JP5835812B2 - 光加入者通信システム、光加入者通信方法及び上位装置 - Google Patents

光加入者通信システム、光加入者通信方法及び上位装置 Download PDF

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Description

本発明は、光加入者システム(PON:Passive Optical Network)を介して接続される上位装置及び下位装置からなる通信システムにおいて、下位装置から上位装置への上りデータを高速に転送する技術に関する。
パッシブダブルスター構成を用いた光加入者システムは、経済性が高く、GE−PONシステムやG−PONシステムとして広く世界で導入されており、高速化された10G−EPONシステムやXG−PONシステムについても検討が進んでいる。
従来技術の光加入者通信システムの構成を図1に示す。光加入者通信システムは、上位装置1、光加入者線終端装置(OLT:Optical Line Terminal)2、光ファイバ3F及び光カプラ3Cからなる光ファイバ区間3、光加入者線ネットワーク装置(ONU:Optical Network Unit)4−1、4−2、・・・、4−N並びに下位装置5−1、5−2、・・・、5−Nから構成される。
OLT2は、上位装置1の下位に接続される。ONU4−1、4−2、・・・、4−Nは、それぞれ下位装置5−1、5−2、・・・、5−Nの上位に接続される。光ファイバ区間3は、OLT2及びONU4−1、4−2、・・・、4−Nを接続する。
ここで、光ファイバ区間3のうち、OLT2及び光カプラ3Cの間は、ONU4−1、4−2、・・・、4−Nで共有される。そこで、上位装置1から下位装置5への下り方向については、TDM(Time Division Multiplexing)で通信が行われるが、下位装置5から上位装置1への上り方向については、TDMA(Time Division Multiple Access)で通信が行われる。
上り方向について、ONU4−1、4−2、・・・4−Nからの上りデータが衝突しないようにするため、また、ONU4−1、4−2、・・・4−Nに対して帯域の割り当てを適切に行うため、動的帯域割当(DBA:Dynamic Bandwidth Allocation)技術が実現されている(非特許文献1を参照)。
DBA技術の概要を以下に説明する。各下位装置5は、各ONU4に対して、上りデータを送信する。各ONU4は、上りデータをバッファリングし、OLT2に対して、上りデータ量をReportパケットとして通知する。
OLT2は、各ONU4のReportパケットに基づいて、各ONU4に対して、上りデータの送信時刻及び送信許可量を割り当てる。そして、OLT2は、各ONU4に対して、上りデータの送信時刻及び送信許可量をGateパケットとして通知する。
各ONU4は、受信したGateパケットに基づいて、OLT2に対して、上りデータを送信する。よって、各ONU4からの上りデータは、衝突することなく、かつ、所要帯域幅に基づいて、効率的にOLT2へ伝送されることが可能である。
DBA技術を運用する上で、OLT2及び各ONU4の間で、遅延時間を測定することにより、計測時刻を同期させるため、P2MP(Point−To−Multi Point)ディスカバリ技術が適用されている(非特許文献2を参照)。
従来技術のディスカバリの処理手順を示すタイムチャートを図2に示す。ディスカバリの処理手順の詳細を示すタイムチャートを図3に示す。ディスカバリ技術では、OLT2は、未登録ONU4Nを発見して登録するにあたり、未登録ONU4Nとの間で、遅延時間を測定することにより、未登録ONU4Nに対して、計測時刻を同期させる。
OLT2は、各ONU4に対して、ディスカバリパケットを送信し、応答パケットの送信タイミングを通知する。各ONU4のうち、未登録ONU4Nは、自装置内のランダムな処理遅延を経て、通知された応答パケットの送信タイミングに基づいて、OLT2に対して、応答パケットを送信し、自装置4Nの登録要求を行う。
OLT2は、各ONU4のうち、未登録ONU4Nに対して、当該装置の登録通知を行うとともに、Gateパケットを送信し、上りデータの送信タイミング及び上り通信の割当帯域を通知する。各ONU4のうち、未登録ONU4Nは、OLT2に対して、Gateパケットに対する受信応答を行う。その後、DBA技術が運用可能となる。
"技術基礎講座 GE−PON技術 第三回DBA機能,"NTT技術ジャーナル,pp.67−70,2005年10月. "技術基礎講座 GE−PON技術 第二回DBA機能,"NTT技術ジャーナル,pp.91−94,2005年9月. A.Larmo et al.,"The LTE Link−Layer Design,"IEEE Communications Magazine,pp.52−59,Apr.2009. "UMTS Long Term Evolution (LTE) Technology Introduction,"Rohde & Schwarz Application Note,1MA111,2008.
ところで、現在導入が進んでいる移動体無線通信サービスであるLTE(Long Term Evolution)や、LTEの発展系であるLTE−advancedでは、有限な周波数資源を効率よく使うため、セルサイズを小型化するとともに、複数の無線基地局の間の協調伝送技術や干渉回避技術を活用する。
さらに、図4に示すように、無線基地局の一部の機能を、基地局装置B(ベースバンド部、BBU:Base Band Unit)及び無線装置R(光張り出し基地局、RRH:Remote Radio Head)に分割し、それらの間を光デジタルインタフェースPで接続した構成とし、協調伝送技術や干渉回避技術を実現する。
したがって、無線基地局は、数が非常に多くなり、経済性の点から、PONシステムのような光アクセスネットワークで、効率的に収容することが重要となる。このとき、基地局装置Bは、上位装置1に対応し、各無線装置Rは、各下位装置5に対応し、PONシステムとして、OLT2、光ファイバ区間3及び各ONU4を適用する。
無線基地局の収容に関しては、無線基地局のベースバンド帯域については、LTEにおいても300Mb/s程度であるため、既存のPONシステムでも対応可能であり、基地局装置B及び各無線装置Rの間の所要帯域(Gb/sオーダ)についても、収容ONU数は限られるが、10G−EPON等の高速システムで対応可能である。
これに対して、基地局装置Bと各無線装置Rの間の遅延時間に対する要求条件は厳しい。つまり、図5に示すように、LTEの場合では、再送制御(HARQ)において、データ伝送、応答(ACK/NACK)及びデータ再送を、8msのサイクルで動作する必要がある(非特許文献3を参照)。よって、許容される片道の遅延時間は、基地局装置B及び各無線装置Rでの処理時間を含めて、4ms以下である必要があり、基地局装置B及び各無線装置Rでの処理時間を除いて、PON区間では1msに満たない。
下り方向については、TDMで通信が行われるため、基地局装置Bから各無線装置Rへのデータ送信タイミングを調整することにより、光ファイバ区間3の伝搬遅延が支配的となるため、PON区間の片道の遅延時間を1ms未満とすることは可能である。
これに対して、上り方向については、ディスカバリパケットに対する応答パケットは、図3で示したように、送出時間にランダムな時間帯幅を持つところ、図2で示すように、各無線装置Rから基地局装置Bへの上りデータと衝突する可能性がある。
そこで、ディスカバリパケットに対する応答パケットの送出時間中には、各無線装置Rから基地局装置Bへの上りデータを、各ONU4において滞留させることが考えられる。しかし、この場合には、PON区間の伝送に過剰な遅延が生じてしまう。
さらに、ディスカバリパケットに対する応答パケットの送出時間中には、各無線装置Rから基地局装置Bへの上りデータを、各ONU4において破棄することも考えられる。しかし、この場合には、PON区間の伝送に過剰な遅延は生じないが、等価的に無線区間の品質に劣化が生じるため、再送制御等が必要となり、ネットワークの性能が劣化する。
したがって、現行のディスカバリ処理を適用するPONシステムを、基地局装置B及び各無線装置Rの間の遅延時間に対する要求条件が厳しい光張り出し基地局方式に適用することはできなかったし、上位装置1及び各下位装置5の間の遅延時間に対する要求条件が厳しい光加入者通信システムに適用することもできなかった。
そこで、前記課題を解決するために、本発明は、光張り出し基地局方式等、PONシステムを介して接続される上位装置及び下位装置からなる通信システムにおいて、上位装置及び下位装置の間の遅延時間に対する厳しい要求条件を充足しつつ、OLTがONUを発見するディスカバリ処理を確実に実行することを目的とする。
上記目的を達成するために、上位装置が、各下位装置から自装置への上りデータと、OLTからのディスカバリパケットに対する各ONUからの応答パケットを、光カプラ及びOLTの間で衝突させないように、各下位装置における上りデータの送信タイミングと、OLTにおけるディスカバリパケットの送信タイミングを制御することとした。
具体的には、本発明は、単数又は複数の光加入者線ネットワーク装置と、前記単数又は複数の光加入者線ネットワーク装置に光ファイバ及び光カプラを介して接続される光加入者線終端装置と、前記各光加入者線ネットワーク装置の下位に接続される単数又は複数の下位装置と、前記光加入者線終端装置の上位に接続され、前記各下位装置から自装置への上りデータと、前記光加入者線終端装置からのディスカバリパケットに対する前記各光加入者線ネットワーク装置からの応答パケットを、前記光カプラ及び前記光加入者線終端装置の間で衝突させないように、前記各下位装置における上りデータの送信タイミングと、前記光加入者線終端装置におけるディスカバリパケットの送信タイミングを制御する上位装置と、を備えることを特徴とする光加入者通信システムである。
また、本発明は、上位装置が、自装置と通信を行う単数又は複数の下位装置に対して、前記各下位装置から自装置への上りデータの送信タイミングを制御する上り通信制御ステップと、前記上位装置が、自装置の下位に接続される光加入者線終端装置であって、前記各下位装置の上位に接続される単数又は複数の光加入者線ネットワーク装置に光ファイバ及び光カプラを介して接続される光加入者線終端装置に対して、前記光加入者線終端装置からのディスカバリパケットの送信タイミングを制御するディスカバリ制御ステップと、前記上位装置が、前記各下位装置から自装置への上りデータと、前記光加入者線終端装置からのディスカバリパケットに対する前記各光加入者線ネットワーク装置からの応答パケットを、前記光カプラ及び前記光加入者線終端装置の間で衝突させないように、前記上り通信制御ステップ及び前記ディスカバリ制御ステップを制御する衝突回避ステップと、を並行して備えることを特徴とする光加入者通信方法である。
また、本発明は、自装置と通信を行う単数又は複数の下位装置に対して、前記各下位装置から自装置への上りデータの送信タイミングを制御する上り通信制御部と、自装置の下位に接続される光加入者線終端装置であって、前記各下位装置の上位に接続される単数又は複数の光加入者線ネットワーク装置に光ファイバ及び光カプラを介して接続される光加入者線終端装置に対して、前記光加入者線終端装置からのディスカバリパケットの送信タイミングを制御するディスカバリ制御部と、前記各下位装置から自装置への上りデータと、前記光加入者線終端装置からのディスカバリパケットに対する前記各光加入者線ネットワーク装置からの応答パケットを、前記光カプラ及び前記光加入者線終端装置の間で衝突させないように、前記上り通信制御部及び前記ディスカバリ制御部を制御する衝突回避部と、を備えることを特徴とする上位装置である。
この構成によれば、各下位装置から上位装置への上りデータと、OLTからのディスカバリパケットに対する各ONUからの応答パケットは、光カプラ及びOLTの間で衝突しないことが保証されている。よって、各下位装置から上位装置への上りデータは、OLTからのディスカバリパケットに対する各ONUからの応答パケットが伝送されていることを理由として、各ONUにおいて滞留/破棄される必要がなくなる。
よって、PONシステムを介して接続される上位装置及び下位装置からなる通信システムにおいて、上位装置及び下位装置の間の遅延時間に対する厳しい要求条件を充足しつつ、OLTがONUを発見するディスカバリ処理を確実に実行することができる。
また、本発明は、前記上位装置は、前記各下位装置に対して、前記各下位装置から自装置への上り通信のスケジューリングを行い、前記各下位装置から自装置への上り通信のスケジューリングに基づいて、前記各下位装置における上りデータの送信タイミングと、前記光加入者線終端装置におけるディスカバリパケットの送信タイミングを制御することを特徴とする光加入者通信システムである。
また、本発明は、前記上り通信制御ステップでは、前記上位装置が、前記各下位装置に対して、前記各下位装置から自装置への上り通信のスケジューリングを行い、前記衝突回避ステップでは、前記上位装置が、前記上り通信制御ステップで行った前記各下位装置から自装置への上り通信のスケジューリングに基づいて、前記上り通信制御ステップ及び前記ディスカバリ制御ステップを制御することを特徴とする光加入者通信方法である。
また、本発明は、前記上り通信制御部は、前記各下位装置に対して、前記各下位装置から自装置への上り通信のスケジューリングを行い、前記衝突回避部は、前記上り通信制御部が行った前記各下位装置から自装置への上り通信のスケジューリングに基づいて、前記上り通信制御部及び前記ディスカバリ制御部を制御することを特徴とする上位装置である。
この構成によれば、OLTが、各ONUが各下位装置から上りデータを受信した後に、漸くPON区間での上り帯域制御を行うのではなく、上位装置が、各ONUが各下位装置から上りデータを受信する前に、予めPON区間での上り帯域制御を行うことができる。
また、本発明は、前記上位装置は、前記光加入者線終端装置におけるディスカバリパケットの送信タイミングを算出し、前記光加入者線終端装置に対して、算出した前記光加入者線終端装置におけるディスカバリパケットの送信タイミングを通知し、前記光加入者線終端装置は、ディスカバリパケットを生成し、前記上位装置から通知された自装置におけるディスカバリパケットの送信タイミングに基づいて、前記各光加入者線ネットワーク装置に対して、生成したディスカバリパケットを送信することを特徴とする光加入者通信システムである。
また、本発明は、前記上位装置が、前記ディスカバリ制御ステップにおいて、前記光加入者線終端装置におけるディスカバリパケットの送信タイミングを算出し、前記光加入者線終端装置に対して、算出した前記光加入者線終端装置におけるディスカバリパケットの送信タイミングを通知し、前記光加入者線終端装置が、ディスカバリパケットを生成し、前記上位装置から通知された自装置におけるディスカバリパケットの送信タイミングに基づいて、前記各光加入者線ネットワーク装置に対して、生成したディスカバリパケットを送信するディスカバリパケット生成ステップ、を前記ディスカバリ制御ステップの後にさらに備えることを特徴とする光加入者通信方法である。
また、本発明は、前記ディスカバリ制御部は、前記光加入者線終端装置におけるディスカバリパケットの送信タイミングを算出し、前記光加入者線終端装置に対して、算出した前記光加入者線終端装置におけるディスカバリパケットの送信タイミングを通知することを特徴とする上位装置である。
この構成によれば、上位装置からOLTへのトラフィックは、OLTにおけるディスカバリパケットの送信タイミングの情報のみであるため、軽減されることができる。
また、本発明は、前記上位装置は、前記光加入者線終端装置におけるディスカバリパケットの送信タイミングを算出し、ディスカバリパケットを生成し、算出した前記光加入者線終端装置におけるディスカバリパケットの送信タイミングに基づいて、前記光加入者線終端装置に対して、生成したディスカバリパケットを送信し、前記光加入者線終端装置は、前記各光加入者線ネットワーク装置に対して、前記上位装置から送信されたディスカバリパケットを転送することを特徴とする光加入者通信システムである。
また、本発明は、前記上位装置が、前記ディスカバリ制御ステップにおいて、前記光加入者線終端装置におけるディスカバリパケットの送信タイミングを算出し、ディスカバリパケットを生成し、算出した前記光加入者線終端装置におけるディスカバリパケットの送信タイミングに基づいて、前記光加入者線終端装置に対して、生成したディスカバリパケットを送信し、前記光加入者線終端装置が、前記各光加入者線ネットワーク装置に対して、前記上位装置から送信されたディスカバリパケットを転送するディスカバリパケット転送ステップ、を前記ディスカバリ制御ステップの後にさらに備えることを特徴とする光加入者通信方法である。
また、本発明は、前記ディスカバリ制御部は、前記光加入者線終端装置におけるディスカバリパケットの送信タイミングを算出し、ディスカバリパケットを生成し、算出した前記光加入者線終端装置におけるディスカバリパケットの送信タイミングに基づいて、前記光加入者線終端装置に対して、生成したディスカバリパケットを送信することを特徴とする上位装置である。
この構成によれば、OLTにおける処理負担は、上位装置から送信されたディスカバリパケットを転送することのみであるため、軽減されることができる。
また、本発明は、前記上位装置は、前記光加入者線終端装置からのディスカバリ開始要求をトリガとして、前記各下位装置における上りデータの送信タイミングと、前記光加入者線終端装置におけるディスカバリパケットの送信タイミングを制御することを特徴とする光加入者通信システムである。
また、本発明は、前記ディスカバリ制御ステップでは、前記上位装置が、前記光加入者線終端装置からのディスカバリ開始要求をトリガとして、前記光加入者線終端装置におけるディスカバリパケットの送信タイミングを制御することを特徴とする光加入者通信方法である。
また、本発明は、前記ディスカバリ制御部は、前記光加入者線終端装置からのディスカバリ開始要求をトリガとして、前記光加入者線終端装置におけるディスカバリパケットの送信タイミングを制御することを特徴とする上位装置である。
この構成によれば、ディスカバリ開始要求については、従来のOLTの機能をそのまま適用することができるため、本発明を適用しやすくなる。
また、本発明は、前記単数又は複数の下位装置は、光張り出し基地局方式における単数又は複数の無線装置であり、前記上位装置は、光張り出し基地局方式における基地局装置であることを特徴とする光加入者通信システムである。
また、本発明は、前記単数又は複数の下位装置は、光張り出し基地局方式における単数又は複数の無線装置であり、前記上位装置は、光張り出し基地局方式における基地局装置であることを特徴とする光加入者通信方法である。
また、本発明は、前記単数又は複数の下位装置は、光張り出し基地局方式における単数又は複数の無線装置であり、自装置は、光張り出し基地局方式における基地局装置であることを特徴とする上位装置である。
この構成によれば、本発明の光加入者通信システム、光加入者通信方法及び上位装置を、基地局装置及び各無線装置の間の遅延時間に対する要求条件が厳しい光張り出し基地局方式に対して、適用することができる。
本発明は、光張り出し基地局方式等、PONシステムを介して接続される上位装置及び下位装置からなる通信システムにおいて、上位装置及び下位装置の間の遅延時間に対する厳しい要求条件を充足しつつ、OLTがONUを発見するディスカバリ処理を確実に実行することができる。
従来技術の光加入者通信システムの構成を示す図である。 従来技術のディスカバリの処理手順を示すタイムチャートである。 ディスカバリの処理手順の詳細を示すタイムチャートである。 光張り出し基地局方式における基地局の構成を示す図である。 LTE方式における再送制御を示すタイムチャートである。 第1実施形態の光加入者通信システムの構成を示す図である。 第1実施形態のディスカバリの処理手順を示すタイムチャートである。 第1実施形態の変形例の光加入者通信システムの構成を示す図である。 第2実施形態の光加入者通信システムの構成を示す図である。 第2実施形態のディスカバリの処理手順を示すタイムチャートである。 第2実施形態の変形例の光加入者通信システムの構成を示す図である。 LTE方式における上り信号のフレーム構成例を示す図である。 LTE方式における上り信号のフレーム構成例を示す図である。
添付の図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下に説明する実施形態は本発明の実施の例であり、本発明は以下の実施形態に制限されるものではない。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のものを示すものとする。
(第1実施形態)
第1実施形態の光加入者通信システムの構成を図6に示す。第1実施形態の光加入者通信システムは、上位装置1、OLT2、光ファイバ3F及び光カプラ3Cからなる光ファイバ区間3、ONU4−1、4−2、・・・、4−N並びに下位装置5−1、5−2、・・・、5−Nから構成される。例えば、光張り出し基地局方式では、上位装置1は、基地局装置Bに対応し、下位装置5は、無線装置Rに対応する。
Nは1以上の自然数であり、ONU4は、単数又は複数配置される。OLT2は、単数又は複数のONU4に、光ファイバ3F及び光カプラ3Cを介して接続される。各下位装置5は、各ONU4の下位に接続される。上位装置1は、OLT2の上位に接続される。
上位装置1は、各下位装置5から自装置1への上りデータと、OLT2からのディスカバリパケットに対する各ONU4からの応答パケットを、光カプラ3C及びOLT2の間で衝突させないように、各下位装置5における上りデータの送信タイミングと、OLT2におけるディスカバリパケットの送信タイミングを制御する。
具体的には、上位装置1は、各下位装置5に対して、各下位装置5から自装置1への上り通信のスケジューリングを行い、各下位装置5から自装置1への上り通信のスケジューリングに基づいて、各下位装置5における上りデータの送信タイミングと、OLT2におけるディスカバリパケットの送信タイミングを制御する。
上位装置1は、上り通信制御部11、ディスカバリ制御部12及び衝突回避部13から構成される。OLT2の構成については、図7を用いて後述する。
上り通信制御部11は、各下位装置5に対して、各下位装置5から自装置1への上りデータの送信タイミングを制御する。具体的には、上り通信制御部11は、各下位装置5に対して、各下位装置5から自装置1への上り通信のスケジューリングを行う。
ディスカバリ制御部12は、OLT2に対して、OLT2からのディスカバリパケットの送信タイミングを制御する。具体的には、ディスカバリ制御部12は、OLT2におけるディスカバリパケットの送信タイミングを算出し、OLT2に対して、算出したOLT2におけるディスカバリパケットの送信タイミングを通知する。
衝突回避部13は、各下位装置5から自装置1への上りデータと、OLT2からのディスカバリパケットに対する各ONU4からの応答パケットを、光カプラ3C及びOLT2の間で衝突させないように、上り通信制御部11及びディスカバリ制御部12を制御する。具体的には、衝突回避部13は、上り通信制御部11が行った各下位装置5から自装置1への上り通信のスケジューリングに基づいて、上り通信制御部11における各下位装置5から自装置1への上りデータの送信タイミングの制御と、ディスカバリ制御部12におけるOLT2からのディスカバリパケットの送信タイミングの制御を、両立させる。
第1実施形態のディスカバリの処理手順を示すタイムチャートを図7に示す。上位装置1において、自装置内の適当なタイマを用いて、ディスカバリ制御部12は、ディスカバリ開始要求をトリガとして、ディスカバリの処理を開始する。
すなわち、上位装置1において、ディスカバリ制御部12は、OLT2におけるディスカバリパケットの送信タイミングを算出する。並行して、上位装置1において、上り通信制御部11は、各下位装置5から自装置1への上り通信のスケジューリングを行う。
ここで、上位装置1において、上り通信及びディスカバリの制御にあたり、衝突回避部13は、各下位装置5から自装置1への上りデータと、OLT2からのディスカバリパケットに対する各ONU4からの応答パケットを、光カプラ3C及びOLT2の間で衝突させないように、上り通信制御部11及びディスカバリ制御部12を制御する。
その後に、上位装置1において、上り通信制御部11は、OLT2、光ファイバ区間3及び既登録ONU4Rを介して、既登録ONU4Rの配下の下位装置5に対して、当該下位装置5から自装置1への上り通信のスケジューリングの帯域情報を、下りデータの一部として送信する。そして、既登録ONU4Rの配下の下位装置5は、自装置5から上位装置1への上り通信のスケジューリングの帯域情報に基づいて、ディスカバリの処理の期間中において、自装置5から上位装置1への上りデータの送信を停止する。
並行して、上位装置1において、ディスカバリ制御部12は、OLT2に対して、OLT2におけるディスカバリパケットの送信タイミングの情報を、制御情報の一部として送信する。そして、OLT2において、ディスカバリ処理部21は、ディスカバリパケットを生成し、上位装置1から通知された自装置2におけるディスカバリパケットの送信タイミングに基づいて、各ONU4に対して、生成したディスカバリパケットを送信する。
その後に、各ONU4のうち、未登録ONU4Nは、図3に示したように、自装置内のランダムな処理遅延を経て、通知された応答パケットの送信タイミングに基づいて、OLT2に対して、応答パケットを送信し、自装置4Nの登録要求を行う。
その後に、既登録ONU4Rの配下の下位装置5は、自装置5から上位装置1への上り通信のスケジューリングの帯域情報に基づいて、ディスカバリの処理の期間後において、既登録ONU4R、光ファイバ区間3及びOLT2を介して、上位装置1に対して、自装置5から上位装置1への上りデータの送信を開始する。
第1実施形態においては、図6に示したように、上位装置1において、自装置内の適当なタイマを用いて、ディスカバリ制御部12は、ディスカバリ開始要求をトリガとして、ディスカバリの処理を開始する。変形例として、図8に示したように、OLT2のディスカバリ処理部21が、上位装置1のディスカバリ制御部12に対して、ディスカバリ開始要求を転送してもよい。変形例においては、ディスカバリ開始要求については、従来のOLT2の機能をそのまま適用することができるため、本発明を適用しやすくなる。
(第2実施形態)
第1実施形態では、OLT2が、ディスカバリパケットを生成する。つまり、上位装置1からOLT2へのトラフィックは、OLT2におけるディスカバリパケットの送信タイミングの情報のみであるため、軽減されることができる。第2実施形態では、上位装置1が、ディスカバリパケットを生成する。つまり、OLT2における処理負担は、上位装置1から送信されたディスカバリパケットを転送することのみであるため、軽減されることができる。以下では、第2実施形態が第1実施形態と異なる部分について説明する。
第2実施形態の光加入者通信システムの構成を図9に示す。上位装置1、OLT2、光ファイバ区間3、各ONU4及び各下位装置5の概要は、第1、2実施形態で同様である。上り通信制御部11及び衝突回避部13の詳細も、第1、2実施形態で同様である。
ディスカバリ制御部12は、OLT2に対して、OLT2からのディスカバリパケットの送信タイミングを制御する。具体的には、ディスカバリ制御部12は、OLT2におけるディスカバリパケットの送信タイミングを算出し、ディスカバリパケットを生成し、算出したOLT2におけるディスカバリパケットの送信タイミングに基づいて、OLT2に対して、生成したディスカバリパケットを送信する。
第2実施形態のディスカバリの処理手順を示すタイムチャートを図10に示す。ディスカバリの処理開始、帯域情報の送信処理、ディスカバリパケットに対する応答パケットの送信処理及び上りデータの送信処理は、第1、2実施形態で同様である。
上位装置1において、ディスカバリ制御部12は、ディスカバリパケットを生成し、OLT2におけるディスカバリパケットの送信タイミングに基づいて、OLT2に対して、ディスカバリパケットを送信する。そして、OLT2において、フィルタ部22は、各ONU4に対して、上位装置1から送信されたディスカバリパケットを転送する。
なお、ディスカバリ制御部12でディスカバリパケットを生成するためには、OLT2のローカル時刻を上位装置1のローカル時刻と同期させる必要がある。また、ディスカバリパケット内の時刻情報に基づいて、各ONU4のローカル時刻を上位装置1のローカル時刻と同期させるためには、上位装置1での出力からOLT2での出力の間で不要な遅延揺らぎが生じないよう、フィルタ部22を構成する必要がある。
第2実施形態においては、図9に示したように、上位装置1において、自装置内の適当なタイマを用いて、ディスカバリ制御部12は、ディスカバリ開始要求をトリガとして、ディスカバリの処理を開始する。変形例として、図11に示したように、OLT2のディスカバリ処理部21が、上位装置1のディスカバリ制御部12に対して、ディスカバリ開始要求を転送してもよい。変形例においては、ディスカバリ開始要求については、従来のOLT2の機能をそのまま適用することができるため、本発明を適用しやすくなる。
(第1、2実施形態の発明の効果)
このように、上位装置1が、各下位装置5から自装置1への上りデータと、OLT2からのディスカバリパケットに対する各ONU4からの応答パケットを、光カプラ3C及びOLT2の間で衝突させないように、各下位装置5における上りデータの送信タイミングと、OLT2におけるディスカバリパケットの送信タイミングを制御する。
つまり、各下位装置5から上位装置1への上りデータと、OLT2からのディスカバリパケットに対する各ONU4からの応答パケットは、光カプラ3C及びOLT2の間で衝突しないことが保証されている。よって、各下位装置5から上位装置1への上りデータは、OLT2からのディスカバリパケットに対する各ONU4からの応答パケットが伝送されていることを理由として、各ONU4において滞留/破棄される必要がなくなる。
よって、PONシステムを介して接続される上位装置1及び下位装置5からなる通信システムにおいて、上位装置1及び下位装置5の間の遅延時間に対する厳しい要求条件を充足しつつ、OLT2がONU4を発見するディスカバリ処理を確実に実行することができる。もっとも、ディスカバリの処理を除けば、帯域割当の処理等において、第1、2実施形態のOLT2の機能は、従来の技術のものがそのまま使用可能である。
なお、ディスカバリパケットの送信処理は、ONU4の登録に用いられる点を考慮すると、PONシステム初期化の場合を除いて、頻繁に実行されるものではない。また、複数のONU4が同時に登録されるとともに、これらのONU4からの応答パケットが衝突して、ディスカバリパケットが再送される確率は極めて低い。したがって、ONU4からの応答パケットの送出期間中に、下位装置5からの上りデータの送出を停止したとしても、トータルのスループットに与える影響は小さい。例えば、応答時間を0.5ms、周期を1秒とすると、時間率で5×10−4となり、スループットへの影響は無視しうる。
第1、2実施形態は、例えば、光張り出し基地局方式に適用することができる。例えば、LTEによる光張り出し基地局方式の場合、第1、2実施形態での処理遅延は、1ms以下に抑えられるため、十分な余裕をもって帯域制御処理を実施することができる。
(光張り出し基地局方式)
第1、2実施形態は、上述したように、光張り出し基地局方式に適用することができる。例えば、LTEによる光張り出し基地局方式の場合、上りチャネル帯域割当は、4サブフレーム(4ms)をかけて、基地局装置Bから無線装置Rへと、下り制御チャネル(PDCCH)内の制御情報(DCI)として、伝達される(非特許文献4を参照)。
そこで、基地局装置Bにおいて、ディスカバリパケットの送出タイミングを含めた上り通信のスケジューリングを算出し、PDCCHを含む下りデータが送出されてから4サブフレーム(4ms)以内に、無線装置Rにおいて、上りデータの送信停止の制御信号を受信すればよい。すると、ONU4からの応答パケットの送出期間中に、無線装置Rからの上りデータが送信されないため、ONU4において、上りデータの不要な蓄積は極小化され、無線装置Rにおいて、上りデータの不要な破棄は極小化される。
LTE方式における上り信号のフレーム構成例を図12、図13に示す。図12に示す例では、上り信号のフレームは、2つのサブフレームから構成され、周波数軸上にOFDMAで多重されている。上り共有チャネル(PUSCH)を用いて、上りデータ及び復調参照信号等が伝送され、制御チャネル(PUCCH)を用いて、再送制御の応答信号等が伝送される。
PUSCHについては、基地局装置Bにおいて上り通信のスケジューリングを行うことが可能であるため、図13に示す例では、ONU4からの応答パケットの送信期間中に、無線装置RがPUSCHを送信しないようにすることができ、上りデータ及び復調参照信号等への影響はない。
PUCCHについては、再送制御の応答信号等が欠落すると、再送処理等に処理遅延が生じるところ、基地局装置Bにおいてディスカバリ処理のタイミングは事前に分かっているため、図13に示すように、ONU4からの応答パケットの送信期間中に、無線装置RがPUCCHを送信しないようにすることができ、再送制御の応答信号等への影響はない。
ここで、無線装置Rから基地局装置Bへの制御情報の上り通信が途絶するが、基地局装置Bではその状況を認識しているので、支障は生じない。
なお、実施形態1、2において、上位装置1及びOLT2の間の各種制御信号のインタフェースとして、専用の信号線を用いても良いし、制御用のパケットを構成し、データパケットと多重しても良い。
本発明に係る光加入者通信システム、光加入者通信方法及び上位装置は、上位装置及び下位装置の間の遅延時間に対する要求条件が厳しい通信システムに対して、適用することができ、例えば、基地局装置及び無線装置の間の遅延時間に対する要求条件が厳しい光張り出し基地局方式に対して、適用することができる。
1:上位装置
2:OLT
3:光ファイバ区間
3F:光ファイバ
3C:光カプラ
4、4−1、4−2、4−N:ONU
4N:未登録ONU
4R:既登録ONU
5、5−1、5−2、5−N:下位装置
B:基地局装置
R:無線装置
P:光デジタルインタフェース
11:上り通信制御部
12:ディスカバリ制御部
13:衝突回避部
21:ディスカバリ処理部
22:フィルタ部

Claims (18)

  1. 単数又は複数の光加入者線ネットワーク装置と、
    前記単数又は複数の光加入者線ネットワーク装置に光ファイバ及び光カプラを介して接続される光加入者線終端装置と、
    前記各光加入者線ネットワーク装置の下位に接続される単数又は複数の下位装置と、
    前記光加入者線終端装置の上位に接続され、前記各下位装置から自装置への上りデータと、前記光加入者線終端装置からのディスカバリパケットに対する前記各光加入者線ネットワーク装置からの応答パケットを、前記光カプラ及び前記光加入者線終端装置の間で衝突させないように、前記各下位装置における上りデータの送信タイミングと、前記光加入者線終端装置におけるディスカバリパケットの送信タイミングを制御する上位装置と、
    を備えることを特徴とする光加入者通信システム。
  2. 前記上位装置は、前記各下位装置に対して、前記各下位装置から自装置への上り通信のスケジューリングを行い、前記各下位装置から自装置への上り通信のスケジューリングに基づいて、前記各下位装置における上りデータの送信タイミングと、前記光加入者線終端装置におけるディスカバリパケットの送信タイミングを制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の光加入者通信システム。
  3. 前記上位装置は、前記光加入者線終端装置におけるディスカバリパケットの送信タイミングを算出し、前記光加入者線終端装置に対して、算出した前記光加入者線終端装置におけるディスカバリパケットの送信タイミングを通知し、
    前記光加入者線終端装置は、ディスカバリパケットを生成し、前記上位装置から通知された自装置におけるディスカバリパケットの送信タイミングに基づいて、前記各光加入者線ネットワーク装置に対して、生成したディスカバリパケットを送信する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の光加入者通信システム。
  4. 前記上位装置は、前記光加入者線終端装置におけるディスカバリパケットの送信タイミングを算出し、ディスカバリパケットを生成し、算出した前記光加入者線終端装置におけるディスカバリパケットの送信タイミングに基づいて、前記光加入者線終端装置に対して、生成したディスカバリパケットを送信し、
    前記光加入者線終端装置は、前記各光加入者線ネットワーク装置に対して、前記上位装置から送信されたディスカバリパケットを転送する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の光加入者通信システム。
  5. 前記上位装置は、前記光加入者線終端装置からのディスカバリ開始要求をトリガとして、前記各下位装置における上りデータの送信タイミングと、前記光加入者線終端装置におけるディスカバリパケットの送信タイミングを制御する
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の光加入者通信システム。
  6. 前記単数又は複数の下位装置は、光張り出し基地局方式における単数又は複数の無線装置であり、前記上位装置は、光張り出し基地局方式における基地局装置である
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の光加入者通信システム。
  7. 上位装置が、自装置と通信を行う単数又は複数の下位装置に対して、前記各下位装置から自装置への上りデータの送信タイミングを制御する上り通信制御ステップと、
    前記上位装置が、自装置の下位に接続される光加入者線終端装置であって、前記各下位装置の上位に接続される単数又は複数の光加入者線ネットワーク装置に光ファイバ及び光カプラを介して接続される光加入者線終端装置に対して、前記光加入者線終端装置からのディスカバリパケットの送信タイミングを制御するディスカバリ制御ステップと、
    前記上位装置が、前記各下位装置から自装置への上りデータと、前記光加入者線終端装置からのディスカバリパケットに対する前記各光加入者線ネットワーク装置からの応答パケットを、前記光カプラ及び前記光加入者線終端装置の間で衝突させないように、前記上り通信制御ステップ及び前記ディスカバリ制御ステップを制御する衝突回避ステップと、
    を並行して備えることを特徴とする光加入者通信方法。
  8. 前記上り通信制御ステップでは、前記上位装置が、前記各下位装置に対して、前記各下位装置から自装置への上り通信のスケジューリングを行い、
    前記衝突回避ステップでは、前記上位装置が、前記上り通信制御ステップで行った前記各下位装置から自装置への上り通信のスケジューリングに基づいて、前記上り通信制御ステップ及び前記ディスカバリ制御ステップを制御する
    ことを特徴とする請求項7に記載の光加入者通信方法。
  9. 前記上位装置が、前記ディスカバリ制御ステップにおいて、前記光加入者線終端装置におけるディスカバリパケットの送信タイミングを算出し、前記光加入者線終端装置に対して、算出した前記光加入者線終端装置におけるディスカバリパケットの送信タイミングを通知し、
    前記光加入者線終端装置が、ディスカバリパケットを生成し、前記上位装置から通知された自装置におけるディスカバリパケットの送信タイミングに基づいて、前記各光加入者線ネットワーク装置に対して、生成したディスカバリパケットを送信するディスカバリパケット生成ステップ、を前記ディスカバリ制御ステップの後にさらに備える
    ことを特徴とする請求項7又は8に記載の光加入者通信方法。
  10. 前記上位装置が、前記ディスカバリ制御ステップにおいて、前記光加入者線終端装置におけるディスカバリパケットの送信タイミングを算出し、ディスカバリパケットを生成し、算出した前記光加入者線終端装置におけるディスカバリパケットの送信タイミングに基づいて、前記光加入者線終端装置に対して、生成したディスカバリパケットを送信し、
    前記光加入者線終端装置が、前記各光加入者線ネットワーク装置に対して、前記上位装置から送信されたディスカバリパケットを転送するディスカバリパケット転送ステップ、を前記ディスカバリ制御ステップの後にさらに備える
    ことを特徴とする請求項7又は8に記載の光加入者通信方法。
  11. 前記ディスカバリ制御ステップでは、前記上位装置が、前記光加入者線終端装置からのディスカバリ開始要求をトリガとして、前記光加入者線終端装置におけるディスカバリパケットの送信タイミングを制御する
    ことを特徴とする請求項7から10のいずれかに記載の光加入者通信方法。
  12. 前記単数又は複数の下位装置は、光張り出し基地局方式における単数又は複数の無線装置であり、前記上位装置は、光張り出し基地局方式における基地局装置である
    ことを特徴とする請求項7から11のいずれかに記載の光加入者通信方法。
  13. 自装置と通信を行う単数又は複数の下位装置に対して、前記各下位装置から自装置への上りデータの送信タイミングを制御する上り通信制御部と、
    自装置の下位に接続される光加入者線終端装置であって、前記各下位装置の上位に接続される単数又は複数の光加入者線ネットワーク装置に光ファイバ及び光カプラを介して接続される光加入者線終端装置に対して、前記光加入者線終端装置からのディスカバリパケットの送信タイミングを制御するディスカバリ制御部と、
    前記各下位装置から自装置への上りデータと、前記光加入者線終端装置からのディスカバリパケットに対する前記各光加入者線ネットワーク装置からの応答パケットを、前記光カプラ及び前記光加入者線終端装置の間で衝突させないように、前記上り通信制御部及び前記ディスカバリ制御部を制御する衝突回避部と、
    を備えることを特徴とする上位装置。
  14. 前記上り通信制御部は、前記各下位装置に対して、前記各下位装置から自装置への上り通信のスケジューリングを行い、
    前記衝突回避部は、前記上り通信制御部が行った前記各下位装置から自装置への上り通信のスケジューリングに基づいて、前記上り通信制御部及び前記ディスカバリ制御部を制御する
    ことを特徴とする請求項13に記載の上位装置。
  15. 前記ディスカバリ制御部は、前記光加入者線終端装置におけるディスカバリパケットの送信タイミングを算出し、前記光加入者線終端装置に対して、算出した前記光加入者線終端装置におけるディスカバリパケットの送信タイミングを通知する
    ことを特徴とする請求項13又は14に記載の上位装置。
  16. 前記ディスカバリ制御部は、前記光加入者線終端装置におけるディスカバリパケットの送信タイミングを算出し、ディスカバリパケットを生成し、算出した前記光加入者線終端装置におけるディスカバリパケットの送信タイミングに基づいて、前記光加入者線終端装置に対して、生成したディスカバリパケットを送信する
    ことを特徴とする請求項13又は14に記載の上位装置。
  17. 前記ディスカバリ制御部は、前記光加入者線終端装置からのディスカバリ開始要求をトリガとして、前記光加入者線終端装置におけるディスカバリパケットの送信タイミングを制御する
    ことを特徴とする請求項13から16のいずれかに記載の上位装置。
  18. 前記単数又は複数の下位装置は、光張り出し基地局方式における単数又は複数の無線装置であり、自装置は、光張り出し基地局方式における基地局装置である
    ことを特徴とする請求項13から17のいずれかに記載の上位装置。
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