JP2021034808A - 局側装置、光通信システム、及び、通信リソース割り当て方法 - Google Patents

局側装置、光通信システム、及び、通信リソース割り当て方法 Download PDF

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Abstract

【課題】仮想PON構築時において、要求される、帯域と遅延時間の両方をパラメータとした、通信リソースの割り当てを可能とする。【解決手段】先ず、仮想PON要求の情報を取得する。次に、1つの加入者側装置に対して複数の帯域要求がなされている場合に、各帯域要求を紐づけ要求として互いに紐づけする。次に、優先順に、帯域要求が空帯域に割り当て可能か否かを判定する。判定の結果、割り当て可能な場合は、割り当てられていない帯域要求の中で、優先順の最も早い帯域要求を割当帯域として割り当て、この帯域要求に紐付された紐付要求がある場合は、紐付要求に対して仮帯域を割り当て、この帯域要求が紐付要求としてすでに仮帯域に割り当てられている場合は、その仮帯域の部分を割当帯域として確定する。一方、判定の結果、割り当て可能でない場合は、仮帯域の中で、優先度が最も低い帯域要求の部分を開放し、再び判定を行う。【選択図】図4

Description

この発明は、例えば、仮想受動光ネットワーク(仮想PON:Passive Optical Network)に用いることができる局側装置、及び、この局側装置を備える光通信システム、並びに、この局側装置で実施可能な通信リソース割り当て方法に関する。
次世代のモバイルサービスでは、局側装置と加入者側装置の間のモバイルフロントホールに、PONシステムを適用した構成が検討されている。また、次世代のモバイルサービスでは、様々なサービスを効率的に提供することを目指して、ネットワークを仮想的に分離することにより、例えば、各サービスの要求品質を満足する仮想ネットワークを、サービスごとに個別に用意することが考えられている。
従って、PONシステムを適用したモバイルフロントホールにおいても、1つの物理PONを仮想的に分離した仮想PONの構築が必要となる。仮想PONの構築は、データ通信が開始される前に実施される。
PONを仮想的に分離する場合、通信リソースをどのように効率的に各サービスに割り当てるかが重要になる。これまでに、通信リソースの1つである帯域に対して効率的に割り当てる方法が提案されている(例えば、特許文献1又は2、非特許文献1参照)。
特開2008−227985号公報 特開2009−010687号公報
"IoTサービス提供に向けたフレキシブル・ダイナミックにMFH/MBHを制御するアーキテクチャの提案"、斉藤洋之他、信学技報CS2018−50,pp.53−58、電子情報通信学会通信方式(CS)研究会
しかしながら、第5世代(5G)以降のモバイルサービスでは、帯域だけでなく遅延時間も品質の重要な要素となる。これまで、遅延時間に対する要求を考慮した通信リソースの割り当ては検討されていない。
この発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものである。この発明の目的は、仮想PONにおいて、要求される、帯域と遅延時間の両方をパラメータとした、通信リソースの割り当てを可能とする、局側装置、光通信システム、及び、通信リソース割り当て方法を提供することにある。
上述した目的を達成するために、この発明の局側装置は、複数の加入者側装置が接続され、複数の加入者側装置との間で、複数の仮想受動光ネットワークを構成する。局側装置は、複数の終端部で構成され、終端部はそれぞれ異なる波長が割り当てられ、複数の加入者側装置の一部又は全部との間で、光信号を送受信する。さらに、局側装置は、仮想制御
装置と接続しており、加入者側装置の帯域要求を含む仮想受動光ネットワーク要求を仮想制御装置から取得し、取得した仮想受動光ネットワーク要求に基づいて、通信リソースの割り当てを行うリソース割当部を備えて構成される。
リソース割当部は、予め定められた優先順に従って帯域を割り当てる第1の割当ポリシーと、同一の加入者側装置に対して複数の帯域要求がなされている場合、この複数の帯域要求を同一の終端部に割り当てる第2の割当ポリシーとに従って、帯域割当を行う。
また、この発明の光通信システムは、上述の局側装置と、局側装置に接続された複数の加入者側装置を備え、複数の仮想受動光ネットワークを構成する。
また、この発明の通信リソース割り当て方法は、複数の加入者側装置が接続され、複数の加入者側装置との間で、複数の仮想受動光ネットワークを構成する局側装置が行う通信リソース割り当て方法であって、以下の過程を備えている。
先ず、各加入者側装置からの1又は複数の帯域要求と、各帯域要求の優先順の情報とを有する仮想受動光ネットワーク要求の情報を取得する。次に、1つの加入者側装置に対して複数の帯域要求がなされている場合に、各帯域要求を紐づけ要求として互いに紐づけする。次に、優先順に、割り当てられていない帯域要求、及び、帯域要求の紐づけ要求が空帯域に割り当て可能か否かを判定する。
判定の結果、割り当て可能な場合は、割り当てられていない帯域要求の中で、優先順の最も早い帯域要求を割当帯域として割り当て、この帯域要求に紐付された紐付要求がある場合は、紐付要求に対して仮帯域を割り当て、この帯域要求が紐付要求としてすでに仮帯域に割り当てられている場合は、その仮帯域の部分を割当帯域として確定する。一方、判定の結果、割り当て可能でない場合は、仮帯域の中で、優先度が最も低い帯域要求の部分を開放し、再び判定を行う。
上述の局側装置、光通信システム及び通信リソース割り当て方法の好適実施形態によれば、帯域要求には、帯域要求に対応するサービスに応じた遅延時間を示す遅延クラスが与えられており、リソース割当部は、遅延クラスごとに異なる時間スロット周期で割り当てる。
また、上述の局側装置、光通信システム及び通信リソース割り当て方法の他の好適実施形態によれば、優先順は、遅延クラスが示す遅延時間が少ないほど優先される。
この発明の局側装置、光通信システム、及び、通信リソース割り当て方法によれば、設定優先度を守りつつ、1つのONUからの帯域要求を1つの仮想PONに収容できる。
光通信システムの構成例を示す模式図である。 光通信システムが備えるOLTの構成例を示す模式図である。 仮想PON要求の構成例を示す模式図である。 リソース割当部における処理の一例を示すフローチャートである。 帯域要求の優先度の順(優先順)を示す模式図である。 遅延クラス1の帯域要求に対する割当を行った結果を示す模式図である。 遅延クラスごとのタイムスロットを示す模式図である。 各ONUが収容された仮想PON(収容仮想PON)を示している。
以下、図を参照して、この発明の実施の形態について説明するが、各構成要素の形状、大きさ及び配置関係については、この発明が理解できる程度に概略的に示したものに過ぎない。また、以下、この発明の構成例につき説明するが、単なる好適例にすぎない。従って、この発明は以下の実施の形態に限定されるものではなく、この発明の構成の範囲を逸脱せずにこの発明の効果を達成できる多くの変更又は変形を行うことができる。
図1を参照して、この発明に係る光通信システムの構成を説明する。図1は、光通信システムの構成例を示す模式図である。
光通信システムは、モバイルフロントホールとして、PON15を備えている。PON15は、局側装置(OLT:Optical Line Terminal)200と、光カプラ300と、複数の加入者側装置(ONU:Optical Network Unit)400−1〜n(nは2以上の整数)を備えて構成されている。OLT200は、光カプラ300に光ファイバで接続されている。また、複数のONU400−1〜nは、それぞれ、光カプラ300に光ファイバで接続されている。従って、PON15は、OLT200に接続された光ファイバが光カプラ300で分岐され、分岐された光ファイバに、ONU400−1〜nがそれぞれ接続される構成となる。
OLT200には、モバイル親機として、ベースバンド処理部(BBU:Base Band Unit)500が接続されている。また、各ONU400−1〜nには、モバイル子機として、リモート無線送受信部(RRH:Remote Radio Head)600−1〜nがそれぞれ接続されている。ここで、RRH600−1〜nも複数設けられていて、ONU400−1〜nとRRH600−1〜nとは一対一接続されている。
BBU500は、無線通信の管理制御や信号処理を行う。例えば、モバイルサービスの例としてLTE(Long Term Evolution)では、上位ネットワーク(モバイルNW)から受け取ったIP(Internet Protocol)パケットをOFDM(Orthogonal Frequency Devision Multiplexing)信号に変調して、PON15を経てRRH600−1〜nに送る。また、BBU500は、PON15を経てRRH600−1〜nから受け取ったOFDM信号を、IPパケットに復調して上位ネットワークに送る。
各RRH600−1〜nには、それぞれカバーエリアが設定されている。RRH600−1〜nは、カバーエリア内に含まれるユーザ端末700との間で、無線フレームの送受信を行う。RRH600−1〜nは、BBU500からPON15を経て受け取ったOFDM信号を増幅し、アンテナを利用してユーザ端末700に送る。また、RRH600−1〜nは、ユーザ端末700から受け取ったOFDM信号を増幅して、PON15を経てBBU500に送る。
(OLT)
図2を参照して、光通信システムが備えるOLTの構成を説明する。図2は、光通信システムが備えるOLTの構成例を示す模式図である。
OLT200は、複数の終端部(OSU:Optical Subscriber Unit)230−1〜n、スイッチング素子210、合分波部220、及び、リソース割当部240を備えて構成される。また、OLT200には、仮想制御装置250が接続されている。ここで、OSU230−1〜n、スイッチング素子210及び合分波部220は、任意好適な従来公知の仮想PONと同様に構成できるため、詳細な説明を省略する。また、リソース割当部240及び仮想制御装置250は、CPUがコンピュータプログラ
ムを実行することにより実現可能である。ここでは、仮想制御装置250が、OLT200とは分離して設けられ、OLT200に接続される例を説明するが、これに限定されない。仮想制御装置250とOLT200とは一体に設けられていてもよいし、OLT200内に仮想制御装置250が設けられていてもよい。
スイッチング素子210は、上位ネットワークと各OSU230−1〜nとの通信経路を設定する。スイッチング素子210は、例えば、任意好適な従来公知のL2スイッチ又はL3スイッチ、あるいは、これらを統合したL2/L3スイッチ(L2/L3 Switch)で構成できる。
スイッチング素子210は、リソース割当部240からの指示に応じて、上位ネットワークから送られてきた下りデータを各OSU230−1〜nに振り分けて送るとともに、各OSU230−1〜nから送られてきた上りデータを上位ネットワークに送る。
各OSU230−1〜nには異なる波長が割り当てられている。ここでは、OLT200がn個のOSU230−1〜nを備えていて、第k(kは1以上n以下の整数)のOSU230−kには、第kの波長λkが割り当てられているものとする。各OSU230−1〜nは、PON−MAC232と光トランシーバ234を備えている。
PON−MAC232は、OSU230に収容されるONUとの送受信のための帯域割当を行う。この帯域割当は、例えば、動的帯域割当(DBA:Dynamic Bandwidth Allocation)で行われる。PON−MAC232は、ONUに指示する下り制御信号を生成する。下り制御信号には、各ONUからの上り光信号の送信タイミングなどの情報が含まれる。また、PON−MAC232は、各ONUから送られる上り制御信号に含まれる情報を読み取る。上り制御信号には、ONUの使用帯域などの情報が含まれる。PON−MAC232は、ONUの使用帯域の情報に基づいてDBAを行う。
PON−MAC232は、下り制御信号と、スイッチング素子210から受け取った下りデータを、下り電気信号として、光トランシーバ234に送る。また、PON−MAC232は光トランシーバ234から受け取った上り電気信号から上りデータを抽出して、スイッチング素子210に送る。
光トランシーバ234は、光/電気変換手段と、電気/光変換手段とを備えて構成される。光/電気変換手段は、上り光信号を上り電気信号に変換する。光/電気変換手段として、例えば、PD(Photo Diode)を用いることができる。電気/光変換手段は、下り電気信号を下り光信号に変換する。電気/光変換手段として、例えば、LD(Laser Diode)を用いることができる。
第kのOSU230−kが備える光トランシーバ234は、波長λukの上り光信号を上り電気信号に変換することができ、また、下り電気信号を波長λdkの下り光信号に変換することができるように設定される。ここでは、第kの上り光信号の波長λukと、第kの下り光信号の波長λdkを、あわせて第kの波長λkと表すこともある。
合分波部220は、例えば、WDM(Wavelength Division Multiplexing)フィルタなどの任意好適な合分波器を備えて構成される。合分波部220は、各OSU230−1〜nから受け取った下り光信号を合波してONU側に送る。また、合分波部220は、各ONUから受け取った上り光信号を波長分離して、第kの波長λkの上り光信号を第kのOSU230−kに送る。
リソース割当部240は、仮想制御装置250から仮想PON要求を受け取り、この仮想PON要求に応じて、通信リソースの割り当てを行う。通信リソースの割り当ての結果得られる収容ONU情報は、各OSUに送られる。この収容ONU情報は、例えば、ONUの識別番号(ONU−ID)、要求遅延、及び、要求帯域の情報を含んでいる。また、通信リソースの割り当ての結果に基づいて、スイッチング素子210に、下り信号の宛先の変更などを指示する。なお、ここでは、リソース割当部240がOLT200内に設けられる例を説明したが、これに限定されない。リソース割当部240は、OLT200に接続されていればよく、例えば、仮想制御装置250内に設けられていてもよい。
仮想制御装置250は、各ONUからのサービス要求に基づいて、仮想PON要求を生成する。サービス要求は、例えば、識別番号(ONU−ID)のONUが要求するサービス内容と、そのサービス内容に対する要求帯域の情報を含んでいる。また、サービスごとに、遅延クラスが定められている。
図3を参照して仮想PON要求の構成例を説明する。図3は、仮想PON要求の構成例を示す模式図である。仮想PON要求は、仮想PONごとに分けて、リソース割当部240に指示される。図3では、仮想PON要求が、第1の仮想PON(vPON#1)に要求するものと第2の仮想PON(vPON#2)に要求するものとに分かれている。
仮想PON要求は、各仮想PONについて、複数の遅延クラスに分けられている。ここでは、遅延クラス1〜3の3つの遅延クラスを有する例を説明する。この例では、遅延クラス1は、最も低遅延の遅延時間t1のクラスであり、遅延クラス2は、次に低遅延の遅延時間t2のクラスであり、遅延クラス3は、次に低遅延の遅延時間t3のクラスである。具体的には、遅延クラス1の遅延時間t1が62.5μsecであり、遅延クラス2の遅延時間t2は、遅延時間t1の2倍の125μsecであり、遅延クラス3の遅延時間t3は、遅延時間t2の2倍の250μsecであるものとする。
また、各遅延クラスにおいて、複数の帯域要求が存在する。各帯域要求には、使用するONUのONU−IDが指定されている。
ここで、複数の遅延クラスの要求がある場合、低遅延の遅延クラスに対する優先度が高く、高遅延の遅延クラスに対する優先度が低いものとする。また、1つの遅延クラスにおいて複数の帯域要求が存在する場合、図3において左側の帯域要求の優先度が高く、右側の帯域要求の優先度が低いものとする。具体的には、図3に示される仮想PON要求の例では、遅延クラス1で、最も左側の帯域要求を最も優先度を高くする。次いで、遅延クラス1で、左から2番目の帯域要求の優先度を高くし、右に向かうにつれて順に優先度を低くしていく。遅延クラス1の優先度を設定した後、次に、遅延クラス2の帯域要求を左から順に設定する。さらに、遅延クラス3の帯域要求を左から順に設定する。
仮想PON要求によっては、1台のONUに対する帯域要求が、複数存在する場合がある。また、1台のONUに対する帯域要求が、複数の遅延クラスや、複数の仮想PONに跨って存在する場合もある。
一般に、PONを仮想的に分離して構成される仮想PONでは、仮想PONごとに送受信の波長が異なる。このため、仮想PON要求を、ONU−IDを無視して、帯域要求単位で、別の仮想PONに割り当てると、各ONUは、複数の波長での、送受信に対応しなければならない。しかしながら、ONUが複数の波長での送受信を行うことは、経済的な観点から難しい。そこで、この発明では、リソース割当部240によるONUへのOSU230の割り当て方法を工夫している。
図4を参照して、通信リソース割り当て方法を説明する。図4は、リソース割当部における処理の一例を示すフローチャートである。リソース割当部は、予め定められた優先順に従って帯域を割り当てる第1の割当ポリシーと、同一のONUから複数の帯域要求があった場合、この複数の帯域要求を同一のOSUに割り当てる第2の割当ポリシーとに従って、帯域割当を行う。
先ず、ステップ(以下、ステップをSで示す。)10において、一例を図3に示した仮想PON要求の情報を取得する。
次に、S20において、紐付要求を把握する。S20では、1つのONUに対して複数の帯域要求がなされているかを把握する。1つのONUに対して複数の帯域要求がなされている場合、各帯域要求は、紐付要求として互いに紐付けされる。
次に、S30において、割り当てられていない帯域要求の中で、優先度の最も高い帯域要求及びその紐付要求が空帯域に割り当て可能か否かを判定する。ここで、空帯域は、使用可能帯域のうち、割当帯域又は仮帯域として設定されていない帯域を示す。また、割当帯域は、割当が確定した帯域を示す。また、仮帯域は、後述するS40において紐付要求に対して仮に割り当てられた帯域を示す。
なお、優先度の最も高い帯域要求が、すでに、紐付要求として仮帯域に割り当てられている場合は、空帯域の有無によらずS30の判定では割り当て可能(Yes)と判定する。
S30の判定において、割り当て可能でない場合(No)は、次に、S32において、仮帯域の中で、優先度の最も低い帯域要求の部分を開放する。その後、再び、S30の判定を行う。ここで、S32において、解放可能な仮帯域が無い場合は、リソース割り当て不可として、仮想制御装置にその旨、通知して、リソース割り当てを終了する。この場合、仮想制御装置は、各ONUからのサービス要求に基づいて、仮想PON要求を生成し直すなどする。
S30の判定において、割り当て可能な場合(Yes)は、次に、S40において、割り当てられていない帯域要求の中で、優先度の最も高い帯域要求に対して、帯域を割り当てる。また、その帯域要求に紐付された紐付要求がある場合は、紐付要求に対して仮帯域を割り当てる。優先度の最も高い帯域要求が紐付要求としてすでに仮帯域に割り当てられている場合は、その仮帯域の部分を割当帯域として確定する。
S50では、全帯域要求に対して帯域割当が完了したか否かを判定する。全帯域要求に対して帯域割当が完了した場合(Yes)は、通信リソース割当を完了する。その後、OLT−MAC内のDBA計算部で、DBA周期ごとに、最終的なタイムスロットの割り当てを行う。一方、S50の判定において、全帯域要求に対する帯域割当が完了していない場合(No)、再び、S30の判定を行う。
以上の割当を、全帯域要求が割り当てられるまで繰り返す。
図5〜8を参照して、図3に示す仮想PON要求を例にとり、この通信リソース割当の実施例を説明する。ここでは、PONが第1〜第4の仮想PONに分離可能であるものとする。図5は、帯域要求の優先度の順(優先順)を示す模式図である。図6は、遅延クラス1の帯域要求に対する割当を行った結果を示す模式図である。図7は、遅延クラスごとのタイムスロットを示す模式図である。図7(A)〜(C)は、それぞれ遅延クラス1〜3のタイムスロットを示し、図7(D)は、遅延クラス1〜3を組み合わせた状態のタイ
ムスロットを示している。図8は、各ONUが収容された仮想PON(収容仮想PON)を示している。
ここでは、図5に示すように、遅延クラス1の優先度が最も高く、遅延クラス2、遅延クラス3の順に優先度が低くなるものとする。また、同じ遅延クラスでは、第1の仮想PONの優先度が高く、第2の仮想PONの優先度が低いものとする。さらに、同じ遅延クラスの、同じ仮想PONでは、図5において最も左側の帯域要求の優先度が最も高く、右にいくにしたがって優先度が低くなるものとする。
先ず、優先順が1の帯域要求、この例では、ID1のONUからの第1の仮想PON(vPON#1)に対する遅延クラス1かつ要求帯域100Mbpsの帯域要求を、第1の仮想PON(vPON#1)に割り当てる。また、ID1のONUに対する他の帯域要求である紐付要求を仮帯域として割り当てる。この例では、優先順が12の、仮想PON1(vPON#1)に対する、遅延クラス2かつ要求帯域1000Mbpsの帯域要求、優先順が13の、仮想PON1(vPON#1)に対する、遅延クラス2かつ要求帯域500Mbpsの帯域要求、優先順が18の、仮想PON2(vPON#2)に対する、遅延クラス2かつ要求帯域1500Mbpsの帯域要求、及び、優先順が19の、仮想PON1(vPON#1)に対する、遅延クラス3かつ要求帯域50Mbpsの帯域要求が仮帯域として割り当てられる。
次に、他の帯域要求を優先順に割り当てる。この例では、優先順が2の、仮想PON1(vPON#1)に対する、ID2のONUからの遅延クラス1の帯域要求を、第2の仮想PON(vPON#2)に割り当てる。ついで、優先順が3の、仮想PON1(vPON#1)に対する、ID3のONUからの遅延クラス1の帯域要求を、第3の仮想PON(vPON#3)に割り当てる。以下、同様に、遅延クラス1の帯域要求を、遅延クラス1の遅延時間t1(この例では、62.5μsec)内に収まるように、優先順に、第1〜第4の仮想PON(vPON#1〜4)に順に繰り返し割り当てていく。各仮想PONにおける遅延クラス1のタイムスロットは、図7(A)に示すように遅延時間t1ごとに設けられる。
この結果、図6に示すように、先ず、優先順が1から11までの遅延クラス1の帯域要求が割当帯域に割り当てられ、優先順が12、13、18及び19の紐付要求が仮帯域に割り当てられる。
次に、優先順が12から18までの遅延クラス2の帯域要求を順に割り当てる。
ここでは、先ず、遅延クラス2の中で、優先順が最も早い12の帯域要求、この例では、ID1のONUからの第1の仮想PONに対する遅延クラス2かつ要求帯域1000Mbpsの帯域要求の割当を考える。ここで、ID1のONUからの帯域要求は、紐付要求として仮帯域に割り当てられている。この場合、仮帯域のうち、優先順が12の帯域要求の部分は、割当帯域として割り当てられて確定する。次の優先順が13の帯域要求もすでに、仮帯域に割り当てられているため、優先順が13の帯域要求の部分は、割当帯域として割り当てられて確定する。ついで、優先順が14の仮想PON1に対する、ID6のONUからの遅延クラス2の帯域要求を、第1の仮想PONに割り当てる。以下、同様に、遅延クラス2の帯域要求を、遅延クラス2の遅延時間t2(この例では、125μsec)内に収まるように、優先順に、第1〜第4の仮想PONに順に繰り返し割り当てていく。各仮想PONにおける遅延クラス2のタイムスロットは、図7(B)に示すように遅延時間t2ごとに設けられる。
この結果、優先順が12〜18までの遅延クラス2の帯域要求が割当帯域に割り当てら
れる。
次に、優先順が19から26までの遅延クラス3の帯域要求を順に割り当てる。遅延クラス3の割当は、遅延クラス2の割当と同様に行われ、遅延クラス3の帯域要求を、遅延クラス3の遅延時間t3(この例では、250μsec)内に収まるように、優先順に、第1〜第4の仮想PONに順に繰り返し割り当てていく。各仮想PONにおける遅延クラス3のタイムスロットは、図7(C)に示すように遅延時間t3ごとに設けられる。このように、遅延クラスごとに異なるタイムスロット周期で帯域要求が割り当てられる。
このようにして割り当てられた結果を、図8に示す。図8は、図3に示す仮想PON要求の要求帯域に対して割り当てられた仮想PONと、ONUのONU−IDを示している。
図8に示すように、複数の仮想PONに対して、複数の遅延クラスの要求をしているONU−IDがID1のONUが、同一のvPON1に割り当てられていることがわかる。また、この仮帯域を設定した場合であっても、優先順に割り当てられている。
すなわち、この発明によれば、設定優先度を守りつつ、1つのONUに対する複数の帯域要求を1つの仮想PONに収容できること、すなわち、第1の割当ポリシーと第2の割当ポリシーとに従って帯域割当を行えることが確かめられた。
なお、この優先度の設定は、一例であり、サービス品質によって任意好適に設定できる。例えば、図3に示すような仮想PON要求の中で最も左側の帯域要求について、遅延クラス1の帯域要求を最も優先度を高くし、同じ列の要求の中で、遅延クラス2及び3の優先度を順に低くしていくように設定してもよい。
15 PON
200 OLT
210 スイッチング素子
220 光合分波部
230 OSU
240 リソース割当部
250 仮想制御装置
300 光カプラ
400 ONU
500 BBU
600 RRH
700 ユーザ端末

Claims (11)

  1. 複数の加入者側装置が接続され、前記複数の加入者側装置との間で、複数の仮想受動光ネットワークを構成する局側装置であって、
    それぞれ異なる波長が割り当てられ、前記複数の加入者側装置の一部又は全部との間で、光信号を送受信する、複数の終端部と、
    前記加入者側装置の帯域要求を含む仮想受動光ネットワーク要求を仮想制御装置から取得し、該仮想受動光ネットワーク要求に基づいて、通信リソースの割り当てを行うリソース割当部と
    を備え、
    前記リソース割当部は、
    予め定められた優先順に従って帯域を割り当てる第1の割当ポリシーと
    同一の加入者側装置に対して複数の帯域要求がなされている場合、該複数の帯域要求を同一の終端部に割り当てる第2の割当ポリシーと
    に従って、帯域割当を行う
    ことを特徴とする局側装置。
  2. 前記リソース割当部は、
    1つの加入者側装置に対して複数の帯域要求がなされている場合に、各帯域要求を紐づけ要求として互いに紐づけし、
    予め定められた優先順に従って帯域を割当帯域として割り当てるとともに、紐付要求がある場合は仮帯域に割り当て、
    該帯域要求が紐付要求としてすでに仮帯域に割り当てられている場合は、その仮帯域の部分を割当帯域として確定し、
    要求帯域が割り当て可能でない場合は、仮帯域の中で、優先度が最も低い帯域要求の部分を開放する
    ことを特徴とする請求項1に記載の局側装置。
  3. 前記帯域要求には、当該帯域要求に対応するサービスに応じた遅延時間を示す遅延クラスが与えられており、
    前記リソース割当部は、遅延クラスごとに異なる時間スロット周期で割り当てる
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の局側装置。
  4. 前記優先順は、前記遅延クラスが示す遅延時間が少ないほど優先して設定される
    ことを特徴とする請求項3に記載の局側装置。
  5. 局側装置と、該局側装置に接続された複数の加入者側装置を備え、複数の仮想受動光ネットワークを構成する光通信システムであって、
    前記局側装置は、
    それぞれ異なる波長が割り当てられ、前記複数の加入者側装置の一部又は全部との間で、光信号を送受信する、複数の終端部と、
    前記加入者側装置の帯域要求を含む仮想受動光ネットワーク要求を仮想制御装置から取得し、該受動光ネットワーク要求に基づいて、通信リソースの割り当てを行うリソース割当部と
    を備え、
    前記リソース割当部は、
    予め定められた優先順に従って帯域を割り当てる第1の割当ポリシーと
    同一の加入者側装置に対して複数の帯域要求がなされている場合、該複数の帯域要求を同一の終端部に割り当てる第2の割当ポリシーと
    に従って、帯域割当を行う
    ことを特徴とする光通信システム。
  6. 前記リソース割当部は、
    1つの加入者側装置に対して複数の帯域要求がなされている場合に、各帯域要求を紐づけ要求として互いに紐づけし、
    予め定められた優先順に従って帯域を割当帯域として割り当てるとともに、紐付要求がある場合は仮帯域に割り当て、
    該帯域要求が紐付要求としてすでに仮帯域に割り当てられている場合は、その仮帯域の部分を割当帯域として確定し、
    要求帯域が割り当て可能でない場合は、仮帯域の中で、優先度が最も低い帯域要求の部分を開放する
    ことを特徴とする請求項5に記載の局側装置。
  7. 前記帯域要求には、帯域要求に対応するサービスに応じた遅延時間を示す遅延クラスが与えられており、
    前記リソース割当部は、遅延クラスごとに異なる時間スロット周期で割り当てる
    ことを特徴とする請求項5又は6に記載の光通信システム。
  8. 前記優先順は、前記遅延クラスが示す遅延時間が少ないほど優先して設定される
    ことを特徴とする請求項7に記載の光通信システム。
  9. 複数の加入者側装置が接続され、前記複数の加入者側装置との間で、複数の仮想受動光ネットワークを構成する局側装置が行う通信リソース割り当て方法であって、
    各加入者側装置からの1又は複数の帯域要求と、各帯域要求の優先順の情報とを有する仮想受動光ネットワーク要求の情報を取得する過程と、
    1つの加入者側装置に対して複数の帯域要求がなされている場合に、各帯域要求を紐付要求として互いに紐づけする過程と、
    優先順に、割り当てられていない帯域要求、及び、前記帯域要求の紐付要求が空帯域に割り当て可能か否かを判定する過程と、
    前記判定の結果、割り当て可能な場合は、割り当てられていない帯域要求の中で、優先順の最も早い帯域要求を割当帯域として割り当て、該帯域要求に紐付された紐付要求がある場合は、紐付要求に対して仮帯域を割り当て、該帯域要求が紐付要求としてすでに仮帯域に割り当てられている場合は、その仮帯域の部分を割当帯域として確定する過程と、
    前記判定の結果、割り当て可能でない場合は、仮帯域の中で、優先度が最も低い帯域要求の部分を開放し、再び前記判定を行う過程と
    を備える
    ことを特徴とする通信リソース割り当て方法。
  10. 前記帯域要求には、帯域要求に対応するサービスに応じた遅延時間を示す遅延クラスが与えられており、
    リソース割当部は、遅延クラスごとに異なる時間スロット周期で割り当てる
    ことを特徴とする請求項7に記載の通信リソース割り当て方法。
  11. 前記優先順は、前記遅延クラスが示す遅延時間が少ないほど優先して設定される
    ことを特徴とする請求項8に記載の通信リソース割り当て方法。
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JP2012105363A (ja) * 2012-02-16 2012-05-31 Sumitomo Electric Ind Ltd 局側装置、その制御方法およびそのコンピュータ・プログラム

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