JP6958172B2 - 局側装置、光アクセスネットワーク、及び、帯域割当方法 - Google Patents

局側装置、光アクセスネットワーク、及び、帯域割当方法 Download PDF

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Description

この発明は、局側装置、光アクセスネットワーク、及び、帯域割当方法に関するものである。
第5世代移動通信システム(5G)は、LTE(Long Term Evolution)−Advancedに準拠する第4世代移動通信システムと違い、IoT(Internet of Things)と呼ばれる、インターネットに接続される種々の通信機器に今後利用される。IoTの普及に伴い、センシングデータなど、固定量のデータを周期的に送信する機器(センサ)が5Gネットワークを利用する状況が考えられる。
各センサは、無線ネットワークにより、リモート無線送受信部(RRH:Remote Radio Head)に接続されている。RRHは、アンテナを利用して、各センサと送受信を行う。
ベースバンド処理部(BBU:Base Band Unit)は、上位ネットワークから受け取ったIP(Internet Protocol)パケットを変調して下り信号としてRRHに送る。また、BBUは、RRHから受け取った上り信号をIPパケットに復調して上位ネットワークに送る。
BBUとRRHとの間のネットワークとして、受動型光加入者ネットワーク(PON:Passive Optical Network)に代表される光アクセスネットワークを利用することが考えられる。
PONは、局内に設けられる1つの局側装置(OLT:Optical Line Terminal)と、加入者宅にそれぞれ設けられる複数の加入者側装置(ONU:Optical Network Unit)と、光カプラとを備えて構成される。OLT及びONUと、光カプラとは、いわゆるスター型光ファイバで接続される。スター型光ファイバでは、OLTと光カプラの間の接続に、一芯の光ファイバが用いられる。この一芯の光ファイバは、光カプラによって分岐され複数のONUにより共有される。
PONでは、各ONUからOLTに送られる上り光信号は、光カプラで合波されてOLTに送信される。一方、OLTから各ONUに送られる下り光信号は、光カプラで分波されて各ONUに送信される。なお、上り光信号と下り光信号との干渉を防ぐために、上り光信号と下り光信号には、それぞれ異なる波長が割り当てられる。この場合、BBUをOLTと接続する。また、各RRHを、それぞれONUと一対一接続する。
PONでは、様々な多重技術が用いられる。PONで用いられる多重技術には、時間軸上の短い区間を各加入者に割り当てる時分割多重(TDM:Time Division Multiplex)技術、異なる波長を各加入者に割り当てる波長分割多重(WDM:Wavelength Division Multiplex)技術、異なる符号を各加入者に割り当てる符号分割多重(CDM:Code Division Multiplex)技術などがある。
BBUとRRHの間のネットワークとして、TDMを用いるPON(TDM−PON)を利用することができる。TDM−PONでは、各ONUの送信時間が重ならないよう、OLT側で制御を行う。
具体的には、OLTは各ONUにグラントと呼ばれる制御信号を送信する。グラントには、送信開始時刻及び送信時間が含まれており、グラントを受信したONUはグラント内の送信開始時刻及び送信時間に則って上りデータ信号を送信する。これにより、OLTは接続されている全ONUの送信タイミングを制御することができる。
5G及びIoTの普及に伴い、通常のONU(以下、通信用ONUとも称する。)の他に、センサからのセンシングデータを送信するONU(以下、センサ用ONUとも称する。)が、OLTに接続される場合が考えられる。
1又は2以上のセンサが1つのRRHに接続されて構成されるセンサネットワークでは、消費電力を考慮し、各センサが同期して、同時期にセンシングデータを送る技術が用いられる。また、センサが取得するセンシングデータ量はほぼ変動しない。従って、センサ用ONUは、ある周期的な時間タイミングでのみ、固定量のデータ送信を行うことになり、通常の通信用ONUと異なり、大半の時間はデータ送信を行わない。
このように、可変量データを送信する通信用ONUと、センサ用ONUとが混在して、光アクセスネットワークに接続される状況が想定される。
ところで、光アクセスネットワークにおける上り信号では、割当周期と呼ばれる一定時間間隔ごとに各ONUに帯域が割り当てられる。割当方法としては、ONUから通知された要求量に基づいて帯域計算を行う動的帯域割当(SR−DBA:Status Reporting Dynamic Bandwidth Allocation)とONUからの情報なしに帯域計算を行う固定帯域割当(FBA:Fixed Bandwidth Allocation)の2種類がある。
SR−DBAにおいては、逐次報告される各ONUの要求量に基づいて帯域割当を行うため、各ONUに対しても適切な帯域割当が可能である。また、FBAにおいても、次回割当周期のトラヒックを推定することで各ONUに対して適切な帯域割当が可能である(例えば、特許文献1参照)。
特開2016−220033号公報
しかしながら、上述の従来例の帯域割当方法では、SR−DBAであっても、FBAであっても、割当周期ごとに、可変量のデータ送信を行う通信用ONUを想定している。IoTの普及により、センシングデータを単発的に送信し、多くの時間は送信しないセンサ用ONUの台数が増すことが想定される。これまでの光アクセスネットワークでは、センサ用ONUが接続されることは考慮されておらず、次の割当周期において、データを送信しないONUに対しても帯域割当の計算が行われ、また、不要なレポート及びグラントの送受信が行われている。これにより、帯域割当処理時間、特に、帯域割当計算時間において無駄が生じている。
この発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、この発明の目的は、センシングデータのような、周期的かつ固定量のデータ送信を行う加入者側装置が接続されていても、効率的に帯域割当を行うことができる局側装置、この局側装置を備える光アクセスネットワーク、及び、帯域割当方法を提供することにある。
上述した目的を達成するために、この発明の局側装置は、局側装置と光伝送路を介して接続された複数の加入者側装置を含んで構成される光アクセスネットワークで用いられ、管理テーブルと、割当対象選択手段と、帯域割当計算手段とを備えて構成される。
管理テーブルには、周期的に固定量のデータを送信するセンサ用加入者側装置の固定データ送信周期及び固定データ送信量が記録されている。割当対象選択手段は、固定データ送信周期から、各センサ用加入者側装置が次回割当周期時にデータ送信を行うか否かを判定し、データ送信を行う場合は、当該センサ用加入者側装置を割当対象に追加する。帯域割当計算手段は、割当対象のセンサ用加入者側装置に対して、帯域割当を行う。この発明の局側装置の実施に当たり、好ましくは、帯域割当計算手段が、割当対象のセンサ用加入者側装置に加えて、センサ用加入者側装置以外の通信用加入者側装置に対して帯域割当を行う。また、さらに、通信用加入者側装置と、割当対象のセンサ用加入者側装置のみに、上り送信データの送信を指示する下り制御信号を生成する制御信号生成手段を備えるのが好ましい。
また、この発明の局側装置の好適実施形態によれば、さらに、接続されている加入者側装置が、センサ用加入者側装置であるか否かを検知する検知手段を備えるのが良い。検知手段は、検知対象の加入者側装置を、センサ用加入者側装置として管理テーブルに記録し、管理テーブルに記録された、検知対象の加入者側装置から受信した2回の上り送信データの受信時間の差から固定データ送信周期を取得するとともに、2回の上り送信データのデータ量の最大値を固定データ送信量として、管理テーブルに記録し、管理テーブルに記録された固定データ送信周期に、固定データ送信量のデータ送信及び要求量の通知を検知対象の加入者側装置に指示し、要求量が予め定めたしきい値より大きい場合、データ送信が行われなかった場合、又は、当該局側装置が受信したデータ量が、固定データ送信量よりも小さく、かつ、固定データ送信量と受信したデータ量との差が予め定めたしきい値より大きい場合は、当該検知対象の加入者側装置を通信用加入者側装置として管理テーブルを更新する。
また、この発明の光アクセスネットワークは、上述の局側装置と、局側装置と光伝送路を介して接続された複数の加入者側装置を含んで構成される。
また、この発明の帯域割当方法は、複数の終端装置を有する局側装置と、該局側装置と光伝送路を介して接続された複数の加入者側装置を含んで構成される光アクセスネットワークで用いられる、局側装置が行い、以下の過程を備えて構成される。先ず、センサ用加入者側装置追加過程において、各センサ用加入者側装置に対して、周期的に固定量のデータを送信するセンサ用加入者側装置の固定データ送信周期及び固定データ送信量が記録されている管理テーブルを読み込み、固定データ送信周期から、次回割当周期時にデータ送信を行うか否かを判定し、データ送信を行う場合は、当該加入者側装置を割当対象に追加する。次に、割当対象の加入者側装置に対して、帯域割当を行う。
この発明の帯域割当方法は、さらに、帯域割当過程の前に行われる、センサ用加入者側装置以外の通信用加入者側装置を割当対象に追加する過程を備えるのが好ましい。また、この発明の帯域割当方法の好適実施形態は、さらに、以下の過程を備える。先ず、検知対象の加入者側装置を、センサ用加入者側装置として管理テーブルに記録する。次に、管理テーブルに記録された、検知対象の加入者側装置から受信した2回の上り送信データの受信時間の差から固定データ送信周期を取得するとともに、2回の上り送信データのデータ量の最大値を固定データ送信量として、管理テーブルに記録する。次に、管理テーブルに記録された固定データ送信周期に、固定データ送信量のデータ送信及び要求量の通知を検知対象の加入者側装置に指示する。次に、要求量が予め定めたしきい値より大きい場合、データ送信が行われなかった場合、又は、当該局側装置が受信したデータ量が、固定データ送信量よりも小さく、かつ、固定データ送信量と受信したデータ量との差が予め定めたしきい値より大きい場合は、当該検知対象の加入者側装置を通信用加入者側装置として管理テーブルを更新する。
この発明の局側装置、光アクセスネットワーク、及び、帯域割当方法によれば、固定データ周期でデータ送信を行うセンサ用加入者側装置に対しては、次回割当周期にデータ送信を行う場合にのみ、帯域割当を行う。この結果、帯域割当処理時間、特に、帯域割当計算時間を削減することができる。
光アクセスネットワークの構成例を示す模式図である。 センサ用ONU及び通信用ONUの送受信の様子を模式的に示す図である。 局側装置が備える管理テーブルの例を示す図である。 センサ用ONUを検知する方法を説明するフローチャートである。 帯域割当方法を説明するフローチャートである。 センサ用ONUの台数と帯域割当計算時間の関係を示す図である。
以下、図を参照して、この発明の実施の形態について説明するが、各構成要素の形状、大きさ及び配置関係については、この発明が理解できる程度に概略的に示したものに過ぎない。また、以下、この発明の好適な構成例につき説明するが、各構成要素の材質及び数値的条件などは、単なる好適例にすぎない。従って、この発明は以下の実施の形態に限定されるものではなく、この発明の構成の範囲を逸脱せずにこの発明の効果を達成できる多くの変更又は変形を行うことができる。
(構成)
図1〜3を参照して、この発明の一実施形態に係る局側装置及び光アクセスネットワークを説明する。図1は、光アクセスネットワークの構成例を示す模式図である。図2は、センサ用ONU及び通信用ONUの送受信の様子を模式的に示す図である。また、図3は、局側装置が備える管理テーブルの例を示す図である。
光アクセスネットワークは、1つのOLTに、複数のONUが、光伝送路300を介して接続されて構成されている。光伝送路300は、例えば光ファイバ310及び330、並びに光カプラ320を含んで構成されている。
図1は、1台のセンサ用ONU200と1台の通信用ONU210の、合わせて2台のONUを示している。なお、1つのOLT100に接続されるセンサ用ONU200の台数は2台以上でも良い。また、通信用ONU210の台数は、2台以上でも良いし、0台でも良い。
センサ用ONU200は、各機器(センサ)204からセンシングデータが到着する、ある周期的な時間タイミング(固定データ送信周期)でのみ、固定データ送信量のデータ送信を行う。
センサ用ONU200には、リモート無線送受信部(RRH:Remote Radio Head)202が接続されている。各センサ204は、無線ネットワークにより、RRH202に接続されている。RRH202は、アンテナを利用して、各センサ204と送受信を行う。ここでは、センサ用ONU200には、可変量のデータ送信を行う通信端末などが接続されることはないものとする。
センサ用ONU200は、OLT100から受け取るグラント(G)に応じて、上りデータ信号(Data)をOLT100に向けて送信する。センサ用ONU200が送信するデータ量は一定の固定データ送信量なので、センサ用ONU200は、要求量をレポート(R)として送信しなくてもよい。
通信用ONU210には、いわゆる通信端末214が接続されている。通信用ONU210は、OLT100から受け取るグラント(G)に応じて、上りデータ信号(Data)と要求量を示すレポート(R)をOLT100に向けて送信する。通信用ONU210が通信端末214から受け取るデータは、周期及び量が一定ではなく、通信用ONU210は、割当周期ごとに可変量のデータ送信を行う。
なお、センサ用ONU200及び通信用ONU210は、同様の構成にすることができ、いずれも任意好適な従来公知のONUを用いることができるので、詳細な説明を省略する。
次に、OLT100の構成について説明する。
OLT100は、インタフェース(IF)102、下り信号送信部104、上り信号受信部106、OLT制御部110、合分波部108を備えている。
下り信号送信部104は、上位ネットワーク(NW)10からBBU20及びIF102を介して受け取った下りデータ信号、及び、OLT制御部110から受け取った下り制御信号に基づいて下り電気信号を生成する。下り信号送信部104は、下り電気信号を、下り光信号に変換した後、合分波部108を経て、各ONUに送る。
上り信号受信部106は、合分波部108を経て送られる上り光信号を上り電気信号に変換する。上り信号受信部106は、上り電気信号のうち、上りデータ信号を、IF102を介して上位NW10に送り、上り制御信号をOLT制御部110に送る。
OLT制御部110は、予め組み込まれたプログラム等を実行することにより、後述する各機能手段を実現する。OLT制御部110は、機能手段として、制御信号生成手段112、帯域割当計算手段114、及び、制御信号読取手段116を備えて構成される。制御信号読取手段116は、レポート(R)として送られる上り制御信号に含まれる、各ONUからの要求量を読み取る。帯域割当計算手段114は、制御信号読取手段116が読み取った要求量に基づいて、各ONUに対して帯域を割り当てる。制御信号生成手段112は、帯域割当計算手段114が割り当てた帯域を各ONUに通知する下り制御信号としてグラント(G)を生成する。
OLTの上述した構成は、従来のPONに用いられるOLTと同様に実現できるのでここでは詳細な説明を省略する。
この発明のOLTでは、OLT制御部110が、さらに、管理テーブル120と、機能手段として、割当対象選択手段122、センサ用ONU検知手段(以下、単に検知手段とも称する。)124、再検知タイマー手段126を備えている。
割当対象選択手段122は、割当周期ごとに、接続されているONUのいずれに、帯域割当を行うか選択する。検知手段124は、接続されているONUが周期的に固定量の、いわゆるセンシングデータを送信するセンサ用ONU200であるか、通常の通信を行う通信用ONU210であるかを検知する。この検知手段124での検知結果は、管理テーブル120に記録される。
図3に示すように、管理テーブル120は、センサ用ONUと通信用ONUに区分けされている。通信用ONUについては、対応するONUのID番号が記録される。センサ用ONUについては、対応するONUのID番号、固定データ送信周期、及び、固定データ送信量が記録される。
ここで、センサ204の故障や増設、あるいは、設定変更等により、センサ用ONU200からの固定データ送信量や固定データ送信周期が変化する場合がある。そのため、定期的に、検知手段124が、センサ用ONU200の再検知を行い、管理テーブル120を更新する。再検知タイマー手段126は、この再検知までの時間を計数し、検知手段124に通知するのが良い。
(動作)
図4を参照して、センサ用ONUを検知する方法を説明する。図4は、センサ用ONUを検知する方法を説明するフローチャートである。
S11において、検知手段124は、通常のディスカバリープロセスなどにより認識された、OLTに接続された全てのONUをセンサ用ONUとして管理テーブル120に記録する。S11の段階では、固定データ送信周期及び固定データ送信量は未設定である。
S12において、検知手段124からの指示で帯域割当計算手段114が固定帯域割当を行い、制御信号生成手段112がグラントを生成する。OLTは、グラントを各ONUに送り、ONUから第1回目の上りデータ信号を受信する。上りデータ信号に含まれるデータ量及び受信時刻がRAM等に記録される。
S13において、S12と同様に、OLTは、グラントを各ONUに送り、ONUから第2回目の上りデータ信号を受信する。上りデータ信号に含まれるデータ量及び受信時刻がRAM等に記録される。
S14において、検知手段124は、RAM等に記録された2回のデータ受信時刻の差を、固定データ送信周期として、管理テーブル120に記録する。また、検知手段124は、固定データ送信量も同じく管理テーブル120に記録する。ここで、固定データ送信量は、受信した2回の上りデータ信号に含まれるデータ量の最大値とする。
S15において、検知手段124は、管理テーブル120の情報に基づいて、次回の送信時刻及び送信データ量を決定する。この決定に基づく検知手段124からの指示で、帯域割当計算手段114が固定帯域割当を行い、制御信号生成手段112がグラントを生成する。
このグラントを受けたONUは、上りデータ信号を送信するとともに、ONUに残るデータ量(要求量)をレポートとして、OLTに送る。
S16において、検知手段124は、要求量がしきい値以上であるか否かを判定する。要求量が、あるしきい値より多い場合、OLTが予め定めた固定データ送信量よりも多い量のデータ送信を、ONUが要求したことになる。この場合(No)、検知手段124は、このONUが固定量のデータを送信しない、すなわち、センサ用ONUではないと判断し、S20において、このONUを通信用ONUとして管理テーブル120を更新する。このしきい値については、固定量のデータ送信を行う場合に、生じうるデータ量のばらつきに基づいて適宜設定すればよい。
S16の判定で、要求量がしきい値以下の場合(Yes)は、続いて、S17において、検知手段124は、データ受信の有無を判定する。データ受信がなされなかった場合は、検知手段124は、このONUが周期的なデータ送信を行わない、すなわち、センサ用ONUではないと判断し、S20において、通信用ONUとしてテーブルを更新する。
S17の判定で、データを受信した場合(Yes)は、S18において、実際に受信したデータ量と、管理テーブルに記載された固定データ送信量の差が、しきい値以下であるか否かを判定する。この差がしきい値より大きい場合は、OLTが予め定めた固定データ送信量よりも少ない量のデータを、ONUが送信したことになる。この場合(No)、検知手段124は、このONUが固定量のデータを送信しない、すなわち、センサ用ONUではないと判断し、S20において、通信用ONUとして管理テーブル120を更新する。このしきい値については、S16と同様に、固定量のデータ送信を行う場合に、生じうるデータ量のばらつきに基づいて適宜設定すればよい。
S18の判定で、実際に受信したデータ量と、管理テーブルに記載された固定データ送信量の差が、あるしきい値以下である場合(Yes)は、検知手段124は、管理テーブル120を更新せずに処理を終了する。
S12〜S20の処理は、各ONUに対して、並列に又は順次にそれぞれ行われる。
なお、誤検知を避けるために、S15〜S19の処理は、複数回繰り返すのが良い。
図5を参照して、この実施形態の帯域割当方法を説明する。図5は帯域割当方法を説明するフローチャートである。
この処理は、割当周期ごとに行われる。
S21において、割当対象選択手段122は、管理テーブル120を読み込み、その情報に基づいて、全ての通信用ONUを割当対象に追加する。
S22において、割当対象選択手段122は、管理テーブル120を読み込み、その情報に基づいて、1つのセンサ用ONUを選択する。
S23において、割当対象選択手段122は、選択したセンサ用ONUの固定データ送信周期から次回割当周期にデータ送信を行うか否かを判定する。データ送信を行わない場合(No)は、S25において、全てのセンサ用ONUが選択済みか否かを判定し、選択済みでない場合(No)は、再び、S22で他のセンサ用ONUを選択する。S23において、データ送信を行う場合(Yes)は、S24において、当該センサ用ONUを割当対象に追加して、S25の判定を行う。
S25の判定において、全てのデータ送信用ONUが選択済みの場合(Yes)、S26において、帯域割当計算手段114は、動的帯域割当処理を行う。ここでは、割当対象のONUに対して、レポート用の帯域を割当て、残りの割当可能領域を、各ONUの要求量に応じて割り当てる、いわゆるベストエフォート式の帯域割当が行われる。この帯域割当は、従来公知の通り行うことができる。
ベストエフォート式の帯域割当は、例えば以下のように行われる。先ず、全ての割当対象のONUに対して、最低保証帯域を割り当てる。その後、最低保証帯域分を除いた割当可能帯域に対して、各ONUからの要求量の残りをその比率に応じて割り当てる。
その後、制御信号生成手段112は、割当対象のONUのみに、上り送信データの送信を指示する下り制御信号を生成する。
(効果)
この発明の帯域割当による効果を数値計算によって検討する。
図6は、センサ用ONUの台数と帯域割当計算時間の関係を示す図である。図6では、横軸にセンサ用ONUの台数を取って示し、縦軸に、帯域割当計算時間(nsec)を取って示している。帯域割当計算時間は、主に、メモリへの書き込みやメモリからの読み出しなど、メモリへのアクセス時間に依存する。ここでは、メモリへのアクセス時間は、書き込み及び読み出しとも処理遅延を含め、49.5nsecとしている。
ここでは、図4を参照して説明したセンサ用ONUを検知する方法は終了し、接続されている全てのONUについて、センサ用ONUであるか否か、センサ用ONUの場合は、固定データ送信周期及び固定データ送信量をOLTが把握しているものとする。
本発明の処理は、図5に示すS21〜S26となり、従来技術での処理はS26のみとなる。なお、S26については、本発明では、次回割当対象のONUに対してのみ行われるが、従来技術では、全てのONUに対して行われる。
図6(A)は、N(Nは2以上の整数)台のONUがOLTに接続され、1台のONUが通信用ONUで、残りのN−1台がセンサ用ONUである場合を示している。図6(A)中、本発明での帯域割当計算時間をIで示し、従来技術の帯域割当計算時間をIIで示している。
メモリアクセス回数は、S21〜S25の処理では、10N−9回となる。また、S26の処理では、25N+1回となる。
例えば、次回割当周期において、全てのセンサ用ONUがデータ送信を行わない場合であっても、従来は、S26の処理において、25N+1回のメモリアクセスがなされる。
これに対し、本発明では、S26の処理は、1つの通信用ONUに対してのみ行われるので、26(=25×1+1)回のメモリアクセスとなる。従って、S21〜S26の全体では、メモリアクセス回数が10N−9+26=10N+19となる。このため、従来技術での25N+1回よりもおよそ60%のメモリアクセス回数の削減、すなわち、帯域割当計算時間の削減となる。
図6(B)は、100台のONUがOLTに接続され、K台のONU(Kは1以上の整数)がセンサ用ONUで、残りの100−K台が通信用ONUである場合を示している。図6(B)中、本発明での帯域割当計算時間をIIIで示し、従来の帯域割当計算時間をIVで示している。
図6(A)と同様に、次回割当周期において、全てのセンサ用ONUがデータ送信を行わない場合、従来の方法では、メモリアクセス回数、すなわち、帯域割当計算時間は、センサ用ONUの台数によらず一定となる。これに対し、本発明の方法では、センサ用ONUの台数(割合)が増えるにつれて、メモリアクセス回数、すなわち、帯域割当計算時間は減少する。
このように、本発明の帯域割当方法は、特に、センサ用ONUの割合が大きいときにより効果的である。
ここでは、帯域割当計算時間について説明したが、レポート(R)及びグラント(G)の送信時間や、複数のONUに対するグラント間の間隔(IPG:Inter Packet Gap)などを考慮すると、本発明の帯域割当方法による、帯域割当処理時間の削減効果はさらに大きくなる。
10 上位NW
20 BBU
100 OLT
102 IF
104 下り信号送信部
106 上り信号受信部
108 合分波部
110 OLT制御部
112 制御信号生成手段
114 帯域割当計算手段
116 制御信号読取手段
120 管理テーブル
122 割当対象選択手段
124 検知手段
126 再検知タイマー手段
200 センサ用ONU
202 RRH
204 センサ
210 通信用ONU
214 通信端末
300 光伝送路
310、330 光ファイバ
320 光カプラ

Claims (10)

  1. 局側装置と、該局側装置と光伝送路を介して接続された複数の加入者側装置を含んで構成される光アクセスネットワークで用いられる当該局側装置であって、
    周期的に固定量のデータを送信するセンサ用加入者側装置の固定データ送信周期及び固定データ送信量が記録されている管理テーブルと、
    前記固定データ送信周期から、各センサ用加入者側装置が次回割当周期時にデータ送信を行うか否かを判定し、データ送信を行う場合は、当該センサ用加入者側装置を割当対象に追加する割当対象選択手段と、
    前記割当対象のセンサ用加入者側装置に対して、帯域割当を行う帯域割当計算手段と
    を備えることを特徴とする局側装置。
  2. 前記管理テーブルには、前記センサ用加入者側装置以外の通信用加入者側装置も記録されており、
    前記割当対象選択手段は、全ての前記通信用加入者側装置を割当対象に追加し、
    前記帯域割当計算手段は、前記割当対象のセンサ用加入者側装置に加えて、前記通信用加入者側装置に対して帯域割当を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の局側装置。
  3. さらに、
    前記通信用加入者側装置と、前記割当対象のセンサ用加入者側装置のみに、上り送信データの送信を指示する下り制御信号を生成する制御信号生成手段を
    備えることを特徴とする請求項2に記載の局側装置。
  4. さらに、
    接続されている加入者側装置が、センサ用加入者側装置であるか否かを検知する検知手段を備え、
    前記検知手段は、
    検知対象の加入者側装置を、センサ用加入者側装置として管理テーブルに記録し、
    前記管理テーブルに記録された、検知対象の加入者側装置から受信した2回の上り送信データの受信時間の差から前記固定データ送信周期を取得するとともに、前記2回の上り送信データのデータ量の最大値を固定データ送信量として、前記管理テーブルに記録し、
    前記管理テーブルに記録された固定データ送信周期に、前記固定データ送信量のデータ送信及び要求量の通知を前記検知対象の加入者側装置に指示し、
    前記要求量が予め定めたしきい値より大きい場合、データ送信が行われなかった場合、又は、当該局側装置が受信したデータ量が、前記固定データ送信量よりも小さく、かつ、前記固定データ送信量と受信したデータ量との差が予め定めたしきい値より大きい場合は、当該検知対象の加入者側装置を前記通信用加入者側装置として前記管理テーブルを更新する
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の局側装置。
  5. 局側装置と、該局側装置と光伝送路を介して接続された複数の加入者側装置を含んで構成される光アクセスネットワークで用いられる当該局側装置であって、
    検知対象の加入者側装置を、センサ用加入者側装置として管理テーブルに記録し、
    前記管理テーブルに記録された、検知対象の加入者側装置から受信した2回の上り送信データの受信時間の差から固定データ送信周期を取得するとともに、前記2回の上り送信データのデータ量の最大値を固定データ送信量として、前記管理テーブルに記録し、
    前記管理テーブルに記録された固定データ送信周期に、前記固定データ送信量のデータ送信及び要求量の通知を前記検知対象の加入者側装置に指示し、
    前記要求量が予め定めたしきい値より大きい場合、データ送信が行われなかった場合、又は、当該局側装置が受信したデータ量が、前記固定データ送信量よりも小さく、かつ、前記固定データ送信量と受信したデータ量との差が予め定めたしきい値より大きい場合は、当該検知対象の加入者側装置を前記通信用加入者側装置として前記管理テーブルを更新する
    検知手段を備える
    ことを特徴とする局側装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の局側装置と、該局側装置と光伝送路を介して接続された複数の加入者側装置を含んで構成される
    ことを特徴とする光アクセスネットワーク。
  7. 複数の終端装置を有する局側装置と、該局側装置と光伝送路を介して接続された複数の加入者側装置を含んで構成される光アクセスネットワークで用いられる、前記局側装置が行う帯域割当方法であって、
    各センサ用加入者側装置に対して、周期的に固定量のデータを送信するセンサ用加入者側装置の固定データ送信周期及び固定データ送信量が記録されている管理テーブルを読み込み、固定データ送信周期から、次回割当周期時にデータ送信を行うか否かを判定し、データ送信を行う場合は、当該加入者側装置を割当対象に追加するセンサ用加入者側装置追加過程と、
    割当対象の加入者側装置に対して、帯域割当を行う帯域割当過程と
    を備える帯域割当方法。
  8. さらに、
    前記帯域割当過程の前に行われる、センサ用加入者側装置以外の通信用加入者側装置を割当対象に追加する過程を
    備えることを特徴とする請求項7に記載の帯域割当方法。
  9. 検知対象の加入者側装置を、センサ用加入者側装置として前記管理テーブルに記録する過程と、
    前記管理テーブルに記録された、検知対象の加入者側装置から受信した2回の上り送信データの受信時間の差から前記固定データ送信周期を取得するとともに、前記2回の上り送信データのデータ量の最大値を固定データ送信量として、前記管理テーブルに記録する過程と、
    前記管理テーブルに記録された固定データ送信周期に、前記固定データ送信量のデータ送信及び要求量の通知を前記検知対象の加入者側装置に指示する過程と、
    前記要求量が予め定めたしきい値より大きい場合、データ送信が行われなかった場合、又は、当該局側装置が受信したデータ量が、前記固定データ送信量よりも小さく、かつ、前記固定データ送信量と受信したデータ量との差が予め定めたしきい値より大きい場合は、当該検知対象の加入者側装置を前記通信用加入者側装置として前記管理テーブルを更新する過程と
    を備えることを特徴とする請求項8に記載の帯域割当方法。
  10. 検知対象の加入者側装置を、センサ用加入者側装置として管理テーブルに記録する過程と、
    前記管理テーブルに記録された、検知対象の加入者側装置から受信した2回の上り送信データの受信時間の差から固定データ送信周期を取得するとともに、前記2回の上り送信データのデータ量の最大値を固定データ送信量として、前記管理テーブルに記録する過程と、
    前記管理テーブルに記録された固定データ送信周期に、前記固定データ送信量のデータ送信及び要求量の通知を前記検知対象の加入者側装置に指示する過程と、
    前記要求量が予め定めたしきい値より大きい場合、データ送信が行われなかった場合、又は、当該局側装置が受信したデータ量が、前記固定データ送信量よりも小さく、かつ、
    前記固定データ送信量と受信したデータ量との差が予め定めたしきい値より大きい場合は、当該検知対象の加入者側装置を前記通信用加入者側装置として前記管理テーブルを更新する過程と
    を備えることを特徴とする帯域割当方法。

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