JP4770525B2 - 動的帯域割当方法並びに局側装置及び宅側装置 - Google Patents

動的帯域割当方法並びに局側装置及び宅側装置 Download PDF

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Description

本発明は、PON(Passive Optical Network)システムにおける上り送信の動的帯域割当方法並びに、このPONシステムを構成する局側装置及び宅側装置に関する。
局側装置と、これに接続された光ファイバから光カプラを介して複数の光ファイバに分岐した構成を成す光ファイバ網と、分岐した光ファイバの終端にそれぞれ接続された宅側装置とを含むPONシステムにおいて、局側装置は、複数の宅側装置に対して、時分割で上り方向の帯域を動的に割り当てる。具体的には、局側装置は、宅側装置から予め上り方向に送出したいデータ量の要求(リクエスト)を受けて、割り当てるべき帯域を決定し、送信許可期間(グラント)の通知を行う。グラントは送信開始時刻と送信許可長とで構成される。これにより、宅側装置は上り方向に所定量のデータを送出することができる(例えば、特許文献1参照。)。
一方、上り方向の送信レートが互いに異なる複数の宅側装置を含むマルチレートPONシステムも提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
特開2004−129172号公報 特開平8−8954号公報(図2)
しかしながら、上り方向の送信レートが一種類に限定されない複数の宅側装置を含むPONシステムにおいて、単一の送信レートの場合と同じように送信許可期間を与えると、送信レートによっては残余期間が生じて帯域の有効利用が図れなかったり、逆に、送信許可期間が重複して信号が衝突するという問題を生じる。
上記のような従来の問題点に鑑み、本発明は、上り方向の送信レートが互いに異なる複数の宅側装置を含むPONシステムに適した動的帯域割当方法並びにそのための局側装置及び宅側装置を提供することを目的とする。
本発明は、局側装置と、この局側装置と光ファイバを介して接続された宅側装置とによって構成されるPONシステムにおける上り送信の動的帯域割当方法であって、前記宅側装置から前記局側装置に対して要求する、上り方向へ送出したいデータ量を、当該宅側装置の上り送信レートを考慮して送信時間相当値に変換する第1ステップと、前記送信時間相当値に基づいて、帯域を動的に割り当ててグラントを生成する第2ステップと、当該宅側装置の上り送信レートを考慮して前記グラントの送信許可長を、送信できるデータ量相当値に変換する第3ステップと、前記第3ステップにて変換されたグラントに基づいて前記データ量相当値のデータを上り方向に送出する第4ステップとを有する動的帯域割当方法である。
上記の動的帯域割当方法においては、宅側装置から上り方向へ送出したいデータ量に送信レートを考慮して送信時間相当値への変換が行われた後、これに基づいて、帯域の割当が行われる。従って、時間的に過不足のない量の送信許可を与えることができる。
また、上記動的帯域割当方法において、第1〜第3ステップは局側装置によって行われ、第4ステップは宅側装置によって行われるようにしてもよい。
この場合、宅側装置には、他の宅側装置との送信レートの違いに対応した特別な構成は不要である。
また、上記動的帯域割当方法において、第1,第3,第4ステップは宅側装置によって行われ、第2ステップは局側装置によって行われるようにしてもよい。
この場合、局側装置には送信レートの違いに対応した特別な構成は不要である。
一方、本発明は、上り送信レートが異なる複数の宅側装置と光ファイバを介して接続されることによりPONシステムを構成し、各宅側装置からの上り送信についての動的帯域割当機能を有する局側装置であって、宅側装置から要求された上り方向に送出したいデータ量を、当該宅側装置の上り送信レートを考慮して送信時間相当値に変換するリクエスト変換部と、変換して得られた送信時間に基づいて、帯域を動的に割り当ててグラントを生成する動的帯域割当算出部と、当該宅側装置の上り送信レートを考慮して、グラントの送信許可長を、送信できるデータ量相当値に変換するグラント変換部とを備えたものである。
上記のように構成された局側装置においては、宅側装置が上り方向へ送出したいデータ量に送信レートを考慮して送信時間相当値への変換が行われた後、これに基づいて、帯域の割当が行われる。従って、時間的に過不足のない量の送信許可を与えることができる。
他方、本発明は、局側装置と光ファイバを介して接続されることによりPONシステムを構成し、上り送信のリクエストに対する前記局側装置のグラントに従って、データの上り送信を行う宅側装置であって、上り送信レートを考慮して、上り方向に送出したいデータ量を送信時間相当値のリクエストに変換するリクエスト変換部と、前記局側装置から受け取ったグラントに対し、上り送信レートを考慮して、グラントの送信許可長を、送信できるデータ量相当値に変換するグラント変換部とを備えたものである。
上記のように構成された宅側装置においては、上り方向へ送出したいデータ量に送信レートを考慮して送信時間相当値への変換が行われた後、これに基づいて、局側装置に帯域の割当を行わせることができる。従って、時間的に過不足のない量の送信許可を得ることができる。
本発明の動的帯域割当方法、局側装置又は宅側装置によれば、時間的に過不足のない量の送信許可を与える(又は得る)ことができるので、送信レートの異なる複数の宅側装置からの上り送信において、帯域を有効に活用し、かつ、宅側装置同士の上り信号の衝突を防止することができる。
図1は、本発明の動的帯域割当方法を適用するPONシステムの一例を示す接続図である。図において、局側装置1は、複数の宅側装置2〜4に対する集約局として設置される。宅側装置2〜4はそれぞれ、PONシステムの加入者宅に設置される。局側装置1に接続された1本の光ファイバ5から光カプラ6を介して複数の光ファイバ(支線)7〜9に分岐した構成を成す光ファイバ網(5〜9)が構成され、分岐した光ファイバ7〜9の終端にそれぞれ宅側装置2〜4が接続されている。さらに、局側装置1は上位ネットワーク11と接続され、宅側装置2〜4はそれぞれのユーザネットワーク12〜14と接続されている。
なお、図1では3個の宅側装置2〜4を示しているが、1つの光カプラ6から例えば32分岐して32個の宅側装置を接続することが可能である。また、図1では光カプラ6を1個だけ使用しているが、分岐数の少ない光カプラを縦列に複数段配置することにより、広い地域に分散している宅側装置を短い光ファイバで局側装置1と接続することができる。
宅側装置2,3,4においてはそれぞれ、局側装置1への上り送信レートが互いに異なり、1Gbps,2Gbps,10Gbpsである。本例では、1GbpsのGE(Gigabit Ethernet(Ethernetは登録商標))−PONをベースとして、2Gbpsの信号及び10Gbpsの信号が図2に示すように時分割多重化され、局側装置1に送信される。
1Gbpsの宅側装置2のアクセス制御は、基本的にGE−PONの通信方式に則って行われる。すなわち、リクエスト(又はレポート)は例えば宅側装置2が局側装置1に送りたいデータ量を2バイト単位で表現し、グラントは2バイト単位の送信許可長と送信開始時刻で表現される。時刻は16ns毎にインクリメントされるカウンタ(図示せず。)で表現され、PONシステム内で同期がとられている。他の宅側装置3,4においても同様である。
上記のように宅側装置2〜4の上り送信レートが複数レートである(以下、マルチレートという。)PONシステムにおいて、第1実施形態による動的帯域割当方法及びそのための局側装置1の構成について説明する。なお、この場合、宅側装置2〜4の各々は他の宅側装置との送信レートの違いに対応した特別な構成を必要とせず、従来のものでよい。
図3は、局側装置1の内部機能を示すブロック図である。図において、局側装置1は、上位ネットワーク11から宅側装置2〜4への下り信号処理用として、上位ネットワーク11からの信号を受信する受信部101、受信した信号を一時記憶するバッファ102、及び、バッファ102に一時記憶された信号を宅側装置2〜4へ送信する送信部103を備えている。
また、局側装置1は、宅側装置2〜4から上位ネットワーク11への上り信号処理用として、宅側装置2〜4からの信号を受信する受信部104、受信した信号を一時記憶するバッファ105、及び、バッファ105に一時記憶された信号を上位ネットワーク11へ送信する送信部106を備えている。
また、局側装置1は動的帯域割当部107として、リクエスト受信部108、リクエスト変換部109、動的帯域割当算出部110、グラント変換部111、グラント送信部112、及び、送信レート記憶部113を備えている。送信レート記憶部113は、全ての宅側装置2〜4の上り送信レート(図1の例では1Gbps,2Gbps,10Gbps)を記憶している。
図4の(a)はリクエストのフレーム構成例を示す図であり、(b)は、グラントのフレーム構成例を示す図である。図示のように、リクエストするデータ量は2B(2バイト)単位のバイト数で表される。同様に、グラントの送信許可長も、2B単位のバイト数で表される。
上記のように構成された局側装置1において、宅側装置2〜4が上り方向に送出したいデータ量(2B単位)をリクエストすると、このリクエストは、受信部104、バッファ105を経てリクエスト受信部108により、受信される。リクエスト変換部109は、送信レート記憶部113に記憶されている宅側装置2〜4の上り送信レートを参照し、これを考慮して、データ量を送信時間相当値(16ns単位)に変換する。
具体的には、各宅側装置2〜4からリクエストされたデータ量が互いに等しいとした場合、1Gbpsの宅側装置2からリクエストされたデータ量が送信時間相当値Tに変換されるとすると、2Gbpsの宅側装置3からリクエストされたデータ量は送信時間相当値T/2、10Gbpsの宅側装置4からリクエストされたデータ量は送信時間相当値T/10となる。また、仮に、各宅側装置2〜4からリクエストされたデータ量が1:2:10の比であれば、送信時間相当値は同一値となる。
上記送信時間相当値に基づいて、動的帯域割当算出部110は、帯域を動的に割り当ててグラントを生成する。続いて、グラント変換部111は、送信レート記憶部113に記憶されている宅側装置2〜4の上り送信レートを参照し、これを考慮して、グラントの送信許可長(時間)を、送信できるデータ量相当値に変換する。このデータ量相当値のグラントは、グラント送信部112により、バッファ102及び送信部103を介して、対応する宅側装置宛に送出される。グラントによる指示を受けた宅側装置は、グラントに基づいて上り方向にデータを送出する。
図5は、上記の動的帯域割当について、局側装置と任意の1台の宅側装置との間で見た処理の流れを示す図である。図において、局側装置は、宅側装置からリクエスト(データ量)を受けた後、送信時間相当値への変換、帯域割当・グラント生成、データ量相当値への変換を順次行い、宅側装置にデータ量でのグラント送信を行う。
このように、上り方向へ送出したいデータ量に送信レートを考慮して送信時間相当値への変換が行われた後、これに基づいて、帯域の割当が行われるので、時間的に過不足のない量の送信許可を与えることができる。従って、送信レートの異なる複数の宅側装置からの上り送信において、帯域を有効に活用し、かつ、宅側装置同士の上り信号の衝突を防止することができる。
一方、グラントはデータ量に変換されて送信されるので、宅側装置は、送出したいデータ量をリクエストすれば、その後、局側装置1からグラントをデータ量で受信して、上り方向へデータの送出を行うことができる。すなわち、宅側装置には、他の宅側装置との送信レートの違いに対応した特別な構成は不要であり、従来の簡素な構成で足りる。
なお、複数の宅側装置からのリクエストに対してどのように帯域を割り当てるかについては、例えば、一の宅側装置からリクエストが届き次第、当該宅側装置に対して随時、帯域を割り当てていく分散型DBA(Dynamic Bandwidth Assignment)と、複数(典型的には全数)の宅側装置からリクエストを集め、それらを基に総合的に帯域を割り当てる集中型DBAとがある。
図6は、分散型DBAを示すシーケンス図である。分散型DBAは、宅側装置からリクエストが届き次第、当該宅側装置に対し随時、帯域を割り当てていくDBAである。分散型DBAの一例としては、接続される宅側装置の台数に応じて決められる1宅側装置あたりの最大帯域と、リクエストされた帯域との小さなほうを割り当てていくようなものが挙げられる。なお、説明の簡略化のため、宅側装置は2台(A,B)としている。
時間は、図の左側から右側へ進行する。まず、局側装置は、宅側装置A,Bに対してそれぞれ、グラントGa0,Gb0を順次送出する。グラントGa0を受け取った宅側装置Aは、送信許可された量のデータDa0を、次に送信したいデータ量のリクエストRa1と共に局側装置に送信する。また、グラントGb0を受け取った宅側装置Bは、送信許可された量のデータDb0を、次に送信したいデータ量のリクエストRb1と共に局側装置に送信する。
局側装置はこれらを受信し、リクエストRa1に基づくグラントGa1及び、リクエストRb1に基づくグラント(図示せず。)を順次送信する。グラントGa1を受け取った宅側装置Aは、送信許可された量のデータDa1を、次に送信したいデータ量のリクエストRa2と共に局側装置に送信する。
なお、図6では、宅側装置(例えばA)は、リクエスト(例えばRa1)、データ(例えばDa0)の順に送出しているが、データ、リクエストの順に送出してもよく、また、データの途中にリクエストを挿入してもよい。
集中型DBAは、複数の宅側装置(典型的には全宅側装置)からのリクエストを集め、それらをもとに総合的に帯域割当を行うDBAである。図7に示すのは、典型的な集中型DBAの動作である。この例では、1つのグラントで、リクエスト用およびデータ用の帯域割当を同時に行っている(GE−PON規約上、1つのグラントで同時に4回分までの帯域割当を行うことができる)。宅側装置A,Bは、このグラントに従って、リクエストとデータとを別々に送信している。局側装置は、データとは別に、リクエストだけを最初にかためて受信し、各宅側装置のリクエストを受信し終わった時点で帯域割当処理を始めている。集中型DBAの一例としては、予め定めておいたサイクル長の範囲で、帯域割当の不足している宅側装置からのリクエストに対して優先的に帯域を割り当てていくようなものが挙げられる。
次に、第2実施形態による動的帯域割当方法及びそのための宅側装置2〜4の構成について説明する。なお、この第2実施形態では、局側装置1はマルチレート対応の動的帯域割当のための特別な構成を必要とせず、例えば図8に示す構成でよい。すなわち、図8に示す局側装置1において、動的帯域割当部107Aを構成するのは、リクエスト受信部108、動的帯域割当算出部110及びグラント送信部112のみであり、マルチレートに対応した、時間への変換機能は設けられていない。
図9は、宅側装置3の内部機能を示すブロック図である(なお、他の宅側装置2,4についても同様である。)。図において、宅側装置3は、ユーザネットワーク13から局側装置1への上り信号処理用として、ユーザネットワーク13からの信号を受信する受信部301、受信した信号を一時記憶するバッファ302、及び、バッファ302に一時記憶された信号を局側装置1へ送信する送信部303を備えている。
また、宅側装置3は、局側装置1からユーザネットワーク13への下り信号処理用として、局側装置1からの信号を受信する受信部304、受信した信号を一時記憶するバッファ305、及び、バッファ305に一時記憶された信号をユーザネットワーク13へ送信する送信部306を備えている。
また、宅側装置3はリクエスト・グラント処理部307として、リクエスト変換部308、リクエスト送信部309、グラント受信部310、及び、グラント変換部311を備えている。リクエスト変換部308及びグラント変換部311は、当該宅側装置3の上り送信レートを記憶している。
図10の(a)はリクエストのフレーム構成例を示す図であり、(b)は、グラントのフレーム構成例を示す図である。図示のように、リクエストするデータ量は16ns単位の時間で表される。同様に、グラントの送信許可長も、16ns単位の時間で表される。
上記のように構成された宅側装置3において、リクエスト変換部308は、上り方向に送出したいデータ量のリクエストを、当該宅側装置3の送信レートを考慮して、送信時間相当値(16ns単位)に変換する。具体的には、各宅側装置2〜4からリクエストされるデータ量が互いに等しいとした場合、1Gbpsの宅側装置2からリクエストされるデータ量が送信時間相当値Tに変換されるとすると、2Gbpsの宅側装置3からリクエストされるデータ量は送信時間相当値T/2、10Gbpsの宅側装置4からリクエストされるデータ量は送信時間相当値T/10となる。また、仮に、各宅側装置2〜4からリクエストされるデータ量が1:2:10の比であれば、送信時間相当値は同一値となる。
リクエスト送信部309は、送信時間相当値に変換されたリクエストを、バッファ302及び送信部303を介して、図8に示す局側装置1に送信する。リクエストを受信した局側装置1では、動的帯域割当部107Aが帯域を動的に割り当ててグラントを生成する。このグラントによる送信許可長(時間)は、グラント送信部112により、バッファ102及び送信部103を介して、宅側装置3宛に送出される。
このグラントは、宅側装置3のグラント受信部310により受信される。グラント変換部311は、当該宅側装置3の上り送信レートを考慮して、グラントの送信許可長(時間)を、送信できるデータ量相当値に変換する。送信部303は、このデータ量相当値のデータを、上り方向に送出する。
図11は、第2の実施形態による動的帯域割当について、局側装置と任意の1台の宅側装置との間で見た処理の流れを示す図である。図において、局側装置は、宅側装置から送信時間相当値に変換されたリクエストを受けた後、帯域割当・グラント生成及びグラント送信を行う。宅側装置は、グラントを受信し、当該宅側装置の上り送信レートを考慮して、データ量相当値への変換を行い、データを局側装置に送出する。
このように、上り方向へ送出したいデータ量に送信レートを考慮して送信時間相当値への変換が行われた後、これに基づいて、帯域の割当が行われるので、時間的に過不足のない量の送信許可を得ることができる。従って、送信レートの異なる複数の宅側装置からの上り送信において、帯域を有効に活用し、かつ、宅側装置同士の上り信号の衝突を防止することができる。
一方、リクエストは宅側装置で送信時間相当値に変換されて送信され、また、グラント受信後のデータ量相当値への変換も宅側装置で行われるので、局側装置の帯域割当部にはマルチレートに対応した特別な構成は不要である。
なお、図5や図11に示した上記各実施形態の動的帯域割当において、局側装置及び宅側装置のいずれか一方においてマルチレート対応の処理(送信時間相当値への変換、データ量相当値への戻し変換)を行っているが、この処理を局側装置と宅側装置とで分け合う(共同で行う)ことも可能である。
また、以上の説明では、1Gbpsと2Gbpsと10Gbpsの3種類の送信レートがある場合を例に挙げた。ところが、後からシステムの拡張に伴って、例えば20Gbpsの送信レートを追加する、という具合に、上り方向の送信レートの種類が増えることもある。かかる場合であっても、本発明によれば送信時間相当値に変換した後にグラントを生成するので、送信レートによらず画一的な扱いが可能であり、システムを容易に拡張しやすいという格別の利点がある。
さらに、GE−PONにおいては、イーサネット(登録商標)フレームを途中で分割できないということと、単一のリクエストに内包されるフレーム列の区切りに関する情報を局側装置は知り得ないという理由から、局側装置がグラントの送信許可長をリクエストより小さくして宅側装置に与える場合、帯域ロスが発生する恐れがある。
この帯域ロスを発生させないようにした従来の帯域割当方法の一つの例として、宅側装置は、ある時点の上りバッファの状態について、フレームの区切りに合致しつつ要求量が異なる複数のリクエストを局側装置に通知し、局側装置は、複数リクエストの中から、その時点の輻輳状態に適したものを選択し、グラントの送信許可長とすることを基本とするものがある。本発明のリクエスト送信部および動的帯域割当算出部は、このような複数リクエストに対応したものでもよい。その他、動的帯域割当方法には多くの態様があり、本発明の動的帯域割当部をそれらに対応したものに置き換えても、同様の作用効果が得られる。
なお、局側装置1の送信レート記憶部113(図3)は、全ての宅側装置2〜4の上り送信レートを記憶しているものとしたが、各宅側装置からのリクエストで示される送信レート(リクエストに用いる送信レートと同じ送信レートであるとする。又は、リクエストに送信レートの情報を記載しておく)を、その都度記憶し直すことにより、記憶を随時更新するようにしてもよい。この場合、宅側装置の送信レートが変わっても、局側装置はそれを即座に把握することができる。また、リクエストに送信レートの情報を記載するようにすれば、送信レート記憶部113を省略することも可能である。
本発明の動的帯域割当方法を適用するPONシステムの一例を示す接続図である。 送信レートの異なる上り送信の時分割による波形図である。 本発明の一実施形態による局側装置の内部機能を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態による動的帯域割当方法に用いられるリクエスト及びグラントのフレーム構成例を示す図である。 本発明の第1実施形態による動的帯域割当方法について、局側装置と任意の1台の宅側装置との間で見た処理の流れを示す図である。 分散型DBAを示すシーケンス図である。 集中型DBAを示すシーケンス図である。 本発明の一実施形態による宅側装置との組み合わせで用いられる局側装置の内部機能を示すブロック図である。 本発明の一実施形態による宅側装置の内部機能を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態による動的帯域割当方法に用いられるリクエスト及びグラントのフレーム構成例を示す図である。 本発明の第2実施形態による動的帯域割当方法について、局側装置と任意の1台の宅側装置との間で見た処理の流れを示す図である。
符号の説明
1 局側装置
2〜4 宅側装置
5,7〜9 光ファイバ
109 リクエスト変換部
110 動的帯域割当算出部
111 グラント変換部
308 リクエスト変換部
311 グラント変換部
A,B 宅側装置

Claims (5)

  1. 局側装置と、この局側装置と光ファイバを介して接続された宅側装置とによって構成されるPONシステムにおける上り送信の動的帯域割当方法であって、
    前記宅側装置から前記局側装置に対して要求する、上り方向へ送出したいデータ量を、当該宅側装置の上り送信レートを考慮して送信時間相当値に変換する第1ステップと、
    前記送信時間相当値に基づいて、帯域を動的に割り当ててグラントを生成する第2ステップと、
    当該宅側装置の上り送信レートを考慮して前記グラントの送信許可長を、送信できるデータ量相当値に変換する第3ステップと、
    前記第3ステップにて変換されたグラントに基づいて前記データ量相当値のデータを上り方向に送出する第4ステップと
    を有することを特徴とする動的帯域割当方法。
  2. 前記第1〜第3ステップは前記局側装置によって行われ、前記第4ステップは前記宅側装置によって行われる請求項1記載の動的帯域割当方法。
  3. 前記第1,第3,第4ステップは前記宅側装置によって行われ、前記第2ステップは前記局側装置によって行われる請求項1記載の動的帯域割当方法。
  4. 上り送信レートが異なる複数の宅側装置と光ファイバを介して接続されることによりPONシステムを構成し、各宅側装置からの上り送信についての動的帯域割当機能を有する局側装置であって、
    宅側装置から要求された上り方向に送出したいデータ量を、当該宅側装置の上り送信レートを考慮して送信時間相当値に変換するリクエスト変換部と、
    変換して得られた送信時間に基づいて、帯域を動的に割り当ててグラントを生成する動的帯域割当算出部と、
    当該宅側装置の上り送信レートを考慮して、グラントの送信許可長を、送信できるデータ量相当値に変換するグラント変換部と
    を備えたことを特徴とする局側装置。
  5. 局側装置と光ファイバを介して接続されることによりPONシステムを構成し、上り送信のリクエストに対する前記局側装置のグラントに従って、データの上り送信を行う宅側装置であって、
    上り送信レートを考慮して、上り方向に送出したいデータ量を送信時間相当値のリクエストに変換するリクエスト変換部と、
    前記局側装置から受け取ったグラントに対し、上り送信レートを考慮して、グラントの送信許可長を、送信できるデータ量相当値に変換するグラント変換部と
    を備えたことを特徴とする宅側装置。
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