JP2018082406A - Ponシステム、基地局装置、onuおよび伝送方法 - Google Patents

Ponシステム、基地局装置、onuおよび伝送方法 Download PDF

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Abstract

【課題】PONシステムにおける帯域効率を維持しつつ、特定の基地局装置から送信されるデータの低遅延化を図る。【解決手段】光ファイバ伝送を実現するPONシステムであって、BBU/RRH29は、配下のUE33との通信手順に基づいて、UE33からデータを受信する前に、ONU21に対して、データの送信を事前に通知するための予約レポートを送信し、予約レポートを送信した後、UE33から受信したデータをONU21に送信し、ONU21は、BBU/RRH29から予約レポートを受信した場合、予約レポートをバッファに保存し、その後、OLT15から送信許可信号を受信したときに、OLT15に対して帯域要求を行ない、BBU/RRH29からデータを受信した後、OLT15から送信タイミングが通知されたときに、データをOLT15に送信する。【選択図】図5

Description

本発明は、OLT(Optical Line Terminal)と少なくとも一つのONU(Optical Network Unit)とが光分岐器を介して接続されると共に、前記ONUと少なくとも一つの基地局装置とが接続され、光ファイバ伝送を実現する技術に関する。
近年、移動通信網が提供する無線アクセスネットワークの高速化に伴って、基地局装置がカバーする領域(セル)が狭くなり、その結果、移動通信網を構成するために設置すべき基地局装置数が増大している。このため、複数の基地局装置を収容するためのネットワークとして、1本の光伝送路を複数の加入者で共有する受動光網(PON:Passive Optical Network)システムが検討されている。
PONシステムでは、通信事業者の局に設置された1つの光伝送路終端装置(OLT:Optical Line Terminal)が光分岐器を介して複数の加入者側宅内端末(ONU:Optical Network Unit)と接続されている。OLTは、複数のONU、例えば、64台のONUに対して時分割多重方式により動的に上り帯域を割り当てることで、高い帯域利用効率を実現している。
特許文献1では、PON区間で上りデータを効率的に送信するため、固定帯域契約をしているONUに対し、少なくとも契約された固定帯域を確実に送信許可帯域として割り当てる方法が開示されている。
特開2011−146780号公報
今後想定されている基地局装置や、M2M(Machine-to-Machine)等のアプリケーションでは、アクセス網における伝送遅延を1ミリ秒以内に収めることが要求されている。しかしながら、上り伝送がTDMA(Time Division Multiple Access)ベースのPONシステムでは、OLTとONU間の動的帯域割当(DBA :Dynamic Bandwidth Allocation)の制御により、最大でポーリング周期相当の遅延が生じてしまうため、上記アプリケーションへの適用が困難であった。
図8は、従来のPONシステムのシーケンスチャートである。ここでは、ONU21がBBU(Base Band Unit)/RRH(Remote Radio Head)29からデータを受信してから、そのデータをOLT15に送信するまでのPON伝送遅延が示されている。図8において、PONシステムにおけるポーリング周期は、通常、数ミリ秒程度である。このポーリング周期が短いと、制御フレームが通信帯域を圧迫してしまう。なお、図8において、「Gate」とは、OLT15が、ONU21に対し、いつからどれだけデータを送ってよいかを指示するフレームである。ONU21から要求がなければ、Report分のみを指示する。「Report」とは、ONU21からOLT15へどれだけのデータを送りたいのかを帯域要求として送信するフレームである。すなわち、ONU21が配下のBBU/RRH29から取得するデータ量を通知する機能を有する。
また、特許文献1に開示されている技術では、特定のONUに対して固定帯域を割り当てるため、実際に通信が行なわれていない状況においても、その帯域を他のONUが利用することはできず、帯域効率が悪化してしまう。一方、固定帯域を割り当てられていない他のONUにとっては、大きな遅延やパケットロスが発生してしまう恐れがある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、PONシステムにおける帯域効率を維持しつつ、特定の基地局装置から送信されるデータの低遅延化を図ることができるPONシステム、基地局装置、ONUおよび伝送方法を提供することを目的とする。
(1)上記の目的を達成するために、本発明は、以下のような手段を講じた。すなわち、本発明のPONシステムは、OLT(Optical Line Terminal)と少なくとも一つのONU(Optical Network Unit)とが光分岐器を介して接続されると共に、前記ONUと少なくとも一つの基地局装置とが接続され、光ファイバ伝送を実現するPON(Passive Optical Network)システムであって、前記基地局装置は、配下の端末装置との通信手順に基づいて、前記端末装置からデータを受信する前に、前記ONUに対して、データの送信を事前に通知するための予約レポートを送信し、前記予約レポートを送信した後、前記端末装置から受信したデータを前記ONUに送信し、前記ONUは、前記基地局装置から前記予約レポートを受信した場合、前記予約レポートを予約レポート用バッファに保存し、その後、前記OLTから送信許可信号を受信したときに、前記OLTに対して帯域要求を行ない、前記基地局装置からデータを受信した後、前記OLTから送信タイミングが通知されたときに、前記データを前記OLTに送信することを特徴とする。
このように、基地局装置は、端末装置からデータを受信する前に、ONUに対して、データの送信を事前に通知するための予約レポートを送信し、予約レポートを送信した後、端末装置から受信したデータを前記ONUに送信し、ONUは、基地局装置から予約レポートを受信した場合、予約レポートを予約レポート用バッファに保存し、その後、OLTから送信許可信号を受信したときに、OLTに対して帯域要求を行ない、基地局装置からデータを受信した後、OLTから送信タイミングが通知されたときに、データを前記OLTに送信するので、PONシステムにおけるDBAに要する時間を削減することが可能となる。その結果、上り伝送の低遅延化を図ることが可能となる。
(2)また、本発明のPONシステムは、OLT(Optical Line Terminal)と少なくとも一つのONU(Optical Network Unit)とが光分岐器を介して接続されると共に、前記ONUと少なくとも一つの基地局装置とが接続され、光ファイバ伝送を実現するPON(Passive Optical Network)システムであって、前記基地局装置は、配下の端末装置との通信手順に基づいて、前記端末装置からデータを受信するまで、前記ONUに対して、データの送信を事前に通知するための予約レポートを1回以上送信し、前記端末装置からデータを受信したときは、前記ONUに対して前記受信したデータを送信し、前記ONUは、前記基地局装置から前記予約レポートまたは前記データを受信した場合、前記OLTから送信許可信号を受信したときに、前記OLTに対して帯域要求を行ない、前記OLTから送信タイミングが通知されたときに、前記予約レポートまたは前記データを前記OLTに送信することを特徴とする。
このように、基地局装置は、配下の端末装置との通信手順に基づいて、端末装置からデータを受信するまで、ONUに対して、データの送信を事前に通知するための予約レポートを1回以上送信し、端末装置からデータを受信したときは、ONUに対して受信したデータを送信する。ONUは、基地局装置から予約レポートを受信した場合、OLTから送信許可信号を受信したときに、OLTに対して帯域要求を行ない、OLTから送信タイミングが通知されたときに、予約レポートをOLTに送信する。帯域予約後、ONUは、基地局装置からデータを受信した場合、OLTから送信タイミングが通知されたときに、予約レポートまたはデータをOLTに送信するので、PONシステムにおけるDBAに要する時間を削減することが可能となる。その結果、上り伝送の低遅延化を図ることが可能となる。
(3)また、本発明のPONシステムにおいて、前記基地局装置は、前記端末装置から受信するデータが低遅延で伝送する必要がある場合に、前記予約レポートを前記ONUに送信することを特徴とする。
このように、基地局装置は、端末装置から受信するデータが低遅延で伝送する必要がある場合に、予約レポートをONUに送信するので、アクセス網における伝送遅延を、例えば、1ミリ秒以内に収めることが要求されている場合に、その要求に応ずることが可能となる。
(4)また、本発明のPONシステムにおいて、前記ONUは、前記基地局装置からデータを受信していない状態で、前記OLTから送信タイミングが通知されたときは、前記予約レポートを予約レポート用バッファに保存した状態で、前記OLTに対して再度帯域要求を行なうことを特徴とする。
このように、ONUは、基地局装置からデータを受信していない状態で、OLTから送信タイミングが通知されたときは、予約レポートを予約レポート用バッファに保存した状態で、OLTに対して再度帯域要求を行なうので、基地局装置からデータを受信するまで、帯域を確保することができる。その結果、基地局装置からデータを受信すると直ちにデータをOLTに送信することができるため、上り伝送の低遅延化を図ることが可能となる。
(5)また、本発明のPONシステムにおいて、前記基地局装置は、前記ONUから前記OLTへ一度に送信できるデータ量よりも大きいデータ量の予約レポートを送信し、前記ONUは、前記基地局装置からデータを受信していない状態で、前記OLTから送信タイミングが通知されたときは、前記予約レポートの一部を送信すると共に、未送信の予約レポートを送信データ用バッファに残している状態で、前記OLTに対して再度帯域要求を行なうことを特徴とする。
このように、基地局装置は、ONUからOLTへ一度に送信できるデータ量よりも大きいデータ量の予約レポートを送信するので、帯域を確保することが可能となる。すなわち、基地局装置は、ポーリング周期を認識できないため、データを受信する前にGateが来てしまうと、予約レポートを送信し、次のポーリング周期まで待機しなければならない。このような事態を回避することで上り伝送の低遅延化を図ることが可能となる。
(6)また、本発明のPONシステムにおいて、前記ONUは、前記基地局装置からデータを受信するまで、1回以上の予約レポートを受信し、前記基地局装置からデータを受信していない状態で、前記OLTから送信タイミングが通知されたときは、送信データ用バッファに残っている予約レポートに基づいて、前記OLTに対して再度帯域要求を行なうことを特徴とする。
このように、ONUは、基地局装置からデータを受信するまで、1回以上の予約レポートを受信するので、その都度、OLTに予約レポートを送信することができ、帯域を確保することが可能となる。すなわち、DBA処理時間およびOLTとONUとの往復遅延時間以内に、再度予約レポートを送信することにより、継続して帯域を確保することが可能となる。
(7)また、本発明のPONシステムにおいて、前記ONUは、前記OLTから周期的に受信するGateメッセージを配下の基地局装置に通知し、前記基地局装置は、前記通知されたGateメッセージで示されるポーリング周期に基づいて、前記端末装置からデータを受信する第1のタイミングとその後にGateメッセージを受信する第2のタイミングとの期間が、予め定められた閾値よりも大きいか否かを判定し、前記判定の結果、前記期間が前記閾値よりも大きい場合は、前記第2のタイミングで通知されるGateメッセージの一つ前のGateメッセージの直前に前記予約レポートを前記ONUに送信することを特徴とする。
このように、ONUは、OLTから周期的に受信するGateメッセージを配下の基地局装置に通知し、基地局装置は、通知されたGateメッセージで示されるポーリング周期に基づいて、端末装置からデータを受信する第1のタイミングとその後にGateメッセージを受信する第2のタイミングとの期間が、予め定められた閾値よりも大きいか否かを判定し、判定の結果、期間が閾値よりも大きい場合は、第2のタイミングで通知されるGateメッセージの一つ前のGateメッセージの直前に予約レポートをONUに送信するので、基地局装置からデータを受信するまで、帯域を確保することができる。その結果、基地局装置からデータを受信すると直ちにデータをOLTに送信することができるため、上り伝送の低遅延化を図ることが可能となる。
(8)また、本発明のPONシステムにおいて、前記基地局装置は、前記判定の結果、前記期間が前記閾値よりも小さい場合は、前記予約レポートを送信せず、前記第1のタイミングで前記端末装置から受信したデータを前記ONUに送信することを特徴とする。
このように、基地局装置は、判定の結果、期間が閾値よりも小さい場合は、予約レポートを送信せず、第1のタイミングで端末装置から受信したデータをONUに送信するので、予約レポートの送信により帯域を確保しなくても上り伝送の低遅延化を図ることが可能となる。
(9)また、本発明のPONシステムにおいて、前記ONUは、前記基地局装置からデータを受信したときに、前記予約レポート用バッファに保存してある予約レポートを破棄することを特徴とする。
このように、ONUは、基地局装置からデータを受信したときに、予約レポートバッファに保存してある予約レポートを破棄するので、次のデータ伝送をいつでも行なうことが可能となる。
(10)また、本発明の基地局装置は、OLT(Optical Line Terminal)と少なくとも一つのONU(Optical Network Unit)とが光分岐器を介して接続されると共に、前記ONUと少なくとも一つの基地局装置とが接続され、光ファイバ伝送を実現するPON(Passive Optical Network)システムに適用される基地局装置であって、前記ONUおよび配下の端末装置と通信を行なう通信インタフェースと、前記端末装置との通信手順に基づいて、前記端末装置からデータを受信する前に、前記ONUに対して、データの送信を事前に通知するための予約レポートを送信し、前記予約レポートを送信した後、前記端末装置から受信したデータを前記ONUに送信するMAC部と、を備えることを特徴とする。
この構成により、PONシステムにおけるDBAに要する時間を削減することが可能となる。その結果、上り伝送の低遅延化を図ることが可能となる。
(11)また、本発明の基地局装置において、前記MAC部は、前記ONUから通知されたGateメッセージで示されるポーリング周期に基づいて、前記端末装置からデータを受信する第1のタイミングとその後にGateメッセージを受信する第2のタイミングとの期間が、予め定められた閾値よりも大きいか否かを判定し、前記判定の結果、前記期間が前記閾値よりも大きい場合は、前記第2のタイミングで通知されるGateメッセージの一つ前のGateメッセージの直前に前記予約レポートを前記ONUに送信することを特徴とする。
この構成により、ONUにおいて、基地局装置からデータを受信するまで、帯域を確保することができる。その結果、基地局装置からデータを受信すると直ちにデータをOLTに送信することができるため、上り伝送の低遅延化を図ることが可能となる。
(12)また、本発明の基地局装置において、前記MAC部は、前記判定の結果、前記期間が前記閾値よりも小さい場合は、前記予約レポートを送信せず、前記第1のタイミングで前記端末装置から受信したデータを前記ONUに送信することを特徴とする。
この構成により、予約レポートの送信により帯域を確保しなくても上り伝送の低遅延化を図ることが可能となる。
(13)また、本発明のONUは、OLT(Optical Line Terminal)と少なくとも一つのONU(Optical Network Unit)とが光分岐器を介して接続されると共に、前記ONUと少なくとも一つの基地局装置とが接続され、光ファイバ伝送を実現するPON(Passive Optical Network)システムに適用されるONUであって、前記OLTおよび配下の基地局装置と通信を行なうONU用通信インタフェースと、データの送信を事前に通知するための予約レポートを保存する予約レポート用バッファと、前記基地局装置から前記予約レポートを受信した後、前記OLTから送信許可信号を受信したときに、前記OLTに対して帯域要求を行ない、前記基地局装置からデータを受信した後、前記OLTから送信タイミングが通知されたときに、前記データを前記OLTに送信するONU用MAC部と、を備えることを特徴とする。
この構成により、PONシステムにおけるDBAに要する時間を削減することが可能となる。その結果、上り伝送の低遅延化を図ることが可能となる。
(14)また、本発明のONUは、OLT(Optical Line Terminal)と少なくとも一つのONU(Optical Network Unit)とが光分岐器を介して接続されると共に、前記ONUと少なくとも一つの基地局装置とが接続され、光ファイバ伝送を実現するPON(Passive Optical Network)システムに適用されるONUであって、前記OLTおよび配下の基地局装置と通信を行なうONU用通信インタフェースと、前記基地局装置からデータの送信を事前に通知するための予約レポートまたはデータを受信した場合、前記OLTから送信許可信号を受信したときに、前記OLTに対して帯域要求を行ない、前記OLTから送信タイミングが通知されたときに、前記予約レポートまたは前記データを前記OLTに送信するONU用MAC部と、を備えることを特徴とする。
このように、基地局装置から予約レポートを受信した場合、予約レポートを予約レポート用バッファに保存し、その後、OLTから送信許可信号を受信したときに、OLTに対して帯域要求を行ない、基地局装置からデータを受信した後、OLTから送信タイミングが通知されたときに、データを前記OLTに送信するので、PONシステムにおけるDBAに要する時間を削減することが可能となる。その結果、上り伝送の低遅延化を図ることが可能となる。
(15)また、本発明のONUにおいて、前記ONU用MAC部は、前記OLTから周期的に受信するGateメッセージを配下の基地局装置に通知することを特徴とする。
この構成により、基地局装置がポーリング周期を把握し、予約レポートを送信するかどうかを判断することが可能となる。
(16)また、本発明のONUにおいて、前記ONU用通信インタフェースは、前記基地局装置から、前記OLTへ一度に送信できるデータ量よりも大きいデータ量の予約レポートを受信し、前記ONU用MAC部は、前記基地局装置からデータを受信していない状態で、前記OLTから送信タイミングが通知されたときは、前記予約レポートの一部を送信すると共に、未送信の予約レポートを送信データ用バッファに残している状態で、前記OLTに対して再度帯域要求を行なうことを特徴とする。
このように、基地局装置から、OLTへ一度に送信できるデータ量よりも大きいデータ量の予約レポートを受信するので、データを受信するまで帯域を確保することが可能となる。
(17)また、本発明のONUにおいて、前記ONU用通信インタフェースは、前記基地局装置からデータを受信するまで、1回以上の予約レポートを受信し、前記ONU用MAC部は、前記基地局装置からデータを受信していない状態で、前記OLTから送信タイミングが通知されたときは、送信データ用バッファに残っている予約レポートに基づいて、前記OLTに対して再度帯域要求を行なうことを特徴とする。
このように、基地局装置からデータを受信するまで、1回以上の予約レポートを受信するので、その都度、OLTに帯域予約を行なうことにより、帯域を確保することが可能となる。すなわち、DBA処理時間およびOLTとONUとの往復遅延時間以内に、再度予約レポートを送信することにより、継続して帯域を確保することが可能となる。
(18)また、本発明の伝送方法は、OLT(Optical Line Terminal)と少なくとも一つのONU(Optical Network Unit)とが光分岐器を介して接続されると共に、前記ONUと少なくとも一つの基地局装置とが接続され、光ファイバ伝送を実現するPON(Passive Optical Network)システムの伝送方法であって、前記基地局装置において、配下の端末装置との通信手順に基づいて、前記端末装置からデータを受信する前に、前記ONUに対して、データの送信を事前に通知するための予約レポートを送信するステップと、前記予約レポートを送信した後、前記端末装置から受信したデータを前記ONUに送信するステップと、前記ONUにおいて、前記基地局装置から前記予約レポートを受信した場合、前記予約レポートを予約レポート用バッファに保存するステップと、前記OLTから送信許可信号を受信したときに、前記OLTに対して帯域要求を行なうステップと、前記基地局装置からデータを受信した後、前記OLTから送信タイミングが通知されたときに、前記データを前記OLTに送信するステップと、を少なくとも含むことを特徴とする。
このように、基地局装置は、端末装置からデータを受信する前に、ONUに対して、データの送信を事前に通知するための予約レポートを送信し、予約レポートを送信した後、端末装置から受信したデータを前記ONUに送信し、ONUは、基地局装置から予約レポートを受信した場合、予約レポートをバッファに保存し、その後、OLTから送信許可信号を受信したときに、OLTに対して帯域要求を行ない、基地局装置からデータを受信した後、OLTから送信タイミングが通知されたときに、データを前記OLTに送信するので、PONシステムにおけるDBAに要する時間を削減することが可能となる。その結果、上り伝送の低遅延化を図ることが可能となる。
(19)また、本発明の伝送方法は、OLT(Optical Line Terminal)と少なくとも一つのONU(Optical Network Unit)とが光分岐器を介して接続されると共に、前記ONUと少なくとも一つの基地局装置とが接続され、光ファイバ伝送を実現するPON(Passive Optical Network)システムの伝送方法であって、前記基地局装置において、配下の端末装置との通信手順に基づいて、前記端末装置からデータを受信するまで、前記ONUに対して、データの送信を事前に通知するための予約レポートを1回以上送信するステップと、前記端末装置からデータを受信したときは、前記ONUに対して前記受信したデータを送信するステップと、前記ONUにおいて、前記基地局装置から前記予約レポートまたは前記データを受信した場合、前記OLTから送信許可信号を受信したときに、前記OLTに対して帯域要求を行なうステップと、前記OLTから送信タイミングが通知されたときに、前記予約レポートまたは前記データを前記OLTに送信するステップと、を少なくとも含むことを特徴とする。
このように、基地局装置は、配下の端末装置との通信手順に基づいて、端末装置からデータを受信するまで、ONUに対して、データの送信を事前に通知するための予約レポートを1回以上送信し、端末装置からデータを受信したときは、ONUに対して受信したデータを送信し、ONUは、基地局装置から予約レポートまたはデータを受信した場合、OLTから送信許可信号を受信したときに、OLTに対して帯域要求を行ない、OLTから送信タイミングが通知されたときに、予約レポートまたはデータをOLTに送信するので、PONシステムにおけるDBAに要する時間を削減することが可能となる。その結果、上り伝送の低遅延化を図ることが可能となる。
本発明によれば、PON区間のDBA処理時間の短縮を図ることが可能となり、低遅延が求められるシステムについてもTDMAベースのPONシステムを適用することが可能となる。
本実施形態に係るPONシステムの概要を示す図である。 TDM−PONシステムにおける上り伝送のシーケンスチャートである。 本実施形態に係るOLTの概略構成を示す図である。 本実施形態に係るONUの概略構成を示す図である。 本実施形態に係る基地局装置の概略構成を示す図である。 実施例1のシーケンスチャートである。 実施例2のシーケンスチャートである。 ONUからOLTへ予約レポートを送信しても、データがONUに届く前にOLTからONUへGateが届いてしまう場合を示す図である。 実施例3のシーケンスチャートである。 実施例4のシーケンスチャートである。 従来のPONシステムのシーケンスチャートである。
本発明者らは、TDM−PONは、OLT−ONU間の帯域割当制御(DBA)において、上り方向に最大でミリ秒オーダの遅延が生じるため、厳しい低遅延が求められるシステムへの適用が困難となっている点に着目し、基地局装置(BBUもしくはRRH)から上り方向にトラヒックを送信する場合、予め、ダミーデータとしての予約レポートを送信しておくことによって、PONシステムの帯域割当スケジューラに継続したトラヒックが存在することを通知することができることを見出し、本発明に至った。
すなわち、本発明のPONシステムは、OLT(Optical Line Terminal)と少なくとも一つのONU(Optical Network Unit)とが光分岐器を介して接続されると共に、前記ONUと少なくとも一つの基地局装置とが接続され、光ファイバ伝送を実現するPON(Passive Optical Network)システムであって、前記基地局装置は、配下の端末装置との通信手順に基づいて、前記端末装置からデータを受信する前に、前記ONUに対して、データの送信を事前に通知するための予約レポートを送信し、前記予約レポートを送信した後、前記端末装置から受信したデータを前記ONUに送信し、前記ONUは、前記基地局装置から前記予約レポートを受信した場合、前記予約レポートを予約レポート用バッファに保存し、その後、前記OLTから送信許可信号を受信したときに、前記OLTに対して帯域要求を行ない、前記基地局装置からデータを受信した後、前記OLTから送信タイミングが通知されたときに、前記データを前記OLTに送信することを特徴とする。
これにより、本発明者らは、PONシステムにおけるDBAに要する時間を削減することを可能とし、その結果、上り伝送の低遅延化を図ることを可能とした。以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。
図1は、本実施形態に係るPONシステムの概要を示す図である。このPONシステム1は、上位ネットワーク(NW)であるインターネット11に接続されるBBU13にOLT15が接続されている。OLT15には、光ファイバ17および光分岐器19を介して、複数のONU21−1〜21−4が接続されている。ONU21−1は、HGW(Home Gateway)23と接続され、UE25と通信を行なう。ONU21−2は、RRH27と接続され、ONU21−3は、BBU/RRH29と接続され、それぞれ配下の端末装置と通信を行なう。また、ONU21−4は、UE31と接続され、通信を行なう。
図2は、TDM−PONシステムにおける上り伝送のシーケンスチャートである。UEからONUにフレーム(データ)が送信される(ステップS1)。次に、OLTからONUへGate(送信許可)が送信されると(ステップS2)、ONUは、OLTに対して、Report(バッファ量通知)を送信する(ステップS3)。次に、OLTは、ONUから受信したReportに基づいて、ONUに対して、Gate(送信タイミング通知)を送信する(ステップS4)。ONUは、ステップS4で受信したGateに基づいて、Report(バッファ量通知)(ステップS5)とUEから受信したフレーム(データ)をOLTに送信する(ステップS6)。本実施形態は、このような基本的なシーケンスチャートに新たな手順を追加するものである。
図3Aは、本実施形態に係るOLTの概略構成を示す図である。OLT15は、PHY処理部15a、MAC部15bおよび光送受信処理部15cから構成されている。PHY処理部15aは、上位側のネットワークと接続し、光送受信処理部15cは、下位側のPONネットワークと接続する。MAC部15bは、ONUから帯域要求を受信する機能、ONU毎に上り帯域の割り当てをするスケジューラとしての機能、および各ONUへ帯域割当情報を通知する機能を有する。
図3Bは、本実施形態に係るONUの概略構成を示す図である。ONU21は、光送受信処理部21a、バッファ21b、MAC部21cおよびPHY処理部21dから構成されている。光送受信処理部21aは、上位側のPONネットワークと接続し、PHY部21dは、下位側の基地局装置と接続する。バッファ21bは、通常の用途として使用される送信データ用バッファ21b−1の他、基地局装置から受信した予約レポートを保存するための予約レポート用バッファ21b−2を備えている。MAC部21cは、トラヒックを受信する機能、基地局装置から受信した予約レポートを判別する機能、バッファ21bの状況に基づいてOLTに対して上り帯域を要求する機能、基地局装置からデータを受信したときに予約レポート用バッファ21b−2に保存されている予約レポートを破棄する機能、予約レポートを保持する時間をカウントするタイマー機能、基地局装置から予約レポートのみを受信したときにトラヒックをOLTに送信しない機能、および、OLTから受信した帯域割当情報(Gate)を、下位側の基地局装置へ転送する機能を備えている。
図3Cは、本実施形態に係る基地局装置の概略構成を示す図である。基地局装置29(27)は、PHY処理部29a、MAC部29bおよびRF(Radio Frequency)処理部29cから構成されている。PHY処理部29aは、上位側のネットワークと接続し、RF処理部29cは、下位側の無線ネットワークを接続する。MAC部29bは、UEからの帯域要求を受信する機能、UE毎の送信割り当てを行なうスケジューラとしての機能、各UEへ送信割り当て情報を通知する機能、送信割り当て情報に基づいて予約レポートの作成および上位側へ送信する機能、および上位側からGateフレームを受信し、Gate間隔の判別を行なう機能を備えている。
図4は、実施例1のシーケンスチャートである。ONU21は、OLT15から周期的に送信されるGateメッセージを、Gate(1)、Gate(2)として配下のBBU/RRH29に通知する。BBU/RRH29は、このGateメッセージを受信し、PONシステムのポーリング周期を把握する。
BBU/RRH29は、UE33から受信するDataのタイミングが、ONU21にGateが来るタイミングと離れている場合(大きな遅延となる場合)は、その1つ前のGateが来るタイミングに合わせて、予約レポートを送信する。すなわち、BBU/RRH29は、Gateメッセージで示されるポーリング周期に基づいて、UE33からDataを受信する第1のタイミング(Data#1のタイミング)と、その後にGateメッセージを受信する第2のタイミング(Gate(2)のタイミング)との期間が、予め定められた閾値よりも大きいか否かを判定する。この閾値は、例えば、100μsとすることができる。
そして、この判定の結果、期間が閾値よりも大きい場合は、第2のタイミングで通知されるGateメッセージ(Gate(2))の一つ前のGateメッセージ(Gate(1))の直前に予約レポートをONUに送信する。
一方、図4において、Data#2のように、Gate(2)が来るタイミングに近い時間でDataが送信する場合、BBU/RRH29は、予約レポートを送信せず、そのままData#2を送信する。
ONU21が、予約レポートを受信した場合、ONU21は、Gateメッセージを受信したタイミングで、OLT15に帯域を要求する。予約レポートは、ONU21内の予約レポート用バッファに保存し、OLT15へは送信しない。ONU21は、BBU/RRH29からData#1を受信するまで、予約レポートを保持する。
ONU21は、Data#1を受信する前に、帯域が割り当てられ、Gateにより送信タイミングが通知された場合、DataをOLT15へ送信せずに、Reportによって次の時間の帯域を要求する。Data#1を受信するまで、この動作を繰り返す。
ONU21は、BBU/RRH29からData#1を受信した場合、予約レポートを、予約レポート用バッファから破棄する。
最後に、Data受領後にGateにより送信タイミングが通知された場合、DataをOLT15に送信する。
このように、実施例1によれば、ONU21は、BBU/RRH29からデータを受信するまで、帯域を確保することができる。その結果、BBU/RRH29からデータを受信すると直ちにデータをOLT15に送信することができるため、上り伝送の低遅延化を図ることが可能となる。
図5は、実施例2のシーケンスチャートである。実施例2では、ONU21のMAC部における「OLTから受信した帯域割当情報(Gate)を、下位側の基地局装置へ転送する機能」は使用されず、また、基地局装置のMAC部における「上位側からGateフレームを受信し、Gate間隔の判別を行なう機能」は使用されない。
図5において、BBU/RRH29は、配下のUE33からDataを受信し、上位(ONU21)へ送信する際、トラヒックが低遅延で伝送する必要があるかどうかを判定する。その判定の結果、低遅延で伝送する必要があるトラヒックについては、Dataが到着する前に予約レポートをONU21に送信する。
ONU21が予約レポートを受信した場合、ONU21は、Gateを受信したタイミングで、OLT15に帯域を要求する(Report)。また、ONU21は、予約レポートをONU21内の予約レポート用バッファに保存し、OLT15へは送信せず、BBU/RRH29からDataを受信するまで、予約レポートを保持する。
ONU21は、BBU/RRH29からDataを受信する前に、OLT15から帯域が割り当てられ、Gateにより送信タイミングが通知された場合、予約レポートを送信せずに、Reportによって次の時間の帯域を要求する。Dataを受信するまで、この動作を繰り返す。
次に、ONU21は、BBU/RRH29からDataを受信した場合、予約レポート用バッファから予約レポートを破棄する。そして、BBU/RRH29からDataを受信した後に、Gateにより送信タイミングが通知されたときに、OLT15に対してDataを送信する。
このように、実施例2によれば、PONシステムにおけるDBAに要する時間を削減することが可能となる。その結果、上り伝送の低遅延化を図ることが可能となる。
実施例1、実施例2では、ONU21に予約レポート専用バッファが必要となるが、実施例3、実施例4では、予約レポート専用バッファを用いずに帯域予約を実現する。図6Aは、ONUからOLTへ予約レポートを送信しても、データがONUに届く前にOLTからONUへGateが届いてしまい、低遅延化を実現できない場合を示す図である。BBU/RRH29は、ポーリング周期を認識しない場合、ONU21に予約レポートを送信しても、データがONU21に届く前にOLT15からGateが届いてしまうと、ONU21はOLT15予約レポートを送信してしまうこととなる。こうなると、バッファに存在するデータが無くなってしまい、データが届いても、次のポーリング周期まで、待機しなければならなくなる。実施例3および後述する実施例4は、この課題を解消するものである。
図6Bは、実施例3のシーケンスチャートである。実施例3では、ONU21におけるバッファ21bの送信データ用バッファ21b−1、MAC部21cにおけるトラヒックを受信する機能、バッファ21bの状況に基づいてOLTに対して上り帯域を要求する機能を使用する。また、実施例3では、BBU/RRH(基地局装置)29のMAC部29bにおけるUEからの帯域要求を受信する機能、UE毎の送信割り当てを行なうスケジューラとしての機能、各UEへ送信割り当て情報を通知する機能、送信割り当て情報に基づいて予約レポートの作成および上位側へ送信する機能を使用する。
図6Bにおいて、任意のONU21の配下に接続されたBBU/RRH29は、配下のUE33からDataを受信するタイミングより早いタイミングで予約レポートをONU21へ送信する。ここで、予約レポートは、ONU21からOLT15へ一度に送信できるトラヒック量よりも多いものとする。
ONU21は、予約レポートを受信した場合、OLT15から受信するGateに従い、帯域要求(Report)を送信する。OLT15は、ONU21からのReportに従い、送信帯域を割り当て、Gateで通知する。ONU21は、このGateに従い、予約レポートを送信する。ONU21は、一度で予約レポートのすべてを送信しきれないため、一部の予約レポートを送信すると共に、次の帯域をOLT15に要求する。
BBU/RRH29は、ONU21が予約レポートをOLT15に送信する間に、UE33から到着したDataをONU21へ送信する。ONU21は、予約レポートに続いて、DataをOLT15に送信する。
なお、ONU21は、BBU/RRH29からDataが来るまでの間、予約レポートを複数回送信するように構成してもよい。
このように、実施例3によれば、BBU/RRH29は、ONU21からOLT15へ一度に送信できるトラヒック量よりも大きいトラヒック量の予約レポートを、ONU21に送信するので、ONU21は、OLT15に対し、最大の帯域を要求すると共に、送信しきれなかった分の帯域を確保することができる。また、ONU21は、OLT15から送信タイミングが通知されたときに、予約レポートの一部をOLT15に送信すると共に再度帯域要求を行ない、OLT15から次の送信タイミングが通知されたときに、残りの予約レポートおよび基地局装置から受信したデータをOLT15に送信するので、上り伝送の低遅延化を図ることが可能となる。
図7は、実施例4のシーケンスチャートである。実施例4では、ONU21におけるバッファ21bの送信データ用バッファ21b−1、MAC部21cにおけるトラヒックを受信する機能、バッファ21bの状況に基づいてOLTに対して上り帯域を要求する機能を使用する。また、実施例4では、基地局装置の29のMAC部29におけるUEからの帯域要求を受信する機能、UE毎の送信割り当てを行なうスケジューラとしての機能、各UEへ送信割り当て情報を通知する機能、送信割り当て情報に基づいて予約レポートの作成および上位側へ送信する機能を使用する。
図7において、任意のONU21の配下に接続されたBBU/RRH29は、配下のUE33からDataを受信するタイミングより早いタイミングで予約レポートをONU21へ送信する。データの量は、実施例3とは異なり、ONUからOLTへ一度で送信可能な帯域である。このため、実施例4では、複数回、予約レポートを送信して帯域を確保する。
ONU21は、予約レポートを受信した場合、OLT15から受信するGateに従い、帯域要求(Report)を送信する。OLT15は、ONU21からのReportに従い、送信帯域を割り当て、Gateで通知する。ONU21は、このGateに従い、予約レポートを送信する。
図7に示すように、実施例4では、DBA処理時間(帯域割当時間およびOLTとONUとの往復遅延時間)以内に、再度、予約レポートを送信する。予約レポートを送信する間隔は、ONU21において、バッファ(送信データ用バッファ21b−1)で予約レポートをONUが受信してからOLTに送信されるまでの時間よりも短いため、複数の予約レポートが重複してバッファに保存されることとなる。このように、BBU/RRH29からONU21へ、複数回、予約レポートを送信することによって、継続して帯域を確保することが可能となる。
BBU/RRH29は、ONU21が予約レポートをOLT15に送信する間に、UE33から到着したDataをONU21へ送信する。ONU21は、予約レポートに続いて、DataをOLT15に送信する。
このように、実施例4によれば、BBU/RRH29は、DBA処理時間(Gate作成時間)およびOLTとONUとの往復遅延時間以内に、予約レポートを送信するので、ONU21は、OLT15に対し、継続して帯域を確保することができる。また、ONU21は、OLT15から送信タイミングが通知されたときに、基地局装置から受信したデータを予約レポートよりも優先してOLT15に送信するので、上り伝送の低遅延化を図ることが可能となる。
1 PONシステム
11 インターネット
13 BBU
15 OLT
15a PHY処理部
15b MAC部
15c 光送受信処理部
17 光ファイバ
19 光分岐器
21−1〜21−4 ONU
21a 光送受信処理部
21b バッファ
21b−1 送信データ用バッファ
21b−2 予約レポート用バッファ
21c MAC部
21d PHY処理部
23 HGW
25 UE
29(27) BBU/RRH(基地局装置)
29a PHY処理部
29b MAC部
29c RF処理部
31 UE
33 UE

Claims (19)

  1. OLT(Optical Line Terminal)と少なくとも一つのONU(Optical Network Unit)とが光分岐器を介して接続されると共に、前記ONUと少なくとも一つの基地局装置とが接続され、光ファイバ伝送を実現するPON(Passive Optical Network)システムであって、
    前記基地局装置は、
    配下の端末装置との通信手順に基づいて、前記端末装置からデータを受信する前に、前記ONUに対して、データの送信を事前に通知するための予約レポートを送信し、前記予約レポートを送信した後、前記端末装置から受信したデータを前記ONUに送信し、
    前記ONUは、
    前記基地局装置から前記予約レポートを受信した場合、前記予約レポートを予約レポート用バッファに保存し、その後、前記OLTから送信許可信号を受信したときに、前記OLTに対して帯域要求を行ない、前記基地局装置からデータを受信した後、前記OLTから送信タイミングが通知されたときに、前記データを前記OLTに送信することを特徴とするPONシステム。
  2. OLT(Optical Line Terminal)と少なくとも一つのONU(Optical Network Unit)とが光分岐器を介して接続されると共に、前記ONUと少なくとも一つの基地局装置とが接続され、光ファイバ伝送を実現するPON(Passive Optical Network)システムであって、
    前記基地局装置は、
    配下の端末装置との通信手順に基づいて、前記端末装置からデータを受信するまで、前記ONUに対して、データの送信を事前に通知するための予約レポートを1回以上送信し、前記端末装置からデータを受信したときは、前記ONUに対して前記受信したデータを送信し、
    前記ONUは、
    前記基地局装置から前記予約レポートまたは前記データを受信した場合、前記OLTから送信許可信号を受信したときに、前記OLTに対して帯域要求を行ない、前記OLTから送信タイミングが通知されたときに、前記予約レポートまたは前記データを前記OLTに送信することを特徴とするPONシステム。
  3. 前記基地局装置は、前記端末装置から受信するデータが低遅延で伝送する必要がある場合に、前記予約レポートを前記ONUに送信することを特徴とする請求項1または請求項2記載のPONシステム。
  4. 前記ONUは、前記基地局装置からデータを受信していない状態で、前記OLTから送信タイミングが通知されたときは、前記予約レポートを予約レポート用バッファに保存した状態で、前記OLTに対して再度帯域要求を行なうことを特徴とする請求項1記載のPONシステム。
  5. 前記基地局装置は、前記ONUから前記OLTへ一度に送信できるデータ量よりも大きいデータ量の予約レポートを送信し、
    前記ONUは、前記基地局装置からデータを受信していない状態で、前記OLTから送信タイミングが通知されたときは、前記予約レポートの一部を送信すると共に、未送信の予約レポートを送信データ用バッファに残している状態で、前記OLTに対して再度帯域要求を行なうことを特徴とする請求項2記載のPONシステム。
  6. 前記ONUは、前記基地局装置からデータを受信するまで、1回以上の予約レポートを受信し、前記基地局装置からデータを受信していない状態で、前記OLTから送信タイミングが通知されたときは、送信データ用バッファに残っている予約レポートに基づいて、前記OLTに対して再度帯域要求を行なうことを特徴とする請求項2記載のPONシステム。
  7. 前記ONUは、前記OLTから周期的に受信するGateメッセージを配下の基地局装置に通知し、
    前記基地局装置は、前記通知されたGateメッセージで示されるポーリング周期に基づいて、前記端末装置からデータを受信する第1のタイミングとその後にGateメッセージを受信する第2のタイミングとの期間が、予め定められた閾値よりも大きいか否かを判定し、前記判定の結果、前記期間が前記閾値よりも大きい場合は、前記第2のタイミングで通知されるGateメッセージの一つ前のGateメッセージの直前に前記予約レポートを前記ONUに送信することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載のPONシステム。
  8. 前記基地局装置は、前記判定の結果、前記期間が前記閾値よりも小さい場合は、前記予約レポートを送信せず、前記第1のタイミングで前記端末装置から受信したデータを前記ONUに送信することを特徴とする請求項7記載のPONシステム。
  9. 前記ONUは、前記基地局装置からデータを受信したときに、前記予約レポート用バッファに保存してある予約レポートを破棄することを特徴とする請求項1または請求項4記載のPONシステム。
  10. OLT(Optical Line Terminal)と少なくとも一つのONU(Optical Network Unit)とが光分岐器を介して接続されると共に、前記ONUと少なくとも一つの基地局装置とが接続され、光ファイバ伝送を実現するPON(Passive Optical Network)システムに適用される基地局装置であって、
    前記ONUおよび配下の端末装置と通信を行なう通信インタフェースと、
    前記端末装置との通信手順に基づいて、前記端末装置からデータを受信する前に、前記ONUに対して、データの送信を事前に通知するための予約レポートを送信し、前記予約レポートを送信した後、前記端末装置から受信したデータを前記ONUに送信するMAC部と、を備えることを特徴とする基地局装置。
  11. 前記MAC部は、
    前記ONUから通知されたGateメッセージで示されるポーリング周期に基づいて、前記端末装置からデータを受信する第1のタイミングとその後にGateメッセージを受信する第2のタイミングとの期間が、予め定められた閾値よりも大きいか否かを判定し、前記判定の結果、前記期間が前記閾値よりも大きい場合は、前記第2のタイミングで通知されるGateメッセージの一つ前のGateメッセージの直前に前記予約レポートを前記ONUに送信することを特徴とする請求項10記載の基地局装置。
  12. 前記MAC部は、前記判定の結果、前記期間が前記閾値よりも小さい場合は、前記予約レポートを送信せず、前記第1のタイミングで前記端末装置から受信したデータを前記ONUに送信することを特徴とする請求項11記載の基地局装置。
  13. OLT(Optical Line Terminal)と少なくとも一つのONU(Optical Network Unit)とが光分岐器を介して接続されると共に、前記ONUと少なくとも一つの基地局装置とが接続され、光ファイバ伝送を実現するPON(Passive Optical Network)システムに適用されるONUであって、
    前記OLTおよび配下の基地局装置と通信を行なうONU用通信インタフェースと、
    データの送信を事前に通知するための予約レポートを保存する予約レポート用バッファと、
    前記基地局装置から前記予約レポートを受信した後、前記OLTから送信許可信号を受信したときに、前記OLTに対して帯域要求を行ない、前記基地局装置からデータを受信した後、前記OLTから送信タイミングが通知されたときに、前記データを前記OLTに送信するONU用MAC部と、を備えることを特徴とするONU。
  14. OLT(Optical Line Terminal)と少なくとも一つのONU(Optical Network Unit)とが光分岐器を介して接続されると共に、前記ONUと少なくとも一つの基地局装置とが接続され、光ファイバ伝送を実現するPON(Passive Optical Network)システムに適用されるONUであって、
    前記OLTおよび配下の基地局装置と通信を行なうONU用通信インタフェースと、
    前記基地局装置からデータの送信を事前に通知するための予約レポートまたはデータを受信した場合、前記OLTから送信許可信号を受信したときに、前記OLTに対して帯域要求を行ない、前記OLTから送信タイミングが通知されたときに、前記予約レポートまたは前記データを前記OLTに送信するONU用MAC部と、を備えることを特徴とするONU。
  15. 前記ONU用MAC部は、前記OLTから周期的に受信するGateメッセージを配下の基地局装置に通知することを特徴とする請求項13または請求項14記載のONU。
  16. 前記ONU用通信インタフェースは、前記基地局装置から、前記OLTへ一度に送信できるデータ量よりも大きいデータ量の予約レポートを受信し、
    前記ONU用MAC部は、前記基地局装置からデータを受信していない状態で、前記OLTから送信タイミングが通知されたときは、前記予約レポートの一部を送信すると共に、未送信の予約レポートを送信データ用バッファに残している状態で、前記OLTに対して再度帯域要求を行なうことを特徴とする請求項15記載のONU。
  17. 前記ONU用通信インタフェースは、前記基地局装置からデータを受信するまで、1回以上の予約レポートを受信し、
    前記ONU用MAC部は、前記基地局装置からデータを受信していない状態で、前記OLTから送信タイミングが通知されたときは、送信データ用バッファに残っている予約レポートに基づいて、前記OLTに対して再度帯域要求を行なうことを特徴とする請求項15記載のONU。
  18. OLT(Optical Line Terminal)と少なくとも一つのONU(Optical Network Unit)とが光分岐器を介して接続されると共に、前記ONUと少なくとも一つの基地局装置とが接続され、光ファイバ伝送を実現するPON(Passive Optical Network)システムの伝送方法であって、
    前記基地局装置において、
    配下の端末装置との通信手順に基づいて、前記端末装置からデータを受信する前に、前記ONUに対して、データの送信を事前に通知するための予約レポートを送信するステップと、
    前記予約レポートを送信した後、前記端末装置から受信したデータを前記ONUに送信するステップと、
    前記ONUにおいて、
    前記基地局装置から前記予約レポートを受信した場合、前記予約レポートを予約レポート用バッファに保存するステップと、
    前記OLTから送信許可信号を受信したときに、前記OLTに対して帯域要求を行なうステップと、
    前記基地局装置からデータを受信した後、前記OLTから送信タイミングが通知されたときに、前記データを前記OLTに送信するステップと、を少なくとも含むことを特徴とする伝送方法。
  19. OLT(Optical Line Terminal)と少なくとも一つのONU(Optical Network Unit)とが光分岐器を介して接続されると共に、前記ONUと少なくとも一つの基地局装置とが接続され、光ファイバ伝送を実現するPON(Passive Optical Network)システムの伝送方法であって、
    前記基地局装置において、
    配下の端末装置との通信手順に基づいて、前記端末装置からデータを受信するまで、前記ONUに対して、データの送信を事前に通知するための予約レポートを1回以上送信するステップと、
    前記端末装置からデータを受信したときは、前記ONUに対して前記受信したデータを送信するステップと、
    前記ONUにおいて、
    前記基地局装置から前記予約レポートまたは前記データを受信した場合、前記OLTから送信許可信号を受信したときに、前記OLTに対して帯域要求を行なうステップと、
    前記OLTから送信タイミングが通知されたときに、前記予約レポートまたは前記データを前記OLTに送信するステップと、を少なくとも含むことを特徴とする伝送方法。
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