JP6359984B2 - 局側光回線終端装置及びディスカバリ処理実行方法 - Google Patents

局側光回線終端装置及びディスカバリ処理実行方法 Download PDF

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Description

本発明は、局側光回線終端装置及びディスカバリ処理実行方法に関する。
セルラーシステムのトラヒックは年々増大している。急増するトラヒックに対応するため、将来セルラーシステムには通信容量拡大が必須である。そこで、従来のマクロセルよりも小型の基地局(スモールセル)を設置することが検討されている。スモールセルを多数配置することで、ネットワーク密度が増大して通信容量が向上する。基地局数が増加するため、基地局とコアネットワーク間のネットワーク(モバイルバックホール)では光リンクの効率的な収容が必要である。
また、多数のスモールセルの柔軟な配置のため基地局の機能をベースバンド信号処理部(BBU: Base Band Unit)と無線送受信部(RRH: Remote Radio Head)に分割した構成がとられる。一ヵ所に集約したBBUで複数のRRHを収容するC−RAN(Centralized Radio Access Network)構成も提案されており、この構成により集中制御や協調動作が容易となる。このBBU−RRH間ネットワーク(モバイルフロントホール)でも、スモールセル数に応じて光リンク数が増加するため、光リンクの効率的な収容が必要である。
そこで、モバイルフロントホール又はモバイルバックホールをPON(passive optical network)で構築することが検討されている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。PON技術は、複数の光ファイバを集約できるため経済化が期待される。
国際公開第2014/061552号 特開2014−120783号公報
GE−PON(IEEE802.3ah)、10G−EPON(IEEE802.3av)等では、新たにONUがPONに接続された際、ディスカバリ処理により自動でOLT(Optical Line Terminal)−ONU(Optical Network Unit)間のリンクが確立される。このとき、OLTは、ディスカバリゲートフレーム(discovery gate flame)を送信し、ディスカバリウィンドウ(discovery window)と呼ばれる時間の間、ONUからのレジスタ要求フレーム(register request flame)を受信するために待機する。したがって、OLTは、ディスカバリウィンドウの間、別の上りデータを受信することができない。
PONで使用されるOLTの構成を図10に示す。図10は、従来のモバイルネットワークにおけるOLT50の構成を示すブロック図である。図10に示すように、OLT50は、NW−IF521と、PON−IF522と、下り通信制御部523と、上り通信制御部524と、ディスカバリ処理部525とを備える。
NW−IF521は、自装置の上流側に位置する装置との間で信号の送受信を行うためのインターフェースである。
PON−IF522は、自装置の下流側(例えば、PON側)に位置する装置との間で信号の送受信を行うためのインターフェースである。
下り通信制御部523は、上流側に位置する装置から送信された下りデータをバッファリングし、下りデータをPONフレーム化して下流側に送信する。
上り通信制御部524は、下流側に位置する装置から送信された上りデータをバッファリングし、PONフレームを元のフレームに戻して上流側に送信する。
ディスカバリ処理部525は、ディスカバリ処理を行う。
図10において、下りデータは、NW−IF521から入力され、下り通信制御部523でバッファリングされてPONフレーム化される。そして、PONフレーム化された下りデータは、下り通信制御部523からPON−IF522を介して下流側に出力される。上りデータは、PON−IF522から入力され、上り通信制御部524でバッファリングされてPONフレームから元のフレームに戻される。そして、元のフレームに戻された上りデータは、上り通信制御部524からNW−IF521を介して上流側に出力される。
ここで、ディスカバリ処理部525は、ディスカバリ処理を行う場合、ディスカバリゲートフレームを新たに登録されたONUに対して送信する。このディスカバリゲートフレームは、下り通信制御部523からPON−IF522を介して出力される。ディスカバリゲートフレームが送信されると、OLT50はディスカバリウィンドウを設定する。そして、OLT50は、設定したディスカバリウィンドウの期間中にディスカバリ処理を実行する。
図11は、ディスカバリウィンドウを設定した際の一例を示す図である。縦軸は光区間のトラヒック量を表し、横軸は時間を表す。無線システムが時分割複信方式により通信を行う場合を想定しているため、光区間のトラヒックは、上りと下りで交互に発生している。図11では、上りデータの伝送中にディスカバリウィンドウが設定されている。この場合、上り通信制御部524は、ディスカバリウィンドウの間、レジスタ要求フレームを受信するために待機しているためそれ以外の上りデータを受信することができない。上り通信制御部524は、レジスタ要求フレームを受信すると、このレジスタ要求フレームをディスカバリ処理部525に送る。ディスカバリ処理部525は、レジスタ要求フレームを送信したONUに対して、LLID(Logical Link ID)、送信帯域及び送信タイミングの割当てを行う。そして、ディスカバリ処理部525は、割り当てたLLIDを含むレジスタフレーム(register flame)、送信帯域及び送信タイミングを含むゲートフレーム(gate flame)を、下り通信制御部523からPON−IF522を介して、レジスタ要求フレームを送信したONUに送信する。
上述したように、従来のOLTでは、ディスカバリウィンドウが設定されている期間、ONUからのレジスタ要求フレームを受信するために待機しており、それ以外の上りデータを受信することができない。そのため、上りリンクの通信効率が低下してしまうという問題があった。
上述の課題を鑑み、本発明は、モバイルネットワークのデータをPONで伝送する際において、上りリンクの通信効率の低下を軽減することができる技術の提供を目的としている。
本発明の一態様は、時分割複信方式により通信を行う複数の無線基地局を備える時分割複信無線システムと、加入者側光回線終端装置及び局側光回線終端装置を備えるPONシステムとを含んで構成される無線通信システムにおける局側光回線終端装置であって、予め設定された期間の間、光通信区間における上りリンクのトラヒック量を測定するトラヒック量算出部と、測定された前記トラヒック量に基づいて前記期間経過後において光通信区間における上りリンクのトラヒック量が所定の閾値未満となる期間を推定し、推定した期間を、新たな加入者側光回線終端装置と前記局側光回線終端装置との接続を確立するためのディスカバリ処理を実行する期間に決定するタイミング決定部と、決定された期間内でディスカバリ処理を実行するディスカバリ処理部と、を備える局側光回線終端装置である。
本発明の一態様は、時分割複信方式により通信を行う複数の無線基地局を備える時分割複信無線システムと、加入者側光回線終端装置及び局側光回線終端装置を備えるPONシステムとを含んで構成される無線通信システムにおける局側光回線終端装置が行うディスカバリ処理実行方法であって、予め設定された期間の間、光通信区間における上りリンクのトラヒック量を測定するトラヒック量算出ステップと、測定された前記トラヒック量に基づいて前記期間経過後において光通信区間における上りリンクのトラヒック量が所定の閾値未満となる期間を推定し、推定した期間を、新たな加入者側光回線終端装置と前記局側光回線終端装置との接続を確立するためのディスカバリ処理を実行する期間に決定するタイミング決定ステップと、決定された期間内でディスカバリ処理を実行するディスカバリ処理ステップと、を有するディスカバリ処理実行方法である。
本発明によれば、モバイルネットワークのデータをPONで伝送する際において、上りリンクの通信効率の低下を軽減することが可能となる。
本発明の第1の実施形態におけるモバイルネットワーク1のシステム構成を示すシステム図である。 LTEのTDDフレームの説明図である。 本発明の第1の実施形態におけるOLT11の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態におけるONU13の構成を示すブロック図である。 ディスカバリ処理の動作例を示す図である。 上りリンク及び下りリンクでのデータ伝送の説明図である。 光区間の上り通信トラヒックの具体例を示す図である。 本発明のOLT11が行う処理の流れを示すフローチャートである。 本発明が適用できるモバイルネットワークの他の例の構成を示すブロック図である。 従来のモバイルネットワークにおけるOLTの構成を示すブロック図である。 ディスカバリウィンドウを設定した際の一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態におけるモバイルネットワーク1(無線通信システム)のシステム構成を示すシステム図である。第1の実施形態では、モバイルフロントホールへPONを適用した場合について説明する。
第1の実施形態におけるモバイルネットワーク1は、OLT11、スプリッタ12、ONU13a〜13c、BBU14及びRRH15a〜15cを備える。図1において、光ファイバ10の一端(上流側)は、OLT11に接続される。OLT11には、BBU14が接続される。光ファイバ10の他端(下流側)は、スプリッタ12により分岐され、ONU13a、13b、13cに接続される。ONU13aはRRH15aに接続され、ONU13bはRRH15bに接続され、ONU13cはRRH15cに接続される。なお、以下の説明において、ONU13a〜13cについて特に区別しない場合にはONU13と記載する。また、以下の説明において、RRH15a〜15cについて特に区別しない場合にはRRH15と記載する。
OLT11は、情報処理装置を用いて構成される。OLT11は、PONに新たにONU13が接続されるとディスカバリ処理を行う。
スプリッタ12は、OLT11から送信された光信号を分配してONU13に伝送する。また、スプリッタ12は、ONU13から送信された光信号を集約してOLT11に伝送する。
ONU13は、光ファイバ10及びスプリッタ12を介してOLT11との間で有線通信を行う。また、ONU13は、自装置の下流側に位置する装置(例えば、RRH15)との間で無線通信を行う。
BBU14は、基地局のタイミング制御やベースバンド信号の処理を行う。
RRH15は、基地局の高周波信号の処理を行う。送信信号は、BBU14からOLT11、光ファイバ10、スプリッタ12、ONU13を介してRRH15に送られる。RRH15で送信信号が所望の高周波信号に変換され、電力増幅されて送信される。受信信号は、RRH15からONU13、スプリッタ12、光ファイバ10、OLT11を介してBBU14に送られる。その後、BBU14で、ベースバンド処理が行われ、受信データが復調される。
図1に示すようなモバイルネットワーク1に用いられる無線システムには、上りリンクと下りリンクで別の周波数帯を用いるFDD(Frequency division duplex)方式と、上りリンクと下りリンクで同じ周波数帯を用いるが時間帯域を変えるTDD(Time division duplex)方式がある。例えばLTE(Long term evolution)では、図2に示す7種類のTDDフレームが設定されている。TDDでは、上り/下りのトラヒックに合わせてフレーム構成を切換えることで、上りリンクと下りリンクの通信時間割合を柔軟に設定可能である。
図2は、LTEのTDDフレームの説明図である。
図2に示すように、LTEのTDDフレームでは、サブフレームで、データが転送される。なお、図2において、「D」はダウンリンクサブフレームを示し、「U」はアップリンクサブフレームを示し、「S」はスペシャルサブフレームを示す。ダウンリンクサブフレームは、OLT11側からONU13側への下り方向にデータを転送するフレームである。アップリンクサブフレームは、ONU13側からOLT11側への上り方向にデータを転送するフレームである。スペシャルサブフレームは、ダウンリンクパイロットタイムスロット(DwPTS)、ガードピリオド(GP)、及びアップリンクパイロットタイムスロット(UpPTS)で構成される。
図3は、本発明の第1の実施形態におけるOLT11の構成を示すブロック図である。
図3に示すように、OLT11は、NW−IF21と、PON−IF22と、下り通信制御部23と、上り通信制御部24と、ディスカバリ処理部25と、トラヒック量算出部26と、タイミング決定部27とを備える。
NW−IF21は、自装置の上流側に位置するBBU14との間で信号の送受信を行うためのインターフェースである。
PON−IF22は、自装置の下流側(例えば、PON側)に位置するONU13との間で信号の送受信を行うためのインターフェースである。
下り通信制御部23は、下りデータをバッファリングしてPONフレーム化して送出する。
上り通信制御部24は、上りデータをバッファリングしてPONフレームを元のフレームに戻す。
ディスカバリ処理部25は、ディスカバリ処理を行う。
トラヒック量算出部26は、光区間(光通信区間)における上りリンクのトラヒック量を測定する。
タイミング決定部27は、トラヒック量算出部26の測定結果に基づいて、上りリンクの通信が殆ど行われない期間を推定してディスカバリ処理を開始するタイミングを決定する。ここで、上りリンクの通信が殆ど行われない期間とは、上りリンクの通信(上りリンクのトラヒック量)が所定の閾値未満または全く行われない期間を表す。以下の説明では、上りリンクの通信が殆ど行われない期間を低通信期間と記載する。本実施形態において、トラヒック量とは、ネットワーク上を流れるデータ量を表す。より具体的には、トラヒック量とは、光区間の上りリンク上を流れるデータ量を表す。
図4は、本発明の第1の実施形態におけるONU13の構成を示すブロック図である。
図4に示すように、ONU13は、無線システム側IF31と、PON−IF32と、下り通信制御部33と、上り通信制御部34と、レジスタ処理部35とを備える。
無線システム側IF31は、自装置の下流側に位置するRRH15との間で信号の送受信を行うためのインターフェースである。
PON−IF32は、自装置の上流側(例えば、PON側)に位置するOLT11との間で信号の送受信を行うためのインターフェースである。
下り通信制御部33は、下りデータをバッファリングして、PONフレームを元のフレームに戻す。
上り通信制御部34は、上りデータをバッファリングして、PONフレーム化して出力する。
レジスタ処理部35は、ディスカバリ処理でOLT11から送られてくるレジスタフレーム及びゲートフレームを保持する。
本発明の第1の実施形態におけるモバイルネットワーク1では、新たにONU13がPONに接続された際、ディスカバリ処理により自動でOLT11とONU13との間のリンクが確立される。図5は、ディスカバリ処理の動作例を示す図である。図5の説明では、図1におけるONU13cが新たにPONに接続された場合を例に説明する。
ONU13cが新たにPONに接続されると、OLT11は新たに接続されたONU13cを発見し、発見したONU13cに対してディスカバリゲートフレームを送信する(PRC1)。その後、OLT11は、ディスカバリウィンドウと呼ばれる時間の間、ONU13cからのレジスタ要求フレームを受信するまで待機する。
ONU13cは、OLT11から送信されたディスカバリゲートフレームを受信すると、ランダム遅延時間後に、レジスタリクエストをOLT11へ送信する(PRC2)。
OLT11は、ONU13cからのレジスタリクエストを受信すると、ONU13cに対して、LLID、送信帯域及び送信タイミングを割当てる。そして、OLT11は、割り当てたLLIDの情報を含むレジスタフレームをONU13cに通知する(PRC3)。さらに、OLT11は、割り当てた送信帯域及び送信タイミングの情報を含むゲートフレームをONU13cに通知する(PRC4)。
ONU13cは、割当てられた送信帯域を利用して、OLT11に対してレジスタ確認フレーム(register ack flame)を送信する(PRC5)。
以上がディスカバリ処理の動作手順である。
このように、本発明の第1の実施形態におけるモバイルネットワーク1では、新たにONU13cがPONに接続された際、ディスカバリ処理が行われる。これにより、新たなONU13cのリンクを確立できる。
しかしながら、ディスカバリ処理が行われると、ディスカバリウィンドウの間では、OLT11は、新たに接続されるONU13cからのレジスタリクエストを受信するために待機する。そのため、ディスカバリウィンドウの間、OLT11は、別の上りデータ(例えば、他のONU13から送信された上りデータ)を受信することができない。その結果、PON区間の上りリンクの通信効率の劣化を招く。
そこで、本実施形態では、図3に示したように、OLT11に、トラヒック量算出部26と、タイミング決定部27とが設けられる。本実施形態では、トラヒック量算出部26は、上りリンクの通信トラヒック量を測定する。タイミング決定部27は、測定された上りリンクの通信トラヒック量から低通信期間の周期性を求める。そして、タイミング決定部27は、この周期性を基に、光区間における次の低通信期間を推定する。タイミング決定部27は、推定された低通信期間に基づいてディスカバリ処理を実行するタイミングを決定する。これにより、低通信期間で、ディスカバリウィンドウが設定されるようになり、PON区間の上りリンクの通信効率の劣化が防げる。このことについて、以下に説明する。
TDD無線システムでは、データが時分割で上りリンクと下りリンクとで交互に伝送される。したがって、フロントホールをPONに収容した場合、光区間でも、データが上りリンクと下りリンクとで交互に伝送される。このことから、光区間では、上りリンクのみ、又は下りリンクのみ、又は上りリンクと下りリンクの両者において、データ伝送が殆ど行われない区間が発生する。
図6は、TDDフレームで、上りリンク及び下りリンクでのデータ伝送の説明図である。
図2に示したようなLTEのTDDフレームの場合、図6において期間Taでは、下りリンクのデータ伝送のみが行われ、上りリンクのデータ伝送は行われない期間が発生する。この期間Taは、図2で示したTDDフレームにおける、「D」で示されるダウンリンクサブフレーム及び「S」で示されるスペシャルサブフレームのうちDwPTSの期間である。また、図6において期間Tbでは、上りリンクのデータ伝送のみが行われ、下りリンクのデータ伝送は行われない期間が発生する。この期間Tbは、図2で示したTDDフレームにおける、「U」で示されるアップリンクサブフレーム及び「S」で示されるスペシャルサブフレームのうちUpPTSの期間である。また、図6において期間Tcでは、上りリンクと下りリンクとにおいて共にデータ伝送が行われない期間が発生する。この期間Tcは、図2で示したTDDフレームにおける、「S」で示されるスペシャルサブフレームのうちのGPの期間である。
このように、TDDフレームでは、上りリンクでのデータ伝送と下りリンクでのデータ伝送とが交互に行われることから低通信期間には周期性がある。この周期性を用いれば、低通信期間を推定することができる。
図7は、光区間の上り通信トラヒックの具体例を示す図である。
図7に示すように、上りトラヒック量が大きくなる期間には周期性がある。トラヒック量算出部26は、例えば、図7における時刻T1〜T2の間で、上りトラヒック量を測定する。なお、トラヒック量算出部26が上りトラヒック量を測定する期間は、予め設定されていてもよいし、適宜変更されてもよい。そして、タイミング決定部27は、このトラヒックの測定結果から、上りトラヒック量が殆どなくなる期間Tp1、Tp2、Tp3の周期及びその長さを推定する。そして、タイミング決定部27は、この上りトラヒック量が殆どなくなる期間から、次に、上りトラヒック量が殆どなくなる期間Tp4を推定し、この上りトラヒック量が殆どなくなると推定される期間Tp4をディスカバリ処理を行うタイミングに決定する。そして、タイミング決定部27は、決定した期間Tp4にディスカバリ処理を行うように、ディスカバリ処理部25の処理タイミングを制御する。
本発明において、低通信期間の時刻、区間及び周期を得るためにトラヒック量を監視する時間は、任意に設定できる。ただし、トラヒック監視時間をTDDフレームの1周期より長く設定しないと、低通信期間の周期性を得る事ができない。例えばLTEシステムでは、TDD無線システムの上り/下りの通信割合変更周期が図2に示したTDDフレームの周期と比べ長いため、数フレームから数10フレーム分のトラヒックを監視しても良い。またLTEを例に取ると、ディスカバリウィンドウが、TDDフレームのダウンリンクサブフレーム及びDwPTS及びGPの合計時間に収まる場合、上りリンクのデータ伝送に全く影響を与えることなく、ディスカバリ処理を行うことが可能となる。
図8は、本発明のOLT11が行う処理の流れを示すフローチャートである。なお、図8の処理は、PONに新たにONU13が接続された場合に行われる。
トラヒック量算出部26は、上りリンクの通信トラヒック量を測定する(ステップS101)。トラヒック量算出部26は、測定期間が経過したか否か判定する(ステップS102)。測定期間が経過していない場合(ステップS102−NO)、トラヒック量算出部26は測定期間が経過するまで上りリンクの通信トラヒック量を測定する。
一方、測定期間が経過した場合(ステップS102−YES)、タイミング決定部27はトラヒック量算出部26の測定結果に基づいて次の低通信期間を推定する(ステップS103)。例えば、タイミング決定部27は、測定期間直後の低通信期間を推定する。その後、タイミング決定部27は、推定した低通信期間を、ディスカバリ処理を実行する期間に決定する。タイミング決定部27は、決定した期間内でディスカバリ処理を行うようにディスカバリ処理部25を制御する。ディスカバリ処理部25は、タイミング決定部27の制御に従って、決定された期間内でディスカバリ処理を実行する(ステップS104)。
以上のように構成されたOLT11によれば、予め設定された測定期間の間、上りリンクのトラヒックが測定されることによって測定期間経過直後に低通信期間となる期間が予測される。そして、予測された期間内でディスカバリ処理が実行される。そのため、上りリンクのデータ伝送への影響が少なく、ディスカバリ処理を行うことが可能となり、ディスカバリ処理による上りリンクのデータ転送効率の低下を防ぐことが可能になる。つまり、OLT11は、予め設定された測定期間の間、上りトラヒック量を算出し、上りトラヒックが殆どない期間(低通信期間)の周期性から、測定期間経過直後に上りトラヒックが殆どない期間(低通信期間)を推定して、ディスカバリ処理を行う。これにより、上りリンクのデータの殆どない期間で、ディスカバリ処理を行うことができる。そのため、上りリンクの通信効率の劣化を防ぐことが可能になる。
<変形例>
第1の実施形態におけるモバイルネットワーク1では、ONU13及びRRH15の台数が3台の場合を例に説明したが、モバイルネットワーク1には2台以下のONU13及びRRH15が接続されてもよいし、4台以上のONU13及びRRH15が接続されてもよい。
上記実施形態では、タイミング決定部27が測定期間直後の低通信期間を推定する構成を示したが、これに限定される必要はない。例えば、タイミング決定部27は、測定期間後の数回後の低通信期間を推定してもよい。
なお、本発明は、TDM−PONだけでなく、TWDM(Time and wavelength division multiplexing)−PONのOLTに対しても適用可能である。
また、本発明は、モバイルバックホールに適用することも可能である。
は、モバイルバックホールへの適用例を示す図である。
変形例におけるモバイルネットワーク101は、OLT111、スプリッタ112、ONU113a〜113c、代表基地局114及び基地局115a〜115cを備える。図において、光ファイバ110の一端(上流側)は、OLT111に接続される。OLT111には、代表基地局114が接続される。光ファイバ110の他端(下流側)は、スプリッタ112により分岐され、ONU113a、113b、113cに接続される。ONU113aは基地局115aに接続され、ONU113bは基地局115bに接続され、ONU113cは基地局115cに接続される。なお、以下の説明において、ONU113a〜113cについて特に区別しない場合にはONU113と記載する。また、以下の説明において、基地局115a〜115cについて特に区別しない場合には基地局115と記載する。
このモバイルネットワーク101では、コアネットワークとして、例えば、EPC(Evolved Packet Core)が用いられる。代表基地局114は、EPCに対し、ONU113に接続された各基地局115を代表して応答する。またEPCと基地局115間の通信は、代表基地局114を経由して行われる。
このようなモバイルバックホールに本発明を適用した場合であっても、図3に示したような構成のOLTを用いることで低通信期間で、ディスカバリウィンドウが設定されるようになりPON区間の上りリンクの通信効率の劣化が防げる。なお、具体的な処理については、第1の実施形態における処理と同様であるため説明を省略する。
なお、モバイルネットワーク1、101におけるOLT及びONUの全部又は一部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各部の処理を行っても良い。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
10、110:光ファイバ, 11、50、111:OLT, 12、112:スプリッタ, 13(13a〜13c)、113(113a〜113c):ONU, 14:BBU, 15(15a〜15c):RRH, 21、521:NW−IF, 22、522:PON−IF, 23、523:下り通信制御部, 24、524:上り通信制御部, 25、525:ディスカバリ処理部, 26:トラヒック量算出部, 27:タイミング決定部, 31:無線システム側IF, 32:PON−IF, 33:下り通信制御部, 34:上り通信制御部, 35:レジスタ処理部, 114:代表基地局、 115(115a〜115c):基地局

Claims (4)

  1. 時分割複信方式により通信を行う複数の無線基地局を備える時分割複信無線システムと、加入者側光回線終端装置及び局側光回線終端装置を備えるPONシステムとを接続して構成される無線通信システムにおける局側光回線終端装置であって、
    予め設定された期間の間、光通信区間における上りリンクのトラヒック量を測定するトラヒック量算出部と、
    測定された前記トラヒック量に基づいて前記期間経過後において光通信区間における上りリンクのトラヒック量が所定の閾値未満となる期間を推定し、推定した期間を、新たな加入者側光回線終端装置と前記局側光回線終端装置との接続を確立するためのディスカバリ処理を実行する期間に決定するタイミング決定部と、
    決定された期間内でディスカバリ処理を実行するディスカバリ処理部と、
    を備える局側光回線終端装置。
  2. 前記タイミング決定部は、前記時分割複信無線システムにおける上りリンクのトラヒック量が周期性を有することに基づいて、測定された前記トラヒック量から前記光通信区間における上りリンクのトラヒック量が所定の閾値未満となる期間を推定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の局側光回線終端装置。
  3. 時分割複信方式により通信を行う複数の無線基地局を備える時分割複信無線システムと、加入者側光回線終端装置及び局側光回線終端装置を備えるPONシステムとを接続して構成される無線通信システムにおける局側光回線終端装置が行うディスカバリ処理実行方法であって、
    予め設定された期間の間、光通信区間における上りリンクのトラヒック量を測定するトラヒック量算出ステップと、
    測定された前記トラヒック量に基づいて前記期間経過後において光通信区間における上りリンクのトラヒック量が所定の閾値未満となる期間を推定し、推定した期間を、新たな加入者側光回線終端装置と前記局側光回線終端装置との接続を確立するためのディスカバリ処理を実行する期間に決定するタイミング決定ステップと、
    決定された期間内でディスカバリ処理を実行するディスカバリ処理ステップと、
    を有するディスカバリ処理実行方法。
  4. 前記タイミング決定ステップでは、前記時分割複信無線システムにおける上りリンクのトラヒック量が周期性を有することに基づいて、測定された前記トラヒック量から前記光通信区間における上りリンクのトラヒック量が所定の閾値未満となる期間を推定する
    ことを特徴とする請求項3に記載のディスカバリ処理実行方法。
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