JP4397283B2 - 通信装置 - Google Patents

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Description

従来から、親局が複数の子局のパケット送信時間を制御する通信システムにおける子局の帯域制御に関する種々の技術が考えられている。たとえば、特許文献1(第1の従来技術)には、伝送路のトラフィックが空いている場合には、送信要求を出した子局に多くの送信時間帯を割り当てることにより通信チャネルの使用効率を向上し、伝送路のトラフィックが高い状態の場合には、すべての子局に、たとえば、均等に送信時間を割り当てることにより各子局が所定の間隔で必ずパケットを送信できるようにして、各子局の伝送遅延を所定値以下にすることで各子局に対して平均的な最低帯域保証を行なう伝送装置に関する技術が開示されている。
また、非特許文献1(第2の従来技術)には、子局から親局への通知を複数種類持つことで、各子局への割り当てロスを軽減して高い帯域利用効率を実現するとともに、伝送路が混雑している場合には、各子局へ予め割り当てられている最低保障帯域に基づいて各子局への割り当て帯域を算出することで、各子局に対する個別の最低帯域保障を実現する動的帯域割当アルゴリズムに関する技術が開示されている。
特開2000−244527号公報 信学技報 TECHNICAL REPORT OF IEICE NS2002-17(2002-04) 「GE−PONに適した動的帯域制御割当アルゴリズム」
しかしながら、上記第1および第2の従来技術では、複数の子局間で共有している親局への通信帯域をできる限り使い切るように各子局に対して通信帯域を割り当てるようにしているので、同一の親局に収容される子局の中に高いトラフィックを発生する子局が存在する場合と存在しない場合では、通信装置内のすべての親局に接続されているそれぞれの子局が使用できる帯域に大きな差が出てしまい、公平性を欠くという問題点があった。
この発明は、上記に鑑みてなされたものであって、複数の親局にそれぞれ収容された同一の最低保障帯域を持つ複数の子局に対して、動的に公平に帯域を割り当てる通信装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる通信装置は、伝送路を介して接続される1もしくは複数の子局に割当てる割当帯域を算出して前記子局に通知する帯域判定部を有する親局を複数収容する通信装置において、前記複数の親局から通知される平均値の中から最大値を検出する最大値判定部を有し、この最大値判定部によって検出された最大値を前記複数の親局に設定値として通知する監視制御部、を備え、前記複数の親局の帯域判定部は、前記子局から送信すべきデータの有無の通知を受けると、送信すべきデータを有するすべての子局の最低保証帯域の平均値を算出し、算出した平均値を所定のタイミングで前記監視制御部に通知する平均値算出部、を備え、前記監視制御部から通知された設定値と、前記送信すべきデータを有する全ての子局の最低保証帯域の合計値とを比較し、この比較の結果が大きい方の値を用いて前記子局に対する割当帯域を算出すること、を特徴とする。
この発明によれば、各親局は、自局に接続されている子局の中で送信すべきデータを有するすべての子局の最低保証帯域の合計値および平均値を算出し、監視制御部から通知される各親局が算出した最低保証帯域の平均値の最大値である設定値と算出した最低保証帯域の合計値とを比較し、比較の結果大きい方の値を用いて子局に対する帯域割当てを算出するようにしているので、通信装置内に収容されている親局に接続されている全ての子局に対して、動的に公平に帯域を割当てることができる。
以下に、本発明にかかる通信装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1〜図8を用いてこの発明の実施の形態1を説明する。図1は、この発明にかかる実施の形態1の通信装置が適用される通信システムの構成を示す図である。図1に示した通信システムは、n(1<n,nは自然数)台の親局10−1〜10−nと監視制御部20とが内部通信路40によって接続されている通信装置1と、スターカプラなどの光受動素子7−1〜7−nと光ファイバなどの伝送路9−1〜9−nとを介して通信装置1内の親局10−1〜10−nにそれぞれ接続される子局3−1〜3−m,5−1〜5−m(mは自然数)とを備えている。
図2は、図1に示した通信装置1の構成を示すブロック図である。親局10−1〜10−nは、自局に接続されている子局3−1〜3−m,5−1〜5−mの通信を制御する。親局10−1〜10−nは、それぞれ同じ機能を備えている。親局10−1を例に挙げて、親局の機能を説明する。親局10−1は、帯域判定部11と、子局通信インタフェース部(以下、子局通信I/F部とする)12と、内部通信インタフェース部(以下、内部通信I/F部とする)13とを備えている。
子局通信I/F部12は、伝送路9−1および光受動素子7−1を介して接続される子局3−1〜3−mとの通信インタフェース機能を備えている。内部通信I/F部13は、内部通信路40を介して監視制御部20と通信を行うインタフェース機能を備えている。
帯域判定部11は、監視制御部20から通知される設定値、および子局3−1〜3−mから通知される伝送待ちパケットのデータ量に基づいて、自局に接続されている子局3−1〜3−mへの割当帯域を算出して、子局3−1〜3−mに通知する。
帯域判定部11は、自局に接続されている子局3−1〜3−mの中で送信待ち状態(送信待ちパケットがある状態)となっている子局3−1〜3−mの最低割当帯域の合計値から平均値を算出する平均値算出部14と、平均値算出部14によって最低割当帯域の平均値が算出された回数をカウントする通知カウンタ15と、平均値算出部14によって最低割当帯域の平均値、自局に接続されている子局3−1〜3−m毎の最低保証帯域、および監視制御部20から通知される設定値を記憶する記憶部16とを備えている。
監視制御部20は、図3に示すような、親局10−1〜10−nに対応させて親局10−1〜10−nから通知される最低割当帯域の平均値が登録される平均値テーブルを有し、この平均値テーブルに登録される平均値の最大値を検出する最大値判定部21と、内部通信路40を介して親局10−1〜10−nと通信を行うインタフェース機能を有する内部通信I/F部22とを備えている。
子局3−1〜3−m,5−1〜5−mは、すべて同じ機能を備えている。図4に示した子局3−1の構成を示すブロック図を参照して、子局の機能を説明する。子局3−1は、親局通信インタフェース部(以下、親局通信I/F部とする)30と、送信バッファ31と、通信制御部32とを備えている。
親局通信I/F部30は、自局が接続されている親局10−1との通信インタフェース機能を備えている。送信バッファ31は、親局10−1に送信すべき送信パケットを蓄積する。
通信制御部32は、送信バッファ31に蓄積されている送信待ちのパケットのデータ量を算出して親局10−1に通知する。また、通信制御部32は、親局10−1から通知される帯域割当てに基づいて、送信バッファ31に蓄積されているパケットを親局通信I/F部30に出力させて、親局10−1にパケットを送信させる。
つぎに、図5〜図8のフローチャートを参照して、この発明にかかる実施の形態1の通信装置が適用される通信システムの帯域制御の動作を説明する。まず、図5のフローチャートを参照して、図1に示した通信システムの子局3−1を例に挙げて、子局の動作を説明する。
通信制御部32は、送信バッファ31に蓄積されている送信待ちパケットのデータ量を算出する(ステップS1)。通信制御部32は、算出した送信待ちパケットのデータ量を親局通信I/F部30を介して親局10−1に通知する。通信制御部32は、送信バッファ31に送信待ちパケットが存在しない場合には、送信待ちパケットのデータ量を「0」として親局10−1に通知する(ステップS2)。
親局10−1から帯域割当の通知を受信すると、通信制御部32は、送信バッファ31にパケットを出力させ、親局10−1から通知された帯域を使用して送信バッファ31に蓄積されている送信待ちパケットを親局10−1に送信する(ステップS3,S4)。
通信制御部32は、パケットを親局10−1に送信すると、送信バッファ31に蓄積されている送信待ちパケットのデータ量を算出して親局10−1に通知し、親局10−1からの帯域割当の通知に基づいてパケットを親局10−1に送信する動作を繰り返す(ステップS1〜S4)。
つぎに、図6のフローチャートを参照して、図1に示した親局10−1を例に挙げて、親局の動作を説明する。なお、記憶部16には、予め子局3−1〜3−m毎の最低保証帯域が記憶されているものとする。
平均値算出部14は、通知カウンタ15の値を予め定められた初期値Cに初期化する(ステップS101)。平均値算出部14は、記憶部16の平均値を記憶する領域に「0」を記憶させて、平均値を「0」に初期化する(ステップS102)。
図5のフローチャートを用いて説明したように、子局3−1〜3−mは、親局10−1に送信待ちのパケットのデータ量を通知している。帯域判定部11は、子局3−1〜3−mからの送信待ちのパケットのデータ量を子局通信I/F部12を介して受信する。
自局に接続されている全ての子局3−1〜3−mから送信待ちパケットのデータ量を受信すると、帯域判定部11は、待ち状態となっている子局3−1〜3−m、すなわち受信した送信待ちパケットのデータ量が「0」以外の子局3−1〜3−mの最低保証帯域を記憶部16から読み出して、送信待ちパケットのデータ量が「0」以外の子局3−1〜3−mの最低保証帯域の合計値を算出する(ステップS103,S104)。最低保証帯域の合計値を算出すると、帯域判定部11は、通知カウンタ15の値を1減算する(ステップS105)。
平均値算出部14は、帯域判定部11によって算出された最低保証帯域の合計値、通知カウンタ15の初期値、現在の通知カウンタ15のカウント値、および記憶部16に記憶されている平均値(現在記憶している平均値)を用いて平均値を算出する(ステップS106)。通知カウンタ15の初期値をCとし、現在の通知カウンタ15のカウント値をcとすると、平均値は、
平均値 = ((C−c−1)×現在記憶している平均値+最低保証帯域の合計値)/(C−c) ・・・(式1)
によって算出することができる。平均値算出部14は、(式1)を用いて算出した平均値を記憶部16に記憶させる。
平均値算出部14は、通知カウンタ15のカウント値が「0」であるか否かを判定する(ステップS107)。通知カウンタ15のカウント値が「0」の場合、平均値算出部14は、算出した平均値を内部通信I/F部22および内部通信路40を介して監視制御部20に通知する(ステップS108)。平均値算出部14は、通知カウンタ15の値を初期値Cに初期化する(ステップS109)。平均値算出部14は、記憶部16の平均値を記憶する領域に「0」を記憶させて平均値を初期化する(ステップS110)。
通知カウンタ15のカウント値が「0」以外の場合、または平均値算出部14が平均値を初期化した後に、帯域判定部11は、記憶部16に記憶されている設定値(監視制御部20から通知された設定値)と、ステップS104において算出した最低保証帯域の合計値とを比較する(ステップS111)。設定値が最低保証帯域の合計値よりも大きい場合、帯域判定部11は、設定値を用いて子局3−1〜3−mへの割当帯域を算出する(ステップS112)。設定値を用いた子局3−i(1≦i≦m,iは自然数)への割当帯域Diは、
子局3−iへの割当帯域Di=全帯域×子局3−iの最低保証帯域/設定値 ・・・(式2)
によって算出することができる。帯域判定部11は、(式2)を用いて、子局3−1〜3−mのそれぞれへの割当帯域D1〜Dmを算出する。
記憶部16に記憶されている設定値が最低保証帯域の合計値以下の場合、帯域判定部11は、最低保証帯域の合計値を用いて子局3−1〜3−mへの割当帯域を算出する(ステップS113)。合計値を用いた子局3−iへの割当帯域Diは、
子局3−iへの割当帯域Di=全帯域×子局3−iの最低保証帯域/合計値 ・・・(式3)
によって算出することができる。帯域判定部11は、(式3)を用いて、子局3−1〜3−mのそれぞれへの割当帯域D1〜Dmを算出する。
帯域判定部11は、(式2)または(式3)を用いて算出した子局3−1〜3−mへの割当帯域D1〜Dmを子局通信I/F部12を介して子局3−1〜3−mに通知する(ステップS114)。
親局10−1は、子局3−1〜3−mから送信待ちパケットのデータ量を受信すると、通知カウンタ15のカウント値を1減算し、送信待ちパケットのデータ量が「0」以外の子局3−1〜3−mの最低保証帯域の平均値および子局3−1〜3−mへの割当帯域を算出し、算出した割当帯域を子局3−1〜3−mに通知するとともに、通知カウンタ15が「0」になった場合には、算出した平均値を監視制御部20に通知する動作を繰り返す(ステップS103〜S114)。
つぎに、図7のフローチャートを参照して、親局10−1を例に挙げて、親局の記憶部16に記憶する設定値の更新処理動作について説明する。帯域判定部11は、記憶部16の設定値を記憶している領域に「0」を記憶させて、設定値を初期化する(ステップS201)。
帯域判定部11は、監視制御部20から設定値を受信すると、受信した設定値を記憶部16に記憶させて設定値を更新する動作を繰り返す(ステップS202,S203)。
つぎに、図8のフローチャートを参照して、監視制御部20の動作を説明する。最大値判定部21は、図3に示した平均値テーブルの平均値フィールドをすべて「0」にして初期化する(ステップS301)。
最大値判定部21は、内部通信路40および内部通信I/F部22を介して親局10−1〜10−nから通知される平均値を受信する(ステップS302)。親局10−1〜10−nから通知される平均値は、先の図6のフローチャートで説明したように、親局10−1〜10−nの平均値算出部14によって(式1)によって算出された平均値である。
最大値判定部21は、親局10−1〜10−nからそれぞれ受信した平均値を、親局10−1〜10−nに対応させた平均値フィールドに記憶して、平均値テーブルを更新する(ステップS303)。
すべての親局10−1〜10−nから平均値を受信して、平均値テーブルの平均値フィールドを全て更新すると、最大値判定部21は、平均値テーブルの平均値フィールドに記憶されている平均値の中から最大値を検出する(ステップS304,S305)。監視制御部20は、最大値判定部21によって検出された最大値を内部通信I/F部22および内部通信路40を介して、親局10−1〜10−nに設定値として通知する(ステップS306)。
監視制御部20が最大値判定部21によって検出された最大値を設定値として親局10−1〜10−nに通知すると、最大値判定部21は、平均値テーブルの平均値フィールドを初期化し、全ての親局10−1〜10−nからの平均値を受信した後に最大値を検出し、監視制御部20が最大値判定部21によって検出された最大値を設定値として親局10−1〜10−nに通知する動作を繰り返す(ステップS301〜S306)。
このようにこの実施の形態1では、各親局10−1〜10−nは、自局に接続されている子局3−1〜3−m,5−1〜5−mの中で送信すべきデータを有するすべての子局3−1〜3−m,5−1〜5−mの最低保証帯域の合計値および平均値を算出し、監視制御部20から通知される各親局10−1〜10−nが算出した最低保証帯域の平均値の最大値である設定値と算出した最低保証帯域の合計値とを比較し、比較の結果大きい方の値を用いて子局3−1〜3−m,5−1〜5−mに対する帯域割当てを算出するようにしているので、通信装置1内に収容されている親局10−1〜10−nに接続されている全ての子局3−1〜3−m,5−1〜5−mに対して、動的に公平に帯域を割当てることができる。
たとえば、親局10−1に接続されている子局3−1〜3−mがすべて送信待ち状態になっている(網が混雑している)場合、親局10−1の平均値算出部14によって算出される最低保証帯域の平均値は、親局10−2〜10−nの平均値算出部14によって算出される最低保証帯域の平均値よりも大きくなることが想定される。この場合、監視制御部20内の最大値判定部21は、網が混雑している親局10−1の平均値算出部14によって算出された最低保証帯域の平均値を設定値として親局10−1〜10−nに通知する。すなわち、親局10−1〜10−nの帯域判定部11は、親局10−1の平均値算出部14によって算出された最低保証帯域の平均値を用いて自局に接続されている子局3−1〜3−m,5−1〜5−mに対する割当帯域を算出する。これにより、網が混雑している親局10−1に接続されている子局3−1〜3−m、およびそれ以外の親局10−2〜10−nに接続されている子局5−1〜5−mの最低保証帯域が等しい場合、すべての子局3−1〜3−m,5−1〜5−mに割当てられる帯域はほぼ等しくなり、公平性が保たれる。
実施の形態2.
図9および図10を用いてこの発明の実施の形態2を説明する。この発明にかかる実施の形態2の通信装置が適用される通信システムは、図1に示した通信装置1の代わりに通信装置1aを備えている。
図9は、この発明にかかる実施の形態2の通信装置1aの構成を示すブロック図である。図9に示した通信装置1aは、図2に示した通信装置1の監視制御部20の代わりに、最大値判定部21が検出した最大値を複数個記憶し、記憶した最大値の平均値を算出する平均値算出部23(特許請求の範囲でいうところの設定平均値算出部)が追加されている監視制御部20aを備えている。図2に示した通信装置1と同じ機能を持つ構成部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
つぎに、この発明にかかる実施の形態2の通信装置が適用される通信システムの帯域制御の動作を説明する。なお、子局3−1〜3−m,5−1〜5−m、および親局10−1〜10−nの動作は、実施の形態1と同じであるので、ここではその説明を省略し、図10のフローチャートを参照して監視制御部20aの動作のみを説明する。なお、ここでは、説明を簡単にするために、平均値算出部14が記憶する最大値を1つとし、2つの最大値の平均値を算出するものとする。
平均値算出部14は、記憶する最大値の値を「0」にして記憶する最大値の値を初期化する(ステップS401)。最大値判定部21は、図3に示した平均値テーブルの平均値フィールドをすべて「0」にして初期化する(ステップS402)。
最大値判定部21は、内部通信路40および内部通信I/F部22を介して親局10−1〜10−nから通知される平均値を受信する(ステップS403)。最大値判定部21は、親局10−1〜10−nからそれぞれ受信した平均値を、親局10−1〜10−nに対応させた平均値フィールドに記憶して、平均値テーブルを更新する(ステップS404)。
すべての親局10−1〜10−nから平均値を受信して、平均値テーブルの平均値フィールドを全て更新すると、最大値判定部21は、平均値テーブルの平均値フィールに記憶されている平均値の中から最大値を検出する(ステップS405,S406)。最大値判定部21は、検出した最大値を平均値算出部23に通知する。
平均値算出部23は、記憶している最大値と最大値判定部21から通知された最大値との平均値を算出する(ステップS407)。平均値算出部23は、最大値判定部21から通知された最大値を記憶している最大値の代わりに記憶する(ステップS408)。すなわち、平均値算出部23は、平均値を算出した後に、最大値判定部21から通知された最大値を1つ前の最大値として記憶する。
監視制御部20aは、平均値算出部23によって算出された平均値を内部通信I/F部22および内部通信路40を介して、親局10−1〜10−nに設定値として通知する(ステップS409)。
監視制御部20aが親局10−1〜10−nに設定値を通知すると、最大値判定部21は、平均値テーブルの平均値フィールドを初期化し、すべての親局10−1〜10−nからの平均値を受信した後に最大値を検出して平均値算出部23に通知し、平均値算出部14は、通知された最大値と記憶している最大値との平均値を算出するとともに最大値判定部21から通知された最大値を記憶し、監視制御部20aは平均値算出部14によって算出された平均値を親局10−1〜10−nに通知する動作を繰り返す(ステップS402〜S409)。
このようにこの実施の形態2では、監視制御部20a内の平均値算出部23が、最大値判定部21によって検出された最大値を複数個記憶しておき、記憶した最大値の平均値を算出して設定値とするようにしているので、ある親局に接続されている子局がバースト的にトラフィックを発生したことにより瞬間的に最低保証帯域の平均値が大きくなった場合でも、他の親局に接続されている子局に対する割当帯域の急激な変動を抑制し、徐々に混雑している親局に接続されている子局に対する割当帯域にあわせこむことができる。
また、通知カウンタ15の初期値Cを大きい値に設定すると最大値判定部21が検出した平均値である設定値と実際の状態との差が大きくなり、通知カウンタ15の初期値Cを小さい値に設定すると設定値は実際の状態を反映しやすい反面、瞬時的な影響を受けやすくなるが、この実施の形態2では、最大値の平均値を算出して設定値とするようにしているので、通知カウンタ15の初期値Cを小さくして設定値を実際の状態を反映するようにしても、瞬時的な影響を緩やかに保つことができる。
実施の形態3.
図11および図12を用いてこの発明の実施の形態3を説明する。この発明にかかる実施の形態3の通信装置が適用される通信システムは、図1に示した通信装置1の代わりに通信装置1bを備えている。
図11は、この発明にかかる実施の形態3の通信装置1bの構成を示すブロック図である。図11に示した通信装置1bは、図2に示した通信装置1の親局10−1〜10−nの代わりに、帯域判定部11に通知・設定判定部17が追加された親局10a−1〜親局10a−nを備えている。図2に示した通信装置1と同じ機能を持つ構成部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
通知・設定判定部17は、平均値算出部14が算出した平均値を監視制御部20に通知するか否かを決定するための通知フラグ、および監視制御部20から通知された設定値を使用するか否かを決定するための設定値使用フラグを備えている。通知フラグおよび設定値使用フラグは、動作開始時に予め定められた値となるようにしてもよいし、外部から設定するようにしてもよい。通知・設定判定部17は、通知フラグに基づいて平均値算出部14が算出した平均値を監視制御部20に通知するか否かを決定し、設定値通知フラグに基づいて平均値算出部14が平均値を算出する際に、監視制御部20から通知された設定値を使用するか否かを決定する。
つぎに、この発明にかかる実施の形態3の通信装置が適用される通信システムの帯域制御の動作を説明する。なお、子局3−1〜3−m,5−1〜5−m、および監視制御部20の動作は、実施の形態1と同じであるので、ここではその説明を省略し、図12のフローチャートを参照して、親局10a−1を例に挙げて、親局の動作のみを説明する。
平均値算出部14は、通知カウンタ15の値を予め定められた初期値Cに初期化する(ステップS501)。平均値算出部14は、記憶部16の平均値を記憶する領域に「0」を記憶させて、平均値を「0」に初期化する(ステップS502)。
自局に接続されている全ての子局3−1〜3−mから送信待ちパケットのデータ量を受信すると、帯域判定部11は、待ち状態となっている子局3−1〜3−m、すなわち受信した送信待ちパケットのデータ量が「0」以外の子局3−1〜3−mの最低保証帯域を読み出して、送信待ちパケットのデータ量が「0」以外の子局3−の最低保証帯域の合計値を算出する(ステップS503,S504)。最低保証帯域の合計値を算出すると、帯域判定部11は、通知カウンタ15の値を1減算する(ステップS505)。
平均値算出部14は、(式1)を用いて平均値を算出する(ステップS506)。平均値算出部14は、通知カウンタ15のカウント値が「0」であるか否かを判定する(ステップS507)。通知カウンタ15のカウント値が「0」の場合、平均値算出部14は、通知・設定判定部17に監視制御部20に平均値を通知するタイミングであることを通知する。
通知・設定判定部17は、通知フラグが「TRUE」であるか否かを判定する(ステップS508)。通知フラグが「TRUE」の場合、通知・設定判定部17は、監視制御部20に平均値を通知することを平均値算出部14に通知する。平均値算出部14は、算出した平均値を監視制御部20に内部通信I/F部22および内部通信路40を介して通知する(ステップS509)。通知フラグが「TRUE」でない(通知フラグが「FALES」である)場合、通知・設定判定部17は、監視制御部20に平均値を通知しないことを平均値算出部14に通知する。この場合、平均値算出部14は、算出した平均値を監視制御部20には通知しない。
監視制御部20に平均値を通知しないことを通知されたか、または監視制御部20に平均値を通知した後に、平均値算出部14は、通知カウンタ15の値を初期値Cに初期化する(ステップS510)。平均値算出部14は、記憶部16の平均値を記憶する領域に「0」を記憶させて平均値を初期化する(ステップS511)。
通知カウンタ15のカウント値が「0」以外の場合、または平均値算出部14が平均値を初期化した後に、通知・設定判定部17は、設定値使用フラグが「TRUE」であるか否かを判定する(ステップS512)。設定値使用フラグが「TRUE」である場合、通知・設定判定部17は、設定値を使用することを帯域判定部11に通知する。
設定値を使用することが通知されると、帯域判定部11は、記憶部16に記憶されている設定値と、ステップS504において算出した最低保証帯域の合計値とを比較する(ステップS513)。設定値が最低保証帯域の合計値よりも大きい場合、帯域判定部11は、設定値を用いて割当帯域を算出する(式2)によって子局3−1〜3−mそれぞれの割当帯域D1〜Dnを算出する(ステップS514)。
記憶部16に記憶されている設定値が最低保証帯域の合計値以下の場合、または、設定値使用フラグが「TRUE」でない(設定値使用フラグが「FALES」である)場合、帯域判定部11は、合計値を用いて割当帯域を算出する(式3)によって子局3−1〜3−mそれぞれの割当帯域D1〜Dmを算出する(ステップS515)。
帯域判定部11は、(式2)または(式3)を用いて算出した子局3−1〜3−mへの割当帯域D1〜Dmを子局通信I/F部12を介して通知する(ステップS516)。
親局10a−1は、子局3−1〜3−mから送信待ちパケットのデータ量を受信すると、通知カウンタ15を減算し、平均値および子局3−1〜3−mへの割当帯域を算出し、算出した割当帯域を子局3−1〜3−mに通知するとともに、通知カウンタ15が「0」であってかつ通知フラグが「TRUE」の場合には、算出した平均値を監視制御部20に通知する動作を繰り返す(ステップS503〜S516)。
このようにこの実施の形態3では、各親局10a−1〜10a−mの帯域判定部11内の通知・設定判定部17が、最低保証帯域の平均値を監視制御部20に通知するか否か、および監視制御部20から通知される設定値を使用するか否かを決定するようにしているので、自局の状態を他の親局に反映させるか否か、および他の親局の状態を自局に反映させるか否かを選択することが可能となり、自局の状態を他の親局に反映させるが、他の親局の状態に影響を受けないサービスをビジネスユーザ向けに提供したり、他の親局に影響を与えないが、他の親局の状態を反映する帯域制御を行うサービスをマスユーザ向けに提供するなど、多様なサービス形態を実現することができる。
以上のように、本発明にかかる通信装置は、動的に公平な帯域制御が要求される通信システムに有用であり、特に、複数のPON区間を有する通信システムに適している。
この発明にかかる通信装置が適用される通信システムの構成を示す図である。 図1に示した通信装置の構成を示すブロック図である。 図2に示した最大判定部が有する平均値テーブルを示す図である。 図1に示した子局の構成を示すブロック図である。 この発明にかかる実施の形態1の子局の動作を説明するためのフローチャートである。 この発明にかかる実施の形態1の通信装置内の親局の動作を説明するためのフローチャートである。 この発明にかかる通信装置内の親局が記憶する設定値の更新処理動作を説明するためのフローチャートである。 この発明にかかる実施の形態1の通信装置内の監視制御部の動作を説明するためのフローチャートである。 この発明にかかる実施の形態2の通信装置の構成を示すブロック図である。 この発明にかかる実施の形態2の通信装置内の監視制御部の動作を説明するためのフローチャートである。 この発明にかかる実施の形態3の通信装置の構成を示すブロック図である。 この発明にかかる実施の形態3の通信装置内の親局の動作を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1,1a,1b 通信装置
3−1,3−2,3−m,5−1,5−2,5−m 子局
7−1,7−2,7−n 光受動素子
9−1,9−n 伝送路
10−1,10−2,10−n 親局
11 帯域判定部
12 子局通信I/F部
13,22 内部通信I/F部
14,23 平均値算出部
15 通知カウンタ
16 記憶部
17 通知・設定判定部
20 監視制御部
21 最大値判定部
40 内部通信路

Claims (4)

  1. 伝送路を介して接続される1もしくは複数の子局に割当てる割当帯域を算出して前記子局に通知する帯域判定部を有する親局を複数収容する通信装置において、
    前記複数の親局から通知される平均値の中から最大値を検出する最大値判定部を有し、この最大値判定部によって検出された最大値を前記複数の親局に設定値として通知する監視制御部、
    を備え、
    前記複数の親局の帯域判定部は、
    前記子局から送信すべきデータの有無の通知を受けると、送信すべきデータを有するすべての子局の最低保証帯域の平均値を算出し、算出した平均値を所定のタイミングで前記監視制御部に通知する平均値算出部、
    を備え、
    前記監視制御部から通知された設定値と、前記送信すべきデータを有する全ての子局の最低保証帯域の合計値とを比較し、この比較の結果が大きい方の値を用いて前記子局に対する割当帯域を算出すること、
    を特徴とする通信装置。
  2. 前記監視制御部は、
    前記複数の親局に通知する設定値の平均値を算出する設定平均値算出部、
    をさらに備え、
    前記設定平均値算出部によって算出された平均値を前記複数の親局に設定値として通知すること、
    を特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記帯域判定部は、
    前記平均値算出部によって算出された平均値を前記監視制御部に通知するか否か、および/または、前記子局に対する割当帯域を算出する際に前記監視制御部から通知された設定値を使用するか否かを決定する通知設定判定部、
    をさらに備え、
    前記通知設定判定部によって前記設定値を使用しないと決定された場合には、前記送信すべきデータを有するすべての子局の最低保証帯域の合計値を用いて、前記子局に対する割当帯域を算出すること、
    を特徴とする請求項1または2に記載の通信装置。
  4. 前記所定のタイミングを、
    前記平均値算出部によって平均値が算出された回数が、予め定められた値となったときとすること、
    を特徴とする請求項1〜3の何れか1つに記載の通信装置。
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