JP4957758B2 - Ponシステムとその宅側装置 - Google Patents

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Description

本発明は、PON(Passive Optical Network)システムと、このシステムを構成する宅側装置に関する。
局側装置と、これに接続された光ファイバから光カプラ等の受動的光分岐ノードを介して複数の光ファイバに分岐した構成を成す光ファイバ網と、分岐した光ファイバの終端にそれぞれ接続された宅側装置とを含むPONシステムが既に実施されている。
このPONシステムの局側装置は、上り信号の干渉を防止するため、複数の宅側装置に対して時分割で上り方向の帯域を動的に割り当てている。従って、通信路によって定まっている上り信号の通信帯域は、この時分割の仕方に応じて各宅側装置に対して動的に割り当てられることとなる。
具体的には、局側装置は、各宅側装置から予め上り方向に送出したいデータ量が記された帯域要求用の制御フレーム(レポート:リクエストともいう。)を受け、このレポートに記された要求帯域(リクエスト値)に基づいて各宅側装置に割り当てるべき帯域を決定し、送信許可帯域の通知(グラント)を行うための制御フレーム(ゲート)を送出する。
このグラントのためのゲートフレームには、上りの送信開始時刻と送信許可長(時間相当値)とが記されているので、各宅側装置は、ゲートフレームに記された所定時間において所定量のデータを上り方向に送出することができる(例えば、特許文献1参照)。
複数の宅側装置からの帯域要求(レポート)に対して、局側装置がどのように帯域を割り当てるかについては、すなわち、局側装置が行う上り方向の動的帯域割当方法としては、1つの宅側装置からレポートが届くごとに当該宅側装置に随時帯域を割り当てる、分散型DBA(Dynamic Bandwidth Allocation:動的帯域割当)と、複数の宅側装置からレポートを集中的に集めておき、集めた各レポートに基づいて複数の宅側装置に対する帯域割当を総合的に行う、集中型DBAとがある。
上記2種類の動的帯域割当方法のうち、集中型DBAは、換言すると、複数の宅側装置から集めたレポートに基づいて、次回のグラント周期(動的帯域割当のサイクル長)内に局側装置が受信する各宅側装置の上りデータの帯域割当を総合的に実施し、次回分のレポートと上りデータとの送信時間を、局側装置が各宅側装置にそれぞれグラントするものである。
この集中型DBAにおいて、遅延の最大値を定めた低遅延クラスと、その定めのない通常遅延クラスとにサービスクラスを分け、低遅延クラスの帯域割当周期を通常遅延クラスのそれよりも小さく設定して、低遅延と帯域の有効活用を両立させる場合がある。
このようなサービスクラスを分ける方法として、宅側装置が送信するレポートに記されている2つのリクエスト値のいずれかを選択して局側装置が帯域割当を行う方式(以下、「複数リクエスト方式」という。)がある。
この方式に対応する宅側装置では、優先的な帯域割当をリクエストするための優先リクエスト値と、これより大きいリクエスト値(通常は、1回のグラント周期で上り送信させたい最大のデータ量)とを1つのレポートに記し、このレポートを局側装置に送信するようになっている(非特許文献1及び特許文献2参照)。
特開2004−129172号公報 特許第4244746号公報
「GE−PONに適した動的帯域割当アルゴリズム」(吉原修、太田憲行、三鬼準基) 信学技報 TECHNICAL ROPORT OF IEICE,NS2002-17(2002-04)
上記非特許文献1では、MACフレームの最小データサイズを上限(閾値)とした上りバッファ量を、優先リクエスト値とするように記載されているが、その上限を具体的にどうように定めればよいのかについては規定されていない。
この場合、優先リクエスト値としてMACフレームの1つ相当分が確保されるが、上限(閾値)の取り方によっては輻輳時での最大遅延が保証されないことがある。このため、遅延に対する要求条件が厳しいサービスのトラフィック量が多い場合に遅延が発生し易くなり、QoS(Quality of Service)を確保できないという欠点がある。
これに対して、上記特許文献2では、前回のリクエスト値がゼロでないアクティブな宅側装置の数に基づいて、優先リクエスト値を決めるための閾値を動的に変化させることにより、遅延を一定以内に抑えつつ、データ送信が必要な宅側装置に対して大きな閾値を設定可能にしている。
しかし、この方法では、アクティブな宅側装置の数によって閾値を動的に変化させるので、条件によっては閾値を頻繁に変更せねばならない。このため、局側装置による動的帯域割当の情報処理量が多くなり、高価なプロセッサが必要になるという欠点がある。
本発明は、上記従来の問題点に鑑み、最大遅延保証帯域に基づく閾値を宅側装置に固定的に保持させることにより、高価なプロセッサを使用しなくてもQoSを有効かつ安価に確保できるPONシステムとその宅側装置を提供することを目的とする。
(1) 本発明のPONシステムは、複数の宅側装置と、この宅側装置が送信するレポートに記された複数のリクエスト値のいずれかを選択して上り送信についての動的帯域割当を行う局側装置と、を備えたPONシステムであって、前記宅側装置は、上り方向の最大遅延保証帯域、上り送信レート及び前記動的帯域割当のサイクル長に基づいて算出された閾値を、他の宅側装置の接続台数やリクエスト値とは無関係に固定的に保持する閾値保持部と、複数の前記リクエスト値のうち優先的な帯域割当をリクエストするための優先リクエスト値を、前記閾値以下の範囲で決定するリクエスト処理部と、を有することを特徴とする。
本発明のPONシステムによれば、上記閾値保持部が、上り方向の最大遅延保証帯域、上り送信レート及び動的帯域割当のサイクル長に基づいて算出された閾値を保持し、上記リクエスト処理部が、その閾値以下の範囲で優先リクエスト値を決定するので、他の宅側装置の接続台数やトラフィックに関係なく各宅側装置について最大遅延を保証でき、QoSが有効に確保される。
また、閾値保持部が、上記閾値を他の宅側装置の接続台数やリクエスト値とは無関係に固定的に保持するので、この閾値を動的に変更する場合に比べて、局側装置が行う動的帯域割当の情報処理量を少なくでき、高価なプロセッサが不要になる。
(2) 本発明のPONシステムにおいて、前記局側装置が、前記宅側装置ごとに前記閾値を算出する場合には、当該宅側装置からの登録要求時から上りユーザフレームの中継開始時までの期間中に、算出された前記閾値を制御フレームによって前記宅側装置に通知することが好ましい。
その理由は、上記期間中であれば、宅側装置の運用前に閾値を通知できるからである。
(3) もっとも、宅側装置の運用中であっても、前記局側装置は、前記閾値の算出に必要なパラメータの値が変更された場合には、その変更後の値に基づいて前記閾値を新たに算出し、新たに算出された前記閾値を前記制御フレームによって前記宅側装置に通知することが好ましい。
この場合、パラメータの値の変更時以外は局側装置が閾値を再計算する必要がないので、局側装置のプロセッサの負荷が少なくて済むという利点がある。
(4) 本発明のPONシステムにおいて、前記局側装置は、前記宅側装置からの登録要求時から上りユーザフレームの中継開始時までの期間中に、前記宅側装置が前記閾値を算出するのに必要なパラメータを制御フレームによって前記宅側装置に通知することにしてもよい。
この場合、前記宅側装置に、上記期間中に通知された前記パラメータを用いて前記閾値を算出する閾値算出部を設けることにより、宅側装置の運用前に閾値を算出することができる。
(5) もっとも、宅側装置の運用中であっても、前記局側装置は、前記宅側装置が前記閾値を算出するのに必要な前記パラメータの値が変更された場合には、その変更後の値を前記制御フレームによって前記宅側装置に通知することが好ましい。
この場合、前記宅側装置の前記閾値算出部は、通知された変更後の前記パラメータの値を用いて前記閾値を算出することができる。
また、この場合、パラメータの値の変更時以外は宅側装置が閾値を再計算する必要がないので、宅側装置のプロセッサの負荷が少なくて済むという利点がある。
(6) 本発明のPONシステムにおいて、前記宅側装置は、算出された前記閾値が上り方向フレームの最大長よりも小さい場合には、その最大長を、前記優先リクエスト値を定めるための前記閾値として採用することが好ましい。
この場合、例えば、フレーム長の大きいデータが1フレームだけのときでも、大きな遅延が発生するのを未然に防止することができる。
(7) 本発明の宅側装置は、本発明のPONシステムに使用する宅側装置であって、前記閾値保持部と前記リクエスト処理部とを備えていることを特徴とする。このため、本発明の宅側装置は、本発明のPONシステムと同様の作用効果を奏する。
以上の通り、本発明によれば、複数リクエスト方式の動的帯域割当を行うPONシステムにおいて、宅側装置が優先リクエスト値を決定するための閾値として最大遅延保証帯域に基づく閾値を採用し、この閾値を宅側装置に固定的に保持させるようにしたので、高価なプロセッサを使用しなくてもQoSを有効に確保することができる。
マルチレートPONシステムの一例を示す接続図である。 上り送信レートが異なる上り送信の時分割による波形図である。 局側装置の内部機能を示すブロック図である。 宅側装置の内部機能を示すブロック図である。 レポート及びゲートのフレーム構成例を示す図である。 局側装置と任意の1台の宅側装置との間の処理の流れを示す図である。 一般的な集中型DBAを示すシーケンス図である。 宅側装置の上りバッファのデータ蓄積状態を示す概念図である。
〔システムの全体構成〕
図1は、本発明に係るPONシステムの概略構成図である。
図1において、局側装置1は、複数の宅側装置2〜4に対する集約局として設置されており、各宅側装置2〜4はそれぞれPONシステムの加入者宅に設置されている。
局側装置1に接続された1本の光ファイバ5は、受動的光分岐ノードの一種である光カプラ6を介して分岐する複数の光ファイバ(支線)7〜9とともに光ファイバ網を構成しており、分岐した光ファイバ7〜9の終端にそれぞれ宅側装置2〜4が接続されている。
局側装置1は上位ネットワーク11と接続され、宅側装置2〜4はそれぞれのユーザネットワーク12〜14と接続されている。
なお、図1では3個の宅側装置2〜4を示しているが、1つの光カプラ6から例えば32分岐して32個の宅側装置を接続することが可能である。また、図1に示す接続例では、光カプラ6を1個だけ使用しているが、分岐数の少ない光カプラを縦列に複数段配置することにより、広い地域に分散している宅側装置を短い光ファイバで局側装置1と接続することもできる。
図1に示すシステム構成では、各宅側装置2〜4は、局側装置1への上り方向の最大の送信レート(以下、「上り送信レート」という。)が互いに異なっており、それぞれ、1Gbps,2Gbps,10Gbpsになっている。従って、本実施形態のPONシステムでは、1GbpsのGE(Gigabit Ethernet:Ethernetは登録商標)−PONをベースとして、更に2Gbpsの上り信号及び10Gbpsの上り信号が、例えば図2に示すように、時分割多重化されて局側装置1に送信される。
なお、本実施形態において、図1に示す、上り送信レートが異なる宅側装置2〜4が混在収容されたPONシステムを、「マルチレートPONシステム」という。
1Gbpsの宅側装置2のアクセス制御は、基本的にGE−PONの通信方式に則って行われる。すなわち、レポートR(宅側装置2が帯域要求するための制御フレーム:「リクエスト」ともいう。)には、宅側装置2が局側装置1に送りたいデータ量を2バイト単位で記し、ゲートG(局側装置1が送信許可を与える制御フレーム)には、局側装置1が2バイト単位の送信許可長と送信開始時刻を記すようになっている。
局側装置1と宅側装置2〜4の時刻は、所定の時間単位(TQ:Time Quanta =16ns)ごとにインクリメントされるカウンタ(図示せず。)で表現され、PONシステム内で同期がとられている。なお、他の宅側装置3,4においても同様である。
また、本実施形態のPONシステムでは、例えばIP電話等の低レイテンシが要求される通信サービスに対応するための上限付きバッファ量(優先リクエスト値R2)を含む複数の2つのリクエスト値R1,R2(3つ以上でもよい。)を、宅側装置2〜4が1つのレポートRに記し、いずれかのリクエスト値R1,R2を選択して局側装置1が帯域割当を行う、複数リクエスト方式を採用している。
従って、各宅側装置2〜4は、優先リクエスト値R2決定用の閾値Thをそれぞれ保持しているが、この閾値Thの算出及び設定方法については後述する。
〔局側装置の構成〕
図3は、本実施形態の局側装置1の内部機能を示すブロック図である。
図3において、局側装置1は、上位ネットワーク11から宅側装置2〜4への下り信号処理用として、上位ネットワーク11からの信号を受信する受信部101と、受信した信号を一時記憶するバッファ102と、バッファ102に一時記憶された信号を宅側装置2〜4へ送信する送信部103とを備えている。
また、局側装置1は、宅側装置2〜4から上位ネットワーク11への上り信号処理用として、宅側装置2〜4からの信号を受信する受信部104と、受信した信号を一時記憶するバッファ105と、バッファ105に一時記憶された信号を上位ネットワーク11へ送信する送信部106とを備えている。
更に、局側装置1は、自身が管理する各宅側装置2〜4に対する動的帯域割当を実行する動的帯域割当部107を備えている。
この動的帯域割当部107は、リクエスト受信部108と、算出部109と、割当実行部110と、グラント送信部112と、記憶部113とを有する。
記憶部113は、全ての宅側装置2〜4の上り送信レート(図1の例では、1Gbps,2Gbps,10Gbps)と、その宅側装置2〜4の最大遅延保証帯域(図1の例では、B1〜B3)とを所定の参照テーブルに記憶している。また、記憶部113は、動的帯域割当のサイクル長であるグラント周期Tを記憶している。
図5(a)は、宅側装置2〜4が送信するレポートRのフレーム構成例を示す図であり、図5(b)は、局側装置1が送信するゲートGのフレーム構成例を示す図である。
図5(a)に示すように、宅側装置2〜4のレポートRには、1つのレポートRで帯域要求するデータ量(リクエスト値R1,R2)が2種類(本実施形態では、「Number of queue sets」)あり、それぞれ16ns単位の数値で表される。
この2種類のリクエスト値R1,R2のうち、大きい方の第1リクエスト値R1は、1回のグラント周期で上り送信可能な最大のデータサイズを上限とした、MACフレーム(イーサネットフレーム)を分割しない最大データ量を表すものである。
他方、第2リクエスト値(優先リクエスト値)R2は、第1リクエスト値R1未満のデータ量を記すためのものであり、1回のグラント周期で最大遅延保証帯域B1〜B3に相当するデータ量を上限とした、MACフレームを分割しない最大のデータ量(上りバッファに溜まっている最大の蓄積量)が記される。なお、これらのリクエスト値R1,R2の決定方法については、後述する。
一方、図5(b)に示すように、局側装置1が送信するゲートGにおいては、各宅側装置2〜4に対する送信許可長(時間相当値)が16ns単位の数値で表される(図5(b)の Grant ♯1〜♯4参照)。
局側装置1のゲートGには、一般にフラグフィールド(図5(b)の「Number of grants/Flags」)と呼ばれるデータ領域が含まれている。このフラグフィールドは、局側装置1が送信するゲートフレームの種類を宅側装置2〜4が識別する識別子であり、例えば、局側装置1は、宅側装置2〜3にレポートRを送信させたい場合には、このフラグフィールドの該当ビットを1にする。かかるレポートRの送信を強制するフラグフィールドを「フォースレポート」という。
図3に戻り、本実施形態の局側装置1において、宅側装置2〜4が上り方向に送出したいデータ量(2つのリクエスト値R1,R2を含む。)が記されたレポートRは、受信部104及びバッファ105を経て動的帯域割当部107のリクエスト受信部108に受信され、算出部109に渡る。
算出部109は、記憶部113に記憶されている宅側装置2〜4の上り送信レートと最大遅延保証帯域B1〜B3とを参照し、各宅側装置2〜4への割当累積量が最大遅延保証帯域B1〜B3を上り送信レートで除した値の比に近づくように、割り当て優先度を算出する。
次に、動的帯域割当部107の割当実行部110は、まず、各宅側装置2〜4について第2リクエスト値(優先リクエスト値)R2を用いた帯域割当を実行し、これによって余剰帯域が生じた場合に、優先度が高い宅側装置2〜4から順に、第2リクエスト値R2の代わりに第1リクエスト値R1を用いた帯域割当を行って、送信開始時刻と時間相当値の送信許可長とを含むゲートGを生成する。
この時間相当値の送信許可長が記載されたゲートGは、グラント送信部112により、バッファ102及び送信部103を介して、対応する宅側装置2〜4宛に送出される。このゲートGによる指示を受けた宅側装置2〜4は、当該ゲートGに記された送信開始時刻と送信許可長(時間)に基づいて上り方向にデータを送出する。
図6は、上記の動的帯域割当について、局側装置1と任意の1台の宅側装置2〜4との間で見た処理の流れを示す図である。
図6に示すように、局側装置1は、宅側装置2〜4からレポートR(2つのリクエスト値R1,R2を含む。)を受けた後、上り送信レートと最大遅延保証帯域とに基づく優先度の算出、その優先度に基づく帯域割当の実行、及びグラント生成を順次行い、宅側装置2〜4に時間相当量でのグラント送信を行う。
〔集中型DBAについて〕
ところで、前記した通り、宅側装置2〜4からの帯域要求(リクエスト)に対して局側装置1が行う動的帯域割当方法には、分散型DBAと集中型DBAとがあるが、本実施形態のPONシステムでは、動的帯域割当部107の割当実行部110は集中型DBAによる帯域制御を行う。
図7は、上記集中型DBAを示すシーケンス図である。
図7において、時間は左側から右側へ進行するものとしている。また、図7では、局側装置1による固定長の動作周期であるグラント周期を符号Tで表し、今回のグラント周期を符号Tc(添え字cは「current 」)で表し、次回のグラント周期をTn(添え字nは「next」)で表すものとする。
図7に示すように、集中型DBAでは、局側装置1は、今回のグラント周期Tcにおいて、宅側装置2〜4からのレポートRを最初にかためて受信し、各レポートRを受信し終わった時点で次サイクルの割当計算を開始する。
そして、局側装置1は、今回のグラント周期Tcでの計算結果を記した3つのゲートGを生成し、これらのゲートGをそれぞれ各宅側装置2〜4に送信して、次回分のレポートRとデータ(上りのユーザデータ)D用の帯域割当を各宅側装置2〜4に通知する。
すなわち、集中型DBAを行う局側装置1は、今回のグラント周期Tcに複数の宅側装置2〜4から集めたレポートRに基づき、次回のグラント周期Tn内に局側装置1が受信する各宅側装置2〜4の上りデータDの帯域割当を総合的に実施し、次回分のレポートRと上りデータDとの送信時間を、各宅側装置2〜4にそれぞれグラントする。
このさい、局側装置1は、各宅側装置2〜4が低レイテンシを維持して上り送信を行えるように、少なくとも優先リクエスト値R2をグラントする。
また、局側装置1は、優先リクエスト値R2を超えたデータ量については、その超えた帯域を要求する宅側装置2〜4の間で、前記割り当て優先度に応じて帯域が割り振られるように帯域制御を行う。
〔宅側装置の構成〕
図4は、本実施形態の宅側装置2の内部機能を示すブロック図である。
なお、図4において、実線の矢印は信号伝送方向を示し、破線の矢印は機能ブロック間におけるデータ参照方向を示している。
また、図4では、1つの宅側装置2のみの構成を示しているが、その他の宅側装置3,4についても同じ構成である。
図4に示すように、宅側装置2は、PON側からユーザネットワーク側(UNI側)への下り信号処理用として、PON側からの信号を受信するフレーム受信部201と、受信した信号を一時記憶して中継するフレーム中継部202と、一次記憶された信号のうちでユーザフレームをUNI側に送信するフレーム送信部203とを備えている。
また、宅側装置2は、UNI側からPON側への上り信号処理用として、UNI側からの信号を受信するフレーム受信部204と、受信した信号をその優先度に応じて振り分ける優先制御部205と、受信した信号を優先度ごとに一次記憶する上りフレームキュー206と、一次記憶された優先度ごとの信号の送信タイミングを設定するスケジューラ207と、PON側にフレームを送信するフレーム送信部208とを備えている。
上記フレーム中継部202に一次記憶された下り信号のうち、PON制御フレームであるゲート(ゲートフレーム)Gは、グラント処理部209に送られる。
グラント処理部209は、ゲートGによる指示に従ってPON側のフレーム送信部208を制御するものであり、受信したゲートGから局側装置1が決めた割当量を抽出し、自身が局側装置1にレポートした直近のリクエスト値R1,R2とに基づいて、局側装置1への送信内容を決定する。
また、宅側装置2は、局側装置1へのレポートRの送信を制御するリクエスト処理部210と、この処理部210でのデータ要求量を決定するための優先リクエスト値R2用の閾値Thを固定的に保持する、管理テーブルよりなる閾値保持部211とを備えている。
リクエスト処理部210は、上りフレームキュー206のエンキュー状況と、閾値保持部211に保持された閾値Thに基づいて2つのリクエスト値R1,R2を決定し、それらの各値R1,R2を1つのレポートRに記載する。
上記グラント処理部209は、フォースレポートであるゲートGから得た割当量と、リクエスト処理部210が生成した前回のレポートRの内容とに基づいて、レポートRのみをPON側のフレーム送信部208に送信させるか、ユーザデータDも一緒に送信させるかを決定する。
また、グラント処理部209は、フォースレポートではないゲートGから得た割当量に基づいて、優先リクエスト値R2分のみのデータ量を送信させるか、それ以上のデータ量を送信させるかを決定する。
〔宅側装置に対する閾値の設定方法〕
次に、前記閾値保持部211が固定的に保持する、優先リクエスト値R2を決定するための閾値Thの設定方法について説明する。
この閾値Thの設定方法には、(1)局側装置1が閾値Thを算出して宅側装置2に通知する場合と、(2)局側装置1が閾値Thの算出に必要なパラメータを宅側装置2に通知する場合の2つがある。以下、これらの場合に分けて説明する。
〔局側装置が閾値を算出する場合〕
この場合、局側装置1の前記算出部110は、次の式に従って閾値Th(=min_grant)を算出する。
min_grant = min_cycle_length×(bw_min / up_rate)
ここで、上記式において、「min_cycle_length」は動的帯域割当のサイクル長(グラント周期:TQ単位)であり、「bw_min」は宅側装置2〜4ごとの最大遅延保証帯域(Mbps)であり、「up_rate」は宅側装置2の上り送信レート(Mbps)である。
このように、局側装置1の算出部110は、宅側装置2〜4の上り方向の最大遅延保証帯域(bw_min)、上り送信レート(up_rate)及び動的帯域割当のサイクル長(min_cycle_length)に基づいて、優先リクエスト値R2を決定するための閾値Thを、宅側装置2〜4ごとに算出する。
なお、この閾値Thは、必ずしも上記式の右辺の値と厳密に一致している必要はなく、その右辺の値未満であってもよい。
局側装置1の算出部110が閾値Thを算出すると、グラント送信部112がその閾値ThをゲートGに記し、当該ゲートGを対応する宅側装置2〜4に送信する。
このゲートGによる閾値Thの通知は、当該宅側装置2〜4からの登録要求時から上りユーザフレームの中継開始時までの期間中に行われる。
また、宅側装置2〜4の運用中でも、局側装置1の算出部110は、閾値Thの算出に必要な上記パラメータ(min_cycle_length、bw_min又はup_rate )の値が変更された場合には、その変更後の値に基づいて閾値Thを新たに算出する。
そして、局側装置1のグラント送信部112は、新たに算出された閾値ThをゲートGに記し、当該ゲートGを対応する宅側装置2〜4に送信する。
なお、閾値Thを通知するための制御フレームは、上記ゲートGに限定されるものではなく、OAM(Operation Administration and Maintenance)やEAP(Extensible Authentication Protocol)等に基づくフレームでもよく、局側装置1が宅側装置2に向けて送信する管理フレームであれば特に限定されない。
一方、宅側装置2のフレーム中継部202は、閾値Thが記された上記ゲートGを受けると、そのゲートGを閾値算出部212に送る。
宅側装置2の閾値算出部212は、局側装置1が算出した閾値Thが、上り方向フレームの最大長(MACフレームの場合には、1522バイト)よりも小さい場合には、その最大長を、優先リクエスト値R2を定めるための閾値Thとして採用する。これにより、フレーム長の大きいデータが1フレームだけのときでも、大きな遅延が発生するのを未然に防止することができる。
〔宅側装置が閾値を算出する場合〕
この場合、局側装置1のグラント送信部112は、宅側装置2〜4が閾値Thを算出するのに必要なパラメータ、具体的には、宅側装置2〜4の最大遅延保証帯域(bw_min)と動的帯域割当のサイクル長(min_cycle_length)をゲートGに記し、当該ゲートGを対応する宅側装置2〜4に送信する。
各宅側装置2〜4は、自身の上り送信レート(up_rate )を把握しているので、これについてはゲートGに記す必要はない。
上記ゲートGの送信は、宅側装置2〜4からの登録要求時から上りユーザフレームの中継開始時までの期間中に行われるが、宅側装置2〜4の運用中でも、閾値Thの算出に必要な当該パラメータ(min_cycle_length又はbw_min)の値が変更された場合には、その変更後の値を記したゲートGが送信される。
なお、この場合も、OAMやEAP等に基づくフレームを用いて宅側装置2〜4にパラメータを通知することもできる。
一方、宅側装置2のフレーム中継部202は、閾値Thの算出に必要なパラメータが記された上記ゲートGを受けると、そのゲートGを閾値算出部212に送り、閾値算出部212は、次の式に従って自装置の閾値Th(=min_grant)を算出する。
min_grant = min_cycle_length×(bw_min / up_rate)
そして、宅側装置2の閾値算出部212は、自身が算出した閾値Thが、上り方向フレームの最大長(MACフレームの場合には、1522バイト)よりも小さい場合には、その最大長を、優先リクエスト値R2を定めるための閾値Thとして採用する。
〔リクエスト値の決定方法〕
図8は、上りフレームキュー206のデータ蓄積状態を示す概念図である。
図8において、f1〜f6は可変長フレーム(本実施形態では、可変長範囲が64〜1522byteであるイーサネットフレーム)を示している。また、図8の例では、上りバッファに6つの可変長フレームf1〜f6が蓄積されており、△印はそれらのフレームf1〜f6間の区切り(境目)を示している。
宅側装置2のリクエスト処理部210は、上りフレームキュー206内の可変長フレームf1〜f6の蓄積状態に基づいて、2つのリクエスト値R1,R2を決定する。
すなわち、図8に示す蓄積状態において、第2リクエスト値(優先リクエスト値)R2は、閾値保持部211に予め設定された閾値Th以下でかつこれに最も近い、可変長フレームf2の区切りに相当するデータ量である。
一方、第1リクエスト値R1は、宅側装置2が1回のグラント周期Tで上り送信したい最大のデータ量(図8の例ではバッファ総量)以下でかつこれに最も近い、可変長フレームf6の区切りに相当するデータ量になっている。
このように、本実施形態では、各リクエスト値R1,R2は、いずれも可変長フレームf2,f6の区切り(図8の△印)と一致するデータ量になっている。
従って、宅側装置2〜4のリクエスト値R1,R2を局側装置1(動的帯域割当部107の割当実行部110)がそのまま採用してゲートGを生成する動的帯域割当を行っても、可変長フレームf1〜f6を集合単位として、それらのフレームf1〜f6をグラント周期T内に効率よく配列することができる。
このため、可変長フレームf1〜f6がアライメントできずに、当該フレームf1〜f6がグラント周期Tに入らないという形での無駄時間の発生が抑制される。
〔本実施形態のPONシステムの効果〕
以上の通り、本実施形態のPONシステムによれば、各宅側装置2〜4が、上り方向の最大遅延保証帯域、上り送信レート及び動的帯域割当のサイクル長に基づいて算出された閾値Thを保持しており、その閾値Th以下の範囲で優先リクエスト値R2を決定するので、他の宅側装置の接続台数やトラフィックに関係なく各宅側装置2〜4について最大遅延を保証でき、QoSを有効に確保できる。
また、各宅側装置2〜4が、閾値保持部211において、閾値Thを他の宅側装置の接続台数やリクエスト値とは無関係に固定的に保持するので、この閾値Thを動的に変更する場合に比べて、局側装置1が行う動的帯域割当の情報処理量を少なくできる。このため、高価なプロセッサが不要になる。
このように、本実施形態では、複数リクエスト方式の動的帯域割当を行うPONシステムにおいて、宅側装置2〜4が優先リクエスト値R2用として最大遅延保証帯域に基づく閾値Thを採用し、この閾値Thを宅側装置2〜4に固定的に保持させるようにしたので、高価なプロセッサを使用しなくてもQoSを有効に確保することができる。
〔その他の変形例〕
今回開示した実施形態は本発明の例示であって制限的なものではない。本発明の権利範囲は、上記実施形態ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲とその構成と均等な意味及び範囲内での全ての変更が含まれる。
例えば、上記実施形態では、1Gbpsと2Gbpsと10Gbpsの3種類の上り送信レートがあるマルチレートPONの場合を例示したが、事後的なシステムの拡張に伴って、例えば20Gbpsの上り送信レートの宅側装置を追加することも可能である。
また、上記実施形態では、局側装置1の記憶部113(図3)がすべての宅側装置2〜4の上り送信レートと最大遅延保証帯域B1〜B3を記憶しているが、各宅側装置2〜4からのレポートRによって上り送信レートと最大遅延保証帯域B1〜B3とをその都度記憶し直すことにより、記憶部113での記憶を随時更新してもよい。
この場合、宅側装置2〜4の上り送信レートが変化しても、局側装置1はそれを把握することができる。また、レポートRに上り送信レートと最大遅延保証帯域B1〜B3の情報を記載するようにすれば、それらを記憶部113に記憶させる必要がなくなる。
更に、本発明は、マルチレートPONに限定されるものではなく、宅側装置2〜4の上り送信レートが1種類のみのPONシステムにも採用することができる。
1 局側装置
2〜4 宅側装置
210 リクエスト処理部
109 算出部
110 割当実行部
112 グラント送信部
211 閾値保持部
B1〜B3 最大遅延保証帯域
R1 第1リクエスト値
R2 第2リクエスト値(優先リクエスト値)
R レポート
G ゲート
D データ(上りのユーザデータ)

Claims (7)

  1. 複数の宅側装置と、この宅側装置が送信するレポートに記された複数のリクエスト値のいずれかを選択して上り送信についての動的帯域割当を行う局側装置と、を備えたPONシステムであって、
    前記宅側装置は、上り方向の最大遅延保証帯域、上り送信レート及び前記動的帯域割当のサイクル長に基づいて算出された閾値を、他の宅側装置の接続台数やリクエスト値とは無関係に固定的に保持する閾値保持部と、
    複数の前記リクエスト値のうち優先的な帯域割当をリクエストするための優先リクエスト値を、前記閾値以下の範囲で決定するリクエスト処理部と、を有することを特徴とするPONシステム。
  2. 前記局側装置は、前記宅側装置ごとに前記閾値を算出し、当該宅側装置からの登録要求時から上りユーザフレームの中継開始時までの期間中に、算出された前記閾値を制御フレームによって前記宅側装置に通知する請求項1に記載のPONシステム。
  3. 前記局側装置は、前記閾値の算出に必要なパラメータの値が変更された場合に、その変更後の値に基づいて前記閾値を新たに算出し、新たに算出された前記閾値を前記制御フレームによって前記宅側装置に通知する請求項2に記載のPONシステム。
  4. 前記局側装置は、前記宅側装置からの登録要求時から上りユーザフレームの中継開始時までの期間中に、前記宅側装置が前記閾値を算出するのに必要なパラメータを制御フレームによって前記宅側装置に通知し、
    前記宅側装置は、通知された前記パラメータを用いて前記閾値を算出する閾値算出部を有する請求項1に記載のPONシステム。
  5. 前記局側装置は、前記宅側装置が前記閾値を算出するのに必要な前記パラメータの値が変更された場合に、その変更後の値を前記制御フレームによって前記宅側装置に通知し、
    前記宅側装置の前記閾値算出部は、通知された変更後の前記パラメータの値を用いて前記閾値を算出する請求項4に記載のPONシステム。
  6. 前記宅側装置は、算出された前記閾値が上り方向フレームの最大長よりも小さい場合には、その最大長を、前記優先リクエスト値を定めるための前記閾値として採用する請求項2〜5のいずれか1項に記載のPONシステム。
  7. 複数のリクエスト値が記されたレポートを、そのリクエスト値のいずれかを選択して上り送信についての動的帯域割当を行う局側装置に送信する、PONシステムの宅側装置であって、
    上り方向の最大遅延保証帯域、上り送信レート及び前記動的帯域割当のサイクル長に基づいて算出された閾値を、他の宅側装置の接続台数やリクエスト値とは無関係に固定的に保持する閾値保持部と、
    複数の前記リクエスト値のうち優先的な帯域割当をリクエストするための優先リクエスト値を、前記閾値以下の範囲で決定するリクエスト処理部と、を備えていることを特徴とする宅側装置。
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