明はPONシステムに限定されず、親局装置が子局装置へ帯域を割当てる光通信システムであればPONシステム以外にも適用できる。さらには、親局装置が子局装置へ帯域を割当てる通信システムであれば光通信システム以外の通信システムであっても同様に本発明を適用できる。
図1には、本実施の形態のOLT1の構成例も記載している。図1に示すように、OLT1は、光受信部11、PON制御部(制御装置)12、上りデータ送信部13、下りデータ受信部14および光送信部15を備える。PON制御部12は、上りデータ振り分け部101、Reportフレーム解析部(解析部)102、余裕時間計算部103、優先度計算部104、Report要求登録部(帯域要求生成部)105、割当順更新部(割当情報更新部)106、割当順読出部(割当順決定部)107、Gateフレーム作成部(送信許可生成部)108、下りデータ多重部109、データ要求登録部(データ要求生成部)110および上り帯域計算部(帯域計算部)111を備える。なお、図1では、上りデータ振り分け部101、下りデータ多重部109をPON制御部12内に備える例を示しているが、上りデータ振り分け部101、下りデータ多重部109のうちの一方または両方をPON制御部12外に備えるようにしてもよい。
光受信部11は、ONU2−1〜2−3から送信された光信号を受信して電気信号に変換する。PON制御部12の上りデータ振り分け部101は、各ONU2−1〜2−3からの上りデータ(光受信部11から入力される電気信号)をユーザデータ(ユーザデータフレーム)と制御データ(制御データフレーム)に振り分け、ユーザデータ(上りデータ)を上りデータ送信部13へ出力し、制御データフレームのうちReportフレーム(Reportメッセージともいう)をReportフレーム解析部102へ出力する。Reportフレームは、各ONUから送信される帯域要求フレーム(帯域要求信号)であり、Reportフレームには送信元のONUにおけるユーザデータの送信キュー長(要求帯域)が格納される。帯域割当をLLID(Logical Link ID(IDentifier);論理リンク識別子)単位で実施する場合には、LLIDごとにReportフレームが送信される。以下では、LLIDごとに帯域割当を実施する例を説明する。ONU単位で帯域割当を実施する場合は、1つのONUが1つのLLIDに相当すると考えればよい。なお、本実施の形態では、帯域割当の動作について主として説明するため、図1では、制御データフレームとして帯域割当に関するフレームを処理する構成要素を図示している。その他の制御データを処理するための構成や動作に限定はないため、その他の制御データを処理するための構成要素の図示は省略し、動作の説明も省略する。
上りデータ送信部13は、上りデータ振り分け部101から入力されたユーザデータを上位ネットワークへ送信する。Reportフレーム解析部102は、Reportフレームを解析して各ONUのLLIDごとの送信キュー蓄積量を抽出して、上り帯域計算部111へ出力し、余裕時間計算部103へReportフレームの受信時刻を通知する。上り帯域計算部111は、各LLIDの送信キュー蓄積量と上り通信のデータレートとに基づいて各LLIDへ割当てる上り帯域(送信を許可する時間の長さ)を計算する。余裕時間計算部103は、各ONUのLLIDごとにReportフレームの受信時刻に基づいて保障する遅延時間を満たすための残り時間である余裕時間を計算する。優先度計算部104は、上り帯域計算部111により計算された上り帯域と余裕時間計算部103により計算された余裕時間とに基づいて、各LLIDのユーザデータに対する帯域割当の優先度を計算する。Report要求登録部105は、Report要求であることを示す情報とLLIDと各LLIDに対して予め定められた遅延保証クラスに基づいて決定される優先度とReport用帯域とを関連付けて割当順更新部106内の割当順テーブルへ登録する。データ要求登録部110は、データ要求であることを示す情報とLLIDと優先度計算部104により計算された優先度と各LLIDの上り帯域割当量とを関連付けて割当順テーブルへ登録する。割当順更新部106は、割当順テーブルを保持し、割当順テーブルに登録された各エントリ(帯域割当要求)の優先度を更新し、優先度の高い順に並び変える。
割当順読出部107は、割当順テーブルから優先度の高い順にエントリの情報を読み出し(すなわち、各帯域割当要求の割当順を決定し)、読み出した情報をGateフレーム作成部108へ出力する。割当順読出部107は、読み出し済みのエントリは割当順テーブルから削除する。割当順読出部107が読み出しを行うタイミングはどのように設定してもよいが、例えば、前のエントリのGateフレームの作成が終了した場合に、次のエントリを読み出すようにしてもよいし、割当順テーブルの更新があった際に割当順テーブルの最も優先度の高いエントリを読み出すようにしてもよい。Gateフレーム作成部108は、割当順読出部107から入力される情報に基づいて、LLIDごとに帯域割当結果(送信を許可する時間帯)を通知するGateフレームを作成して、下りデータ多重部109へ出力する。Gateフレーム(またはGrantフレーム)は、上り方向の送信を許可する時間帯を通知する送信許可信号であり、送信を許可する時間帯(例えば、送信開始時刻と送信時間)が格納される。この際、Gateフレームには、ユーザデータの送信に対する帯域割当結果であるか、Reportフレームに対する帯域割当結果であるかを示す情報を格納するようにしてもよい。なお、ここでは、帯域割当結果を通知する送信許可信号としてGateフレームを用いる例を説明するが、Grantフレーム等の他の形式の送信許可信号を用いてもよい。
下りデータ多重部109は、Gateフレームと、下りデータ受信部14から受け取ったユーザデータとを多重して光送信部15へ出力する。光送信部15は、下りデータ多重部109から入力される信号を光信号に変換して、ONU2−1〜2−3へ送信する。
図2は、本実施の形態のONU2−1の構成例を示す図である。図2に示すように、ONU2−1は、光受信部21、PON制御部(制御装置)22、光送信部23、送受信部24−1,24−2および送信バッファ25を備え、端末5−1,5−2に接続される。なお、図2では、2台の端末に接続する例を示しているが、接続する端末の数はこれに限定されない。ONU2−2,2−3も、ONU2−1と同様の構成である。
光受信部21は、OLT1から送信された光信号を電気信号に変換し、PON制御部22へ渡す。PON制御部22は、光受信部21から受け取った電気信号を制御データとユーザデータ(下りデータ)に振り分け、ユーザデータをユーザデータの宛先に対応する送受信部24−1,24−2へ出力する。送受信部24−1,24−2は、ユーザデータを端末5−1,5−2へ送信する。
また、送受信部24−1,24−2は、それぞれ端末5−1,5−2から受信したユーザデータ(上りデータ)をPON制御部22経由で送信バッファ25へ格納する。送信バッファ25では、LLIDごとに送信キューが設けられている。PON制御部22は、ユーザデータの送信に対する帯域割当結果であるか、Reportフレームに対する帯域割当結果であるかを示す情報が格納されている場合、当該情報に基づいてユーザデータの送信に対する帯域割当結果であるか、Reportフレームに対する帯域割当結果であるかを判断する。この情報が格納されていない場合、例えば、送信時間が一定値以下であるか否かに基づいてReportフレームに対する帯域割当結果であるか否かを判断する。PON制御部22は、Gateフレームがユーザデータに対する帯域割当を通知するものである場合、OLT1から受信した制御データの一種であるGateフレームに格納された送信開始時刻と送信時間に基づいて、LLIDごとに送信バッファ25からユーザデータを読み出して光送信部23へ出力する。PON制御部22は、GateフレームがReportフレームに対する帯域割当を通知するものである場合、Gateフレームに格納された送信開始時刻と送信時間に基づいてReportフレームを送信する。また、PON制御部22は、LLIDごとの送信バッファ25の送信キュー長を監視し、Gateフレームにより通知された送信開始時刻と送信時間に基づいて、LLIDごとに送信キュー長を格納したReportフレームを生成して光送信部23へ出力する。光送信部23は、PON制御部22から受け取ったデータを光信号に変換してOLT1へ送信する。
ここで、複数の遅延保証クラスの混在するPONシステムにおける従来の帯域割当について説明する。遅延保証クラスとは、保証する遅延時間に応じて定められたクラスである。保証する遅延時間には、例えば、サービスの種類(例えば、VoIP(Voice over Internet Protocol)、Video等)等に応じて定められる。
図3は、遅延保証クラスの異なるLLIDが混在するPONシステムの一例を示す図である。図3は、図1、2で示したPONシステムにおいて、ONU2−1,ONU2−2がそれぞれ複数のLLIDを有し、LLIDごとに遅延保証クラスが定められている例を示している。ONU2−1は、LLID#1とLLID#2を有し、LLID#1は保証する遅延時間が3msであり、LLID#2は保証する遅延時間が1msである。ONU2−2は、LLID#3とLLID#4を有し、LLID#3は保証する遅延時間が3msであり、LLID#4は保証する遅延時間が1msである。
PONシステムでは、ONUは、送信するユーザデータが発生した場合、上り帯域の割当を要求する帯域要求信号(Reportフレーム)をOLTへ送信し、OLTはONUからの帯域要求信号に基づいて各ONUへ上り帯域の割当を行う。OLTは、上り帯域の割当を一定周期(帯域割当周期)ごとに次の帯域割当周期内の上り帯域の割当を行ってONUへ通知する。このため、ONUから送信するユーザデータの遅延時間は、帯域割当周期に依存する。
複数の遅延保証クラスが混在する場合に、遅延時間を保証するためには、最小の遅延時間にあわせて帯域割当周期を設定する方法が考えられる。図4は、最小の遅延時間にあわせて帯域割当周期を設定した場合の帯域割当の動作の一例を示す図である。図4では、図の簡略化のため、図3のONU2−1(LLID#1,LLID#2)のみが動作している例を示している。LLID#1とLLID#2のうち保証する遅延時間の短いLLID#2にあわせて帯域割当周期を1msに設定した例である。図中のRはReportフレームを示し、GはGateフレームを示し、DはData(上りのユーザデータ)を示している。なお、図4では、LLIDごとに、Reportフレームに対する上り帯域とDataに対する上り帯域が連続するように帯域割当を行う例を示している。Reportフレームは、LLIDごとに送信され、Reportフレームには送信キュー長が格納される。LLID#1,LLID#2ともに、Reportフレームは、帯域割当周期(ここでは1ms)ごとに送信されており、保証する遅延時間が3msであるLLID#1についても、送信キュー長が0でない場合には、1ms以下の周期でデータを送信することになる。
図5は、最小の遅延時間にあわせて帯域割当周期を設定した場合の帯域割当結果の一例を示す図である。図5では、図3に示した構成を前提としている。また、図5では、簡略化のため、LLID#1を#1、LLID#2を#2、LLID#3を#3、LLID#4を#4とそれぞれ略して記載している。図5は、図4と同様にLLIDごとに、Reportフレームに対する上り帯域とDataに対する上り帯域とが連続するように帯域割当を行う例を示している。図5では、LLIDごとの割当結果(割当てた上り帯域)をLLIDの番号(#1等)が記載された四角で示しており、Reportフレームに対する上り帯域とDataに対する上り帯域をまとめて1つの上り帯域として記載している。
図5に示したn番目からn+2番目までの3つの帯域割当周期のうち、n番目の帯域割当周期で各LLIDのユーザデータに関する送信キュー長を格納したReportフレームが送信されたとする。図5に示した「3ms(#1に許容される遅延時間)」等の矢印は、ユーザデータが発生した時点(ここでは、ユーザデータに関する送信キュー長を格納したReportフレームの送信時点にほぼ等しいとする)から当該ユーザデータを送信するまでに許容される遅延時間を示している。なお、実際には、ONUが上りのユーザデータを受信してからReportフレームまでの時間等が遅延時間として加算されるがここでは説明の簡略化のためユーザデータを受信してからReportフレームまでの時間等をほぼゼロとして記載している。図5に示すように、LLID#1とLLID#3については、許容される遅延時間(3ms)より短い遅延時間(1ms)でデータの送信が実施されることになる。
PONシステムで伝送される光バースト信号には、伝送するデータ以外に、光送受信器のオンオフに必要な時間、フレーム同期のために必要な同期時間等に相当するオーバーヘッドが付随している。そのため、単位時間当たりのバースト数を増加させると、これに比例してバーストオーバーヘッド量が増加し、ユーザデータのスループットは低下する。したがって、図5に示したLLID#1とLLID#3の例のように、許容される遅延時間(3ms)に比べ必要以上に短い帯域割当周期で帯域割当を行うと、帯域の利用効率が低下する。
上記のような帯域利用効率の低下を防ぐために、複数の帯域割当周期を用いることが考えられる。図6は、複数の帯域割当周期を用いた場合の帯域割当結果の一例を示す図である。図6では、図5と同様に、図3に示した構成を前提としている。また、図6では、図5と同様に、簡略化のため、LLID#1を#1、LLID#2を#2、LLID#3を#3、LLID#4を#4とそれぞれ略して記載している。また、図6では、図4,5と同様にLLIDごとに、Reportフレームに対する上り帯域とDataに対する上り帯域とが連続するように帯域割当を行う例を示している。
図6の例では、OLT1は、遅延保証クラスごとに帯域割当周期を定め、遅延保証クラスごとに帯域割当を実施する。具体的には、図6の例では、LLID#2、#4については、第1帯域割当周期(1ms)で上り帯域を割当て、LLID#1、#3については、第2帯域割当周期(3ms)で、当該周期内の最初の第1帯域割当周期で上り帯域を割当てるとしている。この場合、第2帯域割当周期の最初の第1帯域割当周期については、LLID#1、#2、#3、#4に対して上り帯域が割当られる。図6の例のように、例えば、LLID#4の送信キュー長が長かった場合、図の右端に示すように、LLID#3に対して上り帯域が割当られない。LLID#3に対しては、次の第2帯域割当周期で割当てが実施されることになるが、次の第2帯域割当周期で割当てが実施されたとしても、LLID#3の遅延時間は許容される遅延時間を超えてしまう。
本実施の形態では、ユーザデータのスループットの低下を防ぎつつ、遅延時間を保証するために、以下に述べるように許容遅延時間を満たすようにReportフレームおよびユーザデータに対して優先度を設定して優先度の高い順に上り帯域を割当てるよう帯域割当処理を実施する。図7は、本実施の形態の帯域割当結果の一例を示す図である。図7の最上段は、図6に示した複数の帯域割当周期を用いる方式(複数周期方式)の割当結果を示している。本実施の形態の帯域割当処理では、図7の中段に示すように、LLID#1に割当てる最後の上り帯域を前倒しして割当てることができる。これにより、最下段に示すように、複数周期方式では割当てができなかったLLID#3の上り帯域(右端の上り帯域)の割当が可能となる。
次に、本実施の形態の帯域割当処理の詳細動作について説明する。図8は、本実施の形態の帯域割当処理手順の一例を示すフローチャートである。図9は、割当順テーブルの構成例を示す図である。本実施の形態のOLT1は、図1の説明で述べたように、割当順テーブルを保持する。
本実施の形態では、帯域割当周期を設定せず、許容遅延時間までの残り時間(余裕時間)に基づいて決定される優先度に従って、上り帯域の送信順序を決定する。このため、上り帯域計算部111は、送信許可を与える順序については決定せず、上り帯域として送信キュー量と上り通信のデータレートとに基づいて送信を許可する時間の長さ(またはデータ量)を計算する。
割当順テーブルの一行(1エントリ)は、1回の帯域割当要求に対応し、当該帯域割当要求の内容を示す割当情報が格納される。割当順テーブルに登録される帯域割当要求は、Reportフレームを送信するための帯域割当要求であるReport要求とユーザデータを送信するための帯域割当要求であるデータ要求とを含む。図9に示すように、割当順テーブルは、Report要求(第1の要求)であるかデータ要求(第2の要求)であるかを示すReport要求フラグと、帯域割当の要求元を示すLLIDと、割当を要求する帯域の量を示す帯域要求量と、優先度とで構成される。すなわち、図9の例では、各帯域割当要求に対応する割当情報としてReport要求フラグ、帯域要求量、優先度が割当順テーブルに格納される。Report要求フラグは、図9の例では、Report要求フラグがON(“1”)の場合にReport要求を示し、Report要求フラグがOFF(“0”)の場合にデータ要求を示す。なお、図9は一例であり、割当順テーブルのフォーマット、Report要求フラグの定義方法等は図9の例に限定されない。
Report要求については、Report要求登録部105が割当順テーブルに登録し、データ要求については、データ要求登録部110が割当順テーブルに登録する。データ要求は、LLIDごとに当該LLIDに上り帯域が割り当てられた場合に登録される。
データ要求登録部110は、データ要求の登録時に、LLIDごとに、データ要求フラグとしてはOFF(“0”)を登録し、帯域要求量として上り帯域計算部11により計算された各LLIDに割当られた上り帯域(送信を許可するデータ量または送信を許可する時間長)を登録する。データ要求登録部110は、余裕時間計算部103、優先度計算部104により以下の方法で算出された優先度を登録する。
余裕時間計算部103は、たとえば、余裕時間を次の式(1)により算出する。
余裕時間
=許容遅延時間(Ta)−前回のReportフレーム受信からの経過時間(Te)
…(1)
許容遅延時間(Ta)は、ONU2−1〜2−3が送受信部24−1,24−2からデータを受信してから、そのデータをOLT1が受信するまでの時間(遅延時間)に対する許容時間であって、例えばリンクアップ時にOLT1が算出したデータを基に決定される。余裕時間計算部103はLLIDごとの許容遅延時間(Ta)を保持する。この許容遅延時間は、ユーザデータに対して保証する遅延時間(保証する遅延時間≧許容遅延時間)内に収まるように決定する。例えば、保証する遅延時間がTpである場合、あらかじめONU2−1〜2−3における上りのユーザデータ到着から当該ユーザデータに関するReportフレームの送信までに要する時間の最大値を求めておき、求めた最大値をTpから減じた値を用いる。保証する遅延時間は、サービスの種類等によって決まる。OLT1は、LLIDごとの保証する遅延時間を取得して、保証する遅延時間から許容遅延時間を求めてもよいが、サービスの種類等に基づいて直接許容遅延時間を求めてもよい。許容遅延時間の設定方法は、例えば、以下のように複数考えられる。この許容遅延時間の設定方法は以下の例に限定されない。
(i)オペレータからサービスレベルパラメータとして、LLIDごとに許容遅延時間が設定される。またはオペレータからLLIDごとに遅延クラスが設定され、OLT1が遅延クラスと許容遅延時間の対応を保持し、遅延クラスに応じて許容遅延時間を算出
(ii)オペレータからサービスの種類(VoIP/映像(Video)など)が設定され、OLT1がサービスの種類と許容遅延時間の対応を保持しておき、LLIDごとに設定されたサービスの種類に基づいてOLT1が許容遅延時間を算出
(iii)OLT1が、送信フレーム内に格納されるサービスの種類を示す情報(例えば、Tos(Type of Service)値、Cos(Class of Service)値、VID(VLAN(Virtual Local Area Network) IDentifier)値など)の値と許容遅延時間の対応を保持しておき、各LLIDの上り送信フレーム内に格納された情報(例えば、Tos値、Cos値、VID値など)に基づいてLLIDごとに許容遅延時間を算出
前回のReportフレーム受信からの経過時間(Te)は、当該LLIDの前回のReportフレーム受信からの経過時間である。余裕時間計算部103は、LLIDごとに前回のReportフレームの受信時刻を保持している。前回のReportフレームの受信時刻が存在しない場合(最初のReportフレーム受信時)は、Teは所定の初期値(例えば0)とする。
なお、前回のReportフレーム受信からの経過時間(Te)は、Reportフレームにより割当が要求されたユーザデータがONU2−1〜2−3へ到着してからの経過時間(ONU2−1〜2−3におけるユーザデータの滞在時間)の推定値として用いるものであり、前回のReportフレーム受信からの経過時間以外の値を用いてもよい。例えば、上記Teとして、前回のReportフレーム受信からの経過時間の代わりに、当該LLIDに指示した送信開始時間からの経過時間からRTT(Round Trip Time)/2を引いた値を用いてもよい。RTTについては、OLT1は通常RTTを計測しており、この計測値を用いる。
優先度計算部104は、上記式(1)により求めた余裕時間を用いて、以下の式(2)に従って優先度を求める。
優先度=(a−余裕時間)×b
+当該LLIDの上り帯域×c …(2)
なお、a,b,cはあらかじめ定めた定数とし、当該LLIDの上り帯域は、上り帯域計算部111により計算された上り帯域とする。a,b,cを変更可能としてもよい。また、ここでは、優先度は、数値が大きいほど高優先であるとする。なお、上記式(2)は一例であり、優先度の決定方法は、上記式(2)に限定されず、余裕時間が少なくなるほど優先度が高くなるような優先度の決定方法であればよい。また、余裕時間と当該LLIDの上り帯域のそれぞれの範囲ごとに優先度をあらかじめ求めておき、テーブルとして保持し、テーブルを参照して優先度を求めるようにしてもよい。
Report要求登録部105は、Report要求の登録時に、Report要求フラグとしてはON(“1”)を登録し、帯域要求量として、Reportフレームの送信に要する時間(またはReportフレームのデータ量)を登録する。割当順テーブルへのReport要求の登録方法としては様々な方法が考えられる。以下に2つの例を挙げるが、これら以外の他の方法であってもかまわない。
登録方法1:Report要求を周期的に登録する。Report要求を登録する周期(以下、Report登録周期という)としては、許容遅延時間に基づいて決定されるReport要求を送信すべき周期Tr(ユーザデータの遅延時間が許容遅延時間以内となるようにReportフレームを送信する送信間隔)より短い周期とする。周期Trについては、許容遅延時間以下とする。例えば、周期TrをあらかじめONU2−1〜2−3における上りのユーザデータ到着から当該ユーザデータに関するReportフレームの送信までに要する時間の最大値を求めておき、許容遅延時間から求めた最大値を減じた値を用いることが考えられる。そして、Report要求の登録時には、優先度については十分に高い優先度(例えば、後述するデータ要求における優先度の最大値と同程度の値)を登録する。また、Report要求の優先度をLLIDのサービスの種類等に応じて決定してもよい。Report要求の登録時点で、当該Report要求より高い優先度の帯域割当要求が割当順テーブルにあった場合に、当該Report要求への割当ては後回しになる。このように他の帯域割当要求が優先されることによりReport要求への割当が登録時からある程度遅れたとしても前回のReportフレームの送信からTrが経過するまでの間にReport要求への割当てが実施されるように、Report登録周期は周期Trより短く設定しておく。また、Report登録周期は周期Trより短く設定しておくことにより、図7で示したように、上り通信が輻輳しない空き時間に前倒しでReport要求を送信することができる。また、Report要求の優先度は、前回のReportフレーム送信からの経過時間(Tf)がTrとなった時点で高い優先度となるように設定されることが望ましい。
例えば、前回のReportフレーム送信からの経過時間(Tf)を用いてTr−Tfを求め、Report要求の余裕時間とする。そして、Report要求の余裕時間が小さくなるほど優先度が高くなるような算出式を定めておき、Report要求の余裕時間を算出式に代入することにより優先度を求める。この算出式としては、例えば、以下の式(3)を用いることが考えられる。
優先度=(a´−Report要求の余裕時間)×b´+d …(3)
なお、a´,b´,dはあらかじめ定めた定数とする。a´,b´,dを変更可能としてもよい。
登録方法2:Reportフレームを受信した際に、当該Reportフレームに対応するLLIDの次のReport要求を登録する。優先度は、前回のReportフレームの受信からの経過時間が、LLIDごとの許容遅延時間に基づいて決定されるReport要求を送信すべき周期Trとなった際に、十分に高い優先度となるように優先度を決定する。一例として、登録時には初期値として優先度はそれほど高くない値を設定しておき、当該Report要求の優先度を割当順テーブルの更新タイミングで更新する際には、当該Report要求登録時(すなわち、前回のReportフレーム受信時)からの経過時間がTrに近づくほど優先度を高くなるよう更新することが考えられる。例えば、登録方法1で述べたように上記式(3)を用いることが考えられる。
図8を用いてOLT1の帯域割当処理を説明する。OLT1では、割当順読出部107が、割当順テーブルを参照してもっとも優先度の高いエントリの情報を読み出してGateフレーム作成部108へ出力する(ステップS1)。Gateフレーム作成部108は入力された情報に基づいてGateフレームを生成し、下りデータ多重部109、光送信部15経由でONU2−1〜2−3へ送信する(Gateを発行する)(ステップS2)。この際、次に、Reportフレーム解析部102は、Reportフレームを受信したか否かを判断し(ステップS3)、Reportフレームを受信した場合(ステップS3 Yes)、Reportフレーム解析部102は、Reportフレームに格納された送信キュー量を上り帯域計算部111へ渡し、上り帯域計算部111は上り帯域を計算する(ステップS5)。
また、余裕時間計算部103は、Reportフレームの受信時刻に基づいて上述したように式(1)に基づいて余裕時間を計算する(ステップS6)。優先度計算部104は、上述のように余裕時間に基づいて優先度を計算する(ステップS7)。データ要求登録部110は、ステップS7で計算された優先度を用いて、割当順テーブルにデータ要求を登録すし(ステップS8)、ステップS1へ戻る。また、ステップS8では、割当順更新部106は、すでに登録されていたエントリについて優先度を再計算し、再計算した結果で割当順テーブルを更新する。再計算では、例えば、割当順更新部106からの再計算の指示に基づいて、その時点でのTa,Teに基づいて余裕時間計算部103および優先度計算部104により優先度を計算する。Report要求についても、優先度を再計算する場合には、割当順更新部106からの再計算の指示に基づいてReport要求登録部105が優先度を再計算する。または、割当順更新部106が、その時点でのTa,Te等に基づいて、余裕時間計算部103および優先度計算部104、またはReport要求登録部105と同じ計算を行って優先度を求めてもよい。
また、ステップS3で、Reportフレームを受信していない場合(ステップS3 No)、Report要求登録部105は、Report要求の登録タイミングであるか否かを判断し(ステップS4)、登録タイミングでない場合(ステップS4 No)、ステップS1へ戻る。Report要求の登録タイミングである場合(ステップS4 Yes)、ステップS8へ進み、割当順テーブルにReport要求を登録する。この際、割当順更新部106は、すでに登録されていたエントリについて優先度を再計算し、再計算した結果で割当順テーブルを更新する。
なお、上記のフローチャートでは、各帯域割当要求の割当順テーブルへの登録時に、すでに登録されていたエントリの優先度についても更新するようにした。割当順読出部107が一定値以上の優先度のエントリを読み出すように設定される場合は、各帯域割当要求の割当順テーブルへの登録時以外にも、余裕時間(Reportフレームの場合はReport要求の余裕時間)に近づいた帯域割当要求について優先度を高くするために更新を行うことになる。また、登録済みのエントリの優先度の更新のタイミングは上記の例に限定されず、割当順テーブルへの登録とは独立して、例えば、一定時間ごとに更新するようにしてもよい。
図10は、前回のレポート受信からの経過時間を説明する図である。図中のRはReportフレームを示し、GはGateフレームを示し、DはData(上りのユーザデータ)を示している。図10のA点では、OLT1はLLID#2からのReportフレームを受信し、割当順テーブルが更新される。この際、A点ではLLID#1の前回のReportフレームを受信した時刻からの経過時間は図10に示したTe1であることから、LLID#1のデータ要求およびReport要求の優先度の算出(更新)において上記式(1)のTeとしてTe1が用いられる。また、図10のB点では、OLT1はLLID#1からのReportフレームを受信し、割当順テーブルが更新される。この際、B点ではLLID#2の前回のReportフレームを受信した時刻からの経過時間は図10に示したTe2であることから、LLID#2のデータ要求およびReport要求の優先度の算出(更新)において上記式(1)のTeとしてTe2が用いられる。
なお、本実施の形態では、データ要求については許容遅延時間までの余裕時間と上り帯域に基づいて優先度を決定し、Report要求にも許容遅延時間に基づくReport要求の送信間隔までの時間に基づいて優先度を決定した。これに限らず、データ要求について、上り帯域を考慮せず、余裕時間に基づいて優先度を決定するようにしてもよい。この場合、割当順テーブルには優先度の代わりに余裕時間(Report要求についてはReport要求の余裕時間)を格納しておき、割当順更新部106が、割当順テーブルの更新時に余裕時間に基づいて優先度を計算して、優先度の高い順に割当順テーブルを並び替えるようにしてもよい。
また、Gateフレームを用いて帯域割当結果を通知する場合、Gateフレームフォーマットの規格上、割当可能なLLIDごとの送信時間の最大値は0xFFFF[tq](約1.049[ms])となる。このように1回に各LLIDに割当可能な送信時間に制約がある場合、各LLIDに割当てる上り帯域はこの送信時間の最大値以下とする。また、1つのLLIDが一度に多くの帯域の割当てを要求すると、他のLLIDへの割当てが遅延する可能性があるため、1つのLLIDに1回に割当てる上り帯域に上限を設けておいてもよい。
また、本実施の形態では、帯域割当周期を設けずに帯域を割当てるようにしたが、帯域割当周期を設けてもよい。この場合、帯域割当周期ごとに、上記のように余裕時間に基づいて割当優先順を決定すればよい。
以上のように、本実施の形態では、固定の割当周期を設けずに、データ要求については許容遅延時間までの余裕時間と上り帯域とに基づいて優先度を決定し、Reportフレームの許容遅延時間に基づいて決定されたReportフレームの送信タイミングまでの余裕時間に基づいて優先度を決定し、優先度に基づいて帯域を割当てる順序(上り送信順)を決定するようにした。このため、単位時間当たりのバースト数とLLIDごとの割当周期とを回線の輻輳状態によって動的に変動することが可能となり、必要な帯域利用効率を維持しつつ遅延保証を行うことができる。本実施の形態の優先度で割当順を制御する方法を用いると、帯域の通信状態によって割当周期が変動することになる。
図11は、本実施の形態の効果を説明するための図である。帯域利用効率301は、従来の帯域割当方法を用いた場合の帯域利用効率を示し、帯域利用効率302は、本実施の形態の帯域割当方法を用いた場合の帯域利用効率を示す。図11に示すように、本実施の形態では、従来の帯域割当方法に比べ帯域利用効率を向上させることができる。特に、LLID数が多いほど、帯域利用効率の向上が顕著となる。
以上のように、本発明にかかる親局装置、子局装置、光通信システム、制御装置および帯域割当方法は、PONシステムに有用であり、特に、上り通信の遅延時間を保証するPONシステムに適している。
1 OLT、2−1〜2−3 ONU、3 カプラ、4 光ファイバ、11 光受信部、12,22 PON制御部、13 上りデータ送信部、14 下りデータ受信部、15 光送信部、21 光受信部、23 光送信部、24−1,24−2 送受信部、25 送信バッファ、101 上りデータ振り分け部、102 Reportフレーム解析部、103 余裕時間計算部、104 優先度計算部、105 Report要求登録部、106 割当順更新部、107 割当順読出部、108 Gateフレーム作成部、109 下りデータ多重部、110 データ要求登録部、111 上り帯域計算部。

Claims (17)

  1. 1つ以上の子局装置と光通信路により接続され、前記子局装置から自身へ向かう方向である上り方向の通信の帯域を論理リンク単位で前記子局装置へそれぞれ割当てる親局装置であって、
    前記子局装置から上りデータの送信のための帯域を要求する帯域要求信号を受信し、前記帯域要求信号から論理リンクごとの要求帯域を抽出する解析部と、
    前記要求帯域に基づいて前記上りデータの送信のための上り帯域を計算する帯域計算部と、
    論理リンクごとの上り方向の通信に対する許容遅延時間を保持し、論理リンクごとに前記許容遅延時間と前記上りデータの前記子局装置における滞在時間の推定値とに基づいて余裕時間を求める余裕時間計算部と、
    論理リンクごとに前記余裕時間に基づいて前記帯域要求信号により要求された前記上りデータを送信するための帯域割当要求の優先度を求める優先度計算部と、
    論理リンクごとに、帯域要求信号を送信するための上り帯域の割当てを要求する帯域割当要求を生成し、生成した帯域割当要求の優先度を決定する帯域要求生成部と、
    前記優先度に基づいて前記帯域割当要求に対応する割当順を決定する割当順決定部と、
    前記割当順と前記帯域割当要求ごとの前記上り帯域とに基づいて前記帯域割当要求に対応する送信許可時間帯を決定し、前記送信許可時間帯を前記子局装置へ通知する送信許可生成部と、
    を備えることを特徴とする親局装置。
  2. 前記優先度計算部は、前記余裕時間を前記許容遅延時間から前記上りデータの前記子局装置における滞在時間の推定値を減じた値とし、前記余裕時間が少ないほど高優先となるように前記優先度を計算することを特徴とする請求項1に記載の親局装置。
  3. 前記優先度計算部は、前記上りデータの帯域割当要求の優先度を、さらに前記上り帯域に基づいて求めることを特徴とする請求項1または2に記載の親局装置。
  4. 前記優先度計算部は、前記上り帯域が少ないほど高優先となるように前記優先度を計算することを特徴とする請求項3に記載の親局装置。
  5. 前記帯域要求生成部は、前記許容遅延時間に基づいて定められた帯域要求信号の送信に要求される最小送信間隔から前回の帯域要求信号の送信からの経過時間を減じた時間が少ないほど高優先となるように前記優先度を計算することを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の親局装置。
  6. 前記帯域要求ごとの、当該帯域割当要求が帯域要求信号を送信するための帯域割当要求である第1の割当要求と上りデータを送信するための帯域割当要求である第2の割当要求とのうちいずれの帯域割当要求であるかを示すフラグと論理リンクの識別子と前記優先度と前記上り帯域とを割当情報として保持し、前記割当情報内の優先度の値を更新する割当情報更新部と、
    前記帯域要求信号を受信した場合に、第2の割当要求であることを示す値を設定した前記フラグと論理リンクの識別子と前記帯域計算部により計算された上り帯域とを前記割当情報として登録するデータ要求生成部と、
    をさらに備え、
    前記割当順決定部は、前記割当情報を前記優先度の高い順に読み出し、読み出した情報を前記送信許可生成部へ出力することにより前記割当順を決定し、
    前記帯域要求生成部は、前記帯域割当要求の生成時に、第1の割当要求であることを示す値を設定した前記フラグと論理リンクの識別子と前記帯域要求信号を送信するための上り帯域とを前記割当情報として登録し、
    前記送信許可生成部は、前記割当順決定部から出力された前記割当情報に基づいて前記送信許可時間帯を決定することを特徴とする請求項1から5のいずれか1つに記載の親局装置。
  7. 前記割当情報更新部は、前記割当情報の登録時に、登録された前記割当情報以外の登録済みの前記割当情報内の優先度の値を更新することを特徴とする請求項6に記載の親局装置。
  8. 前記割当情報更新部は、所定の周期ごとに前記割当情報内の優先度の値を更新することを特徴とする請求項1から6のいずれか1つに記載の親局装置。
  9. 前記帯域要求生成部は、論理リンクごとに、前記許容遅延時間より短い一定周期で前記帯域割当要求を生成することを特徴とする請求項1から8のいずれか1つに記載の親局装置。
  10. 前記帯域要求生成部は、前記帯域要求信号を受信した場合に、受信した前記帯域要求信号に対応する論理リンクの前記帯域割当要求を生成することを特徴とする請求項1から8のいずれか1つに記載の親局装置。
  11. 前記上りデータの前記子局装置における滞在時間の推定値を前回の帯域要求信号を受信してからの経過時間とすることを特徴とする請求項1から10のいずれか1つに記載の親局装置。
  12. 前記上りデータの前記子局装置における滞在時間の推定値を前回指示した送信許可時間帯の送信開始時間からの経過時間から往復遅延時間の2分の1を減じた値とすることを特徴とする請求項1から10のいずれか1つに記載の親局装置。
  13. 親局装置と光通信路により接続され、前記親局装置へ向かう方向である上り方向の通信の帯域を前記親局装置から論理リンク単位で割当てられる子局装置であって、
    前記親局装置へ論理リンクごとに、自装置から上りデータを送信するための要求帯域を格納した帯域要求信号を送信し、
    前記親局装置において前記帯域要求信号に基づく帯域割当要求と前記帯域要求信号の送信のための帯域割当要求とに対して論理リンクごとの上り方向の通信に対する許容遅延時間に基づいて決定された割当順に従って論理リンクごとに定められた送信許可時間帯を前記親局装置から受信し、前記送信許可時間帯に基づいて前記帯域要求信号および前記上りデータの送信を行うことを特徴とする子局装置。
  14. 親局装置と光通信路により前記親局装置に接続される1つ以上の子局装置とを備え、前記子局装置が、前記子局装置から前記親局装置へ向かう方向である上り方向の通信の帯域を前記親局装置から割当てられる光通信システムであって、
    前記子局装置は、前記親局装置へ論理リンクごとに、自装置から上りデータを送信するための要求帯域を格納した帯域要求信号を送信し、
    前記親局装置は、
    前記子局装置から前記帯域要求信号を受信し、前記帯域要求信号から論理リンクごとの前記要求帯域を抽出する解析部と、
    前記要求帯域に基づいて前記上りデータの送信のための上り帯域を計算する帯域計算部と、
    論理リンクごとの上り方向の通信に対する許容遅延時間を保持し、論理リンクごとに前記許容遅延時間と前記上りデータの前記子局装置における滞在時間の推定値とに基づいて余裕時間を求める余裕時間計算部と、
    論理リンクごとに前記余裕時間に基づいて前記帯域要求信号により要求された前記上りデータを送信するための帯域割当要求の優先度を求める優先度計算部と、
    論理リンクごとに、帯域要求信号を送信するための上り帯域の割当てを要求する帯域割当要求を生成し、生成した帯域割当要求の優先度を決定する帯域要求生成部と、
    前記優先度に基づいて前記帯域割当要求に対応する割当順を決定する割当順決定部と、
    前記割当順と前記帯域割当要求ごとの前記上り帯域とに基づいて前記帯域割当要求に対応する送信許可時間帯を決定し、前記送信許可時間帯を前記子局装置へ通知する送信許可生成部と、
    を備え、
    前記子局装置は、前記親局装置から通知された前記送信許可時間帯に基づいて前記帯域要求信号および前記上りデータの送信を行うことを特徴とする光通信システム。
  15. 1つ以上の子局装置と光通信路により接続され、前記子局装置から自身へ向かう方向である上り方向の通信の帯域を論理リンク単位で前記子局装置へそれぞれ割当てる親局装置における制御装置であって、
    前記子局装置から上りデータの送信のための帯域を要求する帯域要求信号を受信し、前記帯域要求信号から論理リンクごとの要求帯域を抽出する解析部と、
    前記要求帯域に基づいて前記上りデータの送信のための上り帯域を計算する帯域計算部と、
    論理リンクごとの上り方向の通信に対する許容遅延時間を保持し、論理リンクごとに前記許容遅延時間と前記上りデータの前記子局装置における滞在時間の推定値とに基づいて余裕時間を求める余裕時間計算部と、
    論理リンクごとに前記余裕時間に基づいて前記帯域要求信号により要求された前記上りデータを送信するための帯域割当要求の優先度を求める優先度計算部と、
    論理リンクごとに、帯域要求信号を送信するための上り帯域の割当てを要求する帯域割当要求を生成し、生成した帯域割当要求の優先度を決定する帯域要求生成部と、
    前記優先度に基づいて前記帯域割当要求に対応する割当順を決定する割当順決定部と、
    前記割当順と前記帯域割当要求ごとの前記上り帯域とに基づいて前記帯域割当要求に対応する送信許可時間帯を決定し、前記送信許可時間帯を前記子局装置へ通知する送信許可生成部と、
    を備えることを特徴とする制御装置。
  16. 親局装置と光通信路により接続され、前記親局装置へ向かう方向である上り方向の通信の帯域を前記親局装置から論理リンク単位で割当てられる子局装置における制御装置であって、
    前記親局装置へ論理リンクごとに、自装置から上りデータを送信するための要求帯域を格納した帯域要求信号を送信し、
    前記親局装置において前記帯域要求信号に基づく帯域割当要求と前記帯域要求信号の送信のための帯域割当要求とに対して論理リンクごとの上り方向の通信に対する許容遅延時間に基づいて決定された割当順に従って論理リンクごとに定められた送信許可時間帯を前記親局装置から受信し、前記送信許可時間帯に基づいて前記帯域要求信号および前記上りデータの送信を行うことを特徴とする制御装置。
  17. 親局装置と光通信路により前記親局装置に接続される1つ以上の子局装置とを備え、前記子局装置が、前記子局装置から前記親局装置へ向かう方向である上り方向の通信の帯域を前記親局装置から割当てられる光通信システムにおける帯域割当方法であって、
    前記子局装置が、前記親局装置へ論理リンクごとに、自装置から上りデータを送信するための要求帯域を格納した帯域要求信号を送信する要求信号送信ステップと、
    前記親局装置が、前記子局装置から前記帯域要求信号を受信し、前記帯域要求信号から論理リンクごとの前記要求帯域を抽出する解析ステップと、
    前記親局装置が、前記要求帯域に基づいて前記上りデータの送信のための上り帯域を計算する帯域計算ステップと、
    前記親局装置が、論理リンクごとの上り方向の通信に対する許容遅延時間を保持し、論理リンクごとに前記許容遅延時間と前記上りデータの前記子局装置における滞在時間の推定値とに基づいて余裕時間を求める余裕時間計算ステップと、
    前記親局装置が、論理リンクごとに前記余裕時間に基づいて前記帯域要求信号により要求された前記上りデータを送信するための帯域割当要求の優先度を求める優先度計算ステップと、
    前記親局装置が、論理リンクごとに、帯域要求信号を送信するための上り帯域の割当てを要求する帯域割当要求を生成し、生成した帯域割当要求の優先度を決定する帯域要求生成ステップと、
    前記親局装置が、前記優先度に基づいて前記帯域割当要求に対応する割当順を決定する割当順決定ステップと、
    前記親局装置が、前記割当順と前記帯域割当要求ごとの前記上り帯域とに基づいて前記帯域割当要求に対応する送信許可時間帯を決定し、前記送信許可時間帯を前記子局装置へ通知する送信許可生成ステップと、
    前記子局装置が、前記親局装置から通知された前記送信許可時間帯に基づいて前記帯域要求信号および前記上りデータの送信を行う送信制御ステップと、
    を含むことを特徴とする帯域割当方法。
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