JP2006245992A - 通信装置、通信方法、およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 通信装置において、バッファメモリに残っているデータの量に対応するデータ量情報と、前記データを前記バッファメモリに格納した時刻に対応する時刻情報とを求めるデータカウンタと、前記データカウンタで求められたデータ量情報と時刻情報を、前記バッファメモリを介する通信を制御する通信制御手段に通知する通知手段と、を備えた。
【選択図】 図2
Description
特許文献1に開示された従来の通信装置では、低遅延サービスクラスの最大遅延時間の抑制と、通常遅延サービスクラスの高い帯域利用効率の確保とを同時に実現するために、低遅延サービスクラスから順に帯域を割り当てた後、遅延の最大値を定義しない通常遅延サービスクラスの帯域を割り当てる。
以下、実施の形態1について説明する。
図1は、この発明の実施の形態1による通信装置を用いるネットワークシステムを示す構成図である。
図1において、ネットワークシステムは、単一の局側通信装置1と、複数の加入者終端装置2〜4から構成されており、局側通信装置1に接続された光ファイバ5は光分岐部6にて複数のファイバ7a,7b,7cに分岐され、それぞれが各加入者終端装置2〜4に接続され、PONシステムとして構成されている。また、局側通信装置1にはネットワーク8が接続され、加入者終端装置2には端末装置9が接続されている。なお、図1では加入者終端装置2のみに端末装置9が接続されているが、加入者端末装置3、4でも同様の構成が可能である。
図2において、端末装置から入力されたパケットデータはデータ受信部11で受信され、データ受信部11は受信したパケットデータをバッファメモリ部12に格納する。また、時刻カウンタ部18は加入者終端装置2内の時間を管理すると共に、所定時間を単位とする時間閾値を設定可能であり、この時間閾値が満了すると、データカウンタ部13に対して時間閾値満了を通知する機能を具備する。データカウンタ部13は、時刻カウンタ部18により周期的に通知される度にバッファメモリ部12に格納されているデータ量(残っている総データ量)をカウントすると共に、制御信号生成部14から通知されたタイミングでバッファメモリ部12に格納されているデータ量(残っている総データ量)をカウントする。通知手段としての制御信号生成部14は、送信タイミング調整部15からの制御信号送信要求により、データカウンタ部13においてカウントされたデータ量を基に局側通信装置1に対して帯域を要求するための制御信号を生成する。送信制御手段としての送信タイミング調整部15は、局側通信装置1からの送信許可制御信号を受信し、送信許可信号に含まれるデータ送信許可情報、および制御信号送信許可情報を基に、バッファメモリ部12、及び制御信号生成部14に対して送信要求を行なう。この際、バッファメモリ部12はFIFO(First In First Out)の順でデータを出力する。データ送信部16は、バッファメモリ部12及び制御信号生成部14からのデータを局側通信装置1に対して送信する。このように加入者終端装置2は、制御信号を送信することによって要求データ量を局側通信装置1に通知する機能と、端末装置9から入力されたパケットデータを出力する機能を有する。
図3において、ある時刻から次の時刻までの間にバッファメモリ部12へ入力されたデータをグループ化する様子を示している。先ず、データカウンタ部13は時刻Tにおいてバッファ内データ量(バッファメモリに残っているデータの総データ量)をカウントする。時刻カウンタ部18において、時間閾値が満了して時刻T+1になるとデータカウンタ部13は現在のバッファ内データ量をカウントし、時刻Tでカウントした量を引いた残りのデータ量を時刻T〜時刻T+1でカウントされたデータ量として記録する。同様に時刻T+2になると、データカウンタ部13は現在のバッファ内データ量をカウントし、これまでにカウントしているデータ量を引いた残りのデータ量を時刻T+1〜時刻T+2でカウントされたデータ量として記録する。
また、局側通信装置1に対して制御信号を送信する場合には、データカウンタ部13で管理しているデータ量を、局側通信装置1へ通知する。
また、図6は、この発明の実施の形態1による通信装置の動作を説明するための動的帯域割当方式のアルゴリズムを示すフロー図である。
図6において、割当判定部22は、まず、遅延優先割当判定を行う加入者終端装置#nを選択し(S26)、要求データ量収集部21が保持しているデータ量に対して、帯域調整部23から予め設定された判定順で順次割当判定を行う。この割当判定は、割当量の合計が予め決められた1周期の帯域割当量を超えないかどうかを判定する(S27)。割当判定部22が割当可能であると判定した場合(S27のNO)、加入者終端装置#nに対して割当許可を行うため、送信許可信号生成部24に対して要求データ量を送信許可量として通知する(S28)。割当判定部22が割当不可であると判定した場合(S27のYES)、および全加入者に対して割当判定が完了した場合(S29のYES)、割当判定を終了する。送信許可信号生成部24は割当判定部22から通知された送信許可量を示した送信許可信号を生成し、制御信号送信部25を介して加入者終端装置2〜4へ送信する(S30)。また、帯域調整部23では、割当判定部22において割当可能と判定されたデータ量と各加入者終端装置2〜4の契約帯域に基づいて、次の割当判定を行う順番を決定する(S31)。
以下、実施の形態2について説明する。
この発明の実施の形態2による通信装置を用いるネットワークシステムの構成は、図1のものと同様である。
図7は、この発明の実施の形態2による加入者終端装置を示す構成図である。
図7において、加入者終端装置2aの時間閾値設定部19は局側通信装置から時間閾値設定要求を受信し、時刻カウンタ部18に対して時間閾値設定要求により要求された所定時間を単位とする時間閾値を設定する。時刻カウンタ部18は、時間閾値設定部19により設定された時間閾値をカウントし、この時間閾値が満了すると、データカウンタ部13に対して時間閾値満了を通知する機能を具備する。その他の構成は、図2に示す実施の形態1における加入者終端装置2の構成と同様であるため、説明は省略する。
2、2a 加入者終端装置
12 バッファメモリ部
13 データカウンタ部
14 制御信号生成部
15 送信タイミング調整部
19 時間閾値設定部
22 割当判定部
26 要求データ量時間閾値調整部
Claims (12)
- バッファメモリに残っているデータの量に対応するデータ量情報と、前記データを前記バッファメモリに格納した時刻に対応する時刻情報とを求めるデータカウンタと、
前記データカウンタで求められたデータ量情報と時刻情報を、前記バッファメモリを介する通信を制御する通信制御手段に通知する通知手段と、
を備えたことを特徴とする通信装置。 - 前記通知手段は、前記データカウンタで求められたデータ量情報と時刻情報を、前記バッファメモリを介する通信のための通信帯域を割り当てる前記通信制御手段としての帯域割り当て手段に通知し、
前記通知手段で通知されたデータ量情報と時刻情報に基づいて前記帯域割り当て手段により割り当てられた通信帯域を用いて、前記バッファメモリに残っているデータの送信を制御する送信制御手段と、
を備えたことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。 - バッファメモリに残っているデータの量に対応するデータ量情報と、前記データを前記バッファメモリに格納した時刻に対応する時刻情報の通知を受け、この通知されたデータ量情報と時刻情報に基づいて、前記バッファメモリを介する通信のための通信帯域を割り当てる帯域割り当て手段と、
を備えたことを特徴とする通信装置。 - 前記バッファメモリはFIFO(First In First Out)であり、所定の時刻毎に前記バッファメモリに残っているデータの総データ量がカウントされ、この所定の時刻毎にカウントされた総データ量と、前記バッファメモリから出力されたデータの出力データ量とに基づいて、前記所定の時刻の間隔内に前記バッファメモリに格納されたデータであり、前記バッファメモリに残っているデータの量に対応するデータ量情報と、前記所定の時刻の間隔に対応する前記時刻情報としての時刻間隔情報とが求められることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の通信装置。
- 前記通信帯域が、所定の遅延時間を越えた時刻情報に対応するデータに優先的に割り当てられることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の通信装置。
- 前記バッファメモリに残っているデータにおける最大の遅延時間に基づいて、前記所定の時刻の間隔が変更されることを特徴とする請求項4に記載の通信装置。
- 前記バッファメモリを介する通信の負荷に基づいて、前記所定の時刻の間隔が変更されることを特徴とする請求項4に記載の通信装置。
- バッファメモリに残っているデータの量に対応するデータ量情報と、前記データを前記バッファメモリに格納した時刻に対応する時刻情報とを求めるデータカウントステップと、
前記データカウントステップで求められたデータ量情報と時刻情報を、前記バッファメモリを介する通信を制御する通信制御ステップのために通知する通知ステップと、
を備えたことを特徴とする通信方法。 - 前記通知ステップは、前記データカウントステップで求められたデータ量情報と時刻情報を、前記バッファメモリを介する通信のための通信帯域を割り当てる前記通信制御ステップとしての帯域割り当てステップのために通知し、
前記通知ステップで通知されたデータ量情報と時刻情報に基づいて前記帯域割り当てステップにより割り当てられた通信帯域を用いて、前記バッファメモリに残っているデータの送信を制御する送信制御ステップと、
を備えたことを特徴とする請求項8に記載の通信方法。 - バッファメモリに残っているデータの量に対応するデータ量情報と、前記データを前記バッファメモリに格納した時刻に対応する時刻情報の通知を受け、この通知されたデータ量情報と時刻情報に基づいて、前記バッファメモリを介する通信のための通信帯域を割り当てる帯域割り当てステップと、
を備えたことを特徴とする通信方法。 - 前記バッファメモリはFIFO(First In First Out)であり、所定の時刻毎に前記バッファメモリに残っているデータの総データ量がカウントされ、この所定の時刻毎にカウントされた総データ量と、前記バッファメモリから出力されたデータの出力データ量とに基づいて、前記所定の時刻の間隔内に前記バッファメモリに格納されたデータであり、前記バッファメモリに残っているデータの量に対応するデータ量情報と、前記所定の時刻の間隔に対応する前記時刻情報としての時刻間隔情報とが求められることを特徴とする請求項8〜請求項10のいずれかに記載の通信方法。
- 請求項8〜請求項11のいずれかに記載の通信方法を電子計算機に実行させるプログラム。
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