JP6992596B2 - 局側装置、加入者側装置、光アクセスネットワーク及び帯域割当方法 - Google Patents
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Description
(ネットワーク)
この実施の形態によるOLT及びONU並びにこれらを含む光アクセスネットワークは、低遅延での通信が要求されるネットワークとして、例えば、上述したモバイルネットワークやIoTネットワークにおいて利用することができる。そこで、まず、図2を参照して、この実施の形態によるネットワークを含む、モバイルネットワーク及びIoTネットワークに適用する場合の構成について説明する。ここでは、BBUとRRHとの間のネットワーク、及びIoT端末収容装置と上位のIoTネットワークとの間のネットワークを、TDM-PONで構成する場合について説明する。図2は、TDM-PONを利用するモバイルネットワーク及びIoTネットワークの模式図である。
図3を参照して、この実施形態に係るOLTについて説明する。図3は、OLTの模式図である。
図4を参照して、この実施形態に係るONUについて説明する。図4は、ONUの模式図である。
図3及び4並びに図5~7を参照して、この実施形態による帯域割当方法の処理フローについて説明する。図5は、この実施形態に係る帯域割当方法において、ONUが行う処理フローを示すフローチャートである。また、図6及び7は、この実施形態に係る帯域割当方法において、OLTが行う処理フローを示すフローチャートである。
第1の実施の形態では、OLTが割当最適化部を備える構成について説明した。しかし、OLT外部の上位制御装置が、割当最適化部を備える構成とすることもできる。そこで、第2の実施の形態として、上位制御装置が割当最適化部を備える構成について説明する。なお、第2の実施の形態は、上位制御装置が割当最適化部を備える点で第1の実施の形態と異なる。これ以外の構成については、上述した第1の実施の形態と同様であるため、共通する構成要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
15:TDM-PON
100:上位制御装置
200:OLT
210:合分波部
220:光送信部
230:OLT-MAC
231:信号生成部
232:信号読取部
233:同期状態判別手段
234:割当時刻最適化手段
235:割当回数最適化手段
236:DBA計算手段
237:タイムスロット制御手段
238:割当最適化部
239:割当制御部
240:上位送受信部
250:光受信部
300:光カプラ
400:ONU
410:合分波部
420:光送信部
430:ONU-MAC
431:信号生成部
432:バッファ部
433:モニタ部
434:時刻モニタ手段
435:待ち時間モニタ手段
440下位送受信部
450:光受信部
500:BBU
600:RRH
700:ユーザ端末
800:IoT端末収容装置
900:IoT端末
Claims (6)
- 光アクセスネットワークにおいて、複数の加入者側装置と接続される局側装置であって、
信号読取部と割当最適化部とを備え、
前記信号読取部は、上り制御信号に含まれる、上りデータが加入者側装置に到着した時刻を示す到着時刻情報、及び加入者側装置に到着した上りデータが加入者側装置から送信されるまでの待ち時間を示す待ち時間情報を読み取り、
前記割当最適化部は、同期状態判別手段、割当時刻最適化手段及び割当回数最適化手段を含み、
前記同期状態判別手段は、前記到着時刻情報に基づき、各加入者側装置と各加入者側装置の下位接続装置との同期状態を、毎動的帯域割当(DBA:Dynamic Bandwidth Allocation)周期において、1DBA周期内の共通の時刻に上りデータが加入者側装置に到着する完全同期、毎DBA周期において、1DBA周期内の共通の時間帯の、ランダムな時刻に上りデータが加入者側装置に到着する準同期、又は毎DBA周期において、1DBA周期全体の時間帯に渡って、ランダムな時刻に上りデータが加入者側装置に到着する非同期に判別し、
前記割当時刻最適化手段は、完全同期の加入者側装置に対して、前記到着時刻情報及び前記待ち時間情報に基づいて、上りデータの待ち時間が、該上りデータに係るサービスの種類に応じた許容遅延時間内に収まるように、割当帯域を割り当てる割当時刻を決定し、
前記割当回数最適化手段は、準同期の加入者側装置に対して、前記到着時刻情報に基づいて割当帯域を割り当てる割当時間帯を決定し、かつ前記待ち時間情報に基づいて、上りデータの待ち時間が、該上りデータに係るサービスの種類に応じた許容遅延時間内に収まるように、前記割当時間帯において割当帯域を割り当てる割当回数を決定し、
前記割当回数最適化手段は、非同期の加入者側装置に対して、前記待ち時間情報に基づいて、上りデータの待ち時間が、該上りデータに係るサービスの種類に応じた許容遅延時間内に収まるように、1DBA周期全体の時間帯に渡って、割当帯域を割り当てる割当回数を決定する
ことを特徴とする局側装置。 - 光アクセスネットワークにおいて、複数の加入者側装置と接続される局側装置であって、
信号読取部を備え、かつ割当最適化部を備える、当該局側装置外部の上位制御装置と接続され
前記信号読取部は、上り制御信号に含まれる、上りデータが加入者側装置に到着した時刻を示す到着時刻情報、及び加入者側装置に到着した上りデータが加入者側装置から送信されるまでの待ち時間を示す待ち時間情報を読み取り、
前記割当最適化部は、同期状態判別手段、割当時刻最適化手段及び割当回数最適化手段を含み、
前記同期状態判別手段は、前記到着時刻情報に基づき、各加入者側装置と各加入者側装置の下位接続装置との同期状態を、毎DBA周期において、1DBA周期内の共通の時刻に上りデータが加入者側装置に到着する完全同期、毎DBA周期において、1DBA周期内の共通の時間帯の、ランダムな時刻に上りデータが加入者側装置に到着する準同期、又は毎DBA周期において、1DBA周期全体の時間帯に渡って、ランダムな時刻に上りデータが加入者側装置に到着する非同期に判別し、
前記割当時刻最適化手段は、完全同期の加入者側装置に対して、前記到着時刻情報及び前記待ち時間情報に基づいて、上りデータの待ち時間が、該上りデータに係るサービスの種類に応じた許容遅延時間内に収まるように、割当帯域を割り当てる割当時刻を決定し、
前記割当回数最適化手段は、準同期の加入者側装置に対して、前記到着時刻情報に基づいて割当帯域を割り当てる割当時間帯を決定し、かつ前記待ち時間情報に基づいて、上りデータの待ち時間が、該上りデータに係るサービスの種類に応じた許容遅延時間内に収まるように、前記割当時間帯において割当帯域を割り当てる割当回数を決定し、
前記割当回数最適化手段は、非同期の加入者側装置に対して、前記待ち時間情報に基づいて、上りデータの待ち時間が、該上りデータに係るサービスの種類に応じた許容遅延時間内に収まるように、1DBA周期全体の時間帯に渡って、割当帯域を割り当てる割当回数を決定する
ことを特徴とする局側装置。 - 光アクセスネットワークにおいて、請求項1又は2に記載の局側装置と接続される加入者側装置であって、
バッファ部とモニタ部と信号生成部とを備え、
前記バッファ部には、上りデータが入力され、かつ前記バッファ部は、上りデータを一時的に蓄積した後、上りデータを出力し、
前記モニタ部は、時刻モニタ手段及び待ち時間モニタ手段を含み、
前記時刻モニタ手段は、上りデータが前記バッファ部に入力された時刻を、到着時刻情報として取得し、
前記待ち時間モニタ手段は、上りデータが前記バッファ部に入力されてから出力されるまでの時間を、待ち時間情報として取得し、
前記信号生成部は、前記到着時刻情報及び前記待ち時間情報を含む上り制御信号を生成する
ことを特徴とする加入者側装置。 - 請求項1又は2に記載の局側装置及び請求項3に記載の加入者側装置を備えて構成される光アクセスネットワーク。
- 光アクセスネットワークにおいて、複数の加入者側装置と接続される局側装置が備える割当最適化部、又は該局側装置と接続された上位制御装置が備える割当最適化部が実行する、
各加入者側装置から送られる上り制御信号から読み取った、上りデータが加入者側装置に到着した時刻を示す到着時刻情報に基づき、各加入者側装置と該各加入者側装置の下位接続装置との同期状態を、毎DBA周期において、1DBA周期内の共通の時刻に上りデータが加入者側装置に到着する完全同期、毎DBA周期において、1DBA周期内の共通の時間帯の、ランダムな時刻に上りデータが加入者側装置に到着する準同期、又は毎DBA周期において、1DBA周期全体の時間帯に渡って、ランダムな時刻に上りデータが加入者側装置に到着する非同期に判別する過程と、
前記判別する過程において完全同期と判定された加入者側装置に対して、前記到着時刻情報、及び前記上り制御信号から読み取った、加入者側装置に到着した上りデータが加入者側装置から送信されるまでの待ち時間を示す待ち時間情報に基づいて、上りデータの待ち時間が、該上りデータに係るサービスの種類に応じた許容遅延時間内に収まるように、割当帯域を割り当てる割当時刻を決定する過程と、
前記判別する過程において準同期と判定された加入者側装置に対して、前記到着時刻情報に基づいて割当帯域を割り当てる割当時間帯を決定し、かつ前記待ち時間情報に基づいて、上りデータの待ち時間が、該上りデータに係るサービスの種類に応じた許容遅延時間内に収まるように、前記割当時間帯において割当帯域を割り当てる割当回数を決定する過程と、
前記判別する過程において非同期と判定された加入者側装置に対して、前記待ち時間情報に基づいて、上りデータの待ち時間が、該上りデータに係るサービスの種類に応じた許容遅延時間内に収まるように、1DBA周期全体の時間帯に渡って、割当帯域を割り当てる割当回数を決定する過程と
を含むことを特徴とする帯域割当方法。 - 前記判別する過程は、
各加入者側装置の前記到着時刻情報に基づき、各加入者側装置について、上りデータの到着時刻の移動平均値を算出する第1過程と、
前記移動平均値に基づき、各加入者側装置について、上りデータの到着時刻の標準偏差を算出する第2過程と、
前記移動平均値及び前記標準偏差に基づき、各加入者側装置について、上りデータの到着時刻の変動係数を算出する第3過程と、
各加入者側装置の前記到着時刻情報に基づき、各加入者側装置における上りデータの到着時刻の、最小値及び最大値を取得する第4過程と、
各加入者側装置についての前記変動係数と、前記到着時刻情報に基づく上りデータの到着時刻分布を観測することによって決定される閾値とを比較する第5過程と、
前記第5過程において、前記変動係数が前記閾値よりも大きいと判定された加入者側装置について、上りデータの到着時刻の最小値から最大値までの時間と、1DBA周期に相当する時間とを比較する第6過程と
を含み、
前記第4過程は、前記第5過程よりも前のいずれかのタイミングで実行され、
前記第5過程において、前記変動係数が前記閾値よりも大きいと判定された加入者側装置を、完全同期の加入者側装置と判定し、
前記第6過程において、上りデータの到着時刻の最小値から最大値までの時間と、1DBA周期に相当する時間とが同等でないと判定された加入者側装置を、準同期の加入者側装置と判定し、
前記第6過程において、上りデータの到着時刻の最小値から最大値までの時間と、1DBA周期に相当する時間とが同等であると判定された加入者側装置を、非同期の加入者側装置と判定する
をことを特徴とする請求項5に記載の帯域割当方法。
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