JP7031706B1 - 通信ネットワーク及び帯域割当方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】許容遅延を満たしつつ帯域利用効率の低下を抑制した帯域割当を行うことができる通信ネットワーク及び帯域割当方法を提供する。【解決手段】光通信ネットワーク100において、夫々が通信データ片を所定長のフレーム毎に複数のバーストの系列によって時分割に送信する複数の加入者側装置20と、複数のバーストの系列を受信すると共に、バースト各々の送信タイミング及び帯域幅を割り当てる局側装置30と、を含む。局側装置は、複数の加入者側装置の各々との間で接続が確立した各論理リンクのうちで許容遅延要求を受けた論理リンクに対して要求される許容遅延量を超えない間隔でバーストを割り当てると共に、許容遅延要求の対象外の論理リンクに対してフレーム内の残余帯域に当該残余帯域の帯域幅を上限サイズとするバーストを割り当てる。【選択図】図2

Description

本発明は、通信ネットワーク、及び通信ネットワークにおける帯域の割当方法に関する。
現在、通信事業者の所有する建物(局)と加入者宅を結ぶ通信網として、光通信を利用することにより膨大な情報量の伝送を可能とする、光アクセス系ネットワークが主流になりつつある。光アクセス系ネットワークの一形態として、受動型光加入者ネットワーク(PON)が知られている。PONは、局内に設けられる1つの局側装置(OLT:OpticalLineTerminal)と、複数の加入者宅内にそれぞれ設けられる加入者側装置(ONU:OpticalNetworkUnit)と、光スプリッタとを備えて構成される。OLT及び各ONU間は、光ファイバ及び光スプリッタを介して接続される。
また、近年、スマートフォンなどの移動体端末の普及により、移動体端末を無線通信ネットワークに接続する基地局及び収容局間のトラフィックが増加している。トラフィックの増加に伴い、収容局にはBBU(Base Band Unit)を配置し、各基地局にはRRH(Remote Radio Head)を配置し、モバイルフロントホールのトラフィックを、伝送容量の大きいPONに収容することが検討されている。
PONでは、各ONUからOLTへの通信を「上り」、OLTから各ONUへの通信を「下り」と称する。
ここで、PONシステムにおける上り帯域の割当は時分割で行われ、OLT(Optical Line Terminal)がONU(Optical Line Unit)に対して上りトラフィックの送信タイミングを通知することで実現される。PONに収容される全てのONUの上りトラフィックが衝突せずに、かつ各ONUに収容されるユーザの上りトラフィックを効率良く上流に送信するために、OLTでは、上り帯域割当アルゴリズムに従って全てのONUの上り送信タイミングを算出し、夫々に割り当てる処理が行われる(例えば特許文献1参照)。
当該上り帯域割当アルゴリズムの一例としては、先ず、PONリンクUP状態の論理リンク情報を収集し、上りトラフィック要求帯域の割当を行う。そして、残余帯域を求め、ベストエフォート帯域の割当、及び上りトラフィック送信タイミングの割当を行う。このような一例の処理を、一定の帯域割当周期毎に実行し、これにより、PON区間の物理的な光波長帯域を上限とする帯域割当を実現する。
また、ITU-T(International Telecommunication Union Telecommunication Standardization Sector)で勧告されているPONシステム(例えば非特許文献1参照)では、所定長(例えば125μsec)の上りPHY(物理)フレーム毎に帯域割当が行われる。
図1は、PHYフレーム毎の帯域割当の形態を示す図である。
尚、図1において、上りPHYフレーム内において時分割で割り当てられる各通信期間をバーストと称し、バースト内においてユーザの通信データを含ませることが可能な期間をグラントと称する。つまり、当該グラントが、ユーザの通信データに割り当てられる帯域となる。
バーストは、ユーザの通信データと、ヘッダ/トレイラの付加情報で構成される。隣接するバースト同士の間には、物理レイヤの同期制御のために、所定の帯域のオーバーヘッド(OH)が挿入される。各バーストの送信開始タイミングは、上りPHYフレームの先頭からのオフセット時間で指定される。この指定された時間をスタートタイムと称する。バーストは、スタートタイムから次のPHYフレームの例えば1/2まで割り当て可能である。また、同一の上りPHYフレーム内に、特定の論理リンクのバーストを複数個、割り当てることも可能である。このようなバースト送信タイミングの割当処理は、上記した上りトラフィック送信タイミングの割当で行われる。この処理への入力情報となる送信タイミング割当要求情報は、その前段処理までに算出される論理リンク毎の割り当てグラントサイズが該当する。
上りトラフィック送信タイミング割当では、以下の第1~第3処理が行われる。
第1処理では、送信タイミングの割当要求が有るか否かを判定し、送信タイミングの割当要求が有る場合には、PHYフレームの境界を基準として、割当可能な残余帯域を算出する。そして、当該残余帯域にバースト割り当てが可能な空き帯域が存在するか否かを判定し、空き帯域が存在しない場合、第2処理を実行する。第2処理では、送信タイミングの未割当フレームが有るか否かを判定し、有る場合には、当該送信タイミング割当対象フレームを、次の上りPHYフレームに移行して、割り当て可能な残余帯域を更新する。かかる第2処理の実行後、又は第1処理において残余帯域にバースト割り当てが可能な空き帯域が存在すると判定された場合には第3処理を実行する。第3処理では、上記した空き帯域内で1バースト分の送信タイミングを割り当てる。
ところで、上記したPONシステムの上りトラフィックは、OLT主導でONUに上り帯域を割り当てるというPONシステムの方式上、トラフィック遅延が生じる。
そこで、このようなトラフィック遅延を抑制するために、CPRI(Common Public Radio Interface)プロトコルの許容遅延要求を満たすように、上り帯域割当周期を短くするようにした技術が提案されている(例えば非特許文献2参照)。
特開2012-175269号公報
ITU-T(International Telecommunication Union Telecommunication Standardization Sector)勧告G.989.3 「First Demonstration of an Ultra-Low-Latency Fronthaul Transport Over Commercial TDM-PON Platform」(Nokia Bell Labs, Tu2K.3 Optical Fiber Communication Conference (OFC) 2018)
しかしながら、上記したようにトラフィック遅延を抑制するために上り帯域割当周期、つまり各バーストの長さを短くすると、その分だけ通信に用いるバーストの数が増える。よって、この際、各バースト間に挿入するオーバーヘッド(OH)の数も多くなるので、帯域利用効率の低下が生じるという問題があった。
そこで、本発明は、許容遅延を満たしつつ帯域利用効率の低下を抑制した帯域割当を行うことができる通信ネットワーク及び帯域割当方法を提供することを目的の1つとする。
本発明に係る通信ネットワークは、夫々が、通信データ片を複数のバーストの系列によって時分割に送信する複数の加入者側装置と、前記複数の加入者側装置の各々との間で接続が確立した各論理リンクに対して所定長のフレーム毎に、隣接する前記バースト同士の間にオーバーヘッドを挿入した形態で前記バーストの各々を送信する送信タイミング及び帯域幅を割り当てる局側装置と、を含み、前記局側装置は、前記論理リンクの各々のうちで許容遅延要求を受けた論理リンクに対応付けして、前記バーストを開始させる予約スタートタイム、前記バーストの周期を表すスタートタイム間隔、及び前記フレーム内に割り当て予定となる前記バースト内のデータ区間であるグラントの帯域幅を表すグラントサイズ、を夫々示す予約グラントが示されている予約テーブルを作成し、要求される許容遅延量を超えない間隔で前記予約テーブルに従って前記許容遅延要求を受けた前記論理リンクに対応したバーストを割り当てると共に、前記許容遅延要求の対象外の論理リンクに対して、前記フレーム内の残余帯域に当該残余帯域の帯域幅を上限サイズとするバーストを割り当て、前記グラント毎に、前記予約グラントにて示される前記予約スタートタイムに前記スタートタイム間隔を加算することで次のバーストのタイミングを予約するにあたり、前記次のバーストの領域が他のグラントにおける予約済みのバーストの領域と重複する場合には、当該重複した領域の時間長に前記オーバーヘッド1つの時間長を加えた値を前記予約スタートタイムから減算することで前記次のバーストの予約タイミングを早める。
また、本発明に係る帯域割当方法は、夫々が、通信データ片を複数のバーストの系列によって時分割に送信する複数の加入者側装置と、前記複数の加入者側装置の各々との間で接続が確立した各論理リンクに対して所定長のフレーム毎に、隣接する前記バースト同士の間にオーバーヘッドを挿入した形態で前記バーストの各々を送信する送信タイミング及び帯域幅を割り当てる局側装置と、を含む通信ネットワークの帯域割当方法であって、前記論理リンクの各々のうちで許容遅延要求を受けた論理リンクに対応付けして、前記バーストを開始させる予約スタートタイム、前記バーストの周期を表すスタートタイム間隔、及び前記フレーム内に割り当て予定となる前記バースト内のデータ区間であるグラントの帯域幅を表すグラントサイズ、を夫々示す予約グラントが示されている予約テーブルを作成し、要求される許容遅延量を超えない間隔で前記予約テーブルに従って前記許容遅延要求を受けた前記論理リンクに対応したバーストを割り当てる第1のステップと、前記許容遅延要求の対象外の論理リンクに対して、前記フレーム内の残余帯域に当該残余帯域の帯域幅を上限サイズとするバーストを割り当てる第2のステップと、前記グラント毎に、前記予約グラントにて示される前記予約スタートタイムに前記スタートタイム間隔を加算することで次のバーストのタイミングを予約するにあたり、前記次のバーストの領域が他のグラントにおける予約済みのバーストの領域と重複する場合には、当該重複した領域の時間長に前記オーバーヘッド1つの時間長を加えた値を前記予約スタートタイムから減算することで前記次のバーストの予約タイミングを早める第3のステップと、を有する。
本発明においては、局側装置と複数の加入者側装置の各々との間で接続が確立した各論理リンクのうちで許容遅延要求の対象となる論理リンクに対して、要求される許容遅延量を超えない間隔でバーストを割り当てる。更に、許容遅延要求の対象外の論理リンクに対して、フレーム内の残余帯域に当該残余帯域の帯域幅を上限サイズとするバーストを割り当てる。
これにより、許容遅延要求を満たすために各バーストの帯域幅を一様に小さくする従来の上り帯域の割当に比べて、許容遅延要求を満たしつつも許容遅延要求の対象外の通信データ片に割り当てるバーストの帯域幅を広げることが可能となる。この際、かかるバーストの帯域幅が広がる分だけ、通信データ片の伝送に用いるバーストの数が減るので、バースト間に挿入するオーバーヘッドの数も減らすことが可能となる。
したがって、本発明によれば、ベストエフォート型サービスなどの他サービスと共存して許容遅延要求のあるサービスを収容するケースにおいて、帯域利用効率の低下を抑えることが可能となる。
PHYフレームを基準とした帯域割当の形態を示す図である。 本発明に係る光通信ネットワーク100のシステム構成例を示す概略図である。 上り帯域割当処理の手順を示すフローチャートである。 グラント予約テーブルの一例を示す図である。 上りトラフィック送信タイミング割当処理の手順を表すフローチャートである。 上りトラフィック送信タイミング割当処理の手順を表すフローチャートである。 上りトラフィック送信タイミング割当処理の手順を表すフローチャートである。 上りトラフィック送信タイミング割当処理による動作シーケンスの一例を示す図である。 従来の上り帯域の割当形態と、本発明による上り帯域の割当形態と、を対比して表す図である。
以下、図を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図2は、本発明に係る光通信ネットワーク100のシステム構成の一例を概略的に示す概略図である。
光通信ネットワーク100は、例えば夫々が加入者側装置としての複数のONU(Optical Line Unit)20と、例えば局側装置としてのOLT(Optical Line Terminal)30と、を有する。OLT30と、複数のONU20の各々とが、光スプリッタ50及び光ケーブル60を介して接続されている。尚、光通信ネットワーク100では、各ONU20からOLT30への通信方向を「上り」、OLT30から各ONU20への通信方向を「下り」と称する。
ONU20の各々は、上り通信データ片を所定周期(例えば125μsec)のPHY(物理)フレームに割り当てられる複数のバーストの系列によって時分割にて光スプリッタ50及び光ケーブル60を介してOLT30に送信する。
OLT30は、先ず、ONU20の各々からの上り通信データ片のうちで、例えばCPRI(Common Public Radio Interface)プロトコルで定義される許容遅延要求の対象となる上り通信データ片に対して、PHYフレームへの割り当てタイミングを決定する。次に、OLT30は、ONU20の各々からの上り通信データ片のうちで許容遅延要求の対象外の通信データ片に対して、PHYフレーム内の残余帯域に、当該残余帯域の帯域幅を上限サイズとするバーストを割り当てる。
OLT30は、PON(Passive Optical Network)プロトコル制御部301及び上り帯域割当処理部302を含む。
OLT30は、各ONU20に対して下り制御信号を繰り返し送信する。各ONU20は、下り制御信号の受信に応答して、許可された帯域を利用して、上り制御信号及び上り通信データ信号を送信する。
PONプロトコル制御部301は、OLT30とONU20各々との間で通信を行うための論理リンクの確立とトラフィック導通を制御する。
上り帯域割当処理部302は、OLT30の外部のオペレーション、例えば光通信ネットワーク100の管理者の操作により、各種のパラメータを受ける。
ここで、管理者は、上記した許容遅延要求の対象となる論理リンクが有る場合には、当該パラメータとして、その論理リンクに対応付けして固定帯域パラメータ及び許容遅延パラメータを上り帯域割当処理部302に供給する。
尚、固定帯域パラメータは、論理リンクに割り当てる固定の帯域幅を表す情報であり、許容遅延パラメータは、その論理リンクに対応した通信に用いるバーストの間隔の上限値を表す。
上り帯域割当処理部302は、上記したようなパラメータの受付と共に、上り帯域割当アルゴリズムに従った処理(上り帯域割当処理を含む)を実行する。これにより、上り帯域割当処理部302は、PONリンクUP状態にあるONU20の論理リンクに対する上りトラフック送信タイミングを決定する。そして、上り帯域割当処理部302は、上記した上りトラフィック送信タイミングを示す情報をPONプロトコル制御部301に供給する。
図3は、当該上り帯域割当処理の手順を示すフローチャートである。
図3において、上り帯域割当処理部302は、先ず、PONプロトコル制御部301から、PONリンクUP状態、すなわち、OLT30と論理的に接続状態にあるONU20を示す論理リンク情報を取得する(ステップS11)。
次に、上り帯域割当処理部302は、ONU20の各々に、許容遅延要求の無い固定帯域、および所定の最低保証帯域に対応して定まる帯域を上りトラフィック要求帯域として割り当てる(ステップS12)。
次に、上り帯域割当処理部302は、各PHYフレーム内に割り当てるバーストの帯域幅及び位置を表すテーブルとしてのグラント予約テーブルを作成する(ステップS13)。
図4は、グラント予約テーブルの一例を示す図である。
図4に示すように、グラント予約テーブルは、PHYフレーム内でのバーストの位置を表す「予約スタートタイム」毎に、論理リンクを識別する「論理リンク識別子」、「スタートタイム間隔」、及びバーストの帯域幅を表す「グラントサイズ」を含む情報レコードからなるパラメータフィールドを有する。
尚、以降、かかる情報レコードを予約グラントとも称する。
グラントサイズは、バースト内のデータ区間であるグラントの帯域幅を表す。
予約スタートタイムは、該当レコードのグラントサイズのグラントの割当を開始するタイミングであり、上り帯域割当処理がカレント周期処理でグラント割り当て対象としている上りPHYフレームの先頭からの時間を表す。
スタートタイム間隔とは、該当レコードのグラントサイズのグラントの割当周期を表す。
スタートタイム間隔及びグラントサイズは、上記した固定帯域パラメータ及び許容遅延パラメータ各々の値によって決定される。
すなわち、上り帯域割当処理部302は、各予約グラント(グラント予約テーブルのレコード情報)に対応した許容遅延パラメータによって表されるバースト周期を、その予約グラントに対応したスタートタイム間隔とする。
また、上り帯域割当処理部302は、予約グラント毎に、その予約グラントに夫々対応付けした固定帯域パラメータの値、スタートタイム間隔、及び光通信ネットワーク100における上りPONの物理的な上限帯域値を用いた以下の数式1によりグラントサイズを算出する。
グラントサイズ=ST×固定帯域パラメータ値/上りPON物理上限帯域値 ST:スタートタイム間隔 ・・・数式1
更に、上り帯域割当処理部302は、上記したスタートタイム間隔を用いた以下の数式2によって、予約スタートタイムを算出する。
予約スタートタイム[i+1]=予約スタートタイム[i]+ST
・・・数式2
尚、予約スタートタイムの初期値である予約スタートタイム[0]は、構築される光通信ネットワーク100毎に適宜設定される。
上り帯域割当処理部302は、グラント予約テーブルの予約グラントを、常に予約スタートタイムの時系列順にソートする。作成された全ての予約グラントは、前述した上りトラフィック要求帯域の割当処理で用いる入力情報となる。
グラント予約テーブルに設定されるグラントサイズは、その上限を、上りPHYフレームサイズの1/2とする。この条件により、バーストはスタートタイムから次の上りPHYフレームの1/2まで割り当て可能とするITU-T勧告の規格に適合できる。
上記した数式1で算出されるグラントサイズがこの条件を満たさない場合、上り帯域割当処理部302は、その上限内に収まるようにグラントサイズを分割して、複数のバーストに対してグラントの割り当てを行う。この際、グラント予約テーブル上においては、同一の論理リンク識別子に対応付けさせて、予約スタートタイムのソート順に連続する複数の予約グラントとして管理される。
このように、ステップS13では、許容遅延要求の対象となる論理リンクに対応した固定帯域パラメータ及び許容遅延パラメータを受ける度に、図4に示すようなグラント予約テーブルを作成しこれを更新する。
かかるステップS13の実行後、上り帯域割当処理部302は、カレント周期処理において割当可能な上り上限帯域、すなわち上りPON物理上限帯域から所定のオーバヘッド分を差し引いた上限帯域と、ステップS12の割り当て済み帯域との差を割当可能な残余帯域として求める(ステップS14)。
次に、上り帯域割当処理部302は、その残余帯域に対して、許容遅延要求の無い固定帯域およびベストエフォート帯域としての帯域割当を行い、許容遅延要求の対象外の各論理リンクについて、割り当てたグラントサイズを表す送信タイミング割当要求情報を生成する(ステップS15)。
次に、上り帯域割当処理部302は、送信タイミング割当要求情報及び図4に示すグラント予約テーブルを用いて、上りトラフィック送信タイミング割当処理を行う(ステップS16)。
以下に、かかるステップS16での上りトラフィック送信タイミング割当処理の手順について詳細に説明する。
図5~図7は、上りトラフィック送信タイミング割当処理の手順の一例を表すフローチャートである。
まず、上り帯域割当処理部302は、送信タイミング割当要求が有るか否かを判定する(ステップS21)。ステップS21において、送信タイミング割当要求が有ると判定した場合、上り帯域割当処理部302は、各上りPHYフレーム内において、当該上りPHYフレーム境界を基準とした残余帯域Rを求める(ステップS22)。次に、上り帯域割当処理部302は、残余帯域R内にバースト割当が可能であるか否かを判定する(ステップS23)。
ステップS23において、残余帯域R内にバースト割当が可能ではないと判定した場合、上り帯域割当処理部302は、送信タイミングが割り当られていないフレーム、つまり未割当のフレームが存在するか否かを判定する(ステップS24)。
かかるステップS24において、送信タイミングが未割当のフレームが存在しないと判定した場合、上り帯域割当処理部302は、上り帯域の割り当てが出来ないので、図5~図7に示す上りトラフィック送信タイミング割当処理を終了する。
一方、ステップS24において送信タイミングが未割当のフレームが存在すると判定した場合、上り帯域割当処理部302は、送信タイミング割当の対象となるフレームを次の上りPHYフレームに移行し、割当可能な残余帯域Rを更新する(ステップS25)。
ステップS25の実行後、又は上記ステップS23で残余帯域R内にバースト割当が可能であると判定した場合、上り帯域割当処理部302は、上りトラフィックに予約グラントが有るか否かを判定する(ステップS26)。
ステップS26において予約グラントが無いと判定した場合、上り帯域割当処理部302は、残余帯域R内に1つのバーストの送信タイミングを割り当てる(ステップS27)。つまり、ステップS27が実行される度に、1つのPHYフレームの残余帯域R内に当該残余帯域Rの帯域幅を上限サイズとする1つのバーストが割り当てられる。
一方、ステップS26において上りトラフィックに予約グラントが有ると判定した場合、上り帯域割当処理部302は、直近の上りトラフィック予約グラントまでの間の帯域を空帯域Sとして算出する(ステップS28)。次に、上り帯域割当処理部302は、かかる空帯域S内にバースト割当が可能か否かを判定する(ステップS29)。
ステップS29において、空帯域S内にバースト割当が可能であると判定した場合、上り帯域割当処理部302は、残余帯域Rの帯域幅が空帯域Sの帯域幅より小さいか否かを判定する(ステップS30)。ステップS30において、残余帯域Rの帯域幅が空帯域Sの帯域幅より小さいと判定した場合、上り帯域割当処理部302は、残余帯域R内で1バースト分の送信タイミングを割り当てる(ステップS31)。一方、ステップS30において、残余帯域Rの帯域幅が空帯域Sの帯域幅以上であると判定した場合、上り帯域割当処理部302は、空帯域S内で1バースト分の送信タイミングを割り当てる(ステップS32)。
かかるステップS32、S31又はS27の実行後、上り帯域割当処理部302は、上記したステップS21の実行に戻り、前述した処理を実施する。
この際、ステップS29において、空帯域S内にバースト割当が不可であると判定した場合、上り帯域割当処理部302は、直近の上りトラフィック予約グラントを割り当てる(ステップS33)。これにより、上り帯域割当処理部302は、要求される許容遅延量を超えない間隔でバーストを割り当てる。そして、上り帯域割当処理部302は、グラント予約テーブルを更新する(ステップS34)。つまり、ステップS34において、上り帯域割当処理部302は、割当済みの予約グラントを、次のバースト割当のタイミングとなるように例えば予約スタートタイムを更新し、引き続きその割当の時刻順に予約グラントをソートする。
ステップS34の実行後、上り帯域割当処理部302は、上記したステップS22の実行に戻り、前述した処理を実施する。
また、最初のステップS21において、送信タイミング割当要求情報が無いと判定した場合、上り帯域割当処理部302は、上りトラフィックに予約グラントが有るか否かを判定する(ステップS35)。ステップS35において予約グラントが有ると判定した場合、上り帯域割当処理部302は、各上りPHYフレーム内において、当該上りPHYフレーム境界を基準としたバースト割当可能な残余帯域Rを求める(ステップS36)。次に、上り帯域割当処理部302は、直近の上りトラフィック予約グラントまでの間でバースト割当可能な空帯域Sを算出する(ステップS37)。
次に、上り帯域割当処理部302は、残余帯域Rの帯域幅が空帯域Sの帯域幅より大きいか否かを判定する(ステップS38)。ステップS38において残余帯域Rの帯域幅が空帯域Sの帯域幅より大きいと判定した場合、上り帯域割当処理部302は、直近の上りトラフィック予約グラントを割り当てる(ステップS39)。次に、上り帯域割当処理部302は、前述した内容でグラント予約テーブルを更新する(ステップS40)。つまり、ステップS40において、上り帯域割当処理部302は、割当済みの予約グラントを、次のバースト割当のタイミングとなるように例えば予約スタートタイムを更新し、引き続きその割当の時刻順に予約グラントをソートする。
また、上記ステップS38において、残余帯域Rの帯域幅が空帯域Sの帯域幅以下であると判定した場合、上り帯域割当処理部302は、送信タイミングが未割当のフレームが存在するか否かを判定する(ステップS41)。かかるステップS41において、送信タイミングが未割当のフレームが存在すると判定した場合、上り帯域割当処理部302は、送信タイミングの割当対象となるフレームを、次の上りPHYフレームに移行する(ステップS42)。
ステップS42又はS40の実行後、上り帯域割当処理部302は、ステップS36の実行に戻り、前述した処理を実施する。
また、テップS41において送信タイミングが未割当のフレームが存在しないと判定した場合、又は上記ステップS35において予約グラントが無いと判定した場合、上り帯域割当処理部302は、図5~図7に示す上りトラフィック送信タイミング割当処理を終了する。
以下に、上記した上り帯域割当アルゴリズムに従った処理(図3~図7)における、許容遅延要求の対象となった論理リンクに対する処理の補足説明を[処理A]~[処理D]に分けて説明する。
[処理A]
上り帯域割当処理部302は、グラント割当の対象フレームを次のフレームに移行する度に、グラント予約テーブルで管理される全レコードの予約スタートタイムに対して、1フレーム分の時間を減算して予約スタートタイムの時刻更新を行う。尚、予約スタートタイムは、複数フレーム先のスタートタイムを予約指定可能である。
[処理B]
上り帯域割当処理部302は、図4に示すグラント予約テーブルの先頭の情報レコードを参照し、グラント割当対象とする上りPHYフレーム内において予約スタートタイムが到来した場合、そのスタートタイムから優先的に予約グラントのグランドサイズを割り当てる。
[処理C]
上り帯域割当処理部302は、当該予約スタートタイムが到来し、予約グラントの割当が終了したら、予約スタートタイムにスタートタイム間隔を加算して、この予約グラントを次の予約タイミングに更新する。この際、上り帯域割当処理部302は、グラント予約テーブル内で、更新後の予約グラントが予約スタートタイムの時刻順となるように予約グラントの並び替え(以降、ソートと称する)を行う。
尚、予約グラント割り当て後、当該予約グラントを次の予約タイミングに更新する際に、スタートタイム間隔を加算した後の予約スタートタイムとグラントサイズが示すバースト領域(バースト間のオーバーヘッドを含む)が、既に予約済みの予約グラントが示すバースト領域と重複する場合がある。この際、上り帯域割当処理部302は、上記したソートを行うことができなくなる。
[処理D]
そこで、このような場合、上り帯域割当処理部302は、重複領域分にバースト間のオーバーヘッド分を加味した値を予約スタートタイムから減算することで、次の予約タイミングを前倒ししてバースト重複を回避する。尚、処理Dにおいて、予約グラントのタイミングを前倒しすると、厳密にはトラフィック遅延が小さくなり、トラフィック帯域レートは上がるが、無視可能なレベルであると共に入力パラメータによる要求は満たされるので、システム動作上の矛盾は生じない。
尚、図5~図7に示すステップS25及びS42が上記した[処理A]、ステップS33及びS39が[処理B]、ステップS34及びS40が[処理C、D]に対応している。
次に、図5~図7に示す上りトラフィック送信タイミング割当処理による動作について、図8に示す動作例をもって説明する。尚、図8では、許容遅延要求の対象となる2系統の論理リンクに夫々対応したグラントA(スタートタイム間隔=8、グラントサイズ=1)及びグラントB(スタートタイム間隔=5、グラントサイズ=2)を表すグラント予約テーブルが作成されているものとする。
図8において、先ず、第1のシーケンスa1では、図6に示すステップS32で送信タイミング割当要求情報に基づくグラントを割り当てる。そして、引き続き送信タイミング割当要求情報に基づくグラントを割り当てる前に、ステップS33で予約グラントBに基づくグラントを割り当て、ステップS34で予約グラントBを次の予約タイミングとするようにグラント予約テーブルを更新する。
第2のシーケンスa2では、図6のステップS34及び図5のステップS22を経由して、引き続き図6のステップS33で予約グラントAに基づくグラントを割り当て、ステップS34で予約グラントAを次の予約タイミングとするようにグラント予約テーブルを更新する。
第3のシーケンスa3では、ステップS34、S22を経由してステップS32で送信タイミング割当要求情報に基づくグラントを割り当てる。そして、引き続き送信タイミング割当要求情報に基づくグラントを割り当てる前に、ステップS33で予約グラントBに基づくグラントを割り当て、ステップS34で予約グラントBを、予約グラントAとの予約重複を回避するように次の予約タイミングとするようにグラント予約テーブルを更新する。
第4のシーケンスa4では、送信タイミング割当要求情報に従ったグラントの割当、予約グラントBに基づくグラントの割当、及び予約グラントBを次の予約タイミングとするようにグラント予約テーブルを更新する。そして、ステップS34及びS22を経由して、次の割当(動作シーケンスa5)を行うには、上りPHYフレームの残余帯域Rが不足しているため、図5のステップS25の実行に移り、次の上りPHYフレームに移行して予約グラントAの割当を行う。この際、ステップS25でグラント予約テーブルの予約スタートタイムの時刻更新を行った後、移行後のPHYフレームにグラント割当を行う動作となる。尚、図8では該当ケースの例を示していないが、図6のステップS31は、直近の予約グラントが次のPHYフレーム以降である場合に、送信タイミング割当要求情報の割当を行うための分岐処理となる。
第5のシーケンスa5では、予約グラントAに基づくグラントの割当を行い、ステップS34で予約グラントAを次の予約タイミングとするようにグラント予約テーブルを更新する。
第6のシーケンスa6は、ステップS32で送信タイミング割当要求情報に従ったグラントの割当を行った後、送信タイミング割当要求情報が終了する場合の動作を示している。この場合、図5に示すステップS21及び図7に示すステップS35を経由して、上りトラフィック送信タイミング割当処理が終了するまでの間、予約グラントのみを割り当てる処理へ移行する。
尚、第6及び第7のシーケンスa6及びa7は、直近の予約グラントが処理対象PHYフレーム内にあるケースであり、この場合、図7に示すステップS39及びS40で、予約グラントの割当及び次の送信タイミング、つまりグラント予約テーブルの予約スタートタイムの時刻更新を行う。
第7のシーケンスa7では、予約グラントBに対して図7に示すステップS39及びS40を実行した後、次の予約グラントBの割当(a8)を行うにあたり、上りPHYフレームの残余帯域Rが不足しているため、次のPHYフレームに移行する。この際、図7に示すステップS42で、グラント予約テーブルの予約スタートタイムの時刻更新を行った後、移行後のPHYフレームに予約グラントBを割り当てる。
第8のシーケンスa8では、予約グラントBの割当を行い、ステップS40で予約グラントBを次の予約タイミングとするようにグラント予約テーブルの更新を行う。
図9は、従来の上り帯域の割当形態と、OLT30による上り帯域の割当形態と、を3系統の論理リンクに夫々対応した上り通信データA~Cを例にとって、対比して表す図である。尚、図9では、帯域幅「10」の上り通信データA、帯域幅「5」の上り通信データB、及び帯域幅「20」の上り通信データCを時分割で伝送する場合での形態を示す。この際、上り通信データA~Cのうちの上り通信データBの通信を担う論理リンクが許容遅延要求の対象である。
図9に示すように、従来の上り帯域の割当では、上り通信データBに対する許容遅延要求を満たすために、帯域幅「7」を有する第1~第5の上り帯域割当周期の各々内において、上り通信データA~Cの各々の通信に用いる各バーストの帯域幅を1/5に狭めている。つまり、図9に示すように、通信データAの通信に用いるバーストには帯域幅「2」のバーストを割り当て、通信データBの通信に用いるバーストには帯域幅「1」のバーストを割り当て、通信データCの通信に用いるバーストには帯域幅「4」のバーストを割当てる。
よって、従来の上り帯域の割当では、上り通信データA~Cを時分割にて通信するにあたり、15個のバーストが用いられ、その結果、各バースト間に挿入されるオーバーヘッドの数は14個となる。
一方、本発明に係るOLT30による上り帯域の割当では、許容遅延要求の対象となる上り通信データBの通信に対して、帯域幅「1」のバーストが、間隔「7」で割り当てられる。
更に、本発明に係る上り帯域の割当では、上り通信データBに対応した帯域幅「1」のバーストを除く残余帯域「6」の帯域幅に、上り通信データAおよび上り通信データCのバーストが割り当てられる。つまり、第1の残余帯域では、上り通信データA中の帯域幅「6」分のデータ通信を担うバーストが割り当てられる。また、図9に示す第2の残余帯域内において、上り通信データA中の残りの帯域幅「4」分のデータ通信を担うバーストと、上り通信データC中の帯域幅「2」分のデータ通信を担うバーストと、が割り当てられる。更に、第3~第5の各残余帯域内において、上り通信データC中の帯域幅「6」分のデータ通信を担うバーストが割り当てられる。
よって、本発明に係る上り帯域の割当では、上り通信データA~Cを時分割にて通信するにあたり、11個のバーストが用いられ、その結果、各バースト間に挿入されるオーバーヘッドの数は10個となり、従来の上り帯域の割当で必要となるオーバーヘッドの数(15個)より少なくなる。
このように、本発明に係る上り帯域の割当では、OTL30が、先ず、ONU20の各々との間で通信が確立されている各論理リンクのうちで許容遅延要求の対象となる論理リンクに対して、要求される許容遅延量を超えない間隔でバーストを割り当てる(S33)。更に、OLT30は、許容遅延要求の対象外の論理リンクに対して、PHYフレーム内の残余帯域に当該残余帯域の帯域幅を上限サイズとするバーストを割り当てる(S31、S32)。
これにより、許容遅延要求を満たすために各バーストの帯域幅を一様に小さくする従来の上り帯域の割当に比べて、許容遅延要求を満たしつつも許容遅延要求の対象外の通信データ片に割り当てるバーストの帯域幅を広げることが可能となる。この際、かかるバーストの帯域幅が広がる分だけ、通信データ片の伝送に用いるバーストの数が減り、その結果、バースト間に挿入するオーバーヘッドの数が減る。
したがって、本発明によれば、ベストエフォート型サービスなどの他サービスと共存して許容遅延要求のあるサービスを収容するケースにおいて、帯域利用効率の低下を抑えることが可能となる。
20 ONU
30 OTL
100光通信ネットワーク
302 上り帯域割当処理部

Claims (10)

  1. 夫々が、通信データ片を複数のバーストの系列によって時分割に送信する複数の加入者側装置と、
    前記複数の加入者側装置の各々との間で接続が確立した各論理リンクに対して所定長のフレーム毎に、隣接する前記バースト同士の間にオーバーヘッドを挿入した形態で前記バーストの各々を送信する送信タイミング及び帯域幅を割り当てる局側装置と、を含み、
    前記局側装置は、
    前記論理リンクの各々のうちで許容遅延要求を受けた論理リンクに対応付けして、前記バーストを開始させる予約スタートタイム、前記バーストの周期を表すスタートタイム間隔、及び前記フレーム内に割り当て予定となる前記バースト内のデータ区間であるグラントの帯域幅を表すグラントサイズ、を夫々示す予約グラントが示されている予約テーブルを作成し、要求される許容遅延量を超えない間隔で前記予約テーブルに従って前記許容遅延要求を受けた前記論理リンクに対応したバーストを割り当てると共に、前記許容遅延要求の対象外の論理リンクに対して、前記フレーム内の残余帯域に当該残余帯域の帯域幅を上限サイズとするバーストを割り当て
    前記グラント毎に、前記予約グラントにて示される前記予約スタートタイムに前記スタートタイム間隔を加算することで次のバーストのタイミングを予約するにあたり、前記次のバーストの領域が他のグラントにおける予約済みのバーストの領域と重複する場合には、当該重複した領域の時間長に前記オーバーヘッド1つの時間長を加えた値を前記予約スタートタイムから減算することで前記次のバーストの予約タイミングを早めることを特徴とする通信ネットワーク。
  2. 前記局側装置は、前記許容遅延要求として、前記論理リンクに割り当てる固定の帯域幅を示す固定帯域パラメータ及び前記論理リンクに対応した前記バーストの間隔の上限値を示す許容遅延パラメータを受けることを特徴とする請求項1に記載の通信ネットワーク。
  3. 前記局側装置は、前記固定帯域パラメータ及び前記許容遅延パラメータを受けた場合に、前記固定帯域パラメータ及び前記許容遅延パラメータに基づき、前記予約グラントを生成することを特徴とする請求項2に記載の通信ネットワーク。
  4. 前記局側装置は、前記許容遅延要求の対象外の論理リンクに割り当てる帯域幅を前記グラントサイズとして算出し、前記論理リンク毎の前記グラントサイズを表す送信タイミング割当要求情報を生成することを特徴とする請求項3に記載の通信ネットワーク。
  5. 前記局側装置は、前記送信タイミング割当要求情報が有るか否かを判定し、前記送信タイミング割当要求情報が有ると判定した場合には、引き続き割当済みの前記予約グラントが有るか否かを判定し、
    前記割当済みの予約グラントが無いと判定した場合に、前記フレーム内の前記残余帯域に当該残余帯域の帯域幅を有するバーストを割り当てることを特徴とする請求項4に記載の通信ネットワーク。
  6. 前記局側装置は、前記割当済みの予約グラントが有ると判定した場合には、当該割当済みの予約グラントの直近の予約グラントまでの間にバースト割当が可能な空帯域が有るか否かを判定し、
    前記空帯域が有ると判定した場合には、前記空帯域が前記残余帯域より大きい場合には前記残余帯域内に1つのバーストを割当て、前記空帯域が前記残余帯域以下である場合には前記空帯域内に1つのバーストを割当て、
    前記空帯域が無いと判定した場合には、前記割当済みの予約グラントの直近の予約グラントの割当を行うことを特徴とする請求項5に記載の通信ネットワーク。
  7. 前記局側装置は、前記送信タイミング割当要求情報が無いと判定した場合には、割当済みの前記予約グラントが有るか否かを判定し、
    前記割当済みの予約グラントが有ると判定した場合には、前記フレーム内においてバースト割当が可能な残余帯域を算出すると共に、当該割当済みの予約グラントの直近の予約グラントまでの間からバースト割当が可能な空帯域を算出し、
    前記残余帯域が前記空帯域より大きい場合には前記割当済みの予約グラントの直近の予約グラントの割当を行う一方、前記残余帯域が前記空帯域以下である場合には割り当て対象とするフレームを次のフレームに移行することを特徴とする請求項に記載の通信ネットワーク。
  8. 前記スタートタイム間隔は、前記許容遅延パラメータによって示される前記バーストの周期であり、
    前記グラントサイズは、前記スタートタイム間隔、前記固定帯域パラメータにて示される帯域幅、及び前記通信ネットワークの上限帯域値を用いた、
    グラントサイズ=ST×FP/LW
    ST:前記スタートタイム間隔
    FP:前記固定帯域パラメータにて示される帯域幅
    LW:前記通信ネットワークの上限帯域値
    なる数式にて算出されることを特徴とする請求項3~7のいずれか1に記載の通信ネットワーク。
  9. 前記局側装置は、前記許容遅延要求の対象外の論理リンクに対しては、許容遅延要求の無い固定帯域およびベストエフォート帯域としての帯域割当を行うことを特徴とする請求項1~7のいずれか1に記載の通信ネットワーク。
  10. 夫々が、通信データ片を複数のバーストの系列によって時分割に送信する複数の加入者側装置と、前記複数の加入者側装置の各々との間で接続が確立した各論理リンクに対して所定長のフレーム毎に、隣接する前記バースト同士の間にオーバーヘッドを挿入した形態で前記バーストの各々を送信する送信タイミング及び帯域幅を割り当てる局側装置と、を含む通信ネットワークの帯域割当方法であって、
    前記論理リンクの各々のうちで許容遅延要求を受けた論理リンクに対応付けして、前記バーストを開始させる予約スタートタイム、前記バーストの周期を表すスタートタイム間隔、及び前記フレーム内に割り当て予定となる前記バースト内のデータ区間であるグラントの帯域幅を表すグラントサイズ、を夫々示す予約グラントが示されている予約テーブルを作成し、要求される許容遅延量を超えない間隔で前記予約テーブルに従って前記許容遅延要求を受けた前記論理リンクに対応したバーストを割り当てる第1のステップと、
    前記許容遅延要求の対象外の論理リンクに対して、前記フレーム内の残余帯域に当該残余帯域の帯域幅を上限サイズとするバーストを割り当てる第2のステップと、
    前記グラント毎に、前記予約グラントにて示される前記予約スタートタイムに前記スタートタイム間隔を加算することで次のバーストのタイミングを予約するにあたり、前記次のバーストの領域が他のグラントにおける予約済みのバーストの領域と重複する場合には、当該重複した領域の時間長に前記オーバーヘッド1つの時間長を加えた値を前記予約スタートタイムから減算することで前記次のバーストの予約タイミングを早める第3のステップと、を有することを特徴とする帯域割当方法。
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